■映画鑑賞まとめ■
4月、第5週(2023.4.24〜2023.4.30)
■ベネシアフレニア
■オススメ度
観光客にヘイトが溜まっている現地民(★★)
スプラッター・ホラーを観たい人(★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.4.25(T・JOY京都)
■映画情報
原題:Veniciafrenia(ヴェネツィアの心の病)、英題:Venicephrenia
情報:2021年、スペイン、100分、R15+
ジャンル:ヴェネツィア旅行に来た一行が不条理な事件に巻き込まれる社会派風スリラー映画
監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
脚本:アレックス・デ・ラ・イグレシア&ホルヘ・ゲリカエチェバリア
キャスト:
イングリッド・ガルシア・ヨンソン/Ingrid García Jonsson(イサ/イザベル・ガルシア:結婚を控えたスペイン人の女性、ホセの姉)
ニコ・ロメロ/Nico Romero(アルフォンソ:本国に残ったイサの婚約者)
アルベルト・バング/Alberto Bang(ホセ・ルイス・ガルシア:イサの弟)
シルビア・アロンソ/Silvia Alonso(スサナ:余りものになるイサの友人)
ゴイセ・ブランコ/Goize Blanco(アランツァ:イサの友人)
ニコラス・イロロ/Nicolás lloro(ハヴィ:アランツァの恋人)
エンリコ・ロー・ベルソ/Enrico Lo Verso(ジャコモ:水上タクシーの運転手)
アルマンデ・デ・ラッツァ/Armando deRazza(クイド・ブルネッリ:地元の警察官)
コジモ・ファスコ/Cosimo Fusco(リゴレットの道化師)
コジモ・ファスコ/Cosimo Fusco(ペスト医師)
カテリーナ・ムリーノ/Caterina Murino(クラウディア:ホテルの受付、クラウン)
■映画の舞台
イタリア:ヴェネツィア
イタリア:ポヴェリア島
https://maps.app.goo.gl/cu2JoPG9E11kHRkm6?g_st=ic
マニン広場
https://maps.app.goo.gl/ZjPGpsAobzs38vUT9?g_st=ic
ロケ地:
イタリア:ヴェネツィア
■簡単なあらすじ
スペインからヴェネツィアに観光旅行に来た5人組は、イサの婚前旅行で弾けようと考えていた
イサの弟ホセ、イサの友人のスサナ、そして彼らの友人であるアランツォとハヴィのカップルは、大型クルーズ船で着岸する
だが、ヴェネツィアでは観光客の激増が社会問題化していて、サミットを控えた今、大掛かりなデモが繰り広げられていた
カーニバルの最中でもあり、街には正体不明の仮装集団でひしめき合う
なんとか船着場からホテルに向かおうとするものの、水上タクシーに乗る際にホセが足を滑らせて川に落ちてしまう
事なきを得たものの、そのタクシーに仮面を被った道化師が同乗し、船内は不穏な空気になってしまう
水上タクシーのジャコモは、道化師の不穏な動きを察して船から降ろし、彼女たちはなんとかホテルにたどり着くことができた
ホテルのレストランで一服していると、ペスト医師のコスプレ男とクラウンのコスプレ女が近づいてくる
彼らは「秘密のパーティー」に誘おうとしていたが、知らない人からの誘いには乗れないとイサは断ってしまう
だがその夜、街角でペスト医師を見かけた彼女たちは、路地に消えていく彼を追いかけていく
そこは「人殺し通り」と呼ばれるいわくつきの場所だったが、男が入った邸宅のドアをノックしてしまう
死神のコスプレをした男は「合言葉」を要求し、ホセは水上タクシーの道化師の言葉を思い出して、「リゴレット」と答えた
テーマ:復讐とけじめ
裏テーマ:望まぬ観光誘致
■ひとこと感想
怖い被り物をした集団が殺しまくるホラー&スプラッターかと思っていましたが、どちらかと言えばスリラーに近いイメージがありました
各種レビューでは酷評の嵐で、少しだけ身構えてしまいましたが、なるほど「テーマと表現が合っていない」し、犯人たちの思想と行動が支離滅裂で意味がわかりませんでした
退屈とまでは言わないのですが、不条理殺人の根幹となる思想が辻褄が合わないものが多かったですね
