■映画鑑賞まとめ■

 

10月、第3週(2022.10.10〜2022.10.16)

 


■愛する人に伝える言葉

 

■オススメ度

 

終末医療の現実を考えたい人(★★★★)

医療のあり方について学びたい人(★★★★)

哲学的な映画が好きな人(★★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2022.10.11MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題De son vivant、英題:Peaceful

情報2021年、フランス、122分、G

ジャンル:余命宣告を受けた男性が医師、看護師、療法士との交流を経て自身の終末に向き合っていくヒューマンドラマ

 

監督エマニュエル・ベルコ

脚本エマニュエル・ベルコ&マルシア・ロマノ

 

キャスト:

ブノワ・マジメル/Benoît Magimel(バンジャマン・ボルランスキー:40歳手前でステージ4の膵臓癌を患う売れない俳優、講師)

カトリーヌ・ドヌーヴ/Catherine Deneuve(クリスタル:バンジャマンの母)

セシル・ドゥ・フランス/Cécile de France(ユージェニー:バンジャマンを担当するがん治療専門のアシスタント、看護師)

ガブリエル・サラ/Gabriel Sara(エデ:がん治療の専門医、バンジャマンの主治医)

 

オスカー・モーガン/Oscar Morgan(レアンドル:バンジャマンの認知されていない息子、ミュージシャン)

 

ルー・ランプロス/Lou Lampros(ローラ:バンジャマンの俳優教室の生徒)

 

Clément Ducol(ウィリアム:音楽療法士

 

■映画の舞台

 

フランス:パリ

コルベイユ・エソンヌ

CHSF(Centre Hospitalier Sud Francilien)

https://maps.app.goo.gl/YoVCh8eRuSpokM7w6?g_st=ic

 

ロケ地:

フランスのどこか

 

■簡単なあらすじ

 

俳優として売れず、俳優教室で試験対策を教えているバンジャマンは、40歳を前にしてステージ4の膵臓癌を患っていた

いくつかの病院、いくつかのケアの果てにたどり着いた場所は、CHSFの専門医エデのところだった

 

エデは「事実を話す」と言い、言葉を濁さずに病状と対策を伝える

彼は「いずれ癌が勝利する」と言い、「それまでの時間の生活の質を上げるために化学療法をやってみないか」と提案を投げかけた

 

バンジャマンは悩み抜いた末、再びエデの元を訪れる

そして、化学療法を行いながら、俳優教室も続けていくことになった

 

エデは院内で患者と接触するスタッフを集めてはミーティングを繰り返し、バンジャマンは生徒たちに「優秀な俳優ではなく、自分であれ」と説く

そうした時間は情勢され、夏から秋、そして運命の冬へと向かっていく

 

テーマ:緩和ケア

裏テーマ:診療の哲学

 

■ひとこと感想

 

ポスタービジュアルからはほぼ何も伝わらず、主人公はカトリーヌ・ドヌーヴさんで「母親が死ぬ話かな」なんて思っていました

実際には息子に先立たれる母が描かれていて、死を待つ家族にどう対応すべきかというものが描かれています

 

主治医のエデ先生役をしたのが現役の癌のスペシャリストで、映画で行われているさまざまなセラピーなどは、彼の勤めている病院で実際に行われているものでした

監督自身がガブリエル・サラ医師に「現場を見においで」と言われて訪ねた病院で生まれたインスピレーションは、サラ医師に本人役をオファーすることになるほど綿密で繊細な作品になっています

 

この完成度なら、看護師・医師の学校で全員が観ても良い題材だと思うし、それ以外の医療従事者にも関わってくる問題だと思います

 

個人的には、妻が癌で早逝した経験があって、その時に自分が感じていたことをエデ医師が語ってくれていました

まるで自分の人生を肯定された気分になって、改めて妻の人生は早逝ではあるものの有意義な人生だったのだなと思い知らされます

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】愛する人に伝える言葉【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/383140/review/68507727-c47e-40f6-9c4f-fe876e74de2d/

 

公式HP:

https://hark3.com/aisuruhito/


ザ・コントラクター

 

■オススメ度

 

