■映画鑑賞まとめ■
10月、第3週(2023.10.9〜2023.10.15)
■ヒッチコックの映画術
■オススメ度
ヒッチコック映画をこよなく愛する人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.10.10(アップリンク京都)
■映画情報
原題:My Name Is Alfred Hitchcock
情報:2022年、イギリス、120分、G
ジャンル:ヒッチコック自身が自分の映画技法を紹介するというコンセプトで作られたドキュメンタリー映画
監督&編集:マーク・カインズ
キャスト:
アリスター・マクゴーワン/Alistair McGowan(ヒッチコックの声)
アルフレッド・ヒッチコック/Alfred Hitchcock(アーカイブ)
■映画の舞台
世界各地
■簡単なあらすじ
アルフレッド・ヒッチコックが自分の映画の技法を解説するというコンセプトで作られた作品
序章、エピローグを含む全8章から構成される内容は、ラストにサプライズが待っている
取り上げられる作品は50作品を越え、100人以上の俳優が登場している
マーク・カインズの仕掛けによって語られる「ヒッチコック」と「映画技法」とは何か?
数々の作品を6つのカテゴリーに分けつつも、何度も登場するキームービーがあるのが特徴的になっている
テーマ:虚構と現実
裏テーマ:技法によって描かれるドキュメンタリーの正体
■ひとこと感想
ヒッチコックの作品は『裏窓』ぐらいしか記憶になく、世代も違うのでほとんどの作品を観ていません
それでも、後世に影響を与えたとのことで、ファンが見るヒッチコックの映画技法というものには興味がありました
実のところ、先週にも鑑賞したのですが、ナレーションが眠気を誘発し、やむを得ずにリベンジマッチを行うことになりました
ブログのデータ欄がえらいことになりそうだったので、通常とは構成を変えていますが、調べるだけでも他の作品の数倍の労力が要りますね
感想に関しては、ドキュメンタリー内で語られる技法をドキュメンタリーにも応用しているという感じで、内容はアレですが、構成や制作意図が面白い作品になっていました
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公式HP:
■白鍵と黒鍵の間に
■オススメ度
音楽映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.10.10(アップリンク京都)
■映画情報
情報:2023年、日本、94分、G
ジャンル:ジャズの世界で成り上がりたい若者が銀座のクラブを渡り歩く過去を切り取った音楽映画
監督:冨永昌敬
脚本:冨永昌敬&高橋知由
原作:南博『白鍵と黒鍵の間に -ジャズピアニスト・エレジー銀座編-』
キャスト:
池松壮亮(南:「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を弾いても良い敏腕ピアニスト)
池松壮亮(博:ジャズピアニスト志望の若者)
仲里依紗(千香子:博の先輩のピアニスト)
松尾貴史(熊野会長:「ゴッドファーザー 愛のテーマ」をリクエストしてもよい男)
高橋和也(三木:銀座のクラブバンドを仕切るバンドマスター)
森田剛(あいつ:「ゴッドファーザー 愛のテーマ」をリクエストする謎の男)
クリスタル・ケイ(リサ:アメリカ人ジャズシンガー)
松丸契(K助:サックス奏者)
川瀬陽太(曽根:クラブ「リージェント」のマネージャー&ギタリスト)
杉山ひこひこ(門松:クラブ「スロウリー」のマネージャー)
中山来未(Y子:「スロウリー」のホステス)
佐野史郎(宅見:博のピアノの先生)
洞口依子(博の母親)
■映画の舞台
東京:銀座
ロケ地:
神奈川県:横浜市
大衆酒場 翔
https://maps.app.goo.gl/pkFokQKGznLiGsV3A?g_st=ic
東京都:中央区
銀座NB CLUB
https://maps.app.goo.gl/KycProT4oph2ULtz5?g_st=ic
KOKU HOTEL 築地銀座
https://maps.app.goo.gl/yS6nBkFicq7pk21f7?g_st=ic
東京都:町田市
Caffee&Jazz NOISE
https://maps.app.goo.gl/rtTPDFH5EonQSTbeA?g_st=ic
■簡単なあらすじ
銀座のキャバレーでお面を被りながらピアノを演奏している博は、ジャズを習いたくて現地で修行をしていた
ある夜、彼の元に「あいつ」と呼ばれるヤバい男がやってきて、「ゴッドファーザー愛のテーマ」を弾いてくれと言われる
マネージャーが止めるものの、その理由がわからない博は、リクエストに答えてピアノを弾き始めた
その噂は銀座界隈に広まり、ある男の耳に届く
それは、クラブ「スロウリー」をはじめとして、銀座界隈の演奏家を取りまとめているバンマスの三木で、こともあろうに彼の店に銀座の主・熊野会長が来てしまう
この街では、「ゴッドファーザー 愛のテーマ」をリクエストして良いのは熊野だけで、それを弾いてもいいのはスロウリーを中心に活動しているピアニストの南だけだった
南は三木からの要望で「スロウリー」を訪れた熊野をその曲で出迎える
一方その頃、曲をリクエストした「あいつ」は、クラブ「リージェント」を訪れていた
「リージェント」のマスター・曽根は、慌てて三木にそのことを告げ、「あいつ」をそちらに向かわせると言い始める
熊野と「あいつ」には因縁があり、出会えば一触即発は免れないと思われていたのである
テーマ:成長と決意
裏テーマ:未来を阻む壁
■ひとこと感想
ジャズが軽快に流れて、おしゃれな雰囲気の音楽映画だと思っていましたが、実はピアニスト南博の自伝の映画化で、彼の銀座の駆け出しの頃を振り返るものになっていました
しかも、銀座初心者時代と熟練時代が同時に存在する世界観になっていて、普通の回想録にもなっていません
映画は、音楽好きならハマりますが、この時系列ごちゃ混ぜの構成を受け入れられるのかはわかりませ
映画を見慣れているとそこまで気にはなりませんが、音楽を聴くという状況としては、集中できないので不要だと思ってしまいます
予告編からは想像もつかない内容なので、少しばかり構えるか、構成に関しては考えずに音楽を楽しむ方に切り替えるかの決断が必要かもしれません
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■ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌
■オススメ度
オペラが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.10.11(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:La boheme: A New York Love Song(ボヘミアンの日々)
情報:2022年、アメリカ&香港、95分、G
ジャンル:ある安宿に集まる若者を描いた群像劇的オペラ映画
監督&脚本:レイン・レマー
原作:ジャコモ・プッチーニ『La boheme(1896年初演)』
キャスト:
ビジョー・チャン/Bijou Chan(ミミ:貧乏なお針子、ロドルフォの隣人)
シャン・ズウェン/Shang Zwen(ロドルフォ:詩人)
ラリサ・マルティネスLarisa Martínez(ムゼッタ:マルッチェロの元恋人、浮気性の女)
ルイス・アレハンドロ・オロスコ/Luis Alejandro Orozco(マルチェッロ:画家)
井上秀則(コッリーネ:哲学者)
マルケル・リード/Markel Reed(ショナール:ミュージシャン)
■映画の舞台
現代、真冬のニューヨーク(原作は1830年代のパリ)
ロケ地:
香港のスタジオ
■簡単なあらすじ
現代のニューヨークの貧相な集合住宅には、詩人のロドルフォ、画家のマルチェッロが住んでいた
2人は暖を取る金もなく、ロドルフォは売れ残りの原稿を暖炉にくべて燃やした
そこにミュージシャンのショナールがやってきて、まとまった金ができたから食事にでも行こうと誘いに来る
ロドルフォはマルチェッロとショナールを先に行かせ、作品を仕上げてから合流するという
そこにロドルフォの隣人のお針子ミミがやってきて、火を借りたいと言ってきた
火を分けるもののすぐに消えてしまい、その闇の中でミミは鍵を無くしてしまう
必死に探すものの見つからず、2人はマルッチェロたちを追って、食堂に向かうことになった
テーマ:愛の火の灯し方
裏テーマ:清貧の中にある孤独
■ひとこと感想
ミュージカル映画という宣伝だったので、愛し合うカップルが愛の歌を歌う系かなと思っていました
原作のオペラを観劇したことはなく、映画化された作品も見ていないので、原作とどこまで違うのかはわかりません
それでも、時代設定と場所を変えた以外はそのままのようで、アジア系の人々に合ってない名前に違和感が募りました
映画は、IMDBに存在すらなく、ウィキペディアすらもありません
しかもパンフレットまで売っていないとあって、映画について調べるのがほぼ不可能な感じになっています
そのあたりの事情は英語版の記事などで調べましたが、「Rumiko Hasegawa」という財団を経営しているオペラファンの人が発起したということぐらいしかわかりませんでした
俳優さんたちはガチのオペラ歌手ですが、そのほとんどが無名に近いので、ググっても何も出てきません
主要キャストは6人ですが、脇を固めるキャストも2名しかわからず、あのドラァグクイーンみたいな友人が何者なのかも調べられませんでした
なので、レビュー自体もかなり薄めの内容になっているので、ご容赦くださいまし
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【映画感想】ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌【後半:ネタバレあり】
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■アンダーカレント
■オススメ度
人間がわからないと悩んでいる人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.10.12(T・JOY京都)
■映画情報
情報:2023年、日本、143分、G
ジャンル:失踪した夫を探す中で、人は人をどれだけわかるのかを理解する妻を描いたヒューマンドラマ
監督:今泉力哉
脚本:澤井香織&今泉力哉
原作:豊田徹也『アンダーカレント(講談社、2004年)』
キャスト:
真木よう子(関口かなえ:銭湯「月乃湯」の女主人)
(幼少期:松尾エマ)
井浦新(堀隆之:銭湯に住み込みで働きに来る男)
江口のりこ(菅野よう子:かなえの大学時代の友人)
中村久美(木島敏江:「月乃湯」のパートのおばちゃん)
康すおん(田島三郎:煙草屋、常連客)
内田理央(藤川美奈:シングルマザーの常連客)
大野さき(藤川みゆ:美奈の娘、小学生)
永山瑛太(関口悟:失踪したかなえの夫)
リリー・フランキー(山崎道夫:悟を捜索する探偵)
鈴木日彩(さなえ:かなえの幼少期の友人)
■映画の舞台
都心のどこかののどかな場所
ロケ地:
千葉県:市川市
石乃湯
https://maps.app.goo.gl/uVi7aXAEZeYDDo4y5?g_st=ic
東京都:世田谷区
KOMAZAWA PARK CAFÉ
https://maps.app.goo.gl/tFyXu7mpjSbC67fe8?g_st=ic
東京都:あきる野市
東京サマーランド
https://maps.app.goo.gl/Dzj1yr22zzT9nx2fA?g_st=ic
神奈川県:相模原市
みの石滝キャンプ場
https://maps.app.goo.gl/LLUFE5YsPB12GtZZ9?g_st=ic
東京都:練馬区
たつの湯
https://maps.app.goo.gl/kS6XWfcD3CxfTBUN7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
親の跡を継ぎ、銭湯の主人をしているかなえは、夫・悟に失踪され、やむなく求人募集を出していた
悟は失踪するような人には見えず、夫婦仲も問題はないように思えたが、それでもかなえは生活のために再開させざるをえなかった
銭湯は先代からの手伝い・木島と共に切り盛りしていて、少しずつ常連も戻ってきていた
近くの煙草屋の主人・田島や、シングルマザーの美奈とその娘みゆたちも通ってくれていた
ある日、かなえの元に堀という男がやってきた
聞けば、募集広告を見て紹介されたと言い、ボイラーの免許なども持っている
協会からの紹介でもあり、かなえは雇うことになったが、募集条件が住み込みだったために、堀は宿を用意していなかった
そこでかなえは、先代の頃に職人が使っていた寝床を用意し、アパートが見つかるまでの間、共同生活を送ることになった
それから数ヶ月後、スーパーで旧友のよう子と会ったかなえは、彼女の夫の知り合いに探偵がいると知る
そして、夫捜索の依頼をすることになったのである
テーマ:人がわかるとは何か
裏テーマ:踏み出すために踏み込む勇気
■ひとこと感想
女1人で切り盛りしている銭湯に謎の男がやってくるというシチュエーションで、何かしら関係がある男なのかなと思っていました
ヒューマンドラマのような、少しサスペンス様子が入っていて、夫を探していくうちに、少しずつかなえの記憶も戻ってきています
失踪した夫がどんな人間だったかを知る中で、自分自身の中にある「嘘」の部分も露見するのですが、それは「嘘」というよりは、誰にも言えない過去のようにも思えてきます
同じようなものが夫にもあり、堀にもあるという感じになっていて、夫の捜索と同時に堀が何者かがわかってくるという構成になっていました
物語は静かなトーンで紡がれていますが、底流を流れるような重苦しさが時折挿入されるユーモアで緩和されていましたね
人は見た目である程度わかるとは言いますが、どこまでちゃんと見ていたかで、自分の理解度も変わってきますね
夫が語ろうとしなかった理由は、男性ならば気づけたように思えました
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https://undercurrent-movie.com/
■オクス駅お化け
■オススメ度
Jホラーが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.10.12(MOVIX京都)
■映画情報
原題:옥수역 귀신(オクス駅の幽霊)、英題:The Ghost Station(幽霊の駅)
情報:2022年、韓国、80分、PG12
ジャンル:廃駅で起きる不可解な事件を追う記者を描いたホラー映画
監督:チョン・ヨンギ
脚本:高橋洋&イ・ソヨン
原作:ホラン/호랑『옥수역 귀신(オクス駅の幽霊、2011年)』
キャスト:
キム・ボラ/김보라(キム・ナヨン:死亡事故を調べるウェブニュースの記者)
キム・ジェヒョン/김재현(ウウォン:ナヨンの友人、地下鉄「オクス駅」の保安係)
シン・ソユル/신소율(ヨン・テヒ:不可解な死を遂げた兄をもつ女性)
(幼少期:イム・ハユン/임하윤)
パク・ジェハン/박재한(テホ:テヒの兄、調理師)
(幼少期:チョ・ヨンホ/조연호)
ジン・デヨン/진대연(テホの父、テヒの義父)
オ・ジンソク/김강일(スンジュン:ウウォンの友人、同僚の保安係)
キム・グァンヒョン/김광현(地下鉄の機関士)
キム・カンイル/김수진(湯灌士)
キム・スジン/김수진(モ社長)
キム・ウンミン/김은민(酔っ払い女)
■映画の舞台
韓国:オクス駅
https://maps.app.goo.gl/NKsAgKbfDeJPXD598?g_st=ic
ロケ地:
不明
■簡単なあらすじ
WEB専門のニュースサイトの記者ナヨンは、友人の駅員ウウォンから得た情報を元に記事を書いたものの、事実誤認が発覚して追い詰められてしまう
モ社長は独断で書いた記事だから賠償金を自分で払えと言い出し、それが嫌なら金になる記事を3つ書けと条件をつけた
そのことをウウォンに愚痴っていると、駅で起きているある噂話を持ち出してきた
同僚のスンジュンは「思い出したくない」というものの、ナヨンはその噂を追うことにした
駅の地下には廃駅となっている場所があり、そこで1人の男性が首を吊って死んでいた
ナヨンはその男の妹であるテヒにコンタクトを取り取材をするうちに、ある「井戸」と「施設」へと行き着き、それはオクス駅の建設へと繋がっていく
ナヨンはそれらをまとめるものの、モ社長は地下鉄工事の件は記事にしないと言いボツにしてしまう
だが、その情報を知り得た直後、事実誤認だった酔っ払いとスンジュンの死体が駅構内から発見させる
そして、ウウォンの体にも、何かの爪痕のような傷が出現するのである
テーマ:呪いの連鎖
裏テーマ:伝染と報復
■ひとこと感想
韓国ホラーの製作陣にJホラーのスタッフが入っているということで、少しビジュアルが韓国寄りの中身Jホラーという感じに仕上がっていました
なので、韓国ホラーを期待するとポカーンとなるし、Jホラーが好きな人ならOKという感じになっています
でも、ぶっちゃけ「怖くない」ので、ホラー映画だったのかも微妙に思えます
映画は、韓国版都市伝説に首を突っ込む記者という構図で、キーシークエンスには井戸が登場します
これだけでも既視感満載で、新しいものを感じされたかは何とも言えない感じですね
一応、ラストのオチは少し斬新ですが、あの状況で「あれを口にするのか?」というシナリオの組み立ては「やっつけ」以外の何者でもないように思えました
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■キリエのうた
■オススメ度
アイナ・ジ・エンドの歌が聴きたい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.10.13(イオンシネマ久御山)
■映画情報
情報:2023年、日本、178分、G
ジャンル:理由があってうまく声を出せないシンガーを描く音楽映画
監督&岩井俊二
原作:岩井俊二『キリエのうた(2023年、文藝春秋)』
キャスト:
アイナ・ジ・エンド(キリエ/小塚路花:歌しか歌えない路上シンガー)
(幼少期:矢山花)
アイナ・ジ・エンド(小塚希:路花の姉)
広瀬すず(イッコ/一条逸子/広澤真緒里:キリエのマネージャーを買って出る女)
松村北斗(潮見夏彦:希の元婚約者、真緒里の家庭教師)
黒木華(寺石風美:小学校の先生)
小尾楓(岡田健人:寺石の生徒)
村上虹郎(風琴:キリエに売り込むギタリスト)
笠原秀幸(松坂珈琲:東京のストリートミュージシャン)
粗品(日高山茶花:著名なキーボード奏者)
北村有起哉(根岸凡:音楽プロデューサー)
松浦祐也(波田目新平/ナミダメ:イッコに執着するIT社長)
七尾旅人(御手洗礼:大阪の路上ミュージシャン)
大塚愛(小塚呼子:路花と希の母)
安藤裕子(沖津亜美:児童相談所の職員)
江口洋介(潮見加寿彦:夏彦の伯父、潮見外科の院長)
ロバート・キャンベル(マーク・カレン:加寿彦のパートナー)
吉瀬美智子(潮見真砂美:夏彦の母、元FM局のパーソナリティー)
樋口真嗣(潮見崇史:夏彦の父、FM局のラジオディレクター)
奥菜恵(広澤楠美:真緒里の母、スナックのママ)
石井竜也(横井啓治:楠美の内縁の夫、牧場経営者)
浅田美代子(広澤明美:真緒里の祖母)
豊原功補(イッコの元恋人)
松本まりか(イッコの元恋人のガールフレンド)
■映画の舞台
2011年〜2023年
東京:新宿駅前
大阪:藤井寺&天王寺
宮城:仙台&石巻
北海道:十勝
ロケ地:
北海道:川上郡
新屈足神社
https://maps.app.goo.gl/HyPMbuPhbehJhGYK7?g_st=ic
北海道:川西郡
白樺学園
https://maps.app.goo.gl/jt8xoZ8PQhMDDNJZA?g_st=ic
大阪市:西区
川口基督教会
https://maps.app.goo.gl/rmbTtepqBdEdK6hr6?g_st=ic
大阪市:天王寺区
天王寺公園
https://maps.app.goo.gl/AANZZo8vTSxLsBUb8?g_st=ic
大阪府:藤井寺市
道明寺南小学校
https://maps.app.goo.gl/i8jqNiKKTuLKCT5Q6?g_st=ic
津堂城山古墳
https://maps.app.goo.gl/Xy6Ru3D31mxraCq37?g_st=ic
東京都:新宿区
新宿駅南口
https://maps.app.goo.gl/h7HwTXkB36A4sFFi6?g_st=ic
新宿中央公園
https://maps.app.goo.gl/JeZrdwczDu8nzo9C9?g_st=ic
宮城県:石巻市
日和山公園
https://maps.app.goo.gl/BgSXJ29D621GUHN19?g_st=ic
羽黒山鳥屋神社
https://maps.app.goo.gl/xSFxpLUPqu3anQq28?g_st=ic
須江大刈場
https://maps.app.goo.gl/KiLggVyK64Hw9Egf6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
新宿近辺で路上ライブをしているキリエは、喋る時はうまく声を出せなかったが、その特徴的な声で往来を立ち止まらせていた
ある夜、イッコと名乗る女性が彼女の前に現れ、その歌に魅了されて、そのまま一緒に食事にいくことになった
キリエが路上生活者であることがわかると、イッコは自分の部屋に招き入れて、それからマネージャーをしたいと言い出してしまう
それから2人は活動の幅を広げ、多くのリスナーと業界人たちを巻き込んでいる
だが、キリエが転がり込んでいたその部屋はイッコの元カレの部屋で、2人はやむなくそこを出て行かざるを得なくなる
そうして向かった先は、イッコを支援しているというIT企業の社長のナミダメで、キリエはそこで厄介になることになった
だが、しばらくしてから、イッコはどこかに消えてしまい、そしてナミダメは結婚詐欺に遭ったとキリエに迫ってくる
共犯容疑がかかり、キリエはある男に保護者として来てもらうことになった
それは、かつて保護施設時代に交流を持った、キリエの姉の婚約者・夏彦だったのである
テーマ:音楽の力
裏テーマ:過去からの脱出
■ひとこと感想
アイナ・ジ・エンドの主演映画と言うことで話題に上り、その歌声、楽曲がプロモーションで数知れず流れていました
どんな演技をするのかなと思っていましたが、憑依型シンガーでもある彼女なので、うまく表現できていたように思います
物語は、一言でいうと「まとまりがない」というもので、この映画を一行で表すことができません
いわゆるログライン化できない作品となっていて、それは「シナリオが洗練されていない」ということと、「描きたいことの引き算ができていない」というところに繋がります
キリエの音楽の成功を描く物語なのか、キリエとイッコの友情を描く物語なのか、夏彦との関係を描く恋愛映画なのか
この全てを盛り込んだために、映画の着地点がわからないまま、エピソードだけが重なっていくように思えました
あとは、映画館の音響の関係なのかわかりませんが、キリエの路上ライブでのハウリングが目立ち、フェスでは警察の拡声器の不快な音が混じります
純粋に歌に集中できるのが数曲しかなく、これでは作品の持ち味が活きていないように感じました
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■オペレーション・フォーチュン
■オススメ度
ジェイソン・ステイタムが暴れる映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.10.13(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:Operation Fortune: Ruse de guerre
情報:2023年、イギリス&アメリカ、114分、G
ジャンル:秘密の取引を阻止するために作られた即席チームを描くスパイアクション映画
監督:ガイ・リッチー
脚本:ガイ・リッチー&アイバン・アトキンソン&マーン・デイビス
キャスト:
ジェイソン・ステイタム/Jason Statham(オーソン・フォーチュン:凄腕のスパイ)
オーブリー・プラザ/Aubrey Plaza(サラ・フィデル:曲者の凄腕ハッカー、元マイクの部下)
バジー・マローン/Bugzy Malone(J・J・デイヴィス:ITに強いオーソンのメンバー)
ジョシュ・ハーネット/Josh Hartnett(ダニー・フラチェンコ:スパイ活動に巻き込まれる映画スター)
Sam Douglas(ソール:ダニーのマネージャー)
Oleksandra Zharikova(ナターシャ:ダニーの秘書)
ケーリー・エルウェス/Cary Elwes(ネイサン・ジャスミン:MI6コーディネーター、オーソンのチームを招聘)
