■映画鑑賞まとめ■

 

7月、第4週(2023.7.17〜2023.7.23

 


ヴァチカンのエクソシスト

 

■オススメ度

 

キリスト教と悪魔の関係を学びたい人(★★★★)

エクソシスト系映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.7.17(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

原題:The Pope‘s Exorcist(教皇のエクソシスト)

情報:2023年、アメリカ、103分、PG12

ジャンル:教皇直属のエクソシストが強力な悪魔祓いをする様子を描いたオカルト系ホラー映画

 

監督:ジュリアス・エイヴァリー

脚本:マイケル・ペトローニ&エヴァン・スピリオトポウロス

原作:ガブリエーレ・アモルト『An Exorcist Tells His Story(エクソシストは語る、1999年)』『An Exorcist More Stories(2002年)』

 

キャスト:

ラッセル・クロウ/Russell Crowe(ガブリアーレ・アモルト/Gabriele Amort:ローマ教皇に仕える神父)

   (若年期:Edward Harper-Jones

ダニエル・ゾバット/Daniel Zovatto(トーマス・エスキベル神父:悪魔祓いに協力するカスティーリャの神父)

 

Peter DeSouza-Feighoney(ヘンリー・バスケス:悪魔に取り憑かれた少年)

アレックス・エッソー/Alex Essoe(ジュリア・バスケス:ヘンリーの母)

Laurel Marsden(エイミー・バスケス:反抗期のヘンリーの姉)

Santi Bayon(ロベルト・バスケス:事故死したヘンリーの父)

 

フランク・ネロ/Franco Nero(ローマ教皇/聖下)

 

Cornell John(ルムンバ司教:公聴会のメンバー、アモルトの友人)

Ryan O’Grady(サリバン:悪魔を信じない枢機卿)

Matthew Sim(アバト枢機卿/猊下:公聴会のリーダー)

 

Ralph Ineson(アスモデウス/Asmodeus:ヘンリーに取り憑く悪魔の声)

 

Bianca Bardoe(ロザリア:アモルトと因縁のある少女)

Carrie Munro(アデラ:トーマスと因縁のある女性)

 

■映画の舞台

 

1987年、

スペイン:カスティーリャ

https://maps.app.goo.gl/NL1mGpGY49EiCf757?g_st=ic

 

ロケ地:

アイルランド:ダブリン

Trinity College

https://maps.app.goo.gl/WXGRKuVvDTDRVG4B6?g_st=ic

 

アイルランド:

Limerick/リムリック

https://maps.app.goo.gl/ohNBVXNuW4T35Brn7?g_st=ic

 

イタリア:ローマ

 

■簡単なあらすじ

 

ローマ教皇に任命されたチーフエクソシストのアモルト神父は、数々の悪魔祓いを成功させてきた伝説の神父だった

1987年、イタリアのトロペーヤで起きた憑依を解決したアモルトだったが、キリスト正教会の公聴会に呼ばれてしまう

トロペーヤの一件は無許可の悪魔祓いであると忠告を受け、公聴会のサリバン枢機卿はアモルトをチーフから外すように進言する

だがアモルトは、「文句ならボスに言え」と開き直っていた

 

そんな彼の元に、教皇直々の依頼が舞い込む

それはカスティーリャにあるサン・セバスチャン修道院にて、ある少年が強力な悪魔に取り憑かれているというものだった

 

現地に向かったアモルトは、修道院を修復して売却を考えていたバスケス一家と接見する

父は事故死していて、それから長男は口を聞かなくなったという

そして、悪魔は少年ヘンリーに取り憑き、ある目的を持ってアモルトをこの地に呼び寄せていたのである

 

テーマ:悪魔とキリスト教

裏テーマ:悪魔憑依の因果関係

 

■ひとこと感想

 

ラッセル・クロウさんがエクソシストということで、フィジカルな戦いになるのかと心配していましたが、悪魔の所業は置いておいて、現実的な感じに仕上がっていましたね

悪魔に対して、ひたすら祈るというスタンスで、聖具の力を借りて、悪魔祓いをする様子が描かれています

 

