■映画鑑賞まとめ■
1月、第2週(2024.1.8〜2024.1.14)
Contents
■エクスペンダブルズ ニューブラッド
■オススメ度
シリーズのファンの人(★★)
ステイサムのファンの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.1.7 字幕 イオンシネマ京都桂川
■映画情報
原題:Expend4bles(The Expendables 4)
情報:2023年、アメリカ、103分、R15+
ジャンル:核兵器を狙う悪党の野望を阻止する非合法武装集団を描いたアクション映画
監督:スコット・ウォー
脚本:カート・ウィマー&タッド・ダガーハート&マックス・アダムス
キャスト:
ジェイソン・ステイタム/Jason Statham(リー・クリスマス:エクスペンダブルズの副リーダー、ナイフ使い)
シルベルター・スタローン/Sylvester Stallone(バーニー・ロス:エクスペンダブルスのリーダー)
ドルフ・ラングレン/Dolph Lundgren(ガンナー・ヤンセン:エクスペンダブルズのメンバー、アル中のスナイパー)
ランディ・クートゥア/Randy Couture(トール・ロード:エクスペンダブルズのメンバー、ナイーブな格闘家)
ジェイコブ・スキピオ/Jacob Scipio(ガラン:バーニーを信奉する新メンバー)
レビ・トラン/Levy Tran(ラッシュ:新メンバー)
50セント、カーティス・ジャクソン/50 Cent、Curtis James Jackson(イージー・ディ:新メンバー)
アンディ・ガルシア/Andy Garcia(マーシュ:CIAのオペレーター、エクスペンダブルスの管理人)
ルーシー・ニューマン=ウィリアムズ/Lucy Newman-Williams(ルッソ:CIAエージェント、マーシュの副官)
ミーガン・フォックス/Megan Fox(ジーナ:クリスマスの恋人)
トニー・ジャー/Tony Jaa(デーシャ:バーニーの旧友、元エクスペンダブルズのメンバー)
イコ・ウワイス/Iko Uwais(スアルト・ラフマト:核兵器を奪う傭兵、)
ダレン・ノップ/Daren Nop(ボク:ラフマトの右腕)
Dan Chupong(フェン・リョン・バイ:引き渡し要求される囚人、ラフマトの仲間)
Karim Saidi(フィーザン:核兵器のスイッチを持っているリビアの武器商人)
Samuel Black(ランドール:クリスマスのバイト先のインフルエンサー)
Mike Möller(ジャンボ・シュリンプ:バーニーの指輪を奪った男)
■映画の舞台
リビア:
ロシア近海:
タイ:
ロケ地:
ギリシャ:
テッサロニキ/Thessaloniki
https://maps.app.goo.gl/8dLhvVfKERviCxWX6?g_st=ic
ブルガリア:
ソフィア/Sofia
https://maps.app.goo.gl/P8Mz7UZrBHpchdNY7?g_st=ic
イギリス:
ロンドン
■簡単なあらすじ
消耗品軍団と呼ばれるエクスペンダブルズは、CIAオペレーター・マーシュの指示にて、リビアへと派遣されていた
リビアではオセロットと呼ばれる謎の男の配下である傭兵スアルト・ラフマトが武器商人から核兵器の起爆コードを強奪しようとしていた
エクスペンダブルズの到着は間に合わず、ラフマトは武器商人のフィーザンを殺して逃走してしまう
次にエクスペンダブルズはラフマトが潜伏している化学工場へと向かうものの、対航空機用のランチャーの迎撃を受けて、バーニーが乗っていた飛行機が撃墜されてしまった
奪還ミッションも失敗に終わり、チームを立て直す必要があったが、マーシュは命令に背いたクリスマスを外し、彼の恋人であるジーナをリーダーに据えることになった
ジーナたちはマーシュの指示のもと、ロシアに向かっているタンカーを目指す
そして、その頃、バーニーの仇を討ちたいクリスマスは、マーシュの旧友のデーシャにコンタクトを取るためにタイへと向かっていた
テーマ:消耗品の生き甲斐
裏テーマ:リーダーの資質
■ひとこと感想
予告編で「敵討ち」が明言されているのですが、「絶対生きているヤツやん」と思ってしまう流れになっていましたね
どこで復活するのかなと思っていましたが、ヒーローは最もカッコいい登場の仕方をするので、あのシーンしかないかなと思ってしまいます
映画は、ラスボスが誰なのかをミステリーにしていますが、このオチだとミステリー映画だったら暴動が起きているレベルのように思えます
あの程度でバレるのを10年以上隠し通す方が難しいように思えました
物語はあってないようなもので、クリスマスの恋人のヒスっぷりがなかなか道に入っていましたね
表情が乏しくてCGにしか見えないのですが、特殊部隊に配属されたAI搭載のアンドロイドだと思っておけばOKなのかなと思いました
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】エクスペンダブルズ:ニューブラッド【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/96732/review/03330851/
公式HP:
■笑いのカイブツ
■オススメ度
お笑いについて考えたい人(★★★)
夢と成功の関係について考えたい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.1.9(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2023年、日本、116分、G
ジャンル:笑いに取り憑かれた青年の半生を描くヒューマンドラマ
監督:滝本憲吾
脚本:滝本憲吾&足立紳&山口智之&成宏基
原作:ツチヤタカユキ『笑いのカイブツ(文春文庫)』
Amazon Link → https://amzn.to/47sxtJ6
キャスト:
岡山天音(ツチヤタカユキ/アレマ侯爵:構成作家を目指すハガキ職人)
片岡礼子(おかん:ツチヤの母)
松本穂香(ミカコ:ツチヤの想い人、バーガーショップの店員)
菅田将暉(ピンク:ツチヤを気に入るホスト)
【ラジオ番組パート(東京)】
仲野太賀(西寺/ベーコンズ:ツチヤを気にいる芸人)
板橋駿谷(水木/ベーコンズ:西寺の相方)
前原滉(氏家:ラジオ番組の構成作家)
管勇毅(佐藤:ラジオ番組のディレクター)
松角洋平(内山:ラジオ番組のプロデューサー)
【劇場パート(大阪)】
前田旺志郎(山本:劇場の構成作家)
淡梨(トカゲ:ツチヤと組むピン芸人)
■映画の舞台
大阪府:大阪市(道頓堀付近)
東京都:23区内某所
ロケ地:
大阪府:吹田市
ESAKA MUSE(大阪の劇場)
https://maps.app.goo.gl/3cSG7dz5rmzduXmE8?g_st=ic
大阪市:都島区
まつい亭
https://maps.app.goo.gl/Nvio6dyLhtxMmiuw8?g_st=ic
BAR杉の子
https://maps.app.goo.gl/gHohi8XKGi71yn4b9?g_st=ic
BarSouth
https://maps.app.goo.gl/oPyyaK339XtwWGeK9?g_st=ic
肉バル×イタリアンRivio
https://maps.app.goo.gl/2sswnNvBePejFw7E9?g_st=ic
大阪市:中央区
大阪男塾(ホストクラブ)
https://maps.app.goo.gl/7agcyGivWgiapo6h7?g_st=ic
魔女の厨房 CAULDRON
https://maps.app.goo.gl/Z8Te89MyvmbEPNsN7?g_st=ic
東京都:台東区
浅草花劇場
https://maps.app.goo.gl/ZjiLwJ3tpxGcEboz8?g_st=ic
浅草花やしき
https://maps.app.goo.gl/sfpbSQSFd2sNWp1g6?g_st=ic
東京都:港区
焼肉晩翠
https://maps.app.goo.gl/JQW1GjoPPmyYnzvU6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
大阪でデジタル大喜利に入れ込んでいるツチヤタカユキは、構成作家になることを夢見て、膨大な量のネタを昼夜問わずに作っていた
シングルマザーのおかんは日替わりで男を連れ込んでいたが、息子の活動については何も言わなかった
ようやく念願のデジタル大喜利でのレジェンドになったツチヤは、その名札で劇場へと足を運ぶ
支配人から見習いとして雇われるものの、誰もがツチヤを毛嫌いしていた
ツチヤはトカゲというピン芸人の作家となるものの、自分のネタとして認められない日々が募りとうとう辞めてしまった
ツチヤは次にラジオ番組のハガキ職人に転じ、そこで再び膨大な数のネタを送りつける
お笑いコンビのベーコンズの西寺はツチヤのネタを気に入り、ラジオで「一緒に仕事をしよう」と呼びかける
ツチヤは意を決して上京し、西寺のもとを訪れることになったのである
テーマ:笑いとは何か?
裏テーマ:成功の要因
■ひとこと感想
お笑いに取り憑かれた青年がハガキ職人になったぐらいの知識しかなく鑑賞
テレビの大喜利番組に入れ込んで称号を手に入れようとしているあたりからヤバさが全開になっていましたね
原作未読、本人の作品も知りませんが、今も健在で活躍されているのなら良かったと思います
お笑いとは何かという哲学的なテーマもありながら、物語の本懐は「成功するために必要なこと」を描いていたように思います
特に、「人間関係不得意」の彼は能力があっても開花させることは難しく、笑いを作っているのはネタ作家だけではないという事実が描かれていきます
映画は、ツチヤを演じた岡山天音の快演に心酔する内容で、助演の菅田将暉、中野太賀の好演も光るものがありました
常に絶望という感じで、命を削ってネタを書いているのですが、リラックスを生むはずのお笑いが精神を削って生み出されるというのは不条理のようにも思えます
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/95535/review/03330853/
公式HP:
https://sundae-films.com/warai-kaibutsu/
■宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました
■オススメ度
抱腹絶倒系のコメディが観たい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.1.10(アップリンク京都)
■映画情報
原題:육사오(6/45)、英題:6/45
情報:2022年、韓国、113分、G
ジャンル:ロト6の当選くじを巡る南北境界線兵士の悲哀を描くコメディ映画
監督&脚本:パク・ギュテ
キャスト:
コ・ギョンピョ/고경표(パク・チョヌ:1等6億円の宝くじを手に入れる韓国兵、兵長)
【韓国軍】
ウム・ムンソク/음문석(カン・ウンピョ:チョヌの上役、少哨長)
クァク・ドンヨン/곽동연(キム・マンチョル:換金の使命を受ける韓国上等兵)
リュ・スンス/류승수(韓国の給水補給官)
【北朝鮮軍】
イ・イギョン/이이경(リ・ヨンホ:チョヌが失くした宝くじを拾う北朝鮮の上級兵)
パク・セワン/박세완(リ・ヨニ:ヨンホの妹、北朝鮮の軍宣伝隊の兵士)
イ・スンウォン/이순원(チェ・スンイル:北朝鮮の政治指導員)
キム・ミンホ/김민호(パン・チョルジン:ダンスが得意で情報アクセス権限を持つ北朝鮮の上級兵)
ユン・ビョンヒ/윤병희(キム・ガンチョル:北朝鮮の保衛指導員)
ナム・ドヨン/남도윤(チョ・ヨンチョル:農園で働く北朝鮮の少年兵)
【その他】
パク・ヘジン/박희진(ソウルの女社長)
イ・ヒョンゴル/이현걸(チャ室長:ロトブローカー)
■映画の舞台
韓国:ソウル
南北境界線437番監視所
ロケ地:
韓国:ソウル
■簡単なあらすじ
ソウルの飲み屋にて無造作に扱われたロト6は、風に運ばれ、軍用車の引っかかるなどの紆余曲折を経て、南北軍事境界線の監視所にたどり着いた
韓国側の監視所にて働いている兵長のチョヌは、その宝くじを拾い、それが1等当選していたことで浮かれておかしくなっていた
小哨長のウンピョは彼を病院に送ろうと考えるほどに常軌を逸していたが、ある日監視台の上で宝くじを眺めていた時、それは風に飛ばされて、北朝鮮側へと飛んでいってしまった
チョヌは境界線の柵の下を掘って北朝鮮に侵入し、そこで宝くじを探し始める
そして、それは北朝鮮の上級兵ヨンホの手元にあることがわかった
チョヌはその宝くじを返すように告げるものの、ヨンホは「分け前」を主張し、二人の交渉は決裂してしまう
だが、そんな交渉を続けているうちに、二人のおかしさに気づいた両陣営は、彼らの共通の秘密に近づいてくる
チョヌはウンピョに隠し通せず、ヨンホも政治指導員スンイルにばれて仕舞う
そして、両陣営は交渉のテーブルにつくために潜入し、サインを送り合って「共同給水区域(JSA)」にて、再び交渉を再開することになったのである
テーマ:強欲の果て
裏テーマ:無欲と本能
■ひとこと感想
松尾スズキが字幕監修をしていると宣伝されている本作は、骨の髄までコメディ映画となっていて、行きつけのミニシアターでは、かつてないほどの笑いが巻き起こっていました
抱腹絶倒とはこのことで、十数人の観客のほぼ全員がどこかしらで笑っていたのではないかと思います
映画は、南北境界線にたどり着いた宝くじを巡るバトルなのですが、その緊張を忘れさせるほどにはっちゃけていたと思います
北朝鮮には怖い指導員がいるものの、実は「少ない情報で韓国アイドルにかぶれている」などのありそうなネタをぶっ込んできます
そんな中、人質を交換して保証し合うという展開になるものの、彼らの軍人としての有能性が思わぬ展開を迎えていくのは凄かったですね
このあたりの「なさそうでありそう」という絶妙なラインがうまくできていて、さらにあるあるネタをぶっ込んだり、ソウルに行ってからも一悶着あるところは上手いシナリオになっていました
ラストのオチもクスッとできる感じで、それぞれが拾得物としての権利にあやかったというのはほっこりとしてしまいましたね(ある人物を除く)
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました【後半:ネタバレ】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/100386/review/03335376/
公式HP:
https://takarakujimovie.com/
■ミツバチと私
■オススメ度
ジェンダー問題に関心がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.1.11(京都シネマ)
■映画情報
原題:20.000 especies de abejas(2万種類のミツバチ)、英題:20,000 Species of Bees
情報:2023年、スペイン、128分、G
ジャンル:ジェンダーに悩む少女と家族の葛藤を描いた青春映画
監督&脚本:エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン
キャスト:
ソフィア・オテロ/Sofía Otero(アイトール/ココ/ルシア:性的自認に悩む8歳)
パトリシア・ロペス・アルナイス/Patricia López Arnaiz(アネ:ココの母、彫刻家)
マルチェロ・ルビオ/Martxelo Rubio(ゴルカ:ココの父)
ウナス・シャイデン/Unax Hayden(エネコ:ココの弟)
アンドレ・ガラビエタ/Andere Garabieta(ネレア:ココの義理の妹)
アネ・ガバラン/Ane Gabarain(ルルデス:ココの叔母、養蜂家、蜂治療の診療所運営)
イツィアル・ラスカノ/Itziar Lazkano(リタ:ココの祖母、アネの母)
サラ・コサル/Sara Cozar(レイレ:ココの叔母)
ミゲル・ガルセス/Miguel Garcés(ジョン:ココの叔父)
Julián Urkiola(ユリアン:アネの親戚)
Julene Puente Nafarrate(ニコ:ユリアンの孫、ココのいとこ)
■映画の舞台
フランス:バイヨンヌ
スペイン:バスク地方ラウディオ
ロケ地:
スペイン:
ラウディオ/Laudio
https://maps.app.goo.gl/pWzqYk64fnuAMV1q8?g_st=ic
フランス:
アンダイエ/Hendaia
https://maps.app.goo.gl/Z5GVVUnMB1ktmkG8A?g_st=ic
■簡単なあらすじ
8歳の少年アルチールは、自分をそう呼ばれたくないと公言し、周囲は「ココ(坊主みたいな意味)」と言い換えて接していた
ココには活発な弟エネコと義理の妹ネレアがいて、母アネは父の影響で彫刻家として作品を作り続けてきた
ある夏の日、フランスからスペインの親戚の元にバカンスに訪れたココは、いとこのニコと仲良くなって、一緒に遊ぶようになっていた
だが、ニコの男性らしからぬ見た目と行動は親戚の間に動揺を走らせ、それがアネのストレスになっていた
アネは次第にココに強くあたるようになり、ココは養蜂家の叔母ルルデスと過ごす時間が増えてくる
そして、ココはルルデスに悩みを打ち明け、「自分自身がわからないこと」を素直に話し始めるのである
テーマ:性自認とアイデンティティ
裏テーマ:理解と対話
■ひとこと感想
予告編だけ見るとどっちにも見える感じで、主人公ココは生物学的男性だけど、演じたソフィア・オテラは女の子なのかなと感じました
母アネは自分の人生がうまくいかないのを周囲のせいにするタイプで、自身の作家人生に対しても真剣に向き合っているとは言えません
そんな彼女が現実を突きつけられてどうするかというのが命題になっています
アネとルルデスが言い合うシーンが象徴的で、「ココの話にどこまで耳を傾けているか」という直球が、アネをさらに追い詰めていくのは見ていて辛いものがあります
親が子どもの性の不一致を認める難しさというものがあって、認めたくても、彼女には味方がいないのですね
このあたりは、そのような概念が育つ前の純粋が周りにいる分、ココの方が楽に見えてくるのは不思議でした
とは言え、自分がわからないということで一番悩みが大きいのはココ自身で、それは同年代の純粋さによる攻撃というものは大人のようにオブラートに包まないからなのですね
言葉には発しないけど、態度で露骨に出る場合もあるし、エグるような言葉が出るのが幼少期の反応のように思えてきます
また、理解できない子は親などに聞いてしまうので、それによって宣言をしなくても、そのように扱われてしまうというストレスも生み出すのかなと思いました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/98808/review/03343532/
公式HP:
https://unpfilm.com/bees_andme/
■消えない灯り
■オススメ度
空き家問題に関心がある人(★★)
親子の想いのすれ違いに興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.1.11(アップリンク京都)
■映画情報
情報:2023年、74分、日本、G
ジャンル:父の急死に伴い、実家の処分を考えることになった娘を描くヒューマンドラマ
監督&脚本:井上博貴
キャスト:
織田美織(花村茉莉:過疎化が進んだ故郷に帰る女性、元出版社の社員)
(幼少期:藤山千恵梨)
金澤美穂(林陽子:茉莉の実家に現れる若い女)
塩顕治(林勇作:陽子の夫)
宍戸美和公(田川佳代:茉莉の実家の近所のおばちゃん)
北浦愛(梅川芽衣:茉莉の親友、元同僚)
諏訪珠理(青木優吾:茉莉のバイト先の厨房)
温水洋一(藤本博之:茉莉のバイト先の店長)
朝加真由美(佐倉沙希:男を作って出て行った茉莉の母)
平田満(花村弘泰:茉莉の亡き父)
■映画の舞台
東京:都心のどこか
東京近郊のどこか(ロケ地は神奈川県相模原市)
ロケ地:
神奈川県:相模原市
工房 Café イホロ
https://maps.app.goo.gl/SDUZVm3eGZ3dUYUj7?g_st=ic
ほーむばるITADAKI
https://maps.app.goo.gl/FKU17e4AgT6CYYev9?g_st=ic
東京都:杉並区
永福食堂
https://maps.app.goo.gl/8tWyaUaVe8fXnGCe7?g_st=ic
グリルマリノ
https://maps.app.goo.gl/z1Q5brXg23riZ62b6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
大手出版社に勤めていた茉莉は、多忙と上司との軋轢が重なって、休養することになってしまう
父にそのことを言えず、時間があるものの会うことを躊躇っていて、そうこうしている間に、父は急死してしまった
茉莉は父が住んでいた実家の処分に悩んでいて、当初は売りに出すつもりでいた
だが、実家に帰った際に父の幻を見たことと、そこに見知らぬ女が近づいていると聞いて、維持する方向で考え始めた
レストランのバイトの時間も増やし、その資金を捻出する茉莉だったが、田舎との往復に休む間もなくなってしまう
そんな折、茉莉は近所の噂になっていた女性を見かけることになった
女性は陽子と言い、父の教え子だったと言う
そして、家庭の事情で何かあった時には相談に乗っていたことを聞かされるものの、今度は陽子の夫・勇作が出てきて話はややこしくなっていく
茉莉は陽子と夫の問題に挟まれながら、バイト先での軋轢に晒されていく
そして、環境を変えて、実家で暮らしながら働こうと考え始めるのである
テーマ:家に棲むもの
裏テーマ:父の無言
■ひとこと感想
死んだ父の幽霊を見る、という内容で、それの意味を考える娘が描かれていました
あまり父親には執着がない感じに描かれていますが、付かず離れずという距離感だったのかなと思いました
存在感あるのは母親の方で、欲望に従順ではあるものの、実際にいたら「あの女には金を渡したくない」という謎のモチベーションが生まれて来そうな気がしてしまいます
物語は、社会から逸脱した女性の再生を描いていて、そのモチベーションをどこに持っていくかという命題が描かれていきます
教え子と称する謎の女性の存在は、父親の意外な一面を浮き立たせる一方で、自分と父との関係の希薄さが生んだことのようにも見えてきます
陽子も自分の人生を生きるために決断をしますが、彼女が自分で言えるようになったのは、心の味方が増えたからのようにも思えますね
74分の短めの尺ではありますが、ゆったりと時間が流れるような感じのつくりになっていますね
それでも退屈さは感じないのは、要所要所にアクセントが効いたエピソードが登場するからなのかなと思いました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/100067/review/03359728/
公式HP:
https://www.palomapro.com/kienaiakari
■ある閉ざされた雪の山荘で
■オススメ度
多重構造のミステリーが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.1.12(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2024年、日本、109分、G
ジャンル:ある山荘で行われるオーディションにて次々と不可解なことが起きる様子を描いたミステリー映画
監督:飯塚健
脚本:加藤良太&飯塚健
原作:東野圭吾『ある閉ざされた雪の山荘で(1992年、講談社文庫)』
→Amazon Link https://amzn.to/3Sim9uE
キャスト:
重岡大毅(久我和幸:オーディションに参加する唯一の部外者)
間宮祥太朗(本多雄一:劇団のトップ俳優)
中条あやみ(中西貴子:公演直前に役を奪われた女優)
岡山天音(田所義雄:恋愛感情を拗らせたクセあり俳優)
西野七瀬(元村由梨江:世間知らずのお嬢様女優)
堀田真由(笠原温子:役のためなら超勝気なワガママ女優)
戸塚純貴(雨宮恭介:優しい劇団のリーダー)
森川葵(麻倉雅美:圧倒的演技力のカリスマ女優)
大塚明夫(東郷陣平:劇団「水滸」の主宰)
■映画の舞台
大雪で閉ざされたオーディション会場「Shiki Villa」
ロケ地:
千葉県:君津市
房総 四季の蔵
https://maps.app.goo.gl/SyJZLWJ2Vs9nJUXT7?g_st=ic
千葉県:館山市
Cairns House(山荘内)
https://maps.app.goo.gl/fuXsoEzVdZUjwWj59?g_st=ic
山荘外観
https://maps.app.goo.gl/VTBkmuza9Ysxdd4S7?g_st=ic
見物海岸(バス停:九十九:架空)
https://maps.app.goo.gl/Cj1qDoqqYgGKPrsx8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
劇団「水滸」のメンバー6人と部外者1人は、劇団の次回作のオーディションのために、海岸沿いのある別荘に集められていた
主宰の東郷先生の仕掛けとして、次回作「ある閉ざされた雪の山荘で」と銘打たれた演劇は、そこで起きる事件を解いた者が、主役になれるというものだった
招かれたのはリーダーの雨宮、トップ俳優の本多、劇団出資者の娘・由梨江、由梨江に恋心を抱く田所、ワガママで主宰と関係を噂される温子、温子に役を奪われた貴子、そして前回のオーディションに参加していた部外者の久我の7人だった
レストランで働いている久我が料理を作り、それぞれは事件が起こるのを待つ
リビングにはアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』が置かれていて、事件のヒントになりそうな予感がしていた
そして、2日目の朝、一人目が姿を消してしまうのである
テーマ:閉鎖空間の狂気
裏テーマ:因果応報
■ひとこと感想
山荘に閉じ込められた7人の俳優が事件に巻き込まれるという設定だけを頭に入れて鑑賞
原作未読だったので、良い意味でラストのオチには裏切られました
それでも、腑に落ちない部分が結構あったので、今でもモヤモヤしていますね
物語は、オーディション会場で事件が起きて、それを解決した人が次の公演の主役になれるというもので、そこに選ばれた7人が来たという感じになっています
いきなり海辺の別荘に来たので、雪設定どうなった?と思っていましたが、オーディションの設定で、その設定を無視することはできないという縛りになっていました
基本的に7人以外は登場せず、8人目が鍵を握っていることは序盤からわかる設定になっていましたね
主宰は声だけの登場かと思いましたが、回想シーンでしれっと出ていたのは笑ってしまいました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/99993/review/03352063/
公式HP:
https://happinet-phantom.com/tozayuki/
■アクアマン 失われた王国
■オススメ度
シリーズのファンの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.1.12(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:Aquaman and the Lost Kingdom(アクアマンと失われた王国)
情報:2023年、アメリカ、124分、G
ジャンル:ある目論見によって蘇った失われし王国との戦いを描いたアクション映画
監督:ジェームズ・ワン
脚本:デビッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック
↓前作『アクアマン』Amazon Link
キャスト:
ジェイソン・モモア/Jason Momoa(アーサー・カーリー/アクアマン:アトランティス王国の王)
パトリック・ウィルソン/Patrick Wilson(オーム・マリウス/元オーシャンマスター:アーサーの異母弟)
アンバー・ハード/Amber Heard(メラ/アンバー・ハードメラ:アーサーの妻、ネレウスの娘)
Tyler Burger&Maddox Cruz-Porter&River Ao Moemoea Green&Nikau Keats Green&Bodhi McCabe&Elliot Oben-Pepra&Lucian Oben-Pepra&Arthur Rowe-Mayer&Noah Rowe-Mayer(アーサー・ジュニア)
ニコ-ル・キッドマン/Nicole Kidman(アトランナ:アーサーとオームの母)
テムエラ・モリソン/Temuera Morrison(トム・カーリー:アムネスティ湾で働くアーサーの父)
John Rhys-Davies(甲殻王)
Vincent Regan(アトラン:アトランティスの初代の王)
ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世/Yahya Abdul-Mateen II(デイビッド・ケイン/ブラック・マンタ:アーサーたちを狙う海賊兼傭兵)
Jani Zhao(スティングレイ:ブラック・マンタの忠実な部下)
ランドール・パーク/Randall Park(ステファン・シン博士:アトランティス発見を夢見る人間の海洋学者、ブラック・マンタの協力者)
ドルフ・ラングレン/Dolph Lundgren(ネレウス王:ゼベルの王、メラの父)
Martin Short(キングフィッシュ:海賊の支配者、闇ブローカー)
Pilou Asbæk(コーダックス:ネクラス国の幽閉されている統治者、アトランの弟、ブラック・トライデントの創造者)
Indya Moore(カーション女史:アトランティスの評議会の指導者)
■映画の舞台
海の帝国アトランティス&ネクラス
古代オリカルクム精錬所
海賊の王国「深淵の砦」
アメリカ:テキサス州ダラス
アメリカ:メイン州アムネスティ
南極大陸
ロケ地:
イギリス:
サンストン・サンズ/Saunton Sands
https://maps.app.goo.gl/47dNuRw9bp5mg6Ld7?g_st=ic
ロンドン/London
アメリカ:
ハワイ/Hawaii
アメリカ:カリフォルニア州
ロサンゼルス/Los Anngels
アメリカ:カリフォルニア州
マリブ/Malibu
https://maps.app.goo.gl/m9z8V4NVEBforqVn7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
前作にて、アトランティス王となったアーサーは、メラと結婚し、アーサー・ジュニアを授かっていた
アーサーはジュニアにメロメロで、王としての公務を疎ましく思っていた
その頃、南極大陸では、アトランティスを探そうとシン博士とブラックマンタことデイビッドがともに探索していた
二人は海底に王国を見つけ、デイビッドはそこで古代の武器ブラック・トライデントを手にした
ブラック・トライデントにふれたデイビッドは封印されたメッセージを受け取り、さらに特別な力を手に入れることになった
それから5ヶ月後、地球は異常気象に見舞われ、記録的な温度上昇が続いていた
その頃、デイビッドとシン博士は海底王国で見つけた戦艦に乗って、アトランティスを目指していた
そこには「オリカルクム」という物質があり、それによってデイビッドはスーツの修復を目論んでいた
アトランティスは接近するデイビッド達と交戦状態に入り、その戦闘の中メラが負傷してしまうのである
テーマ:王として
裏テーマ:兄弟の絆
■ひとこと感想
前作の記憶はほぼ消失した状態で鑑賞
さすがに何も覚えていないとキツい内容になっていました
劇中で大体説明されるので補完できますが、予習しておいた方が良いのは間違いないと思います
映画は、環境問題が登場し、謎の昆虫食推しがあるのですが、マジで虫は無理なので、もう見返すことはないと思います
また、結構映像の速度が速くて思った以上にチカチカするので、中段あたりの席の方が良いと思います
物語は、前作で戦いあった兄と弟が共闘するというベタなもので、共通の敵が現れたために休戦している感じになっています
アクションシーンが満載で、いろんな場所に行って、いろんな敵と遭遇しますが、回り道ばかりなので話が全く進んでいきませんでした
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■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/94459/review/03352061/
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