■映画鑑賞まとめ■

 

9月、第4週(2023.9.18〜2023.9.24

 


ダンサー・イン・Paris

 

■オススメ度

 

ダンス映画が好きな人(★★★)

再生の物語が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2023.9.19(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:En corps(精神に対する肉体という意味)

情報2022年、フランス&ベルギー、118分、G

ジャンル:怪我をしてバレエの道を閉ざされた女性が新しい生き方を手に入れる様子を描いたヒューマンドラマ

 

監督セドリック・クラピッシュ

脚本セドリック・クラピッシュ&サンティアゴ・アミゴレーナ

 

キャスト:

マリオン・バルボー/Marion Barbeau(エリーズ・ゴーティエ:夢を失ったバレリーナ)

   (6歳時:Lou Oysel

   (12歳時:Chloé Hoffmann

 

ホフェッシュ・シェクター/Hofesh Shechter(本人役、コンテンポラリーダンスのサークル主宰者)

メディ・バキ/Mehdi Baki(本人役、コンテンポラリーダンサー)

ロバンソン・カサリーノ/Robinson Cassarino(本人役、コンテンポラリーダンサー)

Marion Gautier de Charnacé(アデル:エリーズの友人、コンテンポラリーダンサー)

 

ドゥニ・ポダリデス/Denis Podalydès(アンリ:エリーズの父、弁護士)

Muriel Zusperreguy(エリーズの母)

 

ミュリエル・ロバン/Muriel Robin(ジョジアーヌ:レジエンスの経営者)

 

スエリア・ヤクーブ/Souheila Yacoub(サブリナ:エリーズの旧友、元バレリーナ)

ピオ・マルマイ/Pio Marmaï(ロイック:出張レストランのシェフ、サブリナの彼氏)

 

フランソワ・シヴィル/François Civil(ヤン:エリーズの理学療法士)

アレクシア・ジョルダーノ/Alexia Giordano(アナイス:エリーズの親友、バレリーナ)

 

■映画の舞台

 

フランス:パリ&ブルターニュ

 

ロケ地:

フランス:モルビアン県

Réminiac/レミニアック(エリーズの実家)

https://maps.app.goo.gl/pU4aCtgtHcoddYp2A?g_st=ic

 

Brittany/ブルターニュ(エリーズの住処)

https://maps.app.goo.gl/cqvJtQfoJcKMPohBA?g_st=ic

 

Presqu’île de Quiberon/ギブロン半島(レジデンスの場所)

https://maps.app.goo.gl/DPoBpDXUZcWzrc5v5?g_st=ic

 

フランス:パリ

Théâtre du Châtelet/シャトレ座(バレエの劇場)

https://maps.app.goo.gl/s1M6JLat6w5ajWqG7?g_st=ic

 

Grande Halle de la Villette Place de la Fontaine-aux-Lions/ヴィレット・グランドホール(コンテンポラリーの劇場)

https://maps.app.goo.gl/Wk1i66E2ZyNUaGhZ7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

若きバレエダンサーのエリーズは、劇団のエトワールとして活躍していたが、恋人ジュリアンの裏切りに動揺して、本番中に転倒して大怪我を負ってしまう

診断の結果は思ったよりも悪く、エリーズは第二の人生探しを強いられるほどだった

父アンリは「体を使う仕事は長続きしない」と言うものの、エリーズは「まだ人生は終わっていない」と考えていた

 

ある日、バレエ仲間だったサブリナと再会したエリーズは、彼女の仕事の手伝いをすることになった

サブリナの恋人ロイックは出張料理人で、今度は怪我をしたアーティストの保養先のレジデンスに行くという

エリーズは給仕の手伝いとして参加し、そこの女主人ジョジアーヌと一緒に過ごすことになった

 

そんなレジデンスには、多くのアーティストが寝泊まりし、コーラスグループやコンテンポラリーダンスの集団もやってくる

ホフェッシュが主催するグループには、かつてのバレリーナ仲間のアデルもいて、懐かしい気持ちになりながらも、踊れない鬱積を重ねていく

だが、ある時、練習相手のいないロバンソンを手伝ったことをきっかけに、エリーズはそのグループの練習に参加することになったのである

 

テーマ:挫折と再起

裏テーマ:身体が表現するもの

 

■ひとこと感想

 

バレリーナが怪我をして、恋人に裏切られて踏んだり蹴ったりというふれ込みは知っていましたが、その復帰先がコンテンポラリーダンスというのは驚きましたね

予告編でもバレエではない何かを踊っていたのはわかりましたが、何かのリハビリかと思っていました

 

映画は、ダンサーの挫折と復活を描いていて、エリーズの人生の転機を追いかけていきます

たくさんのダンサーが登場し、ダンスシーンのクオリティは最高で、衣装なしで踊っても様になるのは凄かったですね

コンテンポラリーダンスも見応えがありましたが、様式がない分、ちょっと戸惑ってしまう部分もありました

 

物語としてはベタな構成で、第二の人生に向き合うか否かという葛藤を描いています

バレエとコンテンポラリーダンスは対極のように思えますが、身体を使って何かを表現するというところは同じ

身体をうまく使える人にとっては、方法の違いがあっても、同じように訴求できるだけの下地があるのだなと思わされます

 

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【映画感想】ダンサー・イン・Paris【後半:ネタバレあり】

 

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アリスとテレスのまぼろし工場

 

■オススメ度

 

ファンタジックな物語が好きな人(★★★)

インナーマインドの世界に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2023.9.19(TOHOシネマズ二条)

 

■映画情報

 

情報2023年、日本、111分、G

ジャンル:街の中心的存在の工場の事故によって、異世界に封印された人々を描いたファンタジー映画

 

監督&脚本&原作岡田磨里

 

キャスト:(声の出演)

榎木淳弥(菊入正宗:女っぽく見られることに抵抗のない高校生、絵が好き)

 

上田麗奈(佐上睦実:正宗を嫌う女子高生)

久野美咲(五実:睦実が匿っている謎の少女)

 

八代拓(笹倉大輔:ムードメイカー的な正宗の友人)

畠中祐(新田篤史:クールな正宗の友人)

小林大紀(仙波康成:夢を持つ正宗の友人)

 

齋藤彩夏(園部裕子:正宗に心を奪われるクラスメイト)

河瀬茉希(原陽菜:新田に想いを寄せるクラスメイト)

藤井ゆきよ(安見玲奈:陽菜の親友のクラスメイト)

 

佐藤せつじ(佐上衛:睦実の父、工場の責任者)

 

林遣都(菊入時宗:正宗の叔父、工場勤務者)

瀬戸康史(菊入昭宗:正宗の父、行方不明になった工場勤務者)

行成とあ(菊入美里:正宗の母)

多々野曜平(菊入宗司:正宗の祖父)

 

■映画の舞台

 

巨大な工場がある新見伏市(架空)

 

■簡単なあらすじ

 

工場が中心となっている海沿いの街に住んでいる高校生の正宗は、クラスメイトたちと一緒に、少し危険な遊びに興じていた

父は工場で働き、母は専業主婦で、祖父と一緒に暮らしている正宗は、学校の自己確認票を空白で提出する問題児でもあった

 

ある日、彼らが部屋で勉強をしていると、突然大きな音が鳴り響いた

窓の外を眺めると、彼方にある工場が爆発を起こしていて、その雲は何かの生き物のように見え、空はひび割れたような亀裂が入っていた

 

雲は狼のようにも、龍のようにも見え、その亀裂に噛み付くように空を修復している

正宗たちは事態が飲み込めないまま日常を過ごしていたが、その世界は季節が消え、時間さえも動かない奇妙な世界であることに気づく

そんな折、正宗はクラスメイトの睦実に連れられて、工場の秘密を知ることになったのである

 

テーマ:エネルギーの共鳴波動

裏テーマ:世界を動かすものの正体

 

■ひとこと感想

 

とにかく異世界ファンタジーに美少女が出てくるヤツですよね、という感覚で衝動鑑賞いたしました

基本的にアニメはあまり観ない方ですが、単体の劇場版だけは観るようにしています

 

本作は、ある工場の事故によって、時間の止まった世界に取り残された町民たちを描いていて、そこにいる住人の心が痛むと、空に亀裂が入るという設定になっています

とは言え、世界観の説明はあってないようなもので、単純に深層心理が作り出している世界、みたいな感じになっていましたね

それが町民の間で共通認識になっているという感じに描かれています

 