クリス・パインさんのファンの人(★★★)

地味なアクションが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2022.10.11(T・JOY京都)

 

■映画情報

 

原題:The Contractor

情報:2022年、アメリカ、104分、G

ジャンル:海兵隊を名誉除隊になった男が金のために民間会社に就職しトラブルに巻き込まれてしまうアクション映画

 

監督:タリク・サレ

脚本:J・P・デイビス

 

キャスト:

クリス・パイン/Chris Pine(ジェームズ・ハーパー:海兵隊を除隊され、民間の軍事会社に移籍する男)

 (幼少期:Tobu Dixon

 

ベン・フォスター/Ben Foster(マイク・ホーキンス:ラスティの元で働くジェームズの旧友)

 

キーファー・サザーランド/Kiefer Sutherland(ラスティ・ヘインズ:ジェームズを雇う民間の軍事会社)

ニーナ・ホス/Nina Hoss(カティア:ラスティの部下、女性工作員)

ギリアン・ジェイコブス/Gillian Jacobs(ブリアン・ハーパー:ジェームズの妻)

エディ・マーサン/Eddie Marsan(ヴァージル:ルーマニアの協力者)

 

ファレス・ファレス/Fares Fares(サリム・モハメド・モーシン:ジェームズたちが監視する科学者)

 

■映画の舞台

 

ポーランド:

 

ロケ地:

ルーマニア:ブカレスト

https://maps.app.goo.gl/B6v9JWoykXYjjZkg9?g_st=ic

 

ドイツ:クロイツベルク

https://maps.app.goo.gl/KwMSndHh2ZZrKp5n7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

海兵隊に尽くしてきたジェームズは、ある日新しく赴任してきたロバーツ中佐からいきなり名誉除隊を言い渡されてしまう

理由は痛み止めに使っていたステロイドで、ロバーツは厳格に処罰を言いわたす

 

ジェームズの家は金銭的に猶予がなく、日々の支払いも滞って困窮していた

ある日、旧友のマイクと再開したジェームズは、そこで彼が民間の軍事会社に所属していることを知る

 

ジェームズはマイクを通じてラスティという人物に会い、彼に見初められてあるミッションに参加することになった

それはサリムという科学者の行動を監視するというもので、彼は研究していたウイルスを闇取引しようと目論んでいるというのである

 

ジェームズはマイク、カティア、デイヴたちとサリムの監視をはじめ、そして彼を拉致することに成功した

だが、その動きは何者かに察知されていて、彼らは思わぬ銃撃を受けて負傷してしまうのであった

 

テーマ:退役軍人の悲哀

裏テーマ:家族愛のための犠牲

 

■ひとこと感想

 

とりあえずスケジュールが空いていたので、評価低いのを覚悟の上で参戦

うーん、アクション映画の悪いところが凝縮されたような内容になっていました

裏切りの連鎖見たいなところが売りなのかもしれませんが、あまりにも動きが地味すぎて、何が起こっているのかを把握するのに苦労します

 

謎解き要素があるにはありますし、銃撃戦もそれなりにあります

でも、なんとなく「会話劇」のように話をしているシーンが多く、無駄に台詞が長い印象がありましたね

 

映画は家族のためになりふり構わない人たちが描かれていて、ジェームズ、マイク、サリムのそれぞれの妻は大変だなあと感じてしまいます

それぞれの家庭にある問題がそれぞれを縛っていますが、最終的には暴力で生き残りをかけるというだけの単純な話に終わってしまっていましたね

 

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ザ・コントラクター【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/383976/review/cfa2210f-7a30-4d88-8ece-0244e127ece3/

 

公式HP:

https://klockworx-v.com/contractor/


バッドガイズ

 

■オススメ度

 

子ども向けのドタバタコメディが好きな人(★★★)

原作ファンの人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2022.10.12(TOHOシネマズ二条)

 

■映画情報

 

原題:The Bad Guys

情報:2022年、アメリカ、100分、G

ジャンル:見た目で悪党のレッテルを貼られてしまう五人組が、自身のイメージと戦いながら成長を果たしていくクライム・コメディ映画

 

