■映画鑑賞まとめ■
9月、第1週(2024.9.1~2024.9.8)
■マンガ家、堀マモル
■オススメ度
後悔ともしもの物語が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.9.2(イオンシネマ久御山)
■映画情報
情報:2024年、日本、111分、G
ジャンル:スランプの漫画家と彼の前に現れる幽霊を描いた青春映画
監督:榊原有佑&武桜子&野田麗未
脚本:林青維
原案:Seta「幽霊ハイツ203号」
キャスト:
山下幸輝(堀真守:新人賞受賞後にスランプに陥る漫画家)
(幼少期:中村羽叶)
桃果(佐倉春:マモルの幼馴染)
(幼少期:秋本月椛)
宇陽大輝(小森海:小学生の幽霊)
斎藤汰鷹(山本樹:中学生の幽霊)
竹原千代(落合愛:女子高生の幽霊)
岡部たかし(林光太郎:マモルの担当編集者)
坂井真紀(佐倉さら:春の母)
占部房子(堀マリコ:マモルの母)
三浦貴大(羽車杏悟:中学の図書室の先生)
竹中直人(倉田:中学の課外授業の引率)
さかたりさ(野々村かな:樹の担任の先生)
seta(春の小学時代の理科の先生)
■映画の舞台
日本のどこかの都市(関東圏)
ロケ地:
千葉県:松戸市
光英VERITAS中学校・高等学校
https://maps.app.goo.gl/2jZq3by5fsXGx67U8?g_st=ic
東京都:武蔵村山市
村山医療センター
https://maps.app.goo.gl/HtGwzLcqZXr2aaCB9?g_st=ic
神奈川県:三浦市
みうら映画舎
https://maps.app.goo.gl/J6AKJDEsEGufHjFY6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
新人賞を受賞した漫画家の堀マモルは、それ以降にスランプに陥っていて、原稿を持ち込んでは編集者の林にこっぴどく酷評されていた
マモルの部屋はいつも電灯が不安定で、ブレーカーが落ちていないのに消えることがしばしばあった
そんな時にはいつも、彼の周りに3人の幽霊が現れていて、マモルとの会話を楽しんでいた
ある日のこと、漫画が描けずに悩んでいることを打ち明けると、幽霊たちは「僕たちの話を漫画にして欲しい」と言い出す
マモルは、小学生、中学生、女子高生それぞれから話を聞き出して、それを漫画にしていく
そんな中で、幽霊たちが抱える後悔に気づき、マモルは彼らの本心を聞き出して、漫画にしていくのであった
テーマ:後悔の先にあるもの
裏テーマ:自信を築く根幹欲求
■ひとこと感想
原作の存在は知らずに鑑賞
noteというアプリで作品を公開しているsetaというアーティストの原案が元になっていて、映画化とともにブラッシュアップされて世に出た作品となっています
note自体は私も使っていて(競馬の予想ブログですが)、いろんな人がいろんなものをアップしていますね
映画は、スランプになった漫画家がどうしてスランプになったかを描いていて、そこにはある秘密があった、というテイストになっています
それが幼馴染との関係性になっていて、彼女が何らかの理由で今はいないということが前半でわかるようになっていました
彼の前に現れる3人の幽霊も「そうなんだろうなあ」というそのまんまになっていて、彼自身が加筆する部分というものは、彼だからこそできる部分なのかな、と思いました
監督が3人という珍しい邦画で、初めはオムニバス形式なのかと思いましたが、そんなことはなかったですね
丁寧に作られた作品で、第四の壁突破が登場しますが、演者もとても好感の持てる感じがしました
メディア露出が少ない作品でWikiもまだなかったりしますが、鑑賞できる地域にいるなら行っても損はないと思います
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/100717/review/04207239/
公式HP:
https://mangaka-horimamoru.com/
■愛に乱暴
■オススメ度
不条理に見えるヒューマンスリラーが好きな人(★★★)
江口のりこの演技を堪能したい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.9.3(MOVIX京都)
■映画情報
情報:2024年、日本、105分、G
ジャンル:夫の浮気が原因でおかしくなる妻を描いたヒューマンスリラー映画
監督:森ガキ侑大
脚本:森ガキ侑大&山崎佐保子&鈴木史子
原作:吉田修一『愛に乱暴(新潮社)』
Amazon Link(原作:上巻)→ https://amzn.to/3MwLxcM
