■映画鑑賞まとめ■
10月、第2週(2022.10.3〜2022.10.9)
■1950 鋼の第7中隊
■オススメ度
中国のプロパガンダ映画に興味のある人(★★★)
ドンパチ系戦争映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.10.4(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:长津湖、英題:The Battle at Lake Changjin
情報:2021年、中国、175分、R15+
ジャンル:朝鮮戦争に加担した中国人民志願軍の活躍を描いた戦争映画
監督:チェン・カイコー&ツイ・ハーク&ダンテ・ラム
脚本:蘭小龍&黄建心
キャスト:
ウー・ジン/呉京(ウ・チェンリ/伍千里:第7中隊の中隊長、モデルは李長燕)
イー・ヤンチェンシー/易烊千璽(ウ・ワンリ/伍万里:第7中隊の兵士、伍千里の弟)
ドアン・イーホン/段奕宏(タン・ツィウェイ/談子為:第3大隊長、伍千里の上官)
チュー・ヤーウェン/朱亚文(メイ・シェン/梅生:第7中隊政治委員)
リ・シン/李晨(ユ・コンロン/余従戎:第7中隊火力小隊長)
フー・ジュン/胡軍(レイ・スイシェン/雷公:第7中隊砲兵小隊長)
エルビス・ハン/韩东君(Ping He/平河:第7中隊の狙撃兵)
【北京:中南海】
タン・グオチャン/唐国強(毛沢東:中共中央主席・中央人民政府主席・中革軍委主席)
ホアン・シュエン/黄軒(毛安英/劉書記:毛沢東の長男)
チョウ・シャオビン/周小斌(彭徳懐:中国人民志願軍司令員兼政治委員、中革軍委副主席、毛沢東の右腕)
オウ・ハオ/欧豪(ヤン・ゲンシ/楊根思:中国人民志願軍第20軍第58師団第172連隊第3中隊長)
【アメリカ軍】
ジェームズ・フィルバード/James Filbird(ダグラス・マッカーサー:アメリカ軍、国連軍総司令官、米陸軍元帥)
■映画の舞台
1950年、長津湖の戦い(朝鮮戦争)
長津湖
https://maps.app.goo.gl/P4Hbp94pMMcNdq9N6?g_st=ic
鴨緑江(国境)
https://maps.app.goo.gl/58KPrjk7NVQwVqsL8?g_st=ic
ロケ地:
不明
■簡単なあらすじ
1950年、朝鮮戦争開戦から2年目、人民志願軍の第9兵団・第7中隊長の伍千里は、兄・百里の遺骨を持って故郷・浙江省湖州に帰省した
泣き崩れる母をよそに束の間の休息を取る千里だったが、深夜司令部からの入電が入る
聞けば、朝鮮戦争にアメリカ軍をはじめとする国連軍は介入し、仁川に上陸を開始したというのである
中国の中南海で会議が行われ、毛沢東主席は米軍が38度線を越えて北上すると予測を立てる
そこで、彼らは第7中隊を含む志願軍を長津湖に集結させて、米軍を堰き止めようと作戦を立てる
千里はその作戦に呼ばれたのである
弟の万里も戦場に行きたいと言い、兄の乗る列車に無断で乗り込む
程なく、洗礼を受けた万里は仲間に迎え入れられる
米軍は尚も進軍を開始し、万里らは極寒の山岳地帯を徒歩で進んでいく
万里らに与えられたミッションは前線に無線機と暗号隊を送り届けることだった
だが隊は米軍の爆撃機に見つかって絨毯爆撃を喰らってしまう
また、米軍は前線基地を配備すべく、長津湖付近の緊張が一層高まるのであった
テーマ:最強の自負
裏テーマ:欧米への警告
■ひとこと感想
1950という数字だけを見てとりあえず鑑賞
中国映画だったことはわかっていたのですが、1950年に戦争してたかなあ等といろんなことを巡らせていました
冒頭から「朝鮮戦争」の文字が踊り、マッカーサー元帥がいつものスタイルで登場
「歴史系フィクションかな?」と思いながら観ていたら、どうやら史実のようで、朝鮮戦争に介入した国連軍(米軍)と北朝鮮の支援に回った中国志願軍の衝突を描いていました
潔いくらいに「中国万歳映画」で、北朝鮮も韓国も出てこない朝鮮戦争というのは斬新でしたね
歴史上の人物もたくさん出てきますが、ぶっちゃけ「毛沢東VSマッカーサー」だけわかれば良いくらいにシンプルなつくりになっていましたね
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/383833/review/6397bc44-bc85-4d1d-b30a-f967ff751bc6/
公式HP:
