■映画鑑賞まとめ■

 

10月、第3週(2023.10.16〜2023.10.22

 


死霊館のシスター 呪いの秘密

 

■オススメ度

 

シリーズのファンの人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.10.16(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

原題:The Nun II(修道女2)

情報2023年、アメリカ、110分、PG12

ジャンル:ある教会で起きた不可解な事件を調べることになった修道女を描くホラー映画

 

監督マイケル・チャペス

脚本イアン・ゴールドバーグ&リチャード・ナイン&アケラ・クーパー

 

前作『死霊館のシスター』

↓Amazon Prime Video リンク

https://amzn.to/3Q14sO8

 

キャスト:

タイッサ・ファーミガ/Taissa Farmiga(アイリーン・パーマー:事件の調査を依頼される修道女)

   (幼少期:Margot Bernazzi

ジョナ・ブロケ/Jonas Bloquet(モリース・テリオー/フレンチー:アイリーンと関わりを持つ学校の用務員)

 

ストーム・リード/Storm Reid(デブラ:アイリーンに同行する若き修道女)

 

ケイトリン・ローズ・ダウニー/Katelyn Rose Downey(ソフィー:寄宿学校の生徒)

アナ・ポップウェル/Anna Popplewell(ケイト:ソフィーの母、教師)

スザンヌ・バーティッシュ/Suzanne Bertish(マダム・ローラン:校長)

レンティーヌ・ドンシュー/Léontine d’Oncieu(シモーヌ:ソフィーをいじめる生徒)

アヌーク・ダーウィン・ホームウッド/Anouk Darwin Homewood(セレステ:ソフィーをいじめる生徒)

 

ボニー・アーロンズ/Bonnie Aarons(ヴァラク:悪魔の尼僧)

アンドリュー・モルガド/Andrew Morgado(悪魔の声)

 

マキシム・エリアス=メネ/Maxime Elias-Menet(ジャック:タラスコンのサッカー少年)

 

■映画の舞台

 

1956年、

フランス:ブーシュヌ・ド・ドュ・ローヌ

タラスコン

https://maps.app.goo.gl/56hQZxmknAyRRiHb9?g_st=ic

 

ロケ地:

フランス:プロヴァンス

Couvent des Prêcheurs/修道院

https://maps.app.goo.gl/LFey9obfmmJkvgW48?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

前作にて奇跡を起こした修道女のアイリーンは、イタリアン修道院の修道女として日々を過ごしていた

彼女のいる修道院では、修道院長の言葉を無視する若い修道女デブラがいて、彼女は両親からの言いつけでここに来ていた

 

それから数週間前のこと、フランスのタラスタンで不可解な事件が起きていた

教会内で神父が焼死したというもので、それ以外にも不可解な聖職者の死が相次いでいた

教皇庁のコンロイ枢機卿はアイリーンを招聘し、事件の調査に当たらせる

 

一方その頃、フランスの寄宿学校では、生徒のソフィーが同級生からいじめられ、立ち入り禁止の礼拝堂に閉じ込められていた

ソフィーはそこで何かを見てしまい、用務員のモリーンに変調が起きつつあった

 

テーマ:信じる者は救われる

裏テーマ:修道女と恋心

 

■ひとこと感想

 

シリーズをどこから観ていたかは覚えていませんが、前作の記憶がほとんど抜けたまま鑑賞

パンフレットに時系列順にシリーズが載っていて、記憶にはないけれど身覚えがあるものばかりでした

 

映画は、前作『死霊館のシスター』の続きで、時系列的には『アナベル 死霊人形の誕生(2017)』の前日譚にあたります

ユニバース的にはエンドクレジットの途中で登場するウィーレン夫妻の物語が最初で「エンフォールド事件」あたりとリンクしてくるものがありました

 

ホラー映画として怖いかは何とも言えないのですが、「信じる者は救われる」を地で行く映画なので、そのご都合主義的な神様の力を許容できるならOKかと思います

逆に、祈ればOKがアホらしく感じてしまう人は、このシリーズのみならず、キリスト教系ホラーには向いていないように思えます

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】死霊館のシスター:呪いの秘密【後半:ネタバレあり】

 