監督:ピエール・ペリフィル

脚本:イータン・コーエン&ヒラリー・ウィンストン

原作:アーロン・ブレイビー/Aaron Blabey『バッドガイズ(2015年、辰巳出版)

 

キャスト:

サム・ロックウェル/尾上松也(ミスター・ウルフ:ハイイロオオカミ、スリの達人、「バッド・ガイズ」のリーダー)

マーク・マロン/安田顕(スネーク:ウルフの親友、イースタンブラウンスネイク、金庫破りのプロ、ウルフの親友)

オークワフィナ/ファーストサマーウイカ(タランチュラ/ウェブ/マタ・フェアリー:メキシカンレッドニータランチュラの天才ハッカー)

クレイグ・ロビンソン/長田庄平(シャーク:ホホジロザメの変装の達人)

アンソニー・ラモス/河合郁人(ピラニア:ピラニア・ナッテリーの肉体派野郎)

 

リチャード・アイオアディ/山口勝平(ルパート・マーマレード4世教授:バッドガイズに更生プログラムを提案する慈善家)

バーバラ・グッドソン/京田尚子(ウルフが助ける老婦人)

 

ザジー・ビーツ/甲斐田裕子(ダイアン・フォクシントン:ウルフたちを挑発する新任知事、アカキツネ)

 

アレックス・ボースタイン/斉藤貴美子(ミスティー・ラギンズ署長: 短気な性格の人間の警察署長)

 

リリー・シン/高橋真麻(ティファニー・フラフィット:大袈裟な報道をするニュースキャスター)

 

■映画の舞台

 

アメリカ:カリフォルニア州ロサンゼルス

人間と動物が一緒に暮らしている世界

 

■簡単なあらすじ

 

オオカミの見た目で怖がられてばかりのミスター・ウルフは、普通に人間たちと接することができずにいた

親友のスネークも同じように見た目で阻害されていて、ウルフの元にはそんな連中が集っていた

 

いつも通りに銀行を襲って金を盗んでは、ラギンズ署長に追いかけられる日々を過ごしている

だが、彼らは一度も捕まることがなく、好き放題やってきたのである

 

ある日、街に新らしく知事ダイアンが赴任してきた

彼女は「善の祝祭で渡される黄金のイルカ像は誰にも盗めない」と豪語し、テレビを通じてウルフたちを挑発するのである

 

ほどなく、祝祭に紛れ込んだウルフたちだったが、そこでウルフが一人の老婦人を助けたところから物語は展開を迎えていく

善行によって心が満たされることを知ったウルフは自分の行動に悩み始め、やがてスネークたちとの心の距離になってくる

 

そして、善人になりたがるウルフを捨てて、スネークは一人悪党と手を組み始める

その相手は、誰からも慈善家として愛されるマーマレード教授で、彼には裏の顔があったのである

 

テーマ:レッテルの愚かさ

裏テーマ:貼っているのは自分

 

■ひとこと感想

 

子ども向けの原作がベースで、カワイイキャラがドタバタしているのを眺めるタイプの映画でしたね

大人への教訓というのはさほどなくて、子どもなら楽しく観られるのかなと思います

 

普段は吹き替えは観ないのですが、字幕で鑑賞できる映画館がほとんどなく、時間帯ま合わなかったのでやむを得ずという感じでしたね

お笑い芸人が起用されているハズレ感を覚悟していましたが、ことのほか皆さんうまくて、世界観にも合っていましたね

芸人起用だから行かないというのは少しもったいない気がします

 

とは言え、やはり完全に子ども向けで、見た目で怖がられているので、捻くれて悪をやっているという設定なので、かなりスッカスカな感じになっています

人間と共存している世界なのか、単に見た目でハンデを負っている人を誇張している世界なのかよくわかりませんでした

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】バッドガイズ(2022年のアニメ映画)【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/381763/review/f84df84b-d088-4cce-9a51-aeef551a2d1b/

 

公式HP:

https://gaga.ne.jp/badguys/


ソングバード

 

■オススメ度

 

コロナパンデミックを扱った映画に興味がある人(★★★)

ディストピア映画が好きな人(★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2022.10.12(TOHOシネマズ二条)

 

■映画情報

 

原題:Songbird

情報:2020年、アメリカ、84分、G

ジャンル:コロナが変異を起こした近未来にして、感染管理から逃れようとする人々を描いたラブロマンス映画

 

監督:アダム・メイソン

脚本:アダム・メイソン&サイモン・ボーイズ

 

キャスト:

 KJ アパ/KJ Apa(ニコラ・プライス:「レスター急配」のバイク配達人)

ソフィア・カーソン/Sofia Carson(サラ・ガルシア:ニコの恋人、画家)

 

クレイグ・ロビンソン/Craig Robinson(レスター:ニコの上司、「レスター急配」の元締め)

 

ピーター・ストーメア/Peter Stormare(エメット・ハーランド:ロサンゼルス公衆衛生局の局長)

 

ブラッドリー・ウィットフォード/Bradley Whitford(ウィリアム・グリフィン:元レコード会社の役員)

デミ・ムーア/Demi Moore(パイパー・グリフィン/Piper Griffin:ウィリアムの妻、エマの母)

リア・マクヒュー/Lia McHugh(エマ・グリフィン:自己免疫疾患を持つウィリアムとパイパー娘)

 

アレクサンドラ・ダダリオ/Alexandra Daddario(メイ:シンガーソングライター、ウェブ動画配信者、ウィリアムの不倫相手)

 

ポール・ウォーター・ハウザー/Paul Walter Hauser(マイケル・ドーザー/MD:「レスター急配」のドローン操作担当の退役軍人で、メイのファン)

 

エルピディア・カリロ/Elpidia Carrillo(リタ・ガルシア:サラの祖母)

 

■映画の舞台

 

2024年、新型コロナウイルス流行し、突然変異をした世界

アメリカ・ロサンゼルス

 

ロケ地:

アメリカ:ロサンゼルス

 

■簡単なあらすじ

 

2024年、世界は「COVID–23」の突然変異によってディストピア化していて、軍部が治安を維持する事態に陥っていた

州の公衆衛生局が実権を握り、感染者を「Qゾーン」と呼ばれる場所に隔離していく

そんな中、免疫者にはカナリア・イエローの免疫バンドが装着され、彼らだけが自由に街を出ることが許されていた

 

免疫者である「レスター急配」の配達人ニコラは、ボスのレスターから「侵入禁止ゾーンの富裕層」から「あるもの」を届ける仕事を請け負っていた

 

ニコラはレスターの指示に従って、その家の主ウィリアム・グリフィンとその妻パイパーから「小包」を受け取り、それはまた別の富裕層へと送り届けている

 

彼には「会ったことのない恋人サラ」がいて、それは配達先の手違いで接触することになった女性だった

サラは祖母のリタと住んでいて、彼らは日々感染に怯えながら、スクリーン越しのニコラとの会話を楽しんでいたのである

 

だが、そんな日常も一変してしまう

サラの住むアパートの住人に感染者が出て、さらにクラスターが発生、リタにも症状が出てくる

Qゾーンへの隔離が迫る中、ニコラは「あるもの」を入手して、彼らを助けようと考え始めるのである

それは、富裕層の間にだけ流通する「偽造の免疫バンド」だったのである

 

テーマ:社会構造の逆転

裏テーマ:遠隔という名の希望

 

■ひとこと感想

 

コロナ禍のロスで撮影したというふれこみで、制作年度から2年後にコロナがどえらいことになっているという前提で物語が進んでいきます

致死率54%の猛毒ウイルスが空気感染する世界で、どう考えても今のコロナ禍の延長には思えません

でも、2年前のロックダウンの最中だと、この物語はリアルに感じられるかもしれません

 

今では笑い話になりそうな物語ですが、ロックダウンによって展開したかもしれない世界というのは面白い設定だと思います

でも、細部がざっくりしすぎていて、ウイルスの変異とその対策のバランスが取れていないように思います

 

偽造免疫バンドを獲得しても、免疫を持たない人が外に出たら感染して54%の確率で死んでしまう世界なので、そのバンドに意味があるのかは分かりません

 