また、襲われる5人組が「迷惑観光客」なので、「そりゃあ排除したくなるよね」という心向きになってしまいます
このあたりのキャラ設定が「何を見せたいのか」と合致していないのが問題だと思います
悪質な観光客を排除したいのか、単なる復讐なのかがブレブレで、彼らが選ばれる所以がまったくありません
なので、快楽殺人をしながら、過去の事件をエクスキューズにしているようにしか見えず、流石にこの流れは無茶だろうと思ってしまいました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/379709/review/9018100b-d66b-4e85-b8d1-c611a4ee0bed/
公式HP:
https://klockworx-v.com/veneciafrenia/
■マネーボーイズ
■オススメ度
ボーイズラブ系が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.4.26(京都みなみ会館)
■映画情報
原題:金錢男孩(男娼)、英題:Moneyboys
情報:2021年、中国、120分、R15+
ジャンル:男娼として生活する青年がある事件をきっかけに恋人と疎遠になる様子を描いたラブロマンス映画
監督&脚本:C.B. Yi
キャスト:
クー・チェンドン/柯震東(リャン・フェイ/梁飛:体を売って田舎に仕送りをする青年)
バイ・ウーファン/白宇帆(リャン・ロン/梁龍:上京してくるフェイの同郷の友人)
JC・リン/林哲熹(ハン・シャオレイ/韓曉來:大怪我をするフェイの元恋人)
クロエ・マーヤン/曾美慧孜(リー・ユー/李玉:シャオライの妻)
ヤン・ギノ/杨志龙(バオ:フェイの危ない客)
フー・レイ/傅雷(リャン・グイシャン/梁桂祥:リャン・フェイの父)
リン・イーシオン/林義雄(リャン・フェイの祖父)
クロエ・マーヤン/曾美慧孜(リャン・ホン/梁虹:フェイの姉)
クロエ・マーヤン/曾美慧孜(ルー・ルー/露露:ウェイの友人、シャンドンと偽装結婚する女)
ザック・ルー/盧彥澤(シャン・ドン/項東:フェイとウェンの友人、ルー・ルーと偽装結婚する男)
スン・チーホン/孙启恒(チェン・ウェイ/陳偉:フェイの新しい恋人)
■映画の舞台
中国のどこか
ロケ地:
台湾:台北
https://goo.gl/maps/nfuPEJZQyfp5A42NA
基陵:中山陸橋
https://goo.gl/maps/9vv3ipwbTxZS9h556
■簡単なあらすじ
中国のどこか、都会部に出稼ぎに来ているリャン・フェイは、体を売って田舎の姉に仕送りをしていた
彼にはハン・シャオライと言う恋人がいたが、客を優先し、彼とのセックスは受け身で終わらせることが多かった
ある日、バオと言う客を取ったフェイだったが、シャオライは「彼はヤバすぎる」と言って、接客をやめるように忠告する
だが、文無しのフェイは相手を選ぶことができず、そのまま客と寝ることになった
翌朝フェイが帰宅すると、顔中にあざを作っていた
シャオライは激昂し、バオを見つけ出して報復をする
だが、彼の仲間が合流して反撃され、シャオライは足を骨折してしまう
その事件を受けて、彼の家に警察がやってきたが、フェイは逃げるように姿を消した
それから5年後、フェイは別の街で男娼として働き、新しい恋人チェン・ウェイと暮らしていた
ウェイも同じく男娼をしていて、あるグループに入っていた
その中にひとりシャンドンが女性と結婚することになる
それは偽装結婚だったが、周囲の目を気にして、せざるを得ないもののはずだった
だが、2人の間に子どもができ、彼らは「普通の幸せを得る」と言って、故郷に帰ってしまった
その後、警察の囮捜査にて逮捕されたフェイは、やむを得ず故郷に帰ることになる
望まぬ帰省だったが、家族は普通に接してくれている
だが、叔父たちはフェイが身を固めないことに憤慨し、変態であると突きつける
そんな中、再び都会に出たフェイだったが、同郷の友人ロンが彼についてきてしまったのである
テーマ:逃避の代償
裏テーマ:戻れない過去
■ひとこと感想
レビューサイトの評価が高めだったこともあって、普段はあまり行かないミニシアターに突撃
大雨もあって客足はまばらでしたが、観て損のない内容だったと思います