https://1950-movie.com/
■アイ・アム まきもと
■オススメ度
孤独死問題について考えたい人(★★★)
『川っぺりムコリッタ』を観た人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.10.4(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
情報:2022年、日本、104分、G
ジャンル:孤独死の後始末に奮闘する役所職員を描いたヒューマンドラマ
監督:水田信生
脚本:倉持裕
原作:ウベルト・パゾリーニ(『おみおくりの作法(2013年)』)
→アマプラリンク(字幕版・レンタル)https://amzn.to/3SPYwYc
キャスト:
阿部サダヲ(牧本壮:庄内市の専属「おみおくり係」の職員)
満島ひかり(津森塔子:養豚場で働く孤独死男性の娘)
宇崎竜童(蕪木孝一郎:牧本の住む団地の別の棟で発見される男性)
宮沢りえ(今江みはる:蕪木の元妻、みはる食堂を経営)
松下洸平(神代亨:牧本に振り回される地元の刑事)
でんでん(下林智之:牧本と共に行動する職員)
松尾スズキ(平光啓太:蕪木の元同僚、魚住食品の従業員)
國村隼(槍田幹二:蕪木の元同僚、炭鉱時代の親友)
坪倉由幸(小野口義久:新しく庄内市に赴任する牧本の上司)
■映画の舞台
山形県:庄内市
庄内町
https://maps.app.goo.gl/fCQ7qhb5qKPzaAjv7?g_st=ic
ロケ地:
山形県:山形市
山形霊園
https://maps.app.goo.gl/KTFwscTZQyUrsYbb6?g_st=ic
(株)大商金山牧場
https://maps.app.goo.gl/ni8jZ19TC5VxG9R5A?g_st=ic
■簡単なあらすじ
山形県庄内市の「おみおくり係」を専任としている牧本は、孤独死で身寄りのない人々の葬式を自費で挙げる風変わりな男だった
刑事の神代を煩わせるほどに自分勝手だが、本人にはその自覚はなく、時折「こうなってました」と自分の世界に入ってしまう
彼は食事を立ったまま、おひつから直接食べ、おかずもフライパンのまま食べ、道路を前にすると、必ず左右を確認して渡る性格をしていた
ある日、彼の職場に新しい局長・小野口が赴任し、彼は「おみおくり係の業務は続けるが専属では置かない」と言い出す
現在の牧本は「蕪木孝一郎」という男性の案件を扱っていて、小野田は「それが最後の案件だ」と彼に突きつけた
蕪木はアパートで発見され、遺留品から警察は身寄りを断定できなかった
だが、牧本は丁寧に残されたアルバムに映った少女が彼の娘ではないかと思い始める
そこで牧本は、蕪木の身寄りを探すべく、手がかりを頼りに各方面へと出向くのであった
テーマ:孤独死
裏テーマ:死と幸福論
■ひとこと感想
孤独死がテーマの作品で、リメイク元の存在をほぼ知らずに鑑賞
予告編だけの情報で、変わり者が担当していることだけは知っていました
そんな彼が担当しているのが「孤独死の後始末」という社会問題化しているもので、それを事務処理することなく、家族の心境の変化を待ちながら、骨壷を大事に保管していましたね
牧本の諦めの悪さが蕪木の過去を追っていくことになり、そこで出会った人々から少しずつ何かを学んでいく様子が描かれていきます
ネタバレしない方が感情が揺り動かされると思うのですが、前半で結構な「伏線」がありますので、「嫌な予感だけはあたる」という内容になっているかもしれません
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/381573/review/17623984-67ec-4f3e-a14f-b7a193d781ce/
公式HP:
https://www.iammakimoto.jp/
■マイ・ブロークン・マリコ
■オススメ度
永野芽郁さんと奈緒さんの演技を堪能したい人(★★★★)
不安定で不確かな女性の心理ドラマを堪能したい人(★★★★)
原作ファンの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.10.6(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
情報:2022年、日本、88分、G
ジャンル:突然友人を亡くした女性の葛藤と選択を描くヒューマンドラマ
