まとめ

■映画鑑賞まとめ■

 

9月、第4週(2024.9.23~2024.9.30)

 


■ぼくが生きてる、ふたつの世界

 

■オススメ度

 

コーダの物語に興味のある人(★★★)

親子の諍いについて心当たりのある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.9.23(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

情報:2024年、日本、105分、G

ジャンル:コーダとして生きた青年が過去を振り返るヒューマンドラマ

 

監督:呉美保

脚本:港岳彦

原作:五十嵐大『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと(幻冬舎)』

Amazon Link(原作)→ https://amzn.to/4dlrGbg

 

キャスト:

吉沢亮(五十嵐大:ろう者の両親から逃げるように東京に出てきた青年)

   (9歳時:加藤庵次

   (4歳時:畠山桃吏

   (幼児:横山るい

   (乳幼児:有馬麦

 

忍足亜希子(五十嵐明子:大の母、ろう者)

今井彰人(五十嵐陽介:大の父、ろう者)

 

烏丸せつこ(鈴木広子:明子の母)

でんでん(鈴木康雄:明子の父)

原扶貴子(伊藤佐知子:明子の姉。大の叔母)

 

奥津裕也(大友広司:康雄の元手下)

橋浦あやの(平野たえ:近所のおばちゃん)

 

河合祐三子(尾形智子:パチンコ店の客、ろう者)

長井恵里(庄子彩月:智子の友人、ろう者)

 

ユースケ・サンタマリア(河合幸彦:編集プロダクションの社長)

山本浩司(上条理:編集プロダクションの社員)

久保勝史(佐藤:編集プロダクションの社員)

 

嶋田鉄太(祐樹:小学校時代の大の友だち)

 

■映画の舞台

 

宮城県:塩竈市

東京のどこか

 

ロケ地:

宮城県:塩竈市

魚叶渡邉商店

https://maps.app.goo.gl/cMdi7Fzho3PR5PSZ8?g_st=ic

 

塩竈市立第二中学校

https://maps.app.goo.gl/CggicZzPMmAmoRURA?g_st=ic

 

杉の入小学校

https://maps.app.goo.gl/2ikc2rJUYtjft8RdA?g_st=ic

 

宮城県:仙台市

エルピダあおば

https://maps.app.goo.gl/JtLGdTn9NsYxc2Da9?g_st=ic

 

千葉県:我孫子市

パーラードラゴン天王台

https://maps.app.goo.gl/CKYWt6ACL1CJRz7k8?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

両親がろう者の五十嵐大は、それが当たり前だと生きてきたが、小学校に上がってからは、他の家庭がそうではないことを知り、次第に両親を恥ずかしく思うようになっていた

両親と話すために使う手話も、同級生のからかいの対象で、どことなく居心地が悪くなっていった

 

中学に入ってからは母親に反発することが多くなり、会話もろくに成り立たなくなってくる

進路に関しても明確なものを持てず、とりあえずレベルの高い高校受験を目指すものの、うまくは行かなかった

 

高校卒業後、大は両親に「東京に行きたい」と告げ、俳優になろうと考える

だが、両親から逃げたかっただけで確たるものもなく、パチンコ屋の店員をして働くようになっていた

そんな折、大は客の中にろう者の女性・智子を見つけた

大は、困っている様子だったこともあって通訳に入った

それから大は、智子が参加している手話教室に行き、その参加者たちとの交流を深めるようになったのである

 

テーマ:コーダとしての人生

裏テーマ:目を見て話すということ

 

■ひとこと感想

 

アカデミー賞で話題になった「コーダ」の物語で、生まれながらにしてろう者の両親に育てられた青年の半生を描く内容になっていました

生まれた時から追っていくドキュメンタリーの内容になっていて、吉沢亮が登場するのは中学生になってからでしたね

てっきり高校だと思ったら、高校受験の話が出てびっくりしてしまいました

 

映画は、無音効果を使用しつつ、ろう者のいる家庭を丁寧に描いていきます

育児の際に赤ん坊の泣き声が聞こえないとか、帰宅を知らせるために電灯のスイッチをチカチカさせるなど、かなり細かな描写がされていました

 