映画は中国が舞台ですが、撮影は台湾の台北になっていますね
フェイたちが住む街では常に中国の内陸部の天気予報が流れていたので、設定上はそのようになっています
映画は、恋人が怪我したのに逃げてしまったことで、それによって愛の歯車が狂っていく様子が描かれていきます
再会するまで忘れていた想いも、シャオライの声を聞いた瞬間に「あの頃」に戻ってしまうのですね
でも、シャオライには新しい家族ができていて、その胸中は複雑なものになっていたと思います
ちなみにキャストを調べていた際に気づいたのですが、フェイの姉と偽装結婚するルー・ルーと、シャオライの妻が同じ女優さんが演じていましたね
全く雰囲気が違うので驚きましたが、ひとり三役にどんな意味があるのかを後半で考察したいと思います
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/387048/review/08c25e85-772f-4e83-acaa-38fb31f06a55/
公式HP:
https://hark3.com/archives/1872
■午前4時にパリの夜は明ける
■オススメ度
フランス映画の雰囲気が好きな人(★★★)
ほろ苦い恋の味が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.4.27(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Les Passagers de la nuit(夜の乗客)、英題:The Passengers of the Night
情報:2022年、フランス、111分、R15+
ジャンル:夜のラジオ番組に関わることになった女性の第二の人生を描くヒューマンドラマ
監督:ミカエル・アース
脚本:ミカエル・アース&モード・アメリーヌ&マリエット・デゼール
キャスト:
シャルロット・ゲンズブール/Charlotte Gainsbourg(エリザベート:シングルマザーのラジオ局スタッフ、「Les chooses de la Nuit」のリスナー担当、図書館職員を兼務)
キト・レイヨン=リシュテル/Quito Rayon-Richter(マチアス:エリザベートの息子、高校生)
メーガン・ノーサム/Megan Northam(ジュディット:エリザベートの娘)
ノエ・アビタ/Noée Abita(タルラ:エリザベートが保護する女の子)
エマニュエル・べアール/Emmanuelle Béart(ヴァンダ・ドルヴァル:「Les chooses de la Nuit」のパーソナリティ)
ロラン・ポワトルノー/Laurent Poitrenaux(マニュエル・アゴスティニ:ラジオ局のスタッフ)
ディディエ・サンドル/Didier Sandre(ジャン:エリザベートの父)
ディボー・バンソン/Thibault Vinçon(ヒューゴ:エリザベートに気がある図書館の利用客)
■映画の舞台
1980年代
フランス:パリ
ロケ地:
フランス:パリ
ラジオ・フランス
https://maps.app.goo.gl/G2K9XEDZaRMbVv2v7?g_st=ic
シネマ・レスキュアル/Cinema L‘Escurial
https://maps.app.goo.gl/8AfAt77WAUYPz7Rb9?g_st=ic
ボーグルネル/Quartier de Beaugrenelle
https://maps.app.goo.gl/fisVY5i79o1Wo8yp6?g_st=ic
フランス:カルバドス
ゼニス・ド・カーン/Zenith de Caen
https://maps.app.goo.gl/CPPT8naRiXL7X3Vs8?g_st=ic
ノジャン=シュル=マルヌ/Nogent-sur-Marne
https://maps.app.goo.gl/kfwMPkYLUyfQFdoMA?g_st=ic
フランス:オー=ド=セーヌ
サン・クルー/Saint-Cloud
https://maps.app.goo.gl/AkHjXAcZaiZm9FD9A?g_st=ic
■簡単なあらすじ
1981年、フランスではミッテラン大統領が誕生し、市民は改革に一歩進んだと歓声を上げていた