監督:タナダユキ
脚本:向井康介&タナダユキ
原作:平庫ワカ(2019年、KADOKAWA)
キャスト:
永野芽郁(シイノトモヨ/椎野:26歳の愛煙家、ブラック企業のOL)
(中学時代:佐々木告)
奈緒(イカガワマリコ/五十川麻里子:トモヨの同級生、26歳でマンションから転落死する)
(中学時代:横山芽生)
窪田正孝(マキオ:旅先でシイノを助ける男性)
尾美としのり(マリコの実父)
吉田羊(タムラキョウコ/田村恭子:マリコの実父の再婚相手)
■映画の舞台
東京都:中野区
まりがおか岬(架空、おそらく東北のどこか)
ロケ地:
青森県:八戸市
種差海岸
https://maps.app.goo.gl/QYHef86ZuH8uuY326?g_st=ic
葦毛崎展望台
https://maps.app.goo.gl/x88qVv7aUzVtCMZB9?g_st=ic
東京都:練馬区
中華料理 二葉
https://maps.app.goo.gl/CzfXnTAZPfUfFhsKA?g_st=ic
■簡単なあらすじ
都内のブラック商社に勤務するシイノは、ある日の昼食の時に親友・マリコの訃報をテレビのニュースで知ってしまう
死因はベランダからの転落死で、事故賈自殺かわからない状況だった
シイノは「何かをしなきゃ」と思い、マリコの実家に営業のふりをして近づく
そこには後妻のタムラキョウコという女性がいて、奥には遺骨の前で肩を落とすマリコの実の父がいた
シイノは何を思ったのか、突然仏壇から遺骨の入った壺を奪い、隠し持っていた包丁を二人に突きつけて逃げる
途方に暮れるシイノだったが、ふとマリコとの会話を思い出して、「まりがおか岬」に行くことを決めた
テーマ:受け取ったもの
裏テーマ:与えてきたもの
■ひとこと感想
原作も未読で、ポスタービジュアルだけを見て参戦
なんの話かすら調べていなくて、いきなり中華料理屋で友人の訃報を聞くというシチュエーションに驚きました
そこからはシイノとマリコの回想録が混じりながら、二人の絆というものが描かれていきます
自殺か事故かは断定できないようになっているものの、シイノはどこかで「自殺した」と思い込んでいる節があります
それは、過去のマリコのエピソードでその危うさというものがあって、観客もそれの引っ張られていきますね
でも、実際にどうだったかというのは「内容の明かされない手紙」によって示されていて、その内容についての議論は尽きないようです
原作でもそこに何が書かれていたかはわからないみたいで、監督も見せるのは野暮だと思ったとか
個人的に思うところは後ほど書きますが、シイノの表情が全てを物語っていると思いました
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■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/381119/review/af46133a-1b17-412e-840f-11bfb5e06cf7/
公式HP:
https://happinet-phantom.com/mariko/
■裸足で鳴らしてみせろ
■オススメ度
ちょっとややこしめの青春映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.10.6(京都シネマ)
■映画情報
情報:2021年、日本、128分、G
ジャンル:仲良くなった友人の母のために嘘の旅行をする青年を描いた青春映画
監督&脚本:工藤梨穂
キャスト:
佐々木詩音(阿利直己:父の不用品会社で働く青年)
諏訪珠理(柳瀬槙:直己と仲良くなる青年)
伊藤歌歩(高槻朔子:海外に行く直己の想い人)
甲本雅裕(阿利保:直己の父、不用品会社の社長)
風吹ジュン(柳瀬美鳥:盲目の直己の養母)
■映画の舞台
日本のどこか
ロケ地:
長野県:岡谷市
岡谷市市民屋内水泳プール
https://maps.app.goo.gl/dLAv3Rqvcu8ZDh8y5?g_st=ic
長野県:諏訪市
霧ヶ峰高原
https://maps.app.goo.gl/yJihiMHUBWcT4ac86?g_st=ic
長野県:下伊那郡
不動滝
https://maps.app.goo.gl/QJ1s7Uje1xKiPuyH8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
父の不用品工場で働く直己は、あまり父と折り合いがつかず、ガレージを避難場所にして自分の居場所を作っていた
同級生の朔子に想いを告げる勇気もなく、彼女は外国へと旅立ってしまう
空虚な毎日が訪れそうになったある日、友人たちと海に行くために泳ぐ練習をしていた直己は、そこで柳瀬槙という青年と出会う
槙は盲目の母の世話をしている青年で、二人はやがて打ち解けあう
ある日、母から通帳を受け取った槙は、「そのお金で好きなところへ行きなさい」と言われる
だが、200万あると言っていた残高は数万円しかなく、そこで槙は砂場の音を砂漠に見立てて旅行しているふりをしようと考える
偶然、録音現場に遭遇した直己は、槙を手伝うようになり、一緒に働き始めるようになる
二人はある想いを秘めながらも、それを言葉に出さないままに、同じ時を過ごすことになったのである
テーマ:無防備なふれあい
裏テーマ:救済
■ひとこと感想
単館系でひっそりと公開している作品で、タイトルの響きと「音を録音しながら旅をする」というアイデアに惹かれて鑑賞
荒削りの青春ドラマで、想いをぶつけ合えない内向的な若者を切り取っていました
映画の完成度は少しばかり難点はあるものの、随所に光るものを感じる演出が冴えていましたね
特にラストシーンの並走に、二人のお互いを思いやる気持ちが溢れていましたね
直己と槙の二人の関係は「そうなんだろうなあ」と思いながらも、「そうではないことを確認しあっているのかな」と思ったり思わなかったり
二人の旅は自分自身が何者かを相手を通して探るというものでしたね
彼らの取っ組み合いは結構しつこめに思えて、それが少しテンポを削いでいましたが、やりたいことはなんとなくわかるという印象がありました
それがストレートに伝わってこないところも、この二人の中に監督が棲んでいる表れなのかもしれません
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■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/382124/review/c68ef173-2eaa-4ddc-9acc-733a14108a11/
公式HP:
https://www.hadashi-movie.com/
■ドライビング・バニー
■オススメ度
母の執念を堪能したい人(★★★)
ぶっ飛んだ展開でライドしたい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.10.6(アップリンク京都)
■映画情報
原題:The Justice of Bunny King
情報:2021年、ニュージーランド、101分、G
ジャンル:服役後に我が子と会いたい一心で破天荒な行動を起こす母親を描いたヒューマンドラマ
監督:ゲイソン・サバット
脚本:ソフィー・アンダーソン&グレゴリー・デビッド・キング
キャスト:
エシー・デイビス/Essie Davis(バニー・キング:子どもに会いたい一心で行動を起こす非常識な母親)
トーマシン・マッケンジー/Thomasin McKenzie(トーニャ:バニーと共に行動する姪っ子)
Amelie Baynes(シャノン:バニーの娘)
Angus Stevens(ルーベン:バニーの息子、シャノンの兄)
エロール・シャンド/Erroll Shand(ビーバン:グレースの夫、トーニャの義父)
トニー・ポッター/Toni Potter(グレース:バニーの妹、ビーバンの妻、トーニャの実母)
シャナ・タン/Xana Tang(アイリン・家庭支援局のバニーの担当者)
タネア・ヘケ/Tanea Heke(トリッシュ:バニーに監禁される家庭支援局の職員)
Anapela Polataivao(ロセフィーヌ:セムの母)
Lively Nili(セム:バニーの車洗いの仲間)
■映画の舞台
ニュージランド:オークランド
ロケ地:
ニュージランド:オークランド
■簡単なあらすじ
服役を終えて路上で車洗いで生計を立てているバニー・キングは、愛娘のシャノンと息子ルーベンと一緒に暮らすことを夢見ていた
住む家がないと里親から離すことができず、小銭を貯めながら妹のグレースの家に居候をしていた
お金も順調に貯まり、不動産の見込みも立ちつつあった矢先、バニーは妹の夫ビーバンが義理の娘のグレースに性的な嫌がらせをしている場面を見てしまう
