■映画鑑賞まとめ■

 

12月、第2週(2024.12.9~2024.12.15)

 


■クラブゼロ / CLUB  ZERO

 

■オススメ度

 

カルトの怖さを体感したい人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2024.12.10(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:Club Zero(持続可能な断食を推奨するクラブ)

情報:2023年、オーストリア&イギリス&ドイツ&フランス&デンマーク、110分、G

ジャンル:持続可能な断食を推奨する教師に感化される生徒を描いたブラックコメディ&スリラー

 

監督:ジェシカ・ハウスナー

脚本:ジェシカ・ハウスナー&ジェラルディン・バヤール

 

キャスト:

ミア・ワシコウスカ/Mia Wasikowska(ノヴァク先生/Ms Novak:持続的な断食を提唱する教師)

 

クセニア・デブリン/Ksenia Devriendt(エルサ/Elsa:ノヴァクの生徒、自制心を鍛えたい)

ルーク・バーカー/Luke Barker(フレッド/Fred:ノヴァクの生徒、健康的な食事、糖尿病)

フローレンス・ベイカー/Florence Baker(ラグナ/Ragna:ノヴァクの生徒、脂肪を落としたい、トランポリン)

サミュエル・D・アンダーソン/Samuel D Anderson(ベン・ベネディクト/Ben:ノヴァクの生徒、奨学金を取りたい)

グウェン・カラント/Gwen Currant(ヘレン/Helen:ノヴァクの生徒、環境保護に関心)

 

シセ・バベット・クヌッセン/Sidse Babett Knudsen(ドーセット先生/Ms. Dorset:「The Tallent Campus」の校長)

アミール・エル=マスリ/Amir El-Masry(ダール先生/Mr. Dahl:フレッドのバレエの先生)

 

Amanda Lawrence(ベネディクト夫人/Ms. Benedict:ベンの母、シングルマザー)

Sam Hoare(フレッドの父、フレッドを残して家族で出張中)

エルザ・ジルベスタイン/Elsa Zylberstein(エルサの母)

マチュー・ドゥミ/Mathieu Demy(エルサの父)

Lukas Turtur(ラグナの父、ヴィーガン)

Keeley Forsyth(ラグナの母)

 

■映画の舞台

 

ヨーロッパのどこか

エリート校「The Tallent Campus」

 

ロケ地:

イギリス:オックスフォード

セント・キャサリンズ大学/St Catherine’s College

https://maps.app.goo.gl/ndYKqh68CfWbFETZ6

 

■簡単なあらすじ

 

エリート校「The Tallent Campus」では、生徒たちに栄養学を学ばせたいという父母会の強い要望によって、ノヴァクという女性教師が採用された

彼女は「Fasting Tea(断食茶)」などをプロデュースしていて、「意識的な食事」というものを提唱していた

 

彼女の授業を受けることになったのは、自制心を身につけたいエルサ、糖尿病を患うフレッド、スポーツのために体重を落としたいラグナ、奨学金のために参加するベン、環境保護の観点から興味を持ったヘレンなどが参加することになった

ノヴァクは自身の提案をわかりやすい言葉で説明し、生徒たちに自主的に「意識的な食事」というものをさせていく

 

だが、有害な食事をしないとか、資本主義の犠牲にならないというあたりまでは賛同できた生徒も、単一食事(Mono Diet)や「断食」に入ると脱落者が出てきた

それでも5人はノヴァクを信じてついていくのだが、子どもたちの異変に気付いた父母たちは校長のドーセットに様子を伺いにきてしまう

 

校長はノヴァクの提唱する理論を支持している立場で、父母たちの心配を意に介さない

だが、あるオペラ観劇ににてノヴァクと生徒が親密な関係であることがバレてしまい、思わぬ方向へと進んでしまうのである

 

テーマ:洗脳と啓蒙

裏テーマ:自主性の抑制

 

■ひとこと感想

 

映画の予告編からヤバい内容だろうなあと思っていたら、案の定、直視できないシーンも登場する作品となっていました

冒頭から「行動統制」と「摂食障害」に関する注意喚起が登場し、それでも映倫区分Gというのは大丈夫なのかと思ってしまいました

エログロはないけど、PG12が妥当な内容のように思えます

 

映画は、持続的な断食を目指すノヴァクの精神に感化される生徒たちという感じで、当初は懐疑的だった生徒も率先して行動に移して行く様子が描かれます

理屈っぽいことを並べていますが、実際には中身スッカスカで、あれで騙されるのは情弱な人か、深く物事を考えられない人のように思います

 

ノヴァクの手法は、生徒たちの自主性を重んじて、そのタイミングに寄り添うというものでしたね

いわゆる良き相談相手となりつつ、絶対的な支配者になっていくのですが、その過程が絶妙のように思います

両親たちは絶妙な距離感を保っているように見えて自分の思想の押し付けをしているように見えるのですが、それはノヴァクが引き算の接し方をしているからかな、と感じました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】クラブゼロ / CLUB ZERO【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/99291/review/04549546/

 

公式HP:

https://klockworx-v.com/clubzero/


■ホワイトバード はじまりのワンダー

 

■オススメ度

 

ナチス映画に興味のある人(★★★)

『ワンダー 君は太陽』が好きな人(ほとんど関係なし)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2024.12.11(TOHOくずはモール)

 

■映画情報

 

原題:White Bird

情報:2024年、アメリカ、121分、G

ジャンル:心を閉ざした孫に昔話を聞かせる祖母を描いたヒューマンドラマ

 

監督:マーク・フォースター

脚本:マーク・ボンバック

原作:R・J・パラシオ『Wihte Bird: A Wonder Story』

Amazon Link(原作:英語版)→ https://amzn.to/4gmiKVc

Amazon Link(原作:日本語訳)→ https://amzn.to/3OFOLLV

 

関連作品:『ワンダー 君は太陽』

Amazon Prime Video(字幕版)→ https://amzn.to/3CXacW5

 

キャスト:

ヘレン・ミレン/Helen Mirren(サラ・ブロム/Grand-mère:ジュリアンのアルバンスの祖母、画家)

   (15歳時:アリエラ・ブレイザー/Ariella Glaser

   (5~8歳時:Laura Hudeckova

   (25~40歳時:Tabea Lara Riek

 

オーランド・シュワート/Orlando Schwerdt(ジュリアン・ボーミエ/Julien Beaumier:サラの同級生、ポリオで足が不自由な少年、同級生からトゥルトー(カニ)とからかわれる少年)

ジリアン・アンダーソン/Gillian Anderson(ヴィヴィアン・ボーミエ/Vivienne Beaumier:ジュリアンの母)

ジョー・ストーン=フューイングス/Jo Stone-Fewings(ジャン・ポール・ボーミエ/Jean Paul Beaumier:ジュリアンの父)

 

イーシャイ・ゴーラン/Ishai Golan(マックス・ブロム/Max Blum:サラの父、外科医)

オリヴィア・ロス/Olivia Ross(ローズ・ブロム/Rose Blum:サラの母、数学教師)

ブライス・ガイザー/Bryce Gheisar(ジュリアン・アルバンス/Julian Albans:ビーチャー・プレップ校を退学になった元生徒、現ヤーテ高でサラの孫)

 

Patsy Ferran(ムル・プティジャン/Mlle Petitjean:サラとジュリアンの担任の先生)

Stuart McQuarrie(リュック牧師/Pastor Luc:サラとジュリアンの学校の校長)

 

ジェム・マシューズ/Jem Matthews(ヴィンセント/Vincent:サラの同級生で想い人、のちに民兵団に所属)

Jordan Cramond(ジェローム/Jerome:ヴィンセントの友人)

 

Vladimír Javorský(ジョルジュ/Georges:映画館のオーナー、ジュリアンの雇い主)

 

Miroslav Táborský(ムッシュ・ラフルール/Monsieur Lafleur:ボーミエ家の隣人)

Zuzana Hodkova(ラフルール夫人/Madame Lafleur:ボーミエ家の隣人)

 

Priya Ghotane(ラミヤ/Rahmiya:ヤーテ高の女生徒、社会正義クラブ)

Teagan Booth(ディロン/Dillon:ジュリアンを気にかけるヤーテ高の生徒)

 

■映画の舞台

 

フランス:オートロワール県

オーベルヴィリエ・オ・ボア村&村ダヌヴィリエ(モデルはル・シャンボン==シュルリニョン)

https://maps.app.goo.gl/1GnrEtM9vLSH9HXd6?g_st=ic

 

アメリカ:ニューヨーク

 

ロケ地:

チェコ:

クトナー・ホラ/Kutna Hora

https://maps.app.goo.gl/BWtRJwTRYVGinPDz7

 

ホレショフ/Holesov

https://maps.app.goo.gl/trhJYegw8tjZUMwV9

 

プラハ/Prague

https://maps.app.goo.gl/WXj41DNaTKMGMqEv5

 

■簡単なあらすじ

 

前作にてクラスメイトをいじめて退学になったジュリアンは、アメリカのニューヨークの高校に転校していた

転校しても友達はおらず、母が友人同士ということで、母の命令で声をかける生徒ぐらいだった

 

1週間過ぎた頃、突然ジュリアンの元に祖母のサラがやってきた

サラは画家としてニューヨークのメトロポリタン美術館で個展が予定されていて、いち早くパリからやってきていた

ジュリアンの様子を心配し、彼がまだ自分の行いを正確に把握していないことに気づいたサラは、かつて自分を助けてくれた恩人のことを話し出す

 

時は1942年、フランスはナチスに占領され、サラたちの一家もその影に怯えるようになっていた

学校にもドイツ軍がやってきて、ユダヤ人というだけで、店にも入れなくなってしまう

そんな折、サラはいじめられているクラスメイトのジュリアンと関わりを持つことになったのである

 

テーマ:想像力は自由

裏テーマ:命を賭けて守るもの

 

■ひとこと感想

 

『ワンダー 君は太陽』は名作ですが、あの作品がなぜ名作になっているのかは、本作がどこに光を当てているかでわかると思います

前作では、オギー自身だけではなく、彼女の姉ヴィアにもフォーカスが当たっていました

そして、今回はオギーをいじめて退学になったジュリアンの物語となっていました

 

本作は、ほぼジュリアンの祖母サラの回想録で、ジュリアンの出番はほとんどありません

サラが彼に何を聞かせようとしていたのかというところがメインで、それによってジュリアンの行動が変わるという内容になっています

 

前作を観ていなくても問題なく、ジュリアンが「いじめで退学になったけど反省していない」ということさえわかればOKでしょう

そして、冒頭で描かれるように、「普通でいること」の意味を考えるきっかけになると思います

学生生活は一度しかなく、何と関わって熱量を上げるかというのはとても大切で、この映画を観終わっても「普通の意味が変わらない人」は、もう少しだけその意味を咀嚼した方が良いかもしれません

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】ホワイトバード はじまりのワンダー【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/96563/review/04551796/

 

公式HP:

https://whitebird-movie.jp/


■ロボット・ドリームズ

 

■オススメ度

 

切ない友情物語が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2024.12.12(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題: Robot Dreams

情報:2023年、スペイン&フランス、102分、G

ジャンル:ひとりぼっちのドックと友だちロボットの交流を描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:パブロ・ベルヘル

原作:サラ・バロン『Robot Dreams』

Amazon Link(原作グラフィックノベル:洋書)→ https://amzn.to/4g9el8l

 

登場キャラクター:

(ドッグ/Dog:マンハッタンに住む一人暮らしの犬)

(ロボット/Robot:ドッグが注文するロボット、Amica2000)

 

■映画の舞台

 

1980年代、

アメリカ:ニューヨーク州

マンハッタン

 

■簡単なあらすじ

 

マンハッタンに住むドックは、一人暮らしを満喫していたが、どこか物悲しく思っていた

向かいのビルのカップルを見ては羨ましく思い、家族連れを見ては物思いに更けていた

 

ある日のこと、テレビCMにて「Amica2000」というロボットのCMを見たドッグは、それを購入することになった

ロボットが届いて組み立てたドッグは、彼と一緒に街を散策することになった

 

海開きも始まっていて、ビーチに出た二人は、他の家族連れたちと一緒にはしゃぎ回った

疲れ果てたドッグはロボットとともに砂浜でうたた寝していたが、気がつけば夕暮れに差し掛かっていた

 

ドッグはロボットを連れて帰ろうとするものの、ロボットは錆びついてしまい、全く動かすことはできなかった

試行錯誤するものの、全く動かすことができなかったドッグは諦めて、翌日に出直すことになった

だが、修理道具を揃えて向かうものの、ビーチは閉鎖されていて中に入ることができない

役所に取り入っても相手にされず、無理やり忍びこもうとして捕まってしまう

ドッグはやむを得ずに来年の海開きを待つことになった

 

テーマ:心の隙間を埋めるもの

裏テーマ:孤独と向き合う夢の正体

 

■ひとこと感想

 

公開からかなり時間が経過していて、観ようかどうしようか悩んでいたのですが、ようやく時間ができたことで鑑賞することになりました

前編セリフなしの作品で、原作のグラフィックノベルをそのまま動かしているような作品になっています

原作だと短編なので、色々と肉付けした物語になっていました

 

映画は、ドッグが孤独感に耐えきれずに友達ロボットを購入するという導入があり、至福の時間を過ごすけれど、離れざるを得なくなるという内容になっていました

ここからが本編になっていて、離れ離れになった二人が相手を思いながら何を考えるかというものが主題となっていました

 

映画のタイトルは『ロボット・ドリームズ』ということで、主にロボットが見た方の夢が主題に直結しているのでしょう

ざっくりとお花畑でミュージカルが2回ほどあったような感じがしましたが、それ以上にドッグが見る夢の方が印象が強かったように思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】ロボット・ドリームズ【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100268/review/04554148/

 

公式HP:

https://klockworx-v.com/robotdreams/


■はたらく細胞

 

■オススメ度

 

体内について興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.12.13(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2024年、日本、110分、G

ジャンル:不摂生な父とそれを心配する娘の体内を描いたアクション映画

 

監督:武内秀樹

脚本:徳永友一

原作:清水茜『はたらく細胞(講談社)』

原作:清水茜&原田重光&初嘉屋一生『はたらく細胞BLACK(講談社)』

 

Amazon Link(ふしぎ図鑑)→ https://amzn.to/3Bot9kc

Amazon Link(オフィシャルブック)→ https://amzn.to/3BnEpgE

Amazon Link(原作コミック『はたらく細胞』)→ https://amzn.to/4itwJKq

Amazon Link(原作コミック『はたらく細胞BLACK』→ https://amzn.to/4f77NFS

Amazon Link(原作関連検索)→ https://amzn.to/4ixn19W

 

キャスト:

永野芽郁(赤血球AE3803:酸素を体内に届ける役目を担う不器用な赤血球)

   (赤芽球期:鈴木凛子

 

佐藤健(白血球/好中球1146:ウイルスなどを排除するベテラン白血球)

   (骨髄球期:草刈桜空

 

芦田愛菜(漆崎日胡:父を心配する高校生)

   (幼少期:野田あかり

阿部サダヲ(漆崎茂:日胡の父)

遊井亮子(漆崎祐子:日胡の母)

 

加藤清史郎(武田新:日胡の憧れの先輩)

 

鶴見辰吾(七條健太郎:血液の専門医)

光石研(運送会社の社長、茂の上司)

 

山本耕史(キラーT細胞:リンパ球、免疫細胞の主力部隊)

仲里依紗(NK細胞:異物除去の先陣、単独攻撃可能)

松本若菜(マクロファージ:抗原、免疫情報探知、赤血球指導員)

染谷将太(ヘルパーT細胞:侵入者対策を決める司令官)

板垣李光人(輸血で移動する新米赤血球)

加藤諒(体外に排出される先輩赤血球)

マイカ・ピュ(血小板のリーダー)

深田恭子(肝細胞:解毒担当のリーダー)

 

片岡愛之助(肺炎球菌:毒性の強い細菌)

新納慎也(化膿レンサ球菌:常在菌)

小沢真珠(黄色ブドウ球菌:感染症を引き起こす細菌)

 

Fukase(謎の細胞)

 

DJ KOO(神経細胞)

塚本高史(白血球の指導員)

鳳蘭(赤色脊髄のシスター)

一ノ瀬ワタル(外肛門括約筋のリーダー)

荒岡龍星(内肛門括約筋)

 

岩川晴(白血球1146に憧れる骨髄芽球)

 

■映画の舞台

 

漆崎父娘の体内

 

ロケ地:

山梨県:甲府市

幸せの丘 ありあんす

https://maps.app.goo.gl/TC9phRkAi8xwqStR6?g_st=ic

 

神奈川県:横浜市

新横浜ラーメン博物館

https://maps.app.goo.gl/xW27KMq1fbffu4y76?g_st=ic

 

千葉県:松戸市

松戸高校

https://maps.app.goo.gl/h8SYuKUEHyKqLF7n9?g_st=ic

 

千葉県:鴨川市

鴨川シーワールド

https://maps.app.goo.gl/qBTai31Xcqbuz48HA?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

母を亡くしてから父・茂と暮らしてきた日胡は、不摂生を正すために食生活を気にかけていた

勉強して医学部に入るという夢を持ちながら、先輩の武田に恋をしていた

 

そんな日胡の体内では、赤血球や白血球が常に働いていて、病原菌が侵入しては追い払うという日々を送っていた

一人前の赤血球になろうと努力するAE3803は不器用ながらも酸素を細胞へと運んでいたが、彼女の周囲では常に病原体の攻撃が止まなかった

 

そんな時には、白血球1146が現れて敵を倒し、時にはヘルパーT細胞の命令でキラーT細胞が現れ、またある時には単独で敵を攻撃するNK細胞などもいた

思わぬ怪我をした時には、血小板グループが膜を張り、そこに赤血球と白血球がくっついて防御壁になったりと、彼らは休む間もなく働き続けていた

 

そんなある日、白血球になり損ねた細胞を巡り、ある事件が勃発してしまう

それによって、日胡は倒れてしまい、病床に臥すことになったのである

 

テーマ:繋がれていく意思

裏テーマ:体を労る方法

 

■ひとこと感想

 

アニメも原作も知らぬまま、予告編の情報だけで鑑賞

親子が登場していて、どっちの体内の話かなとか思っていましたが、面白いように切り替わっていきました

知っていることもあれば知らないこともあるという感じで、大人でも新しい発見がある作品になっていました

 

映画では、細胞の寿命とかは無視した状態で進んでいきますが、そこはツッコンではダメなところだと思います

なまじ知識がありすぎると違和感があるのですが、メッセージ性を考えると、あえてそうしていることがわかります

むしろ、リアルに作りすぎると物語にはならず、単なる工場見学になってしまうのですね

 

物語は、不器用な赤血球目線で話が進み、体を守るための様々な細胞たちが登場します

エキストラの数がすげえなあと思いながら、CGでマシマシにでもしないと統率が取れないように思えました

 

鑑賞後にはちょっと節制したくなりますし、体を労わりたくなってしまいますね

煙とアルコールに塗れている人にとっては、耳の痛い映画になっているので、無理にでも家族一緒に鑑賞した方が良いんじゃないかなあと思ってしまいました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】はたらく細胞【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/99128/review/04556433/

 

公式HP:

https://wwws.warnerbros.co.jp/saibou-movie/


■ふしぎ駄菓子屋 銭天堂

 

■オススメ度

 

原作漫画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.12.13(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

情報:2024年、日本、104分、G

ジャンル:ふしぎな駄菓子に魅了された人々の顛末を描いたヒューマンドラマ

 

監督:中田秀夫

脚本:吉田玲子

原作:廣嶋玲子(作)& jyajya(絵)

Amazon Link(原作関連検索)→ https://amzn.to/49A3q4U

 

キャスト:

天海祐希(紅子:ふしぎな駄菓子を売る「」銭天堂の店主)

カール(墨丸:紅子が飼っている黒猫)

 

大橋和也(等々力小太郎:小学校の新米教師)

   (幼少期:黒木将盛

 

伊原六花(相田陽子:小太郎の想い人、ファッション誌「エレガンス」の編集者)

山本未來(浅井真美子:「エレガンス」の編集長)

渡邊圭祐(本郷隼人:「エレガンス」の編集部員、陽子の先輩)

荒井玲良(吉野由美:編集部員)

鮎川桃果(ミドリ:編集部員)

 

平澤宏々路(等々力まどか:小太郎の妹、美術予備校生)

   (幼少期:清水悠乃

田中里衣(等々力紀子:小太郎の母)

竹森千人(小太郎の父)

 

伊礼姫奈(如月百合子:まどかの友人、美大予備校生)

 

白山乃愛(大野藍花:小太郎の生徒、ものまねタレント志望)

番家天嵩(水野雄太:小太郎の生徒、テストで良い点を取りたい)

今濱夕輝乃(氷室こずえ:小太郎の生徒、同級生から告白される生徒)

菊池爽(尾谷龍介:モテモテになりたい男子)

宝辺花帆美(小柴琴音:小太郎の生徒)

浅井菜望(柊めぐみ:龍介に気がある生徒)

斉藤應之介(東雲慎吾:小太郎の生徒)

 

じろう(有馬みつお:小太郎の同僚教師)

 

上白石萌音(よどみ:たたりめ堂の店主)

(不幸虫:よどみが集める虫)

 

■映画の舞台

 

関東近郊のどこかの街

わかば南小学校

 

ロケ地:

栃木県:宇都宮市

宇都宮オリオン商店街

https://maps.app.goo.gl/ffbHg4Ea26F4tSZ39?g_st=ic

 

東京都:渋谷区

ブルーレーベル&ブラックレーベル・クレストブリッジ原宿本店

https://maps.app.goo.gl/7P1nEQ6UNa4Z2V7C9?g_st=ic

 

東京都:中央区

豊岩稲荷神社

https://maps.app.goo.gl/1VLYhu3DNZUnsvYn8?g_st=ic

 

東京都:世田谷区

Cafe +8101

https://maps.app.goo.gl/PWd5fUPETd2rkmA46?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

母校にて小学5年生の担任になった小太郎は、大学時代の後輩・相田陽子のことを思い続けていた

久々の再会に色めき立つものの、陽子は仕事のことで悩んでいて、小太郎には何もできなかった

 

小太郎のクラスでは、ある噂が流れていて、それは路地裏にある秘密の駄菓子屋・銭天堂のことだった

そのお店では、願い事を叶えてくれる駄菓子が売っていて、それによって願いを叶えた生徒がいた

 

そんな折、陽子は銭天堂へと辿り着き、そこで「おしゃれケフレ」を買うことになった

陽子は編集部の中で実績を上げたいと考えていて、そのためにはもっとセンスを磨かなければならないと考えていた

駄菓子の力を借りた陽子は見違えるようになったものの、さらにそれ以上を求め始めてしまう

 

陽子は再び銭天堂を探し始めるものの、その路地の先には奇妙な洞窟しかなかった

そして、そこを潜り抜けた先には、たたりめ堂と言う、強烈な欲望を叶える駄菓子を売っている店があったのである

 

テーマ:きっかけと継続

裏テーマ:利他の願いがもたらすもの

 

■ひとこと感想

 

漫画もアニメもまったく見ていなかったのですが、脚本が吉田玲子さんと言うことで気になって参戦

思いっきり子ども向けなんだろうなあと思っていたら、超絶子ども向けの内容になっていました

願いを叶えるけど、そこには裏設定があるみたいなところは、某猫型ロボットが出す道具のようですが、このパターンは鉄板級の設定のように思いました

 

ほとんどの人が自分本位の願いを叶える中で、それを内側に向けようとする人も現れていきます

さらには、自分ごとではない願いまで登場するのですが、このバランスが絶妙だったように思えました

 

先払いの銭天堂と後払いのたたりめ堂と言う設定も面白くて、より大きな対価を得られるのが後払いというのは面白いと思います

ほとんど予想通りの展開になっていきますが、だからこそ安心して見られるというところもあるのでしょう

難点なのは演技力の差がありすぎるところで、学芸会に毛が生えたようなシーンも多くて、どうにかならなかったのかなと思ってしまいました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】ふしぎ駄菓子屋 銭天堂【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100902/review/04556435/

 

公式HP:

https://zenitendo-movie.jp/


■クレイヴン・ザ・ハンター

 

■オススメ度

 

MCU関連なら観る人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.12.14(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Kraven the Hunter(死を運ぶ狩人)

情報:2024年、アメリカ、127分、G

ジャンル:百獣の王の力を得た男の活躍を描くアクション映画

 

監督:J・C・チャンダー

脚本:アート・マーカム&マット・ホロウェイ&リチャード・ウェンク

原作:スタンリー&スティーヴ・ディッコ『クレイヴン・ザ・ハンター』

 

Amazon Link(関連検索)→ https://amzn.to/4gwHtWV

 

キャスト:

アーロン・テイラー=ジョンソン/Aaron Taylor-Johnson(セルゲイ・クラヴィノフ/Sergei Kravinoff=クレイヴン/Kraven:名家の跡取り、ライオンに襲われて能力を持つ青年)

   (若年期:リーヴァイ・ミラー/Levi Miller

フレッド・へッキンジャー/Fred Hechinger(ディミトリ・スメルジャコフ/Dmitri Smerdyakov=カメレオン/Chameleon:セルゲイの弟)

   (若年期:ビリー・バラット/Billy Barratt

 

ラッセル・クロウ/Russell Crowe(ニコライ・クラヴィノフ/Nikolai Kravinoff:兄弟の父、マフィアのボス)

 

アリアナ・デボーズ/Ariana DeBose(カプリソ/Calypso:ヨーロッパ協会の弁護士、少女期にセルゲイを助けた少女)

   (若年期:Diaana Babnicova

Susan Aderin(クリプソの祖母、ブードゥー教徒)

 

アレッサンドロ・ニヴォラ/Alessandro Nivola(アレクセイ・シツェビッチ/Aleksei Sytsevich aka=ザ・サイ/The Rhino:ライノに変身する裏社会の男)

チ・ルイス・パリー/Chi Lewis-Parry(ビッグ・ライノ/Big Rhino:アレクセイの変身後)

トム・リード/Tom Reed(バート/Bert:アレクセイの助手)

 

クリストファー・アボット/Christopher Abbott(ザ・フォーリナー:クレイヴンを追う謎の殺し屋)

 

ユーリー・コロコリニコフ/Yuri Kolokolnikov(セミョン・チョーニィ/Semyon Chorney:キーロフギャングのボス、刑務所を牛耳る男)