そんなパリの夜を彩るのは、ラジオ・フランスの深夜番組「夜の乗客」
パーソナリティのヴァンダがリスナーと話す番組で、エリザベートはその声に耳を傾けていた
それから3年後、エリザベートは夫に捨てられて取り乱してしまう
娘のジュディットと息子のマテアスが心配する中、父もやってきて、エリザベートを慰めた
生活のために働かざるを得なくなったエリザベートは、いくつかの職場で面接を受けるものの、自分に合う仕事が見つからない
ジュディットも職場を初日でクビになり、マチアスも授業中にサボっていたところを見つかり、教師から嫌味を言われてしまう
そんな中、エリザベートはかつて手紙を出したことのあるラジオ・フランスにで出向いた
「何でもやる」という彼女の言葉を受けて、リスナーからかかってきた電話をヴァンダに取り次ぐ受付業務で採用されることになった
ある日、タルラという少女がスタジオゲストとして尋ねてきた
両親についての質問には答えないタルラ
収録が終わると、彼女は路上にいて、カフェが開くまで待つという
そこでエリザベートは期間限定で彼女を自宅に招き入れることに決めた
テーマ:寂しさを紛らわせるもの
裏テーマ:孤独と体温
■ひとこと感想
深夜ラジオという一昔前と言ったら怒られそうなシチュエーションですが、夜だからこそ合う声というものがありますね
代役でエリザベートがパーソナリティを務める夜があるのですが、彼女の言葉選びは、受付をしている時から雰囲気があるものでした
映画はフランスの80年代を描いていて、画質も懐古的な色合いになっていました
深夜ラジオといえば受験勉強というイメージがある世代ですが、22時くらいになると選曲とかトークの雰囲気が変わる局が多かったように思います
物語は淡々とした人間模様が描かれるのですが、過去をどう捉え向き合うのか、というのがテーマのような気がします
エリザベートは過去をうまく他人にできて、タルラはできなかった
この違いがどこで生まれたのかは何とも言えませんが、心に残る言葉を書き留めておくという習慣がそうさせたように思えてなりません
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】午前4時にパリの夜は明ける【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/385615/review/826073d9-bb1e-40b3-91a2-1d6a04827058/
公式HP:
https://bitters.co.jp/am4paris/
■レッドロケット
■オススメ度
はしゃめちゃなおっさんの映画が好きな人(★★★)
倫理観ゼロの映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.4.27(京都シネマ)
■映画情報
原題:Red Rocket(犬やオオカミの大きくなったアレのこと)
情報:2021年、アメリカ、180分、R18+
ジャンル:落ちぶれたポルノスターが再起を賭けて未成年をたぶらかすヒューマンコメディ
監督:ショーン・ベイカー
脚本:ショーン・ベイカー&クリス・バーゴッチ
キャスト:
サイモン・レックス/Simon Rex(マイキー・セイバー:落ちぶれた元ポルノスター)
ブリー・エルロッド/Bree Elrod(レクシー:マイキーの別居中の妻)
ブレンダ・ダイス/Brenda Deiss(リル:レクシーの母)
スザンナ・サン/Suzanna Son(ストロベリー/レイリー:マイキーが一目惚れするドーナツショップの店員)
ジュディ・ヒル/Judy Hill(レオンドリア:マリファナのディーラー)
マーロン・ランバート/Marlon Lambert(アーネスト:レオンドリアの息子、マイキーの同級生)
ブリトニー・ロドリゲス/Brittney Rodriguez(ジューン:レオンドリアの娘)
Ethan Darbone(ロニー:レキシーの隣人、マイキーの旧友)
David Maxwell(ロニーの父)
Shih-Ching Tsou(ファン店長:ストロベリーの雇用主)
Parker Bigham(ナッシュ:ストロベリーの彼氏)
■映画の舞台
2016年、
アメリカ:テキサス
ロケ地:
アメリカ:テキサス
