■映画鑑賞まとめ■
10月、第2週(2023.10.2〜2023.10.9)
■まなみ100%
■オススメ度
青春日常イタイ系が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.10.2(アップリンク京都)
■映画情報
情報:2023年、日本、100分、G
ジャンル:高校時代から一途に想う相手がいながら色んな女性と付き合う若者を描いた青春映画
監督:川北ゆめき
脚本:いまおかしんじ
キャスト:
青木柚(ボク:体操部から映画研究会へと進路を取るまなみちゃんLOVEの青年)
中村守里(まなみちゃん:体操部時代のボクの部活仲間)
伊藤万理華(瀬尾先輩:体操部時代の先輩、クラブのマドンナ)
諏訪珠理(サトシ先輩:瀬尾先輩と付き合ってると思われてる体操部の先輩)
オラキオ(三橋先生:体操部の顧問、担任)
藤枝喜輝(町くん:背が高い高校時代からの親友、体操部)
下川恭平(熊野くん:高校時代からの親友、体操部)
菊池姫奈(カンナちゃん:高校時代に遅刻してフラれる元カノ)
新谷姫加(唯ちゃん:常に不機嫌でマンネリになっている今カノ)
宮﨑優(くろけいちゃん:三股で彼氏と別れる映画研究会の先輩)
■映画の舞台
都心のどこか
ロケ地:
東京都:八王子市
中央大学
https://maps.app.goo.gl/9o17kpt4wAPyu2mEA?g_st=ic
東京都:豊島区
池袋シネマ・ロサ
https://maps.app.goo.gl/bWDvPaKMBRYYzf1d9?g_st=ic
神奈川県:小田原市
上府中公園
https://maps.app.goo.gl/ABR37jm4LAtYU82T9?g_st=ic
MarshMallow
https://maps.app.goo.gl/nPxTN8un3itpxEm48?g_st=ic
■簡単なあらすじ
彼女と同棲しているボクは、度重なる浮気が原因で、部屋を追い出されることになった
その日は友人の結婚式の日で、ボクは高校時代からの旧友、町くんと熊野くんとともにある場所へと向かっていた
ボクは10年前のあの日のことを思い出す
桜の満開の下で、まなみちゃんと出会った日のことを
10年前、ボクは親友ふたりと不純な動機で器械体操部に入っていた
同じ新入部員のまなみちゃんは経験者のようで、簡単な技ならサラッとやってしまう
ボクたちは必死に倒立をするところから始め、徐々に技術も増していった
ボクはまなみちゃんに惚れていて、事あるごとに結婚しようと言うものの、彼女はそれをはぐらかしていく
そうして2人は、何もないまま別の大学に行き、それぞれの青春を過ごしていく
そんな折、体操部の先輩でマドンナだった瀬尾先輩が入院したと聞かされる
そして、その病室にて、ボクは数年ぶりにまなみちゃんと再会することになったのである
テーマ:想いが100%に満ちるまで
裏テーマ:叶わないのは誰のせいか
■ひとこと感想
いちごではないし、1000%ではないのでエロはないのですが、キラキラ切ない青春系と言うことで注目していました
伊藤万理華と中村守里の透明感と、青木柚がどんな青春劇を奏でるのかなと思っていましたが、どうやら自伝のようですね
物語の端々に痛すぎるリアルが漂っていました
タイトルの意味は深読みすれば色々とあると思いますが、わかりやすいのは「100%は完全ではない」と言う事なのかなと思いました
溢れ出る何かが足りなかったために、ボクは関係性を進められないのですが、それは覚悟が足りなかったとまなみちゃんに見透かされていたのだと思います
エンドクレジットにもあるように、瀬尾先輩は実在の人のようで、彼女の死によって、ボクが一線を越えられるのかと思っていたら、そうではないところがリアルでもあります
虚構なら、彼女の死はターニングポイントになりそうですが、違う意味のターニングポイントになっていましたのは驚きました
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■熊は、いない
■オススメ度
イラン映画に興味のある人(★★★)
ジャファル・パナヒ映画に興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.10.3(アップリンク京都)
■映画情報
原題:خرس نیست(熊ではない)、英題:No Bears(熊はいない)
情報:2022年、イラン、107分、G
ジャンル:リモート映画を撮っていた監督が、現地の慣習に巻き込まれて立ち往生する様子を描いた社会派映画
監督&脚本:ジャファル・パナヒ
キャスト:
ジャファル・パナヒ/Jafar Panahi(本人役:イラン国内のとある村からリモートで映画を撮る監督)
ナセル・ハシミ/Naser Hashemi(村長:パナヒが滞在するジャバン村の村長)
バビド・モバゼリ/Vahid Mobasheri(ガンバル:パナヒが間借りしている家の住人)
バクティアール・パンジェイ/Bakhtiar Panjeei(バクティアール:パナヒの映画の出演俳優)
ミナ・カヴァニ/Mina Kavani(ザラ:パナヒの映画の出演女優)
レザ・ヘイダリ/Reza Heydari(レザ:パナヒの映画の助監督)
Amir Davari(ソルデュース:慣習に逆らう交際を続けるカップル)
Darya Alei(ゴザル:慣習に逆らう交際を続けるカップル)
■映画の舞台
トルコ:イランの国境地帯のどこか
イラン:ジャバン村
https://maps.app.goo.gl/KpvrdddD3eGFPe93A?g_st=ic
ロケ地:
不明(おそらくイランのテヘランのどこか)
■簡単なあらすじ
国外に出られない映画監督のパナヒは、リモートにて、あるドキュメンタリードラマの撮影をしていた
内容は、トルコから国外に脱出しようとするカップルの物語で、偽造パスポートを手に入れようとするものの、女性の分しか用意できなかった
撮影は難関を極め、パナヒはトルコに近い小さな村に滞在しているものの、ネット環境は最悪だった
パナヒは村の様子を撮影し始めるものの、ほとなくしてトルコから助監督のラザがやってくる
監督がいないと撮影が進まないということで、偽造パスポートを用意できるか来てくれというものだった
だが、パナヒはそれを拒み、リモートでの撮影を続行する
そんな折、村の若者ゴダルが彼の元を訪れ、自分と秘密裏の恋人ソルドゥースの写真を撮ったのではないかと詰め寄る
パナヒは否定するものの、今度は村長や村人たちが押しかけてくる
聞けば、ゴダルには生まれながらにして許嫁がいて、他の異性との交流は禁じられているというのである
テーマ:慣習と個人主義
裏テーマ:国外退去のリスク
■ひとこと感想
「この映画を撮った後、監督は逮捕された」というコピーが強烈で、どんな映画を撮ったのかと思っていましたが、映画制作映画として、ちょっと複雑な構造になっていました
トルコのカップルが国外に逃げようとしていて、でもパスポートが1人分しかないという状況で、後から行くのでは意味がない、みたいな流れになっていました
Wi-Fiで通信していて、映像が乱れて、助監督とうまく連絡が取れなかったり、滞在中の村で気軽に撮影していたら、ヤバいものが映り込んだりしていましたね
小さな村の慣習にカルチャーショックを受けるというテイストになっていますが、こちらもどうやら仕込みのような感じになっています
映画として面白いかは微妙なところですが、構造とか、余談とかは話題が尽きません
それにしても、生まれながらに婚約者が決まっているというのは、いつの時代だよと突っ込みたくなってしまいますね
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■コカイン・ベア
■オススメ度
スプラッター系ホラー&コメディが好きな人(★★★)
コカイン食べた熊に興味のある人(★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.10.3(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:Cocaine Bear(1985年に実在したコカインを食べた熊のこと)
情報:2023年、アメリカ、95分、R15+
ジャンル:国立公園内で繰り広げられる、コカインでラリった熊に襲われるパニック&ホラー
監督:エリザベス・バンクス
脚本:ジミー・ウォーデン
キャスト:
ケリー・ラッセル/Keri Russell(サリ:言うこと聞かない娘に振り回される母、看護師)
ブルックリン・プリンス/Brooklynn Prince(ディーディー:サリの13歳の娘)
クリスチャン・コンベリー/Christian Convery(ヘンリー:ディーディーの友人)
オールデン・マーティンデイル/Alden Ehrenreich(エディ:最近妻を亡くしたばかりのシドの息子)
オシェア・ジャクソン・ジュニア/O’Shea Jackson Jr.(ダヴィード:シドの忠実な部下)
レイ・レオッタ/Ray Liotta(シド:セントルイスの麻薬王)
