■映画鑑賞まとめ■
4月、第1週(2023.4.3.〜2023.4.9)
Contents
■マッシブ・タレント
■オススメ度
ニコラス・ケイジさんが好きな人(★★★★)
『フェイス/オフ』が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.4.3(MOVIX京都)
■映画情報
原題:The Unbearable Weight of Massive Talent(巨大な才能の耐え難い重さ)
情報:2022年、アメリカ、107分、PG12
ジャンル:人気俳優がスペインの富豪に呼ばれ、その島の権力闘争に巻き込まれるヒューマンドラマ
監督:トム・ゴーガン
脚本:トム・ゴーガン&ケビン・エッテン
キャスト:
ニコラス・ケイジ/Nicolas Cage(本人役/ニッキー:仕事を精力的にこなす人気俳優&イマジナリーフレンド)
ペドロ・パスカル/Pedro Pascal(ハビ・グティエレス:ニコラスの大ファンの富豪)
シャロン・ホーガン/Sharon Horgan(オリヴィア・ヘンソン:ニコラスの元妻)
リリー・モー・シーン/Lily Mo Sheen(アディ・ケイジ:ニコラスの娘)
ティファニー・ハディッシュ/Tiffany Haddish(ヴィヴィアン・エッテン:CIAエージェント)
アイク・バリンホルツ/Ike Barinholtz(マーティン・エッテン:CIAエージェント、ヴィヴィアンのパートナー)
アレッサンドラ・マストロナルディ/Alessandra Mastronardi(ガブリエラ・ルチェシ:ハビのアシスタント)
パコ・レオン/Paco León(ルーカス・グティエレス:ハビのいとこ)
■映画の舞台
スペイン:マヨルカ島
https://maps.app.goo.gl/YtMVKYrbSCTVNk8J7?g_st=ic
ロケ地:
クロアチア
Dubrovnik/ドゥブロブニク
https://maps.app.goo.gl/BdUx1U5ZmDJjYJDeA?g_st=ic
ハンガリー:ブダペスト
Urania National Film Theater
https://maps.app.goo.gl/WW4KxXZxGSTQgQTx9?g_st=ic
アメリカ:カリフォルニア州
シャトー マーモント/Chateau Marmont
https://maps.app.goo.gl/u2hxBgSoo89p3jSG7?g_st=ic
サンセット・タワー
https://maps.app.goo.gl/yoorQPwSDycpuaAr9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
映画スターのニコラス・ケイジは、ホテル住まいの散財家で多額の借金を背負っていた
次回作に意欲を見せても、なかなか話はまとまらず、娘からはウザがられる始末だった
ある日、エージェントのフィンクから、スペインの富豪からオファーがあることを告げられる
破格の金額だったが、映画出演を優勢したいニコラスはそれを拒む
だが、にっちもさっちも行かなくなり、やむを得ずオファーを受けることになった
スペインで菜園を営んでいるハビは、ニコラスの大ファンで、彼を主役にした映画を作りたいと考えていた
彼はなかなかそれを言えずにいたが、意を決してそれを伝える
ニコラスは戸惑いながら、2人で良い映画を作ろうと伝えた
だが、そんな折、CIAがニコラスを拉致し、ハビはマフィアで選挙妨害のために政治家の娘を拉致しているというのである
そして、ハビの家に出入りできるニコラスに潜入捜査官になれと迫るのであった
テーマ:才能の使い方
裏テーマ:信念と狂気
■ひとこと感想
ニコラス・ケイジさんがニコラス・ケイジ役で登場するメタ映画ですが、さらにその奥があるという、かなり込み入った構成になっていました
映画鑑賞理由もこのメタ構造で、どんなことになるのかなと思っていましたが、さらなるメタになっていたのは面白かったですね
映画は「映画の中で映画を作る」というもので、どこからどこまでが虚構なのかという面白さがありました
基本的には『フェイス/オフ』がベースになっているので、それを観ていないとキツいかもしれません
その他は「会話の中に出てくる程度」なので、ウィキであらすじぐらい読んでいればOKでしょうか
作中で登場するのは『ガリガリ博士』『パディントン2』『ナショナル・トレジャー』『コレリ大尉のマンドリン』あたりですね
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/385348/review/f700b821-6f71-4dae-9a8c-ca84c84ee025/
公式HP:
■生きる LIVING
■オススメ度
人生の岐路にまつわる物語が好きな人(★★★)
黒澤明版を観ている人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.4.4(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:Living
情報:2022年、イギリス、103分、G
ジャンル:定年を迎える公務員が、自身の余命宣告を受けて生き方を変えるヒューマンドラマ
監督:オリバー・ハーマナス
脚本:カズオ・イシグロ
オリジナル脚本:黒澤明&橋本忍&小国英雄(1952年)
→Amazon Prime Video リンクhttps://amzn.to/3m7pX4K
キャスト:
ビル・ナイ/Bill Nighy(ロドニー・ウィリアムズ:定年を迎える公務員、市民課の課長)
エイミー・ルー・ウッド/Aimee Lou Wood(マーガレット・ハリス:ロドニーの元部下)
アレックス・シャープ/Alex Sharp(ピーター・ウェイクリング:ロドニーの部署に入る新人職員)
トム・バーク/Tom Burke(サザーランド:ロドニーがカフェで出会う青年、劇作家)
エイドリアン・ローリンズ/Adrian Rawlins(ミドルトン:ロドニーの部下、主任)
ヒューバート・バートン/Hubert Burton(ラスブリッジャー:ロドニーの部下、若手)
オリヴァー・クリス/Oliver Chris(ハート:ロドニーの部下、中堅)
マイケル・コクラン/Michael Cochrane(ジェームズ卿:ロドニーの上司、公園協議委員会の委員長)
パッツィ・フェラン/Patsy Ferran(フィオナ・ウィリアムズ:マイケルの妻)
バーニー・フィッシュウィック/Barney Fishwick(マイケル・ウィリアムズ:ロドニーの息子)
(幼少期:Mark James)
■映画の舞台
1953年、
イギリス:ロンドン
ロケ地:
イギリス:ロンドン
Country Hall
https://goo.gl/maps/SbaKnYGAmpMC1WtX8
■簡単なあらすじ
ロンドンの役所に勤めるロドニー・ウィリアムズは、定年を迎えて、迫り来る仕事をルーティンのようにこなしていた
そんな彼の部署に新人のピーターが配属される
ロドニーの部下たちは彼の機嫌を損ねないように配慮し、縦割り行政の枠を越えることなく、粛々と市民に対応していた
彼らの部署には、色んなところをたらい回しにされているマクマスターズ夫人を筆頭にして女性グループが来ていて、彼女たちは「公園を作って欲しい」と嘆願していた
だが、どこの部署も「ウチの仕事じゃない」と他の部署に押し付けあっていて、一向に話が進むことがなかった
ある日、ロドニーが早退し、主治医マチューの診察室へと足を運んだ
マチューは「検査結果」を彼に告げ、「余命はわずかだ」と続けた
ロドニーには息子マイケルとその妻フィオナがいたが、彼らにそのことは話さない
ロドニーは無断欠勤をする日が増え、ピーターは彼の身を案じ始める
だが、他の先輩たちは意に介することなく、粛々とロドニーのやり方を真似ていくのであった
そして、ロドニーは放蕩先でサザーランドと出会い、街中で離職したマーガレットと再会することになったのである
テーマ:生きるとは何か
裏テーマ:生きた証の残し方
■ひとこと感想
黒澤明版『生きる』は未鑑賞ですが、日本からイギリスに舞台が変わった本作に興味を持ちました
時間があればリメイク元を鑑賞したかったのですが、あえて「予習はせず」にどのようなサプライズがあるのかが気になりました
映画は、公務員設定も公園を作ることも、ブランコに乗るところなども踏襲していて、同じ時代のロンドンを舞台にしていましたね
縦割り行政の中にある一部署の話で、公的な機関でありながら、市民の声をスルーし続けるというところは同じのようでした
黒澤版の鑑賞が必須かどうかはわかりませんが、ネタバレをしたくないなら「本作鑑賞後に観る方が良い」という感じですね
すでに鑑賞済みの人は比較して観てしまうとは思うのですが、舞台が違うので、慣習や時代背景が全然違うので比較するのは難しいように思えました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/385138/review/963300de-6d8a-41ca-bfc1-460760c4eccd/
公式HP:
https://ikiru-living-movie.jp/
■ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り
■オススメ度
原作のボードゲームで遊んだことがある人(★★★)
RPGゲームが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.4.5(MOVIX京都 ドルビーシネマ)
■映画情報
原題:Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves(盗賊の名誉)
情報:2023年、アメリカ、134分、G
ジャンル:娘の信頼を回復するために町を牛耳る悪い領主と戦う父とその仲間を描いたRPGアクション映画
監督:ジョナサン・ゴールドスタイン&ジョン・フランシス・デイリー
脚本:ジョナサン・ゴールドスタイン&ジョン・フランシス・デイリー&マイケル・ジリオ
キャスト:
クリス・パイン/Chris Pine(エドガン・ダーヴィス:吟遊詩人でハーパーズの元メンバー)
ミシェル・ロドリゲス/Michelle Rodriguez(ホルガ・キルゴア:ウスガルトエルカ族から追放された蛮族、キラの代理母、エドガンの友人)
ジャスティス・スミス/Justice Smith(サイモン・オーマー:著名な魔法使いエルミンスター・オーマーの子孫、魔法魔術師)
ソフィア・リリス/Sophia Lillis(ドリック:ティーフリングのドルイド、変身が武器)
レゲ=ジャン・ページ/Regé-Jean Page(ゼンク・イェンダー:エドガンを助ける聖なる騎士)
(幼少期:Rylan Jackson portrays)
クロエ・コールマン/Chloe Coleman(キーラ・ダーヴィス:フォージの支配下に置かれたエドギンの娘)
(幼少期:Sophia Nell Huntley)
Georgia Landers(ジア:エドガンの妻)
ヒュー・グラント/Hugh Grant(フォージ・フィッツウィリアム:野心的なならず者、詐欺師)
(幼少期:Rylee Neilly-Large)
デイジー・ヘッド/Daisy Head(ソフィーナ:ネクロマンシーと「タイの赤き魔法使い)
イアン・ハンモア/Ian Hanmore(ザス・タム:ソフィーナを導く黒幕)
Jason Wong(ドララス:タイの赤き魔法使い)
ブラッドリー・クーパー/Bradley Cooper(マーラミン:ホルガの元夫)
Hayley-Marie Axe(グイン:マーラミンの再婚相手)
■映画の舞台
魔法が実在する世界のどこか
ロケ地:
北アイルランド:ベルファスト
■簡単なあらすじ
とある刑務所に収監されていたエドガンとホルガは、かつてハーパーという舞台に所属していたが、妻ジアの死を機に、ハーパーが所有する「蘇りの石板」を盗み裏切っていた
捕まる寸前に仲間のファージに石板を託したエドガンは、彼に娘を託していた
刑務所の恩赦の審議会の前で脱獄を果たしたエドガンとホルガは、住んでいた街に戻った
そこには娘の姿はなく、ファージは領主として君臨していた
2人がファージの館に行くと、そこにキーラはいたが様子がおかしく、ファージはかつて自分たちを牢獄に入れた魔術師ソフィーナと共同戦線を張っていた
ファージは言葉巧みにキーラを洗脳し、父が裏切ったと思い込ませていた
そこでエドガンは娘の信頼を取り戻すために、蘇りの石板を取り戻そうと考える
エドガンは旧友のサイモンを訪ね、石板を奪取するために、パーティーを組まないかと持ちかけた
テーマ:信頼の回復
裏テーマ:自信を育てる覚悟
■ひとこと感想
元のゲームはまったく知りませんでしたが、ギャグ要素満載の予告編を観て、外れでも仕方ないかなと思いながらも観戦
たまたまドルビーシネマの時間が合ったこともあり、どうせならとプラス料金を払ってきました
映画は、わかりやすい冒険譚で、魔法、怪物、騎士などの様々な要素が溢れていましたね
ゲームをしていなくても、冒険要素はわかりやすいもので、敵が判明→パーティーを組む→衝突の繰り返し→共通の目的ができる、という王道路線を突っ走っていました
タイトルの割に「ダンジョン感」も「ドラゴン感」も少ないものでしたが、そこそこ楽しめましたね
たくさんの魔法と動物が出てくるので飽きることはありませんでした
ドルシネで観る意味はあまり感じませんが、この手の映画がドルシネに当たることも稀なので、良かったかなと思います
ただ、字幕版でも吹替版のJポップを流すのはやめて欲しかったですね
雰囲気がぶち壊しで、単なるゴリ押しにしか思えません
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】ダンジョンズ&ドラゴンズ:アウトローたちのたちの誇り【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/383967/review/ed4aea99-7435-420c-98e6-2434cc820131/
公式HP:
■有り、触れた、未来
■オススメ度
震災関連ならとりあえず観ておく人(★★)
桜庭ななみさんが歌うところを観たい人(★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.4.6(アップリンク京都)
■映画情報
情報:2023年、日本、132分、G
ジャンル:震災から10年を経た町で一生懸命生きる人々を描いたヒューマンドラマ
監督&脚本:山本透
原作:斎藤幸男『生かされて生きる–震災を語り継ぐ–(河北選書)』
キャスト:
桜庭ななみ(佐々木愛実:結婚を控えた保育園の保育士)
碧山さえ(里見結莉:父との関係に悩む女子高生)
(幼少期:佐藤咲里)
手塚理美(里見文子:結莉の祖母)
山下ケイジ(里見清:結莉の祖父)
北村有起哉(里見健昭:結莉の父、工場勤務、元漁師)
鈴木タカラ(里見彩子:結莉の母)
吉政優吾(里見望:結莉の兄)
鶴丸愛莉(野上咲良:結莉の親友)
松浦慎一郎(吉田光一:健昭の同僚、ボクサー)
萩原聖人(柴田:光一のトレーナー)
金澤美穂(吉田若菜:光一の妻)
宮澤佑(吉田悠二:光一の弟、高校教師、愛実の婚約者)
淵上泰史(市村隆司:悠二の学校の主任)
中里広海(保健の先生)
高橋努(須藤昇:地元のヤクザ)
舞木ひと美(大島蒼衣:愛実の友人、舞台俳優)
高品雄基(遠藤翔:蒼衣の所属する劇団の主宰)
松代大介(安田和樹:愛実の元カレ、事故死した元バンドメンバー)
原日出子(安田朋絵:和樹の母)
谷口翔太(丸岡哲:愛実の元バンドメンバー、ドラム、現在は寺の住職)
岩田華怜(宮本祥子:愛実の元バンドメンバー、ベース)
仙道敦子(佐々木有美子:愛実の母)
杉本哲太(本堂真治:有美子の元夫、料理人)
■映画の舞台
震災から10年を経た東北のどこか(ロケ地は仙台、石巻、東松島)
ロケ地:
宮城県:仙台市
中野栄あしぐろ保育所
https://maps.app.goo.gl/pDbNNCgn9r2KSK3BA?g_st=ic
榴岡公園(コンサート)
https://maps.app.goo.gl/C8wmRJz4JJV1Wf1p6?g_st=ic
Bar Gimme Shelter
https://maps.app.goo.gl/E28PMFdGnHHZMXc37?g_st=ic
宮城県:石巻市
日活パール劇場(閉場)
https://maps.app.goo.gl/F82fF7NH12gxtRSj6?g_st=ic
炉ばた 海彦山彦 立町店
https://maps.app.goo.gl/mTmMfKshbTnKFWbf6?g_st=ic
宮城県:東松島市
大曲地区
https://maps.app.goo.gl/Bs5cmMY9FLobY5y5A?g_st=ic
宮城県:塩竈市
塩釜市立第一中学校
https://maps.app.goo.gl/DGaenypZifr9fQyA7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
震災から10年経った東北の町
恋人の死を乗り越えた保育士の愛実は、新しい恋人・悠二と結婚目前に控えていた
彼女は結婚式で元メンバーで元カレの和樹が遺した曲を演奏したいと考えていた
悠二は中学校の教師で、震災以降様子がおかしい父を持つ結莉を担当していて、彼女はとても不安定だった
彼女を支える親友の咲良、結莉の祖母・文子も彼女に気を使いながらも支えていた
同じ頃、愛実の友人の蒼衣は演技に悩んでいて、上演予定の演目のリハーサルでも主宰の翔から何度もダメ出しをされている
それぞれは震災から10年経った今も心の中に何かを抱えていて、それゆえに浮かない顔をしていた
そんな折、学校の三者面談にて、祖母と学校に来た結莉は、教員の方にハマった言葉に心をかき乱されて不登校になってしまう
父もさらに酒が進み、事態は良化の兆しが見えぬほどに暗雲に支配されていたのである
テーマ:生きることの意味
裏テーマ:それでも人は生きていく
■ひとこと感想
震災関連ということはチラシなどでわかったのですが、描いている内容は震災が必要だったかと言われれば微妙な感じになっています
群像劇のようになっていて、幾つものエピソードが所狭しとやってくる感じになっていて、最後のライブでは3つの物語が同時に重なるという演出がなされていました
愛実のライヴと和太鼓のリズムが重なり、愛実の歌と演劇が重なる演出
意図は分かりますが、逆に何言ってるかわからない感じになっていましたね
震災に関しては、知り合いに犠牲者がいなかったために、当時そこでどんなことが起こっていたか、は伝聞以外に知りようがありません
それゆえに、映画の中で正論をいう教師の目線になりがちですが、かと言って「何も語らないよりはマシなのかな」と思ってしまいます
いつまで経っても被害者と呼ばないでほしいと思う人がいる一方で、あの時の傷は理解できないと跳ねつける人もいる
あの時、そこにしかいなかった人にしかわからない想いというものはありますが、それは3.11だけに限らないというものがこの映画にはあるのだと思います
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/385743/review/fa42de68-90ab-4307-b0b1-c6e4160abeec/
公式HP:
https://arifuretamirai.wixsite.com/home
■わたしの見ている世界が全て
■オススメ度
家庭内不和の物語に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.4.6(アップリンク京都)
■映画情報
情報:2023年、日本、82分、G
ジャンル:母の死によって再開した兄弟姉妹の軋轢を描いたヒューマンドラマ
監督:佐近圭太郎
脚本:末木はるみ&佐近圭太郎
キャスト:
森田想(熊野遥風:実家を飛び出した次女、ベンチャー勤務から独立へ)
中村映里子(熊野実和子:遥風の姉、実家の定食屋の切り盛り、出戻り)
中崎敏(熊野拓示:遥風の兄、次男、引きこもりのニート)
熊野善啓(熊野啓介:遥風の兄、長男、実家を守ろうとする頑固者)
■映画の舞台
東京郊外
ロケ地:
東京都:国分寺市
シルクハット
https://maps.app.goo.gl/3s6ewYTBCosq9qc36?g_st=ic
フードセンター日吉
https://maps.app.goo.gl/2aEdLL5w2g7fTwK89?g_st=ic
参百圓食堂 日吉小町
https://maps.app.goo.gl/8hAgPAsL5i1GUcJx8?g_st=ic
清水農園直売所(この付近かも)
https://maps.app.goo.gl/Dbi9Y3KvUtRo7Fuy8?g_st=ic
スナック紫苑
https://maps.app.goo.gl/hX3y4pkjfeBZq8jr5?g_st=ic
丸信リサイクルショップ
https://maps.app.goo.gl/JtEqJmzaJqisj4TT9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
新宿のベンチャーで働いている遥風は、企業の立ち上げと成長に貢献したことを自負していたが、経営者と折り合いが合わずに揉めて辞めてしまう
新しくベンチャーを立ち上げようと考えるものの、その資金の捻出は難しかった
そんな折、疎遠だった母が死んだこともあり、遥風は実家に帰ることになった
実家の定食屋&コンビニは長男・啓介と出戻りの長女・実和子が切り盛りをしていて、次男・拓示は引きこもって親の脛をかじって生きていた
遥風は、経営難の実家の惨状を見て、この家を売って新しい生活をしようと提案する
だが、誰もが動くことに消極的で、それぞれに未来がありながらも、その一歩を踏み出せないまま、実家にしがみついている
そこで遥風は、兄弟姉妹を焚き付けて、企業資金獲得のために、なんとしてでも売ろうと考えるのである
テーマ:自立とプライド
裏テーマ:孤立と衝突
■ひとこと感想
実家をかき乱すデキる次女に森田想さんを配するということで、迷うことなく鑑賞
ハマり役で、どれだけズバズバ言っても、最後は満たされない悲哀というものがそこはかともなく合っていました
実家暮らしの三人が固執する理由も分かりますが、あの惨状では先細りは目に見えています
それぞれが家庭を持てる時期にあって、あの実家はある意味で天国であり牢獄と言ったところでしょうか
両親とは疎遠で、兄弟と離れている遥風は、自分の思い通りに生きているように見えて、結局のところ「評価は他人がする」という虚しさを抱えていました
この難題は家族たちの独り立ちによって感謝の言葉に変わりますが、それで満たされないところに本作の骨子があるように思えました
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】わたしの見ている世界が全て【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/386025/review/97e03ccc-646d-47da-ad21-a6738d32796a/
公式HP:
https://tokyonewcinema.com/works/wataseka/
■ノック 終末の訪問者
■オススメ度
シャマラン風味のスリラーが好きな人(★★★)
終末系の映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.4.7(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:Kcock at the Cabin(山小屋のドアをノックする)
情報:2023年、アメリカ、100分、G
ジャンル:あるゲイカップルと養女のところに不可思議な4人が訪れるスリラー映画
監督:M・ナイト・シャマラン
脚本:M・ナイト・シャマラン&スティーブ・デスモンド&マイケル・シャーマン
原作:ポール・トレンブレイ/Paul G.Tremblay『The Cabin at the EndKcock at the Cabinof the World(2018年)』
キャスト:
ジョナサン・グロフ/Jonathan Groff(エリック:山奥に住むゲイのカップル、気弱)
ベン・オルドリッジ/Ben Aldridge(アンドリュー:山奥に住むゲイのカップル、好戦的)
クリステン・キュイ/Kristen Cui(ウェン/ウェンリン:エリックとアンドリューの養女、もうすぐ8歳、バッタ集めが趣味)
デイブ・バウティスタ/Dave Bautista(レナード・ブロヒット:ウェンに声をかける来訪者、元人権弁護士)
ニキ・アムカ=バード/Nikki Amuka-Bird(サブリナ・ギティンズ:来訪者、術後看護師)
ルパート・グリント/Rupert Grint(レドモンド/ロリー・オバノン:エリックと因縁のある来訪者、ガス会社勤務)
アビー・クイン/Abby Quinn(エイドリアン:来訪者、メキシカンレストランの料理人)
■映画の舞台
アメリカ:ニュージャージー州
ロケ地:
アメリカ:ニュージャージー州
バーリントン/Burlington County
https://maps.app.goo.gl/HUEXr8DZ4763dERX7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
ニュージャージー州の山奥で暮らしているゲイカップルのエリックとアンドリューには、もうすぐ8歳になる養女ウェンがいた
ウェンはバッタを集めて名前をつけて観察するのが趣味で、その日も山小屋近くでバッタを探していた
そんな彼女の元に大柄で不審な男がやってくる
彼はウェンと質問遊びをするものの、その都度周囲を気にしている
そして、その視線の先に3人の見知らぬ人がやってきて、ウェンは2人の父親に危険を知らせた
3人が山小屋に籠っていると、ノックの音が「7回」鳴って、呼ぶ声が聞こえる
彼らを追い払おうとするものの、武器を持っていて、それで窓を壊して侵入してきた
応戦するものの多勢に無勢で、エリックとアンドリューはあえなく捕まってしまう
そして、レナードは「世界を救うために家族の誰かを犠牲にしろ」と迫る
彼らは「神の啓示」を受けていて、彼らがひとり死ぬたびに、世界には不幸が訪れるというのである
テーマ:信仰と疑念
裏テーマ:救いと解釈
■ひとこと感想
シャマラン監督作は『エアベンダー』ですら映画館で観たガチ勢なので、迷うことなく初日に鑑賞
最近は失速気味かなと思っていましたが、設定だけは相変わらず冴えていますね
本作では「山小屋に住むゲイカップルとアジア系の養女」という色んな要素をぶっ込みまくった家族が「世界を救うために誰を犠牲にするのか」という難題を突きつけられます
彼らの元に訪れる4人はいずれも「啓示」を受けていて、それが本当なのかはわかりません
でも、ひとりひとりが自らの命を差し出すことで、信じる信じない以前に「何かをしなければ」と思ってしまいます
エリックとアンドリューとウェンの誰が犠牲になるか、ということは、ほとんど二択に近いのですが、原作では「斜め上」の展開になっています
映画では、そこをシャマラン流に変えることで、キリスト教圏における「終末」というものの意味を強調しているように思えました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/386136/review/d84a5d53-8c99-4ee3-946b-e27bff78e4e5/
公式HP:
■仕掛人・藤枝梅安 弐
■オススメ度
前作を観た人(★★★)
時代劇が好きな人(★★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.4.7(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2023年、日本、134分、G
ジャンル:京の都にて、因縁と遭遇する梅安と彦次郎を描いた時代劇
監督:河毛俊作
脚本:大森寿美男
原作:池波正太郎『仕掛人・藤枝梅安(1972年、講談社)』
キャスト:
豊川悦司(藤枝梅安:腕の良い鍼医者、裏の顔は仕掛人)
(少年期:田中奏生)
片岡愛之助(彦次郎:楊枝作り職人、梅安の友人の仕掛人)
高畑淳子(おせき:梅安のお手伝い)
小林薫(津山悦堂:梅安の師匠)
高橋真悠(おひろ:彦次郎の妻)
菅野美穂(おもん:梅安に惚れ込んでいる「井筒」の女中)
一ノ瀬颯(佐々木八蔵:浪人の仕掛人)
佐藤浩市(井上半十郎:浪人の仕掛人)
椎名桔平(峯山又十郎:大和国郡山藩士)
椎名桔平(井坂惣市:又十郎の双子の弟)
■映画の舞台
京都の都
ロケ地:
京都府:京丹後市
五十河の里「民家苑」農楽堂
https://maps.app.goo.gl/zJHzZYJGq7muhnqy5?g_st=ic
質美八幡宮
https://maps.app.goo.gl/EtySAvJemWMeZd4t8?g_st=ic
京都市:右京区
梅宮大社
https://maps.app.goo.gl/eYGCHq93CmgiuDbc9?g_st=ic
京都小倉山・二尊院
https://maps.app.goo.gl/5WTwqZ41Q3uDyR5j8?g_st=ic
大覚寺
https://maps.app.goo.gl/r36uwEFKygAgSaXw9?g_st=ic
妙心寺
https://maps.app.goo.gl/Ysodb3L2Qf9xvxxt6?g_st=ic
民宿わらびの里
https://maps.app.goo.gl/arnrtavQB2fB3RAQA?g_st=ic
京都市:山科区
毘沙門堂
https://maps.app.goo.gl/MsnfAEf11YKL5KtS7?g_st=ic
京都府:園部町
普濟寺
https://maps.app.goo.gl/8Ctn8ByTEWiPzZ689?g_st=ic
■簡単なあらすじ
前作にて、京に行くことを決めた梅安と彦次郎は、その道中である侍と遭遇する
彦次郎は妻を苦しめた浪人だと断罪するものの、梅安にはそうは思えなかった
そして、彼を尾行していくと意外な事実が発覚する
男は大和国郡山藩主の藩士・峯山又十郎であり、彦次郎が思っている仇ではなかった
だが、彼には人に話せない弟がいることがわかり、それが彦次郎の仇ではないかと探りを始める
そこで梅安は、上方の蔓・白木屋に接触し、「起こりはないか」と探りを入れる
白木屋は安い起こりを受けていたが、それを実行する仕掛人はいなかった
そこで梅安は「安い起こり」を引き受けることに決める
その「仕掛」こそ、彦次郎の仇である浪人・井坂惚市を始末するというもので、「起こり」はあの峯山だったのである
峯山は身内の恥を晒すのを恐れ、弟の始末をつけようと考えていた
その仕掛けが梅安に巡ってきたのである
テーマ:逃れられぬ因果
裏テーマ:始末の行方は神の定め
■ひとこと感想
前作で久々に時代劇を堪能し、続編が京ということで、個人的に盛り上がっていました
今回は彦次郎の因縁の話かと思ったら、きちんと梅安の因縁まで登場していましたね
このあたりの重ねは見事で、物語に深みがあったと思います
物語としては、前作の兄妹の因縁のインパクトには及ばないと思いますが、明確な敵がいる分、仕掛け戦として楽しめました
仕掛けは基本的に地味ですが、敵が手練れだけに、どうやって倒すのかが楽しみでしたね
かなり醜悪に仇を描いているので、どこまでエグいのかなあと思っていましたが、意外とあっさり風味に仕上がっていました
エンドロール後にも「続き」を匂わせる映像がありましたので、興行収入が良ければ続くのかもしれません
それが時代劇専門チャンネルのコンテンツなのか、映画になるのかはわかりませんが、映画公開になれば足繁く通いたいと思います
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■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
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公式HP:
■ザ・ホエール
■オススメ度
ブレンダン・フレイザーさんの快演を堪能したい人(★★★★)
親子の諍いの物語に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.4.8(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:The Whale
情報:2022年、アメリカ、117分、PG12
ジャンル:病的に肥満の父親と疎遠だった娘の最期の5日間を描くヒューマンドラマ
監督:ダーレン・アロノフスキー
脚本:サム・D・ハンター
原作:サム・D・ハンター/Samuel D.Hunter『The While(2012年)』
キャスト:
ブレンダン・フレイザー/Brendan Fraser(チャーリー:病的に肥満な英語教師)
セイディー・シンク/Sadie Sink(エリー: 別居中のチャーリーの娘、高校生)
(幼少期:Jacey Sink)
サマンサ・モートン/Samantha Morton(メアリー:チャーリーの元妻、エリーの母)
タイ・シンプキンス/Ty Simpkins(トーマス: キリスト教系「ニューライフ教会」の宣教師)
ホン・チャウ/Hong Chau(リズ:チャーリーの唯一の友人、看護師、恋人アランの妹)
■映画の舞台
アメリカ:アイダホ州
モーモン/Mormon
https://maps.app.goo.gl/HPrmpK32fEkBNmxYA?g_st=ic
ロケ地:
アメリカ:ニューヨーク
ニューバーグ/Newburgh
https://maps.app.goo.gl/HgJbCYp7RYjKGr7o7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
体重が270キロもある英語教師のチャーリーは、大学のオンライン講義の講師として生計を立てていた
彼を支えるのは、恋人アランの妹リズで、彼女は看護師として夜勤の合間を見計らって尋ねてきていた
ある日、急に息苦しくなったチャーリーの元にニューライフ教会の若き宣教師トーマスが偶然やってきた
チャーリーは彼に「メルヴィルの『白鯨』について書かれたエッセイ」を読ませると、少しずつ発作が収まってきた
落ち着きを取り戻したところにリズがやってきた
リズはチャーリーにうっ血性心不全の兆候があるとして病院へ行くことを勧めるも、彼は保険がないなどの理由で病院に行こうとしない
だが、自分の余命がわずかだと知ったチャーリーは、8年近く会っていない娘のエリーを呼び寄せる
エリーは応じるものの、2人の中は険悪で、チャーリーは「死んだらお金は全部あげるから」と条件をつけて、毎日来るように仕向けた
テーマ:懺悔と救済
裏テーマ:人を救うものの正体
■ひとこと感想
アカデミー賞主演男優賞受賞の報が出る前から気になっていた作品で、「打ち上げられた鯨」を揶揄した「The Whale」に興味を持っていました
病的に肥満で室内もロクに動けないチャーリーですが、なぜか病気にかかろうとしません
その理由はラスト付近で明かされますが、その理由を身勝手と取るか愛と捉えるかは微妙なところのように思えます
物語は、親子の和解を描いていますが、その背景にあるのは「白鯨」と「宗教」で、このあたりの知識がないと意味がわからないかもしれません
「白鯨」に関しては、アメリカでは誰もが読んでいるレベルの一般教養なのですが、日本ではあまり馴染みがないですね
また、宗教に関しても「終末論を唱えるカルト(原作ではモルモン教)」が登場し、神は人を救うだろうか論というものが登場します
チャーリーもリズも宗教を否定していて、宣教師トーマスに言葉をぶつけるシーンは圧巻でした
それにめげずに「ここに来た理由」を模索するトーマスも大概ですが、それを狂信と呼ぶかどうかは微妙なところでしょうか
でも、彼の行動によって、エリーの一面が照らし出されるところは巧妙なシナリオだったと思います
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公式HP:
■AIR エアー
■オススメ度
「エア・ジョーダン」誕生秘話を知りたい人(★★★)
ビジネス系映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.4.8(MOVIX京都)
■映画情報
原題:Air
情報:2023年、アメリカ、112分、G
ジャンル:NIKEの「エア・ジョーダン」誕生秘話を描いたお仕事映画
監督:ベン・アフレック
脚本:アレックス・コンベリー
キャスト:
マット・デイモン/Matt Damon(ソニー・ヴァッカロ/Sonny Vaccaro:NIKEのスカウト担当者)
ベン・アフレック/Ben Affleck(フィル・ナイト/Phil Knight:NIKEのCEO、共同経営者)
ジェイソン・ベイトマン/Jason Bateman(ロブ・ストラッサー/Rob Strasser:NIKEのバスケ部門マーケティング責任者、共同経営者)
クリス・タッカー/Chris Tucker(ハワード・ホワイト/Howard White:NIKEバスケ部門、選手担当責任者)
マシュー・マー/Matthew Maher(ピーター・ムーア/Peter Moore:MIKEデザイン担当責任者)
マーロン・ウェイアンズ/Marlon Wayans(ジョージ・ランベリング/George Raveling:バスケ・アメリカ代表のコーチ補佐)
クリス・メッシーナ/Chris Messina(デヴィッド・フォーク/David Falk:マイケル・ジョーダンのエージェント)
ビオラ・デイビス/Viola Davis(デロリス・ジョーダン/Deloris Jordan:マイケルの母)
ジュリアス・テノン/Julius Tennon(ジェームス・ジョーダン/James R. Jordan Sr.:マイケルの父)
Damian Delano Young(マイケル・ジョーダン/Michael Jordan:NBAの新人バスケ選手)
Tom Papa(スチュ・インマン/Stu Inman:NBAのヘッドコーチ)
Gustaf Skarsgård(ホルスト・ダスラー/Horst Dassler:アディダスのCEO)
Barbara Sukowa(ケーテ・ダスラー/Kathy Dassler:ホルストの母)
■映画の舞台
1984年、
アメリカ:オレゴン州
ビーバートン/Nike World Headquarters
https://maps.app.goo.gl/tRYZykKRe2JKeHDK6?g_st=ic
アメリカ:ノースカロライナ州
ウィルミントン
https://maps.app.goo.gl/8F7Qa5nezzLQWbtb7?g_st=ic
ロケ地:
アメリカ:カリフォルニア州
ロサンゼルス
アメリカ:カリフォルニア州
サンタモニカ
■簡単なあらすじ
バスケットシューズ部門で低迷を続けるNIKE社は、起死回生の一手のために25万ドルで3選手を選ぼうと考えていた
だが、スカウターのソニーは「マイケル・ジョーダンに全てを集中させよう」と考える
CEOのフィルは猛反発し、共同経営者のロブも「彼はアディダスを気に入っている」と勝ち目がないと考えていた
諦めきれないソニーは、マイケル・ジョーダンのエージェントであるデビッド・フォークに打診するものの、正式なオファーがないと受けられないという
そこでソニーは、単身で彼の実家に出向き、プレゼンを受けさせて欲しいと懇願する
その行動に感化されたのか、母デロリスの説得によって、アディダス、コンバースの次にプレゼンを受けてもらえることになった
ソニーはシューズデザイナーのピーター・ムーアと共に「最高のバスケットシューズ制作」に取り組む
そして、運命の日を迎えることになったのである
テーマ:熱意と交渉
裏テーマ:信じることの難しさ
■ひとこと感想
「エア・ジョーダン」と言えば、「持ってたらカツアゲに遭う」という時代を知っていて、かなりの懐かしさを感じてしまいました
その制作秘話を描いているのですが、マイケル・ジョーダンが一切顔を見せないという、驚きの構成になっています
映画的には「NIKEとデロリス」のガチバトルという感じになっていて、母の心を動かせるかどうかという心理戦が展開されます
また、人を動かせるスピーチとは何かに言及していて、キング牧師のエピソードをうまく回収していました
映画は知る人ぞ知る内容ではありますが、懐古的な映画として、その時代に生きた人にとっては当時の出来事が蘇るようなショットが満載されています
マイケル・ジョーダンがどうして決断したのかまではわかりませんが、当時の年齢を考えると、母親の仕掛けというものが大きな影響を与えていたのでしょう
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