ディストピア系の人間世界の崩壊を期待すると肩透かしを喰らいますが、遠隔とかリモートでも人が繋がれるという希望を描いていたのは良かったですね

あの世界のインフラがどうなってるのか問題とか色々ツッコミどころがありますが、あの宅配ボックスは欲しいなあと思ってしまいます

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ソングバード【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/383542/review/7e1abe38-ca45-4b47-a794-4d8f33d6f0db/

 

公式HP:

https://songbird-movie.jp/


千夜、一夜

 

■オススメ度

 

田中裕子さんの演技を堪能したい人(★★★)

「ダンカン、ばかやろう」と言いたい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2022.10.12(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

情報:2022年、日本、126分、G

ジャンル:30年前に失踪した夫を待つ妻が、2年前に失踪た夫を持つ妻の手助けをしていくヒューマンドラマ

 

監督:久保田直

脚本:青木研次

 

キャスト:

田中裕子(若松登美子:30年前に失踪した夫を待つ妻、水産加工場で働く)

 

尾野真千子(田村奈美:2年前に失踪した夫を待つ妻、両津市民病院の看護師)

安藤政信(田村洋司:2年前に失踪した奈美の夫、中学校の理科の教師)

 

ダンカン(藤倉春男:登美子一筋の漁師の男)

白石加代子(藤倉千代:春男の母)

 

小倉久寛(入江春粥:登美子を手助けしてきた元町長)

 

山中崇(大賀:奈美の同僚)

 

■映画の舞台

 

新潟県:佐渡島

 

ロケ地:

新潟県:佐渡島

 

■簡単なあらすじ

 

水産加工場でイカを捌いている登美子は、30年前に失踪した夫の帰りを待っていた

失踪当時はビラ配りなどを精力的にこなしていたが、今では何気ない一日を過ごすだけの日々を重ねている

そんな登美子にぞっこんなのが漁師の春男で、登美子は彼の申し出を拒み続けている

 

ある日、島に住む奈美という女性が登美子の元を訪れる

彼女も2年前に夫が行方不明になっていて、登美子と同じような境遇になっていた

看護師を続けながら待つものの、どうしたら良いかわからずに元町長の入江を訪ねたところ、登美子を紹介されたのである

 

登美子は奈美の話を聞き、いろんなところへ連れて行く

時には警察に行って「身元不明の遺体の似顔絵」などを閲覧したりもする

だが、手がかりになるようなものは何一つなかったのである

 

テーマ:区切り

裏テーマ:日常化する待ち人

 

■ひとこと感想

 

日本海が舞台で、失踪者の話だったので、てっきりそっち系かと思っていましたが、当たらずも遠からずという感じで、まったく音信不通のまま30年を過ごしてきた女性の心情の変化を描いていきます

奈美と出会ったことで、過去を想起することになっているものの、登美子の中では区切りのようなものがついているように思えます

 

惰性といえば聞こえが悪いのですが、答えは夫が持っているというように、ただ待つだけの人は囚われの日々を過ごしていました

 

映画としては演技に引き込まれるものの、かなりのスローテンポになっているので体感時間が相当長く感じます

それぞれのシーンが無駄に長かったり、風景を映しているだけの時間も妙に長かったりと、体力的にかなり疲れる映画になっていました

 

奈美の問題が登美子のものと対比になっていますが、待つことが日常になってしまうには2年は短すぎるということなのでしょうか

待ち人になって経験がないので想像の範疇を越えませんが、過ごした日々の質が「区切りへのカウントダウン」を決めてしまうのかなと思ったりもしましたね

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】千夜、一夜【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/383064/review/82a48612-1012-4242-9a9d-cf4b50c02681/

 

公式HP:

https://bitters.co.jp/senyaichiya/


デュアル

 

■オススメ度

 

クローンを扱った映画に興味がある人(★★★)

カレン・ギランさんを堪能したい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2022.12.13(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:Dual

情報:2022年、アメリカ、95分、G

ジャンル:余命宣告を受けた若い女性がクローン技術の弊害に巻き込まれていくSFスリラー

 

監督&脚本:ライリー・ステアンズ

 

キャスト:

カレン・ギラン/Karen Gillan(サラ:余命宣告をされ、クローン・プログラム「リプレイスメント」を利用することになった女性)

カレン・ギラン/Karen Gillan(ダブル:自我が目覚めるサラのクローン)

 

アーロン・ポール/Aaron Paul(トレント:サラを鍛えるトレーナー)

 

ピューラ・コアレ/Beulah Koale(ピーター:サラの恋人)

Maija Paunio(サラの母)

 

Sanna-June Hyde(サラに余命宣告をする消化器医)

 

 

■映画の舞台

 

フィンランド:タンペレ

タンペレ

https://maps.app.goo.gl/QB4hBWswkpQWm1oi6?g_st=ic

 

ロケ地:

フィンランド:タンペレ

 

■簡単なあらすじ

 

余命宣告を受けたサラは、恋人ピーターと離れていることを寂しく想っていた

病気のことはピーターにも母にも内緒で、彼女は密かに「リプレイスメント」を受けて、ダブルを作ることになった

 

だが、ダブルを作った途端に担当医から「症状は寛解した」と告げられ、ダブルは廃棄処分にすることになった

ダブルは自我を持ち、合衆国憲法で定められた方法に則って、オリジナルに決闘(デュアル)を挑むことになった

 

そこでサラはトレントという名のトレーナーに鍛えてもらうことになり、様々な特訓を始めていく

 

ピーターもサラの母もダブルを好意的に受け止めていて、サラの居場所がとうとうなくなってしまう

そして、運命を決める「デュアル」の時が刻一刻と近づいてきたのであった

 

テーマ:愛着と逃避

裏テーマ:クローン技術の問題点

 

■ひとこと感想

 

カレン・ギランさんがオリジナルとクローンで奮闘という映画で、どうやって撮ったのかと思わせる映像も随所にありました

基本的には会話劇で、小難しいことから日常会話まで、そのどれもが説明的になっています

 

あまり表情が豊かではないキャラ設定になっていて、油断するとどっちがオリジナルかわからなくなってしまいます

 

映画はラストシーンで解釈が分かれるとのことですが、解釈は一択のように思えます

冒頭のデュアルのシーン以外に動きが少なくて、睡眠不足だと眠ってしまう可能性が高いと思います

 

設定やシーンでクスッと笑えるシーンもたくさんあるので、シュールさというものを好意的に見られるかどうかで評価が分かれるような気がしました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】デュアル【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/384252/review/b51a4d3f-a40f-4bf8-a822-4d6cc60447f3/

 

公式HP:

https://dual-movie.jp/


スペンサー ダイアナの決意

 

■オススメ度

 

クリステン・スチュワートさんの美しさを堪能してい人(★★★)

英国王室の裏側を覗いて見たい人(★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2022.10.14(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

原題Spencer

情報2021年、ドイツ&イギリス、117分、G

ジャンル:ダイアナ妃が離婚を決意することになったクリスマス前後の3日間を描いた伝記系ヒューマンドラマ

 

監督パブロ・ラライン

脚本スティーヴン・ナイト

 

キャスト:

クリステン・スチュワート/Kristen StewartDiana/ダイアナ:イギリス皇太子妃)

 10代後半Greta Bücker

 (9歳時:Kimia Schmidt

 

ジャック・ファーシング/Jack Farthing(Charles, Prince of Wales/チャールズ皇太子:ダイアナの夫)

 

ティモシー・スポール/Timothy Spall(アリステア・グレゴリー/Equerry Major Alistair Gregory:新しくダイアナのお目付け役になる少佐)

 

ジャック・ニーレン/Jack Nielen(Prince William of Wales/ウィリアム王子:ダイアナの長男)

フレディ・スプライ/Freddie Spry(Prince Henry “Harry” of Wales/ハリー王子:ダイアナの次男)

 

ショーン・ハリス/Sean Harris(Royal Head Chef Darren McGrady/ダレン・マクグレディ:王室料理人の料理長)