Amazon Link(原作:下巻)→ https://amzn.to/3Tfaygl
キャスト:
江口のりこ(初瀬桃子:夫の実家の離れで暮らす妻)
小泉孝太郎(初瀬真守:桃子の夫)
風吹ジュン(初瀬照子:真守の母)
馬場ふみか(三宅奈央:真守の不倫相手)
水間ロン(李:近所の住人、ホームセンターの店員)
青木柚(浅尾:桃子の元後輩社員)
斉藤陽一郎(鰐淵:桃子の元上司)
梅沢昌代(今井葉子:桃子の母)
西本竜樹(地域の警察官)
堀井新太(地域の警察官)
岩瀬亮(産婦人科医)
■映画の舞台
日本のどこかの地方都市
ロケ地:
神奈川県:綾瀬市
らーめんぎょうてん屋GOLD綾瀬店
https://maps.app.goo.gl/sSdnJFTr3cfbMgR28?g_st=ic
神奈川県:大和市
肉の太田屋
https://maps.app.goo.gl/As9YtiWyX7y6ikG28?g_st=ic
神奈川県
綿半ホームエイド相模原店
https://maps.app.goo.gl/4XdTKbf3XQHm7HUm8?g_st=ic
千葉県:千葉市
The QUBE Hotel Chiba
https://maps.app.goo.gl/HRgMmE9QYKrn2Sd8A?g_st=ic
東京都:立川市
立川中央病院
https://maps.app.goo.gl/6ZFUAUWJS9YUa3G39?g_st=ic
■簡単なあらすじ
専業主婦の桃子は、夫との関係がギクシャクしていて、夫婦の会話もほとんどない状態だった
何かを話しかけてもうわの空の生返事で、家のリフォームの話も乗り気ではなかた
桃子は趣味の延長線上で手作り石鹸教室を開いていて、その管理は元職場が行っていた
桃子は義母・照子の住む母屋の隣にある離れに夫と住んでいて、些細な交流がある程度だった
ゴミ出しを手伝ったり、昼間のお茶菓子休憩をするぐらいだった
ある日、近くのゴミ捨て場でボヤ騒ぎがあり、桃子は警察官から注意喚起を受けることになった
ゴミ捨て場はいつもルールを守らない人がいて、桃子はその後始末を小言を言いながらもしていた
街にも不審な影が近づき、さらに夫の行動にも不穏な動きが出てくる
そして、ついに夫から「あること」を打ち明けられることになったのである
テーマ:愛憎の連鎖
裏テーマ:心を揺るがす要因
■ひとこと感想
予告編の情報だけで鑑賞
江口のりこが徐々におかしくなっている妻を演じるとのことで、それがどんなものかを観る感じになっていました
離れに住んでいる夫婦という設定、その離れに先祖の写真が飾ってあるという状況がすでに不穏さを感じさせます
映画は、近所のボヤ騒ぎと同時に進行する夫の不倫によって心が掻き乱される様子が描かれていましたね
夫のそっけない態度から倦怠期に入っていることは想像できますが、それ以上に夫婦関係が破綻していることは見て取れます
その理由が夫の不倫であることは中盤あたりでわかりますが、あの対応から察することは容易でしょう
突然入る出張、用意したワイシャツは乱れることなくスーツケースに入っている
これだけで匂わせは完了していて、あとはいつそれが暴露されるか、という感じになっていました
ともかく不穏な感じに進み、緊張感が画面から滲み出る作品でしたね
湿度というよりは粘度の高い作品で、終わった後にドッと疲れが押し寄せる内容だったと思いました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/101291/review/04209456/
公式HP:
■ACIDE アシッド
■オススメ度
酸性雨パニック映画に興味がある人(★★★)
バカな人たちが右往左往するパニック映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.9.4(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:Acide、英題:Acid(酸性)
情報:2023年、フランス、100分、G
ジャンル:酸性雨によって生きる場所を失う人々を描いたパニック映画
監督:ジュスト・フィリッポ
脚本:ヤシネ・バッダイ&ジュスト・フィリッポ
キャスト:
ギョーム・カネ/Guillaume Canet(ミシャル/Michal:工場への抗議で逮捕された男)
レティシア・ドッシュ/Laetitia Dosch(エリーズ・マザニー/Elise Mazany:ミシャルの元妻)
ペイシェンス・ミュンヘンバッハ/Patience Munchenbach(セルマ/Selma:ミシャルとエリーズの娘、寄宿学校の高校生)
マリー・ユンク/Marie Jung(デボラ/Deborah:ミシャルが頼る戸建ての女性)
マルタン・ベルセ/Martin Verset(ウィリアム/William:腎臓を患っているデボラの息子)
スリアン・ブラヒム/Suliane Brahim(カリン・ベッサード/Karin Besaad(ミシャルの恋人 )
Francine Champlon(シモーネ/Simone:カリンの母)
クレマン・ブレッソン/Clément Bresson(ブリス・マザニー/Brice Mazany:ミシャルの兄)
Pascal Parmentier(ベルティエ/Berthier:乗馬の先生)
Lorette Nyssen(ティファイン/Tiphaine:セルマのクラスメイト)
Blandine Lagorce(オーロレ/Aurore:セルマのクラスメイト)
Régis Maizonnet(クリスチャン/Christian:抗議を受ける工場長)
Soufiane Menouni(セリム/Selim:抗議するミシャルの同僚)
Michaël Perez(フランク/Franck:暴れ出すミシャルの同僚)
Maxime Tshibangu(オマール/Omar:ミヒャルの新しい職場の同僚)
Marie Bokillon(ポーリン/Pauline:エリースの同僚)
■映画の舞台
フランス:
アラス/Arras
https://maps.app.goo.gl/tx3Y51NBNhipFGe1A?g_st=ic
ベルギー
シメイ/Chimay
https://maps.app.goo.gl/ad476C2GgLXzXm6U7?g_st=ic
フェルネルモン/Fernelmont
https://maps.app.goo.gl/1sByn4yhQqiJ6pvXA?g_st=ic
ロケ地:
フランス:エソンヌ県
ペクーズ/Pecqueuse
https://maps.app.goo.gl/3fhyMs4WbtR21Mdv9?g_st=ic
ベルギー:
ヴィゼ/Visé
https://maps.app.goo.gl/uxddpPQaefhhcTKf7?g_st=ic
ナミュール州
フォール・デミーヌ/Fort d’Emines
https://maps.app.goo.gl/mpVep56YUoKy2N3u9?g_st=ic
エノー州
ブレン=ル=コント/Braine-le-Comte
https://maps.app.goo.gl/xv9pLmNyV1HDaywc6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
フランス北部のアラスに住んでいるミシャルは職場の労働改善のストライキにて機動隊を殴ったことで収監されていた
今は仮釈放中だが、妻エリーズとは離婚し、娘セルマとは時折会っていた
今のミシャルを支えているのは元同僚のカリンで、彼女は足の手術をするためにミュンヘンに向かう予定になっていた
ある日、エリーズから電話を受けたミシャルは、彼女と共に寄宿学校にいるセルマを探しに出かけた
それは、世界中で問題になっている酸性雨がフランスにも押し寄せているというもので、緊急の避難が呼び掛けられていたからである
ようやくセルマを見つけ出した二人は、ミシャルの兄ブラスの指定する場所へと向かおうとした
だが、ミシャルはカリンのいるアントワープへ向かいたいと思い、エリーズと口論になってしまう
そうこうしているうちに雨は徐々に彼等のいる方向に向かっていて、余談を許さない状況になっていくのである
テーマ:本音と建前
裏テーマ:生き残るためにすべきこと
■ひとこと感想
酸性雨と言う久々に聞いたワードが襲ってくると言う内容で、想像を超えるかどうかを楽しみにしていました
結果、想像以上に酷い映画になっていて、擁護すべきところがほぼ無いと言う内容でしたね
詳しくはネタバレ感想で書きますが、ディザスター系パニック映画の悪いところを凝縮したような映画だったと思います
とにかくワーキャー言っているだけで、理性的な行動がほとんどなかったですね
見どころの橋のシーンも思ったよりもスケールが小さくて、それで終わりなの?という感じになっていました
主人公はストライキで暴れて機動隊を怪我させて捕まっている犯罪者だし、元妻は何となく元夫の兄と良い感じだし、娘はクラスメイトにあれを食らわせて反省しないキャラでした
この三人が逃げる展開なので、全滅しても心が傷みそうに無かったですね
劇場の音響設備の影響なのかわかりませんが、肝心なところで劇伴がブツ切れになっていたのは気になってしまいました