物語は、ある瞬間に母の愛を振り返すという内容になっていて、それまでに重ねてきた対話というものの意味というものが描かれていきます

ラストシーンは、それまでに描かれた日常のフラッシュバックになりますが、とても感動的なシーンになっていました

そこからエンディングに向かう流れは最高だったと思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ぼくが生きてる、ふたつの世界【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100863/review/04286407/

 

公式HP:

https://gaga.ne.jp/FutatsunoSekai/


■トランスフォーマーONE

 

■オススメ度

 

トランスフォーマーの始まりの物語に興味がある人(★★★)

ぬるぬる動く3DCGに興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.9.24(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Transformers ONE

情報:2024年、アメリカ、G

ジャンル:オートボットとディセプコンが生まれる過程を描いたSFファンタジーアクション映画

 

監督:ジョシュ・クーリー

脚本:エリック・ピアソン&アンドリュー・バラー&ガブリエル・フェラーリ

原作:ハスブロ『Transformer』

 

キャスト:

クリス・ヘムズワース/Chris Hemsworth(オライオン・パックス/Orion Pax = オプティマス・プライム/Optimus Prime:採掘ロボット、のちのオートボットのリーダー)

ブライアン・タイリー・ヘンリー/Brian Tyree Henry(ディー/D-16 =メガトロン/ Megatron:オライオンの友人、鉱夫、のちのディセプコンのリーダー)

 

スカーレット・ヨハンソン/Scarlett Johansson(エリータ/Elita -1:鉱山長、オライオンたちのリーダーのオートボット)

キーガン=マイケル・キー/Keegan-Michael Key(バンブルビー/B-127:地下エリアで働く元鉱夫、のちのオートボットの偵察兵)

 

エヴァン・マイケル・リー/Evan Michael Lee(ジャズ/Jazz:サイバトロンの鉱夫)

 

ローレンス・フィッシュバーン/Laurence Fishburne(アルファ・トリオン/Alpha Trion:救難信号を発する古代の賢者)

 

ジョン・ハム/Jon Hamm(センチネル・プライム/Sentinel Prime:サイバトロンの英雄的存在)

ヴァネッサ・リグオーリ/Vanessa Liguori(エアラクニッド/Airachnid:センチネルの右腕)

 

アイザック・C・シングルトン・Jr/Isaac C. Singleton Jr.(ダークウイング/Darkwing:アイアコンの採掘場の監視人)

 

スティーヴ・ブシュミ/Steve Buscemi(スタースクリーム/Starscream:サイバトロンの親衛隊のリーダー)

ジョン・ベイリー/Jon Bailey(サウンドウェーブ/Soundwave:サイバトロン親衛隊のメンバー)

ジェイソン・コノピソス=アルバレス/Jason Konopisos-Alvarez(ショックウェーブ:サイバトロンの親衛隊のメンバー)

 

【日本語吹替】

中村悠一(オライオンパックス/オプティマスプライム)

木村昴(ディー/メガトロン)

吉岡里帆(エリータ)

木村良平(バンブルビー)

佐藤せつじ(スタースクリーム)

玄田哲章(アルファ・トリオン)

諏訪部順一(センチネル・プライム)

柚木凉香(エアラクニッド)

稲田徹(ダークウイング)

山本格(サウンドウェーブ)

星野貴紀(ショックウェーブ)

杉田智和(ジャズ)

 

■映画の舞台

 

惑星サイバトロン

アイアコン

 

■簡単なあらすじ

 

宇宙のはるかにあるサイバトロン星では、枯渇したエネルギーを得るために、地下の鉱脈を採掘していた

そこで働く鉱夫のオライオンは、失われたエネルギーの行方を追って資料室に忍び込むものの、そこで管理者のダークウィングに見つかってしまう

オライオンは必死で逃げるものの、他勢に無勢の中、親友の鉱夫ディーことD-16が彼を助けた

 

その後、採掘に戻った二人は、鉱夫長エリータの指示にて掘り進めるものの、そこで落盤事故が起きてしまう

エリータは責任を取らされて廃棄物管理者に降格させられてしまう

 