怒りを抑えられないバニーは激昂し、とうとう無一文で追い出されてしまう
途方に暮れるバニーを救ったのは車洗いの仲間セムで、彼女はそこでわずかな間住まわせてもらうことになる
バニーはシャノンの誕生日までに住処をなんとかしたいと思っていたが、一向に決まる気配はなかった
テーマ:親子愛とシステム
裏テーマ:正義と愛情
■ひとこと感想
予告編のイメージでは姪っ子と街を飛び出して、ロードムービー的なものなのかと思っていましたが、実際には「貧困と支援の闇」を描いていて、ラストの展開はかなりぶっ飛んでいました
怒りを抑えられないバニーの行動は、俯瞰的に見ると引いてしまうほどの無茶で、犯罪を犯すことに躊躇いがありません
母親の愛情と言ってしまえばそれで許されるわけもなく、かと言って「愛があればOK」というスタンスになっていないところも良かったと思います
彼女の性格が起こす行動が自分自身を締め付けていくのですが、これを不器用と言ってしまって良いのかは微妙なところでしょうか
社会の支援の問題もありますが、ルールで動くのがシステムである以上、目的のために耐える努力は必要だと言えます
同じような境遇にいる人がどれぐらいいるかわかりませんが、短絡的な行動がいかに未来を閉ざしてしまうのか、という反面教師的な意味合いを強く感じてしまいましたね
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■関連リンク
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公式HP:
https://bunny-king.com/
■君を愛したひとりの僕へ
■オススメ度
パラレルワールド系の青春ドラマが好きな人(★★★)
「僕が愛したすべての君へ」を観た人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.10.7(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2022年、日本、98分、G
ジャンル:幼少期に出会った男女があるトラブルに巻き込まれてしまい、人生をかけて恋人を助けようとするSFファンタジードラマ
監督:カサヰケンイチ
脚本:坂口理子
原作:乙野四方字『君を愛したひとりの僕へ(2016年、ハヤカワ文庫)』
キャスト:(声の出演)
宮沢氷魚(日高暦:離婚した父と暮らし、虚質学研究所に赴任する青年)
(少年期:田村陸心)
(老齢期:西岡徳馬)
蒔田彩珠(佐藤栞:暦が研究所で出会う少女)
橋本愛(瀧川和音:暦の同僚、同級生)
(老齢期:余貴美子)
浜田賢二(日高翔大:暦の父、研究所の副所長)
西村知道(高崎康人:暦の祖父、真由美の父)
水野美紀(佐藤絃子:栞の母、虚質学研究所の所長)
■映画の舞台
大分県:大分市近辺
モデル地:
昭和通り交差点
https://maps.app.goo.gl/88DziE1dWxEYs5P99?g_st=ic
住吉緑地
https://maps.app.goo.gl/zTuP5arnUo2ESnXk8?g_st=ic
大分城址公園
https://maps.app.goo.gl/iEhCk1DnEjKQTZgR6?g_st=ic
天神社
https://maps.app.goo.gl/vCSpsuucLo1rBhZ8A?g_st=ic
■簡単なあらすじ
両親の離婚後、父について行った暦は、父の勤める研究所にて、同年代の少女・栞と出会う
栞の母は研究所の所長で、母は並行世界の研究をしていて、虚質学の概念で他のパラレルワールドに行き来するためのIPカプセルを製作していた
栞は行きたい並行世界があって、それを手伝ってもらう代わりに、先に暦の願いを叶えることになった
それから二人は同じ時を重ね、14歳になった頃、暦の父と栞の母の再婚話が浮上してしまう
二人は両親が離婚していない並行世界に行くことを望み、そこへ到達するものの、その先では栞が事故に遭って死んでしまう並行世界に繋がってしまったのである
これによって、栞は14歳のまま、事故の起きた交差点に「幽霊」として動けなくなってしまうのであった
テーマ:純愛と狂気
裏テーマ:執念と地縛
■ひとこと感想
企画が面白そうだったので記念に参戦
順番は特に決めていなくて、映画館のスケジュールに合わせてこちらを先に観ることになりました
