まとめ

■映画鑑賞まとめ■

 

1月、第6週&2月、第1週(2024.1.29〜2024.2.4

 


カムイのうた

 

■オススメ度

 

アイヌについての理解を深めたい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.1.29(京都シネマ)

 

■映画情報

 

情報:2024年、日本、135分、G

ジャンル:アイヌの伝統ユーカラを翻訳した知里幸恵の半生を描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:菅原浩志

 

キャスト:

吉田美月喜(北里テル:女学校への進学を希望する女の子、モデルは知里幸恵)

 (10歳時:茅本梨々華

望月歩(一三四:テルの幼馴染)

   (幼少期:石谷彪真

 

島田歌穂(イヌイェマツ:テルの叔母、ユーカラの伝統者、モデルは金成マツ)

 

加藤雅也(兼田善哉:アイヌ語研究の教授、モデルは金田一京助)

清水美砂(兼田静:教授の妻)

 

天宮良(小嶋:帝国大学民俗学教授)

 

伊藤洋三郎(佐々木原:第五尋常小学校の校長)

石川慶太(宮沢賢治:第五尋常小学校の鬼教師)

遠藤雅(山田:女子職業學校の担任)

 

阿部進之介(レモㇰ :一三四の祖父、若年期)

   (老齢期:パスタ功次郎

菜月(パロカリレ:レモㇰの妻、若年期)

加藤憲史郎(正治:一三四の弟)

演者不明(モト:テルの妹)

 

清水伸(矢野:駐在所の巡査)

 

■映画の舞台

 

大正6年、

日本:北海道

日本:東京

 

ロケ地:

北海道:東川町

https://maps.app.goo.gl/FwPMZBr4NMmLMBmQ6?g_st=ic

 

北海道:札幌市

野外博物館北海道開拓の村

https://maps.app.goo.gl/A44oGpLUgpjHmyc69

 

北海道:岩内郡共和町

共和町かかし古里館

https://maps.app.goo.gl/e37zDuV2sAatZ3aS8

 

北海道:小樽市

小樽市総合博物館

https://maps.app.goo.gl/xKnNqVDUoX1BHKePA

 

■簡単なあらすじ

 

アイヌとして初めて職業学校に入学したテルは壮絶ないじめに耐えながら勉学に励んでいた

テルは叔母のイヌイェマツに育てられ、幼馴染の一三四とともに日々を過ごしていた

 

ある日、東京から兼田と言う言語学者がイヌイェマツのユーカラ(叙事詩)を聴くために訪れていて、テルはアイヌとして差別されている苦悩を打ち明ける

だが兼田は、「あなたたちは世界で唯一無二の口承伝統を持つ誇り高き民族である」と断言する

 

兼田はテルの教養の高さを感じ、ユーカラを文語化する手伝いをしないかと働きかける

テルは時間を惜しんでローマ字で書き写し、それを日本語に訳していく

その往復書簡の末、テルは東京にて翻訳の書籍化に向けて活動を始めることになった

 

テーマ:民族の誇り

裏テーマ:口語と文語の余白

 

■ひとこと感想

 

実のところ、翌日に予定を組んでいて、別の映画を観るつもりでいました

それで、電車に乗った後にチケットを買おうとしたら時間を間違えていまして

そこで急遽、別の映画とスケジュールを入れ替えることになりました

映画館に着いたらパンフレットが品切れだったのですが、映画が終わった後に立ち寄ると再入荷されていると言う奇跡に立ち会うことになりました

 

映画は、高評価を受けていることは知っていたので期待値MAXで鑑賞しましたが圧巻の一言でしたね

ユーカラの歌唱シーンも、それを筆記するシーンも、冒頭の引用のナレーションも最高だったと思います

 

物語は、知里幸恵の半生を描くことになっていて、北里サトと言う名前で登場していました

彼女の叔母は金成マツと言う人がモデルになっていて、アイヌ名はイメカヌと言う名前になります

また、兼田教授のモデルは金田一京助になりますね

 

彼女の短すぎる半生を描くことになっていて、アイヌ語が字幕で登場するシーンもありました

キャスト情報は色々とググってみましたが、さすがに現地の子役さん、アイヌの方々の情報は皆無なので埋めようがありませんでした

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】カムイのうた【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/97460/review/03426529/

 

公式HP:

https://kamuinouta.jp/


コット、はじまりの夏

 

■オススメ度

 

少女の成長譚に興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.1.29(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題An Cailín Ciúin(無口な女の子)、英題:The Quiet Girl(無口な女の子)

情報:2022年、アイルランド、94分、G

ジャンル母の出産の際に親戚に預けられる少女を描いた青春映画

 

監督&脚本:コルム・パレード

原作:クレア・キーガン/Claire Keegan『Foster(2010年)』

Amazon Link https://amzn.to/490qpFq

 

キャスト:

キャサリン・クリンチ/Catherine Clinch(コット:田舎の移り住む9歳の少女)

 

キャリー・クロウリー/Carrie Crowley(アイリン・キンセラ:コットを迎え入れる叔母、コットの母方の親戚)

アンドリュー・ベネット/Andrew Bennett(ショーン・キンセラ:アイリンの夫、農場経営者)

 

マイケル・パトリック/Michael Patric(ダン:コットの父、アル中のギャンブル狂)

Kate Nic Chonaonaigh(メアリー:4人目を身籠っているコットの母)

 

Joan Sheehy(ウナ:シンニードの隣人)

Breandán Ó Duinnshleibhe(オーケーシー:ショーンの友人)

Grainne Gillespie(シンニード:父を亡くすアイリンの友人)

 

■映画の舞台

 

1981年、

アイルランド:

ウォーターフォード州:リン・ゲールタハト

https://maps.app.goo.gl/K5B7vSv6jv8fLKkm9?g_st=ic

 

ロケ地:

アイルランド:ダブリン

 

ミース州

サマーヒル/Summerhill

https://maps.app.goo.gl/F8jaZe5LKJ6bxZGf7?g_st=ic

 

モイナルベイ/Moynalvey

https://maps.app.goo.gl/5Agjoh1vi3i8VP8Z6?g_st=ic

 

カラタウン/Curraghtown

https://maps.app.goo.gl/5T9vKUgPU9ck1KZW6?g_st=ic

 

ガーロウ・クロス/Garlow Cross

https://maps.app.goo.gl/ATbdxscJHeFCWGFu6?g_st=ic

 

トリム/Trim

https://maps.app.goo.gl/LvdTkBGNHTV3nSUAA?g_st=ic

 

クロニミース/Clonymeath

https://maps.app.goo.gl/xQirJGcP7CPgyTvo7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

アイルランド在住の9歳の少女コットは、家族の中で浮いた存在で、両親も彼女の不可解な行動に呆れ果てていた

コットには姉が3人いて、母メアリーは出産を間近に控えていた

そこで両親はメアリーの親戚アイリンを頼り、「出産するまでの数週間」を限度として、コットを預けることになった

 

コットは父に連れられて、郊外の農場へと連れて来られる

そこには寡黙なショーンと面倒見の良い妻アイリンがいて、彼女は多くのことをコットに教えることになった

コットはいまだにおねしょ癖が治らず、アイリンは敷地内にある井戸には特別な効果があると、彼女にその水を飲ませていく

 

ある日、アイリンの友人シンニードの父ジェラルドが亡くなったという知らせが入る

そこでアイリンはコットを葬式に連れていくことになるのだが、コットは無関係だったために居場所に困ってしまう

そこで、シンニードの隣人ウナがコットを預かることになったのだが、彼女はアイリンたちの隠された家族の話をしてしまうのである

 

テーマ:投影

裏テーマ:成長と自立

 

■ひとこと感想

 

主演のキャロリー・クロウリーが注目されている作品で、若干9歳ながらにして、その美貌と存在感が際立つ映画となっていました

透明感のある少女性と、どこを切り取っても絵になるところは圧巻で、彼女を眺めるという分には最高の映画だと思います

 

映画は、コットが田舎の親戚の家に数週間泊まるという内容で、劇中でカウントされるのは「井戸の水を飲んだ回数」なのかなと思いました

1日3回飲んでいたら、合計100回なので1ヶ月程度の期間預けられたのかなと思いました

 

物語としてはかなり淡々としたもので、コットの出現によって、アイリンたちが抱えている問題が炙り出されるという展開を迎えます

二人に子どもがいない理由はそれとなく言及されていて、ウナが暴露してしまうことで、これまでに二人がコットに接してきた距離感というものがわかるようになっていました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】コット、はじまりの夏【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100690/review/03430016/

 

公式HP:

https://www.flag-pictures.co.jp/caitmovie/


ザ・ガーディアン/守護者

 

■オススメ度

 

コメディ色の強いアクション映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.1.31(T・JOY京都)

 

■映画情報

 

原題보호자(保護者)、英題:A Man of Reason(理性のある男)

情報:2022年、韓国、103分、G

ジャンル:服役を終えた男が知らぬ間に生まれていた娘と出会い守ろうとするアクション映画

 

監督:チョン・ウソン

脚本:チョン・ウソン&チョン・ヘシン

 

キャスト:

チョン・ウソン/정우성(チェ・スヒョク:10年間服役していた男)

 

キム・ナムギル/김남길(ウジン:スヒョクを狙う殺し屋、洗濯機)

パク・ユナ/박유나(ジナ:ウジンの相棒、爆弾魔)

 

パク・ソンウン/박성웅(パク・ウングク:反社のボス、スヒョクの元兄貴分、カイザングループの社長)

キム・ジュンハン/김준한(カン・ソンジュン:ウングクの部下、理事)

 

イ・エリヤ/이엘리야(キム・ミンソ:スヒョクの元恋人)

リュ・ジアン/류지안(インビ:ミンソの娘)

 

ムン・ソンファン/문성환(あんま師:ウングクの部下)

 

キム・ジュフン/김주헌(ジュノ:足を洗ったスヒョクの元相棒)

 

■映画の舞台

 

韓国各地

 

ロケ地:

韓国:

ソウル、釜山、水原、仁川

春川、江陵、清州、牙山

 

■簡単なあらすじ

 

ある事件にて10年間服役してきたスヒョクは、出所後恋人のミンソを訪ねた

彼女はスヒョクをある場所に連れていき、収監後に妊娠していたことを告げる

子どもをどうするか悩んだ時期もあったが、産んで育てることに決め、ミンソは「平凡な男になれたら会いにきて」と告げた

 

そこでスヒョクは足を洗うために、元兄貴分のウングクのもとへ出向く

グループは大きくなり、巨大組織に変貌していたが、スヒョクの意思は固かった

 

だが、スヒョクに劣等感を持っていたカン理事はウングクの言葉を盾にスヒョク殺害を目論みる

カン理事はお抱えの殺し屋ウジンとその相棒ジナにスヒョクの殺害依頼をかけた

二人はスヒョクに近づき、それによってミンソと娘のインビが巻き込まれてしまう

 

スヒョクは誘拐さえたインビを救出するために、二人の殺し屋を相手に攻防を繰り広けることになったのである

 

テーマ:平凡を望む理由

裏テーマ:保護者としての生き方

 

■ひとこと感想

 

韓国の犯罪系アクション映画ということで、かなりの激しさを期待していましたが、アクションシーンはそれなりに凄かったように思えます

とは言え、ストーリーがかなりありきたりで、自分の過去に巻き込まれる家族というプロットは使い古されたもののように思えます

 

映画は少々退屈なところがあって、バイオレンスのようでいてコメディっぽいというところがありましたね

特にカン理事の暴走で迷惑を被っている人ばかり登場する感じになっていて、嫉妬に駆られた醜さだけが際立っていました

 

ラスボス的な存在のウングクは登場するだけで、実質的にはあんま師をどう倒すかという流れになっていたのも微妙でしたね

それであのオチになるのは、色々と不可解な部分が多かったなあと思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ザ・ガーディアン/守護者【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100830/review/03433755/

 

公式HP:

https://klockworx-asia.com/gardian/


違う惑星の変な恋人

 

■オススメ度

 

四角関係の妙なラブコメに興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.2.1(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

情報:2024年、日本、116分、G

ジャンル:拗れた四角関係を描いた日常系ラブコメ映画

 

監督&脚本:木村聡志

 

キャスト:

莉子(むっちゃん/玉山むつみ:空気の読めないおとぼけピュア女子、美容師)

筧美和子(グリコ/江崎:むっちゃんの先輩、ブレブレ女子)

 

中島歩(ベンジー/浅井:むっちゃんの想い人、罪作りでマイペース、レコード会社の営業)

綱啓永(モー/牛田:グリコの元カレ)

 

みらん(ナカヤマシューコ:ベンジーの恋人、アーティスト)

 

村田凪(柱谷:モーのボーリング友達)

金野美穂(井原:モーのボーリング友達)

 

坂ノ上茜(澤:喫茶店の変なお姉さん)

 

■映画の舞台

 

都内某所

 

ロケ地:

東京都:江戸川区

air(むっちゃんとグリコの勤務先)

https://maps.app.goo.gl/3p3xqXKoa89YEgvj7?g_st=ic

 

 

東京都:世田谷区

CLUB251

https://maps.app.goo.gl/sxYCS2X1H5W7BKKk7?g_st=ic

 

東京都:千代田区

CAFE&BAR BLESS

https://maps.app.goo.gl/K19PJDtLNrYaYSXFA?g_st=ic

 

東京都:渋谷区

Dining&Bar KITSUNE

https://maps.app.goo.gl/dtSL4fwNFHffK3Zw8?g_st=ic

 

神奈川県:湯河原市

湯河原パッキーボウル

https://maps.app.goo.gl/Ciujfth9xog8xAhy5?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

都内の美容室で働いているむっちゃんは、人見知りが強い面があって、人間関係はあまり得意ではなかった

ある日、仕事終わりの片付けの際に「同じシールをスマホに貼っていた」という偶然の一致によって、先輩のグリコと話が弾んだ

グリコは週末にシモキタにあるライブにむっちゃんを誘い、ナカヤマシューコのライブに参加することになった

 

ライブ後、グリコの知り合いであるレコード会社のベンジーと会ったむっちゃんは、ほのかな恋心を抱き始める

そんな折、グリコが元カレから電話を受けたことを知り、残った荷物を取りに一緒にいくことになった

元カレのモーはちょっと変な男で、人見知りのむっちゃんと二人きりになっても話が進むことはなかった

 

それから4人とナカヤマシューコは接点を持つ人々と接していき、その関係はいつの間には歪な交錯を経て、四角関係へと発展してしまうのである

 

テーマ:好きのベクトルの提示方法

裏テーマ:ベクトルを変える要因

 

■ひとこと感想

 

ほのぼのとして交わらない会話劇で、「え?」『え?」みたいな掛け合いがあるのかなと期待していました

実際にその通りで、アドリブに近いような普通の会話の噛み合わない感じが見事に再現されていましたね

なんか見えているものの角度が違うような会話になっていて、「こだわるとこ、そこ?」という会話が多かったように思います

 

グリコとモーが元恋人同士で、むっちゃんがベンジーに恋をするという導入から、四角関係に持っていくのはなかなか凝っていました

ナカヤマシューコをどう退場させるのかなと思っていましたが、かなり強引な展開で「俺たちって、付き合ってたっけ」で終わらせるところで、一連の戦犯はこいつなんだろうなあと思わせてくれますね

 

とにかくダラダラ続く感じにはなっていますが、飽きの来ない会話劇になっていましたね

四人の会話に飽きてきたら、脇役がピンポイントで余計なことを言う展開も、ハマる人にはハマる感じになっていました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】違う惑星の変な恋人【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100283/review/03436933/

 

公式HP:

https://chigawaku.com/


99%、いつも曇り

 

■オススメ度

 

「普通」について悩める人を描くヒューマンドラマに興味がある人(★★★)

子どもと家庭について考えたい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.2.1(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

情報:2024年、日本、110分、G

ジャンル:アスペルガーの妻が周囲から「普通」を強いられる様子を描くヒューマンドラマ

 

監督&脚本:瑚海みどり

 

キャスト:

瑚海みどり(楠木一葉:親戚から子どもをせがまれる妻、アルペルガー症候群を患う45歳の主婦)

   (幼少期:秋葉有嬉

二階堂智(楠木大地:一葉の夫)

 

KOTA(あずみ:楠木夫妻行きつけの飲み屋の女店主)

Ami Ide(司:あずみの店の手伝い、娘?)

 

曽我部洋士(大河原誠:一葉の弟)

亀田祥子(大河原夏美:誠の妻)

月田啓太(大河原啓太:誠の息子)

塾一久(大黒大五郎:一葉に子どものことを言う叔父さん)

 

吉岡礼恩(悦生:あずみの店の前でうろつく不審な中学生)

野井一十(おっちゃん:悦生を捕まえる近所の人)

 

長楠あゆ美(佐々木樹里:大地を気にかける同僚)

根口昌明(マサアキ:大地の後輩社員)

 

井上薫(古瀬:里親支援センターの留守番)

 

ありす(アリス先生:一葉のアート教室の先生)

美加里(千歌:アート教室の生徒)

 

■映画の舞台

 

関東圏のどこか

 

ロケ地:

神奈川県:相模原市

藤野倶楽部 百笑(アトリエ)

https://maps.app.goo.gl/AVuLyfEJFDH3T6bh7?g_st=ic

 

東京都:国分寺市

子供家庭支援センター ぶんちっち(支援センター)

https://maps.app.goo.gl/hWcT9JTwL9geiZrc8?g_st=ic

 

東京都:墨田区

Ibuki野(あずみの店)

https://maps.app.goo.gl/f4q5UaZC92bSeUQh6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

45歳になる専業主婦の一葉は、母親の1周忌のために親族を家に呼ぶことになっていた

弟家族と叔父を自宅に招き、手料理を振る舞うものの、音頭を任された一葉は余計なことを口走って顰蹙を買っていた

 

その席で叔父から「もう子どもは作らないのか?」と聞かれた一葉だったが、彼女は十数年前に流産を経験していて、その後は夫婦の営みも皆無に等しいまま、時間だけを重ねていた

 

その後、行きつけの飲み屋にいった一葉と夫・大地は、話の流れから「里親」の話になってしまう

女将はお節介にも詳細を一葉に教えたため、一葉は居ても立ってもいられなくなって、行動を開始してしまう

だが、大地は「誰の子どもでも良いわけじゃない」と反発し、「こう言うことはしっかりと話し合って決めるべきだ」と譲らないのである

 

テーマ:家族の「普通」

裏テーマ:人生の「普通」

 

■ひとこと感想

 

主人公がアスペルガー症候群のアラフォー女性で、流産経験のあるハードモードの人生だったのに「子どもは作らないのか?」と真顔で聞く親戚というのは驚いてしまいます

ただでさえデリケートな話題に、弟夫婦に子どももいる前ではしないと思うので、このおじさんも何かを患っているのでは?と思ってしまいます

 

物語は、その言葉がきっかけになって「子どもを持つにはどうするか?」に翻弄される一葉を描いていて、思い立つと我慢ができないという性格が様々なトラブルを引き起こしていきます

その背景で、夫は仕事が認められず、後輩のサポートをするという屈辱に耐えているので、ラストの騒ぎにブチ切れるのも無理はなかったと思います

 

映画は、とにかく重たい内容になっていて、人の何気ない悪意から、鋭利な嫉妬までたくさん登場するので、誰が死人が出ないかとヒヤヒヤしてしまいました

タイトルは「99%が曇り」で、残りの1%が雨になるか晴れになるかは、その人次第という感じになっていましたね

ラストに訪れたのがどっちだったのかは、劇場で確認していただければ良いかな、と思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】99%、いつも曇り【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100291/review/03436937/

 

公式HP:

https://35filmsparks.com/


ダム・マネー ウォール街を狙え!

 

■オススメ度

 

実際に起きた金融事件に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.2.2(TOHOシネマズ二条)

 

■映画情報

 

原題:Dumb Money(愚かな投資)

情報:2023年、アメリカ、105分、G

ジャンル:2021年に起きた株式取引のトラブルを描いた実録系金融映画

 

監督:グレイグ・ギレスビー

脚本:ローレン・シェイカー・ブラム&レベッカ・アンジェロ

原作:ベン・メズリック/Ben Merzrich『The Antisocia Network(2021年)』

Amazon Linkhttps://amzn.to/42oBbT8

 

キャスト:

ポール・ダノ/Paul Dano(キース・ギル/Keith Gill、HN:ローリング・キティ/Roaring Kitty:全財産を株に突っ込む会社員、マスミューチュアル社の金融アナリスト)

 

ピート・デビッドソン/Pete Davidson(ケビン・ギル:キースの兄)

 

シャーリーン・ウッドリー/Shailene Woodley(キャロライン・ギル:キースの妻)

 

セス・ローゲン/Seth Rogen(ゲイブ・プロトキン/Gabe Plotkin:メルビン・キャピタル・マネジメント創業者、ゲームストップに空売りを仕掛けるファンド責任者)

Olivia Thirlby(ヤーラ・プロトキン:ゲイブの妻)

 

ビンセント・ドノフリオ/Vincent D’Onofrio(スティーヴ・コーエン/Steve Cohen:「ポイント72」ヘッドファンドマネージャー、CEO)

ニック・オファーマン/Nick Offermanケネス・グリフィン/Kenneth C. Griffin:シタデルLLCのオーナー)

 

アメリカ・フェレーラ/America Ferrera(ジェニー/ジェニファー:キースのチャンネルの視聴者、看護師、動画を見て保有)

Larry Owens(クリス:ジェニファーの同僚看護師)

 

アンソニー・ラモス/Anthony Ramos(マルコス・ガルシア:ゲームストップの従業員、オプションにて保有)

Dane DeHaan(ブラッド:マルコスの上司、ショップの店長)

 

Myha’la(リリ:投資をする大学生)

タリア・ライダー/Talia Ryder(ハーモニー・ウィリアムズ:リリの恋人、リリの影響を受けて株を買う学生)

 

セバスチャン・スタン/Sebastian Stan(ブラッド・テネフ/Vlad Tenev:株取引プラットフォーム「ロビンフッド」のCEO)

シャイリーン・ウッドリー/Shailene Rushi Kota(バイジュー・バハット/Baiju Bhatt:「ロビンフッド」のCEO)

 

Deniz Akdeniz(ブリグジー:キースの同僚、財務部)

 

【公聴会のメンバー(アーカイブ)】

Alexandria Ocasio-Cortezオカシオ・コルテス:公聴会のメンバー)

Van Taylor(ヴァン・タイラー:公聴会のメンバー、米国下院議員、本人役)

Juan Vargas(ユアン・ヴァルガス:公聴会のメンバー、米国下院議員、本人役)

Maxine Waters(マキシム・ウォルター:公聴会の議長、本人役)

 

■映画の舞台

 

2020年7月〜2021年2月18日

アメリカ:

マサチューセッツ州ボストン&ブロックトン

フロリダ州マイアミ&パームビーチ

コネチカット州グリニッジ

ペンシルバニア州ピッツバーグ

テキサス州テキサス大学オースティン校

 

ロケ地:

アメリカ:ニュージャージー州

ジャージー・シティ/Jersey City

https://maps.app.goo.gl/QUjoVfAPA5vAfDn7A?g_st=ic

 

ベル・スタジアム/Bell Stadium

https://maps.app.goo.gl/4yvMGdjy5UaKksYj6?g_st=ic

 

グレンデール・セメタリー・アソシエーション/Glendale Cemetery

https://maps.app.goo.gl/1tuDYbgpc3M8pxAj7?g_st=ic

 

Leonard R. Parks Middle School

https://maps.app.goo.gl/823N1Z2sz8EA7im56?g_st=ic

 

アメリカ:カリフォルニア州

ロサンゼルス/Los Anngels

 

■簡単なあらすじ

 

コロナ禍の2020年のアメリカ

マサチューセッツ州ブロックトンに住む保険会社の金融アナリストのキース・ギルは、Youtuber「ローリング・キティ」として金融情報を発信していた

彼はゲームストップしゃの株が不当に安く評価されていることに気づき、全財産をその株に突っ込んでいた

その配信を見ていた多くの人がそれに賛同し、ゲームストップ社の株価が上昇し始める

 

その不当評価の原因は大手ヘッジファンドのメルビル・キャピタルによる空売りで、株価が上昇していることを懸念に思ったファンドマネージャーのゲイブ・プロトキンは、ポイント72のCEOスティーヴ・コーエンに相談を持ちかけ、シタデル創業者のケネス・グリフィンから追加融資を受けることになった

 

その後、不当な空売りが表面化し、さらに配信に感化された若者が「ダム・マネー(愚かな投資)」を拡大させる

だが、彼らが情報交換に使用していたWSBが突如閉鎖されてい、投資に使用しているプラットフォーム「ロビンフッド」でもゲームストップ社の「株式購入」ができなくなってしまう

それによって株価は乱高下し、この事態を重くみた下院議員は公聴会を開き、関係者からオンラインで事情聴取を行うことになったのである

 

テーマ:正当な取引

裏テーマ:金融の闇

 

■ひとこと感想

 

事件についての詳細は知らず、コロナ禍のアメリカというめっちゃ最近の話題を取り上げていたスピード感に驚いてしまいます

ある程度株の知識がないとチンプンカンプンだと思いますが、さわったことのある人なら大丈夫かと思います

 

ことの発端は、コロナ禍で業績が下がっている企業の中から、不当に評価の低い企業を見つけた個人投資家が、その評価に対して理論的に説明したことが発端で、その情報がレディットというプラットフォームで意見交換が行われていました

その意見に賛同した個人投資家が参戦し株価が上がり、それに焦ったヘッジファンドが資金を投入して、という流れになっていました

 

空売りを仕掛けて、株価が紙屑同然にして利益を得るという手法で、多額の資金の投入と信用取引によって可能な裏技に対して、個人投資家が一挙に買いに入って損害が膨らみまくったという流れになっています

そして、裏取引で株を買えなくして狼狽売りを誘い、その事態が非合法なものとしてデモが勃発するという事態になっていました

これによってメルビン・キャピタルが被った損失は6930億円とも言われています

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ダム・マネー ウォール街を狙え!【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100278/review/03440095/

 

公式HP:

https://dumbmoney.jp/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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