一方その頃、エリート戦士たちを束ねるセンチネル・プライムは、宿敵クインテッサと戦いを繰り広げるものの、目当てのマトリクスを見つけることはできずにいた

センチネルはアイアコンに戻り、そこで「アイアコン5000」というレースの開催を宣言する

そのレースは選ばれた戦士たちのためのレースだったが、オライオンはそれに参加しようとディーを巻き込むことになった

 

テーマ:友より優先すべき感情

裏テーマ:狡猾なる支配の終焉

 

■ひとこと感想

 

トランスフォーマーに関しては、初期のアニメから観ていて、その後派生したものは年齢的には観ていないという感じの付き合いになっています

実写化されると聞いた時はどうなるんだろうと思っていましたが、思ったよりもメカメカしくて、よくもこの映像を作ったなあと思いました

 

その後の実写化シリーズは全部観ていますが、本作は初めて人間が出てこない作品となっていましたね

彼らが地球に来るはるか昔、今では敵対しているオプティマス・プライムとメガトロンの若き頃となっていました

 

彼らが実は親友関係だったということ、それが壊れてしまった経緯を描いているのですが、悪役が見事なまでにクズなので、ちょっとディーの方を応援してしまいました

ラストはいつものしたり顔でオプティマスが腕組んで語るのですが、あの決めポーズは中の人の影響なのかなあと思ってしまいました

 

あと、エンドロールの後にも映像があって、そこでは「決起集会」が描かれていましたね

今後、この後の戦いがずっと描かれていくのかと思うと胸熱な部分があります

ちなみにドルビー3D字幕で観ましたが、3Dはすぐに慣れてしまいますね

4DXとかの方が動きがあってアトラクションしているかもしれないと思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】トランスフォーマー ONE【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/101640/review/04290494/

 

公式HP:

https://tf-movie.jp/


■パリのちいさなオーケストラ

 

■オススメ度

 

実話ベースの音楽映画が好きな人(★★★)

ボレロが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2024.9.25(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:Divertimento(劇中でザイアが結成する楽団の名前、嬉遊曲)

情報:2022年、フランス、114分、PG12

ジャンル:実在の指揮者ザイア・ジウアニが楽団を結成するまでを描いた伝記映画

 

監督&脚本:マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール

 

キャスト:(一部所属&楽器自信なし)

ウーヤラ・アマムラ/Oulaya Amamra(ザイア・ジウアニ/Zahia Ziouali:クラシックを夢見るアルジェリア出身の少女、17歳)

   (幼少期:Lorena Kaidi

リナ・エル・アラビ/Lina El Arabi(フェットゥマ・ジウアニ/Fettouma Ziouali:ザイアの双子の妹、チェロ奏者)

 

ニエル・アレストリュプ/Niels Arestrupセルジュ・チェリビダッケ/Sergiu Celibidache:ザイアを指導する著名な指揮者)

Ariane Ascaride(チェリビダッケ夫人/Mme Celibidache)

 

Zinedine Soualem(アブデルマジド・ジウアニ/Abdelmadjid Ziouani:姉妹の父)

Nadia Kaci(リラ・ジウアニ/Lila Ziuyani:姉妹の母)

Mohamed Iyad Smaïne(メディ/Mehidi:姉妹の弟)

 

Laurent Cirade(クロード・ブルゴス/Claude Burgos:フェットゥマのチェロの先生)

 

Martin Chapoutot(ディラン/Dylan:クラリネット&ピアノ奏者)

Zbigniew Jankowski(ディランの父)

 

【パリ・ラシーヌ音楽院:ディヴェルメントに不参加】

Louis-Damien Kapfer(ランバート・ラレマン/Lambert Lallemand:指揮者志望のエリート)

Rémi Lecomte(ベルトラン/Bertrand:トランペット奏者)

Valentin Thierry(ヴァレンティン/Valentin:トランペット奏者)

Aurélien Carbou(ガブリエル/Gabriel:トランペット奏者)

 

【パリ・ラシーヌ音楽院:ディヴェルメントに参加】

Salomé Desnoues(ポーリン/Pauline:第一ヴァイオリニスト)

Léonard Louf(アントワーヌ/Antoine:コントラバス奏者)

Tifenn Giraudeau(ジュリー/Julie:フルート奏者)

Victor Burgard(ヴィクター/Victor:ホルン奏者)