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公式HP:

https://wwws.warnerbros.co.jp/shiryoukan-himitsu/


春画先生

 

■オススメ度

 

春画に興味のある人(★★★)

偏愛映画に興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.10.17(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報2023年、日本、114分、R15+

ジャンル:春画に魅入られた女性と研究家との偏愛を描いたアブノーマル恋愛映画

 

監督&脚本塩田明彦

 

キャスト:

内野聖陽(芳賀一郎/春画先生:変わり者の春画研究者)

北香那(春野弓子:芳賀から春画を教わる女性、カフェ店員)

 

柄本佑(辻村俊介:「春画大全」の編集者、一郎の弟子)

 

白川和子(本郷絹代:一郎の家政婦)

 

安達祐実(藤村伊都:一郎の亡き妻)

安達祐実(藤村一葉:伊都の姉)

 

■映画の舞台

 

都内某所

 

ロケ地:

静岡県:御殿場市

二岡神社

https://maps.app.goo.gl/YNctAN719VnALv6Q9?g_st=ic

 

長野県:飯山市

飯山市弓道場

https://maps.app.goo.gl/gxMD6gVb5CvHdAic6?g_st=ic

 

東京都:新宿区

喫茶ロマン

https://maps.app.goo.gl/8F1w5t12hP9B2Jgb9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

喫茶店で働いている弓子は、ある勤務中に客が読んでいた春画集を凝視してしまう

彼は「春画先生」と呼ばれる研究者・芳賀一郎で、芳賀は弓子に名刺を渡し、学びたければ明日にでも訪れるが良いと言って去っていった

 

翌日、弓子は名刺を頼りに芳賀の邸宅に向かうと、家政婦の絹代が居間へと案内してくれた

芳賀は矢継ぎ早に春画を見せ、その干渉の仕方というものを教えていく

そして、週に二度、家政婦をするという条件で、弓子は彼の家に通うことになった

 

ある日、芳賀は亡き妻の話をして、彼女のドレスを弓子に着させた

そして、春画ファンが集まる会合に参加させる

悪態をつく参加者もいる中、芳賀はさらりとその場を交わし、弓子は一抹の不安を抱えたまま、芳賀に想いを寄せるようになっていた

 

そんな折、春画集の編集者である辻村が芳賀の元を訪れ、彼女を芳賀が勤めていた大学へと連れていく

そして2人はそのままバーへ行き、辻村は芳賀と妻・伊都についての話を聞かせることになったのである

 

テーマ:純愛と偏愛

裏テーマ:隠された資質

 

■ひとこと感想

 

春画というものをまともに見たことがなく、本作は無修正でスクリーンに登場する最初の映画というふれ込みがありました

いわゆるエロい浮世絵のことで、それに魅了した研究者と、彼に恋をする女性の恋愛模様を描いていきます

 

春画についてのあれこれは前半で語られますが、後半は一転して「偏愛」と「アブノーマル」の祭典という感じになっていますね

これを受容できるかは何とも言えませんが、すごいものを見せられたなあという感覚にはなりますね

 

映画は、基本的には恋愛映画なのですが、その障壁は「自分自分」であるという不思議な映画になっていました

いわゆる「トリガー」というものを取り払う中で、性的な本質に目覚めるというもので、その予兆というのは、前半からも滲み出ているものだったように思えました

 

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【映画感想】春画先生【後半:ネタバレあり】

 

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公式HP:

https://happinet-phantom.com/shunga-movie/


鯨の骨

 

■オススメ度

 

ARとリアルが入り混じる世界観に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.10.18(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

情報2023年、日本、88分、G

ジャンル:マッチングアプリで知り合った女性を探す青年を描いたリアルファンタジー映画

 

監督大江崇允

脚本菊池開人&大江崇允

 

キャスト:

