■映画鑑賞まとめ■

 

5月、第1週(2023.5.1〜2023.5.7

 


高速道路家族

 

■オススメ度

 

『万引き家族』がハマった人(★★★)

チョン・イルさんのファンの人(結構ショッキングかも)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.5.1(シネマート心斎橋)

 

■映画情報

 

原題:고속도로 가족(高速道路の家族)、英題:Highway Family

情報:2022年、韓国、128分、G

ジャンル:ある事情から高速道路のサービスエリアで詐欺を働く一家を描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:イ・サンムン

 

キャスト:

チョン・イル/정일우(ジャン・ギウ:サービスエリアを転々とする男)

キム・スルギ/김슬기(アン・ジスク:ギウの妻、妊婦)

ソ・イス/서이수(ジャン・ウニ:ギウの娘、9歳)

パク・ダオン/박다온(ジャン・テク:ギウの息子、5歳)

 

ラ・ミラン/라미란(エム・ヨンソン:ギウに金を貸す女、中古家具店を営む訳あり社長)

ペク・ヒョンジン/백현진アン・ドファン:ヨンソンの夫)

シャオ・チェーテン/샤오 체텐イ・イェシン:家具店の従業員)

 

イ・テギョン/이태경(オ・ヒョンサ:ヨンソンからの通報を受けて動く女刑事)

 

■映画の舞台

 

韓国の高速道路内

礼山パーキングエリア

https://maps.app.goo.gl/F99kbZbmcs9kj9rp9?g_st=ic

 

舒川パーキングエリア

https://maps.app.goo.gl/Li8gYpwiKQQTJUQ58?g_st=ic

 

ロケ地:

上記のパーキングエリア

 

江華島/Ganghwado(ピクニックシーン)

https://maps.app.goo.gl/USa8Sxf9zXMRQ3rHA?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

訳あって高速道路のサービスエリアで寝泊まりするギウ一家は、エリアの利用客から金を借りては逃げると言う生活を繰り返していた

妻ジスクは身重で、長女ウニは9歳だが小学校に行けていない

末っ子のテクは5歳で、我慢の限界が来ると手に負えなかった

 

ある日、中古家具店を経営しているヨンソンから金を借りることに成功したギウ

ヨンソンは娘たちの不憫さを憐れんで、ウニに5万ウォンをあげてしまう

一家は久しぶりに腹一杯食事をすることができたが、エリア内はテント設営が禁止になっていて、とうとう追い出されてしまう

 

その後、別のサービスエリアに向かったギウたちだったが、そこでヨンソンと再開してしまう

ヨンソンは自分の時と同じように2万ウォンをせびっているギウを見て問い詰めるものの、ギウはシラを切り通す

そこでヨンソンは警察に通報するものの、彼はジスクを置き去りにして逃げてしまった

ジスクは土下座をして懇願し、「子どものためにやった」と訴えた

 

その後、警察の捜査が身を結び、ギウは逮捕される

犯人の確認のために警察署に訪れたヨンソンは、路上で呆然としているジスクに声を掛け、自分の店に連れてくる

ヨンソンの夫ドファンは呆れるものの、彼女はどうしても彼らを見捨てることができなかったのである

 

テーマ:子どものためにすべきこと

裏テーマ:負の連鎖と清算の必要性

 

■ひとこと感想

 

高速道路で生活する家族と言うネタに惹かれて鑑賞

ゴールデンウィークの特殊な番組構成のために、やむを得ず心斎橋まで出向くことになりました

 

映画は、ある家族の負の連鎖を描き、彼らに手を差し伸べる訳あり夫婦が登場します

事故死した息子を重ねているヨンソンと、行き過ぎていることを心配するドファンが描かれ、他人にそこまでする必要があるのかを問うていきます

 

テーマとして、「野良猫に餌をあげる」と言うシーンがあって、この施しは一過性の自己満足ではないかと突きつけています

ヨンソンとしては、彼らの生活が成り立つまでの支援と言う意味合いがありますが、客観的に見ても深入りしすぎな感じがします

 

本来ならば行政が担う問題ではあるものの、根本はジウが過去の清算をしていないからだといえます

投資詐欺に引っ掛かったことが原因でありますが、その後の無計画性を考えると、起こるべくして起こったことのように思えてしまいます

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】高速道路家族【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://kousokudouro-kazoku.jp/


せかいのおきく

 

■オススメ度

 

モノクロ映画に興味がある人(★★★)

チャンバラのない時代劇に興味がある人(★★★)

汚物の映像が大丈夫な人(★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.5.2(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

情報:2023年、日本、90分、G

ジャンル:安政の世にて、武家落ちの娘と下肥買いの青年たちを描いた青春映画

 

監督&脚本:阪本順治

 

キャスト:

黒木華(松村きく/おきく:ある事件で声を失う武家育ちの娘)

貫一郎(中次:紙屑拾いから下肥買いに鞍替えする青年)

池松壮亮(矢亮:下肥買いの青年)

 

眞木蔵人(孝順:きくが読み書きを教えている寺の住職)

佐藤浩市(松村源兵衛:きくの父、元勘定方)

石橋蓮司(孫七:元早桶屋の長屋の住人)

 

■映画の舞台

 

日本:江戸時代

安政5年〜文久元年

東京の片隅、木挽町と江戸・葛西

 

ロケ地:

京都府:京丹後市

五十河桃源郷

https://maps.app.goo.gl/1ejNwpcWETkD2FAw7?g_st=ic

 

京都市:右京区

大覚寺

https://maps.app.goo.gl/QAVyXK9Mip9bCTbg6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

江戸のはずれにある木挽町では、下肥買いの矢亮が相棒が逃げて困っていた

雨の日、偶然川屋の前で紙屑拾いの中次と出会った矢亮は、彼を相棒にしようと誘う

その気がなかった中次だったが、いつしか行動を共にするようになり、下肥買いになってしまう

 

その町には武家から落ちてきた松村源兵衛とその娘・おきくも住んでいて、その雨の日に二人に出会っていた

矢亮が「おきくさん」と呼ぶと怒り、中次が呼ぶと微笑むおきく

だが、身分の違いから、二人の距離が近づくことはなかった

 

ある秋の日のこと、大雨のせいで長屋一体が下肥まみれになってしまう

矢亮と中次が呼ばれて始末をするものの、そこでもおきくとの関係性は進まない

 

そんな折、源兵衛と因縁を持つ侍が町を訪れる

源兵衛は偶然その場で仕事をしていた中次に対して、「惚れた女ができたら、『世界で一番好きだ』と言ってみな」と言い残して去っていく

父の異変を察知したおきくは彼を追うものの、父の戦いに巻き込まれたおきくは首を切りつけられ、声が出せなくなってしまったのである

 

テーマ:惚れたばか者たち

裏テーマ:世界の正体

 

■ひとこと感想

 

モノクロ予告編を観ていて、どっかでカラーになるんだろうなあと思っていましたが、やめてほしい映像でカラーになったりしていましたね

扱っている職業ゆえに必要な映像ではあるものの、モノクロだと耐えられても、カラーになるとさすがにキツいものがありました

 

映画は「循環社会だった江戸」を描いていて、糞尿が堆肥になる流れを描いていきます

そんな中で出会った身分の違う若者の恋を描いていますが、時代性もあって、思った以上にスローテンポで物語が展開していきます

 

ジャンルとしては、社会の変容の中で生き方を見つめ直す若者を描いた青春映画ではありますが、章立てが細かく、テーマがわかりづらい内容になっていました

短編を繋ぎ合わせたようなシナリオになっていますが、撮影方法も独特で、一本の映画になる過程も、従来の制作方法とは異なるように思えました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】せかいのおきく【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

http://sekainookiku.jp/


不思議の国の数学者

 

■オススメ度

 

数学を取り扱った映画が好きな人(★★★)

脱北設定の映画に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2023.5.2TJOY京都)

 

■映画情報

 

原題이상한 나라의 수학자(不思議の国の数学者)、英題:In Our Prime(私たちの青春、数学用語でPrimeは「素数」)

情報2022年、韓国、117分、G

ジャンル:数学の落ちこぼれと冴えない用務員の交流を描いた青春映画

 

監督パク・ドンフン

脚本イ・ヨンジュ

 

キャスト:

チェ・ミンシク/최민식イ・ハクソン:正体を隠して高校の用務員をしている脱北者)

   (幼少期:コ・ギョンミン/고경민

キム・ドンフィ/동휘ハン・ジウ:ドンフン高等学校の落ちこぼれ)

 

パク・ヘジュン/박해준アン・ギチョル:ハクソンを支援する脱北団体の代表)

 

パク・ビョンウン/박병은キム・グノ:ドンフン高等学校の数学教師、ジウの担任)

チョ・ユンソ/조윤서パク・ボラム:ジウのクラスメイト)

 

キム・ヒジュン/김희정ボラムの母、裕福で過干渉のシングルマザー)

カン・マルグム/강말금ジウの母、コールセンター勤務で多忙のシングルマザー)

 

キム・ソスク/김소숙(ドンフン高等学校の校長)

 

カン・ジュンギュ/강준규ウィジュン:ジウに買い出しをさせるクラスメイト)

 

ウァー・ケヴィン・トーマス/Were Kevin Thomas(著名なドイツの数学研究者)

チュ・ジンモ/주진모オ・ジョンナム教授:ハクソンの旧友)

   (幼少期:イ・シウ/이시우

キム・ウォンヘ /원해パク・ピルジュ:ハクソンを慕うかつての門下生、脱北した経済学者)

タン・ジュンサン탕준상(リ・テヨン:ハクソンの息子

 

■映画の舞台

 

韓国:ソウル

ドンフン高等学校

 

ドイツ:オーバーヴォルファッハ研究所/Mathematisches Forschungsinstitut Oberwolfach

https://maps.app.goo.gl/Zprx87GZzxX4w3WKA?g_st=ic

 

ロケ地:

韓国:ソウル

ソウル市立大学校(軽農館=科学館として登場)

https://maps.app.goo.gl/Up11YEPhZT7NfXaD8?g_st=ic

 

サンサン高等学校/상산고등학교(ドンフン高校)

https://maps.app.goo.gl/7z3YMnKbN6Q3hB8i8?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

韓国のソウルにある進学校・ドンフン高校に通うハン・ジウは特例入学で入ったが、授業のレベルについていけずに落ちこぼれていた

特に数学が苦手な彼は、担任で数学教師であるグノから「転校」を勧められる

 

ある日、クラスメイトの飲酒騒動の矢面に立たされたジウは、仲間を庇ったことで1ヶ月の退寮を言い渡される

実家に戻るものの、母はドンフン高校に入ったことを誇りに思っていて、転校を勧められていることも言えずに学校へと戻った

行き場のない彼は、高校の離れにある旧校舎に出向くものの、そこで用務員に見つかってしまう

ジウは「あの時見逃してくれたら」と言い、用務員は仕方なく彼を用務員室に招いた

 

翌日、グノから出された宿題が何者かによって解かれていたことが判明する

ギウは用務員が解いたことを知り、そして彼に数学を教わろうと懇願する

そこで用務員は条件を提示し、秘密にすることなどのルールを定めた上で、彼に数学を教えることになったのである

 

テーマ:結果よりも過程が重要

裏テーマ:学問の自由

 

■ひとこと感想

 

職場の同僚の強いオススメでハードルを上げて鑑賞

期待値を上回る内容で、後半は「脱北設定」が存分に活かされるスリラー展開へと進展していきます

数学が苦手な私ですが、映画は丁寧に作られていて、数学がわからなくても大丈夫な内容になっています

とにかく「世界中で証明が急がれている仮説」があって、それを用務員が解いていたと言う流れになっていて、隠された過去が徐々に明かされていきます

 

ソウルの進学校に特例で入った悲哀を描いていて、グノが言うように「進学校のビリ」よりは、「一般校のトップ」の方が後々は良い結果をもたらすと思います

鶏口牛後で思い悩む中、母の期待に応えたいジウが努力し、そして天才数学者との邂逅によって「学問の楽しさ」に気づいていく

 

グノが結果至上主義者であることで対立構造を生み、「転校すべきかどうかを証明する」と言う内容になっていて、それはそのまま「学問の自由を証明する旅」にもなっていました

涙腺崩壊のシーンもたくさんあって、個人的には「πソング」のシーンが印象に残っていますね

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】不思議の国の数学者【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://klockworx-asia.com/fushigi/


ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOLUME3

 

■オススメ度

 

シリーズのファンの人(★★★★)

特にロケットのファンの人(★★★★★)

 

■公式予告編

https://youtu.be/1yU5utwQZ5Y

 

鑑賞日:2023.5.3(イオンシネマ四條畷IMAXレーザー)

 

■映画情報

 

原題Guardians of the Galaxy Vol.3

情報:2023年、アメリカ、149分、G

ジャンル:銀河を守る個性的なチームが仲間のために危険を冒す様子を描いたファンタジー&アクション・ムービー

 

監督&脚本:ジェームズ・ガン

原作:ダン・アブネット&アンディ・ランニング『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』

 

キャスト:

クリス・プラット/Chris Pratt(ピーター・クイル/スターロード:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのリーダー)

 

【ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー】

デイブ・バウティスタ/Dave Bautista(ドラックス:サノスに家族を殺された戦士)

ヴィン・ディーゼル/Vin Diesel(グルート:木のようなヒューマノイド)

ブラッドリー・クーパー/Bradley Cooper(ロケット:遺伝子操作されたアライグマの姿をした元人間)

カレン・ギラン/Karen Gillen(ネビュラ:機械の体を持つガモーラの義理の妹)

ポム・クレメンティエフ/Pom Klementieff(マンティス:ピーターの義理の妹、デレパス能力を有する)

ショーン・ガン/Sean Gunn(クラグリン・オブフォンテリ:元ラヴェンジャーズの副司令官、ヨンドゥからヤカの矢を受け継いだ男)

マリア・バカーロヴァ/Maria Bakalova(コスモ:ソ連によって宇宙に飛ばされた犬)

 

【ラヴェンジャーズ】

ゾーイ・サルダナ/Zoe Saldana(ガモーラ:ピーターの元恋人、サノスの義理の娘)

シルベスター・スタローン/Sylvester Stallone(スタカー・オドルド:ラヴェンジャーズの伝説的リーダー)

マイケル・ローゼンバウム/Michael Rosenbaum(マルティネックス:スタカーの右腕)

 

【ソヴリン】

ウィル・ポールター/Will Poulter(アダム・ウォーロック:ガーディアンズを殺すために作られた人工生命体)

エリザベス・デビッキ/Elizabeth Debicki(アイーシャ:アダムの母、ソヴリンの女王)

 

【オルゴ・コープ】

チュクウディ・イウジ/Cukwudi Iwuji(ハイ・エボリューショナリー:ロケットを作った遺伝子の研究者)

リンダ・ガーディリニ/Linda Cardellini(ライラ:囚われのウサギ、アライグマ時代のロケットの恋人)

 

■映画の舞台

 

キーストーン・クアッドランド(Keystone Quandrant)星系内ハーフワールド(Halfworld)

ノーウェア&オルゴコープ&カウンターアース

 

ロケ地:

アメリカ:ジョージア州

アトランタ

 

イギリス:ロンドン

 

■簡単なあらすじ

 

サノスとの一戦で破壊されたノーウェアを立て直していたガーディアンズ・オブ・ギャラクシーたちだったが、リーダーのピーターだけはガモーラロスに明け暮れて、アルコール漬けの毎日を送っていた

和気藹々とダンスを踊ったりして遊んでいた住人たちだったが、突如謎の物体が飛来し、ロケットに衝突してしまう

それによってロケットは致命的な重傷を負ってしまう

 

ガーディアンズたちは謎の物体と交戦する中、何とか物体の動きを止めることに成功する

それは、かつて交戦したソヴリンの女王アイーシャが作り出したアダムで、彼はロケットを殺すために作られていた

 

ロケットの治療を施そうとするネビュラだったが、彼の中に「89P13」と言う謎のコードと、治療を開始すると自爆する装置のようなものを見つけてしまう

そこで、ガーディアンズは「コード」を探すために、オルゴコープに出向くことになった

 

そんな矢先、ラヴェンジャーズが彼らの前に立ちはだかり、ガモーラを連れて行けと言う

ガモーラはサノスによって命を落としていたが、彼女はピーターに出会う前の世界から来ていて、ピーターとは初対面だった

ピーターは複雑な感情を抱えながら、オルゴコープへと向かう

そこは宇宙船ではなく、一つの有機体の様相を呈していて、中には自らを創造主と名乗るハイ・エボリューショナリーと言う研究者がいた

 

彼はロケットを実験体として扱った人物で、遺伝子操作と融合によって今のロケットを作り出していた

そして、ソヴリンをそそのかしてアダムを送り込んだのも、彼らをオルゴコープに連れてくるための罠だったのである

 

テーマ:チームとして必要なもの

裏テーマ:実験動物の悲哀

 

■ひとこと感想

 

MCUシリーズも本シリーズも隈なく鑑賞していますが、さすがに内容をほとんど覚えていない状態でしたね

なので、直前でwikiを読みながら、どんな内容だったかを頭に入れたのですが、『アベンジャーズ:エンドゲーム』の後のことをすっかり忘れていて、ガモーラ生きてるやんとちょっと混乱してしまいましたね

 

映画は「ロケットの出自」を描いていて、彼がアライグマの姿をしている理由が描かれていきます

鑑賞後に知ったのですが、本シリーズとしては完結とのことで、ラストシークエンスは驚いてしまいました

 

たぶん、帰ってくるのだと思いますし、ガーディアンズの新シリーズを作ることも可能でしょう

帰るべきところがある者は帰り、なき者は探すと言う感じに結ばれていて、ちょっとだけ寂しさが募りました

 

IMAXレーザーの最前列のリクライニングで鑑賞しましたが、3Dだったこともあって、映像の速さについていくのが精一杯でしたね

字幕必要な人は真ん中よりも後ろの席をオススメいたします

150分ぐらいずっと上を見ている体勢だったので、予想以上に疲れましたよ〜

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/385959/review/7e600fca-6e09-474e-a755-a5fb2ca72132/

 

公式HP:

https://marvel.disney.co.jp/movie/gog-vol3


郊外の鳥たち

 

■オススメ度

 

不思議な時系列の映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.5.4(京都シネマ)

 

■映画情報

 

原題:郊区的鸟(郊外の鳥)、英題:Suburban Birds(郊外の鳥)

情報:2021年、中国、118分、PG12

ジャンル:再開発地区の測量士が自分と同じ名前の子どもの日記を見つけ不思議な体験をする青春映画

 

監督:チャウ・ション

脚本:チウ・ション&ウー・シンシア

 

キャスト:

メイソン・リー/李淳(ハオ/夏昊:廃校を訪れる測量士)

ゴン・ズーハン/龚子涵(ハオ/夏昊:廃校の日記の持ち主、小学生)

 

ホアン・ルー/黄璐(ツバメ/燕子:傾いたビルの住人)

リュー・チー/刘琦(リョウソー/梁爽:廃ビルで犬を待つ女)

 

シアオ・シアオ/肖骁(ハン/韩啸:測量チームのリーダー)

ワン・シンユー/王新宇(課長:測量チームの中間管理職)

ドンジン/邓竞(アリ/蚂蚁:ハオの同僚)

 

チエン・シュエンイー/钱炫邑(キツネ/狐狸:ハオに片思いをする小学生)

チョン・イーハオ/陈义豪(太っちょ/胖子:不登校になる小学生)

シュー・チョンフイ/徐程辉(爺さん/老头儿:グループのリーダー的存在の小学生)

チェン・ジーハオ/陈智昊(黒炭/黑炭:双眼鏡に興味を持つ小学生)

シュー・シュオ/许烁(ティン/方婷:ハオと恋仲になる小学生)

 

■映画の舞台

 

地盤沈下の進む中国の地方都市

 

ロケ地:

中国:杭州

杭州市

https://maps.app.goo.gl/AkdvYqKdbA5hvKTWA?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

ある廃ビルの地盤沈下騒動によって再開発地域の傾斜を測量しているハオは、地区内にある廃校にて、自分と同じ名前の小学生の日記を見つける

そこに書かれていたのは、仲間たちとの日々で、女の子と仲良くなったり、仲間が引っ越しをしたり、と些細でいて劇的な日常が綴られていた

 

ある日、少年たちの仲間である太っちょが不登校になってしまい、彼の家に行こうという話になった

彼の家を知っているというキツネについていくハオたちだったが、近いはずなのに着く気配はなかった

 

その道中で、怪我人が出たり、行方不明が出たりする中、残ったメンバーで太っちょの家を目指す

そんな様子が綴られた日記を読んだハオは、測量レンズ越しに街を見ながら、不思議な夢に感化されていく

 

テーマ:時代とともに消えゆくもの

裏テーマ:住処を追われる人々

 

■ひとこと感想

 

ある建物の傾斜問題によって、地域を感覚する測量士が調査をしているのですが、この設定が非常にわかりづらく、事前知識がゼロだと、何が起こっているのかわからない映画になっています

主人公のハオは、ある廃校にて自分と同じ名前の小学生の日記を見つけるのですが、これも映画内では「ハオと呼ばれる少年が登場する」だけで、関連性はわからない感じになっています

 

登場人物は、大人6人、子ども6人で、男女構成比も同じなので、それぞれがリンクしているようにも思えます

パンフレットでもそれを匂わせていますが、実際のところは分かりません

 

劇中で小学生たちの絵が登場し、そこに書かれているサインなどから彼らの本名がわかりますが、太っちょは「謝起」、黒墨は「石磊」になっていましたね

じいさんははっきりと読めませんでしたが「桒証」みたいな漢字だったと思います

これらが名前かどうか分かりませんが、キャラクターとハオの関係性を考えると、違う意味があるのかなと思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】郊外の鳥たち【後半:ネタバレあり】

 

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公式HP:

https://www.reallylikefilms.com/kogai


銀河鉄道の父

 

■オススメ度

 

親バカの物語が好きな人(★★★)

宮沢賢治の作品が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.5.5(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

情報:2023年、日本、128分、G

ジャンル:実在の作家、宮沢賢治の生涯を父との関わりを重視して描いたヒューマンドラマ

 

監督:成島出

脚本:坂口理子

原作:門井慶喜『銀河鉄道の父(2017年、講談社)

 

キャスト:(わかった分だけ)

役所広司(宮沢政次郎:賢治の父、質屋)

菅田将暉(宮沢賢治:作家を目指す青年、長男)

   (幼少期:幡上駿成

 

森七菜(宮沢トシ:賢治の妹、長女)

   (幼少期:根本真陽

豊田裕大(宮沢清六:賢治の弟、次男)

   (幼少期:番家一路

中村莉久(宮沢シゲ:賢治の妹、次女)

   (幼少期:てん子

石川萌香(宮沢クニ?、三女)

 

坂井真紀(宮沢イチ:賢治の母)

田中泯(宮沢喜助:賢治の祖父)

 

■映画の舞台

 

明治29年〜昭和

岩手:花巻市

 

東京:上野

 

ロケ地:

岐阜県:恵那市岩村町

https://maps.app.goo.gl/NsiM2vNF6nFmXvnD6?g_st=ic

 

昭和堂(おそらくこの辺:国柱会館)

https://maps.app.goo.gl/GEzMNhei9fFA3GbQ9?g_st=ic

 

木村邸

https://maps.app.goo.gl/9AYbKTjKYacfqFjw8?g_st=ic

 

遍照山浄光寺

https://maps.app.goo.gl/kkS2wUEizcDSuXHL9?g_st=ic

 

京屋家具店

https://maps.app.goo.gl/YNCKnqvcxdg55oFX8?g_st=ic

 

岐阜県:恵那市明智町

明智町

https://maps.app.goo.gl/fDYWy63mAqjuX3WS8?g_st=ic

 

さつき旅館

https://maps.app.goo.gl/FaWxSeofDyFrGw3p9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

岩手・花巻にて生まれた賢治は、質屋の父・政次郎とイチに育てられ、妹トシ、シゲ、クニと弟の清六たちとともに楽しく過ごしていた

父は賢治に跡を継いでほしいと考えていたが、彼には商才がなく、情に絆されて「1円にもならないもの」で5円貸したりと散々な金銭感覚をしていた

 

政次郎は彼を高校に行かせたが、祖父・喜助は「文学や音楽にのめり込む」ことを懸念していて、その思惑は的中する

だが、大学に行きたいと言い出した賢治が選んだのは農民の大学で、賢治は自分なりの方法で農民の役に立ちたいと考えていた

 

賢治は妹トシを溺愛していたが、彼女が病魔に襲われてからは、さらに不安定な精神性を披露し始める

病に伏してからは、幼少期の約束を思い出して、彼女のために物語を描き始める

だが、トシの体は一向に良くならず、24にして亡くなってしまった

 

賢治はその時の想いを認めた詩集「春と修羅」を自費出版するものの、世間には見向きもされない

だが、父は「ワシが宮沢賢治の一番の読者になる」と言って、文筆業を続けさせた

そして、そんな賢治にも病の足音が近づいてきてしまうのである

 

テーマ:創作の原点

裏テーマ:兄妹愛の深さ

 

■ひとこと感想

 

宮沢賢治の父親の話だと思っていたら、内容はガッツリと「宮沢賢治の生涯」と「トシへのVOVE」に支配されていましたね

賢治の最期で父の存在感が増しますが、それまでは空気に近い存在になっていました

 

映画は、宮沢賢治の作品を読んでいることが前提になっていて、どこでどの作品がどのような感じに作られたかを描いていきます

なので、最低限『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『春と修羅』あたりは押さえておいた方が良いでしょう

 

映画は、どちらかといえば「作品が生まれる土壌」を描いているので、その瞬間を知りたい人には良いですが、家族愛と感動!を期待すると肩透かしを喰らうと思います

でも、最悪なのはエンディングの選曲でしょうねえ

映画館でどよめきが起こったのは久しぶりでしたね

余韻を感じたかったので聴覚を切断して、エンドロールだけを眺めるハメになりました

 

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【映画感想】銀河鉄道の父【後半:ネタバレあり】

 

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公式HP:

https://ginga-movie.com/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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