Adèle Théveneau(アガラ/Agathe:チェロ奏者)

Darline Saint-Félix(ゲール/Gaëlle:ホルン奏者、アリオーソ大会の主催者)

Barbara Soller(アリアン/Ariane:ファゴット奏者、ラシーヌ音楽院)

 

【チェリビダッケの教え子】

Pierre Xifaras(ピエール/Pierre:第1ヴァイオリニスト、コンサートマスター、チェリビダッケの教え子)

Benoit Del Grande(カルル/Karl:チェビリダッケの教え子、第2ヴァイオリニスト、フェットゥマと親密になる)

 

 【スタン音楽院】

Emmanuel Coppey(マーティン/Martin:第1ヴァイオリニスト)

Blandine Laignel(ブランディン/Blandine:第2ヴァイオリニスト)

Martin Gillis(ケヴィン/Kevin:コントラバス奏者)

Jonas Ben Ahmed(マリク/Malick:フルート奏者)

Louise Legendre(マリー/Marie:ヴィオラ奏者)

Adèle Gal(クレア/Claire:ヴィオラ奏者)

Ambre Munié(カロリーヌ/Caroline:クラリネット奏者)

 

【ワークショップ】

Isabelle Conan(イザベル:チェロに興味を持つダウン症の少女、楽団に参加)

Leila Hilmi(クララ/Clara:ワークショップから楽団に参加、ヴィオラ奏者)

Félicien Garcia(ブノワ/Benoit:ワークショップから楽団に参加、ヴィオラ奏者)

 

■映画の舞台

 

1985年&1995年

フランス:パリ

リセ・ラシーヌ音楽院

 

ステン音楽学校院

 

ロケ地:

フランス:パリ

フランス:スタン

 

■簡単なあらすじ

 

パリ郊外のパンタンで生まれたザイアとフェットゥマは、ともに音楽の道を目指して邁進していた

ザイアはヴィオラ、フェットゥマはチェロを選択していた

だが、ザイアは幼少期の頃に観たクラシックのビデオの影響から指揮者になりたいと思っていた

 

17歳になった二人は、地元のスタン音楽院からパリの名門ラシーヌ音楽院への転入を認められる

指揮者になりたいというザイアの思いを汲んだモルチェリー先生は、エリート指揮者候補のランバートとともにオーケストラの指揮をするように命じる

だが、田舎から出てきた移民への扱いは酷く、時には授業に出ると嘘をついて演奏すらボイコットするようになっていた

 

ある日、著名な指揮者セルジュ・チェリビダッケの授業に参加することになったザイアたち

そこでザイアは、「作曲者と話せないのにどうやって音楽を表現するのか?」とセルジュに疑問をぶつける

彼は指揮台に上がるように命じ、そこで指揮をすることになったのだが、女性が指揮者を目指すことには反対の立場だった

だが、彼女の指揮に何かを感じたセルジュは、ザイアを自分の講義に参加させるようになるのである

 

テーマ:指揮者の本懐

裏テーマ:人生と音楽の関係性

 

■ひとこと感想

 

実在の人物の若かりし頃の伝記映画で、今もなお活動を続けている楽団「ディヴェルティメント」創設の物語となっていました

この原題を「パリの~」にしてしまう圧倒的なセンスのなさには絶望してしまいますが、いつものことなのでスルーするしかありません

かれこれ40年近く活動している楽団に対して「ちいさな」という言葉のチョイスは無知と失礼以外の何者でもありません

 

映画は、田舎の音楽院から都会の音楽院に編入したことで洗礼を受けるというもので、格差であるとか、人種差別のようなものがサラッと登場しています

そんな中、ラシーヌでもスタンでもない音楽教室にてディランという青年に出会うことになり、そこから奇妙な縁が誕生することになっていました

 

とにかく出演者が死ぬほど多い作品ですが、主要キャストも含めて「ほとんど現役の奏者」ということになっていて、出演者の名前でググると色んな情報が飛び込んできます

キャスト欄作成は地獄の極みではありますが、数人以外はなんとか拾うことができました

ラシーヌから7人が参加、ワークショップから3人、それにディランとスタンの仲間、師匠の教え子が2人という構成だったように思いますが、間違っている可能性もあるのであまり引用などはしないでくださいね