また、後ろの二人組が上映中もずっと小言で喋っていて、いまだにこう言うマナーすら守れない人がいるんだなあと思ってしまいました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102046/review/04212719/
公式HP:
■ボストン1947
■オススメ度
史実系スポーツ映画が好きな人(★★★)
戦後の朝鮮の状況について知りたい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.9.4(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:1947 보스톤(1947 ボストン)、英題:Road to Boston(ボストンへの道)
情報:2023年、韓国、108分、G
ジャンル:戦後の朝鮮がマラソンの国際大会に出る苦難を描いたスポーツ映画
監督:カン・ジェギュ
脚本:カン・ジェギュ&イ・ジョンファ
キャスト:
ハ・ジョンウ/하정우(ソン・ギジョン/손기정/孫基貞:日本人としてベルリン五輪に参加した朝鮮人ランナー)
イム・シワン/임시완(ソ・ユンボク/서윤복/徐潤福:朝鮮人のマラソン選手)
(幼少期:キム・ジョンチョル/김정철)
ペ・ソンウ/배성우(ナム・スンニョン/남승룡/南昇竜:日本人としてベルリン五輪に出場した朝鮮のマラソン選手、チームのコーチ)
キム・サンホ/김상호(ペク・ナムヒョン:アメリカ在住の保証人)
オ・ヒジュン/오희준(ドング:ユンボクの友人)
パク・ヒョジュ/박효주(ユンソ:ナム・スンニョンの妻)
ソ・ジョンミン/서정연(ユンボクの母)
チェ・ギュファン/최규환(イ・ギルヨン:記者)
イ・ギュボク/이규복(通訳)
イム・ヒョンソン/임현성(韓国協会の会長)
パク・ウンビン/박은빈(オクリム:冷麺店の店員)
ロン・ケリー/Ron Kelly(ジョン・R・ホッジ/Jhon R Hodge:アメリカ軍の将軍、陸軍司令官)
パン・カルティン/Bread Cultin(ハワイ州の知事)
アレックス・ロマショフ/alex Romashov(ジェフリー:アメリカ人ランナー)
ティム・グライムス/Tim Grimes(ウィルタネン:フィンランド人のランナー)
ジョエル・トービン・ホワイト/Joel Tobin White(カラグーニス:ギリシャ人のランナー)
ジェシー・マーシャル/Jesse Marshall(ジョン・ケリー:ギジョンと交流のあるアメリカ人ランナー)
モーガン・ブラッドリー/Morgan Bradley(スメドレー:朝鮮に出張しているアメリカ人の役人)
■映画の舞台
1930年、
ドイツ:ベルリン五輪
1947年、
アメリカ:マサチューセッツ州
ボストン国際マラソン
ロケ地:
韓国:ソウル
ドイツ:ベルリン
■簡単なあらすじ
1936年のベルリンオリンピックにて、日本人として参加したソン・ギジョンは、表彰式にて勲章で日章旗を隠したことで、マラソン界からの引退を余儀なくされていた
それから10年後、戦争が終わり、日本の統治が終わったものの、今度は米ソによる管理下に置かれていた
ギジョンを讃えるマラソン大会などがあるものの、本人は表彰式にすら遅れる始末で、一緒に走ったスンニョンは呆れ果てていた
スンニョンは後輩たちを世界の舞台で走らせたいと考えていたが、アメリカの管理下で「難民国」として扱われている朝鮮は国際大会に出場することは叶わない
そこで、ギジョンと親交があったアメリカ人ランナーのジョン・ケリーにコンタクトを取り、無事にボストンマラソンへの招待を受けることになった
だが、入国するためには現地の保証人と保証金が必要になる
また、選手の選考も難航していて、有望株のユンボクは家庭の事情でロクに練習もできなかった
ギジョンはスンニョンの熱意に感化されて、ジョン・ケリーの条件である監督を引き受けることになったのだが、大会への参加には多くの課題が山積していたのである
テーマ:祖国の旗を掲げる意味
裏テーマ:真の独立
■ひとこと感想
ボストンマラソンと言えば爆破テロの方が脳裏に浮かぶのですが、戦中戦後にこのようなことがあったのは知りませんでした
史実ベースで若干の脚色と言うことですが、大会に参加するための様々な制約であるとか、日韓併合の余波というものが色濃く残っていました
日本の統治時代に日本人として出場したマラソンで世界記録を出したソン・ギジョンですが、いまだにその記録は日本人のままというのは、個人的には可哀想な気もします