映画は、映像美と美少女と少しのエロという感じになっていて、でも内容の説明がほとんどなく、タイトルの意味も劇中ではほぼ分かりません

それでも、それを匂わすような単語が唐突に登場しているので、哲学とかが好きな人には意味が通じる世界になっていました

 

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【映画感想】アリスとテレスのまぼろし工場【後半:ネタバレあり】

 

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あしたの少女

 

■オススメ度

 

労働市場の搾取問題に興味がある人(★★★)

実在の事件を基に構成された映画に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2023.9.20(京都シネマ)

 

■映画情報

 

原題:다음 소희(次のソヒ)、英題:Next Sohee

情報2022年、韓国、138分、PG12

ジャンル:コールセンターの実習生が受けた不遇と、その真相に迫る刑事を描く社会派犯罪映画

 

監督脚本チョン・ジュリ

 

キャスト:

キム・シウン/김시은(キム・ソヒ:「Sプラスコールセンター」で働く女子高生、モデルはホン・スヨン)

 

ペ・ドゥナ/배두나(オ・ユジン:事件を捜査する刑事、チーム長)

キム・ウギョム/김우겸(ぺ刑事:ユジンの同僚刑事)

キム・テウン/김태웅(キム刑事:ユジンの同僚刑事)

ソン・ヨセプ/송요셉(刑事課長、ユジンの上司)

 

カン・ヒョン/강현오(コ・ジュンヒ:ソヒの友人、退学してBJをしている)

 

カン・ヒョノ/강현오(パク・テジュン:ソヒの先輩、彼氏)

バク・ウヨン/박우영(カン・ドンホ:ソヒのクラスメイト)

 

パク・ヒウン/박희은(ソヒの母)

キム・ヨンジュン/김용준(ソヒの父)

 

シム・ヒソプ/심희섭(イ・ジュノ:韓国通信Sプラス顧客センターのチーム長)

チェ・ヒジン/ 최희진(イ・ボラム:新しく配属されたチーム長)

 

ユン・ガイ/윤가이(イ・ジウォン:苦情を受けて退職するコールセンターのスタッフ)

チョン・スハ/정수하(ソン・ジョンイン:ソヒと同期で入る高校3年生)

イ・イニョン/이인영(ウナ:ソヒと同期で実習を受ける女子高生)

チョン・フェリン/정회린(ジュニ:ソヒと同期で実習を受ける女子高生)

 

ホ・ジョンド/허정도(ソヒの担任)

クォン・ダハム/권다함(教育庁の主務官)

ファン・ジョンミン/황정민(教育庁の奨学士)

 

■映画の舞台

 

2017年、1月23日至るまでの1ヶ月(事件のモデルはLGユープラスのLBヒューネット)

韓国:全州市

https://maps.app.goo.gl/2gv2NdcoPzyUF8Dk8?g_st=ic

 

亜重貯水池/아중저수지

https://maps.app.goo.gl/acTWNmhx9EbWrydw8?g_st=ic

 

ロケ地:

おそらく上記と同じ

 

■簡単なあらすじ

 

学校から紹介されてコールセンターの実習生として働くことになったソヒは、マニュアルを片手に初日から業務をさせられることになった

実習生にも関わらず、ノルマが課せられ、解約を申し出る顧客の対応に追われていた

 

ソヒは趣味でダンスをしていたが、多忙とストレスで余裕がなくなり、次第にレッスンにも通わなくなる

両親は大企業のコールセンターで働いていることを喜んでいたが、その実態を知る由もない

 

そんな折、ソヒに優しくしてくれたコールセンターのチーム長ジュノが会社の駐車場で練炭自殺をしてしまう

ソヒは動揺し、会社も彼の告発を嘘だという覚書を強要していく

だが、ソヒは会社の実態に疑問を抱き、ジュノの後任であるボラムと衝突を繰り返すようになっていた

 

テーマ:気づけぬ慟哭

裏テーマ:自分を守れるのは自分だけ

 

■ひとこと感想

 

内容をほぼ知らずに鑑賞し、ひょっとして「実話系?」と思いながら、過酷な現実に身を投じることになりました

コールセンターに働いている実習生が主人公かと思いきや、二部構成になっていて、後半の主人公はソヒとニアミスをした刑事になっています

 

本作は、映画公開によって事態が動いた作品と言われていて、実習生の労働実態を重くみた政府が「次のソヒを防止するために法律」というものを作ることに至っています

ほぼ実話ベースとのことで、舞台に沿った演出やロケーションになっているようですね

 

物語としては、過酷すぎる実態と言い訳ばかりする大人に嫌気が指す作品になっていて、でもこれが現実なんだろうなあと思わされるシーンが多かったように思います

誰かが助けられたのか、誰も助けられなかったのかは何とも言えないのですが、高校生に強いることではないことだけは確かなんだと感じました

 

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【映画感想】あしたの少女【後半:ネタバレあり】

 

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私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター

 

■オススメ度

 

絶縁状態の家族の物語に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.9.21(京都シネマ)

 

■映画情報

 

原題Frère et soeur(弟と姉)、英題:Brother Sister(弟と姉)

情報2022年、フランス、110分、PG12

ジャンル:絶縁状態の姉と弟の再会を描くヒューマンドラマ

 

監督アルノー・デプレシャン

脚本アルノー・デプレシャン&ジュリー・ペール

 

キャスト:

マリオン・コティヤール/Marion Cotillard(アリス:舞台女優の姉)

   (幼少期:Louise Dupuydt Lutz

メルビル・プボー/Melvil Poupaud(ルイ・ヴュイヤール:アリスの弟、詩人)

   (幼少期:Dante Six Bonamour

 

ゴルシフテ・ファラハニ/Golshifteh Farahani(フォニア・ヴュイヤール:ルイの妻、教師、ユダヤ教徒)

登場なし(ジャコブ:6歳で亡くなったルイとフォニアの息子)

 

ジュエル・キュドネック/Joël Cudennec(アベル・ヴュイヤール:アリスの父)

   (若年期:Jeremy Zylberberg

ニコレット・ピシュラル/Nicolette Picheral(マリー=ルイーズ・ヴュイヤール:アリスの母)

 

パトリック・ティムシット/Patrick Timsit(ズウィ:ルイの親友、精神科医)

 

Francis Leplay(アンドレ・ボルクマン:アリスの夫、演出家、ルイの旧友)

マックス・ベセット・ドゥ・マルグレーブ/Max Baissette de Malglaive(ジョセフ:アリスの長男)

 

バンジャマン・シクスー/Benjamin Siksou(フィデル:アリスの弟、次男)

   (幼少期:Nino Ferlay

アレクサンドル・パブロフ/Alexandre Pavloff(シモン:フィデルのパートナー)

 

コスミア・ストラタン/Cosmina Stratan(ルチア:アリスに憧れを抱くルーマニア人のファン)

 

■映画の舞台

 

フランス:ノール県

リール&ルーベ

 

ベナン:アモベイ/Amobey

https://maps.app.goo.gl/1Tcv6qQxocgKnPFf7?g_st=ic

 

ロケ地:

フランス:アリエージュ県

セイ/Seix

https://maps.app.goo.gl/kH3gE9d8FCc2jkTx6?g_st=ic

 

フランス:ノール県

ルーベ/Riubaix

https://maps.app.goo.gl/EZZDFhLf32jpHRMd9?g_st=ic

 

フランス:ノール県

リール/Lille

https://maps.app.goo.gl/JGWNaK8kU2j6c6XJ7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

フランスのリーベ地方に住んでいる舞台俳優のアリストその弟で詩人のルイは、18年間まともに向き合ったことがないほどに嫌い合っていた

息子ジャコブと一度も会わなかったことを根に持っているルイは、息子の葬式に訪れたアリスとその夫ベルグマンを追い返してしまう

 

それから5年後のある日、二人の両親は出先で事故車に遭遇し、ドライバーを助けようとする際に、後続のトラックに轢かれてしまう

母マリー=ルイーズは意識不明の重体で、父アベルも満身創痍の状況だった

 

事故を聞きつけたアリスとルイだったが、病院でも顔を合わせることを拒み、すれ違いのまま過ごしていく

父はアリスに「憎しみに囚われすぎている」と諭すものの、アリスの中で言語化できない憎しみは肥大化していて、ルイとまともに向き合うことができなかったのである

 

テーマ:確執と年輪

裏テーマ:感情の単純化

 

■ひとこと感想

 

姉と弟がいがみ合っているという情報だけを入れて鑑賞

その理由は何なのかを探りながら鑑賞していましたが、それっぽいことはあっても、明確なものはなかったように思います

 

ある日突然「嫌いになった」のですが、その言語化が進まないまま、感情だけが明確になっていて、それが残っていましたね

そして、その感情への正常化バイアスがかかることによって、さらに原因がわからなくっているように描かれていました

 

後半にシナゴーグに来たルイが心当たりに気づくのですが、その後に訪れるシーンはそれを確かめようとしていたのかなと思いました

とは言え、明確な正解がある感じではないのですが、憎むまで到達する感情というのは、一つのことが原因ではないのかなと思いました

 

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【映画感想】私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター【後半:ネタバレあり】

 

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福田村事件

 

■オススメ度

 

事件について興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2023.9.21(京都シネマ)

 

■映画情報

 

情報2023年、日本、136分、PG12

ジャンル:実在の事件をモチーフにした同調圧力と無学が生んだ悲劇を描く伝記映画

 

監督森達也

脚本佐伯俊道&井上淳一&荒井晴彦

 

キャスト:

井浦新(澤田智一:朝鮮で日本軍の蛮行を目撃した教師)

田中麗奈(澤田静子:智一の妻)

 

【福田村の住人】

東出昌大(田中倉蔵:船渡しの間男)

 

コムアイ(島村咲江:夫を亡くした妻)

MIOKO(下条トミ:夫の帰りを待つ村人)

辻しのぶ(矢島ツネ:女衆のリーダー)

 

豊原功補(田向龍一:福田村の村長)

 

柄本明(井草貞次:愛馬を愛する老人)

松浦祐也(井草茂次:貞次の息子)

向里祐香(井草マス:茂次の妻)

 

水道橋博士(長谷川秀吉:福田村在郷軍会分会の会長)

 

【讃岐の薬売り】

永山瑛太(沼部新助:薬売りの行商団のリーダー)

ミズモトカナコ(沼部ユキノ:新助の妻)

森将栄(池端喜之助:ユキノの弟)

 

コガケースケ(坂下彌市:生まれる子どもを心待ちにしている薬売りの青年)

高橋雄祐(西村厚:薬売りの青年)

浦山佳樹(高畑朝明:血気盛んな薬売りの青年)

 

杉田雷麟(藤岡敬一:大八車を引く若者)

 

生駒星汰(谷前信義:薬売りの少年)

葉山さら(川島ミヨ:信義の想い人)

 

【その他】

木竜麻生(恩田楓:千葉日日新聞の記者)

ピエール瀧(砂田伸次朗:千葉日日新聞の部長、楓の上司)

カトウシンスケ(平澤計七:逮捕される思想家)

 

■映画の舞台

 

1923年、

日本:千葉県

葛飾郡福田村

 

ロケ地:

京都市:右京区

鳥居本八幡宮

https://maps.app.goo.gl/znsraf5cmJZdq3s47?g_st=ic

 

京都府:南丹市

魔気神社

https://maps.app.goo.gl/YPhXPSHv54y15xg78?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

1923年、讃岐から関東に向けて、薬売りの旅団が出発をした

新助を筆頭に行く先々で口八丁で売り歩き、9月に入った頃には関東圏に近づいていた

 

その頃、朝鮮半島から帰国した澤田智一とその妻・静子は、列車の中で同郷に向かう未亡人・咲江と出会う

咲江はシベリアにて夫を亡くしていたが、村は英霊だ何だと褒め称えていた

だが、夫のいない間に間男の倉蔵と関係を持っていた咲江は、帰って来なくて良かったなどと陰口を叩かれていた

 

村では、新・村長に智一の親友・田向が選ばれていたが、村では在郷軍人会が勢力を強めていて、思うような政策はできていない

そんな折、関東大震災が起こり、日本国中で「有事に際して朝鮮人が悪さをする」というデマが拡散され、各自治体では自警団を設置せよと内務省から通達が走るのであった

 

テーマ:同調圧力と自己肯定

裏テーマ:変わらぬ国民性

 

■ひとこと感想

 

事件自体は詳しくありませんが、概要を知って気にはなっていました

でも、最寄りのミニシアターで「混雑してます」のアナウンスがあり、ちょっと躊躇してしまいました

パンフレットも売り切れてるんじゃないかとオンラインショップを覗いても品切れで、メルカリでは3倍以上の値段がついていましたね

良くも悪くも注目作ということで、パンフレット入手できなくてもやむを得ないとのことで敢行してまいりました

 

パンフレットに関しては、さすが京都のミニシアターということで、10冊以上の残っていてラッキーでしたね

パンフというよりはほぼ本のような感じで、後半には決定稿のシナリオが載っていましたね

 

映画は、何というか「ひたすら重い」という感じになっていて、その時が来るまでを綿密に積み上げているという印象がありました

事が起こると一瞬というのがリアルで、何気ない小競り合いから悲劇に発展していくのですが、思わぬ人物の行動が起点になっていて、これには驚かされました

 

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【映画感想】福田村事件【後半:ネタバレあり】

 

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公式HP:

https://www.fukudamura1923.jp/


ジョン・ウィック:コンセクエンス

 

■オススメ度

 

シリーズのファンの人(★)

 

■公式予告編

鑑賞日2023.9.22(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

原題:John Wick: Chapter 4

情報2023年、アメリカ、169分、R15+

ジャンル:組織に追われる凄腕暗殺者を描くガンアクション映画

 

監督チャド・スタエルスキ

脚本シェイ・ハッテン&マイケル・フィンチ

 

キャスト:

キアヌ・リーヴス/Keanu Reeves(ジョン・ウィック/ババ・ヤーガ:追われる伝説の殺し屋)

 

ドニー・イェン/Donnie Yen(ケイン:ジョン・ウィックの旧友、盲目の暗殺者)

エイミー・クワン/Aimée Kwan(ミア:ケインの娘、路上のヴァイオリニスト)

 

ビル・スカルスガルド/Bill Skarsgård(ヴィンセント・ビセット・ドゥ・グラモント侯爵:ジョン・ウィックを狙う首席連合のトップ)

マルコ・サロールMarko Zaror(チディ:グラモント侯爵の部下)

クランシー・ブラウン/Clancy Brown(ハービンジャー:首席連合の上級工作員)

 

ローレンス・フィッシュバーン/Laurence Fishburne(バワリー・キング:ジョン・ウィックを支援する地下犯罪組織のボス)

 

真田広之(コウジ・シマヅ:大阪コンチネンタルホテルの支配人、ジョンとケインの旧友)

リナ・サワムラ/Rina Sawayama(アキラ・シマヅ:浩二の娘、大阪コンチネンタルホテルのコンシェルジュ)

 

シャミア・アンダーソン/Shamier Anderson(ミスター・ノーバディ/トラッカー:ジョン・ウィックを追うバウンティハンター)

 

イアン・マクシェーン/Ian McShane(ウィンストン・スコット:ニューヨークコンチネンタルホテルの支配人、ジョンの友人)

ランス・レディック/Lance Reddick(シャロン:ニューヨークコンチネンタルホテルのコンシェルジュ)

 

スコット・アドキンス/Scott Adkins(キーラ・ハルカン:ドイツのディーラー)

ナタリア・テナ/Natalia Tena(カティア:「ルスカ・ロマ」のトップ、ジョン・ウィックの義姉)

Sven Marquardt(クラウス:悪名高い「ルスカ・ローマ」のメンバー)

 

George Georgiou(モロッコの砂漠にいる首席連合の長老)

 

ブリジット・モナイハン/Bridget Moynahan(ヘレン:ジョン・ウィックの亡き妻、アーカイブ)

 

■映画の舞台

 

ヨルダン

アメリカ:ニューヨーク

フランス:パリ

ドイツ:ベルリン

日本:大阪

 

ロケ地:

フランス:パリ

ガルニエ宮/Palais Garnier

https://maps.app.goo.gl/jEtKgiU876LETA7x7?g_st=ic

 

フランス:ベルサイユ

ロックフェラー通り/Avenue Rockefeller

https://maps.app.goo.gl/6em4Q9k24pyQ1dLG9?g_st=ic

 

フランス:パリ

ルーヴル美術館/Musée du Louvre

https://maps.app.goo.gl/jJT1cpJjj9PgRXqT8?g_st=ic

 

フランス:パリ

シャルル・ド・ゴール通り/Pl. Charles de Gaulle

https://maps.app.goo.gl/goFgBuSWCeo3b5mn6?g_st=ic

 

フランス:パリ

リュクサンブール公園/Jardin de Luxembourg

https://maps.app.goo.gl/qbu2qK9q1g6WLx1y9?g_st=ic

 

フランス:パリ

オペラ広場/Place de l’Opéra

https://maps.app.goo.gl/TixKCZVQ8cYLrkwE6?g_st=ic

 

フランス:パリ

リラ市庁舎/Mairie des Lilas

https://maps.app.goo.gl/D1WdFTteCNh9E6BU8?g_st=ic

 

フランス:パリ

スザンヌ・ヴァルドン広場/Place Suzanne Valadon

https://maps.app.goo.gl/Qx8sza1hBrHthDd5A?g_st=ic

 

フランス:パリ

シテ遺産博物館/Place du Trocadéro et du

https://maps.app.goo.gl/TzsrZ6QTnbF53vAX7?g_st=ic

 

ドイツ:ベルリン

ケーペニッカー通り/Köpenicker Str

https://maps.app.goo.gl/jWpwi1BN7jvZtfRR9?g_st=ic

 

ドイツ:ベルリン

シャルロッテン通り/Charlottenstrasse

https://maps.app.goo.gl/n5Q5r4Sa1RFRU7sm8?g_st=ic

 

ドイツ:ベルリン

ボーデ通り/Bodestraße

https://maps.app.goo.gl/ovxDLSPyGsyVCN146?g_st=ic

 

ドイツ:ベルリン

フェールベリナー通り/Fehrbelliner Strasse

https://maps.app.goo.gl/g5Gz8F1YcHVK1USG6?g_st=ic

 

ドイツ・ベルリン

Südostallee

https://maps.app.goo.gl/xv6efk4webXwGhk69?g_st=ic

 

ヨルダン:

ワディラム/Wadi Rum

https://maps.app.goo.gl/X4mQrDkmxHHgxFLF8?g_st=ic

 

日本:東京都港区六本木

国立新美術館

https://maps.app.goo.gl/N44tfhHtKnVXHg2W7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

妻と愛犬を殺されて以来、暗殺者として裏のルートを歩むことになったジョン・ウィックは、所属していた首席連合からも追われる身になっていた

多額の賞金が掛けられ、無数のバウンティハンターが集まる中、ニューヨークにて異変が起こる

首席連合のグラモント侯爵はコンチネンタルホテルの業務を停止させ、支配人のウインストンを解任する

 

ジョンは秘密裏に大阪へと渡り、そこで友人のシマヅと会うものの、そこにも首席連合の追手やバウンティハンターが紛れ込んでくる

シマヅの計らいで逃げ出せることになったジョンは、首席連合と決着をつけるために、友人バウリーの示す道を行くことになった

 

テーマ:報いの連鎖

裏テーマ:死の先にあるもの

 

■ひとこと感想

 

シリーズを通して観てきましたが、ほとんど内容を忘れた状態で鑑賞

とは言え、映画の最初にこれまでのあらすじが流れていたので、「妻、犬、家」だったなあと懐かしく思い出していました

 

映画は、次から次へと現れる刺客を薙ぎ倒す系で、シリーズで一番殺めたんじゃないかと思うくらいに敵が増殖していました

基本的にガンアクションですが、武道の要素も入っている感じで、それでも「戦闘シーンがもっさりしていてひたすら長い」と感じになっていましたね

アクションシーンが売りだと思うのですが、意外と単調で、スリープタイムのような感じになっていました

 

物語性はほぼ皆無で、首席連合と決着をつけるために「決闘する」というもので、公爵の代わりに盲目の暗殺者と戦うことになっています

娘が人質になっているのでやむを得ずという感じですが、盛り上がりに欠ける展開のように感じてしまいました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ジョン・ウィック:コンセクエンス【後半:ネタバレあり】

 

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投稿者 Hiroshi_Takata

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