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】パリのちいさなオーケストラ【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/101899/review/04293664/

 

公式HP:

https://parisorchemovie.com/


■本日公休

 

■オススメ度

 

恩人に恩返しをする物語に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2024.9.26(京都シネマ)

 

■映画情報

 

原題:本日公休、英題:Day Off(休日)

情報:2023年、台湾、106分、G

ジャンル:恩人の髪を切るために遠方に向かう理容師を描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:フー・ティエンユー

 

キャスト:

ルー・シャオフェン/陸小芬(アールイ/阿蕊:家族経営の美容師)

   (若年期:スー・リーティン/許莉廷

 

アニー・チェン/陳庭妮(シン/周佳欣:アルーイの長女、スタイリスト)

ファン・ジーヨウ/方志友(リン/周佳玲:アルーイの次女、美容師)

シン・ミンシュアイ/施名帥(ナン/周佳男:アルーイの長男、無職)

 

フー・モンボー/傅孟柏(チェン・リーチュアン/陳立川:アルー イの義理の息子、リンの元夫、自動車整備士)

リャオ・ジェユー/廖哲宇(アンアン/安安:リンとチュアンの息子)

 

リン・ボーホン/林柏宏(アンディ/安迪:リンの同僚の美容師)

 

シャオ・ドンイー/蕭東意(シャオ・ドンフェン/蕭東鋒:チュアンの事故った幼馴染)

シェンシェン/千千(シャオティン/小婷:ドンフェンが連れてくる女の子)

 

チェン・ウォンティン/陳婉婷(コ先生の長女)

シュー・ウェイジェ/舒偉傑(コ先生の息子)

ジェン・ゾンフー/簡宗福(コ先生/許先生:アールイの恩人、歯科医師)

 

リー・ユアンリン/李源林(リウ・ミンジ/劉明吉:アールイの師匠)

 

チュン・ボーリン/陳柏霖(若き農家)

 

■映画の舞台

 

台湾:台中

 

台湾:彰化

https://maps.app.goo.gl/y3tWnB4cGrZY3HTy7?g_st=ic

 

ロケ地:

台湾:台中&彰化

 

■簡単なあらすじ

 

台中にて理髪店を営んでいるアールイは、常連客を中心に店作りをしていて、顔を見ないと思ったら「髪を切りませんか?」と電話を掛けていた

ある日、電話帳の中から、かつて世話になったコ先生の名前を見つけて電話をしてみると、先生ではなく長女が出て、今は病に伏していると言われた

長女は父の散髪をアールイに依頼し、彼女は彰化へと向かうことになった

 

そんなこともつゆ知らず、長女のシンは台中から帰省するものの、そこには母の姿はなかった

近くに住んでいる弟のナンも行方を知らず、次女のリンに聞いてもわからなかった

携帯電話も店に置いたままで、その手がかりすら掴めなかった

 

その頃、アールイは目的の場所を目指して車を走らせていたが、田園地帯で迷子になってしまう

そこで出会った農家の青年と交流をもち、再び出発するものの、さらに迷い込んでしまい、不良グループに絡まれて、田んぼに脱輪してしまうのである

 

テーマ:人生で優先すべきもの

裏テーマ:人が散髪をする理由

 

■ひとこと感想

 

予告編から気になっていた作品で、理髪店の日常を切り取る内容になっていました

個人的には、叔父二人が床屋さんで、月に1回はそこに通って髪の毛を切ってもらったという経験があり、とても懐かしいものを感じました

 

物語は、アールイがかつての恩人の元に出張散髪に行くというもので、携帯電話を忘れていったために、子どもたちが連絡を取れずにヤキモキするとものになっていました

それぞれには人生があって、母親とは親密というわけではありませんが、かと言って不仲でもない、という微妙な距離になっていました

 

恩人のもとで語りかける言葉が映画のテーマにもなっていて、その言葉は本来は子どもたちに聞かせたいものだったと思います

親は子どもを心配しますが、そのひとつとして、経済的に困らずに暮らせるか、というものがあるのですね

好きなことをして生きてほしいと思う一方で、生活に困らないだろうかとも思う

そのような価値観が合っている相手が見つかることが大事で、それが次女の元夫婦の回想で描かれていたように思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】本日公休【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/101970/review/04298450/

