■映画鑑賞まとめ■

 

8月、第1週(2023.8.1〜2023.8.6

 


シモーヌ フランスに最も愛された政治家

 

■オススメ度

 

シモーヌ・ヴェイユに興味のある人(★★★★)

記憶の旅系の映画が好きな人(★★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.8.1(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題Simone, le voyage du siècle(シモーヌ:世紀を跨いだ旅)、英題:Simone Veil, A Woman of the Century(シモーヌ:世紀を跨いだ女性)

情報:2022年、フランス、140分、G

ジャンル:実在のフランスの政治家であるシモーヌ・ヴェイユの半生を描いた自伝映画

 

監督&脚本:オリヴィエ・ダアン

 

キャスト:

エルザ・ジルベルスタイン/Elsa Zylbersteinシモーヌ・ヴェイユ/Simone Veil:フランスの政治家)

   (若年期:レベッカ・マルデール/Rebecca Marder

   (10歳時:Lucie Usal

 

エロディ・ブシェーズ/Elodie Bouchez(イヴォンヌ・ジェイコブ/Yvonne Jacob:シモーヌの母)

Bruno Georis(アンドレ・ジェイコブ/André Jacob:シモーヌの父)

 

Justith Chemla(マドレーヌ・ジェイコブ/ミルー/Milou Jacob:シモーヌの姉)

   (15歳時:Dali Jaspard

Bastien Bouillon(ピエール・ジャンポルスキー/Pierre Jampolsky:ミルーの恋人→夫)

 

Claudine Vincent(ドゥニーズ・ヴェルネ/Denise Vernay:シモーヌの姉、レジスタンスに参加、84歳)

   (14歳時:Lilou Kintgen

Max Libert(ジャン・ジェイコブ/Jean Jacob:シモーヌの兄、18歳時)

   (12歳時:Tanguy Mercier

 

オリヴィエ・グルメ/Oliver Gourmet(アントワーヌ・ヴェイユ/Antoine Veil:シモーヌの夫)

   (若年期:Mathieu Spinosi

 

Alain Guillo(ジャン・ヴェイユ/Jean Veil:シモーヌの長男、57〜59歳)

   (41歳時:Philéas Vassily

   (20歳時:Leopold Buchsbaum

   (11歳時:Tanguy Casalis

   (5歳時:Yossef Berdan

Jules Porier(クロード・ニコラ・ヴェイユ:シモーヌの長女、19歳時)

   (14歳時:Aurélien Feron

   (10歳時:Léon Monnier

   (4歳時:Zéphyr Elis

Cédric Weber(ピエール=フランソワ・ヴェイユ/Pierre-François Veil:シモーヌの次女)

   (14歳時:Antoine Glemain

   (8歳時:Gaël Raës

 

Jacky Nercessianエドガール・フォール/Edgar Faure:フランスの国会議員、下院国民会議の議長)

Philippe Dusseauジャック・シラク/Jacques Chirac:フランスの政治家、当時の首相)

Pascal Elso(ウジューヌ・クラウディス・プティ/Eugène Claudius-Petit:フランスの政治家、中絶に反対も法案に賛成するキーマン)

Stephen Szekely(ジャン=マリー・ダイエ/Jean-Marie Daillet:フランスの政治家、ヴェイユ法に反対する議員、「人間の胚が火葬場かゴミ箱に捨てられる」発言)

Jean-Luc Porraz(エマニュエル・アメル/Emmanuel Hamel:フランスの政治家、ヴェイユ法に反対し、胎児の心音を聞かせた議員)

 

Bertrand Combe(アンドレ・ジークフリート/Andre Siegfried:フランス政治学院の教授、アントワーヌの教授)

Gills-VincentKapps(ピエール=アンリ・テジャン/Pierre-Henri Teitgen:MRP党の設立者)

Antoine Levannier(ミシェル・ド・ボワシュー/Michel de Boissieu:パリ政治研究所の講師、シモーヌが教えを乞う教授)

Philippe Lelloucheセルジュ・クラルスフェルト/Serge Klarsfeld:シモーヌの父と兄の行方を知らせる歴史学者)

 

Lucie Rouxel(ジネット・コリンカ/Ginette Cherkasky :シモーヌのホロコースト時代の友人)

(中年期:Laurence Côte

Esther Valding(マルスリーヌ・ローゼンバーグ/Marceline Rozenberg:シモーヌのホロコースト時代の友人)

   (中年期:Sylvie Testud

 