映画の内容は、キリスト教徒が悪魔を怖がる理由が描かれていて、悪魔というものがどのような概念でキリスト教の中に根付いているのかの勉強になります

既知のことから「へえー」と唸るものまであって、これまでのエクソシスト系の映画を見返したくなる含蓄に溢れていました

 

ラテン語最強ということで、お馴染みの祈りが登場したりするので、キリスト教のことを全く知らなくても楽しめる内容になっています

悪魔の階級などの蘊蓄もあったりするので、これまでファンタジー系のゲームなどで馴染みのある人にとっては面白く感じるかもしれません

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ヴァチカンのエクソシスト【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/389362/review/38153d57-eb09-4dce-b887-7751d2eeabd9/

 

公式HP:

https://www.vatican-exorcist.jp/


■アイスクリーム・フィーバー

 

■オススメ度

 

90年代の渋谷っぽさを体感したい人(★★★)

キレイなお姉さんと可愛い女の子を堪能したい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.7.18(TOHOシネマズ二条)

 

■映画情報

 

情報:2023年、日本、103分、G

ジャンル:アイスクリームショップを巡る、前を向こうとする女性たちの群像劇

 

監督:千原徹也

脚本:清水匡

原案:川上未映子『愛とか夢とか』所収「アイスクリーム熱」

 

キャスト:

吉岡里帆(常田菜摘:美大卒のアイスクリームショップ「SHIBUYA MILLION ICECREAM」の店員)

モトーラ世理奈(橋本佐保:常連客の作家)

 

詩羽(桑島貴子:菜摘のバイト仲間)

MEGUMI(荒川直子:アイスクリーム店のオーナー)

 

安達祐実(高嶋愛:アイスクリーム店の近くに住んでいた女性)

南琴奈(高嶋美和:父親探しに渋谷に来る愛の娘)

松本まりか(高嶋優:美和の突然の訪問に困惑する愛の妹)

後藤淳平(古川イズミ:美和の父、愛の元夫)

 

■映画の舞台

 

東京都:渋谷周辺

 

ロケ地:

東京都:渋谷区

猿田彦珈琲 恵比寿本店

https://maps.app.goo.gl/QT7Atc9keCxfBf2K8?g_st=ic

 

れもんらいふ

https://maps.app.goo.gl/ke7dn1QgtidN8qTR8?g_st=ic

 

快晴堂

https://maps.app.goo.gl/pBqnxXzf7S4apk8LA?g_st=ic

 

東京都:杉並区

小杉湯

https://maps.app.goo.gl/CACGDM6ZE27XoHLt5?g_st=ic

 

東京都:港区

赤い部屋

https://maps.app.goo.gl/eFGweFHUKn3TJEuQ9?g_st=ic

 

岡山県:岡山市

両備システムズ(優のオフィス)

https://maps.app.goo.gl/jbrCuBT2xRrjKBoNA?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

美大を卒業し、デザイン会社に就職した菜摘は、そこで壁にぶち当たり、今では都内のアイスクリームショップ「SHIBUYA MILLION ICE CREAM」のアルバイトをしていた

同僚の貴子都ともに時に羽目を外しながら、オーナーの直子の指示に従ってショップを経営していた

 

ある日、彼女の店に作家の佐保がやってきた

菜摘は作家とは知らなかったが、彼女の持つ独特の雰囲気に惹かれていく

 

そんな街では、疎遠だった姉・愛の娘・美和の突然の訪問に困惑する優がいた

あることをきっかけに愛との関係を断ち切っていたのだが、美和はこの街にいると思われる失踪した父を探しにきたという

そこで優は「風呂掃除をする」という条件の元、彼女を住まわせて、一緒に父親探しをすることになったのである

 

テーマ:過去を流す方法

裏テーマ:流せない過去になる方法

 

■ひとこと感想

 

事前情報はタイトルが読めないファッショナブルな映画チラシのみで、今流行りの若い女の子たちがたくさん出てくる映画だと思っていました

2つの物語が同時進行し、それぞれの悲哀が描かれていくのですが、甘いものが人生を癒すという感じで、アイスクリームやパフェなどが登場していました

 

ファッショナブルで危うい女性たちのあれこれを楽しむ映画になっていて、吉澤嘉代子さんの楽曲のPVみたいな事になっていますね

総じてクズっぽい男性が登場しますが、この男が姉妹のアレとは無茶な配役だなあと思ってしまいます

 

映像に特化した作品で、物語はさほど印象に残りませんが、2つの物語の構造もさほど重要には感じません

それがネタバレになるのかわかりませんが、気づかなくても大枠としては問題ないように思えてしまいました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】アイスクリーム・フィーバー【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://icecreamfever-movie.com/


ランガスタラム

 

■オススメ度

 

インドのカースト制度に興味のある人(★★★)

『RRR』経由で観ようと思った人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.7.19(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Rangasthalam

情報:2018年、インド、174分、G

ジャンル:村の統治に反旗を翻した兄弟を描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:スクマール

 

キャスト:

ラーム・チャラン/Ram Charan(チェルボイナ・チィティ・バーブ:農園を手伝う陽気な難聴の青年)

 

サマンタ・アッキネーニ/Samantha Akkineni(ラーマ・ラクシュミ:チィティの想い人)

ナーガ・マヘーシュ/Naga Mahesh(パッラル:ラーマ・ラクシュミの父)

 

アーディ・ピニシェッティ/Aadhi Pinisetty(チェルボイナ・クマール・バーブ:選挙に出馬するチィティの兄)

 

ジャガパティ・バーブ/Jagapathi Babu(バーニンドラ・プーパティ/プレジデント:ランガスタラムの村長)

アジャイ・ゴーシュ/Ajay Ghosh(シェーシュ・ナイドゥ:ソサエティの管理人、村長の手下)

 

プラカーシュ・ラージ/Prakash Raj(ダグシナ・ムールティ:MLA、州議員)

アミット・シャルマ/Amit Sharma(シュリマーン・ナーラーヤナー:ムールティの助手)

 

ナレーシュ/Naresh(コレスワラ・ラオ:チィティとクマールの父、仕立て屋)

ローヒニ/Rohini(カンタンマ:クマールとチィティの母)

 

アナスーヤ・バラドワージ/Anasuya Bharadwaj(コーリ・ランガンマ:チィティの叔母)

 

プジータ・ポナーダ/Pujita Ponnada(パドマ:クマールの恋人)

 

マヘーシュ・アチャンタ/Mahesh Achanta(マヘーシュ:チィティの仕事仲間)

 

■映画の舞台

 

1980年代、

インド:アーンドラ・プラデーシュ州

ゴーダーバリ川沿岸の村ランガスタラム

 

ロケ地:

インド:アーンドラ・プラデーシュ

Papikonda National Park/ハピコンダ国立公園

https://maps.app.goo.gl/dq98gbS7fC44YK1q8?g_st=ic

 

ラジャムンドリー/Rajahmurdry

https://maps.app.goo.gl/4zSDPvUUZcJr1HXm7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

アーンドラ・プラーデシュの小さな村ランガスタムに住む難聴の青年チィティは、ゴーダーバリ川から水を汲み上げて農家に配布する仕事を請け負っていた

ある日、彼の元にドバイに出稼ぎに行っていた兄クマールが戻ってくる

家族との時間を作ることになったクマールだったが、村で次々に「借金のカタに土地を奪われている」という話を聞いて、その内情を調べ始まる

 

村を支配しているのはプレジデントと呼ばれる村長で、パンチャーヤト(村の議会)は不正な帳簿を作って私腹を肥やし、文盲の村人から搾取を行なっていたことがわかる

プレジデントに掛け合うも動きを見せず、そこでクマールは村長選への出馬を決める

MLAの代議士ムールティもようやく動き出したランガスタラムを応援する立場に回った

だが、選挙活動を行うものの、村民の関心は薄く、プレジデントの取り巻きが何をするかわからないところがあって、支持の拡大は難しくなっていた

 

一方その頃、チィティは兄を手伝いながらも、ラクシュミに恋煩いをしていて、難聴による意思疎通の困難さがあらぬ方向へと向かってしまう

ラクシュミは自分を一番に考えて欲しかったが、チィティは彼女と同じくらい兄のことが好きで、二者選択には答えられない

やむを得ず、ラクシュミとの別れを選ぶものの、燃え上がった恋の炎は、そう簡単には消えやしない

 

そんな折、叔母のランガンマから「あること」を告げられたチィティは、虫の知らせを受けて、クマールを探し始める

だが、難聴の彼が兄を探すのは容易ではなかったのである

 

テーマ:権力へ鉄槌

裏テーマ:カーストを崩すのは暴力

 

■ひとこと感想

 

何の話か全く分からず、『RRR』のラーム・チャランさんが踊るということだけ念頭に置いて映画を見始めました

冒頭からいきなり誰かわからんおっさん(先生と呼ばれていた)が死にかけるという展開で、そこに至るまでの2ヶ月間が前半になっています

後半は事故直後とさらに2年後という展開になっていて、かなりの長い年月が描かれていることになりました

「Interval」って表記出たけど、そのまま後半に続くのは様式美のようになっています

 

映画は、1980年代のインドの地方都市を舞台にしていて、文盲の村人相手にカースト上位が搾取しまくるという構図になっています

そんな体制に反旗を翻すのがクマールで、彼が出馬するまでが前半、後半はその顛末という内容になっています

 

インドのカースト制度に詳しいと対立構造と服従の意味が分かりますが、それがなくても「絶対王政を敷いている村長と取り巻き」という構図は何となくわかりますね

借金づけにしている様子が描かれていましたが、領収書の概念を知らない人もたくさんいるし、6年生まで学んだ!が侮蔑の対象になる世界線は、とても30年前とは思えないところがあります

時代背景と国民の識字率の関連性などを考えていくと、ある程度の世界観は掴めてくるのではないでしょうか

 

そして、カースト最下層の反旗が描かれているのですが、その転覆に必要なものが前時代的な感じになっているのも、地域性ということになるのかなと思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ランガスタラム【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://spaceboxjapan.jp/rangasthalam/


K.G.F Chapter 1&2

 

■オススメ度

 

インドのマフィア戦争に興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.7.20(T・JOY京都)

 

■映画情報

 

原題ಕೆ.ಜಿ.ಎಫ್: ಚಾಪ್ಟರ್ ೧、英題:K.G.F: Chapter 1

情報:2018年、インド、154分、G

ジャンル:極貧の子どもとして育った少年がマフィア界で成り上がる様子を描いたクライム&アクション映画

 

原題ಕೆ.ಜಿ.ಎಫ್: ಚಾಪ್ಟರ್ ೨、英題:K.G.F: Chapter 2

情報:2022年、インド、166分、G

ジャンル:マフィア界の頂点を目指す青年が飛びかかる火の粉を振り払う様子を描いたクライム&アクション映画

 

監督&脚本:プラシャーント・ニール

 

キャスト:

ヤシュ/Yash(ラジャ・クリシュナッパ・バイヤ/ロッキー:貧困の家庭に育った少年→マフィアの片腕としてミッションに参加)

(少年期:Anmol Vijay

 

【KGF関連】

ラメーシュ・インディア/Ramesh Indira(スーリヤワルダン:KGFの創設者)

ラーマチャンドラ・ラージュ/Ramachandra Raju(ガルダ:スーリヤワルダンの長男、KGFの後継者)

ヴィナイ・ビッダッパ/Vinay Bidappa(ヴィラト:ガルダの弟)

サンジャイ・ダット/Sanjay Dutt(アディーラ:スーリヤワルダンの弟)

アイヤッパ・P・シャルマー/Ayyappa P. Sharma(ワラナム:KGFの司令官)

ジョン・コッケン/John Kokken(ジョン:KGFの監督官、奴隷調達係)

 

【ムンバイ・マフィア関連】

シュリーニディ・シェッティ/Srinidhi Shetty(リナ・デサイ:ラジェンドラ・デサイの娘、カマルの婚約者、ロッキーの想い人)

ヴァシシュタ・N・シンハ/Vasishta N. Simha(カマル:リーナの婚約者、KGFの幹部)

ラッキ・ラクシュマン/Lakki Lakshman(ラジェンドラ・デサイ:バンガロールの裏社会のボス、リナの父、KGFのボス)

B・S・アヴィナーシュ/B. S. Avinash(アンドリュース:デサイとKGFの両方と手を組む犯罪組織のボス、シェッティの上司、KGFの高位幹部)

ターラク・ポンナッパ/Tarak Ponnappa(ダヤ:アンドリュースの腹心)

ディネーシュマン・ガルール/Dinesh Mangaluru(シェッティ:ロッキーの雇用するムンバイのマフィア)

ハリーシュ・ライ/Harish Rai(カシム:ロッキーのメンター、シェッティの仲間)

 

【政治関連】

アチュト・クマール/Achyuth Kumar(グルパンディアン:DYSS党の党首、スーリヤ・ヴァルダンの親友、KGFの幹部)

ラヴィーナ・タンダン/Raveena Tandon(ラシカ・セン:首相を狙う代議士)

 

【家族関連】

アルチャナ・ジョーイス/Archana Jois(シャンタマ:病死したロッキーの母)

クリシュナッパ/Krishnappa Kgf(クリシュナッパ・バイリヤ:ロッキーの父)

 

【著作関連】

アナント・ナグ/Anant Nag(アナンド・インガラギ:『エル・ドラド』の著者)

(若年期:アショーク・シャルマー/Ashok Sharma

プラカーシュ・ラージ/Prakash Raj(ヴィジャエンドラ・インカラギ:アナンドの息子、※ Chapter 2から登場)

 

【報道関連:News24】

T. S. Nagabharana(シューリニバース:チャンネルのオーナー)

マーラヴィカ・アヴィナーシュ/Malavika Avinash(ディーパ・ヘグデ:編集長兼アンカー)

Govinde Gowda(ピオン:お茶汲みスタッフ)

 

【奴隷関連】

Lakshmipathi(ランチャ/ナレーター)

Roopa Rayappa(シャンティ:女の子を産む女性)

Krishnoji Rao(KGFの盲目の奴隷)

イーシュワリ・ラーオ/Easwari Rao(ファーティマ:ファルマンの母)

 

【その他】

バーラクリシュナ/Balakrishna(イナヤト・カリール:ドバイを拠点とするマフィアのボス、シェッティのライバル的存在)

 

 

■映画の舞台

 

1951年、

インド:コラール

https://maps.app.goo.gl/HjxNK1sRc1yiqjgE8?g_st=ic

 

ロケ地:

インド:カルナータカ

マイソール大学

https://maps.app.goo.gl/wyY28vWSCNiUeL9G8?g_st=ic

 

ロケ地:

インド:テランナーガ

Hyderadad/ハイバララード

https://maps.app.goo.gl/D4BbCgSbjfXU2tGS7?g_st=ic

インド:カルナータカ

Bangalore/バンガロール

https://maps.app.goo.gl/jpNtJSybFrhAugny5?g_st=ic

 

Lalita Mahal Palace/ラリータ・マハル宮殿

https://maps.app.goo.gl/JUteKFpmiJxgPUTC6?g_st=ic

 

Kolar Gold Fields/コラール・ゴールド・フィールド

https://maps.app.goo.gl/PPBynZa9ndpRjchh9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

【Chapter 1のみ】

かつて焚書となった著作『エル・ドラド』の作者アナンド・インカラギは、ある不正を訴えるためにジャーナリストのもとを訪れた

眉唾ものの話だったが、ニュースチャンネル24のオーナーはその話に興味を持ち、ジャーナリスト兼ニュースアンカーのディーパ・ヘグニも彼の話を聞くことになった

 

1950年頃、インド南部に「K.G.F.」と呼ばれる場所があり、そこに一人の伝説の男がいた

彼の名はラジャと言い、貧困家庭に育ち、幼い頃に母は病気で亡くなっていた

彼は母の言いつけを守り、ムンバイにて名を上げようと奮闘する

警官を公衆の面前で殴り倒し、マフィアのボス・シェッティと会うことができたラジャは、ラジャを気に入って多くの仕事をさせた

 

ラジャはその頃からロッキーという名前に変え、彼の名はムンバイ中に知れ渡ることになる

そんな彼に大きな仕事が舞い込む

それは、K.G.Fと呼ばれる場所に金脈が眠り、そこの支配者であるガルダを殺せというものだった

そこでロッキーは奴隷に紛れ込んで内部に侵入し、そこでK.G.F.の内部調査を行うことになったのである

 

テーマ:母との約束

裏テーマ:傲慢は滅亡を呼び起こす

 

■ひとこと感想

 

インド映画ブームが到来し、インド各地の映画が上陸することになりました本作はカンナダ語ベースがオリジナルになっていて、いわゆるサンダルウッドと呼ばれる地域で制作された映画となります

カルナータカしゅうが拠点となっていて、物語の舞台でもあるマンガロールやバンガロール、K.G.F.があるのもこの辺りになりますね

 

映画は『Chapter 1』と『Chapter 2』が同時公開になっていて、映画館も「連チャンできるスケジュール調整」を行っていましたね

なので、320分(インターバル15分)一気見という荒技を敢行して参りました

 

記事的に二つに分けようかと考えましたが、ほぼ前後編みたいな感じなので一つにまとめてしまいました

なので、『Chapter 2』のネタバレもあるので、まだ見てないよという人は、一旦スクロールをやめてくださいね

 

物語は、貧困から成り上がる系の物語で、基本悪人しか出てきません

なので、カタルシスがあるかどうかは微妙な感じになっていて、まさにこの世の地獄のような展開を迎えています

 

語り部が回想する流れになっていますが、『エル・ドラド』が焚書となる経緯なとは『Chapter 2』にて明かされるので、前後編と思って見ておくのが良いと思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】K.G.F. Chapter 1&2【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://kgf-movie.com/


ミッション・インポッシブル/デッドレコニング PART ONE

 

■オススメ度

 

シリーズのファンの人(★★★★)

トム様のファンの人(★★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.4.21(MOVIX京都 ドルビーシネマ

 

■映画情報

 

原題:Mission: Impossible – Dead Reckoning Part One

情報:2023年、アメリカ、164分、G

ジャンル:世界を支配する「それ」を巡って繰り返される争奪戦を描いたアクション映画

 

監督:クリストファー・マッカリー

脚本:クリストファー・マッカリー&エリック・ジェンドレセン

原作:ブルース・ゲラー

 

キャスト:

トム・クルーズ/Tom Cruise(イーサン・ハント:「それ」の確保を命じられるIMFのエージェント)

ヘイリー・アトウェル/Hayley Atwell(グレース:「それ」をうっかり盗んでしまうプロの泥棒)

 

ビング・レイムス/Ving Rhames(ルーサー・スティッケル:IMFのプログラマー)

サイモン・ペッグ/Simon Pegg(ベンジー・ダン:IMFの技術担当)

 

レベッカ・ファーガソン/Rebecca Ferguson(イルサ・ファウスト:MI6のエージェント、イーサンの恋人)

 

バネッサ・カービー/Vanessa Kirby(ホワイト・ウィドウ/アラナ:ブラック・マーケットの支配者)

Frederick Schmit(ゾーラ:アラナの弟)

 

イーサイ・モラレス/Esai Morales(ガブリエル:「それ」の秘密を知る謎の男)

ポム・クレメンティエフ/Pom Klementieff(パリス:ガブリエルに仕えるフランスの殺し屋)

 

マリエラ・ガリガ/Mariela Garriga(マリー:イーサンの元カノ、回想)

 

ヘンリー・ツェーニー/Henry Czerny(ユージーン・キットリッジ:IMFの長官、イーサンに「それ」奪還の命令を下す男)

ケイリー・エルウィズ/Cary Elwes(デンリンガー:国家情報局の長官)

 

シェー・ウィガム/Shea Whigham(ジャスパー・ブリッジス:イーサンを追うCIA)

Greg Tarzan Davis(ドガ・ミツィポリ:ジャスパーの相棒)

 

■映画の舞台

 

ベーリング海:アリューシャン海崖

オランダ:アムステルダム

アラビア砂漠(イェメン国境付近)

アラブ首長国連邦:アブダビ国際空港

イタリア:ベネツィア

 

ロケ地:

ノルウェー:ヘルセットコペン

Helsetkopen, Møre og Romsdal, Norway

https://maps.app.goo.gl/7gzray2JjYJ662iu7?g_st=ic

 

Hellesylt/ヘレシルト

https://maps.app.goo.gl/EjqX88iqm7vRypzR9?g_st=ic

 

 

Åndalsnes/オンダールスネス

https://maps.app.goo.gl/xQnqNqKHipZeqpUGA?g_st=ic

 

イギリス:ダービーシャー

Stoney Middleton/ストーニー・ミドルトン

https://maps.app.goo.gl/Y3xrrCjHQfZDi1u49?g_st=ic

 

イギリス・バーニンガム

Grand Central/グランドセントラル

https://maps.app.goo.gl/jcVr8fHzP8ZUBCgY9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

実現不可能なミッションを請け負う「IMF」のメンバー、イーサン・ハントは長官のキトリッジから「Entity」と呼ばれる鍵のようなものを探すように命令を受ける

「Entity」は2つの鍵を合わせた立体鍵で、その二つが合わさると世界を滅ぼすだけの力を得られるという

 

イーサンが向かったのは、鍵の一つを持っているとされる元MI6のイルサで、イーサンは彼女を探すためにアラビア砂漠へと向かった

イルサと合流を果たしたイーサンは鍵を回収し、その後諜報機関が集まる会合に潜入を果たした

そこでは「Entity(日本語訳=それ)」という学習型AIについての危険性が話し合われていて、「それ」はデジタルシステムを妨害し、世界のあらゆる場所に侵入するウイルスのような存在だった

 

「Entity」はすでにロシアの原潜を沈めた実績を持ち、その学習能力は人智を超える速度で発達している

この話を聞いたイーサンは鍵を探し出して「Entity」を破壊しようと目論む

だが、その思惑は知れ渡り、各方面から追っ手が迫ることになったのである

 

テーマ:大義と選択

裏テーマ:ポケットの中の安全

 

■ひとこと感想

 

シリーズは大体観ていますが、ほとんど記憶に残っていないというのが本音で、マリーが出てきた時は「誰だったっけ」と一瞬考えてしまいました

イルサに関してもうろ覚えで、巻き込まれて非業を迎える役割だったかなあとか、余計なことを考えていましたね

スケジュールが合ってドルシネで鑑賞になりましたが、下手な吹替を我慢できるなら、4DXの方が楽しめそうな気がします

 

映画は、メインのダイブの撮影風景が予告扱いでガンガン流れていたので、それを超える映像がないのは残念でした

予告編も見せすぎていて、物語が単純なので「どうなるかほぼわかる」という感じになっていました

映像はアクション控えめ、カーチェイス多めという感じで、コミカルな演出が結構多かったように思います

それを楽しめるかどうがですが、スクーターなぎ倒しのシーンで笑わずにはいられないと思います

 

物語は、もうちょっと頑張ってほしいという感じに思えて、鍵をそのままポケットに入れて盗まれるの繰り返しで、人類滅亡系のアイテムの雑さに驚いてしまいます

争奪戦で落ちて、誰かが踏んだらどうするんだろうと思っていましたし、「Entity」の中身を確認せずに鍵壊してもよかったんじゃないだろうかと、これまた余計なことを考えてしまいした

 

とは言え、字幕で「それ」は語彙量の無さが露呈していて、「それっと言えばITじゃね」とこれまた余計なことを考えるハメになっていました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ミッション・インポッシブル/レッドレコニング PART ONE【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://missionimpossible.jp/


裸足になって

 

■オススメ度

 

アルジェリアの実情を知りたい人(★★★)

女性たち再生と蜂起を描いた映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.7.22(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Houria(自由)

情報:2022年、フランス&アルジェリア、99分、G

ジャンル:大怪我で声を失ったダンサーが、リハビリで出会った人々にダンスを教えるヒューマンドラマ

 

監督&脚本:ムニア・メドール

 

キャスト:

リナ・クードリ/Lyna Khoudri(フーリア:大怪我によって声を失った元プリマドンナ、ホテルの清掃員)

 

ラシダ・ブラクニ/Rachida Brakni(サブリナ:フーリアの母、バレエのコーチ)

アミカ・イルダ・ドィアイダ/Amira Hilda Douaouda(ソニア:スペインに行きたいフーリアの親友、ホテルの清掃員)

 

Marwan Fares(アリ・ベン・ハダフ:フーリアを襲う男)

Salim Kissari(ギャンブルの元締め)

 

メリエム・ムジカネ/Meriem Medikane(アメル:リハビリの先生)

ナディア・シン/Nadia Kaci(ハリマ:夫を亡くして声を失った女性)

ザーラ・ドゥモンディ/Zahra Manel Doumandji(サナ:聾唖の女性)

サラ・グエンドゥス/Sarah Guendouz(ナセラ:自閉症の姉妹)

Amina Benghernaout(リラ:自閉症の姉妹)

Sarah Hamidi(ラミア:子どもが産めない女性)

 

Hadjar Benmansour(ソルタニ:弁護士)

Salima Abada(ユセフ:警察署長)

 

■映画の舞台

 

アルジェリア:

Algiers/アルジェ

https://maps.app.goo.gl/1bMDHFSAic8oqrMq9?g_st=ic

 

ロケ地:

フランス:マルセイユ

アルジェリア:アルジェ

 

■簡単なあらすじ

 

アルジェリアに住むバレエダンサーのフーリアは、王立バレエ団に入るための訓練を行なっていた

母サブリナの厳しい指導の元、親友のソニアたちと一緒に練習に励み、時にはハメを外して遊んでいた

フーリアはお金を貯めて母のために車を買おうとしていて、ホテル清掃で得たお金を闇賭博に注ぎ込んでいた

 

ある日、ギャンブルに勝ったフーリアだったが、勝負の向こうを主張するアリに襲われてしまう

石階段を転落したフーリアは、顔面を強打し、足も骨折してしまう

バレエ団への試験にも参加できず、失意のフーリアは、心的外傷の影響で声をも失ってしまう

 

母が寄り添い、ソニアが声をかけても、フーリアは心から笑うことができない

そんな折、病院のリハビリ患者たちと交流することになったフーリアは、彼女たちにダンスを教えることになったのである

 

テーマ:不屈と恐怖

裏テーマ:アルジェリアの闇

 

■ひとこと感想

 

大怪我をしたダンサーが再起を果たすという物語かと思っていましたが、思った以上に重くて怖い話になっていました

アルジェリアをイメージで語るのは良くないのですが、映画はある側面を描いているのかなと思います

 

主人公のフーリアは裕福ではない家庭ですが、アルジェリア国立バレエ団を目指して練習ができる環境にはあります

高級そうなホテルの清掃員として働き、母はバレエの先生として収入を得ています

まるで姉妹のようなソニアはスペインに脱出することを考えていて、その厳戒態勢は相当なものでしたね

 

再生において、自分よりも不遇な人たちと出会うことになったのですが、彼女たちの過去にアルジェリアの激動の歴史が刻まれていました

このあたりはアルジェリアの歴史を紐解くしかないないのですが、テロリストと警察の関係などダークな部分が多く描かれていました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】裸足になって【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/389324/review/9970f50e-4d79-49a4-b9ef-c1d6864f7997/

 

公式HP:

https://gaga.ne.jp/hadashi0721/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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