落合モトキ(間宮:結婚式を間近に控えたサラリーマン、趣味は廃墟巡り)

あの(明日香:間宮のマッチングアプリの相手)

 

横田真悠(凛:間宮に明日香のことを教えるネットアイドル)

 

大西礼芳(由香理:婚約を一方的に破棄する間宮の恋人)

 

内村遥(松山雄司:間宮にマッチングアプリを紹介する職場の後輩)

戸田昌宏(間宮の上司)

 

松澤匠(竹内雅夫:凛のファン、明日香のアンチ)

宇野祥平(しんさん:明日香を信奉するファン)

 

■映画の舞台

 

都内某所

 

ロケ地:

神奈川県:川崎市

喫茶まりも

https://maps.app.goo.gl/tqEU8MmqYSxr1F7a9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

恋人・由香理との結婚を考えていたサラリーマンの間宮は、式場まで選んだ寸前に他の男がいると告げられて別れを切り出されてしまう

心に穴が空いた間宮は、後輩から薦められたマッチングアプリに登録し、唯一返信をしてきた女性と会うことになった

 

間宮は不思議な雰囲気を持つ赤い服を着た女性と行動するものの、彼女が女子高生であることがわかる

女子高生は「気になる?」と聞くものの、間宮はそのまま彼女を自宅へと招いた

 

シャワーを浴びて戻ってくると、女子高生は薬を多量服用して自殺をしていて、間宮は慌てて救急に電話をするものの、女子高生との淫行がバレることを恐れる

そして、こともあろうに遺体を山に埋めようと考える

だが、穴を掘り終えてトランクを覗き見ると、そこには何もなかったのである

 

その後、間宮は彼女が口にしていた呉服公園のことを思い出しそこへと向かう

ベンチでコーヒーを飲んでいると、複数の若者たちがやってきて「新規さん?」と聞いてくる

間宮は意味がわからなかったが、その公園はARアプリ「ミミ」のインフルエンサーでもある凛という女性が仲間たちと過ごす公園だったのである

 

間宮は凛に誘われて、「ミミ」をダウンロードする

そして凛は、「ミミ」がムーブメントとなった「明日香」という女子高生の居場所へと連れていく

そして、そこにいたのは、間宮の部屋で自殺した女子高生だったのである

 

テーマ:現実とVRの境界線

裏テーマ:デジタルタトゥーの後始末

 

■ひとこと感想

 

あのちゃんが出ているということで、どんな世界観なのかと思っていましたが、まさかのAR世界との融合みたいなとんでもない展開になっていました

位置情報アプリの一種で、その場所に限定した投稿ができるというもので、バーチャルの空間に自分のデータが残るという設定になっていました

 

ポケモンGO全盛期のラプラスダッシュとか、そんな感じのレア度を探す感じで、当初の目的から承認欲求の溜まり場と化していましたね

ネットアイドル的な存在がいて、彼女の投稿を追いかけるのですが、彼女のように地域限定だとわかりやすいですが、明日香のように色んなところに痕跡を残すタイプだと厄介かなあと思います

 

映画は、自分の部屋で死んだはずの女子高生がそこら辺にマーキングしているというもので、彼女のファンらしき人間の暴走に巻き込まれてきます

また、承認欲求から金銭へとシフトして、あっさりアプリを乗り換えるアイドル的存在も時代を反映させているように思えました

 

難点なのは、夜のシーンが多いので、画面がひたすら暗いことですね

またエンドロールがなぜか縦書きでロールしないタイプかつ、背景の上に重なるので何が書いてあるかわかりません

特にキャスト欄は画面いっぱいに役名と役者の名前が連なっていましたが、2〜3秒しか映らないので記憶するのも無理な感じになっています

パンフにもエンドロールは載っていないので、SNSで掘れる情報ぐらいしか集まりそうにありません

 

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【映画感想】鯨の骨【後半:ネタバレあり】

 

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公式HP:

https://www.culture-pub.jp/kujiranohone/


 

■オススメ度

 

障害者施設の事件を知りたい人(★★★)

優生思想について考えたい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.10.19(京都シネマ)

 

■映画情報

 

情報2023年、日本、144分、PG12

ジャンル:ある人里離れた場所にある重度障碍者施設を巡る事件を描いた社会派伝記的映画

 

監督脚本石井裕也

原作辺見庸『月(角川文庫、2017年)』

 

キャスト:

宮沢りえ(堂島洋子:重度障碍者施設「三日月園」で働き始める女性、書けなくなった小説家)

オダギリジョー(堂島昌平:洋子の夫、映像作家)

 

磯村勇斗(さとくん:「三日月園」の介護士)

長井恵里(祥子:さとくんの恋人、聴覚障碍者)

 

二階堂ふみ(坪内陽子:小説家志望の先輩介護士)

鶴見辰吾(坪内昭雄:陽子の父)

原日出子(坪内久美子:陽子の母)

 

大塚ヒロタ(山村:先輩介護士)

笠原秀幸(水谷:先輩介護士)

モロ師岡(田所:三日月園の園長)

 

板谷由夏(会沢友子:洋子の友人、産婦人科医)

 

高畑淳子(入所者きーちゃんの母)

 

■映画の舞台

 

日本某所

重度障害者施設「三日月園」

 

ロケ地:

和歌山県:有田郡

DINING  Cafe&Bar BUZZ

https://maps.app.goo.gl/E27hjpScPTvfCXvHA?g_st=ic

 

和歌山県:和歌山市

和歌山県立医科大学 薬学部

https://maps.app.goo.gl/3u8zozXaquWXFMBw8?g_st=ic

 

花山ママクリニック

https://maps.app.goo.gl/LvpDU4R1QfgKdDSo7?g_st=ic

 

神奈川県:相模原市

KickBoxing G1TEAM TAKAGI

https://maps.app.goo.gl/meAZf437dUwtXzsNA?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

かつて東日本大震災を題材にした作品で有名になった作家の堂島洋子は、あることがきっかけで書けなくなり、森の奥にある重度障害者施設にて働くことになった

夫・昌平は映像作家として、趣味の範囲で作品を作っているが、それで生活ができるほどではなかった

 

施設は個室に分けられて鍵がかけられていて、厳重に管理されていた

先輩にあたる若い介護士のさとくんは紙芝居で入所者を楽しませようとしていたが、同僚の山村と水谷は良い顔をしない

それだけでなく、何かに理由をつけては虐待をしている

 

洋子の案内役を頼まれたのは小説家志望の陽子で、彼女は嘘が嫌いで、事実を小説に落とし込もうとしていた

彼女は敬虔なキリシタンであるものの、善人ぶっている両親を忌み嫌っていて、酒が回ると正論を吐いて周囲を沈黙させてしまう

 

そんな折、洋子の妊娠が発覚し、彼女のトラウマが顔を覗かせてくる

洋子はかつて、3歳で息子を亡くし、その悲しみから脱去できずにいる

そして、息子には障害があり、それが今を生み出してもいた

産むべきか悩む中、洋子はさとくんの行動の異変に気づいていくのである

 

テーマ:人としての境界線

裏テーマ:優生思想が生む混沌

 

■ひとこと感想

 

何かの事件をモチーフにしているイメージはありましたが、事前情報はあえて入れずに参戦しました

森の奥にある施設で、そこの入所者を見ていると舞台設定がわかり、さとくんが登場したあたりで、「あの事件では?」となんとなく察することができる感じになっています

 

原作は未読ですが、モチーフとなった事件は知っているという感じで、でも詳細については知りません

なので、事件の詳細が暴かれていく中で、犯人の心理的な変化というものが見えてきました

 

根底にある「隠そうとする意識」というものがあって、それは長い歴史の中で生まれてきたものではありますが、今でもその名残というものは残っています

実際に施設を訪れたことはなく、映画やドキュメンタリーなどの知識しかありませんが、そのわずかな情報で補完することの危険性も感じてしまいます

 

さとくんの思想は誰もが一度は通る道のように思え、でも実行に移すかどうかはまた別の問題のように思えます

後半で正論を吐くシーンがありますが、だからと言って誰もが同類であるとも言えないと感じました

 

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【映画感想】月【後半:ネタバレあり】

 

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https://www.tsuki-cinema.com/


シアター・キャンプ

 

■オススメ度

 

モキュメンタリー映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.10.19(京都シネマ)

 

■映画情報

 

原題:Theater Camp

情報2023年、アメリカ、95分、G

ジャンル:ある経営難のシアターキャンプのひと夏を描くコメディ映画

 

監督モリー・ゴードン&ニック・リーバーマン

脚本ノア・ガルビン&モリー・ゴードン&ニック・リーバーマン&ベン・プラット

原作ノア・ガルビン&モリー・ゴードン&ニック・リーバーマン&ベン・プラット『Theater Camp』

 

キャスト:

ベン・プラット/Ben Platt(エイモス・クロブシャー:演技指導担当)

モリー・ゴードン/Molly Gordon(レベッカ=ダイアン:音楽担当)

 

ノア・ガルビン/Noah Galvin(グレン・ウィンスロップ:何でも屋の技術屋)

 

ジミー・タトルロ/Jimmy Tatro(トロイ・ルビンスキー:ジョーンの息子、金融系ブロガー)

 

キャロライン・アーロン/Caroline Aaron(リタ・コーエン:「アディロイド・アクト」の共同創設者)

エイミー・セダリス/Amy Sedaris(ジョーン・ルビンスキー:「アディロイド・アクト」の共同創設者、ディレクター)

 

アヨ・エビデリ/Ayo Edebiri(ジャネット・ウィルチ:経歴詐称の新人)

ネイサン・リー・グラハム/Nathan Lee Graham(クライブ・デウィット:ダンス担当)

オーウェン・シール/Owen Thiele(ジジ・ジャルボニエ:衣装担当)

 

パティ・ハリソン/Patti Harrison(キャロライン・クラウス:「キャンプ・レイクサイド」の金融コンサルタント)

 

ベイリー・ボニック/Bailee Bonick(マッケンジー・トーマス:若きジョーン役、青いリボンの少女)

キンドラ・サンチェス/Kyndra Sanchez(ダーラ・サンチェス:成人ジョーン役を任される参加者、子役あがり)

ドノヴァン・コラン/Donovan Colan(デヴォン・ミラー:ジョーンの父親役、テコンドーができる13歳)

ヴィヴィアン・サックス/Vivienne Sachs(レイニー・フィッシャー:ぶん殴る女の子)

アラン・キム/Alan Kim(アラン・パーク:天才起業家になる参加者)

 

■映画の舞台

 

アメリカ:ニューヨーク

アディロンダック

https://maps.app.goo.gl/QGgPTjofXBBbiwSV7?g_st=ic

 

ロケ地:

アメリカ:ニューヨーク

ウォーウィック/Warwick

https://maps.app.goo.gl/PqVLUP6jm2ucf5Ss5?g_st=ic

 

アメリカ:ニューヨーク

Former URJ Kutz Camp

https://maps.app.goo.gl/kKHrXPzVHvRXmABh9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

ニューヨークにあるアディロンド・アクトでは、毎夏に子どもたちが参加するシアターキャンプが行われていた

キャンプの経営は子どもたちにも大人気のジョーンとサポート役のリタで行われていた

だが、余興のショーを見ていた時、フラッシュによるてんかんにてジョーンは失神して救急車で運ばれてしまう

 

急遽、息子のトロイが経営を担うことになるものの、演劇はど素人で子どもたちの人望もない

彼は裏方に徹し、演技指導のエイモスと音楽担当のレベッカが牽引することになった

 

キャンプには何でも屋のグレン、ダンス担当のクライグ、衣装担当のジジがいたが、人手不足のために新規雇用を行う

応募してきたのは経歴詐称のジャネットしかおらず、トロイはやむを得ずに彼女を採用した

 

キャンプにはライバルがいて、隣にはレイクサイド・キャンプがあり、そこは虎視眈々とアディロイド・アクトの土地を狙っていた

アディロイド・アクトは銀行への返済が滞っていて、今にも差し押さえ寸前で、レイクサイドの金融コンサルタントのキャロラインは、それを見越して近づいてくる

トロイは金策に走る中、キャロラインの思惑に振り回されることになったのである

 

テーマ:可能性は誰にでもある

裏テーマ:愛されることの尊さ

 

■ひとこと感想

 

同名のショートムービーを長編化した作品で、モニュメンタリーという手法で撮られています

モニュメンタリーとは、ドキュメンタリーに見せかけたフィクションで、今回は「アディロイド・アクト」のひと夏を追いかけたという風に演出されていました

 

創業者が倒れ、その代わりを素人の息子が担う中で、子どもたちが自由気ままに動き回る

そんな中で教師陣のプライベートでもいざこざが起きてしまい、ちゃんと本番を迎えられるのか?という緊張感が続いていきます

 

個性的な教師陣、個性的な子どもたちがわんさか登場し、本当のキャンプに参加しているような感覚になれる作品ですね

最後はほっこりする感じになっているので、意外な感動作になっていました

 

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【映画感想】シアター・キャンプ【後半:ネタバレあり】

 

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ザ・クリエイター 創造者

 

■オススメ度

 

SF映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.10.20(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

原題:The Creator

情報:2023年、アメリカ、133分、G

ジャンル:AIが核兵器を使用した未来を舞台に、人類の存亡を賭けた戦いを描くSF映画

 

監督:ギャレス・エドワーズ

脚本:ギャレス・エドワーズ&クリス・ワイツ

 

キャスト:

ジョン・デヴィッド・ワシントン/John David Washington(ジョシュア・テイラー:米陸軍の軍曹兼秘密工作員、軍曹)

マドレーヌ・ユナ・ボイルズ/Madeleine Yuna Voyles(Alpha-O /「アルフィー」として、テクノロジーをリモート制御する機能を備えた少女)

 

ジェンマ・チャン/Gemma Chan(マヤ・フェイ・テイラー/ニルマータ:創造主ニルマータの娘、ジョシュアの妻)

 

アリソン・ジャーニー/Allison Janney(ハウエル:ジョシュアの上官、米陸軍の大佐)

ラルフ・アイネソン/Ralph Ineson(アンドリュース:ジョシュアの上官、米陸軍の将軍)

 

スターギル・シンプソン/Sturgill Simpson(ドリュー:ジョシュアのかつての同志であり親友、潜入捜査員)

マーク・メンチャカ/Marc Menchaca(マクブライド:ジョシュアの分隊の一員の米陸軍兵士)

ロビー・タン/Robbie Tann(シプリー:ジョシュアの分隊の一員の米陸軍兵士)

マイケル・エスパー/Michael Esper(コットン:ジョシュアの所属するチームの隊長)

 

ヴェロニカ・ンゴ/Veronica Ngo(カミ:ドリューの模擬ガールフレンド)

 

渡辺謙(ハルン:ニューアジアの模擬兵士)

アマール・チャダ・パテル/Amar Chadha-Patelオムニ/セクオン/ブイ軍曹:ニューアジアの市民&戦士)

 

■映画の舞台

 

2055年〜2075年、

アメリカ:ロサンゼルス

ニューアジア:コナン

 

ロケ地:

タイ:

Suvarnabhumi Airport/スワンナプーム空港

https://maps.app.goo.gl/TudW46LYgmpiEjTS8?g_st=ic

 

Ban Mung/バンムン

https://maps.app.goo.gl/zXfcPEPpwhuytBGa7?g_st=ic

 

Sangkhla Buri/サンクラブリー

https://maps.app.goo.gl/F9L6bCHiQEdCjHJp7?g_st=ic

 