結果的には正解で、原作未読だと『君愛(赤)』の方が先の方が良さそうに思えました
並行世界が実在する世界で、虚質学という学問がそのカラクリを研究しています
この理論の説明が映画では相当わかりにくいので、「そういうもの」と割り切ってあまり考えない方が良いかと思います
物語は「喪失の回復」のために人生を捧げる暦が描かれていて、和音がその研究のサポートに回る様子が描かれています
映画のラストでは『僕愛』に続くかのように「エンドロール後の映像」があるので、この構成を考えても、こちらが先で良いのではないでしょうか
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■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/382863/review/e87b9b07-4687-4679-b735-4be73cd6d78e/
公式HP:
https://bokuaikimiai.jp/
■僕が愛したすべての君へ
■オススメ度
パラレルワールド系の恋愛ドラマが好きな人(★★★)
「君を愛したひとりの僕へ」を観た人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.10.7(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2022年、日本、102分、G
ジャンル:死期を迎えた老人が約束の場所に向かう中で、過去の並行世界での出来事に通じていくSFファンタジー恋愛ドラマ
監督:松本淳
脚本:坂口理子
原作:乙野四方字『僕が愛したすべての君へ(2016年、ハヤカワ文庫)』
宮沢氷魚(日高暦:離婚した母と暮らし、虚質学研究所に赴任する青年)
(少年期:田村陸心)
(老齢期:西岡徳馬)
橋本愛(瀧川和音/日高和音:暦の妻、元同僚)
(老齢期:余貴美子)
蒔田彩珠(佐藤栞:別の並行世界の暦と関係を持っているとされる少女)
浜田賢二(日高翔大:暦の父、研究所の副所長)
西村知道(高崎康人:暦の祖父、真由美の父)
水野美紀(佐藤絃子:栞の母、虚質学研究所の所長)
■映画の舞台
大分県:大分市近辺
モデル地:
昭和通り交差点
https://maps.app.goo.gl/88DziE1dWxEYs5P99?g_st=ic
■簡単なあらすじ
死期を間近に迎えていた暦は、眠りから目覚めた後に「妙なスケジュール」の存在を知る
妻・和音は「行ってみたら」と言い、暦は車椅子で「約束の場所」とされる昭和通り交差点へとやってきた
暦は7歳の時に両親が離婚し、母と暮らすことを決め、研究所とは無縁の学生生活を送っていく
高校では成績優秀で通っていたが、それを不快に思う女子生徒・和音から勝手にライバル視されてしまう
暦は和音と一緒に勉強をして大学へ進学、二人は揃って虚質学研究所へ入所することになった
二人はやがて結婚し、子どもを授かることになったのだが、あるイベント会場で事件に巻き込まれてしまう
彼らに怪我はなかったものの、和音の無許可の「オプショナル・シフト」が判明する
そこにいたのは、「息子が助からなかった世界から来た和音」だったのである
テーマ:愛の連鎖
裏テーマ:改竄できない過去
■ひとこと感想
映画館のスケジュールに倣って、『君愛』の記憶の残っているままに参戦
前作の使い回し感が凄くて、途中で眠気に襲われる事案と戦っていました
この順番で見ると、本作の機能は『君愛』のシーンの補完映像にしか思えず、2本観た感想だと「一緒にして一本にできたのでは?」と思ってしまいました
でも、『君愛』よりも涙腺にくるのはこっちの方で、『君愛』で世界観が理解できるいる分だけ、スムーズに観ることができたと思います
これを逆に観ていたらどうなったのかは確かめようがありませんが、記憶から消えた頃に配信などを観ないと無理かもしれません
どっちが好きとかはありませんが、こちらにはエンドロール後の映像などはなかったので、実質的には本作が後編となるのは間違いないように思います
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■関連リンク
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公式HP:
https://bokuaikimiai.jp/bokuai/