それでも、このような修正を行うと、彼だけではなくなるので、公式として動かしようがないというのも理解できます
映画は、スポ根のテイストと時代を反映する社会派の側面があり、ちょっと暗い話になってしまうのかなと思いましたが、要所要所で笑いが起きるシーンがありましたね
ボストンのホテルの一件では場内で大爆笑が起こっていました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/101636/review/04215499/
公式HP:
https://1947boston.jp/index.html
■夏目アラタの結婚
■オススメ度
獄中結婚ミステリーに興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.9.6(イオンシネマ久御山)
■映画情報
情報:2024年、日本、120分、G
ジャンル:失われた被害者の首を探すために死刑囚と結婚する児相職員を描いたサイコミステリー
監督:堤幸彦
脚本:徳永友一
原作:乃木坂太郎『夏目アラタの結婚(小学館)』
Amazon Link(原作コミック)→ https://amzn.to/3AUEfwL
キャスト:
柳楽優弥(夏目アラタ:死刑囚と結婚する児童相談所の職員)
黒島結菜(品川真珠:死刑判決を受けた殺人犯)
(幼少期:木村心)
中川大志(宮前光一:真珠の弁護士)
丸山礼(桃山香:アラタの先輩職員)
立川志らく(大高利郎:児童相談所の所長、アラタの上司)
福士誠治(桜井健:事件の担当検察官)
今野浩喜(井出茂雄:拘置所の刑務官)
市村正親(神波昌治:控訴審の裁判長)
藤間爽子(品川環:真珠の母)
平岡祐太(三島正吾:環の元恋人)
佐藤二朗(藤田信吾:死刑囚アイテムコレクター、裁判傍聴マニア)
越山敬達(山下卓斗:真珠の3人目の被害者の息子)
皆川暢二(山下良介:3番目の被害者、卓斗の父)
佐藤めぐみ(卓斗の母)
松金よね子(児童施設「くらなみ園」の施設長)
■映画の舞台
日本:東京
ロケ地:
静岡県:富士宮市
浅間神社
https://maps.app.goo.gl/1Pk4wGDJnEWBVR1XA?g_st=ic
東京都:杉並区
堀之内妙法寺
https://maps.app.goo.gl/frh7VyY1AJbzMTLd8?g_st=ic
東京都:葛飾区
ベニースーパー西亀有店
https://maps.app.goo.gl/oNNA4GUafmDpEc3LA?g_st=ic
埼玉県:さいたま市
HOTEL WIZ CHIC
https://maps.app.goo.gl/KMJyqRkfR2JLU1G59?g_st=ic
■簡単なあらすじ
児童相談所に勤めている夏目アラタは、ある日、連続殺人の被害者の息子・卓斗が自分の名前を使って、死刑囚・品川真珠に手紙を送っていたと知らされる
品川真珠は死体損壊の疑いで逮捕され、一審にて死刑を求刑されていた
彼女の弁護には国選から私選に変わった宮前光一がついていて、彼は真珠の無罪を主張していた
真珠から会いたいという手紙が来たためにアラタに相談することになり、彼は興味本位で真珠に会うことに決めた
東京拘置所に向かったアラタだったが、そこに登場したのは報道で見る「品川ピエロ」のような小太りの女ではなく、華奢で小柄な女性だった
真珠はアラタとの少ない会話の中から「手紙の主ではないこと」を見破る
そこでアラタは、駆け引き勝負と考えて「結婚しよう」と告げるのである
真珠と会えるのは1日1回20分だけ
そこで彼は、求婚の真意を宮前に伝え、二人は真珠から様々な情報を引き出そうと考えるのである
テーマ:優しさと憐れみ
裏テーマ:透過する心
■ひとこと感想
予告編だけの情報で鑑賞
今年の4月に最終12巻が発売されたとのことで、映画制作段階では未完状態で、綿密な打ち合わせをしてシナリオを構築するに至ったとされています
連続殺人犯と結婚をする男には狙いがある、というものなのですが、それは早々に看過されていて、心理ゲームの術中にハマっていくという流れになっていました
殺人犯には独特の知能がある、というのがミスリードになっていて、その路線を深追いするのが主人公の特性になっていましたね
この思考と同じように追いかけてしまう観客は、アラタが陥った罠にズッポリとハマってしまうのかな、と思います
最終的にどうするかは人それぞれだと思いますが、個人的にはアラタと同じことをするんじゃないかな、と感じました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/101642/review/04217659/