 

公式HP:

https://www.zaziefilms.com/dayoff/


■傲慢と善良

 

■オススメ度

 

恋愛の上辺と深層について考えたい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.9.27(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2024年、日本、119分、G

ジャンル:婚活アプリで知り合った相手の失踪に惑う青年を描いたミステリー&ラブロマンス映画

 

監督:萩原健太郎

脚本:清水友佳子

原作:辻村深月『傲慢と善良(朝日新聞出版)』

Amazon Link(原作:Kindle版)→ https://amzn.to/3XVobUr

 

キャスト:

藤ヶ谷太輔(西澤架:婚活アプリで出会った婚約者に逃げられる男、ビール製造会社の社長)

奈緒(坂庭真実:架と婚約するマッチングアプリの相手、英会話教室の事務員)

 

倉悠貴(高橋耕太郎:災害ボランティアのリーダー)

西田尚美(仁科よしの:地元の居酒屋のママ)

 

桜庭ななみ(美奈子:架の友人)

 

阿南健治(坂庭正治:真実の父)

宮崎美子(坂庭陽子:真実の母)

 

菊池亜希子(岩間希実:真実の姉)

 

前田美波里(小野里:結婚相談所の所長)

 

■映画の舞台

 

東京都心

群馬県:前橋市

佐賀県:七山町

 

ロケ地:

佐賀県:唐津市

 

佐賀県:藤津郡

はりも果樹園

https://maps.app.goo.gl/QvuHb8UFhPpcSZmC9?g_st=ic

 

佐賀県:唐津市

森のハンバーグ工房ゆみさんち

https://maps.app.goo.gl/3JWJiNs59kwzCn9r9?g_st=ic

 

群馬県:前橋市

KEYAK WALK

https://maps.app.goo.gl/Kkb13Zgk9App2SW66?g_st=ic

 

群馬県:伊勢崎市

Auto Mirai 華蔵寺遊園地

https://maps.app.goo.gl/cjonTEnUpLbMdY9R7?g_st=ic

 

東京都:渋谷区

Maison Du Musse

https://maps.app.goo.gl/oZUKTZukQxtZx25E6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

ちいさなビール製造工場を営んでいる架は、元カノと別れて以降、婚活をするようになっていた

だが、どんな相手と会っても心を揺らすものもなく、いつしかルーティンのように感じられていた

親友の大原、美奈子、梓たちとバカな話をしながらも、元カノと結婚しなかったのは何故かと問い詰めれてしまう

 

ある日、婚活アプリを通じて真実という女性と出会った架は、今までにない何かを感じていく

意気投合し、デートを重ねるうちに、お互いの部屋で過ごす日々も増えてくる

だが、真実には秘密があって、それはストーカー被害に遭っているというものだった

 

架は真実を守りたいと思い、一緒に住まないかと結婚に向けた気持ちを伝える

そして、二人はようやく結婚への道を歩み始める

だが、真実の送迎会の翌日、彼女の姿はどこにもなかった

架は真実が誘拐されたのではないかと思い、警察に相談し、真実の両親や姉にも会いにいくことになった

 

テーマ:生きる上で大切にするもの

裏テーマ:表層と深層

 

■ひとこと感想

 

原作未読、どんな話かほとんど知らない状態で鑑賞することになりました

婚約者が突然失踪するというぐらいしか知らず、彼女を探していく中で「知らない面を知っていく」という感じになっていましたね

あまりにも知らなさすぎてびっくりしますが、知りたくなかったのか興味がなかったのかは何とも言えない感じでした

でも、なぜ知らないのか、というのも後半で明かされる構成になっていました

 

傲慢と善良については、前半の結婚相談所の所長の言葉として登場し、現在の若者の恋愛観であるとか、結婚観みたいなものが凝縮しているものになっていました

また、後半にはある人物によって、「今の若者の恋愛観」について語られるシーンがあって、なかなか興味深いものがありました

 

失踪した理由を探していくうちにわかっていくことがたくさんあるのですが、意図せずに伝わってしまう本音というものは怖いものがあります

架の友人たちの洞察力も鋭いと言えますが、架があまりにも鈍感だったことの方が問題のようにも思えます

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】傲慢と善良【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/101582/review/04299269/

 

公式HP:

https://gomantozenryo.asmik-ace.co.jp/


■Cloud クラウド

 

■オススメ度

 

転売ヤーに訪れる悲劇を堪能したい人(★★★)

 

■公式予告編

https://youtu.be/qBU7TzAVa18?si=FQ7k7nG7vuBa-KPT

鑑賞日:2024.9.27(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2024年、日本、123分、G

ジャンル:転売ヤーとして恨みを買う男の周囲で異変が起こるスリラー映画

 

監督&脚本:黒沢清

 

キャスト:

菅田将暉(吉井良介/ラーテル:転売ヤーの青年、工場兼務)

 

古川琴音(藤田秋子:吉井の恋人)

奥平大兼(佐野たけし:吉井に雇われる青年)

 

荒川良々(滝本一郎:吉井の勤務先の上司)

窪田正孝(村岡耕太:吉井の転売業の先輩)

 

岡山天音(三宅達也:転売に失敗するネカフェ難民)

 

赤堀雅秋(殿山宗一:医療機器メーカーの社長)

山田真歩(殿山千鶴:宗一の妻)

 

吉岡睦雄(矢部:ネット民を煽る男)

三河悠冴(井上:ゲームに参加する男)

 

矢柴俊博(北条:警察官)

森下能幸(室田:模型屋の店主)

千葉哲也(猟友会の猟師)

松重豊(売人)

 

■映画の舞台

 

東京のどこか

群馬県の山奥

 

ロケ地:

千葉県:市川市

ジェット模型

https://maps.app.goo.gl/wseQywFG7oeRoPU98?g_st=ic

 

群馬県:吾妻郡

東吾妻町役場

https://maps.app.goo.gl/dLtcHD6xt635WqrP6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

転売ヤーとして、アコギな商売をしている吉井は、倒産寸前の医療機器メーカーから二束三文で商品を譲り受けた

それを定価の半額でネットに流し、それで大金を手に入れることに成功する

吉井には転売業を仕込んでくれた先輩・村岡がいて、彼は新しく事業を始めようと考えていた

吉井にも出資を募るものの、お金がないと断り、村岡は一人でそのビジネスを始めてしまう

 

ある日、兼務していた工場の上司から中間管理職を打診された吉井はそれを固辞し、終いには一身上の都合で急に辞めてしまった

得た大金で心機一転を図ろうとする吉井は、恋人の秋子を連れて、群馬県の山奥の戸建てを借りることになった

事務所と倉庫を兼務し、地元の若者・佐野を雇って転売に励もうとするものの、ある事件が起きてしまう

 

それは、何者かによって石が投げ込まれたというもので、吉井はそのことを警察に相談することになった

だが、警察は吉井が偽ブランド品を扱っているというタレコミがあったと言い、彼は慌てて商品を始末することになった

地元の配送業者を信用できなくなった吉井は、佐野から車を借りて自分で東京まで運ぶことに決める

そして、その先で村岡と再開することになったのである

 

テーマ:雲を掴むような現実

裏テーマ:因果の裏にある快楽

 

■ひとこと感想

 

転売ヤーがヤバいことになる、ぐらいの情報しか仕入れずに鑑賞

予告編で「ゲームを楽しみましょう」というセリフがあって、転売集団が大掛かりなことをするのかな、と思っていましたが、まさかの展開で驚きました

 

映画は、転売の中でも恨みを買うパターンの転売を続けている吉井を描き、ある出来事から派生する疑心暗鬼によって、おかしな方向に誘導される様子が描かれていきます

 

冒頭から人を馬鹿にしたような態度を取っているのですが、これが無自覚というのがタチが悪いですね

人の怒りを増幅させているけど、本人にはその意識がなく、そう言った感情がネットの闇で繋がることでゲームへと繋がっていきました

 

結末に関しては賛否あるかと思いますが、前後半でトーンがまったく違うので、飽きずに観られるように思えました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】Cloud クラウド【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/101239/review/04299270/

 

公式HP:

https://cloud-movie.com/

アバター

投稿者 Hiroshi_Takata

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA