■映画鑑賞まとめ■

 

10月、第4週(2022.10.17〜2022.10.23)

 


キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱

 

■オススメ度

 

キュリー夫人について知りたい人(★★★)

放射能の発見について知りたい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2022.10.18(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題Radioactive(放射能)

情報2019年、イギリス、110分、G

ジャンル:ラジウムを発見した過程を描くキュリー夫妻の伝記映画

 

監督マルジャン・サトラピ

脚本ジャック・ソーン

原作ローレン・レドニス/Lauren RednissRadioactive: Marie & Pierre Curie: A Tale of Love and Fallout(2010)』

 

キャスト:

ロザムンド・パイクRosamund Pike(メアリー・スクウォドフスカ/マリ・キュリー/Marie Curie:ポーランド&フランスに帰化した物理学者)

 (幼少期:Harriet Turnbull

サム・ライリー/Sam Rileyピエール・キュリー/Pierre Curie:キュリー夫人の夫、物理学者)

 (幼少期:Arthur Bateman

 

Sian Brooke(ブロニア・スクウォドフスカ/Bronia Sklodowska:マリの姉、医師)

 

Simon Russell Beale(ガブリエル・リップマン/Gabriel Lippmann:フランスの物理学者、マリのソルボンヌ時代の研究室の教授)

 

アニヤ・テイラー=ジョイ/Anya Taylor-Joy(イレーヌ:キュリー/Irene Curie:キュリー夫人の娘、長女)

 (若年期:Ariella Glaser

 (6歳時:Indica Watson

Edward Davis(フレデリック・ジュリオ=キュリー/Frédéric Joliot-Curie:イレーヌの夫、物理学者)

 

アナイリン・バーナード/Aneurin Barnard(ポール・ランジュバン/Paul Langevin:キュリー夫人の同僚、不倫相手)

Katherine Parkinson(エマ・ジャンヌ・デスフォス/Emma Jeanne Desfosses:ポールの妻)

 

Drew Jacoby(ロイ・フラー/Loie Fuller:ダンサー、マリの親友)

 

■映画の舞台

 

1893年&1934

フランス:パリ

 

ロケ地:

ハンガリー:ブダペスト

https://goo.gl/maps/QZxSETSQNiSYTGtUA

 

ハンガリー:エステルゴム

https://goo.gl/maps/jKgcd6DJeJhcDVoN8

 

■簡単なあらすじ

 

科学者としてソルボンヌ大学で学んでしたマリ(マリア)は、ある日リップマン教授から研究室を追われてしまう

行方あてのない彼女に手を差し伸べたのは、同じくアカデミーから支援を受けられないピエール・キュリーだった

 

ピエールはマリの研究に興味と理解を示し、共同開発を申し出る

そして、度重なる研究の末、二人はラジウムとポロニウムを発見することになる

だが、名誉と勲章はピエールにだけ注がれてしまう

ピエールは「夫婦で発見したこと」を強調し、ノーベル賞を夫婦で授与することになった

 

そんな二人は二児の娘に恵まれ、長女イレーネも研究者の道を歩み始めていく

だが、そんな矢先、徐々に体調を崩していたピエールが不慮の事故に遭って死んでしまう

孤独の中、何も手につかないマリだったが、二人の盟友ポールの助力により、再び研究への道を進むことになったのである

 

テーマ:発見の功罪

裏テーマ:女性の地位向上

 

■ひとこと感想

 

キュリー夫人と言えば誰もが名前を知るものの、実際に何をしてノーベル賞を2度獲ったのかはあまり知られていません

特に日本では、のちに原子爆弾につながることもあって、積極的に教えられた記憶はありませんでした

 

とは言うものの、偉人の中の偉人でもあり、その功績は毒にも薬にもなるものでした

映画では毒の部分も包み隠さずに描かれていて、日本人としてはショッキングな場面もあります

 