公式HP:
https://wwws.warnerbros.co.jp/natsume-arata/index.php
■エイリアン:ロムルス
■オススメ度
過去作のファンの人(★★★)
閉鎖空間ホラーが好きな人(★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.9.6(イオンシネマ久御山)
■映画情報
原題:Alien: Romulus
情報:2024年、アメリカ、119分、PG12
ジャンル:訳あり宇宙船に潜む謎の存在に命を狙われるクルーを描いたSFホラーパニック映画
監督:フェデ・アルバレス
脚本:フェデ・アルバレス&ロド・サヤゲス
キャスト:
ケイリー・スピーニー/Cailee Spaeny(レイン・キャラダイン/Rain:コロニー「ジャクソンズ星」のクルー)
デビッド・ジョンソン/David Jonsson(アンディ/Andy:レインの義弟を元に作られたアンドロイド)
アーチー・ルノー/Archie Renaux(タイラー/Tyler:レインの元恋人、ケイの兄)
イザベラ・メルセド/Isabela Merced(ケイ/Kay:タイラーの妹、妊婦)
スパイク・ファーン/Spike Fearn(ビヨン/Bjorn:タイラーとケイのいとこ)
エイリーン・ウー/Aileen Wu(ナヴァロ/Navarro:ビヨンの義妹、パイロット)
イアン・ホルム/Ian Holm(ルークの外見/Rook:宇宙船のアンドロイド)
ダニエル・ベッツ/Daniel Betts(ルークの声/Rook:宇宙船のアンドロイド)
トレヴァー・ニューリン/Trevor Newlin(ゼノモーフ/Xenomorph:ロムルスを襲うエイリアン)
ロバート・ボブロツキー/Robert Bobroczkyi(オフスプリング/Offspring:人間とゼノモーフのハイブリッド)
■映画の舞台
2142年、
ジャクソン星採掘植民地
ジャクソン星の周回軌道にある宇宙船
ロケ地:
ハンガリー:ブダペスト
■簡単なあらすじ
オリジナルの『エイリアン』は世代が違うので観ていないと思うのですが、その後のスピンオフなどはいくつか鑑賞していた状態で突撃しました
ある宇宙船に辿り着いた若者たちが、そこで謎の生命体に襲われるというもので、いわゆる閉鎖空間パニックホラーとなっています
斬新なのは、仲間であるはずのアンディが「司令と関係性」で右往左往するところのように思います
映画は、人間関係がかなりわかりにくい感じになっていて、レインの義理の弟をモチーフに作ったのがアンディという感じになっています
さらにタイラーが元カレで、妊娠しているケイはタイラーの妹で、他のメンバーもタイラーから見ていとこのような関係になっていました
物語はあって無いようなもので、いかにしてエイリアンから逃げるかという力技の内容になっていました
相変わらず、逼迫しているのにのんびり会話をしているとか、主人公の身体能力が高すぎるなどのご都合的なところはありますが、お化け屋敷を楽しむ映画なので、深く考えては負けという感じになっていましたね
テーマ:感情と命令
裏テーマ:アンドロイドが渡る海
■ひとこと感想
『エイリアン』シリーズはかいつまんで観てきたという感じで、とりあえず鑑賞というテイストで行ってきました
いつもの造形のエイリアン登場で「虫系嫌いだからなあ」と思いつつ、後半に出てくる巨神兵もどきで笑ってはいけないホラーなのかなと思ってしまいました
おそらくこれまでのシリーズとの繋がりがあると思いますが、ほとんど覚えていませんでしたね
映画は、かなり登場人物が少ない映画で、会話のあるモブキャラが会社の受付のおばちゃんらしき人ぐらいでしたね
あとは、その辺にいた作業員らしき人たちがクレジットされている感じで、それだけ観ても「どこに出てた?」みたいな感じになっていました
宇宙船に向かった6人(1人はアンドロイド)がどのように襲われるかという内容で、主人公補正がありつつも、レインが無敵すぎて笑ってしまいました
アンディはアンドロイドなのですが、演技だけでアンドロイド感を出すのは無理だと思います
モードが変わってもそこまで変化が無いように見えたので、そのあたりがもっとわかりやすければなあと思いました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/101684/review/04217661/
公式HP:
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/alien-romulus