Chiang Dao/チェンダオ

https://maps.app.goo.gl/4zgshZJvQRzEprJn8?g_st=ic

 

Sam Phan Bok/サムファンボク

https://maps.app.goo.gl/RZ2Woqv7zCJsDFm66?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

2055年、先端技術として研究が進んでいたAIは、ロサンゼルスに核を落とすという暴挙に出てしまう

これに応じて西側諸国ではAIの開発禁止の措置が取られたが、アジア諸国はその流れに逆らって、AIとの共存生活を営んでいた

 

アメリカ軍は「クリエイター」と呼ばれる「AIの先駆者」探しをしていて、その先鋒として潜入捜査員のジョシュアがある村に潜伏していた

妻マヤとの生活を育みながら、この地のどこかにあるラボを探していたが、ある日、アメリカ陸軍が行動を開始し、先入捜査が無駄になってしまう

マヤもジョシュアの正体に気づき逃亡するものの、その一帯をノマドと呼ばれるアメリカ軍の兵器が爆撃を行った

 

それから10年後、ジョシュアは清掃員として働いていたが、アメリカ軍から特殊任務に招聘されてしまう

指揮官のハウエル大佐は、「あなた以外にあの場所のことを知るものはいない」と言い、記憶再生装置にて、あの時のミッションを再構築していく

そしてチームは結成され、AIラボの上に作られた村への捜索を行うことになった

 

現地に赴いたジョシュアは隠されていた記憶にふれ、ラボへの入り口を見つける

そして、中に潜入するものの、現地警察に察知され、銃撃戦が起こってしまう

そこでジョシュアはラボのさらに奥に進み、そこでAIと融合した少女を見つけるのである

 

テーマ:AIとの共存

裏テーマ:世界の覇権

 

■ひとこと感想

 

壮大な感じのSFという情報だけを入れて参戦

AIと同化した少女の正体を巡る中で、ジョシュア自身の過去が想起されていきます

 

アジアのとある場所(ロケ地はタイ)での戦闘が激しく、ノマドという宇宙ステーションからの容赦ない攻撃に晒されていきます

このビジュアルと世界観は好みではあるものの、AI少女の便利すぎる能力が地味でもう少し何とかならなかったのかなと思いました

 

AI少女の正体は簡単に想像が付きますし、そこまで難しい話ではないのですが、何が敵で何が味方なのかがごっちゃになってくる後半は雑な感じになっていますね

とりあえずアメリカVSアジアという感じになっていて、世界の覇権争いのために排除しようとする姿勢は強硬なものがありましたね

 

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【映画感想】ザ・クリエイター 創造者【後半:ネタバレあり】

 

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公式HP:

https://www.20thcenturystudios.jp/movies/thecreator


おまえの罪を自白しろ

 

■オススメ度

 

政治エンタメが好きな人(★★★)

ケンティーのファンの人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.10.20(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報2023年、日本、101分、G

ジャンル:国会議員の孫誘拐を巡るサスペンス&ミステリー映画

 

監督:水田伸生

脚本:久松真一

原作:神保真一『おまえの罪を自白しろ(文春文庫)

 

キャスト:

中島健人(宇田晄司:清治郎の議員秘書、清治郎の次男)

堤真一(宇田清治郎:衆議院議員、内閣府副大臣)

 

池田エライザ(緒形麻由美:清治郎の長女、柚葉の母、晄司の妹)

佐藤恋和(緒形柚葉:麻由美の娘)

浅利陽介(緒形恒之:麻由美の妻、市会議員)

 

中島歩(宇田揚一朗:清治郎の長男、埼玉県議)

 

【清治郎陣営】

矢柴俊博(木原誠也:清治郎の政策秘書)

アキラ100%(大島昇:清治郎の私設秘書、運転手)

山崎一(牛窪透:清治郎の公設第一秘書)

 

【新民党関連】

池田成志(若鷺健太郎:日本新民党の衆議院議員、清治郎の対抗派閥)