Donut Hole(ストロベリーの働く店)
https://maps.app.goo.gl/QBoiiVtc7xQ3A2DW7?g_st=ic
レキシーとリルの家
https://maps.app.goo.gl/yHHnJyDAa2bP6Can6?g_st=ic
マイキーが買い物するショップ
https://maps.app.goo.gl/D1J1UASB67NB3Wpt5?g_st=ic
■簡単なあらすじ
かつてポルノスターとして一世を風靡したマイキーは、17年前に最後のビデオを撮って以来、鳴かず飛ばずだった
行く宛のないマイキーは、やむを得ずに別居中の妻レキシーの家を訪ねる
家に一歩も入れない彼女だったが、レキシーの母リルの承諾を得て、何とか転がり込むことに成功する
マイキーとレキシーはかつてポルノビデオを一緒に撮影した仲だったが、レキシーが別の道を行くことになってバディは解消していた
近くのショップやレストランで面接を受けるマイキーだったが、紹介元が必要だったりとどこも受け付けてくれない
そこで、リルの友人であるレオンドリアの元を訪ね、マリファナの売人になりたいと懇願する
その後、少しのお金を得たマイキーは、リルとレキシーを誘って近くにあるドーナツショップを訪れた
彼らに応対したのはもうすぐ18歳になるストロベリーと言う少女で、マイキーは「彼女のエロさ」に惚れ込んで、ポルノ俳優でトップを目指せるのではないかと思い出す
それから、ショップに通い詰めたマイキーは、少しずつ仲を深め、その店を訪れる製油所の作業員たちにマリファナを捌き始めた
テーマ:再起と現実
裏テーマ:改革と持続
■ひとこと感想
舞台が2016年のテキサスということで、いわゆるトランプ政権が誕生するかどうかという直前の物語になります
主人公はかつてポルノスターとして名を馳せたマイキーですが、彼が受賞していた賞にオーラル賞というものがあって、男性優位的な時代の名残を感じさせます
映画は、まさかの「未成年をポルノ女優にしようとするおっさん」を描いていて、よく企画が通ったなあと感心してしまいます
中の人は成人ですが、一応17歳との絡みがガッツリあるので、攻めているなあと感じました
また、ジューン、ロニー、リルは現地採用の演技未経験者ということで、このあたりも『フロリダ・プロジェクト』感があって凄かったですね
物語は、ラストシーンをどう捉えるかなのですが、ストロベリーの家が本当のあの家なのかもちょっと怪しい感じがしてしまいますね
真夏に観たマイキーの妄想説というのも否定できないほど、ストロベリーの存在は浮遊感があるものだったと思います
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/386864/review/d4d36352-14dd-4733-bbfa-2dc2a720d748/
公式HP:
https://www.transformer.co.jp/m/redrocket/
■スーパーマリオ・ブラザーズ・ムービー
■オススメ度
スーパーマリオで遊んだことのある大人(★★★)
冒険ファンタジーが好きな子ども(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.4.28(MOVIX京都 ドルビーシネマ)
■映画情報
原題:The Super Mario Bros. Movie
情報:2023年、アメリカ&日本、94分、G
ジャンル:ブルックリンのしがない配管工の兄弟が、キノコ王国の救世主として活躍する様子を描いたアクション・ファンタジー
監督:アーロン・ホーバス&マイケル・ジェレニック
脚本:マシュー・フォーゲル
原作:任天堂『ドンキー・コング』『マリオ・ブラザーズ』シリーズ
キャスト:(吹替はわかっている分だけ)
宮野真守/クリス・プラット/Chris Pratt(マリオ/Mario:ブルックリンで配管工を営む兄)
畠中祐/チャーリー・ディ/Charlie Day(ルイージ/Luigi:マリオの弟)
間宮康弘/セバスティアン・マニスカルコ/Sebastian Maniscalco(スパイク/Spike:マリオを蔑むブルックリンの男)
チャールズ・マーティネ/Charles Martinet(ジュゼッペ/Giuseppe:マリオの父)