Philippe Torreton(アンドレ・ペルドリオ/André Perdriau:アルジェリア訪問時のシモーヌの協力者)

Antoine Chappey(ジャン・エミール=ジャネッソン/Jean-Émile Jeannesson:フランスのジャーナリスト)

Patrice Morel(セルジュ・モアティ/Serge Moati:アウシュヴィッツ訪問を打診するジャーナリスト)

Marie Brayルイーズ・ワイス/Louise Weiss:女性参政権運動「新しい女性」を立ち上げたジャーナリスト)

 

■映画の舞台

 

1974年〜2006年頃

フランス:パリ

 

フランス:ニース

https://maps.app.goo.gl/eAHB9kJYgJauqmuKA?g_st=ic

 

ドイツ:シュトゥットガルト

https://maps.app.goo.gl/s2GgCWJRDJaZtq1H7?g_st=ic

 

ポーランド:

アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所

https://maps.app.goo.gl/HkjeSLHJcRNvGHM29?g_st=ic

 

イスラエル

 

ロケ地:

フランス:

La Ciotat/ラ・シオタ

https://maps.app.goo.gl/CRk2iHpiyJ5GCpsk9?g_st=ic

 

フランス:パリ

 

フランス:

Strasbourg/ストラスブール

https://maps.app.goo.gl/syaBKRcN3pxfPwVP8?g_st=ic

 

ハンガリー:ブダペスト

 

■簡単なあらすじ

 

2007年頃、フランスの政治家シモーヌ・ヴェイユは、自身の自伝本を書くために、あるビーチを訪れていた

夫のアントワーヌと激動の時代を振り返りながら、「心のままに書けば良い」とアドバイスをもらう

浜辺で遊んでいる孫娘たちを眺めながら、シモーヌはニースで過ごした幼少期に思いを馳せていた

 

シモーヌは「ヴェイユ法」と呼ばれる女性の人工中絶を合法化に尽力し、政界内に多くの敵味方がいる激しい政治家だった

だが、彼女はゲシュタポに連行され、アウシュヴィッツにて強制収容された過去があった

母イヴォンヌ、姉ミルーと共に支え合いながら生きてきて、姉ドゥニーズはレジスタンスとして戦っていた

 

戦後になっても「強制収容所にいたこと」は公言できない雰囲気になっていて、無言を貫くことを強要されていく

そんな中、シモーヌは弁護士になる夢を叶えるために学校に行き、そこで生涯の伴侶となるアントワーヌに出会うことになったのである

 

テーマ:貫くべき信念

裏テーマ:記憶の旅が見せる人生

 

■ひとこと感想

 

フランスの政治はともかく、女性の人工中絶に関して調べたことがある人ならば、この人の名前を知らない人はいないと思います

アウシュヴィッツの経験を語った公人としても有名で、その激動の人生をどうまとめるのかにとても興味がありました

 

映画は、シモーヌが自伝を書くために「記憶を思い出す」というスタンスになっていて、時系列が激しく揺れ動いていきます

それでも、意外なほどに混乱することはなく、幼少期(ニース)、青春期(パリ→ドイツ→ポーランド)、戦後(パリ→ストラスブール→イスラエル)→老後(ニース?)という感じに流れていきます

 

とにかく情報量が多い作品で、彼女の年表を頭に入れておくか、当時のフランスの政治の流れを頭に入れておかないとパンクしてしまいます

キャスト欄を作るのが地獄の作業で、全部をまとめきれませんでしたが、概ね気になる人物に関しては辿れるのではないでしょうか

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】シモーヌ:フランスに最も愛された政治家【後半:ネタバレあり】

 

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658km、陽子の旅

 

■オススメ度

 

ロードムービーが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.8.1(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

情報:2022年、日本、113分、G

ジャンル:父の葬式に行くためにヒッチハイクで故郷を目指す女性を描いたヒューマンドラマ

 

監督:熊切和嘉

脚本:室井孝介&浪子想

 

キャスト:

菊地凛子(陽子:帰省途中で置き去りにされてヒッチハイクで故郷を目指す女性、42歳)

 

竹原ピストル(工藤茂:陽子の従兄)

原田佳奈(茂の妻)

池谷美音(工藤春海:茂の娘)

阿久津将真(工藤海人:春海の弟)

 

オダギリジョー(工藤昭政:若き日の陽子の父)

 

黒沢あすか(立花久美子:陽子を乗せる毒舌のシングルマザー、デザイン会社勤務)

見上愛(小野田リサ:人懐こい女の子、ヒッチハイカー)

浜野謙太(若宮修:陽子を乗せる怪しいライター)

 

吉澤健(木下登:陽子を乗せる心優しい夫婦)

風吹ジュン(木下静江:登の妻)

仁村紗和(八尾麻衣子:静江の知り合いの移住してきた女性)

 

篠原篤(水野隆太:陽子を乗せる寡黙な地元民)

松藤史恩(水野健太:隆太の息子)

鈴木馨太(健太の兄、陽子をバイクに乗せる青年)

 

■映画の舞台

 

東京のどこか

 

栃木県:下都賀郡

みぶハイウェイパーク

https://maps.app.goo.gl/WDAWmhoaA6kmN4u5A?g_st=ic

 

道の駅しもつけ

https://maps.app.goo.gl/RqTfiorTHN7YbHo97?g_st=ic

 

道の駅みかも

https://maps.app.goo.gl/xqJghQAV8SabSvv88?g_st=ic

 

福島県:郡山市&相馬市

大洲海岸

https://maps.app.goo.gl/MnBnmEPGE61T3LGF6?g_st=ic

 

宮城県:

 

岩手県:岩手郡

道の駅くずまき高原

https://maps.app.goo.gl/tgmMreV6zJHVXs3n9?g_st=ic

 

青森県:弘前市

松木平駅

https://maps.app.goo.gl/6AbS829os15hHTwu5?g_st=ic

 

ロケ地:

上記と同じ

 

千葉県:千葉市

ホテル・ファミー

https://maps.app.goo.gl/i69zj3z4vXZ92htFA?g_st=ic

 

東京都:世田谷区

関東中央病院

https://maps.app.goo.gl/KjEvD1oAvfWKKmTA9?g_st=ic

 

 

■簡単なあらすじ

 

東京在住の陽子は、就職氷河期に直面したフリーターで、42歳になっても自堕落な生活を続けていた

ある日、従兄の茂が彼女の家を訪ねてくる

聞けば、疎遠の父が亡くなったとのことで、葬式のために弘前に向かうとのことだった

 

陽子は渋々荷物をまとめて、茂一家の車に乗り込む

妻とはしゃぐ娘・春海と息子・海人で賑わう中、休憩がてら栃木県のPAに入った

だが、海人がPA内で怪我をしてしまい、陽子が休憩所から帰ると、茂一家は病院に向かってしまっていた

 

出る直前に携帯を壊してしまった陽子は茂に連絡が取れず、実家に電話をするもののうまく繋がらない

そこで陽子は、ヒッチハイクをしながら、実家へと向かうことになったのである

 

テーマ:過去との再会

裏テーマ:強制的引きこもり解除

 

■ひとこと感想

 

TVか何かで取り上げられていて、しかもファーストディということもあって、久しぶりに満席の映画館で鑑賞することになりました

アップリンク最前列は冷房直撃で一見さんには厳しい世界ですが、隣の人が耐えていましたねえ

反対側のお爺さんの笑いのツボがズレていて、少しばかりおかしかったりしました

 

映画は、いわゆるロードムービーで、父の葬式のために弘前に帰ろうとしたら、栃木あたりで従兄一家と逸れて路頭に迷うという展開を迎えます

ヒッチハイクでPAをわたり歩き、色んな人たちと出会う系の物語で、途中で被災地を巡るという流れになっています

 

一人を除き、良い人ばかりが登場するのですが、キャストを眺めるだけで、善人と悪人がなんとなく読めるというスタンスになっています

いやあ、ハマり役ではありますが、それにしてもゲスい展開になっていました

 

物語は、人とふれあって行く中で、自分を取り戻して行くのですが、人の話を聞いていた陽子が、自分の話を語りだすという流れを汲みます

おそらく、環境のせいにしてきた自分を戒める旅になっていますが、そこまで劇的な変化にはなっていないところがリアルに感じました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】658km、陽子の旅【後半:ネタバレあり】

 

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https://culture-pub.jp/yokotabi.movie/


古の王子と3つの花

 

■オススメ度

 

切り絵風のアニメーションが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.8.2(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:Le pharaon, le sauvage et la Princesse(ファラオ、野蛮人、そして王女)

情報:2022年、フランス&ベルギー、83分、G

ジャンル:3つの物語を通じて、古代を学ぶ少年たちを描いたアニメーション映画

 

監督&脚本:ミッシェル・オスロ

 

キャスト:

アイサ・マイガ/Aïssa Maïga(語り手、ツアーガイド)

 

【Pharaon!:ファラオ】

オスカル・ルサージュ/Oscar Lesage(タヌエカマニ:ナサルサと結婚したいクシュ王国の王子)

クレール・ドゥ・ラリュドゥカン/Claire de la Rüe du Can(ナサルサ:タヌエカマニの想い人、絶世の美女)

Annie Mercier(結婚に反対のナサルサの母)

 

【Le Beau Sauvage:美しき野生児】

オスカル・ルサージュ/Oscar Lesage(美しき野生児:親に見放された幼い王子)

Patrick Rocca(領主:王子の父)

ディディエ・サンドル/Didier Sandre Michel Elias(公爵/囚われ人)

 

【La Prinsesse des rose et la Prince des beignets:薔薇の王女と揚げ菓子の王子】

オスカル・ルサージュ/Oscar Lesage(宮廷を追われる王子/揚げ菓子の王子)

クレール・ドゥ・ラリュドゥカン/Claire de la Rüe du Can(薔薇の王女)

Olivier Claverie(君主:王女の父)

 

セルジュ・バグダサリアン/Serge Bagdassarian(揚げ菓子を注文する大宰相)

セルジュ・バグダサリアン/Serge Bagdassarian(揚げ菓子店の店主)

 

【吹き替え版】

道井悠(語り手)

八代目 市川新之助(美しき野生児の少年時代)

石井マーク(タヌエカマニ/美しき野生児/揚げ菓子の王子)

小見川千明(ナサルサ/バラの王女)

 

■映画の舞台

 

クシュ王国(古代エジプト)

オーベルニュ(中世フランス)

中世トルコ

 

■簡単なあらすじ

 

あるツアーにて、子どもたちに物語をねだられた語り手は、3つの物語を話すことになった

 

ひとつ目は、古代エジプトにあったクシュ王国の物語で、絶世の美女ナサルサと結婚したい王子タヌエカマニが、ファラオとなるためにエジプトを制覇する物語

 

ふたつ目は、中世のフランス・オーベルニュを舞台にした、囚人と少年の物語

 

みっつ目は、近世のトルコを舞台にした、揚げ菓子職人になった元王子と、その揚げ菓子を気に入った王女との逃避行を描いた物語

 

それぞれの物語が、色鮮やかな色彩、時には影絵などの効果的なアニメーションによって紡がれていく

 

テーマ:人を繋げるのは優しさ

裏テーマ:成し遂げるために差し出すもの

 

■ひとこと感想

 

時間が合わずに吹き替え版を鑑賞

それほど違和感なく見れましたが、3つの物語の主要キャストを同じ人が演じているので、声だけ聞いていたら、一つの物語に見えてしまいます

 

映像美が主体で、物語は童話のような感じになっていて、設定としては子どもたちの遺跡ツアー(修復中の何かを見学している)にて、ツアーガイドが語るという内容になっています

 

物語は、優しさが目的を達成するという感じになっていて、それぞれの物語で無闇な流血は起こりません

でも、ベースになった時代背景は、目的=暴力の世界なので、それをアップデートしている感覚がありますね

 

子どもたちに流血の歴史を聞かせることも重要ですが、このような寓話において、人を変えていけるのは人の心だと伝えることも大事なことなんだと思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】古の王子と3つの花【後半:ネタバレあり】

 

 

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https://child-film.com/inishie/


イノセンツ

 

■オススメ度

 

静かなサイキックスリラーが好きな人(★★★)

大友克洋『童夢』を読んだことがある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.8.3(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題De uskyldige(無実の)、英題:The Innocents(無邪気な)

情報:2021年、ノルウェー&デンマーク&フィンランド・スウェーデン、117分、PG12

ジャンル:引越し先で不思議な力を持つ子どもたちと出会う姉妹を描いたサイキックスリラー

 

監督&脚本:エスキル・フォクト

 

キャスト:

ラーケル・レノーラ・フレットゥム/Rakel Lenora Fløttum(イーダ:自閉症の姉の世話をさせられる少女、妹)

アルバ・プリンスモ・ラームスタ/Alva Brynsmo Ramstad(アナ:非言語的自閉症の少女、イーダの姉)

 

サム・アシュラフ/Sam Ashraf(ベン:イーダと仲良くなる不思議な力を操る少年)

ミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム/Mina Yasmin Bremseth Asheim(アイシャ:アナと通じ合う同じ団地に住む少女)

 

エレン・ドリト・ピーターセン/Ellen Dorrit Petersen(アンリエッタ:イーダとアナの母)

モーテン・シュバルトベイト/Morten Svartveit(ニルス:イーダとアナの父)

 

Kadra Yusuf(アイシャの母)

Lisa Tønne(ベンの母)

 

■映画の舞台

 

ノルウェー:オスロ

Svarttjern/スヴァルトジェルン

https://maps.app.goo.gl/jYtpBp16WBtNVmR3A?g_st=ic

 

ロケ地:

上記に同じ

 

■簡単なあらすじ

 

オスロ郊外の団地に引っ越してきたイーダとその家族は、夏休み休暇中ということもあって、まったりと過ごしていた

イーダには非言語性自閉症の姉アナがいて、いつも彼女の世話係をさせられていた

 

引越しの荷物を運んだあと、イーダは団地の前にある池に向かう

そして、その池の対岸から少年の視線を感じていた

 

その少年は別の棟に住むベンで、彼には不思議な力があった

念じれば、軽いものなら動かせるというもので、イーダはすぐに彼と友達になる

 

一方その頃、アナはある少女の気配を感じていた

その少女は別の棟に住むアイシャと言い、母と二人暮らしをしている

アイシャもアナの気配を感じ、そしてアナの住む部屋へとやってくる

ドア越しに相手を確認しあった二人は、その日からテレパシーのような交信をすることができるようになったのである

 

テーマ:純真なる攻撃

裏テーマ:好奇心と承認欲求

 

■ひとこと感想

 

ノルウェー発のサイキックスリラーで、読んだことがある人なら真っ先に『童夢』を思い出してしまうと思います

能力を得た少年少女の探究心と承認欲求が共鳴し合う展開で、それが増幅していく様子が描かれていました

 

画面上は凄く地味なのですが、子どもたちの視線や表情で複雑な流れを描いている作品なので、妙な緊張感がありました

空を飛んだり、ビームを発したりすることはありませんが、ラストシーンにおける攻撃の共鳴は恐ろしいものがあります

 

冒頭から小動物を◯する流れになっているので、ペットを飼っている人は要注意の内容ですね

動物愛護団体からクレームが来そうな案件ですが、直接描写がないのでセーフでしょうか

同じ能力を持っても、ベンになるかアナになるかは分かりませんが、ベンになってしまう可能性の方が高いように思えてしまいますね

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】イノセンツ(ノルウェーの映画)【後半:ネタバレあり】

 

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トランスフォーマー ビースト覚醒

 

■オススメ度

 

シリーズのファンの人(★★★)

でっかいロボットが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2023.8.4(MOVIX京都 ドルビーシネマ 3D

 

■映画情報

 

原題:Transformers: Rise of the Beasts(トランスフォーマー:野獣の目覚め)

情報2023年、アメリカ、127分、G

ジャンル:惑星を飲み込むほどの脅威に立ち向かうロボット&人間を描いたファンタジーアクション映画

 

監督スティーブン・ケイブル・Jr

脚本ジョビー・ハロルド&ダニエル・メテイヤー&ジョシュ・ピーターズ&エリック・ホーバー&ジョン・ホーバー

 

キャスト:

アンソニー・ラモス/Anthony Ramos(ノア・ディアス:ブルックリン在住の元軍用電子機器の専門家)

ドミニク・フィッシュバック/Dominique Fishback(エレーナ・ウォレス:博物館のインターン、研究者になるのが夢)

ディーン・スコット・バスケス/Dean Scott Vazquez(クリス・ディアス:ノアの弟、鎌状赤血球症罹患者)

 

【オートボット】

ピーター・カレン/Peter Cullen(オプティマスプライム:地球に身を潜めているレジスタンスのリーダー、FLAセミトラック)

ピート・デヴィンソン/Pete Davidson(ミラージュ:オートボットの変幻自在のスパイ、ノアと仲良くなる)

ライザ・コッシー/Liza Koshy(アーシー:オートボットのスナイパー、ドゥカティ916バイク)

ジョン・ディマジオ/John Di Maggio(ストラトスフィア:オートボットの航空兵、フェアチャイルドC-119)

クリスト・フェルナンデス/Cristo Fernández(ホイールジャック:オートボットの科学者&整備士、フォルクスワーゲン)