小林勝也(九條哲夫:日本新民党、九條派の代表)

角野卓造(木美塚壮助:日本新民党、幹事長)

 

【政府】

橋本じゅん(城山敏正:厚生労働副大臣)

升毅(湯浅哲道:内閣官房長官)

金田明夫(夏川泰平:内閣総理大臣)

 

【埼玉県警】

山崎育三郎(平尾宣樹:捜査一課、警部補)

中村歌昇(樫田光太郎:捜査一課、巡査部長)

三浦誠己(高垣義弘:刑事部参事官、警視正)

尾美としのり(加持直樹:捜査一課管理官、警視)

菅原大吉(牧村徹:刑事部部長、警視正)

 

【その他】

美波(神谷美咲:「中央テレビ」の報道記者)

尾野真千子(寺中初美:恒之の支援ボランティア)

平泉成(草川庄一:清治郎の後援会の会長)

 

 

■映画の舞台

 

日本:

永田町

荒川近辺

 

ロケ地:

東京都:千代田区

衆議院憲政記念館

https://maps.app.goo.gl/fn4S1V29gQt7Q5i96?g_st=ic

 

埼玉県:戸田市

彩湖・道満グリーンパーク

https://maps.app.goo.gl/zYNhxELdxCcNydeA8?g_st=ic

 

彩湖自然学習センター

https://maps.app.goo.gl/djokxVMebLoQqs5s9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

永田町では、上荒川大橋建設に巡る問題が浮上し、内閣府の副大臣である宇田清治郎にある疑惑が浮上していた

夏川総理の友人の企業に便宜を図るために橋の建設場所を急遽変えたというものだったが、清治郎は徹頭徹尾、疑惑を否定した

 

ある日、学校帰りに田圃道を通っていた清治郎の長女・真由美とその娘・柚葉は、後ろから来た白いバンに襲われてしまう

真由美が目を覚ました時には柚葉はおらず、誘拐事件だと断定される

マスコミ各社が動く中、報道協定が敷かれ、永田町も事態の収拾に奔走することになった

 

その後、犯人と名乗る人物から議員事務所のホームページにあるデータが送られてくる

それは「誘拐とその目的」が記された犯行声明で、「お前の罪を自白しろ」と書かれていたのである

 

清治郎たちは「犯人の示す罪」が何を指し示すかわからないまま、タイミングを考えて、上荒川大橋関連のことだと推察する

そして、次男の晄司が記者会見の原稿を書くものの、清治郎はその内容を反故にし、過去の口利き事件にのみ言及してしまう

だが、その行為は犯人を刺激し、更なる要求を重ねてくるのであった

 

テーマ:義憤の正体

裏テーマ:議員の資質

 

■ひとこと感想

 

ケンティーが主演のジャニーズ映画で、コミカルな予告編が話題となっていますが、内容は政治に関わる結構難しい話になっています

かなりマイルドになっているとは言え、そこそこ専門用語も飛び交うので、全く知らないと意味がわからないシーンがあると思います

 

映画は、議員の汚職を追求する犯人が誘拐事件を起こすというもので、副大臣の孫をターゲットにしたことで、政党のみならず政府までもがパワーゲームに巻き込まれることになります

とは言え、与党内の覇権争いに起用されているという感じで、その欲望を逆手に取って暗躍する晄司が主人公となっています

 

物語は、政治家と秘書の関係とか、警察と司法の関係など、少しは勉強が必要な内容になっていて、主演のファンの世代が理解できるのかは微妙な感じになっています

スリリングというほどではありませんが、議員辞職とか離党などの影響がわからないと清治郎の下した決断の重さというのは分かりにくいのですね

そのあたりの説明をするとクドくなってしまうので、本作ぐらいのサラッとしたものの方が正解だったように思います

 

↓詳しいレビューはこちらをクリック

【映画感想】お前の罪を自白しろ【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

Yahoo!検索の映画レビューはこちらをクリック

 

公式HP:

https://movies.shochiku.co.jp/omaenotsumi/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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