 

Michael Shaeffer(アンドレ・ラヴィーン/Andre:密猟者のリーダー)

 

Murat Seven(オメル・オズデミール/:Ömer Özdemir:アレクセイに雇われたトルコ人暗殺者)

 

Dritan Kastrati(オレクサンデル/Oleksander:アレクセイに雇われた誘拐犯)

 

Anita-Jou Uwajeh(アリヤ・キマニ/Dr. Aliya Kimani:クレイヴンの医師)

Damola Adelaja(バハリ・ガマ/Bahari Gama:ニコライの狩猟仲間)

Guillaume Delaunay(マフェ/Mafe:刑務所の同室の男)

Elizabeth Appleby(エリー:貨物機のパイロット)

Roderick Hill(バーナム/Barnum:情報屋)

 

■映画の舞台

 

ロシア:

イギリス:ロンドン

北タンザニア

アメリカ:ニューヨーク

 

ロケ地:

トルコ:

トラブゾン/Trabzon

https://maps.app.goo.gl/3aC1cQNxEYH5UKCh8?g_st=ic

 

イギリス:ロンドン

ロンドン・ウォール/London Wall

https://maps.app.goo.gl/fuESmAWQy3ZJakGG8?g_st=ic

 

イギリス:ウェールズ

カーディフ/Cardiff

https://maps.app.goo.gl/4Wn7BXnajc1RwW2Y7?g_st=ic

 

 

アイスランド:

ミー湖/Lake Myvatn

https://maps.app.goo.gl/SnPDa2Cc2pzNmACd7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

マフィアの息子として育ったセルゲイとディミトリは、母の死後に引き取られ、裏社会の人間となるべく訓練を受けることになった

セルゲイもディミトリも父親には嫌気を差していたが逆らうことはできなかった

 

ある日のこと、授業を切り上げて父に呼び出された二人は、そのまま北タンザニアへと連れて行かれることになった

父はザーと呼ばれるライオンを仕留めることを夢見ていて、それがライフワークとなっていた

 

だが、その狩りの場にてザーと対面することになったセルゲイは、何もできないままに襲われてしまう

ライオンに連れていかれたセルゲイだったが、そこに偶然現れた少女カリプソによって助けられた

カリプソは祖母から貰った秘薬をセルゲイに使い、それによって彼は生きながらえることになった

そして彼は、内なるパワーを獲得し、密猟者たちを始末していくのである

 

テーマ:生命の頂点

裏テーマ:支配と懐柔

 

■ひとこと感想

 

原作のことはほとんど知らずに鑑賞

どうやらスパイダーマンのディランのようで、その誕生譚ということになっていました

百獣の王ライオンの能力を受け継いだという感じに描かれていますが、ライオンの能力って一体なんなんだろうと思ってしまいます

 

映画は、父親に反発する息子二人を描いていて、長男を跡取りにすることを決めていて、次男が割を食っているという関係になっていました

セルゲイは父と袂を分つことになり、弟は取り残されるのですが、なぜか裏社会の教育を受けているのにレストランのピアニストをしていたりします

そこで歌声を似せられるという特技が登場し、それがのちの能力になるのですが、映画ではそのさわりだけを描いていました

 

アクション映画ではありますが、地味なdラマの部分が多く、セルゲイが力を発揮するところはあまり多くありません

鳥に話しかけられて意を決するというのもよくわかりませんが、彼が自分を「クレイヴン」と呼んでいる理由がわかりませんでした

どうやら自称のようで、死を運ぶ狩人という意味なのですが、その由来までは語られていません

原作を読めばわかるのかしれませんが、肝心な説明はないんだなあと思ってしまいました

 

↓詳しいレビューはこちらから

鋭意、執筆中にて、今しばらくお待ちくださいませ

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/99688/review/04559266/

 

公式HP:

https://www.kraven-movie.jp/

アバター

投稿者 Hiroshi_Takata

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA