■映画鑑賞まとめ■

 

6月、第5週&7月、第1週(2023.6.26〜2023.7.2

 


大名倒産

 

■オススメ度

 

ポップな時代劇が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2023.6.26(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

情報2023年、日本、120分、G

ジャンル:平民から藩主にさせられた青年が、藩の財政を建て直そうとする社会風刺系コメディ映画

 

監督前田哲

脚本丑尾健太郎&稲葉一広

原作浅田次郎『大名倒産(2016年、文藝春秋)』

 

キャスト:

神木隆之介(松平小四郎/松平和泉守信房:平民から突如藩主になった青年、越後丹生山藩の第十三代当主)

   (幼少期:山田暖絆

杉咲花(さよ:小四郎の幼馴染)

   (幼少期:船川燿

 

佐藤浩市(一狐斎/元松平和泉守信房:小四郎の父、先代)

浅野忠信(磯貝平八郎:小四郎の配下、御用人)

梶原善(天野大膳/中膳/小膳:付家老ほか)

小手伸也(橋爪佐平次:小四郎の配下、勘定方)

 

松山ケンイチ(松平新次郎:小四郎の異母兄、庭師、うつけ者)

桜田通(松平喜三郎:小四郎の異母兄、病弱)

 

小日向文世(間垣作兵衛:小四郎の育ての親)

宮崎あおい(間垣なつ:小四郎の実母)

 

キムラ緑子(天元屋タツ:藩の公共事業を一手に受ける商人)

 

勝村政信(板倉周防守:寺社奉行兼月番老中、備中松山五万石の城持ち大名)

石橋蓮司(仁科摂津守:老中首座)

 

高田延彦(小池越中守:結婚に反対しているお初の父)

 

■映画の舞台

 

1840年頃

日本:江戸&越後

 

ロケ地:

京都市:下京区

西本願寺

https://maps.app.goo.gl/SqAyQJA4sR9hdkWQ8?g_st=ic

 

佛光寺

https://maps.app.goo.gl/E5Wmz13RHM1KfcAH8?g_st=ic

 

京都市:右京区

大本山妙心寺

https://maps.app.goo.gl/8o8sJS9XeZCoFetV8?g_st=ic

 

大本山大覚寺

https://maps.app.goo.gl/Xc55bX9RvCLhabax6?g_st=ic

 

宝厳院

https://maps.app.goo.gl/kffn5RbzGrWGey6g9?g_st=ic

 

京都市:山科区

髄心院

https://maps.app.goo.gl/SmgkCH2F6xiZGgXm8?g_st=ic

 

京都市:左京区

詩仙堂

https://maps.app.goo.gl/BBTvxw4YBnfjfPru6?g_st=ic

 

京都市:東山区

建仁寺塔頭霊源院

https://maps.app.goo.gl/8z79NmwttKywtSc38?g_st=ic

 

京都市:中京区

二条城

https://maps.app.goo.gl/rZ5B2rLLshJ9DoFo7?g_st=ic

 

京都府:京丹後市

五十河の里 民家苑

https://maps.app.goo.gl/YtxJ6SgdaYQ9VEsw7?g_st=ic

 

滋賀県:甲賀市

油日神社

https://maps.app.goo.gl/VUc6Rneq3L6QBCmY6?g_st=ic

 

滋賀県:彦根市

彦根城

https://maps.app.goo.gl/cRD5nBVzLn4uPBvg6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

越後にある丹生山藩は、財政赤字が逼迫していた

ある日、十二代藩主は隠居を宣言する

だが、長男は病死、次男はうつけ者、三男も病床に伏してしまっていた

そこで、奉公に来ていた村娘・さよとの間にできた四男・小四郎に白羽の矢が立ってしまう

 

小四郎は十三代藩主となるものの、いきなり江戸幕府から呼び出されてしまう

聞けば上納金が未払いとなっていて、財政が赤字ではないかと噂されているという

そこで小四郎は家臣たちから聞き取りを始めると、その借金は25万両(現在の100億円)にのぼることが判明する

 

先代は計画倒産を考えていて、その始末に小四郎の切腹を据える算段だった

小四郎は切腹を阻止しようと、節約を始め、莫大に膨れ上がった借金の原因を調べることになったのである

 

テーマ:官民癒着

裏テーマ:民を守るリーダーの資質

 

■ひとこと感想

 

予告編の印象からコメディに全振りした内容だろうと思っていましたが、案の定という感じになっていました

物語は単純明快で、借金の原因もあっさりとわかります

解決策もありきたりなものですが、リアリティがあるかと言われると微妙に思えました

 

物語は、私服を肥やすリーダーから、民のことを考えるリーダーへのバトンタッチになりますが、誰を悪人にするかでキャスティングが決まっている感じになっているので、出オチ感は半端ないと思います

 

映画では、公共事業を一手に引き受けている企業との癒着構図を江戸時代で再現している感じになっていますね

でも、かなりざっくりになっていて、某五輪のグダグダを批判しているのかどうなのかわからない感じに仕上がっていました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想』大名倒産【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://movies.shochiku.co.jp/daimyo-tosan/


リバー、流れないでよ

 

■オススメ度

 

タイムループ系が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2023.6.27TOHOシネマズ二条)

 

■映画情報

 

情報2023年、日本、86分、G

ジャンル:2分きっかり巻き戻ってしまう旅館を描いたタイムループ系コメディ映画

 

監督山口淳太

脚本上田誠

 

キャスト:

藤谷理子(ミコト:老舗料理旅館「ふじや」の仲居)

鳥越裕貴(タク:若手の料理人)

 

永野宗典(コハチ:娘の交際に悩む番頭)

角田貴志(頭が硬い料理長)

酒井善史(エイジ:理系の料理人)

早織(チノ:推しのコンサートを控える仲居)

本上まなみ(キミ:女将さん)

 

諏訪雅(ノミヤ:「ほととぎす」の利用客)

石田剛太(クスミ:「ほととぎす」の利用客)

 

中川晴樹(スギヤマ:「もみじ」の利用客、雑誌編集者)

近藤芳正(オバタ:「もみじ」の利用客、スランプの小説家)

 

土佐和成(近くの森で猟をする猟師)

 

久保史緒里(ヒサメ:貴船神社の参拝客)

 

■映画の舞台

 

京都市:左京区貴船

老舗料理旅館「ふじや」

https://maps.app.goo.gl/gw6c85kq4zzHhKiG7?g_st=ic

 

貴船神社

https://maps.app.goo.gl/4MNUgaBPh55FLHaR7?g_st=ic

 

ロケ地:

上記と同じ

 

■簡単なあらすじ

 

京都・貴船にある旅館「ふじや」で勤めている仲居のミコトは、同僚のチノや番頭のコハチたちと一緒にお客様のおもてなしをしていた

ある日、ビールを取りに酒蔵に来たミコトは、旅館の脇を流れる貴船川を眺めなら、物思いに耽る

そして、一呼吸ついたあと、仕事に戻った

 

葵の間の利用客が帰ったのち、その部屋の片付けを番頭としていたミコトだったが、それを終えたと思った途端、川岸の物思いの場所に戻ってしまう

再び、葵の間の片付けに戻ったミコトは、番頭とともに奇妙なデジャヴを話し合いながら、再び仕事を繰り返す

だが、また少しすると同じ川岸に戻ってしまい、何らかの要因で時間が巻き戻っていることがわかった

 

その現象は旅館と離れでも起こっていて、誰もが同じ場面に戻るという

料理人のエイジは「2分きっちり繰り返している」と言い、彼らは戸惑う利用客たちを宥めながら、今後の方策を話し合うことになった

 

一方その頃、隣にある貴船神社に一人の女性・ヒサメが参拝に訪れていた

本宮から結社を訪れた彼女は、そのままある場所へと向かっていった

 

テーマ:ループが暴露する本心

裏テーマ:ループが暴露する本性

 

■ひとこと感想

 

「2分間を繰り返す」という事前情報のみで鑑賞

どこかの神社が舞台だとは思っていましたが、まさかの貴船神社だとは思わずにびっくり

雪景色の貴船神社の景色なども見ることができて、プチ旅行にいった気分になります

 

映画は、その貴船神社の目の前にある実在する老舗旅館が舞台となっていて、そこで働く人々が「謎のループ」に巻き込まれる様子を描いていきます

2分間が延々と続くので、流石に無茶だろうと思っていましたが、「記憶と感情はそのまま」という設定になっていて、徐々に場慣れしていく様子が伺えます

 

ループの正体を紐解いていく中で、それぞれのキャラクターの抱えていたものが噴出する感じになっていて、それが行き過ぎて暴走していきます

このあたりのシナリオの作り込みがうまくて、2分間を20回以上繰り返しているのに飽きがこない感じに仕上がっていました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】リバー、流れないでよ【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://www.europe-kikaku.com/river/


プー あくまのくまさん

 

■オススメ度

 

悪趣味な映画が好きな人(★★★)

SNSで「本年度ワースト!」と投稿したい人(★★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2023.6.28MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Winnie the Pooh: Blood and Honey(くまのプーさん:血とハチミツ)

情報2023年、イギリス、84分、PG12

ジャンル:友人に捨てられて凶暴化したプーさんに狙われる大学生グループを描いたホラー映画

 

監督脚本リース・フレイク=ウォーターフィールド

 

キャスト:

ニコライ・レオン/Nikolai Leon(クリストファー・ロビン:大学に行くために森を離れることになったプーさんの親友)

   (幼少期:Frederick Dallaway

 

マリア・テイラー/Maria Taylor(マリア:ストーカーに悩んでいる女子大生)

ナターシャ・ローズ・ミルズ/Natasha Rose Mills(ジェシカ:眼鏡っ子の女子大生)

アンバー・ドイグ=ソー/Amber Doig-Thorne(アリス:ゾーイと恋仲の女子大生)

ダニエル・ロナウド/Danielle Ronald(ゾーイ:アリスにサプライズ仕掛ける女子大生)

ナターシャ・トシーニ/Natasha Tosini(ララ:露天風呂を堪能する女子大生)

May Kelly(ティナ:待ち合わせに遅刻してはぐれる女性大生)

 

クレイグ・デビッド・ドーセット/Craig David Dowsett(くまのプーさん)

クリス・コーデル/Chris Cordell(ピグレット)

 

■映画の舞台

 

イギリス:

イーストサセックス州

アッシュダウン・フォレスト

https://maps.app.goo.gl/LWz61mYv29HWqS8Y8?g_st=ic

 

ロケ地:

イギリス:イーストサセックス州

アッシュダウン

 

■簡単なあらすじ

 

幼少期に「100エーカーの森」にて、クマのプーさんやピグレット、イーヨたちと仲良くなったクリストファー・ロビンは、大学進学を迎えて森に来られなくなった

プーさんたちは、クリストファーが持ってきてくれる食料で生活していて、それが突然途絶えてしまう

ガリガリに痩せほそった彼らは、イーヨを犠牲にすることで生きながらえるが、同時に精神的におかしくなって、人間を恨むようになっていた

 

それから5年後、婚約者のメアリーを連れて森に戻ったクリストファーだったが、プーさんたちがいた森は荒れ放題で、住んでいる痕跡がなかった

だが、小屋の中で凶暴化したプーさんに襲われ、メアリーは命を落としてしまう

クリストファーも捕まってしまい、かつての恨みを募らせたプーさんは、彼を痛めつけ始めた

 

一方その頃、森にバカンスに来た大学生5人組がその場所に到着する

マリアの別荘で一息ついた彼女たちは、遅れてくるティナを待っていた

だが、ティナは途中の雑貨店にてピグレットに襲われて、ミンチ肉にされてしまう

そして、プーさんとピグレットは彼女たちの気配を察知し、ロッジへと足を運ぶのであった

 

テーマ:積年の恨み

裏テーマ:餌だけでは生活できない

 

■ひとこと感想

 

版権切れたのでやりたい放題しようという企画なのですが、プーさんの面影がほとんどない酷い内容になっていました

クリストファーが大人になって森に通うのを辞めたことが原因で飢餓に陥り、逆恨みをするという設定なのですが、どうみてもハンティング能力はありそうに思えます

 

映画は、クリストファーは起因になっていますが、メインは全く関係のない大学生グループで、食べるためでもなく、淡々と殺されていく様子が描かれます

いわゆるスラッシャー系なのですが、残酷描写もやや控えめの印象

ここまでするなら、もっとレーティングを上げてしまった方が評価が高くなったかもしれません

 

物語性も皆無で、プーさんたちの目的も全くわかりません

どうやら半分に獣という設定のようではありますが、プーさんらしき仮面をつけたサイコパスな大男にしか見えませんでした

爆死確定だと思いますが、「今年ワースト」を使っても問題ない内容だったように思えました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】プー あくまのくまさん【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

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公式HP:

https://akumano-pooh.com/


アシスタント

 

■オススメ度

 

映画業界で起きた事件に興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2023.6.29(京都シネマ)

 

■映画情報

 

原題:The Assistant

情報2019年、アメリカ、87分、G

ジャンル:映画会社のジュニアアシスタントの1日を切り取った社会派ドラマ

 

監督脚本キティ・グリーン

 

キャスト:

ジュリア・ガーナー/Julia Garner(ジェーン:大学卒業後に映画制作会社のジュニアアシスタントに配属される女性)

 

ジョン・オルシーニ/Jon Orsini(口髭を蓄えたジェーンの同僚のアシスタント)

ノア・ロビンズ/Noah Robbins(メガネをかけたジェーンの同僚のアシスタント)

 

マシュー・マクファディン/Matthew Macfadyen(ウィルコック:ジェーンの会社の人事部長)

 

マッケンジー・リー/Makenzie Leigh(ルビー:女優志望の態度の悪い女性)

クリスティン・フロセス/Kristine Froseth(シエナ:新しく配属されるジュニアアシスタント)

 

Alexander Chaplin(マックス:オフィスの社員)

Juliana Canfield(サーシャ:トイレで涙ぐむ社員)

Clara Wong(テス:イヤリングを落とした女)

 

Purva Bedi(エグゼクティブアシスタント、ジェーンの上司)

 

 

■映画の舞台

 

アメリカ:ニューヨーク

 

ロケ地:

アメリカ:ニューヨーク

 

■簡単なあらすじ

 

ニューヨークにある映画会社の取締役のアシスタントとして働くジェーンは、朝早くに出勤して用意しを最後に帰る勤勉な女性だった

だが、雑用ばかりの毎日に明け暮れて、やる気を感じられないまま、時間を消費し続けていた

 

ある日、ボスの部屋で女性用のイヤリングを拾ったジェーンは、あの部屋で何かしらが行われているのではないかと訝しるようになった

同僚の男性アシスタント二人は意にも介せず、面倒な仕事ばかりを押し付けてくる

下世話な話題で盛り上がり、テイクアウトの注文間違いにキレるなど子どもじみていた

 

たまりかねたジェーンは、個人的な悩みと称して、人事部長のウィルコックのもとを尋ねた

そこで何かが変わるかと思われたが、彼から帰ってきた言葉は残酷なものだった

 

テーマ:同調圧力

裏テーマ:声に出せない協調性

 

■ひとこと感想

 

映画業界のセクハラ問題を取り扱っていたことは知っていましたが、驚くぐらい淡々とした映画で、意味がわかると怖い話みたいなことになっていました

ジュニアアシスタントとして働くジェーンはほぼ雑用係で、嫌な仕事だけあてがわれています

時にはボスの妻に一方的にキレられるだけだったりと、散々な日常ばかりでしたね

 

同僚の二人もちょっと陰湿で、部屋で起こっていることを知りながら、見過ごしているようでしたね

最後までボスは登場することなく、声だけの登場になっていたのは面白い仕掛けだと思います

 

舞台はニューヨークですが、どこの町の会社でもありそうな感じになっていて、真面目だと生きづらいという感じに見えてしまいます

憧れの業界が腐っていたというのはよくあることですが、うまく隠せていなくても、声を上げることはできない構造になっているのは恐ろしいことだと思います

 

映画は、劇的なことが起きない非日常に見える日常系で、セクハラに気付いて人事に掛け合った一日を描いています

ほぼオフィスしか映らず、絵がほとんど動かないので、眠気に誘われてしまうかもしれません

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】アシスタント(2019年の映画)【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://senlisfilms.jp/assistant/


To Leslie

 

■オススメ度

 

落ちぶれた女の再生物語が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2023.6.29(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題To Leslie

情報2022年、アメリカ、119分、G

ジャンル:宝くじで大金を手に入れて没落した母を描くヒューマンドラマ

 

監督マイケル・モリス

脚本ライアン・ビナコ

 

キャスト:

アンドレア・ライズボロー/Andrea Riseborough(レスリー・ローランド/リー:宝くじを当てて貧乏になる女)

 

アリソン・ジャネイ/Allison Janney(ナンシー:レスリーの旧友)

スティーヴン・ルート/Stephen Root(ダッチ:ナンシーの恋人)

ジェームズ・ランドリー・ハーバート/James Landry Hebert(ピート:ナンシーの友人)

 

マーク・マロン/Marc Maron(スウィーニー:レスリーを雇うモーテルの従業員)

アンドレ・ロヨ/Andre Royo(ロイヤル:レスリーを知るスウィーニーの雇用主)

 

オーウェン・ティーグ/Owen Teague(ジェームズ:レスリーの疎遠の息子)

   (13歳時:Drew Youngblood

 

■映画の舞台

 

アメリカ:テキサス

 

ロケ地:

アメリカ:ロサンゼルス

ロザモンド、シエラ・ハイウェイ(モーテルの場所)

https://maps.app.goo.gl/CZum23UrhmQxjaV76?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

かつて宝くじで19万ドルを当てて盛り上がっていたレスリーは、その全てを酒に注ぎ込んで極貧生活に落ち込んでいた

息子ジェームズから愛想を尽かされて別居中のレスリーだったが、ついに住処を失うほどに落ちぶれていた

 

行く宛の無くなったレスリーは、ジェームズに電話を入れて、彼の住むアパートへと向かった

「計画が出来たら出る」「酒は飲まない」という約束で転がり込んだものの、ジェームズのルームメイトのダーレンの金を盗み酒を飲んだいたことが発覚し追い出されてしまう

 

ジェームズはレスリーの旧友ナンシーに泣きつくことになり、ナンシーの恋人ダッチは条件付きで住まわせることになる

だが、レスリーを許せないナンシーは彼女を追い出してしまう

路頭に迷ったレスリーは、翌朝モーテルの従業員スウィーニーで出会うことになる

彼は住み込みで働くことを提案するものの、まともに働いたことのないレスリーは、日に日に酒に溺れ始めてしまうのであった

 

テーマ:後悔と愛情

裏テーマ:あるべき自分の姿

 

■ひとこと感想

 

宝くじで貧乏という設定が気に入って、落ちぶれた母親がどうなるのかを見守る形になりましたね

レスリーのどうしようもない感じがリアルで、アル中でイッてる感じの再現度が凄すぎました

息子のところに転がり込んでも悪癖は抜けず、アルコール依存症のなりふり構わない感じもリアルに描かれていました

 

旧友ナンシーが怒り心頭で、彼女の恋人ダッチは許容しますが、使い勝手が悪ければ捨てるつもりだったのでしょう

あわよくばで迫るピートや、最後の方で登場するナンパ男なども、レスリーを相手になんとかできるところがすごいなあと思ってしまいます

 

どこまで堕ちれば改心できるのか、という感じになっていましたが、やはり初心の立ち戻る荒療治は必要なのだと再確認されます

ラストは都合良いと言えばそうなのですが、レスリーを追い出したわけではなかったので、町の人たちは根からの悪い奴らではないのかなと思ってしまいます

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】To Leslie/トゥ・レスリー【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://movies.kadokawa.co.jp/to-leslie/


■東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-

 

■オススメ度

 

前作までをしっかり観た人(★★★)

キャストのファンの人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.6.30(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報2023年、日本、96分、PG12

ジャンル:恋人の死を止めるために過去に戻る底辺を描いたアクション映画

 

監督英勉

脚本:高橋泉

原作和久井健『東京リベンジャーズ』

 

キャスト:

北村匠海(花垣武道/タケミチ:恋人ヒナを救うためにタイムリープを繰り返す青年)

 

吉沢亮(佐野万次郎/マイキー:東京卍會の総長)

山田裕貴(龍宮寺堅/ドラケン:東京卍會の副総長)

 

今田美桜(橘日向/ヒナタ:事故死するタケミチの彼女)

杉野遥亮(橘直人/ナオト:ヒナタの弟、タケミチのタイムリープの鍵)

 

眞栄田郷敦三ツ谷/インパルス:弐番隊隊長)

 

永山絢斗場地圭介:芭琉覇羅に移る元壱番隊隊長)

村上虹郎(羽宮一虎:芭琉覇羅に移っている元東京卍會の創設者の1人)

清水尋也半間修二:芭琉覇羅のNo2)

 

高杉真宙(松野千冬/ゴキ:壱番隊副隊長)

塚家一希(林田春樹/パーちん:参番隊隊長)

 

間宮祥太朗(稀咲鉄太/キサキ:メビウスから東京卍會に移ってきた男)

 

高良健吾(佐野真一郎:マイキーの兄)

 

■映画の舞台

 

東京のどこか

 

ロケ地:

東京都:大田区

大坊本行寺

https://maps.app.goo.gl/H8LdMP5b77hTZ3nv6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

前作にて、芭琉覇羅のトップがマイキーだと知らされたタケミチは、再び過去を変えるために高校時代に舞い戻った

東卍の創設者でありながら芭琉覇羅に入った一虎と場地は、東卍に決闘を申し込み、タケミチはそれを阻止しようと奮闘する

だが、場地にタイマンを吹っ掛けても惨敗し、ドラケンも一虎にコンタクトを取るものの、一向に聞き入れようとしなかった

 

決戦待ったなしの中、マイキーは決起集会を開き、「芭琉覇羅に勝って場地を取り戻す」と宣言する

こうして、東卍と芭琉覇羅の決戦は、見届け人がいる中、高架下の廃車場にて執り行われることになったのである

 

テーマ:東卍の設立理念

裏テーマ:守るために変えること

 

■ひとこと感想

 

前作「運命編」は思いっきり「続編意識の終わり方」で、2ヶ月経ってようやく公開となりました

この間に主演級の俳優が逮捕されるなど色々とありましたが、「作品に罪なし」の理念というよりは、「今更無理」という感じで公開に踏み切っています

その俳優が演じたキャラの顛末を考えると、前後半に分けたことが愚策認定に拍車をかけることになっていました

 

物語は、前作の続きということで「ほぼ決戦の殴り合いのみ」という感じになっています

前作に起き忘れた伏線の回収ということになりますが、起き忘れたままの伏線が多いように思えます

シリーズの中で必要なのかもしれませんが、腑に落ちない点もちらほらありましたね

 

アクションシーンは「高校生の体力とは思えない」感じになっていますが、まあそこはマンガ原作なので、という感じで割り切っていますね

現実に起きていたら、10人ぐらいは死んでいると思いますし、救急車も来ませんでしたねえ

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】東京リベンジャーズ2 -決戦-【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://wwws.warnerbros.co.jp/tokyo-revengersjp/


インディ・ジョーンズと運命のダイヤル

 

■オススメ度

 

シリーズのファンの人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.7.1(TOHOシネマズ二条IMAX

 

■映画情報

 

原題:Indiana Jones and the Dial of Destiny

情報:2023年、アメリカ、154分、G

ジャンル:かつての因縁の野望に巻き込まれる考古学教授を描いたアドベンチャー映画

 

監督:ジェームズ・マンゴールド

脚本:ジェズ・バターワース&ジョン・ヘンリー・バターワース&ジェームズ・マンゴールド

キャラクター原案:ジョージ・ルーカス&フィリップ・カウフマン

 

キャスト:

ハリソン・フォード/Harrison Ford(ヘンリー・ジョーンズ・ジュニア/インディ・ジョーンズ:世界中を旅する世界的に有名な考古学者、大学教授)

 

フィービー・ウォーラー=ブリッジ/Phoebe Waller-Bridge(ウォンバット/ヘレナ・ショー:バジルの娘、ジョーンズは名付け親)

   (幼少期:Holly Lawton

トビー・ジョーンズ/Toby Jones(バズ/バジル・ショー:ジョーンズの旧友、ヘレナの父親)

 

マッツ・ミケルセン/Mads Mikkelsen(ユルゲン・フォラー:第二次世界大戦中の元ナチスの科学者)

ボイド・ホルブルック/Boyd Holbrook(クレーバー:フォラーの極悪非道な右腕)

 

シャウネット・レネー・ウィルソン/Shaunette Renée Wilson(メイソン:米国政府エージェント)

 

アントニオ・バンデラス/Antonio Banderas(レナルド:ジョーンズの旧友、潜水士)

 

ジョン・リス=デイヴィス/John Rhys-Davies(サラー:ジョーンズの旧友、エジプトの発掘屋、タクシー運転手)

 

イーサン・イシドール/Ethann Isidore(テディ・クマール:ヘレナの相棒の少年)

カレン・アレン/KarenAllen(マリオン・レイヴンウッド:インディの妻)

 

ナセル・メマルツィア/NasserMemarzia(アルギメデス:天才数学者)

 

■映画の舞台

 

1944年&1969年

ドイツ

アメリカ:ニューヨーク

モロッコ:タンジール

ギリシャ

イタリア:シチリア島

 

ロケ地:

イギリス:グラスゴー

https://maps.app.goo.gl/qVK2L1zPHz4PWwoa8?g_st=ic

 

イギリス:グロスモント

North Yorkshire Moors Railway/ノースヨークシャーム鉄道

https://maps.app.goo.gl/yDTBoTn9B9QY1rGQ6?g_st=ic

 

Bamburgh Castle/バンバラ城

https://maps.app.goo.gl/E4nXu2WbtzbpSreY6?g_st=ic

 

スコットランド:

Glencoe/グレンコー

https://maps.app.goo.gl/QCSvsCVFZyrK4eWt7?g_st=ic

 

スコットランド:ラナークシャー州

Biggar/ビガー

https://maps.app.goo.gl/7yEZx4g9BCmcpPHZ7?g_st=ic

 

イタリア:シチリア島

Syracuse/シラキューザ

https://maps.app.goo.gl/iNUvPAjGnBDH48QEA?g_st=ic

 

Ear of Dionysius/ディオニシウス洞窟

https://maps.app.goo.gl/4aLz12YcW6gykmGs6?g_st=ic

 

Castellammare Del Golfo

https://maps.app.goo.gl/9arrisxETonkN7Nc7?g_st=ic

 

Grotta Dei Cordari/グロッタ・デイ・コルダリ洞窟

https://maps.app.goo.gl/kiNCxPL9jyeoE1Am9?g_st=ic

 

Neapolis Archaeolgical Park/ネアポリス考古学公園

https://maps.app.goo.gl/jhwK551TgDTNSCdY6?g_st=ic

 

Castello Maniace/マニアーチェ城

https://maps.app.goo.gl/nJB9doWRqGWVuv1H8?g_st=ic

 

Temple of Segesta/セジェスタ神殿

https://maps.app.goo.gl/rR5Qvte1QeQcPHra7?g_st=ic

 

モロッコ:

Fez/フェス

https://maps.app.goo.gl/tYrELZjUMjSNed2u7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

1943年、ドイツ占領下のある土地にて、「ロンギヌスの槍」を探していたインディとバジルは、ナチスに捕えられてしまう

「ロンギヌスの槍」は偽物だったが、そこにいた科学者のフォラーは「アルキメデスの時計盤の一部」を見つけて目の色を変えた

それを奪って逃げることにしたインディたちは、追いかけてきたフォラーを振り切るものの、「アルキメデスの時計盤」の片方の行方はわからなくなってしまった

 

それから25年後、インディは大学教授となり、最後の授業を迎えていた

やる気のない生徒たちの中に、一人だけ質問をしてくる女性がいて、彼女はバジルの一人娘のヘレナだった

ヘレナも考古学を専攻し、父の研究を受け継いでいた

かつて失われた「アルキメデスの時計盤」の行方を追っていて、彼女は金のためにそれを追っていた

 

だが、その場に謎の集団が乱入し、ヘレナは咄嗟に時計盤を持って逃走する

追手は職員たちをも無惨に殺していき、インディは捕まってしまった

何とか逃亡に成功したインディは、ヘレナを追ってモロッコに飛ぶことになったのである

 

テーマ:歴史と後悔

裏テーマ:自分のいるべき世界

 

■ひとこと感想

 

『インディ・ジョーンズ』のシリーズについては、金曜ロードショーで見た記憶がある程度で、おそらく劇場で観たことはないと思います

前作の『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカイの王国』が2008年のことなので、本格的に映画を観る前のことになりますね

前作の4つを見返す時間も取れなかったので、何となく察することができるだろうと特攻して参りました

 

率直な感想としては、「4DX向きの映画かな」という感じで、映像も激しいですが、劇伴も常に鳴りまくっている感じでしたね

IMAXシアターの最前列で鑑賞していましたが、迫力はなかなかのものでした

 

物語は、近づいて来た美女が旧友の娘ということで、ロマンス路線には行くこともなく、奪い奪われを繰り返していきました

カーチェイスなども激しくて、定年を迎えた高齢男性のアクションではありませんね

そのあたりを突っ込むのは野暮だと思いますが、気になる人は気になるのかもしれません

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】インディ・ジョーンズと運命のダイヤル【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/386018/review/69c858da-b310-4997-8200-f2d531aa60db/

 

公式HP:

https://www.disney.co.jp/movie/indianajones-dial

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投稿者 Hiroshi_Takata

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