映画のタイトルは「放射能」と言う意味で、邦題がかなりの改変になっているのは配慮せざるを得ない感じでしょうか

でも、いつまでそういうことをオブラートに包み続けるのかと言うところはあります

そのまま『マリ・キュリー〜放射能の発見』とかでよかったように思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】キュリー夫人:天才科学者の愛と情熱【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://movie.kinocinema.jp/works/radioactive/


PIG

 

■オススメ度

 

ニコラス・ケイジの怪演を堪能したい人(★★★)

美味しそうなトリュフ料理を見たい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2022.10.18(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題Pig

情報2021年、アメリカ、91分、G

ジャンル:トリュフハンターが奪われた豚を探しに出るロードムービー

 

監督&脚本:マイケル・サルノスキ

 

キャスト:

ニコラス・ケイジ/Nicolas Cageロブ/ロビン・フェルド:トリュフハンター、元シェフ)

Brandy(The Pig:ロブの愛豚)

 

アレックス・ウルフ/Alex Wolff(アミール:高級レストランの経営者、ロブの取引先)

アダム・アーキン/Adam Arkin(ダリウス:アミールの父、レストラン経営者)

 

David Knell(デレク・フィンウェイ:高級レストラン「ユーリティス」のオーナーシェフ、ロブの元同僚)

 

カサンドラ・バイオレット/Cassandra Violet(ローリー/ローレライ・フェルド:ロブの亡き妻)

 

■映画の舞台

 

アメリカ:オレゴン州

ポートランド

https://goo.gl/maps/FoRiSP5XDojfxZ937

 

ロケ地:

アメリカ・オレゴン州

ポートランド

 

■簡単なあらすじ

 

オレゴン州の山奥でトリュフハンターをしているロブことロビン・フェルドは、かつてポートランドで名を知らぬ者がいないほどの有名シェフだった

ある日、トリュフを探すために飼っている豚が何者かに盗まれ、ロブ自身も大怪我を負ってしまう

 

ロブは愛豚を探すために、取引業者のアミールに声を掛けてポートランドへ向かうことになった

ロブたちは色んな場所に出向き情報を集めると、高級レストランのオーナーが関与していることがわかってくる

 

そこでロブはレストランに入るための資金調達として地下格闘場に出向き、そこを管理する友人のエドガーから情報を聞き出す

そして、かつての同僚がシェフを務めている高級レストランに向かうことになったのである

 

テーマ:愛の幻影

裏テーマ:リスタート

 

■ひとこと感想

 

ニコラス・ケイジさんの演技が凄いと話題の本作は、隠れた名作なんじゃないかなと言う哀愁と狂気に満ちた作品になっていました

冒頭で豚を一緒にトリュフを探しているロブの世捨て人っぽさとか、妻の声が入ったテープを聞くくだりとか、役にハマりきっていると思います

 

出てくる料理も美味しそうなものばかりで、ポートランドを支配しているダリウスに怯えるシェフとか、高級レストランに浮浪者が来て困惑するウェイトレスとか、色んなところで怪演がありました

 

映画のテーマとしては「再生」を描いていて、ロブが過去の悲劇から立ち直っていく様を描いていきます

そこで、ダリウスの過去を掘り返すというところが狂気じみていましたね

 

ミニシアターでひっそりと上映している作品ですが、見応えはあると思います

でも、ちょっと単調なシーンも多いので、寝不足だと落ちてしまうかもしれません

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】PIG/ピッグ【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://pig-movie.jp/


もっと超越した所へ。

 

■オススメ度

 

バカップルの真髄を体感したい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2022.10.19TOHOシネマズ二条)

 

■映画情報

 

情報2022年、日本、119分、PG12

ジャンル:ダメ男と付き合う4人の女性を描いたラブコメディ映画

 

監督山岸聖太

脚本根本宗子

原作:劇団・月刊「根本宗子」第10号(2015年の舞台、下北沢ザ・スズナリにて初演)

 

キャスト:

前田敦子岡崎真知子:見た目重視の服飾デザイナー)

菊池風磨(朝井怜人:ヒモ体質の配信者)

 

伊藤万理華安西美和:彼氏依存の金髪ギャル)

オカモトレイジ万城目泰造ハイテンションですぐにパニくるフリーター)

 

黒川芽以北川七瀬:子持ちの風俗嬢)

三浦貴大飯島慎太郎プライドだけは高い子役時代がピークの売れない俳優)

 

趣里櫻井鈴元子役のバラエティタレント)

千葉雄大星川富あざとかわいさを売りにしている自分好きのゲイ)

 

■映画の舞台

 

東京のどこか

 

ロケ地:

東京都:台東区

浅草病院

https://maps.app.goo.gl/r1bGjmH9MF3tRAKe6?g_st=ic

 

東京都:練馬区

くすりの早宮

https://maps.app.goo.gl/67KUuJ4NtABFfw9a7?g_st=ic

 

東京都:足立区

ベニースーパー佐野店

https://maps.app.goo.gl/rhqXrWiKp7yzMMnk6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

中学時代の知り合いの怜人から連絡を貰った真知子はいつしか彼を部屋に住まわせて同棲生活を始めていた

 

ギャルの美和とフリーターの泰造はどうでも良いことで盛り上がる仲で、美和は彼氏色に染まるタイプだった

 

風俗嬢の七瀬はいつも指名してくる俳優の慎太郎に隠し事をしながら、一風変わったプレイを楽しんでいる

 

バラエティで生計を立てる元子役の鈴は、ゲイの富と同棲生活をしていたが、鈴の心境に少しだけ変化が見られていた

 

2020年、この4人はコロナ禍でそれぞれの相手との時間を楽しんでいたが、それぞれの時間は長くは続かず、とうとう4人の女性は喧嘩別れして、相手を家に追い出してしまった

 

時は遡り、2018年、4人の女性はそれぞれ別の男と付き合っていた

 

真知子はデザイナーのモデルになってくれる富と、美和はしがない配信者・怜人と、七瀬は妙な自信家・泰造と、そして鈴は元子役同士の慎太郎と付き合っていた

 

だが、それぞれの関係性は破綻してきて、それと同じような難題が彼女らを襲おうとしていたのである

 

テーマ:自分勝手

裏テーマ:度量

 

■ひとこと感想

 

タイトルの響きと、キャストに興味があったので参戦

まさかの舞台原作で、編集の凝った映画になっていました

 

4組のカップルの幸せが一転して不幸のどん底に落ちていく感じで、全く共感できる瞬間のない稀有な作品となっていましたね

でも、この凝った編集は結構好きで、正論をぶちまける瞬間もすごかったですね

 

ちょっと凄いものを見た感があって、でも後半の展開で「ポカーン」となる人が続出しそうに思いましたね

まさか映画の構成が「超越してくる」とは思いもよらず、どういう脳の構造をしていたら、このような展開と演出になるのかが理解できませんでした(褒め言葉ですよ)

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】もっと超越した所へ。【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/379835/review/f73eabc3-a046-4fa8-aa9a-b628b04ddbcf/

 

公式HP:

https://happinet-phantom.com/mottochouetsu/


耳をすませば

 

■オススメ度

 

松坂桃李さんのファンの人(★★★)

原作漫画ファンの人(やめた方が無難)

ジブリ映画のファンの人(やめた方が無難)

 

■公式予告編

鑑賞日2022.10.20MOVIX京都

 

■映画情報

 

情報2022年、日本、115分、G

ジャンル:遠く離れても、約束しあった夢を追いかける男女を描いた青春映画

 

監督&脚本:平川雄一郎

原作柊あおい『耳をすませば(1990年、集英社)』

 

キャスト:

清野菜名月島雫:出版社の児童文学部門の編集者)

 (中学時代:安原琉那

松坂桃李天沢聖司:ローマでチェリストとして活躍する青年、雫の想い人)

   (中学時代:中川翼

 

内田理央(原田夕子:雫のルームメイト)

   (中学時代:住友沙来

山田裕貴(杉村竜也:夕子の彼氏)

   (中学時代:荒木飛羽

 

音尾琢真(堀内部長:星見出版の児童文学部門の部長)

田中圭園村真琴:雫が担当している児童文学作家)

 

近藤正臣(西司:聖司の祖父、「地球堂」の店主

 

 

■映画の舞台

 

東京&イタリア:ローマ

 

ロケ地:

東京都:福生市

福生市立中央図書館(杉宮中央図書館)

https://maps.app.goo.gl/UDxJTS2Be3Rkbg8C6?g_st=ic

 

千葉県:我孫子市

我孫子中学校校庭遺跡(向い原中学校)

https://maps.app.goo.gl/ct4kRYssyAXwW3FVA?g_st=ic

 

千葉県:佐倉市

佐倉マナーハウス(地球屋の外観)

https://maps.app.goo.gl/krszydhwLkKFjUWX7?g_st=ic

 

神奈川県:横浜市

金沢自然公園(高台)

https://maps.app.goo.gl/y6Vs6rp14nMXeHps9?g_st=ic

 

神奈川県:川崎市

子ノ神社

https://maps.app.goo.gl/VPyUpCU6PQHkNMiC9?g_st=ic

 

神奈川県:藤沢市

藤沢市立南市民図書館(星見出版)

https://maps.app.goo.gl/M85AHcFubApg79eCA?g_st=ic

 

兵庫県:神戸市

道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢 果樹園(演奏会)

https://maps.app.goo.gl/qeRsWUwyUXHcaRDb7?g_st=ic

 

東京都:多摩市

カナディアンコーヒーショップ(喫茶店)

https://maps.app.goo.gl/UNWdwE8kexSsdEDXA?g_st=ic

 

イタリア:ローマ

シスト橋

https://maps.app.goo.gl/qSWCr9NRUUwW8air5?g_st=ic

 

ジャニコロ(ガリバルディ広場)

https://maps.app.goo.gl/VB9WvXzNhUoTdzXg8?g_st=ic

 

ボルゲーゼ公園(ビンチェの丘)

https://maps.app.goo.gl/9uvPu9BGt48L4Kcn9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

25歳になる雫は、作家を目指しながら編集者として働いていたが、作品コンクールは落選続きで、才能に疑いを持ち始めていた

雫は中学時代からの親友の夕子とルームシェアをしていたが、夕子は同窓生の杉村と結婚することになっていて、雫も新しい住処を探さなければならなくなっていた

 

その頃、中学時代に約束を交わした聖司はイタリアに渡り、夢であるチェリストとして活躍の場を広げていた

現地の友人たちとカルテットを組み、ようやくCDを出すまでになっていたが、聖司の心にもどこか穴が空いているように思えた

 

二人は約束の日を思い起こしながら、お互いの写真を眺めて夢への日々を重ねていく

そんな折、雫は担当作家の園村から作品の手直しに対して意見を求められ、そこで不本意ながらも社の意向を重視してしまう

 

その対応に不満を持った園村は「僕の担当から降りてください」と雫に伝えることになった

部長からもなじられ、行き場のなくなった雫はある決断をする

それが有給を取って、イタリアの聖司に逢いに行くことだったのである

 

テーマ:愛と夢

裏テーマ:現実と夢

 

■ひとこと感想

 

原作の漫画もアニメも読んだと思うのだが記憶にないと言う感じで、サラッとウィキでどんな話だったかだけをおさらいして鑑賞

基本的には「原作とアニメを知らなくても問題のない」別の作品になっていました

それは良い意味ではなく、多くの人を落胆させるに至ったものを無感動にするにはそう言わざるを得ないと言う感じでしょうか

 

映画は10年間遠距離恋愛を続けていく二人が光と影となって乖離していくように見え、でも実際には平行線だったことがわかる、と言う内容になっています

物語は「これでもか」とばかりに雫に人生の難題と理不尽が降りかかってくる内容になっていて、彼女だけが悪いとはとても思えません

 

テーマは「愛」とか「夢」とかそういったものになりますが、オリジナルストーリーを構成する上で致命的な綻びがあると感じてしまいます

それを一言でまとめると「なんで、杏さん? なんで『翼をください』なの?」と言うことになるのだと思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】耳をすませば(2022年の実写映画)【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://movies.shochiku.co.jp/mimisuma-movie/


いつか、いつも…いつまでも

 

■オススメ度

 

ほっこりした家族ムービーが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2022.10.20(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

情報:2022年、日本、113分、G

ジャンル:こじらせ女子があるきっかけで医者一家の世話になるヒューマンドラマ

 

監督:長崎俊一

脚本:矢沢由美

 

キャスト:

高杉真宙(市川俊英:診療所の若き医師)

関水渚(関口亜子:俊英の憧れの女性にそっくりな女性、こじらせ女子)

 

水島かおり(土屋秋子:マイペースすぎる俊英の叔母、酒屋)

 

石橋蓮司(市川英男:俊英の祖父、診療所の院長)

芹川藍(小野上きよ:市川家の家政婦)

 

小野ゆり子(竹野まり子:俊英の元婚約者)

 

 

■映画の舞台

 

日本のどこか

 

ロケ地:

静岡県:沼津市

志村内科胃腸科医院@閉業(市川診療所)

https://maps.app.goo.gl/PCsDh425tWHwbDJj9?g_st=ic

 

CAFÉ スプーニー

https://maps.app.goo.gl/AnNjFEmnU41J2kMU6?g_st=ic

 

ナフコツーワンスタイル沼津店

https://maps.app.goo.gl/ChpJyEk3MvrHMQxZ8?g_st=ic

 

土屋酒店

https://maps.app.goo.gl/pqzmLhDjPu7RYvFF7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

診療所の医師として祖父・英男とともに働いている俊英は、無愛想で感情がないと看護師たちに陰口を叩かれていた

俊英は二世帯住宅を構えるまで準備が整っていた結婚を破談にしてしまった過去を持ち、その原因は複雑で簡単には語れないものだった

 

ある日、その診療所に「原因のひとつ」でもある女性が登場する

叔母・秋子が連れてきたその女性は東京から休暇で訪れてきていた女性だったが、実は別人と間違われていたのである

 

彼女の名は関口亜子で、東京から訪れて、夫の出張中に羽を伸ばしにきていた

秋子の息子・武紀のバンドの記事を書いたライターだと思われていたが、実はその記者の双子の姉だったのである

 

俊英は「双子の妹の写真」を武紀に無断で持ち歩いていて、理想を大きく膨らましていた

だが、現れた亜子は理想とは真逆で、態度も悪く酒癖も悪く、心療内科で薬をもらってアルコールと一緒に服用してしまうヤバい奴だったのである

 

テーマ:家族

裏テーマ:感性と馴染み

 

■ひとこと感想

 

どんな話かまったく知らずに、関水渚さんが出演するとのことで鑑賞

Dr.コトー的な何かなのかと思っていましたが、ことのほか医療に関しては舞台設定だけにとどまっていました

 

亜子が実は双子だったぐらいしかサプライズがなく、彼女の夫婦関係もざっくりとしかわかりません

もっとわかりやすいくらいにダメ夫とかだったら良いのですが、それすら判断できない程に存在感がないと言えます

 

映画は家族の一員を経験していくことで、少しずつ関係が変わっていくのですが、一応は不倫関係になるので、進んで良い恋愛なのかは悩むところでしょうか

不器用な男子が拗らせ女子と関わるという内容ですが、この二人の恋愛観は高校生レベルに見えるところは少しだけ微妙だったかなと思いました

 

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【映画感想】いつか、いつも…いつまでも【後半:ネタバレあり】

 

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公式HP:

https://itsuitsu-eiga.com/


ぼくらのよあけ

 

■オススメ度

 

SFジュブナイルが好きな人(★★★)

近未来の世界観が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2022.10.21(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2022年、日本、120分、G

ジャンル:取り壊し予定の団地に不時着した宇宙船を母星に帰そうと奮闘する子どもたちを描いたSF青春映画

 

監督:黒川智之

脚本:佐藤大

キャラクターデザイン:吉田隆彦

制作:ゼロジー

原作:今井哲也『ぼくらのよあけ(2011年、講談社)』

 

キャスト:声の出演

杉咲花(沢渡悠真:阿佐ヶ谷団地に住む小学校4年生、宇宙のことが大好き)

 

悠木碧(ナナコ:沢渡家の女性型のオートボット)

朴璐美(二月の黎明号:ナナコの体を使って語りかける謎の存在)

 

藤原夏海(岸真悟:悠真の友人、4年生)

戸松遥(岸わこ:真悟の姉、6年生、SNS命)

 

岡本信彦(田所銀之介:悠真の友人、6年生)

 

水瀬いのり(河合花香:悠真の友人、女子とうまくいかない6年生)

津田健次郎(河合義達:花香の父、はるかたちの友人)

 

花澤香菜(沢渡はるか:悠真の母)

細谷佳正(沢渡遼:悠真の父)

 

■映画の舞台

 

2049年の夏、日本(原作は2038年)

東京都:杉並区

阿佐ヶ谷団地

 

モデル:

プラウドシティ阿佐ヶ谷ガーデンA-2棟(旧阿佐ヶ谷住宅)

https://maps.app.goo.gl/dX2wnkLijES3TTF19?g_st=ic

 

天王橋(カエル取りの場所)

https://maps.app.goo.gl/r2PqdBDLyuUE9xobA?g_st=ic

 

杉並区立杉並第二小学校

https://maps.app.goo.gl/CjfCjuVD7GTKNGcR6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

取り壊し予定の阿佐ヶ谷団地に住む沢渡悠真は、家に導入されたオートボット「ナナコ」に落胆し、冷たい態度を取っていた

母は「仲良くしなさい」というものの、悠真はどうしても素直になれなかった

 

悠真は世間で話題になっている「SHⅢ–アールヴィル彗星」に夢中になっていた

ナナコには人工衛星「SHⅢ」と同じAIが搭載されていたが、単なる家事ロボット以上のことができなかったからである

 

ある日、友人の真悟のところに行ったきり帰ってこない悠真を探しにナナコは外出する

そこで、システムエラーが起きてしまい、動作が不能になってしまった

自動修復で戻るものの、原因不明のエラーを抱えたまま、ナナコは悠真のところに向かった

 

その帰り道、ナナコは取り壊し予定の団地へと勝手に消えてしまう

悠真は真悟と銀ノ介と一緒に後を追って団地の屋上へと登る

そこで彼らは、ナナコが「二月の黎明」と名乗る謎のAIに体を乗っ取られていることを知るのである

 

テーマ:青春の光と闇

裏テーマ:青春の夜明けの正体

 

■ひとこと感想

 

映像だけはすごい系かな〜と思っていたら、その勘はドンピシャな感じで、宇宙船が出現するところとか、「虹の根」のビジュアルなどは満足いくものでした

それでも、キャラ設定とか、ストーリー展開などは「ちょっとどうなの」というシーンが多かったですね

 

基本的には内輪揉め系で、そのやりとりが何度も繰り返されるので、だんだんと「勝手にやっといて状態」になってしまいます

かと思えば、いきなり使命感に溢れて、それまでの諍いがひとことで和解したりしていましたね

このあたりの流れを許容できればOKかと思います

 

テーマとしては、青春期の「夜」とは何かというところになっていて、それが明けていくために必要なものを描いていると言えます

そのテーマ性とかは良いのですが、子ども同士の喧嘩とかいじめとか不快な部分は多めかなと思います

 

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【映画感想】ぼくらのよあけ【後半:ネタバレあり】

 

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公式HP:

https://bokuranoyoake.com/


線は、僕を描く

 

■オススメ度

 

水墨画に興味のある人(★★★)

立ち直ろうとする人を応援したい人(★★★)

清原果耶さんの美しさを堪能したい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2022.10.21(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2022年、日本、106分、G

ジャンル:水墨画との出会いによって、人生を切り開いていく若者を描いた青春映画

 

監督:小泉徳宏

脚本:片岡翔&小泉徳宏

原作:砥上裕將(『線は、僕を描く(2019年、講談社』)

 

キャスト:

横浜流星(青山霜介:水墨画と出会い、自分を見つめ直すことになった大学生)

 (幼少期:中須翔真

清原果耶(篠田千瑛:湖山の孫、水墨画家、霜介が内弟子になったことが気に入らない大学生)

 

三浦友和(篠田湖山:水墨画の巨匠、霜介を強引に内弟子にする)

江口洋介(西濱湖峰:湖山の弟子、水墨画家)

 

細田佳央太(古前巧:霜介の親友)

河合優実(川岸美嘉:霜介と同じゼミの学生、霜介の影響で水墨画を始めサークルを作る)

 

富田靖子(藤堂翠山:水墨画の評論家)

丸山真亜奈(青山椿:霜介の妹)

 

 

■映画の舞台

 

日本のどこか

 

ロケ地:

滋賀県:大津市&湖南市&東近江市

 

三重県:木曽岬町

 

滋賀県:大津市

成安造形大学

https://maps.app.goo.gl/gxtGitLFP1BnPXWf9?g_st=ic

 

滋賀県:多賀町(湖山と霜介が出会う場所)

多賀大社

https://maps.app.goo.gl/4cNEXYDbAoHZDpcJ8?g_st=ic

 

五個荘近江商人屋敷 外村繁邸(湖山の家)

https://maps.app.goo.gl/kfjsZJdb5PS5ZN94A?g_st=ic

 

弘誓寺(湖山が襖絵を描く寺)

https://maps.app.goo.gl/cHjXEvbWM7gMfKzw5?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

親友の古前に頼まれて絵画展の設営に来た霜介は、そこで「椿の水墨画」に心を奪われてしまう

設営の準備を終えた霜介はスタッフルームに出向き、そこで仕出し弁当を食べようとしていると、そこに湖山が現れて、関係者用の高級弁当を霜介に手渡した

 

「千瑛ちゃんがゴネている」と言う湖峰、悩んだ挙句に湖峰と湖山は霜介に水墨画の展覧会の手伝いに巻き込んだ

霜介はそこで、湖山の圧倒的なパフォーマンスに魅了され、白と黒の世界に取り憑かれていく

そんな彼を見て、湖山は「どうだ? 内弟子にならないか?」と尋ねた

 

突然の誘いに戸惑うものの、霜介は自分には無理だと湖山に告げる

だが、湖山は「水墨画教室の生徒なら?」と食い下がり、霜介はそれを受けることになった

 

霜介が生徒になったことを聞いた千瑛は、自分への当てつけだと激昂するものの、霜介に対しては親身になって水墨画の基礎を教えていく

やがて、水墨画の世界にのめり込み始めた霜介は、さらなる深淵へと足を踏み入れていくのであった

 

テーマ:命と向き合う

裏テーマ:線の芸術

 

■ひとこと感想

 

水墨画がテーマとなっていて、そこに好きなキャストが満載だったこともあって迷わず鑑賞

水墨画をスポ根のように仕立て上げながら、霜介の内面にふれていくドラマ性、水墨画の深淵に近づいていく芸術性など、とても素晴らしい作品であったと思います

 

霜介の家族に何があったかを知らない状態で見ていたので、まさか一家惨殺とかそっち系なのかと思っていましたが、そういったショッキングなことよりも、あまり語られない悲劇と言うところに深みを感じてしまいました

 

水墨画の展覧のシーンでは、すべてのキャラクターがイキイキとしていて、湖山のシーンも圧巻ですが、湖峰のシーンはものすごい説得力がありました

あのシーンを間近で大きなスクリーンで体感できたことは感無量だったと言えます

 

個人的に大好きな清原果耶さんの淡麗なる美と、心に染みるような低めの「湖山の弟子ならば」と言う言葉が頭から離れません

命と向き合う表現者ならではの哲学が、この作品には込められていると思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】線は、僕を描く【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/382055/review/bfd843e5-a382-46d7-9f81-6bcb7e8f63db/

 

公式HP:

https://senboku-movie.jp/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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