サリー・ホーキンス/Sally Hawkinsマギー:ダイアナのドレッサーであり唯一の話し相手)

 

ステラ・ゴネット/Stella Gonet(Queen Elizabeth II/クイーン・エリザベス2世:チャールズ皇太子の母)

 

エイミー・メイソン/Amy Manson(Anne Boleyn/アン・ブーリン:ダイアナの前に現れるペンブローク侯爵夫人、ヘンリー8世によって処刑された妻)

 

Emma Darwall-Smith(Camilla Parker Bowles/カミラ・パーカー・ボウルズ:チャールズ皇太子の不倫相手)

 

 

■映画の舞台

 

1991年クリスマス前後のイギリス王室

サンドリンガム・ハウス

 

イギリス:ノーフォーク

サンドリンガム・ハウス

https://g.page/Sandringham1870?share

 

ロケ地:

ドイツ:クロイツベルク

https://goo.gl/maps/1wpMSZrpfoTgfcDK9

 

ドイツ・ポツダム

シュロス・マルカート

https://goo.gl/maps/ztSxNjcnB6PvWTey5

 

ノルトキルヘェン城

https://goo.gl/maps/wfNp2kTzfxprxNk66

 

■簡単なあらすじ

 

王室に入ってから10年目を迎えるダイアナ妃は、二児の母でありながら、その奇行はパパラッチたちの格好の餌食になっていた

クリスマスを控えたダイアナは単身で愛車をぶっ放し、田舎町で道に迷ってしまう

だが、そこは生家から近い場所で、ダイアナはどうしてもクリスマス・パーティに参加したくなかったのである

 

ダイアナは夫のチャールズ皇太子がカミラ夫人に同じパールのネックレスを贈ったことに気づいていて、二人が不倫関係にあると疑っている

チャールズ皇太子もそれを隠すことなく、ダイアナにも誰かいるのではないかと訝しがっていた

だが、そんなことよりも、英国王室にふさわしくない行動ばかりするダイアナに手を焼いていたのである

 

ダイアナは女王よりも後に会場に来ることはザラで、せっかく作られた食事も全部吐いてしまう

王室のしきたりにどうしても馴染めない彼女は、唯一の話相手であるドレッサーのマギーにだけ心を許していた

だが、マギーは新しく目付け役になったグレゴリー少佐によってロンドンに帰されてしまい、ダイアナはさらに孤独になってしまうのであった

 

テーマ:適性

裏テーマ:自由と束縛

 

■ひとこと感想

 

予告編を見た時に「えらいそっくりさんを連れてきたなあ」と思っていましたが、本編でもそれっぽさというものが滲み出ていましたね

王室のスキャンダルといえばダイアナ妃みたいな時代が懐かしく、今でも海を渡った人々が火種になっていたりしますね

 

本作は「離婚を決意したクリスマス」ということなのですが、決意に至った決め手というのはよくわかりませんでした

チャールズ皇太子とビリヤード台を挟んで対決するシーンがピークになっていますが、チャールズ皇太子の方が正論だよねえと思ってしまいます

 

映画は冒頭で「事実を元にした寓話」と出てくるように、かなりの誇張があって、皮肉っぽさを内包させていると思います

実際にダイアナ妃がどう思っていたかというのはわからない話なので、映画的には「不倫と子どもの教育方針を巡って対立し、その関係を解消させた」というふうに描かれていましたね

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】スペンサー:ダイアナの決意【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/378667/review/c8f6b657-113d-4406-8820-c47766d4b56e/

 

公式HP:

https://spencer-movie.com/


カラダ探し

 

■オススメ度

 

とりあえずホラー映画なら何でも観る人(★★★)

橋本環奈さんのファンの人(★★★)

山本舞香さんの本領発揮が観たい人(★★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2022.10.14(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報2022年、日本、102分、PG12

ジャンル:カラダを探さなければ一日が終わらない世界に迷い込んだ高校生たちを描いたスラッシャー系ホラー映画

 

監督羽住英一郎

脚本土城温美

原作ウェルザード『カラダ探し(スターツ出版、2011)』

 

キャスト:

橋本環奈(森崎明日香:ぼっちの女子高生)