エディ・マルサン/Eddie Marsan(ナイトン:ネイサンの上司)
ヒュー・グラント/Hugh Grant(グレッグ・シモンズ:「ハンドル」を手に入れようとする武器商人)
ルルド・ファベレス/Lourdes Faberes(エミリア:グレッグの秘書)
マックス・ビーズリー/Max Beesley(ベン・ハリス:グレッグの弁護士)
ピーター・フェルナンド/Peter Ferdinando(マイク:ネイサンのライバルのエージェント)
Nicholas Facey(ジョン:マイクの部下)
Vincent Wang(ヴィンセント:クルーズ船のコック)
トム・ローゼンタール/Tom Rosenthal(トレント:バイオ技術者)
Oliver Maltman(アーノルド:バイオ技術者)
Ian Bartholomew(ベイカー:「トレント」の運び屋)
Ergun Kuyucu(カシム:グレッグの友人、取引相手)
■映画の舞台
ウクライナ:オディケ
トルコ:アンタルナ
イギリス:ロンドン
フランス:カンヌ
アメリカ:ロサンゼルス
ロケ地:
トルコ:
Antalya/アンタルヤ
https://maps.app.goo.gl/satoTRZRMh5mmvrp6?g_st=ic
Ruins of Aspendos
https://maps.app.goo.gl/Xxdr1zG8tLoBP7zV6?g_st=ic
Antalya EXPO Exhibit Space
https://maps.app.goo.gl/svY85NopKE8RRHsa6?g_st=ic
Amara Premier Palace Hotel
https://maps.app.goo.gl/BN1PoW14n5f52nx78?g_st=ic
クウェート:
Doha/ドーハ
https://maps.app.goo.gl/bmjtvm9UZHU1K47j8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
ウクライナにて「目的不明の機密機器」が強奪され、その情報を得たMI6のナイトンは、部下のネイサンに命令し、特殊チームを編成させた
そのリーダーには熟練のオーソン・フォーチュンが選ばれ、ネイサンは彼の仲間としてサラ・フィデルとJJを選ぶ
2人はオーソンのライバルエージェント・マイクの元で働いていたことがあり、マイクは別の任務に就いているという
オーソンは休日を返上し、目的の「ハンドル」と呼ばれるものが入ったスーツケースを追うことになった
「ハンドル」の運び屋をマークするMI6だったが、邪魔が入り、マイク率いる部隊に奪われてしまう
マイクは武器証人のグレッグと通じているようで、「ハンドル」はグレッグの弁護人ベン・ハリスの元に届けられる
そこでオーソンは、グレッグが心酔している俳優のダニー・フラチェンコをチームに引き入れて内部に潜入することに成功した
テーマ:大義と裏切り
裏テーマ:即席の強み
■ひとこと感想
ジェイソン・ステイサム映画と言うことで、ありきたりの設定と世界観になっていましたね
世界を揺るがすアイテムを奪い合う展開になっていて、即席チームの活躍を描いていきます
登場人物がかなり多く、途中から敵の勢力の把握ができなくなりますが、深く考える必要がないように思えます
6カ国を行き来しますが、観光ムービーと言う感じはしません
謎のキーアイテムの正体は意外なような気もしますが、物理的に奪い合っている感じが少し古めかしさを感じてしまいます
物語はさほど難しくはありませんが、敵側の識別が結構難しいので、今誰の部下を倒しているのかなどが分かりにくい感じになっています
アクションもさほど真新しさはなく、裏切りの連鎖が続く中で、真の敵を追うと言う展開になっています
エンドロール中にも映像があるパターンで、本編を楽しんだ人向けになっていますね
最後まで飽きずに観られると思いますが、既視感は満載だと思います
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【映画感想】オペレーション・フォーチュン【後半:ネタバレあり】
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