ジェシカ・ディ・シコ/Jessica Di Cicco(マリオの母)
リノ・ロマノ/Rino Romano(トニー:マリオの叔父)
ジョン・ディマジオ/John DiMaggio(アーサー:マリオの叔父)
三宅健太/ジャック・ブラック/Jack Black(クッパ大王/Bowser: ピーチ姫をこよなく愛する大王)
ケヴィン・マイケル・キチャードソン/Kevin Michael Richardson(カメック/Kmec:クッパ大王の手下)
Scott Menville(ノコノコ将軍:クッパ大王の手下)
カリー・ペイトン/Khary Payton(ペンギン王/Penguin King:ペンギン国の王様)
志田有彩/アーニャ・テイラー=ジョイ/Anya Taylor-Joy(ピーチ姫/Princess Peach:キノコ王国のお姫様)
関智一/キーガン=マイケル・キー/Keegan-Michael Key(キノピオ/Toad:キノコ王国でマリオの手助けをするキノコ)
エリック・バウザ/Eric Bauza(キノピオ将軍/Toad General:キノコ王国の将軍、ピーチ姫の参謀)
楠見尚己/フレッド・アーミセン/Fred Armisen(フランキー・コング/Cranky Kong:ジャングル王国の王様)
武田幸史/セス・ローゲン/Seth Rogen(ドンキー・コング/Donkey Kong:フランキーの息子)
山根あん/ジュリエット・ジェレニック/Juliet Jelenic(よろずやチコ//Lumalee:可愛い顔して絶望的なことをいう星の姿をした囚われのキャラ)
■映画の舞台
アメリカ:ニューヨーク
ブルックリン
キノコ王国
ペンギン王国
■簡単なあらすじ
ブルックリンで配管工をしているマリオとルイージは、自分たちのCMを作って大喜びをしていた
これで仕事がたくさん入れば、バカにしている家族を見返せると思っていた
そんな折、高級マンションの水漏れ修理の依頼が舞い込む
順調に仕事をしていたが、その家の愛犬の骨を踏み潰してしまったことで恨みを買ってしまい、それによってドタバタ騒動が起こってしまう
水栓も何もかも破壊してしまった2人は、成果のないまま家路に向かうことになった
そんな時、ブルックリンのある地域で大規模な水害が起こっていることが判明する
汚名返上のチャンスとばかりに現地に赴いた2人は、その地下にて、巨大なバルブと配管の群れを見つける
その中には大きな土管もあり、ルイージがそこに足を踏み入れると一瞬にして消えてしまう
マリオもルイージを追って土管に入るものの、そこは不可思議なトンネルになっていて、2人は別々の出口に行ってしまった
マリオが行き着いたのはキノコだらけのキノコ王国で、そこに住むキノピオにルイージの居場所を尋ねる
するとキノピオは、「そこはダークランドだから、ピーチ姫の助けが必要だ」という
そこでマリオはキノピオと一緒に、キノコ王国の城に向かい、ピーチ姫に会うことになったのである
テーマ:兄弟愛
裏テーマ:諦めない心
■ひとこと感想
「スーパーマリオ」の3Dアニメーションということで、どんなクオリティになるのか楽しみで初日に参戦しました
縁があって、ドルシネの3D字幕を観ることになりましたが、字幕の出る位置が独特なので、あまり前じゃない方が良いと思います
また、3Dメガネのフレームの大きさを考えると、真ん中からやや後ろ目の方が3D版の場合は良さそうですね
物語は、ポリコレっぽい改変が加わって、「マリオとピーチ姫がルイージを助ける」というものになっています
槍を持って、バイクに跨って戦うピーチ姫はかっこよくて、原作のような「助けられるのを待っている」という雰囲気は微塵もありません
映画は映像を楽しむもので、アクションシーンが結構激しいので、4DXとかでも面白いかもしれません
吹替も変な起用がないので抵抗がないですし、世界観を味わうには吹替版の方が良いかもしれません
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】スーパーマリオ・ブラザーズ・ムービー【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/385163/review/bbda6020-499b-4bda-b27b-fec15f759276/