イザイア・ウィットロック・ジュニア/Isiah Whitlock Jr.(ボブ:国立公園の麻薬騒動を捜査する刑事)
アヨーラ・スマート/Ayoola Smart(リーバ:ボブの後輩の刑事)
マーゴ・マーティンデイル/Margo Martindale(リズ:国立公園の保安官&管理官)
■映画の舞台
1985年9月11日、
アメリカ:
ジョージア州
ミズーリ州セントルイス
テネシー州ノックスビル
ロケ地:
アイルランド:ウィックロー州
Powercourt/パワーズコート
https://maps.app.goo.gl/b2WrqRHRFAaZEsXD9?g_st=ic
Avoca/アボカ
https://maps.app.goo.gl/U2Rd5yz36dvL24Rd9?g_st=ic
Dublin/ダブリン
https://maps.app.goo.gl/FydUSa4Nt8kuztb87?g_st=ic
Barnaslingan/バーナズリンガン
https://maps.app.goo.gl/jAJBuhVsGb3zecPE9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
1985年のある日、FBIに追われていた麻薬密売人のアンドリューは、セスナ機からコカイン入りのバックを落下させ、自身もそれを追って飛び降りた
だが、落下する際に頭を強打したアンドリューは、そのまま墜落し、帰らぬ人となってしまう
その麻薬の持ち主はセントルイスの麻薬王シドで、彼は警察に押収される前に回収しろと、息子のエディと手下の大ヴィードを現地に向かわせた
事故現場では、麻薬捜査班のボブが捜査にあたり、同じくノックスビルから「秘密の滝」の写生のためにディーディーとヘンリーがやってきていた
ディーディーは母サリに内緒で森に向かっていて、学校から知らせを受けた母は一目散に滝のある国立公園へと向かった
そこで保安官リズと動物管理官ピーターに出会ったサリは、娘の捜索に出かける
だが、その森には、落下したコカインを食べてラリった熊がいたのである
テーマ:ラリった熊の扱い方
裏テーマ:コカインは身を滅ぼす
■ひとこと感想
同日に『熊は、いない』を観ると言う、アホなローテを組んでしまいましたが、こちらの熊は実在した熊だそうですね
今では剥製となって、地方のショッピングセンターあたりに飾られているようですが、この熊が人を襲ったと言う話はでっち上げのようになっています
冒頭で「出典:ウィキペディア」と言う笑っていいのかどうか悩む引用があり、その後、実在の人物アンドリュー・トーンソンのダイブ失敗が描かれていきます
このあたりで「これはコメディなのね」とわかる内容ですが、ちょっとゴア表現が悪趣味だったように思えました
三つの視点で描かれる内容ですが、国立公園に集まるまでの構成が下手すぎて目も当てられません
この視点誘導は熊に追いかけられるシーンでも使われるので、このシーンでは熊は出ないと言うのが丸わかりになってしまいます
熊との対決もかなり地味で、死んだふりして上に乗って寝るなど、テンポの悪いギャグシーンが満載でしたね
このあたりは「合う合わない」がはっきりしそうな内容になっていたと思います
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■関連リンク
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公式HP:
https://cocainebear.jp/
■ルー、パリで生まれた猫
■オススメ度
猫好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.10.2(MOVIX京都)
■映画情報
原題:Mon chat et moi, la grande aventure de Rrou
情報:2023年、フランス&スイス、83分、G
ジャンル:屋根裏で見つけた猫と共に成長する少女を描いた青春映画
監督&脚本:ギョーム・メダチェフスキ
原作:モーリス・ジュニボワ/Maurice Genevoix『Rroû(1931年)』
キャスト:
キャプシーヌ・サンソン=ファブレス/Capucine Sainson-Fabresse(クレム:パリ在住の10歳の少女)
コリンヌ・マシエロ/Corinne Masiero(マドレーヌ:山に住む芸術家)
リュシー・ロラン/Lucie Laurent(イザ:クレムの母)
ニコラ・ウンブデンシュトニック/Nicolas Casar Umbdenstock(フレッド:クレムの父)
■映画の舞台
フランス:パリ
ロケ地:
フランス・パリ&ナンシー
ヴォージュ山脈
https://maps.app.goo.gl/eV5VvksuRGGhqXRs6?g_st=ic
フランス:グレート・イースト
Plainfaing/プレンフェン
https://maps.app.goo.gl/KxWHJES4s6cgWUkT8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
パリで暮らすクレムは、ある日屋根裏で複数の猫を見つける
その中から外に出て戻れなくなった猫を保護したクレムは、ルーと名付け飼うことになった
夏になり、山の別荘にやってきたクレムたちだったが、ルーはそこで白い猫に興味を持ち始める
迷子になった際には、そこで暮らすマドレーヌに保護されるものの、偏屈なマドレーヌはクレムにとっては魔女に見えた
夏が終わり、パリに戻ったクレムたちだったが、両親の不仲は決定的になり、離婚してしまう
別荘も引き払う必要があり、そこを訪れることになったクレムだが、そこである事件が起きてしまうのである
テーマ:動物を飼うと言うこと
裏テーマ:動物の選択
■ひとこと感想
猫を愛でる映画だと思っていましたが、少しばかりキツめの描写が後半にありましたね
物語もそうですが、人間キャラがあまり愛くるしくないので、これはわざとだったのかは勘ぐりたくなってしまいます
冒頭のはぐれた猫を飼う件でも、それってほぼ誘拐やんと思ってしまったし、元に戻してやれよとは思ってしまいましたね
両親の不仲騒ぎが必要だったのかは分かりませんが、ほとんど実態がない背景のようになっていました
森での生活もキャラが濃いのは良いのですが、なんでこの人はこんなところにいるの感が強くて、よくわからない設定になっていました
基本的に可愛い猫を眺める映画になっていますが、思った以上に劇伴がやかましく感じてしまい、もっと自然音主体でも良かったように思えました
猫の演技は神技級ですが、猫好きとしてOKなのかはよくわかりません
各種レビューでは猫好きほど酷評しているのですが、それがどう言った意味を持つのかはわからない部分が多かったですね
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公式HP:
https://gaga.ne.jp/parisnekorrou/
■ハント
■オススメ度
韓国のクライムサスペンスが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.10.5(T・JOY京都)
■映画情報
原題:헌트(ハント)、英題:Hunt
情報:2022年、韓国、125分、PG12
ジャンル:紛れ込んだ北のスパイを追う国家安全企画部の次長2人を描くクライムサスペンス映画
監督&脚本:イ・ジョンジェ
キャスト:
イ・ジョンジェ/이정재(パク・ピョンホ:国家安全企画部一班・海外チームの次長)
チョン・ウソン/정우성(キム・ジョンド:国家安全企画部第二班・国内チームの次長、元軍人)
【ピョンホ関連】
チョン・ヘジン/전혜진(パン・ジュギュン:ピョンホの補佐官)
チョン・マンシク/정만식(ヤン・ボソン:国家安全企画部・東京支部長、ビョンホの作戦課長)
ゴ・ユンジョン/고윤정(チョ・ユジュン:大学のデモに巻き込まれる大学生、ウォンシクの娘)
イ・ソンミン/이성민(チョ・ウォンシク:ピョンホの元上司、日本情報院、チョ・ユジョンの父)
【ジョンド関連】
ホ・ソンテ/허성태(チャン・チョルソン:ジョンドの補佐官、課長)
キム・ムンチャン/김문찬(リ先生:ジョンドの部下、拷問担当)
【国家安全企画課・上層部】
キム・ジョンス/김종수(アン・ビョンギ:第14代国家安全企画部長、両次長に北のスパイ捜索を命令)
ソン・ヨンチャン/송영창(カン・ムンヨン:第13代国家安全企画部の部長)
【国家安全企画部・東京支部:ピョンホの部下】
パク・ソンウン/박성웅(パク・ジョンハン:国家企画部、東京支部のエージェント)
チョ・ウジン/문형석(ムン・ヒョンソク:国家企画部、東京支部のエージェント)
キム・ナムギル/이재준(イ・ジェジュン:国家企画部、東京支部のエージェント)
チュ・ジフン/주지훈(チョン・ヒョンス: 国家企画部、東京支部のエージェント)
【韓国国内:その他】
チョン・ソンモ/정성모(キム・スンシク:反軍部勢力の代表格)
ユ・ジェミョン/유재명(チェ・ギョンチャン:軍事納入業者、ジョンドの元同胞、元軍人)
【北朝鮮関連】
チョン・ギョンスン/정경순(チョン・ボサン:韓国内に潜伏する北朝鮮エージェントのリーダー)
イム・ヒョングク/임형국(クリーニング屋に扮する北朝鮮のスパイ)
ファン・ジョンミン/황정민(リ・ウンビョン:北朝鮮からの亡命軍人)
チョン・ジェソン/정재성(ピョ・ドンホ:北朝鮮の核開発担当局の局長)
■映画の舞台
1980年代、
韓国
日本:東京
タイ:バンコク(モデルはビルマのラングーン、アウンサン廟)
ロケ地:
韓国のどこか
■簡単なあらすじ
1983年、ワシントンD.C.にて、米韓首脳会談が行われ、チョン・ドゥファン大統領の退陣を求めるデモが繰り広げられていた
安全企画部の国内チームの次長ジョンドと、海外チームの次長ピョンホのそれぞれのチームが警護に当たっていたが、CIAがテロの動きを察知し、銃撃戦へと発展した
同じ年の韓国でも、独裁軍事政権に対するデモ活動が激化し、機動隊との衝突の最中、女学生のユジョンが逮捕されてしまう
ユジョンは、ピョンホが世話をしている学生で、3年前まで一緒に働いていたウォンシクの娘だった
ワシントンD.C.での不始末のためにカン部長に呼び出されたピョンホとジョンドは、大統領の訪日と417特殊作戦に対する念を押す
その夜、ピョンホは北朝鮮からの亡命者が情報提供を求めているという情報を入手する
カン部長の指示で亡命計画にあたるものの、部下のヤン課長が単独行動に出てしまい、それによって亡命者は命を落としてしまった
ピョンホはカン部長に詰め寄り、自身の汚職問題をチラつかせて退職を迫る
そして、ほどなくアン・ピョギが部長に任命された
アン部長はジョンドとピョンホそれぞれに「同胞を調べるように」指示を出した
テーマ:大義と葛藤
裏テーマ:目的遂行のための犠牲
■ひとこと感想
実在の事件がベースになっているフィクションで、光州事件、アウンサン廟事件、北朝鮮軍人の亡命騒ぎなどが盛り込まれていました
このあたりの史実を知っている方が理解は早いと思いますが、知らない方が「フィクションとしてのスパイアクション」を楽しめるかもしれません
映画は、国家安全企画課(旧KCIA)の海外と国内のチームの次長2人が主人公で、レビューサイトを見ると見分けが付かずに苦労したという声が多かったですね
どっちもスーツに七三分けという格好なのがややこしさを倍増させています
一応は、ピョンホがグレイのスーツ、ジョンドが紺のスーツになっていますし、恰幅のある肉体派がジョンドなのでそこまでハードモードではないと思います
物語は、二重スパイは誰なのか?というのを双方が探すという展開になっていて、どちらも怪しさが満載になっていましたね
双方の関係者への拷問取り調べも強烈ですし、脱臼専門の拷問官とか、ネタなのか史実なのか困惑してしまいます
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【映画感想】ハント(2023年の韓国映画)【後半:ネタバレあり】
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公式HP:
https://klockworx.com/huntmoviejp
■アナログ
■オススメ度
純愛系ラブロマンスが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.9.6(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2023年、日本、120分、G
ジャンル:携帯を持たない女性に恋をしたデザイナーを描いた恋愛映画
監督:タカハタ秀太
脚本:港岳彦
原作:ビートたけし『アナログ(2017年、新潮社)』
キャスト:
二宮和也(水島悟:手作り模型や手描きイラストにこだわるデザイナー)
波瑠(美春みゆき:携帯を持たない謎の女性)
桐谷健太(高木淳一:悟の小学生時代からの友人)
浜野謙太(山下良雄:悟の小学生時代からの友人)
佐津川愛美(山下香織:良雄の妻)
藤原丈一郎(島田紘也:悟の大阪支社の後輩)
宮川大輔(高橋俊和:島田の上司)
鈴木浩介(岩本修三:悟の上司)
筒井真理子(椎名順子:悟のクライアント)
高橋惠子(水島玲子:悟の母)
坂井真紀(浅井陽子:玲子の主治医)
板谷由夏(香津美:みゆきの姉)
リリー・フランキー(田宮:喫茶店「ピアノ」のマスター)
■映画の舞台
日本:東京
広尾近辺
ロケ地:
東京都:港区
Nem Coffee & Espresso(喫茶「ピアノ」)
https://maps.app.goo.gl/A7bfsXyBgt4Kj5P1A?g_st=ic
東京都:新宿区
神楽坂ChouChou(定食屋)
https://maps.app.goo.gl/EcwoCvwRnHZ8zjNeA?g_st=ic
東京都:中央区
立呑みマルギン(焼き鳥屋)
https://maps.app.goo.gl/ySqpGvaKGRN8uQDs7?g_st=ic
東京都:江東区
志づや(そば屋)
https://maps.app.goo.gl/LbXvXvBwT1LY22yFA?g_st=ic
ティアラこうとう(コンサートホール)
https://maps.app.goo.gl/ywoYF8QD4hSiorucA?g_st=ic
千葉県:南房総市
原岡桟橋
https://maps.app.goo.gl/vJtGcgQ91cHDKcsy5?g_st=ic
神奈川県:大磯町
カトリック大磯教会
https://maps.app.goo.gl/W6FCsYL1Ce15nQbP8?g_st=ic
神奈川県:茅ヶ崎市
サザンビーチちがさき
https://maps.app.goo.gl/J5dLcqUWnk924jiB6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
都内で建築デザイン会社に勤める悟は、病弱の母・玲子を気にかけながら、日々の業務に邁進していた
彼のデザインはクライアント受けが良いが、その手柄は上司の岩本がさらっていくものの、悟には出世欲はなかった
事あるごと親友の高木と山下と呑みに行き、仕事の愚痴を言い合っていたが、ある日待ち合わせの喫茶店にて、自分のデザインを褒めてくれる女性・みゆきと出会う
みゆきは悟の細かなこだわりに気づいていて、それから木曜日にはこの喫茶店で会うことになった
みゆきは携帯を持たない女性でミステリアスな部分が多かったが、時間を重ねるごとに悟の想いは強くなっていく
みゆきも「悟さん」と呼ぶようになり、別れ際にハグをしたりと、その気になっているように思えた
高木と山下が焚き付ける中、悟は一代決心をして、ある木曜日を迎えることになった
だが、その日みゆきは喫茶店に現れず、今度は母の訃報にて、悟の方が喫茶店に行けなくなってしまうのである
テーマ:愛するということ
裏テーマ:惹かれ合う魂
■ひとこと感想
ビートたけし原作ということで、どんなヤバい展開を迎えるのかと思っていたら、少女漫画よりも純粋なラブストーリーに驚いてしまいました
携帯を持たない謎の女性に惹かれていくデザイナーを描いていくのですが、お仕事ドラマとしても、その奥深さが描かれていたと思います
物語は、予告編の段階で「来なくなる」ということが明言されていたので、いつ来なくなるのかなと思ってしまいましたが、意外と後半寄りになっていましたね
なので、予告編は見ない方が、前半の積み上げをじっくりと堪能できるように思えます
親友たちとのバカ騒ぎのシーンはとても心地よくて、悪意のない意地悪というのが関係性の濃さを表していましたね
後半はネタバレ厳禁ですが、そこまで突飛ではないというのは本当のところ
でも、その後の悟のこだわりは、彼らしくて応援したくなりました
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■関連リンク
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■イコライザー THE FINAL
■オススメ度
シリーズのファンの人(★★★)
アクション映画でスッキリしたい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.10.6(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:The Equalizer 3(均一にさせるもの、致命的な武器)
情報:2023年、アメリカ、109分、R15+
ジャンル:恩人の住む街で暗躍するマフィアとの戦いを描いたアクション映画
監督:アントワン・フークア
脚本:リチャード・ウェンク
キャスト:
デンゼル・ワシントン/Denzel Washington(ロベルト/ロバート・マッコール:退役軍人、元DIA工作員)
ダコタ・ファニング/Dakota Fanning(エマ・コリンズ:CIA職員)
デビッド・デンマン/David Denman(フランク・コンロイ:エマの上司、CIAエージェント)
エウジェニオ・マストランドレア/Eugenio Mastrandrea(ジオ・ボヌッチ:イタリア国家憲兵隊)
Sonia Ben Ammar(キアラ・ボヌッチ:ジオの妻)
Dea Lanzaro(ガブリエラ・ボヌッチ:ジオの娘)
レモ・ジローネ/Remo Girone(エンゾ・アリシオ:ロバートを助ける医師)
ガイヤ・スコデッラーロ/Gaia Scodellaro(アミーナ:カフェのウェイトレス)
Daniele Perrone(アンジェロ:魚屋の店主)
Manuela Tasciotti(カルメラ:アンジェロの妻)
アンドレア・スカルドゥッツィオ/Andrea Scarduzio(ヴィンセント・クアランタ:街を支配しようと企むマフィア)
Andrea Dodero(マルコ・クアランタ:ヴィンセントの弟)
Bruno Bilotta(ロレンツォ・ヴィターレ:葡萄園の所有者)
■映画の舞台
イタリア:シチリア島
アルタモンテ
https://maps.app.goo.gl/c5qTzU8acRyX22E99?g_st=ic
ロケ地:
イタリア:
Minori/ミノーリ
https://maps.app.goo.gl/xSa8bqNCGdEDpXe88?g_st=ic
Atrani/アトラーニ
https://maps.app.goo.gl/4rLg9jZoPzswVvS49?g_st=ic
Ravello/ラヴェッロ
https://maps.app.goo.gl/yCgJNvcK94jQgKoq5?g_st=ic
Maiori/マイオーリ
https://maps.app.goo.gl/FpoWje4qPuvsGjV89?g_st=ic
■簡単なあらすじ
ある要件にて、イタリアを訪れていたロバート・マッコールは、ワイナリーのマフィアを全滅させるものの、ボスの孫に撃たれてしまう
海を渡り、シチリア島を訪れたロバートだったが、とある港町にて気を失い、地元民に助けられた
男は憲兵隊のジオで、彼は知り合いのエンゾ医師の元に彼を届ける
エンゾは「彼は転んだんだ」と言い、背中の銃創から銃弾を取り出した
ロバートは彼らのおかげで命を存え、体力も徐々に回復していく
地元の魚屋アンジェロやカフェ店員のアモーラと仲良くなっていく中で、街で起きているある出来事にふれていく
それは街を牛耳ろうとしているマフィアの暗躍で、その手下がアンジェロたちから上納金を執拗に迫っていたことを知ったからである
そんな折、ロバートはCIAのエマ・コリンズに匿名の通報を行った
彼はワイナリーの場所を教え、そこにエマたちが探しているものがあると伝える
エマはいたずら電話だと思っていたが、それを上司に報告することになり、フランク捜査官とともにイタリアへと向かうことになったのである
テーマ:人生はタイミング
裏テーマ:義理の連鎖
■ひとこと感想
シリーズの3作目でロバートにとってはラストとなると噂される本作は、特殊部隊として活躍してきた彼がどのような余生を過ごすかを描いていきます
イタリアのどこかにあるワイナリーを壊滅させたロバートは、不意を突かれて少年に撃たれるのですが、それが致命傷に近い感じになっています
彼がシチリア島を選んだ理由はわかりませんが、その判断が功を奏して、温かみにふれることになります
映画内でも言及されるように、ロバートは人生はタイミングだと考えていて、人は然るべき時に、然るべき場所にいるという意味になります
彼が偶然アルタモンテを訪れ、そのタイミングでマフィアの活動が活発になる
彼が食堂に来ている時に、マフィアがジオ一家に脅しをかけるなど、映画上のシナリオと言えばそれまでですが、人生の節々において、このようなことは本当に起こるものだと言えます
映画は、アクションは少なめではありますが、ここぞというところできっちりを見せてくれるので、無駄をほとんど感じさせません
ロバートの完結編としてのシナリオも上手く、前2作を観ていれば、より一層エンディングの感涙に浸れるのではないかと感じました
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【映画感想】イコライザー THE FINAL【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
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公式HP:
https://www.equalizer.jp/