音声合成(バンブルビー:オートボットの偵察兵、シボレーカマロ)

 

【マクシマル】

デヴィッド・ソボロフ/David Sobolov(エンプリンク:マキシマルのリーダー、マウンテンゴリラ)

ロン・パールマン/Ron Perlman(オプティマスプライマル:マクシマルのリーダー、ニシローランドゴリラ)

ミシェル・ヨー/Michelle Yeoh(エアレイザー:マキシマルの戦士、ハヤブサ)

 

【テラーコン】

ピーター・ディンクレイジ/Peter Dinklage(スカージ:ユニクロンの忠実な部下、テラーコンのリーダー、ピータービルト359)

コルマン・ドミンゴ/Colman Domingo(ユニクロン:テラーコンのリーダー、惑星を喰らう絶対的君主)

 

【ペルー:アマル族】

ルーカス・ワランカ/Lucas Huarancca(アマル:マクシマルズを助ける部族の長)

 

【吹き替え版】

中島健人(ノア・ディアス)

仲里依紗(エレーナ・ウォレス)

玄田哲章(オプティマスプライム)

藤森慎吾(ミラージュ)

ファイルーズあい(アーシー)

武内駿輔(ホイルジャック)

チョー(ストラスフィア)

子安武人(オプティマスプライマル)

本田貴子(エアレイザー)

高木渉(チーター)

大塚明夫(エイプリンク)

飛田展男(スカージ)

柚木涼香(ナイトバード)

三宅健太(バトルトラップ)

山路和弘(ユニクロン)

 

■映画の舞台

 

1994年、

アメリカ:ニューヨーク州

ブルックリン

 

ペルー:マチュピチュ

https://maps.app.goo.gl/c77AkLDghePzjuRQA?g_st=ic

 

ロケ地:

アメリカ:ロサンゼルス

 

ペルー:マチュピチュ

 

ペルー:クスコ

https://maps.app.goo.gl/Sjo6Qty57YSSetaq5?g_st=ic

 

ペルー:タラポト

https://maps.app.goo.gl/uocd1AaopXWbCXrp9?g_st=ic

 

ペルー:サンマルティン

https://maps.app.goo.gl/9obfwTPV2FZRzYTVA?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

太古の昔、銀河系から遥か彼方の惑星では、ユニクロンによる侵略が起きていて、対抗するマクシマルのリーダー・エイプリンクは、オプティマスプライマルたちにトランスワープ・キーを託して犠牲になった

 

それから長い年月が過ぎた地球では、弟クリスの治療費のために働き口を探しているノアがいたが、どこも雇ってももらえず、悪友リークの甘い話に誘われてしまう

それは、高級ホテルの駐車場にずっと停まっているポルシェを盗み出すことで、ノアは金のために実行犯になることを決意する

 

一方その頃、博物館ではインターンのエレーナが「ハヤブサの形をした謎のオーパーツ」の研究に勤しんでいた

それを調べていると、外殻のようなものが剥がれ落ち、中からは不思議な光を放つ物体が入っていた

それが、マクシマルたちが守ってきたトランスワープ・キーだったのである

 

テーマ:一人の力とみんなの力

裏テーマ:リーダーの資質

 

■ひとこと感想

 

アニメ時代の『トランスフォーマー』からの生粋のファンで、『ビーストウォーズ』に関しては年齢もあってスルーした世代でしたが、胸熱の展開が続いていきます

古代の遺跡から謎のオーパーツが見つかり、それによって地球にピンチが訪れます

身を隠していたオートボットもそのエネルギーを感知し、それぞれが目的にためにキーを奪い合う展開になっていました

 

映画は、CGアクションをどう楽しむかという内容だったので、迷わずにドルビー3Dの最前列で鑑賞

爆音と機械音、チョイスされるゴキゲンなナンバーで大満足の2時間でしたね

なお、物語はうーんという感じですが、端折り過ぎている部分があるのかなと思います

 

キーをどうするか問題とリーダーとはどうあるべきかという難題が降りかかり、オートボット代表VS人類の代表が運命を凌ぎ合うという展開になっていましたね

ある意味、ノアがリーダーになるための第一歩を歩み出したという感じで、人間側の主人公の誕生譚のようにも思えます

物語は予定調和でオチまで見えてしまう系ですが、映像を楽しめればそれでOKなのかなと思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】トランスファーマー:ビーストの覚醒【後半ネタバレあり】

 

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投稿者 Hiroshi_Takata

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