■映画鑑賞まとめ■
12月、第4週(2022.12.19〜2022.12.25)
Contents
■アバター ウェイ・オブ・ウォーター
■オススメ度
映像体験をしたい人(★★★★)
メカが好きな人(★★★★)
ストーリー性重視する人(やめた方が無難)
■公式予告編
鑑賞日:2022.12.19(イオンシネマ四條畷 IMAX Laser HFR 3D字幕)
■映画情報
原題:Avatar:The Way of Water
情報:2022年、アメリカ、190分、G
ジャンル:惑星パンドラへの侵攻を図る人類と現地民の戦いを描いたSFアクションファンタジー
監督:ジェームズ・キャメロン
脚本:ジェームズ・キャメロン&リック・ジャッファ&アマンダ・シルバー
キャスト:
【オマティカヤ族(森の民)】
サム・ワーシントン/Sam Worthington(ジェイク・サリー/トルーク・マクト: アバター操作者からナヴィになった人類)
ゾーイ・サルダナ/Zoe Saldaña(ネイティリ:前氏族長の娘、ジェイクの妻)
シガニー・ウィーバー/Sigourney Weaver(キリ:ジェイクとネイティリの養女)
(幼少期:Scarlett Fernandez)
ジェイミー・フラッターズ/Jamie Flatters (ネテヤム:ジェイクとネイティリの息子、優秀な長男)
(幼少期:Jeremy Irwin)
ブリテン・ダルトン/Britain Dalton(ロアク:ジェイクとネイティリの息子、コンプレックスを持つ次男)
(幼少期:Chloe Coleman)
トリニティ・ジョリー・ブリス/Trinity Jo-Li Bliss(トゥク:ジェイクとネイティリの8歳の子ども)
CCH Pounder(モアト:オマティカヤ族のメンター、ネイティリの母)
ジャック・チャンピオン/Jack Champion(スパイダー/マイルズ・ソコロ:ヘルズゲートで生まれた若者)
(幼少期:Cruz Moir)
Dileep Rao(マックス・パテル:ジェイクとともにパンドラに残った科学者)
Joel David Moore(ノーム・スペルマン:ジェイクにアバター責任者を任される博士、ナヴィに転身済み)
【メトケイナ族(海の民)】
クリフ・カーティス/Cliff Curtis(トノワリ:メトケイナ族のリーダー)
ケイト・ウィンスレット/Kate Winslet(ロナル:トノワリの妻)
ベイリー・バス/Bailey Bass(ツィレヤ:トノワリとロナルの娘、キリたちのガイドを任される)
フィリップ・ジョルジョ/Filip Geljo(アナマング:メトカリナ族のトノワリとロナルの息子)
【RDA/スカイ・ピープル&組換体】
スティーブン・ラング/Stephen Lang(マイルズ・クオリッチ:RDA治安部隊のリーダー)
マット・ガーランド/Matt Gerald(ライル・ウェインフリート伍長:元RDAの傭兵、クオリッチの部下)
Edie Falco(フランシス・アードモア:RDAの現司令官)
Brendan Cowell(ミック・スコアスビー:惑星パンドラの民間海洋狩猟船の船長)
Jemaine Clement(イアン・ガーウィン:惑星パンドラを調査する海洋生物学者)
■映画の舞台
惑星パンドラ
ロケ地
アメリカ:カリフォルニア州
マンハッタンビーチ
https://maps.app.goo.gl/EBey7W8XYeZ4nUHx6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
前作にてエイワの力でナヴィと同体になったジェイクは、トルーク・マクトとして、オマティカヤ族を率いていた
恋仲だったネイティリと結婚し、三人の息子を授かり、キリを養女として育てていた
ある日、スカイ・ピープルが森に潜入し、ジェイクたちはハレルヤ・マウンテンから一時避難をせざるを得ない状況になってしまう
スカイ・ピープルの中にはナヴィと遺伝子配合されたレコヴィナントがいて、そこにはかつてジェイクと戦ったクオリッチ大佐がいた
クオリッチは執拗にジェイクを追い、子どもたちを捕獲しようとする
そこでジェイクはオマティカヤの安全を守るために身を隠すことにした
そして、その場所として、海の民メトケイヤ族を訪ねることになったのである
テーマ:家族を守ると言うこと
裏テーマ:人類の過剰欲求
■ひとこと感想
映像体験と言うことはわかっていたので、一応前作をサラッと見返して参戦
どうせなら、と言うことで「IMAX Laser」で観てまいりました
映像凄いっすねえ〜〜〜〜〜
他に何か?
と言う映画でしたね(わかっていたけど)
前作は「ナヴィに対抗するためにアバター作った」と言う設定があり、それを操縦すると言うものでしたが、数年の間に完全同体になって記憶情報を植え付けると言う荒技設定になっていました
う〜ん、アバターではありませんね
物語は怨恨から逃げるジェイクが他の種族を巻き込んでいくと言うもので、家族を守るために「逃げた」のが失敗だったと言う感じになっています
ラストのジェイクの選択はどうなの?と思ってしまいますが、「映像体験」のための物語なので、そこらへんは無視すべきなのか悩んでしまいますね
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】アバター:ウェイ・オブ・ウォーター【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/382617/review/92486a13-7e5a-43f0-9786-054a636d871e/
公式HP:
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/avatar2
■泣いたり笑ったり
■オススメ度
LGBTQ+系の映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.12.20(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Croce e delizia(「十字架と喜び」と言う意味)、英題:An Almost Ordinary Summer(「いつもの夏」と言う意味)
情報:2019年、イタリア、100分、PG12
ジャンル:高齢の父のカミングアウトによって乱れる家族を描いたヒューマンコメディドラマ
監督:シモーネ・ゴダノ
脚本:ジュリア・シュタイガーヴァルト
キャスト:
アレッサンドロ・ガスマン/Alessandro Gassmann(カルロ:妻を亡くした漁師)
ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ/Fabrizio Bentivoglio(トニ:バイセクシャルとしてカルロと婚約する美術商)
ジャスミン・トリンカ/Jasmine Trinca(ペネロペ:トニとジュリエッタの娘、保育所の所長、父の同性婚に反対する)
クララ・ポンソ/Clara Ponsot(オリヴィア:トニの娘、ペネロペの異母妹、有名女優)
フィリッポ・シッキターノ/Filippo Scicchitano(サンドロ:カルロの息子、父の同性婚を許容できない)
ローザ・リレッタ・ロッシ/Rosa Diletta Rossi(カロリーナ:サンドロの妻、妊婦)
■映画の舞台
イタリア:ラツィオ州
ガエータ/Gaeta
https://maps.app.goo.gl/Wc4V2qEiQeVaFcR68?g_st=ic
ロケ地:
イタリア:ラツィオ州
ガエータ/Gaeta
イタリア:ラティーナ州
フォルミア/Formia
https://maps.app.goo.gl/2iZRPB7XPUMftB2k8?g_st=ic
イタリア:ローマ
■簡単なあらすじ
美術商として成功してきたトニは、ある発表をするために家族をバカンスへと招待した
そこに集ったのは、前妻ジュリエッタと彼女との娘ペネロペ、ペネロペの異母妹のオリヴィアとその娘エロディ
そして、トニの妹イーダは彼氏のジャンルコーネを連れてくる
そこは地中海を臨むロケーションで、トニの「ある発表」とは、漁師のカルロと同性婚をすると言うものだった
突然の父のカミングアウトに戸惑いを見せたのはペネロペだけでなく、カルロとともに訪れた彼の息子サンドロも同様だった
カルロにはまだ幼い息子ディエゴがいて、子育てをどうするのかなど、父の暴走を見かねていた
しかも、数日後にはこの地で結婚式を挙げると言い出し、そこで反対派のペネロペはサンドロを巻き込んで二人の関係を悪化させようと目論む
だが、反対派の工作は浮き足立って上手くいかず、同性愛に無理解であることで孤立していく
また、ペネロペは個人的に父との諍いを抱えていて、それも噴出し始めるのであった
テーマ:同性愛と嫌悪感
裏テーマ:ソウルメイト
■ひとこと感想
高齢のおじいちゃんが中年のおっさんといきなり結婚すると言う物語で、それに戸惑う家族たちのてんやわんやが描かれていました
反対というよりも許容できないペネロペが破壊工作を敢行し、それにサンドロが巻き込まれていきます
サンドロとしても同性婚には不快感がありますが、裏工作には抵抗がありました
元々、親子の仲が悪かったところに、その仲違いの原因が増長するような出来事が舞い込みます
サンドロも「母とは何だったのか?」と疑問を呈し、それに対してカルロは「妻の死の後に本当の理解者と出会った」と言います
これらの流れはLGBTQ+への寛容さであるとか、親子の絆の修復などが盛り込まれていて、悲壮感のないロケーションで多くのことが描かれていきます
結構「ハッとさせられるセリフ」とかもありますので、鋭いところにメスを入れたなあと思いました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/376861/review/1f12d0b1-cdad-42a8-86bb-862399e58241/
公式HP:
https://mimosafilms.com/naitari/
■Never Goin‘ Back
■オススメ度
若気の至りを体感したい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.12.21(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:Never Goin‘ Back
情報:2018年、アメリカ、85分、PG12
ジャンル:バカンスを決め込んだ親友同士が様々なトラブルに巻き込まれていく様子を描いたコメディ映画
監督&脚本:オーガスティン・フリッゼル
キャスト:
マイア・ミッチェル/Maia Mitchell(アンジェラ:高校中退してレストランで働く17歳、ジェシーにバカンスをプレゼントする親友)
カミラ・モローネ/Camila Morrone(ジェシー:アンジェラの親友、ダスティンの妹)
ジョエル・アレン/Joel Allen(ダスティン:ジェシーの兄、麻薬販売するアウトロー)
ケンダル・スミス/Kendal Smith(トニー:ダスティンに騙されてTVを盗みに来る小悪党)
マチュー・ホルコム/Matthew Holcomb(ライアン:ダスティンの売人仲間)
カイル・ムーニー/Kyle Mooney(ブランドン:ダスティンの同居人、ダイナーの店長)
アティーナ・フリッツェル/Atheena Frizzel(クリスタル:ジェシーとアンジェラのバイト先の嫌な女)
Marcus M.Mauldin(ロデリック:ダイナーの店長、ジェシーとアンジェラの上司)
Raymond Gestaut(ディクソン:スーパーで絡んでくる老人、ブランドンの雇用主)
■映画の舞台
アメリカ:テキサス州南部
Bedford/ベッドフォード
Galveston/ガルベストン(二人が行きたい場所)
https://maps.app.goo.gl/fHnH3tR8xXqtdGW47?g_st=ic
ロケ地:
アメリカ:テキサス州
Bedford
The Buttermilk Cafe&Bakery
Buttermilk Cafe
https://maps.app.goo.gl/8vFcLp3cDVq5iwci7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
高校を中退してダイナーで働くジェシーとアンジェラは、ジェシーの兄ダスティンの部屋を間借りして一緒に住んでいた
そこにはダスティンの友人ブランドンも住んでいて、彼は近くのカフェの店長をしている
ある日、アンジェラはジェシーにサプライズを仕掛ける
それはガルベルトンへの旅行で、誕生日にそこへ行こうと考えていた
ジェシーは家賃でチケットを購入していて、二人はシフトを増やして家賃代を稼ぐことになった
二人は近くのダイナーで働いていて、店長のロデリックはジェシーを気に入っていた
その店にはクリスタルという性悪の女もいて、ことごとく衝突をしている
意気揚々と仕事に励むものの、ダスティン絡みで警察沙汰になって、二人は麻薬所持で逮捕されてしまう
また、元同僚のポールに誘われて言ったドラッグパーティーにて、ドラッグマシマシのクッキーを食べてハイになってしまう
だが、二人は逮捕の言い訳をするためにロデリックの元へ向かわなければならなかったのである
テーマ:若気の至り
裏テーマ:環境と性質
■ひとこと感想
若い二人がバカをやるということはわかっていましたが、そのバカさ加減がヤバいくらいにリアルに描かれています
あの街のどこかのこの二人がいるんじゃないかというぐらいにハマっていて、サプライズも高校生らしいものになっていました
旅費(家賃)を稼ぐために頑張って働こうとした矢先にトラブルに見舞われてしまい、その多くがダスティンのせいではあるものの、寄り道が多くて無駄な時間を過ごしていました
物語はあってないようなもので、妙な爽快感は残りますが、下品すぎて人に勧めづらい内容になっています
ともかく教育に悪い内容が満載で、南部の貧困層で起こる日常というものは環境と教育が作り出しているのだなと思い知らされます
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】Never Goin‘ Back【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/384681/review/1fc1be6c-61fa-4662-829e-db95b6117e52/
公式HP:
■ケイコ 目を澄ませて
■オススメ度
ボクシング映画が好きな人(★★★)
岸井ゆきのさんのファンの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.12.22(アップリンク京都)
■映画情報
情報:2022年、日本、99分、G
ジャンル:実在する聴覚障害のボクサーから着想を得たヒューマンドラマ
監督:三宅唱
脚本:三宅唱&酒井雅秋
原案:小笠原恵子『負けないで(2022年、創出版)』
キャスト:(わかった分だけ)
岸井ゆきの(小河恵子:聴覚障害者のボクサー、モデルは小笠原恵子)
三浦友和(笹木克己:荒川ボクシングジムの会長)
仙道敦子(笹木千春:会長の妻)
三浦誠己(林誠:硬派なジムのトレーナー)
松浦慎一郎(松本進太郎:人情派のジムのトレーナー)
中島ひろ子(小河喜代実:恵子の母)
佐藤緋美(小河聖司:恵子の弟)
中原ナナ(花:聖司の彼女)
渡辺真起子(五島:新橋のボクシングジムの会長)
■映画の舞台
東京の下町
荒川&新橋
ロケ地:
東京都:港区
BOXING CLUB 新橋
ボクシングクラブ新橋ステーション
https://maps.app.goo.gl/tkyBhHaVAWThXZM3A?g_st=ic
かざみどり南池袋
https://maps.app.goo.gl/YxWnaPznH7ZYFQVq8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
聴覚障害を持つケイコは、ホテルの客室清掃員をしながら、ボクシングに入れ込んでいた
荒川にある小さなジムでは、笹木会長やトレーナーの松本、林が丁寧に教えてくれる
そして、彼女はプロのライセンスを取り、試合で勝利するなどの活躍を見せていた
ある日、試合に勝ったものの、恐怖心が増強したケイコは、少しばかりボクシングから距離を置こうと考え始める
だが、そんな折、ジムの閉鎖が決まり、笹木会長も病に倒れてしまう
ケイコはジムの最後に試合を前にして、行き場のない不安感に襲われる
トレーナーたちが支えるものの、未来の見えないケイコにとって、試練の試合は刻一刻と迫ってくるのである
テーマ:音のある世界
裏テーマ:生きづらさの正体
■ひとこと感想
岸井ゆきのさんが聾のボクサーをするということで、どんな映画になるのか期待して鑑賞して参りました
縁があって、バリアフリーの日本語字幕上映を観ることになりましたが、その意味をヒシヒシと感じてしまいます
映画は実話がベースになっていて、試合の結果などは反映されていましたね
また、対戦相手がガチのボクサーで、その動きと遜色ないレベルまで鍛錬した岸井ゆきのさんのプロ根性は凄いなあと思いました
物語は、ケイコがなぜボクシングをするのかということを掘り下げるというよりは、聾の世界の追体験のような感じになっています
それでも、生活音が強調されていて、日本語字幕版には「風の音」などの表記がなされていました
この字幕を見た時に、「ああ、これは聾でも頑張っている人に向けたエールなんだ」と思いました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/380920/review/35921827-f2ff-40a8-a621-612db9e38ecb/
公式HP:
https://happinet-phantom.com/keiko-movie/
■冬の旅
■オススメ度
実話ベースのドキュメンタリータッチの映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.12.22(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Sans toit ni loi(屋根も法律もない)、英題:Bagabondo(放浪者)
情報:1985年、フランス、105分、G
ジャンル:実際に起こった若いホームレスの経緯を追っていくドキュメンタリータッチのヒューマンドラマ
監督&脚本:アニエス・ヴァルダ
キャスト:
サンドリーヌ・ボネール/Sandrine Bonnaire(モネ/シモーヌ・ベルジェロン:行く宛のない若いホームレスの女性)
Joël Fosse(ポロ:バイクの若者、ヨランデの恋人)
マルト・ジャルニアス/Marthe Jarnias(リディ:ヨランダの母、ジャン・ピエールの叔母、ワイン好きの老女)
ヨランド・モロー/Yolande Moreau(ヨランデ:ポロの恋人、リディの娘)
メーチャ・マリル/Macha Méril(ランドール:モネを気にいる教授)
ステファン・フレイス/Stéphane Freiss(ジャン=ピエール:農場主、ランドール教授の知り合い)
Laurence Cortadellas(エレアーヌ:ジャン=ピエールの妻)
Agnès Varda(ナレーター&インタビュアーの声)
■映画の舞台
フランス:オクシタニー地方エロー県
Saint-Aunès/サン=トネス
https://maps.app.goo.gl/8yh87i6ayWJT8cdZA?g_st=ic
ロケ地:
南フランス
オクシタニー地方圏ガル
https://maps.app.goo.gl/p9EEyN1qUjNqA5Xe7?g_st=ic
エロー
https://maps.app.goo.gl/YG9qYcV37PYrdEtX8?g_st=ic
リュネル
https://maps.app.goo.gl/vYWjTC1ZHxbqJDgX8?g_st=ic
マルシヤルグ
https://maps.app.goo.gl/iaYt9CcTp2Ftd6eC7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
南フランスのある田舎町にて、ワインまみれになった若い女性の死体が見つかった
警察は自然死として取り扱うものの、その経緯は不明だった
そこで取材班は近隣の町に出向き、彼女を知る者から話を聞くことになった
それらのインタビューなどを交えたフィルムは、彼女がこの町で認知されたところから紡いでいく
初めは海辺の町、そこからヒッチハイクで内陸部を目指していき、都市部も訪れていく
だが、彼女を知る誰もが、彼女のことを良くは言わない
唯一、彼女に好意的な発言を寄せたのはランドール教授ぐらいで、その他にも複数の男性が彼女と大人の関係になったことを仄めかしていく
テーマ:不条理を引き寄せたもの
裏テーマ:生存と自尊心のバランス
■ひとこと感想
実のところ、古い映画とは知らずに、今のフランスのホームレス事情を切り取っている社会派作品だと思っていました
ある18歳の女性の死体が見つかって、それを正の時系列で真相を描いていくというスタイルになっていましたね
初めはビーチで泳いでいたのを地元のバイク乗りの二人が目撃し、そのうちの一人が最終的にモネの生死に関わっているなど、人物の把握さえできれば、複雑に絡みあったもののつながりが把握できると思います
物語は南フランスの田舎町を旅しているのですが、距離的にはほとんど動いてません
車で移動をしているものの、さっき会った人と何度も会うというのを繰り返していましたね
パンフレットによると、場面的には13シーンということになっていて、海辺から内陸部へと移動していく様子が描かれています
モネのキャラクターはあまり共感性がないのですが、だからこそこのような顛末になってしまうのかなと思わせます
弱みにつけ込まれることを嫌いながらも、欲望を果たすことは厭わないという感じで、いろんな男と寝たんだろうなあという描かれ方をしています
でも、これらは全て「モネを知る人の証言」に基づいていて、ほとんどの人物が好意的には捉えていなかったということがわかります
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/20162/review/fda67b75-ded4-467a-890c-6f01bb820347/
公式HP:
http://www.zaziefilms.com/fuyunotabi/
■ブラックナイト・パレード
■オススメ度
吉沢亮さんの変顔を拝みたい人(★★★)
福田雄一テイストが好きな人(甘さ控えめ)
■公式予告編
鑑賞日:2022.12.23(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2022年、日本、108分、G
ジャンル:就活に失敗してフリーター3年目になる若者がクリスマスを支えるブラック企業で働かされることになるコメディ映画
監督:福田雄一
脚本:福田雄一&鎌田哲生
原作:中村光『ブラックナイト・パレード(2016年、集英社)』
キャスト:
吉沢亮(日野三春:大学受験に失敗し、黒いサンタの会社にスカウトされるフリーター)
(幼少期:野濱拓海)
玉木宏(クネヒトの声:黒いサンタクロースの首領、サンタクロースハウスの社長)
ムロツヨシ(帽子さん:中身おっさんの妖精)
橋本環奈(北条志乃:可愛い顔して狂気的なハッカーサンタ)
渡邊圭祐(古平鉄平:黒いサンタクロースとして働く嫁にしたいイケメンサンタ、料理長)
中川大志(田中皇帝/カイザー:三春のバイト時代の同僚、DQNでチャラいパリピサンタ)
佐藤二朗(吉川輝:三春の元上司、ポーソン練馬北口店の店長)
■映画の舞台
東京都:練馬区
コンビニ・ポーソン練馬北口店
北極「サンタクロースハウス」
ロケ地:
東京都:日野市
福井県:福井市
British Hills(サンタクロースハウス:外観)
https://maps.app.goo.gl/PmHpZ6kHtuHSSJK96?g_st=ic
群馬県:前橋市
ロイヤルチェスター前橋 アルフォンソ|群馬 前橋の結婚式場
https://maps.app.goo.gl/3KfexXtiMF1y6MV2A?g_st=ic
■簡単なあらすじ
大学受験に失敗し、就活もままならないまま3年を迎えた三春は、サボり癖のあるカイザーと一緒に、ポーソン練馬北口店でしがないクリスマスウィークを迎えていた
その日、カイザーはさっさと彼女としけ込み、三春は店長からあらぬ疑いをかけられるなど、散々な1日を過ごしていた
帰宅の途中、屋台を見つけた三春は、そこでやけ酒を食らう
だが、そこの店主は真っ黒なサンタの格好をしていて、突然屋台の上にあった大きな袋のようなものに飲み込まれてしまう
誘拐されたと思った三春だったが、連れてこられたのは「サンタクロースハウス」という、世の中に子どもたちに「プレゼントを届けるプロ集団」だった
流されるまま、そこで就職することになった三春は、そのブラックっぷりに唖然とする
個人情報一切無視のハッキングから、魔法の鍵を使っての不法侵入などやりたい放題
だが、高額な報酬に釣られて、三春はそこで「特別待遇のトナカイ」を目指すことになったのである
テーマ:条理と不条理
裏テーマ:ブラックへの適性醸成
■ひとこと感想
イケメン&美少女に変顔をさせるのが趣味の監督なので、今回のキャスティングも攻めてるなあと思いました
原作は存在すら知らなかったんですが、出オチっぽい設定でどうなるのかと思っていましたが、この映画では「基本設定」を描くところまでになっていましたね
ブラックサンタという着想とブラック企業を掛け合わせて、底辺フリーターの悲哀をギャグにしているのですが、三春を支配していた「呪い」はありきたりではあるものの、ちょっとヤバい感じはしますね
ある意味、幼少期の刷り込みが原因で、子どもが夢を持つことは否定しないのですが、その道を全て周囲で作りきっているというホラー感はあります
底辺なので、降りかかる不条理を「運が悪い」と断罪しますが、伝統芸の踏襲制などもイメージが被るので、どこまで自由意思が介在しているのかはわからない部分があると思いました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/384119/review/f605f3b1-91cf-4b79-80c7-c3188b4f674e/
公式HP:
https://bnp-movie.jp/
■ホイットニー・ヒューストン:WANNA DANCE WITH SOMBODY
■オススメ度
ホイットニー・ヒューストンの楽曲が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.12.23(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:Whitney Houston:I Wanna Dance with Somebody
情報:2022年、アメリカ、144分、PG12
ジャンル:若くして他界したホイットニー・ヒューストンの人生を描いた伝記的音楽映画
監督:ケイシー・レイモンズ
脚本:アンソニー・マッカーテン
キャスト:
ナオミ・アッキー/Naomi Ackie(ニッピー/ホイットニー・ヒューストン/Whitney Houston:歌手である母に育てられた国民的シンガー)
スタンリー・トゥッチ/Stanley Tucci(クライヴ・デイヴィス/Clive Davis:ホイットニーをメジャーに押し上げた音楽プロデューサー)
ナフェッサ・ウィリアムズ/Nafessa Williams(ロビン・クロフォード/Robyn Crawford:ホイットニーの友人、アシスタント)
クラーク・ピーターズ/Clarke Peters(ジョン・ヒューストン/John Houston:ホイットニーの父、娘のマネージメント会社を設立する)
タマラ・チュニー/Tamara Tunie(シシー・ヒューストン/Cissy Houston:ホイットニーの母、高明なゴスペルシンガー)
アシュトン・サンダース/Ashton Sanders(ボビー・ブラウン/Bobby Brown:ホイットニーの夫、R&Bの著名なシンガー)
Bria Danielle Singleton(ボビー・クリスティーナ・ブラウン/Bobbi Kristina Brown:ホイットニーとボビーの娘
(8歳から10歳時:Bailee Lopes)
Dave Heard(Rickey Minor:ベーシスト)
Jaison Hunter(ジャーメイン・ジャクソン/Jermaine Jackson:マイケル・ジャクソンの兄、デュエットソングを発売)
Lynn Leger(アニタ・ベーカー/Anita Baker:R&Bシンガー)
■映画の舞台
アメリカ:
ニュージャージー州ニューアーク(生家)
https://maps.app.goo.gl/L5viXXDVHd3639xj8?g_st=ic
フロリダ州タンパ(スーパーボウル国歌斉唱)
https://maps.app.goo.gl/LJoNK7ub3Gq74ptH8?g_st=ic
ロケ地:
アメリカ:マサチューセッツ州
Arlington/アーリントン
https://maps.app.goo.gl/CJBuSYiAd7Eixn9d8?g_st=ic
Worcester/ウースター地域空港
ウースター・リージョナル・エアポートhttps://maps.app.goo.gl/brSpiCSY1PNcuCgw7?g_st=ic
Wang Theater/ワン・シアター
https://maps.app.goo.gl/7DYAHhLCwrxaPmNH7?g_st=ic
Cutler Majestic Theatre/カトラー・マジェスティックシアター
https://maps.app.goo.gl/rFU4TyqzCxvMMdZF8?g_st=ic
Gillette Stadium/ジレット・スタジアム
https://maps.app.goo.gl/GnT5iKsSbpxBpcxa7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
国民的シンガー・シシーの娘として、バックコーラスを務めていたニッピーことホイットニー・ヒューストンは、ある日のライブでアリスタ・レコードの音楽プロデューサーであるクレイヴ・デイヴィスの目に留まり、メジャーデビューを果たすことになった
みるみるうちに成功を収めるホイットニーだったが、プライベートでは同性愛者であることを隠し、恋人のロビン・クロフォードとの距離を計らなければならなかった
父ジョンは「嘘でもいいから男と写真を撮られろ」と言い、ロビンをアシスタントにしたいホイットニーと対立していく
それでもホイットニーは我を通し、「家の主人は私だ」と強がる
だが、そんなホイットニーも「家族が欲しい」という願望があり、あるコンサートで出会ったR&Bシンガーのボビー・ブラウンと恋仲になっていく
ロビンは裏切りだと責め立てるものの「家族が欲しい」という彼女に何も言えず、父は「悪魔と手を切れ」とエスカレートしていく
そんな中、ストレスを抱えたホイットニーはドラッグに溺れるようになり、コンサートでは高音が出ずに、プライベートでも挙動がおかしくなってしまうのであった
テーマ:憧れと呪縛
裏テーマ:ボス
■ひとこと感想
ホイットニー・ヒューストンと言えば「エンダー(And I)」の人ぐらいの印象で、曲は知っているけどプライベートは知らないというレベルの知識でした
そもそも洋楽をほとんど聴かず、映画にまつわるものだけ知っているという感じでしたね
なので、「死んでたんっすか!」という驚きが、数年遅れでやってまいりました
たぶんニュースで流れていたと思うのですが、ほとんど記憶にありません
映画はホイットニーの予後を知っていると、ほとんど追悼番組に近い印象を持つと思います
知らない人でも、「これ、あかんやつや感」は結構突き抜けていたので、ラストテロップで「やはり」と思った人が多かったかもしれません
テーマとしてわかりやすいのは「アメリカの恋人としての重圧」でしたが、その裏側では「家庭内主権争い」みたいなところがありました
娘を使って私欲を貪る父も大概ですが、プロポーズの後に元カノ妊娠話もあり得ないですよね
あの流れで結婚までしてしまうホイットニーの心理はよくわかりませんでした
レズ描写もほとんどなく、今と違って「悪魔呼ばわり」だったり、「地獄に行くから縁を切れ」というセリフがあったりと、表現が直接的だったところが印象的でしたね
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】ホイットニー・ヒューストン:I WANNA DANCE WITH SOMEBOY【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/384287/review/4f4e9308-f6cc-434e-a6d2-fd3f9e3c09b6/
公式HP:
https://www.whitney-movie.jp/