公式HP:
■聖闘士星矢 The Beginning
■オススメ度
アクション映画が好きな人(★★★)
原作ファン(★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.4.28(MOVIX京都 ドルビーシネマ)
■映画情報
原題:Knights of the Zodiac(黄道12星座の騎士たち)
情報:2023年、アメリカ&日本、112分、G
ジャンル:現代に降臨したアテナを救う使命を持った戦士が聖闘士として覚醒する様子を描いたアクション映画
監督:トメック・バギンスキー
脚本:ジョシュ・キャンベル&マット・ストゥーンケン&リック・ナサンソン
原作:車田正美『聖闘士星矢』
キャスト:
新田真剣佑(聖矢:ペガサスの聖闘士、コスモを有する青年)
(幼少期:岩田琉聖)
マディソン・アイズマン/Madison Iseman(シエナ/アテナ:現在に蘇った戦争の神アテナの化身、原作の城戸沙織)
ショーン・ビーン/Sean Bean(アルマン・城戸:シエナの育ての親、原作の城戸光政)
マーク・ダカスコス/Mark Dacascos(マイロック:アルマンの右腕、原作の辰巳)
ファムケ・ヤンセン/Famke Janssen(ヴァンダー・グラード:アルマンの元妻、アテナを倒そうと暗躍する集団のリーダー、映画オリジナルキャラ)
ディエゴ・ティノコ/Diego Tinoco (ネロ:フェニックスの聖闘士、グラードに従事する戦士、原作の一輝)
ニック・スタール/Nick Stahl(カシオス:グリードの部下)
Caitlin Hutson(マリン:イーグルの聖闘士、原作の魔鈴)
Taylan Teague(パトリシア:星矢の姉、原作の星華)
■映画の舞台
地上のどこか
ロケ地:
ハンガリー:ブダペスト
クロアチア
■簡単なあらすじ
幼い頃に姉パトリシアと生き別れになった星矢は、己の強さを求めて地下の格闘技場でしのぎを削っていた
闘技場1強い相手を圧倒する星矢だったが、そこにカシオスという輩が乱入する
これまでとは違う強さを感じながらも、星矢の内なる力が露見し、カシオスを倒すことができた
そんな彼の元に謎の男がコンタクトを取ってきた
それは富豪のアルマン・キドという人物で、彼は星矢の内なる力について知っている存在だった
そこに別の黒い甲冑を着た部隊が乱入し、星矢はアルマンを追って逃げることになる
彼が連れて行かれたのは要塞のような邸宅で、そこには一人の少女シエナがいた
アルマンは「彼女が女神アテナの生まれ変わりだ」と言い、「星矢はアテナを守るための戦士、伝説の聖闘士である」という
事態が飲み込めずに困惑する星矢だったが、シエナの超常的な力を目の当たりにして、聖闘士となるための訓練を始めることになったのである
テーマ:避けられぬ運命
裏テーマ:愛と欲望
■ひとこと感想
今更ながら聖闘士星矢の実写化をハリウッドで敢行するとのことで、どんな内容になるのかなあと遠い目で見ながら鑑賞
いわゆる「別物としてならOK」というギリギリのラインを這う作品で、聖闘士星矢だったのかはわからない内容になっています
突然訪れる運命に翻弄され、守るべき相手の価値がわからない中で、シエナの本質を知って感化されていくのですが、これがどの作品にも当てはまりそうなテンプレートになっている感じがしますね
映画だけで登場するオリジナルキャラ(だと思う)のアルマンの妻が登場し、原作の「みんな兄弟設定」はどこかに行っているようですね
映像的な迫力はありますが、ドルシネのとりあえず公開みたいな感じになっていました
普通に2D鑑賞でOKだと思うので、そこまでの特別感はないように思えました
原作を知らないとわからない部分が多いものの、全くの別物感があるので、なんとも言えない感じに仕上がっていましたねえ
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】聖闘士星矢 The Biginning【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/387057/review/cd65b773-67cb-49c8-85e1-48394139c8f4/
公式HP: