■映画鑑賞まとめ■
9月、第5週&10月、第1週(2023.9.25〜2023.10.2)
Contents
■コンフィデンシャル 国際共助捜査
■オススメ度
前作『コンフィデンシャル 共助』を観た人(★★★)
アクション映画が好きな人(★★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.9.25(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:공조2: 인터내셔날(共助2:インターナショナル)、英題:Confidential Assignment 2: International(機密任務2:インターナショナル)
情報:2022年、韓国、129分、G
ジャンル:南北朝鮮の警察がFBIと組んで捜査にあたる様子を描いたアクション映画
監督:イ・ソクフン
脚本:イム・ソンスン
前作『コンフィデンシャル 共助』
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キャスト:
ヒョンビン/현빈(リム・チョルリョン:北朝鮮の特殊工作員)
ユ・ヘジン/유해진(カン・ジンテ:韓国の元広域捜査員)
ダニエル・ヘニー/Daniel Henney(ジャック:FBIのエージェント、母が韓国人)
ジョン・マイケル/John D Michaels(FBI局長)
チャン・ヨンナム/장영남(パク・ソヨン:ジンテの妻)
イム・ユナ・임윤아(パク・ミニョン:ジンテの義理の妹、チョルリョンLOVE)
パク・ミンハ/박민하(カン・ヨナ:ジンテの娘)
チン・ソンギュ/진선규(チャン・ミョンジュン:FBIが追う北の工作員)
チョン・グクファン/전국환(ウォン・ヒョンソル:科学者)
■映画の舞台
韓国:ソウル
ロケ地:
韓国:ソウル
■簡単なあらすじ
犯罪組織を追って韓国に派遣されたリム・チョルリョンは、チャン・ミョンジュンを追い詰めることに成功するものの、FBIに先を越されてしまう
だが、国際協定を持ち出して北に移送することになったが、その道中で襲撃に遭ってしまう
ミョンジョンは部下とともに姿を消し、そこでチョルリョンは、韓国警察のジンテを頼ることになった
前作の不手際にて広域捜査隊を外され、サイバー課で働いていたジンテだったが、チョルリョンの捜査に協力することになる
家族にバレて大目玉を喰らうものの、そこにFBIのジャックも加わることになり、共助協定を結んで、ミョンジュンを追うことになった
北の陰謀、韓国の威信、FBIの思惑が交錯する中、腹のうちを見せ合わないまま、ミョンジュンを追うものの、次第に懐疑的になり、事態は思わぬ方向へと進んでいくのである
テーマ:プライドよりも大切なもの
裏テーマ:復讐の連鎖
■ひとこと感想
前作『コンフィデンシャル 共助』を観たのかどうか思い出せないまま鑑賞
Yahoo!検索のデータだと「レビュー未登録」なので、おそらく観てはいないのでしょう
映画は、前作ありきの内容になっていますが、観ていなくても「察する」ことができればOKな感じですね
会話の節々に「前作のエピソード」が登場するので、そのあたりの意味を知るには予習するしかありません
物語は、韓国と北朝鮮の思惑が絡む中に、FBIまで登場すると言う混沌が描かれていて、北とアメリカは隠し事が多いと言う感じになっています
事件が意外と思わぬ方向に向かいますが、ネタ的には既視感のある内容になっていましたね
それよりも、3人の無駄な掛け合いと、居候ミニョンの活躍を見守る映画になっていると思いました
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】コンフィデンシャル:国際共助捜査【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
公式HP:
https://gaga.ne.jp/confidential/
■ロスト・キング 500年越しの奇跡
■オススメ度
リチャード3世埋葬の裏話に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.9.26(京都シネマ)
■映画情報
原題:The Lost King(失われた王様)
情報:2022年、イギリス、108分、G
ジャンル:シェイクスピアの劇を観て違和感を感じた一般人女性がリチャード3世の遺骨を探し始める伝記映画
監督:スティーブン・フリアーズ
脚本:スティーブ・クーガン&ジェフ・ポープ
原作:フィリッパ・ラングレー&マイケル・ジョーンズ『The King‘s Grave: The Search for Richard Ⅲ』
キャスト:
サリー・ホーキンス/Sally Hawkins(フィリッパ・ラングレー/Philippa Langley:リチャード3世に夢中になる主婦、筋痛性脳脊髄炎罹患者)
スティーヴ・クーガン/Steve Coogan(ジョン・ラングレー/John Langley:フィリッパの別居中の夫)
Adam Robb(マックス・ラングレー:フィリッパの息子、長男)
Benjamin Scanlan(レイフ・ラングレー:フィリッパの息子、次男)
Harry Lloyd(リチャード3世/King Richard III:フィリッパの前に現れるリチャード3世)
【行政関係】
Amanda Abbington(シーラ・ロック:レスター市議会の資金委員会の委員長、発掘支援者)
Amanda Abbington(サラ・レヴィット:市の責任者)
Ian Dunn(マーティン・ピーターズ:レスターシア・プロモーションの支援者)
【レスター大学関連】
Mark Addy( リチャード・バックリー/Richard Buckey:レスター大学の考古学サービス(ULAS)の考古学者)
Alasdair Hankinson(マチュー・モリス:バックリーの研究室の主任)
Phoebe Pryce(ジョー・アップルビー:バックリーの研究室の研究員)
Lee Ingleby(リチャード・テイラー/RichardTaylor:レスター大学の広報担当者)
James Fleet(ジョン・アンダーソン=ヒル/ John Ashdown-Hill:中世の歴史家、バックリーの講演の傍聴者)
【リチャード3世協会関連】
Bruce Fummey(ハミッシュ:協会の仲間、市長の隣人)
Alison Peebles(アネット:協会の仲間、エディンバラ支部のまとめ役)
■映画の舞台
スコットランド:
エディンバラ/Edinburgh
ロケ地:
スコットランド:エディンバラ
エディンバラ城/Edinburgh Castle
https://maps.app.goo.gl/QNyW4Ce4rsXvkVBo8?g_st=ic
ダルケイス/Dalkeith
https://maps.app.goo.gl/crL4dT2ypLyFznSP6?g_st=ic
スコットランド国立鉱業博物館/
National Mining Museum Scotland
https://maps.app.goo.gl/YcTCS6cBaJan1BZX7?g_st=ic
聖マリア大聖堂/St Mary’s Episcopal Cathedral
https://maps.app.goo.gl/LzxWH29bm5DdugvT7?g_st=ic
グレイフライヤーズ/Grey Friars
https://maps.app.goo.gl/of7H3TA8wxPepa8fA?g_st=ic
■簡単なあらすじ
スコットランドのエディンバラに住んでいるフィリッパは、筋痛性脳脊髄炎を患いながらも着実に仕事をこなしていた
だが、上司から正当に評価されず、別居中の夫は新しい恋人とうまくやっている
息子2人もいうことを聞かず、しまいには「イカレ女」と悪態を吐く始末だった
ある日、シェイクスピアの「リチャード3世」の劇を観たフィリッパは、リチャード3世が劇で描かれるような醜悪で邪悪な存在なのかと疑問を持つ
そして、本を買い込んで調べているうちに、リチャード3世の幻影を見始めてしまう
本の中に「リチャード3世協会」のしおりを見つけたフィリッパは、その会合に参加し、メンバーたちと意気投合する
そして、リチャード3世の失われた遺骨を探そうと思い始めるのである
テーマ:歴史に埋もれた真実
裏テーマ:歪曲される史実とその理由
■ひとこと感想
ポスターヴィジュアルぐらいしか頭に入れる時間がなく、リチャード3世がどんな人かも調べないまま鑑賞
冒頭で「彼女の物語」とテロップが出ていたので、発掘に関わった女性の活動を描いたものなのだと認識を変えていきました
映画は、事実ベースではありますが、幻影と語っているあたりが本当だとすると、結構ヤバめの人だったのかなと思ってしまいます
このあたりは演出の都合だと思いますが、フィリッパの前に現れるのがイケメンだったのでホラーにはなっていない感じでした
リチャード3世のことを知らなくてもついていける内容になっていて、それは本作がフィリッパの自伝だからだと言えます
彼女の人生が正当に評価されておらず、リチャード3世の境遇と重なってしまったため、必要以上にのめり込んだという感じですね
物語は大学とのトラブルを描きながら、人が正当に評価されない理由を描いているように思えました
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】ロスト・キング 500年越しの奇跡【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
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公式HP:
https://culture-pub.jp/lostking/
■キリング・オブ・ケネス・チェンバレン
■オススメ度
ケネス・チェンバレン・シニア殺害事件を体感したい人(★★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.9.27(アップリンク京都)
■映画情報
原題:The Killing of Kenneth Chamberlain
情報:2019年、アメリカ、83分、G
ジャンル:実在の事件を再現したスリラー映画
監督&脚本:デビッド・ミデル
キャスト:
フランキー・フェイソン/Frankie Faison(ケネス・チェンバレン・シニア/Kenneth Chamberlain Sr.:双極性障害と心臓病を患う退役軍人)
ラロイス・ホーキンズ/LaRoyce Hawkins( ケネス・チェンバレン・ジュニア:ケネス・シニアの息子)
Eunice Woods(カレン・チェンバレン:ケネス・シニアの娘)
Angela Peel(トーニャ・グリーンヒル:ケネス・シニアの姪、カレンの娘)
スティーヴ・オコネル/Steve O’Connell(ウォルター・パークス:最初に駆けつける警部補)
エンリコ・ナターレ/Enrico Natale(マイケル・ロッシ:新入りの巡査)
ベン・マーティン/Ben Marten(パトリック・ジャクソン:素行に問題を抱える巡査、モデルはアンソニー・カレリ/Anthony Carelli)
Tom McElroy(フラニガン:後発部隊の警部補)
Christopher R. Ellis(タルボット:差別発言をする巡査、モデルはスティーヴン・ハート)
Antonio Polk(エヴァンス:タルボットの発言にキレる黒人の巡査)
アニカ・ノニ・ローズ/Anika Noni Rose(キャンディス・ウェイド:ライフエイドのオペレーター)
■映画の舞台
2011年11月19日、早朝
アメリカ:ニューヨーク
ホワイトプレーンズ
レキシントンアベニュー135番地
https://maps.app.goo.gl/QQy8h7mgQQWsd5p39?g_st=ic
ロケ地:
White Plains/ホワイト・プレーンズ
https://maps.app.goo.gl/ADeUoe7J6wSWxrQD8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
2011月11月19日早朝、自宅で休んでいたケネス・チェンバレン・シニアは、寝返りを打った際に緊急通報用のペンダントを誤って作動させてしまう
管理しているライフガードの担当者キャンディス・ウェイドはマニュアル通りに応答を試みるものの返答がなく、911へとコールをすることになった
その後、911コールを通じて警察に連絡が入り、最寄りの警察署から警部補と2名の巡査が自宅を訪れる
その中の新人巡査ロッシはドアをノックし、接触を試みるものの、ケネスは電話をした覚えはないという
緊急性もない案件だったが、警部補のパークスは「無事を確認できないと引き上げられない」と言い、幾度となく接触を試みる
だが、ケネスは「必要ない」の一辺倒で、ライフガードとの会話から「誰かがいる」と推測したパークスは、ケネスの部屋に入ることに固執するようになる
まったく応じないケネスに対し、パークスは応援を要請し、消防隊から斧などの道具を調達する
ケネスはドアをこじ開けようとする警官たちを前にパニックを起こし、その場に訪れた姪のトーニャが説得を試みようとするものの、パークスはそれに応じなかった
テーマ:偏見と固執
裏テーマ:起こるべくして起こったこと
■ひとこと感想
なんとなく事件のことを覚えている程度だったので、登場人物のほとんどがイカれているとしか思えない現場はヤバさ以外のものを感じませんでした
医療用の緊急通報が鳴って、相手の病歴などがわかっているのに、ライフガードに連絡をしない警察とか、身分証会を済ましているのに固執する理由がわかりません
あの場所に来ることになった経緯を警察は知っているのに、それが完全に抜けていて、貧困街の公務執行妨害を盾に行動をエスカレートさせていきました
あそこまで来るとケネス側も開けるに開けれない感じになっていて、精神疾患の対応マニュアルを無視して警察が突っ走ったことの方がおかしく思えてきます
事態の収拾を計るのであれば、姪と会話させた方が早く、家族から説得させるというセオリーがアメリカにはないのかなと思ってしまいます
どれぐらいの再現度なのかはわかりませんが、エンドロールにて実際の音声も流れ、差別発言もキッチリと録音されていたのは驚きました
どちらもが悪い想像を働かせていて、信用する手立てがなかったのは、根深い歴史が関係しているように思えました
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】キリング・オブ・ケネス・チェンバレン【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
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https://kokc-movie.jp/
■ミュータントタートルズ ミュータントパニック
■オススメ度
シリーズのファンの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.9.27(MOVIX京都)
■映画情報
原題:Teenage Mutant Ninja Turtles: Mutant Mayhem(若きミュータント忍者のタートルズ:ミュータントの騒乱)
情報:2023年、アメリカ、100分、G
ジャンル:ミュータント・タートルズ誕生を描くアニメーション映画
監督:ジェフ・ロウ
脚本:セス・ローゲン&エバン・ゴールドバーグ&ジェフ・ロウ&ダン・ヘルナンデスGベンジー・サミット
キャラクター創造:ピーター・レアード&ケビン・イーストマン
キャスト:
ニコラス・カントゥ/Nicolas Cantu(レオ/レオナルド:2本の剣で戦うタートル、青いマスク)
マイカ・アビー/Micah Abbey(ドニー/ドナテロ:ストックで戦うタートル、紫のマスク)
シャモン・ブラウン・ジュニア/Shamon Brown Jr.(マイキー/ミケランジェロ:ヌンチャクで戦うタートル、オレンジのマスク)
ブライディ・ヌーン/Brady Noon(ラファ/ラファエル:サイ使いのタートル、赤いマスク)
ジャッキー・チェン/Jackie Chan(スプリンター:ネズミのミュータント、タートルズの養父)
Alex Hirsch(スカムバグ:ゴキブリのミュータント)
アヨ・エデビリ/Ayo Edebiri(エイプリル・オニール:バイクを盗まれるジャーナリスト志望の女子高生)
マーヤ・ルドルフ/Maya Rudolph(シンシア・ユートロム:テクノ・コズミック研究所(TCRI)の幹部)
ジャンカルロ・エスジポート/Giancarlo Esposito(バクスター・ストックマン:突然変異研究者、ミュータントの変異液の開発者)
アイス・キューブ/Ice Cube(スーパーフライ:ミュータントを率いて人類殲滅を主導するイエバエのミュータント)
ジョン・シナ/John Cena(ロックステディ:サイのミュータント)
セス・ローゲン/Seth Rogen(ビーバップ:イノシシのミュータント)
ローズ・バーン/Rose Byrne(レザー・ヘッド:アリゲータのミュータント)
ナターシャ・ディミトリウ/Natasia Demetriou(ウイングナット:コウモリのミュータント)
ポール・ラッド/Paul Rudd(モンド・ゲッコー:ヤモリのミュータント)
ポスト・マローン/Post Malone/Austin Post(レイ・フィレット:歌うことが好きなエイのミュータント)
ハンニバル・バレス/Hannibal Buress(ジンギスフロック:カエルのミュータント)
Michael Badalucco(バッド・バーニー:ニューヨークのギャング)
【日本語吹替版】
宮世琉弥(レオナルド)
齊藤京子(エイプリル・オニール)
佐藤二朗(スーパーフライ)
土屋神葉(ラファエロ)
戸谷菊之介(ミケランジェロ)
榊原優希(ドナテロ)
堀内賢雄(スプリンター)
朴路美(シンシア・ユートロム)
草尾毅(バクスター・ストックマン)
木内秀信(モンド・ゲッコー)
落合弘治(ビーバップ)
中村悠一(ロックステディ)
竹内順子(ウィングナット)
沢城みゆき(レザーヘッド)
梶裕貴(ジンギス・フロッグ)
長谷川カオナシ(レイ・フィレット)
■映画の舞台
アメリカ:ニューヨーク
■簡単なあらすじ
ニューヨークのブロンクスにて、秘密裏に活躍するカメのミュータントたちは、かつて突然変異を研究しているグループの残した化学物質にて、ミュータントとなった者たちだった
同じくして、ネズミのミュータントになったスプリンターは彼らを育て、無事に成長を果たしていく
カメのミュータントのドニー、マイキー、レニー、ラファの4人はある日、女子高生エイプリルのバイクを転倒させてしまう
彼女に見つかってしまった4人だったが、直後バイクの窃盗に遭ってしまい、それを阻止するために動くことになった
エイプリルは高校生ながらにジャーナリストを目指していて、町で起きている不可思議な事件を追っていた
そこで、タートルズたちは彼女の取材の手伝いをしながら、町で起きている事件へと近づいていくのである
テーマ:ヒーロー願望と承認欲求
裏テーマ:結果と行動
■ひとこと感想
過去のミュータントシリーズをガチで観ていたわけではありませんが、なんとなく知っている程度の知識で鑑賞
予告編のビジュアライズが受け付けるかどうか心配でしたが、さすがに「虫系」が出るとダメな人なので、終始目を覆うような感じになってしまいました
物語としては、はみ出し者だと思っているタートルズたちが目的意識を持ってチームになる過程を描いていて、さほど難しい展開にはなっていません
それでも、キャラクターの数が多すぎて把握しきれない感じになっていて、名前とキャラを一致させるのが大変という感じになっています
映像としては凄いことをしている感じはするのですが、個人的には受け付けない感じでしたねえ
なので、ハマる人にはハマるけど、ダメな人は予告すら見返したくないという感じに二極化しそうな気がしました
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
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https://turtles-movie.jp/
■バーナデット ママは行方不明
■オススメ度
ケイト・ブランシェットのファンの人(★★★)
芸術から離れた芸術家に共感できる人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.9.28(MOVIX京都)
■映画情報
原題:Where’d You Go, Bernadette(バーナデットはどこに行った?)
情報:2019年、アメリカ、108分、G
ジャンル:隣人トラブルなどで精神を疲弊している母親を描くヒューマンドラマ
監督:リチャード・リンクレイター
脚本:リチャード・リンクレイター&ホリー・ジェント&ビンス・パルモ
原作:マリア・センプル/Maria Senple『Where’d You Go, Bernadette(2012年)』
キャスト:
ケイト・ブランシェット/Cate Blanchett(バーナデット・フォックス:広場恐怖症を患う元建築家)
ビリー・クラダップ/Billy Crudup(エルジー・ブランチ:バーナデットの夫、マイクロソフト社の社員)
エマ・ネルソン/Emma Nelson(ビー/バラクリシュナ・ブランチ:バーナデットの娘、15歳)
クリスティン・ウィグ/Kristen Wiig(オードリー・グリフィン:バーナデットの隣人)
ゾーイ・チャオ/Zoë Chao(スーリン・リー・シーガル:オードリーの友人、エルジーの新しい部下)
ローレンス・フィッシュバーン/Laurence Fishburne(ポール・ジェリネック:建築学者、スーパーバイザー、バーナデットの友人)
Bruce Curtis(ナイジェル・ミルズ・マレー:過去のテレビ番組の出演者、20マイルズハウスの所有者)
Steve Zahn(デビッド・ウォーカー:「Walker Construction」の出演者)
ジュディ・グリア/Judy Greer(ジャネル・カーツ:精神科医)
ジェームズ・アーバニアク/James Urbaniak(マーカス・ストラング:FBI捜査官)
トローヤン・ベリサリオ/Troian Bellisario(ベッキー:南極大陸の研究員)
Kate Burton(エレン・アイデルソン:南極大陸の調査隊の責任者)
■映画の舞台
アメリカ:ワシントン州
シアトル
南極大陸
ロケ地:
アメリカ:ペンシルヴァニア州
ピッツバーグ/Pittsburgh
https://maps.app.goo.gl/WLJGGrxHJWNZBp738?g_st=ic
アメリカ:ワシントン州
シアトル
シアトル中央図書館/Seattle Public Library
https://maps.app.goo.gl/BSe3J6WDAYV4gduC8?g_st=ic
カナダ:ビリティッシュコロンビア
バンクーバー/Vancouver
https://maps.app.goo.gl/QmtWs1gPkzVTAkcu5?g_st=ic
■簡単なあらすじ
かつて建築家として活躍したバーナデットは、娘ビーを溺愛し、夫エルジーとは距離感を感じていた
そんなビーが成績トップを取り、そのご褒美に「南極大陸旅行に行きたい」と言い出す
人間嫌いのバーナデットは隣人などとトラブル続きで、人と会わざるを得ない旅行は災難のようなものだった
ある日、隣人オードリーの申し出でブラックベリーの伐採を許可したバーナデットだったが、大雨の夜、地盤が緩んだ場所が雪崩を起こしてしまう
その補償についても言い合いになり、バーナデットはさらに精神的におかしくなってくる
劇薬を溜め込んだりしている彼女を心配するエルジーだったが、夫婦の会話もうまくいかず、バーナデットは過去に賞を受賞した時の映像などに入り浸っていた
彼女を心配するエルジーは、部下スーリンから精神科医のカーツ医師を紹介してもらう
そこにFBIの捜査官までやってきて、バーナデットは精神病棟に入れられるのではないかと危惧して、逃げ出してしまうのであった
テーマ:人生のやりがい
裏テーマ:バーナデットは何する人ぞ
■ひとこと感想
何の縁で公開に至ったのかは謎の映画で、パンフレットとかないパターンかと思ったら、きちんと作られていましたね
バーナデットが家庭を捨ててどっかに行く系かと思っていたら、全く逃げる気配がなかったのでどうなってるのかと心配になってきました
映画は、かつての天才芸術家がある理由で一線から離れている様子が描かれ、精神的におかしくなっている感じになっていました
過去のニュース映像(特集番組っぽかった)などを見ながら、過去の転換期を想起しているのですが、夫が妻の鬱積に気づく瞬間というものが見どころなのかなと思います
娘ビーの存在感も抜群で、ママにしか呼ばせない愛称などもあって、家庭内の微妙なパワーバランスとか、親は子どもをわかっていない感じがリアルに描かれていました
結構な会話劇なので、前半は疲れますが、後半のサプライズは胸熱の展開になっていたと思います
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】バーナデット ママは行方不明【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
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https://longride.jp/bernadette/
■BAD LANDS バッド・ランズ
■オススメ度
クライムサスペンスが好きな人(★★★)
原作ファンの人(改変がどうか)
■公式予告編
鑑賞日:2023.9.28(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2023年、日本、143分、G
ジャンル:特殊詐欺を舞台に裏社会で暗躍する姉弟を描いたクライムサスペンス
監督&脚本:原田眞人
原作:黒川博行『勁草(徳間文庫)』
キャスト:
安藤サクラ(橋岡煉梨/ネリ:オレオレ詐欺の「受け子」指示役)
山田涼介(矢代穣/ジョー:出所したばかりのネリの弟)
生瀬勝久(高城政司:「名簿屋」、貧困ビジネスのNPO法人「大阪ふれあい事業推進協議会」の理事長)
大場泰正(宇佐美/教授:特殊詐欺グループの受け子)
淵上泰史(胡屋賢人:東京の財閥カンパニーの代表取締役)
縄田カノン(車田千春:胡屋の秘書)
鴨鈴女(シワサラ:「BAD LANDS」のオーナー)
天童よしみ(新井登茂子:高城の仕事相手、道具屋)
宇崎竜童(曼荼羅/上松:ネリの友人、元ヤクザ)
サリngROCK(林田:賭場の帳付)
杉林健生(平岡/小沼英二:特殊詐欺グループの掛け子)
永島知洋(青木亮:掛け子グループのリーダー)
吉原光夫(佐竹正敏:特殊詐欺特別班の刑事)
山村憲之介(湯川優:佐竹の相棒刑事)
田原靖子(酒井:特殊詐欺特別班の新人刑事)
江口のりこ(日野:特殊詐欺特別班の班長)
■映画の舞台
大阪:西成
ロケ地:
滋賀県:彦根市
とばや旅館
https://maps.app.goo.gl/MQrYm9XTuVGMKEdu8?g_st=ic
滋賀県:大津市
BOAT RACEびわこ
https://maps.app.goo.gl/2WHpDhV16wdNVTM96?g_st=ic
大阪市:浪速区
ジャンジャン横丁
https://maps.app.goo.gl/PCj5VX8bQQ9WgasF9?g_st=ic
串かつてんぐ
https://maps.app.goo.gl/ndadPJtxjSTzQVeU6?g_st=ic
大阪市:西成区
動物園前一番街商店街
https://maps.app.goo.gl/2FTekN9GJ19mE6So8?g_st=ic
飛田本通商店街
https://maps.app.goo.gl/bhA8snLPsWbRJt9j7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
かつて東京で一悶着あったネリは、今は大阪で特殊詐欺グループの受け子の指南役をしていた
貧困ビジネスのNPO法人を運営する高城の指示でターゲットに接触してきたが、その日も受け子の「教授」を使って一仕事をすることになった
だが、ネリは府警の監視を感じ、ターゲットとの接触を断念した
そんな彼女の元に、義理の弟のジョーがやってきた
出所したばかりで行き場のない彼を、ネリは高城のヤマに参加させようと考えていた
ジョーはある仕事を始めるために賭場にいくものの、そこで仕事相手から借金を作ってしまう
その後、ジョーはカチコミを行うものの失敗し、その足で借金をチャラにするためにある計画を思いつく
それが金を溜め込んでいると思われた高城の殺害計画だったのである
テーマ:無計画の連鎖
裏テーマ:最期の選択肢
■ひとこと感想
特殊詐欺を取り扱った作品ということで、警察との巧妙な心理戦が繰り広げられるのかと思っていましたが、本編は行き当たりばったりの犯罪映画になっていて、イメージとは随分と違う印象になっていました
冒頭の特殊詐欺の受け子のシーンは見応えがあり、寸前で中止を決断するところも凄いですね
また、その様子の防犯カメラだけで「左耳が聞こえていない」と推理する警察も有能すぎて驚いてしまいます
大阪出身なので、西成のヤバさが周知のことですが、「随分と変わったんだなあ」と思いました
昔は、西成のある地域を歩くだけで危険というゾーンもあって、場所は言えませんが、盗難品などを売り捌いている裏通りなどもありました
南霞町の駅が燃えた頃を知っているので、このワードでわかる人にはわかると行った感じになりますねえ
それに比べたら、随分とキレイな街になったように錯覚してしまいます
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【映画感想】BAD LANDS/バッド・ランズ【後半:ネタバレあり】
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■沈黙の艦隊
■オススメ度
戦艦映画が好きな人(★★★)
原作のファンの人(★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.9.28(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2023年、日本、113分、G
ジャンル:原潜を手に入れた艦長が独立軍事国家を主張する様子を描いた戦争映画
監督:吉野耕平
脚本:高井光
原作:かわぐちかいじ『沈黙の艦隊(講談社)』
キャスト:
大沢たかお(海江田四郎;原子力潜水艦「シーバット」艦長、二等海佐、元「ゆうなみ」の艦長)
【米海軍 第7艦隊「シーバット」乗組員】
中村蒼(山中栄治:副長)
【海上自衛隊 潜水艦「たつなみ」】
玉木宏(深町洋:艦長、二等海佐、元「ゆうなみ」副長)
水川あさみ(速水貴子:副長)
ユースケ・サンタマリア(南波栄一:ソナーマン)
【日本政府】
橋爪功(海原大悟:内閣官房参与、影の総理)
夏川結衣(曽根崎 仁美:防衛大臣)
江口洋介(海原 渉:内閣官房長官)
酒向芳(影山誠司:外務大臣)
笹野高史(竹上 登志雄:内閣総理大臣)
【アメリカ合衆国】
アレクス・ポーノヴィッチ/AleksPaunavic(ローガン・スタイガー:太平洋艦隊の司令官)
リック・アムスバリー/Rick Ansbury(ニコラス・ベネット:大統領)
ジェフリー・ロウ/Jeffrey Rowe(デビット・ライアン:「シーバット」に乗り込む大佐)
【その他】
上戸彩(市谷裕美:JBN報道9のキャスター)
中村倫也(入江蒼士:海上自衛隊「ゆうなみ」潜水隊員、覚士の兄)
■映画の舞台
日本近海&フィリピン海
ロケ地:
広島県:呉市
てつのくじら館
https://maps.app.goo.gl/uiHo7UT9SbZoMQs28?g_st=ic
埼玉県:比企郡
遠山記念館
https://maps.app.goo.gl/vtS6gUgme8XgSFNAA?g_st=ic
■簡単なあらすじ
海上自衛隊の二等海佐である海江田四郎は、潜水艦「ゆうなみ」にて機関室の破損が原因にて乗組員を1名死なせてしまっていた
その後、別のミッションで海に出ていた海江田は、事故により艦と共に海の底に沈んでしまう
「たつなみ」の艦長・深町は海江田の近くにいて、圧壊の音を聞いていたが、その状況に違和感を感じ、ソナーマン・南波に解析をさせると、艦は圧壊したどころか浮上していたことがわかる
海江田とその乗務員たちは、極秘任務にて、アメリカ海軍・第7艦隊所属の「シーバット」という原潜の運行に関わっていて、死を偽装することになっていた
日米政府の密約により、核搭載可能の原子力潜水艦の運行を考えていて、その艦長に海江田が選ばれていた
計画通りに潜航する「シーバット」だったが、突如動きを変え、同行してきた潜水艦に音響魚雷を放つという行動に出る
同乗していた海軍大佐デビッド・ライアンは警告を発するものの、海江田は行動を変えず、第7艦隊をフィリピン海上に集結させることになった
そこで彼は、各政府にチャンネルを開き、ある宣言を行うことになったのである
テーマ:平和への道程
裏テーマ:武力と思想信条
■ひとこと感想
かなり昔に流行った漫画の実写化で、リアルの読者は中年域に入っていると思います
私もその1人で、20年以上前にとんでもない漫画が生まれたなあと思っていました
原作は32巻もある長編で、どこまで映像化するのかなと思っていましたが、思った以上に手前で終わっていましたね
映画の流れはスローで、このペースだと「宣言」が限度かなと思っていたら、やはりそこで終わってしまいましたね
いわゆる序章のような感じになっていて、本編にあたる部分が映画化されるのは何とも言えません
もしかしたら、Amazon Primeでドラマでも始まるのかもしれません
物語は至ってシンプルで、海江田の理念が暴露されるまでを描き、独立軍事国家であることの証明としての軍事力を見せつける展開になります
とは言え、潜水艦同士の戦闘は結構地味なので、面白く見せられるかは難しいと思います
いかにして、閉鎖空間内のパニックと緊張感、絶望感を演出するかにかかっていますが、本作の場合はそこまでの逼迫感は感じられませんでした
その最大の理由は、登場人物がやたら説明台詞をしてしまうからに尽きると思います
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■関連リンク
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