眞栄田郷敦(伊勢高広:明日香の幼馴染、女子からモテるリア充)

 

山本舞香(柊留美子:明日香のクラスメイト、年上彼氏と付き合っている不良娘)

醍醐琥太郎(浦西翔太:明日香のクラスメイト、いじめられっ子)

横田真悠(鳴戸理恵:明日香のクラスメイト、高広に気がある学級委員長)

神尾楓珠(清宮篤史:不登校の高広の友人、映画のオリジナルキャラ)

 

柄本裕(八代友和:学校の司書教諭)

 

安永星良(小野山美子:殺人事件の被害者の少女)

 

 

■映画の舞台

 

県立逢庵高校(架空、映画では「アカシア学園高校」の看板あり)

 

ロケ地:

福岡県:北九州市

西南女学院マロリーホール(学舎)

https://maps.app.goo.gl/MJToB7PLUvYqxmrz6?g_st=ic

 

西南女学院中高ロウ記念講堂(礼拝堂)

https://maps.app.goo.gl/NyXAA98XmME9451z6?g_st=ic

 

レムブラン ベース キャンプ

https://maps.app.goo.gl/1aJ7xhgcyX4PB5uaA?g_st=ic

 

旧安川邸(小野山邸)

https://maps.app.goo.gl/rwgAsqDWeStXG148A?g_st=ic

 

北九州市若松

岩屋海水浴場 海の家 たかみ荘

https://maps.app.goo.gl/SY4jqdfp9asYXAUv6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

ある日から高校でぼっち生活になった明日香は、人気のない場所で食事をし、誰とも関わらない生活を送っていた

ある日、登校中に野良猫がバスで撥ねられて死んでしまう

 

不穏な一日が始まる中、改装中の礼拝堂の前に来た明日香は、そこで井戸から無数の血まみれの手が這い出してくるのを見てしまう

 

一日が終わり、何気なく過ごしたと思った矢先、明日香は深夜の校庭に放り出されていた

同じようにクラスメイトの高広、篤史、翔太、留美子、理恵もその場所に飛ばされてしまっていた

 

不気味な夜が静まる頃、急に物音がして、人形を引きずった少女が彼らの前に現れた

少女は容赦なく彼らを次々と殺していき、全員が殺されたあと、再び彼らは同じ5月7日を過ごすことになったのである

 

翔太は「カラダ探しが始まった」と言い、「かつてバラバラ殺人がこの学校の近くで起きた」と続ける

その被害者の少女のカラダを探して、棺桶に入れないと、その日が終わらないと悟ったのである

 

テーマ:孤独

裏テーマ:生贄

 

■ひとこと感想

 

橋本環奈さんの顔芸を楽しむ映画かなと思っていたらまさにその通りで、何とか脳内補完をしながらセーラー服姿を追うことになりました

山本舞香さんを下から抉るのは撮影監督のフェチなのかなと思ってしまいます

 

ともあれ、ループ系ホラーなのですが、ガッツリと青春映画になっているところが面白かったですね

きらきら感のあとの絶望感という落差がすごい映画で、途中で海で遊んでいるシーンを観ていると、「あれ? これ、ホラー映画じゃなかったっけ?」と思ってしまいます

 

ラストは巨大化した「あれ」と戦うことになるのですが、お約束のような「窮地で愛を確かめ合う」というギャグをぶっ込んでいましたね

 

鑑賞環境が少し最悪で、後方の小学生?ぐらいの年齢層が「テレビを見ているかのようなリアクションで騒がしい」ので、その前の席の人たちはタイヘンだったんじゃないかなと思います

大ホールの前3列目で鑑賞していましたが、最後方のはしゃぎ声が普通に聞こえてきていましたね

「橋本環奈の顔が怖い」という声が響き渡り、笑っていいのか悩んでしまいましたねえ

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】カラダ探し【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/378622/review/eb700fcf-d277-43ee-a56f-0abb5ef1d4b8/

 

公式HP:

https://wwws.warnerbros.co.jp/karadasagashijp/

アバター

投稿者 Hiroshi_Takata

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA