■映画鑑賞まとめ■

 

11月、第2週(2023.11.6〜2023.11.12

 


おしょりん

 

■オススメ度

 

鯖江の眼鏡に興味がある人(★★★)

努力の物語が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.11.6(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

情報:2023年、日本、120分、G

ジャンル:村おこしのために眼鏡工場を作った実話を基にしたヒューマンドラマ

 

監督:児玉宜久

脚本:関えり香&児玉宜久

原作:藤岡陽子『おしょりん(ポプラ社、2014年)』

 

キャスト:

北乃きい(久々津むめ/増永むめ:五左衛門に嫁ぐ娘)

   (幼少期:三笠まひろ?

 

小泉孝太郎(増永五左衛門:庄屋の息子、増永眼鏡工場の代表)

   (幼少期:平野虎冴

森崎ウィン(増永幸八:五左衛門の弟、明昌堂の商人)

   (幼少期:巻奇晴

 

駿河太郎(増永末吉:眼鏡工場の番頭、元宮大工)

高橋愛(増永小春:末吉の妻)

石森愛梨(増永つね:末吉の娘)

 

かたせ梨乃(増永せの:五左衛門と幸八の母)

内田陽奈乃(増永つい:むめの娘、長女)

 

佐野史郎(橋本清三郎:明昌堂の代表)

秋田汐梨(橋本千代:清三郎の姪)

 

外能久(米田:村に来る眼鏡職人)

磯野貴理子(米田ミツノ:米田の妻)

 

津田寛治(豊島松太郎:村に来る真鍮の職人)

 

榎木孝明(久々津五郎右衛門:むめの父)

東てる美(久々津きり:むめの母)

 

中山卓也(沢田五郎吉:眼鏡工場の番頭、セルロイドに興味を持つ)

松永尚瑠輝(増永三之助:眼鏡工場の番頭、元八郎の上司)

酒井友也(佐々木八郎:三之助の部下、のちの番頭)

 

■映画の舞台

 

明治37年、

福井県:足羽群麻生津村

https://maps.app.goo.gl/Pd4cTh1Voiz5bqjZ9?g_st=ic

 

ロケ地:

福井県:福井市

おさごえ民家園

https://maps.app.goo.gl/mhDLjUHuc4FnTDqd8?g_st=ic

 

五太子の滝

https://maps.app.goo.gl/YH7tshAV2xJgtcxS7?g_st=ic

 

福井県:敦賀市

気比の松原

https://maps.app.goo.gl/bFRPpoKU5vmhmNcT6?g_st=ic

 

福井県:若狭市

熊川宿

https://maps.app.goo.gl/rYPDo6CCsuWCFwSe8?g_st=ic

 

瓜割の滝

https://maps.app.goo.gl/qaFd2DC6hEoh13oh9?g_st=ic

 

福井県:越前町

旧萩野小学校笈松分校

https://maps.app.goo.gl/LQZVbJyWE2571AXW9?g_st=ic

 

福井県:坂井市

旧岸名家住宅

https://maps.app.goo.gl/BCtR8M658Dy6ccAZA?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

明治28年のこと、福井県足羽郡麻生津村では、増永家と久々津家の結納の日が近づいていた

久々津家の娘・むめは相手の顔を見たことがなかったが、増永家は由緒ある名家で、嫁ぎ先としては申し分なかった

 

ある日、両親たちが出かけて留守を任されていたむめの元に、一人の青年がやってきた

彼の中は増永幸八で、むめは彼が許嫁であると思い込んでしまう

幸八もむめのことを気に入ったようだったが、彼女の結婚の相手は幸八の兄・五右衛門だった

 

それから数年後、すっかり主婦が板についたむめの元に、大坂で働いていた幸八が戻ってくる

彼は兄に話があるとして、これから需要が増える眼鏡をこの村の産業にしたいと言い出す

だが、幸八は6年前にも事業で失敗した過去があり、村の親方衆も兄も首を縦には振らない

 

そんな折、むめは娘ついの友達つねが目が悪いことに気づく

むめはその眼鏡をついに試してほしいと言い、幸八は彼女に度数の違う眼鏡を一つずつ試していく

そして、彼女の視力を矯正する眼鏡が見つかり、一同は眼鏡産業への手応えを感じていくのである

 

テーマ:使う人のことを考える眼鏡

裏テーマ:装飾品としての視点

 

■ひとこと感想

 

眼鏡を愛用しているわけではないのですが、当方眼鏡フェチのため、北乃きいが眼鏡をかけまくるのではと思っていました

残念ながら、彼女が着用するシーンはわずかでしたね

映画はこの地で眼鏡産業が発展してきた理由がわかる内容に噛み砕かれ、努力と発明の過程が綿密に描かれていました

 

映画は、いきなり福井県のPR映像から始まり、これは「誰かが見ているテレビのCMなのかな」と思っていましたが、まさかの公式風のガッツリCMになっていたのは驚きました

あの流れだと、最後に登場するのが鯖江の眼鏡で、そのまま本編に突入するのかと思ってしまいます

 

物語は、キーポイントでむめが登場しますが、彼女が眼鏡作りに携わるということはありません

あくまでもサポート役としてなのですが、彼女の視点とアドバイスが工場を大きく左右していく様は痛快でもありましたね

 

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【映画感想】おしょりん【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

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公式HP:

https://movies.kadokawa.co.jp/oshorin/#:~:text=%E3%80%8C%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%87%E3%82%8A%E3%82%93%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AF,%E3%82%92%E6%8C%87%E3%81%99%E7%A6%8F%E4%BA%95%E3%81%AE%E8%A8%80%E8%91%89%E3%80%82


■サタデー・フィクション

 

■オススメ度

 

スパイ映画が好きな人(★★★)

太平洋戦争前夜に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.11.6(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:兰心大剧院、英題:Saturday Fiction

情報:2019年、中国、126分、G

ジャンル:太平洋戦争開幕直前の上海の7日間を描いたヒューマンドラマ)

 

監督:ロウ・イエ

脚本:マー・インリー

原作:虹影『上海之死』&横光利一『上海』

 

キャスト:

コン・リー/巩俐(ユー・ジン/于堇:有名な女優)

マーク・チャオ/赵又廷(タン・ナー/谭呐:舞台演出家、ユー・ジンと恋仲だった男)

 

オダギリジョー(古谷三郎:日本海軍の少佐、暗号の専門家)

中島歩(梶原:古谷のボディーガード)

渋谷天馬(細田大尉)

 

パスカル・グレゴリー/Pascal Greggory(フレデリック・ヒューバート:フランスの諜報部員、ユー・ジンの養父)

 

トム・ウラシア/Tom Wlaschiha(ソール・シュバイヤー:ホテル「キャセイ」の支配人、ユダヤ人)

アレクサンドル・ロビヤール/Alexandre Robillard(ホテルの受付)

 

ホアン・シャンリー/黄湘丽(バイ・ユンシャン/白云裳:ユー・ジンのファンを公言する女)

ワン・チュアンジュン/王傳君(モー・ジーイン/莫之因:タン・ナーの友人、製作者)

チャン・ソンウェン/張頌文(ニイ・ザーレン/倪則仁:ユー・ジンの元夫)

 

■映画の舞台

 

1941年、

中国:上海(英仏共同租界時代)

 

ロケ地:

中国:上海

蘭心大戯院(劇場)

https://maps.app.goo.gl/3mFbKf1D2Tde9aEL8?g_st=ic

 

国際飯店(パークホテル)

https://maps.app.goo.gl/o6NqPHNmKxgSmDZV7?g_st=ic

 

旧・サッスーンホテル/華懋飯店(キャセイホテル)

https://maps.app.goo.gl/pVka8ByYU8uiSpMUA?g_st=ic

 

礼査飯店(アスター・ハウス・ホテル)

https://maps.app.goo.gl/U5qZZ9aD5sXzuNmX8?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

1942年の上海は英仏共同租界状態にあり、日本軍の暗躍も仄めかされていた

欧米諸国は日本軍の暗号解読に躍起になっていて、ある人物をターゲットに「マジックミラー作戦」を企てていた

そんな上海では、舞台演出家タン・ナーの主導のもと、大女優のユー・ジンが彼の舞台に出るために入国していた

 

ユー・ジンは劇場前のホテルに泊まり、そこに養父のフレデリックからの手紙が届く

中には「自分にそっくりな女性と日本の軍人の写真」が入っていて、それが彼女が入国した目的だった

その男の名は古谷三郎と言い、本国から暗号変更についての説明のために上海を訪れていて、暗号解読のために彼の知識が必要だった

 

ある日、古谷はユー・ジンを目撃し、それを行方不明の妻・美代子だと誤認する

そして事件は勃発する

街中で銃撃戦が展開され、古谷は銃弾に倒れてしまう

彼は即座にホテル内にある診療所に運ばれるのだが、そこにユー・ジンが現れる

 

古谷は薬を盛られ、そばに妻がいると勘違いして、変更された暗号と「ヤマザクラ」が示すものを伝えてしまう

そうして、その情報は欧米諸国へと流れていくのだが、そこには落とし穴があったのである

 

テーマ:愛が示す不確かな真実

裏テーマ:嘘を真にする演技

 

■ひとこと感想

 

少し前に制作され、コロナによって日本公開が延期になった作品で、全編モノクロの日中欧のスパイ映画となっています

時期として、真珠湾攻撃7日前ということになっていて、「ヤマザクラ」という言葉が示すものの意味を躍起になって探す様子が描かれていきます

 

日本でも馴染みの役者が登場し、租界時代の上海の無法っぷりが描かれていきます

メインはタン・ナーが演出する舞台の制作現場で、その裏側でスパイが暗躍するというもので、誰もが怪しく見える感じになっていますね

 

少しばかり説明が足りない部分もありますが、そこまで難しい物語ではありません

史実を知っていると、ラストで明かされる「ヤマザクラ」の正体に驚けるのではないでしょうか

 

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【映画感想】サタデー・フィクション【後半:ネタバレあり】

 

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公式HP:

https://www.uplink.co.jp/saturdayfiction/


私がやりました

 

■オススメ度

 

軽快なコメディが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日2023.11.8(京都シネマ)

 

■映画情報

 

原題: Mon crime(私の犯罪)、英題:The Crime Is Mine(犯罪は私のもの)

情報2023年、フランス、103分、G

ジャンル:犯罪を奪い合う女たちを描いたコメディ映画

 

監督脚本フランソワ・オゾン

 

キャスト:

ナディア・テレスキウィッツ/Nadia Tereszkiewicz(マドレーヌ・ヴェルディエ:売れない女優)

レベッカ・マーダー/Rebecca Marder(ポーリーヌ・モレオン:新人弁護士、マドレーヌのルームメイト)

 

イザベル・ユペール/Isabelle Huppert(オデット・ショーメット:サイレント映画の大御所)

 

ファビリス・ルキーニ/Fabrice Luchini(ギュスターヴ・ラビュセ:予審判事)

レジス・ラスパレス/Régis Laspalès(ブラン:事件を担当する捜査員、警部)

 

ダニー・ブーン/Dany Boon(フェルナン・パルマレード:マドレーヌを気にいる建築家)

 

アンドレ・デュソリエ/André Dussollier(ボナール氏:「ボナール・タイヤ」の経営者)

エドゥアール・シュルピス/Édouard Sulpice(アンドレ・ボナール:マドレーヌの恋人、ボナール社の御曹司)

 

フェリックス・ルフェーブル/Félix Lefebvre(ジルベール・ラトン:ジャーナリスト)

 

ジャン・クリストフ・ブーヴェ/Jean-Christophe Bouvet(モンフェラン:殺される演劇プロデューサー)

 

■映画の舞台

 

1935年、

フランス:パリ

 

ロケ地:

フランス:パリ

 

ベルギー:

シャルルロア/Charleroi

https://maps.app.goo.gl/g3mPvPAnVn5j1Vk97?g_st=ic

 

ベルギー:

ブリュッセル/Brussels

https://maps.app.goo.gl/hgbBLf6wyovcmfL9A?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

1935年のフランス・パリ

売れない女優のマドレーヌは、演劇プロデューサーのモンフェランの邸宅に招かれていた

そこで愛人契約を持ち出されたマドレーには、それを拒否して自宅へと舞い戻る

自宅では、家主のピストールがルームメイトの新人弁護士に家賃の催促をしていて、彼は48時間の猶予を与えることになった

 

この先のことを思案していた矢先、マドレーヌの元に捜査官ブランがやってくる

さっきまで会っていたモンフェランが何者かに殺され、マドレーヌは容疑者となってしまう

 

予審裁判の判事ラビュセはマドレーヌを有罪と断定し、マドレーヌはポーリーヌが書いた筋書きを演じ、男性社会の犠牲者であることを訴える

裁判は一転して正当防衛が認められ、マドレーヌは一躍有名女優になってしまう

 

だが、事件の真相を知るある人物が、絶頂を極めるマドレーヌの元にやってきてしまうのである

 

テーマ:有名税の奪い合い

裏テーマ:強かさの正体

 

 

■ひとこと感想

 

フランスの軽快なコメディということで、あるプロデューサーの殺人事件を奪い合うという展開になっていました

イザベル・ユペールが登場することは予告編でわかっていたのですが、彼女が登場するまでがやたら長かったように思います

 

映画は、犯罪裁判で有名になった女優が裕福になる中で、その事実を知る者が暴露を強請に使うというもので、かと言って深刻なクライム映画にはなっていません

あくまでもコメディとして描いていて、ウィットな会話劇を楽しむという内容になっています

 

映画のラストでは、実はどうだったのかというネタバラシと、この事件に感化された人々の顛末が紹介されていきます

なので、エンドロールの前半はしっかり見ておいた方が良いと思います

 

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【映画感想】私がやりました【後半:ネタバレあり】

 

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公式HP:

https://gaga.ne.jp/my-crime/


人生は、美しい

 

■オススメ度

 

ミュージカル映画が好きな人(★★★)

人生を見つめ直す系の映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.11.8(京都シネマ)

 

■映画情報

 

原題:인생은 아름다워(人生は美しい)、英題:Life Is Beautiful(人生は美しい)

情報:2022年、韓国、122分、G

ジャンル:余計宣告を受けた妻が初恋の人探しに夫を巻き込むミュージカル映画

 

監督:チェ・グクヒ

脚本:ペ・セヨン

 

キャスト:

リュ・スンリョン/류승룡(カン・ジンポン:妻の初恋の男性を探す旅に付き合わされる夫)

ヨン・ジョンア/염정아(オ・セヨン:初恋の男性を探そうと夫ジオンポンに相談する妻)

 (高校時代:パク・セワン/박세완

 

オン・ソンウ/옹성우(パク・ジョンウ:セヨンの初恋の相手、高校時代)

キム・ソニョン/김선영(ジョンア:ジョンウの妹)

 

シム・ギ/심달기(ヒョンジョン:セヨンの高校時代の友人)

   (成人期:ヨム・ヘラン/염혜란

 

ハ・ヒョンサン/하현상(カン・ソジン:セヨンとジンポンの息子、高校3年生)

   (3~4歳時:チョン・シユル/정시율)

   (7~8歳時:キム・ミンスン/김민승

キム・ダイン/김다인(カン・イェジン:セヨンとジンポンの娘、反抗期)

   (6歳時:キム・ハソル/김하솔

 

■映画の舞台

 

韓国:ソウル

 

モッポ/木浦

https://maps.app.goo.gl/mapD6AaPv8wdR79F9?g_st=ic

 

プサン/釜山

https://maps.app.goo.gl/TN4b1nyZrarEMhr16?g_st=ic

 

チョンジュ/清州

https://maps.app.goo.gl/jVNwS91gcj6LT2KfA?g_st=ic

 

ポルギド/甫吉島

https://maps.app.goo.gl/rWBJSNSz255UNWCM8?g_st=ic

 

ロケ地:

不明(おそらく上記と同じ)

 

■簡単なあらすじ

 

結婚して30年を迎えるジンボンとセヨンは、セヨンの検査結果を聞くために病院を訪れていた

バスを乗り間違えて遅れるセヨンにブチ切れるジンボンは、ひとり診察室に入って、妻の病状を突きつけられた

 

診断は肺がん末期で、余命は2ヶ月

忠告したのに病院に行かなかったセヨンをなじるジンボンだったが、胸中は複雑な思いを抱えていた

長男ソジンは進学期でナーバス、好きな音楽活動を止められて苛立っている

反抗期の娘イェジンはお気に入りの歌手に惚れ込んで、セヨンとはまともに口を聞こうとしなかった

 

ある日、初恋の人と撮った写真を見つけたセヨンは、ジンボンを巻き込んで、彼を探す旅に出ようと言い出す

「協力しないなら離婚して」と迫り、財産の半分を使って死ぬと言い出してしまう

 

そこでジンボンは運転手となって、セヨンの指定する場所に行くのだが、それは二人の夫婦の過去に舞い戻る旅に近いものだったのである

 

テーマ:愛とは何か

裏テーマ:愛されていると言う証明

 

■ひとこと感想

 

韓国のミュージカルと言うのはあまり見た記憶がなく、どんな仕上がりになるのかなと思っていました

回想録にミュージカルを使用しているので、唐突に歌うと言う感覚が薄れていましたね

その音楽が物語を前に進める役割を果たしていて、無駄に思えるものはありませんでした

 

映画は、どうやって夫が同行することになったのかと言うところで、まさかの力技に驚いてしまいました

初恋の人探しに付き合う夫と言う設定自体が結構無茶なものですからね

彼がそこに行かざるを得ない状況と言うのは、なかなか難しいものだと思います

 

物語は、初恋の人を探す旅というものが、そのまま夫婦の過去へと向かう流れになっていましたね

初めて出会った日、一緒に行った店などを辿っていく中で、二人が初心を取り戻していくことになっています

その先にサプライズがあるのですが、この「中落ち」というのが結構強烈なものになっていたと思います

 

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【映画感想】人生は、美しい【後半:ネタバレあり】

 

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https://lifeisbeautiful-movie.com/


退屈なエンドロール

 

■オススメ度

 

シュール・コメディの派生映画が好きな人(★★★)

相当変わった映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編(公式リンク貼れずシネマトゥディを引用)

鑑賞日2023.11.9(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

情報2023年、日本、75分、PG12

ジャンル:酷評される映画を作った監督が静かな騒動に巻き込まれるシュールコメディ

 

監督脚本井上テテ

 

キャスト:

奥山かずさ(加賀美久美香:酷評される映画監督)

 

中里萌(畑井菜衣奈:映画館に来る女子高生、アイドル志望)

大原由暉(鹿島豊:映画館に来る男子高校生)

 

山口大地(島村夏生:自称評論家の失礼な男)

広山詞葉(春日アンジェリカ:夏生の連れの失礼な女)

 

岩井七世(富岳案:タコス店の店員)

宮澤翔(加茂一:タコス店の店長)

高橋蟹丸(菅沼修二:タコス屋の客)

 

野呂佳代(新田茜:バカなことばかり言う映画プロデューサー)

 

■映画の舞台

 

都内某所

 

ロケ地:

東京都:世田谷区

TACOS Shop IKEJIRI

https://maps.app.goo.gl/kUTvn8QN5Tapw8Ss8?g_st=ic

 

千葉県:千葉市

京成ローザ10 EAST

https://maps.app.goo.gl/JshqZWxuqAi89YA46?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

公開作品が酷評されている加賀美久美香は、近くのタコス店にて、自称評論家のカップルから難癖をつけられてしまう

彼らは「なぜこの映画を作ったのか?」と迫り、「面白さ」を保証するのが監督の役目だと言う

 

彼らは禁煙の店で堂々とタバコを吸い、傍若無人に振る舞うものの、途中から乱入してきた映画プロデューサーの新田に追い出されてしまう

久美香は新田との話の中で、名曲を使用したり、無関係の人気者にインタビューするなどの話題が上がってしまう

 

一方その頃、アイドルの選抜に落ちた菜衣奈は、クラスメイトの鹿島を成り行きで誘って、映画館にやってきてしまう

そこでは久美香の作品しか上映しておらず、無音の映画に戸惑いを見せながら、時間を過ごすことになったのである

 

テーマ:映画とは何か

裏テーマ:何も起こらない映画

 

 

■ひとこと感想

 

いわゆるノンジャンルに挑戦した作品になると思うのですが、あまりにもドマイナーな作品に、レビューを探すのも一苦労の作品になっています

映画は映画監督が自称評論家に好き勝手言われるシーンと、高校生カップルがその映画を見ての反応が描かれていきます

 

敢えてジャンルをつけるとしたらシュール系コメディと言う感じですが、映画業界の風刺がキツい作品でもあると思います

自称評論家の言うことも分かりますが、言いがかりも程がありますね

プロデューサーの登場で空気が変わりますが、最高の映画『トランスフォーマー』に吹き出しそうになりました

 

高校生カップルの微笑ましい感じもツボで、無音映画にB‘zを持ってくるところとか毒が効いていましたね

誰にでもハマるものではないと思いますが、成り行き任せのバカ話は最高だったと思います

メタ構造になっているところも秀逸だったと感じました

 

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法廷遊戯

 

■オススメ度

 

法廷劇が好きな人(★★★)

司法制度の解釈が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.11.10(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2023年、日本、97分、G

ジャンル:ロースクールの学生が卒業に再会し、容疑者、被害者、弁護士の立場になって事件に向き合う法廷サスペンス映画

 

監督:深川栄洋

脚本:松田沙也

原作:五十嵐律人『法廷遊戯(2020年、講談社)』

https://amzn.to/467OO9y(文庫版)

https://amzn.to/3suyUbz(コミック版)

 

キャスト:

永瀬廉(久我清義/セイギ:ロースクールから弁護士になった青年)

   (幼少期:渡邉斗翔

杉咲花(織本美鈴:セイギの親友、ロースクールの同級生)

(幼少期:戸簾愛

北村匠海(結城馨:セイギの友人、在学中に司法試験に受かった天才)

(幼少期:平野絢規

 

戸塚純貴(藤方賢二:セイギと馨に恨みを持つロースクールの同級生)

 

筒井道隆(佐久間悟:馨の父、警察官)

潮田玲子(馨の母)

黒沢あすか(結城葵:馨の実母の妹)

 

大森南朋(大沼大悟:盗聴を請け負う男)

 

倉野章子(隅田春江:セイギの下宿先の女主人)

 

柄本明(奈倉哲:大学教授)

生瀬勝久(釘宮昌治:セイギの弁護士)

 

やべけんじ(古野雄一:美鈴の事件の担当検察官)

タモト清嵐(留木慎介:美鈴の事件の担当検察官)

 

宮澤美保(裁判長)

 

■映画の舞台

 

都内某所

 

ロケ地:

埼玉県:狭山市

西武文理大学

https://maps.app.goo.gl/tFMQGBf5rLTNeDX77?g_st=ic

 

東京都:八王子市

日本文化大學

https://maps.app.goo.gl/UieXsLiwUq2mVtvX8?g_st=ic

 

柘植大学

https://maps.app.goo.gl/QaWMDQWQDB8RGH7i8?g_st=ic

 

山梨県:南都留郡

西湖キャンプ場

https://maps.app.goo.gl/3XJzoRw5Hk1dFn898?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

大学のロースクールに通う清義は、在学中に司法試験に合格した親友・馨と、かねてからの友人・美鈴と共に勉学に励んでいた

彼らの通う大学では「無辜ゲーム」というものが行われていて、それは「模擬裁判」によく似たものだった

 

馨が中心となって行われる「無辜ゲーム」は、告訴人が事件に対して証言者を募り、その罪を暴いていく

参加者の藤方は馨の判断に憤り、敵意をむき出しにしていく

 

ある日、教授に呼ばれた清義が教室に戻ると、そこには彼の過去の事件に関するビラが撒かれていた

また、美鈴の家にも嫌がらせがあることが発覚し、馨の元にもバタフライナイフによる脅迫が起こってしまう

 

美鈴が盗聴されていたことに気づいた清義は、その犯人を見つけるものの、ネットでやり取りをしただけで、依頼者が誰かはわからない

そして、2年の月日が経ち、馨は研究者として大学に残り、清義は弁護士になった

そんなある日、清義は「最後の無辜ゲームをする」という馨の誘いに乗り大学に向かう

 

だが、その指定された場所には、刺されて死んでいる馨と、血まみれになっている美鈴の姿しかなかった

美鈴は「私の弁護をして」と言い、容疑者・美鈴を巡る裁判が開かれることになったのである

 

テーマ:司法と正義

裏テーマ:冤罪と無罪の違い

 

■ひとこと感想

 

『法廷遊戯』というタイトルから、遊びの裁判をしていたらガチの事件に発展する系かと思っていました

無論、原作は未読なので、どのようなテイストなのかはわかりません

アイドル起用だったので、ファンムービーになるのかなと思いましたが、そんな余地のないほどに硬派な物語になっていました

 

映画は、法廷劇がメインにはなりますが、いわゆる漫画的な展開が続くので、ファンタジー感もありましたね

一応は「法律的にはアリ」というギリギリのラインなのですが、この辺りのリアリティラインは素人にはわからない感じになっていましたね

 

物語は、過去の事件が起点となって、それぞれの過去が掘り起こされる感じになっているので、あまりネタバレを喰らわない方が良いでしょう

原作ファンがどのような見方をするのかは分かりませんが、ファンムービーとしての黄色い声援が起こるような映画ではなかったと思いました

 

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【映画感想】法廷遊戯【後半:ネタバレあり】

 

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マーベルズ

 

■オススメ度

 

MCUシリーズをドラマまで観ている人(★★★)

それ以外の人(★★)

 

■公式予告編

https://youtu.be/xqcrv2u3wAk?si=yyZhQuEPTPcuwaDT

鑑賞日:2023.11.10(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

原題:The Marvels

情報:2023年、アメリカ、105分、G

ジャンル:特殊能力を武器にして、宇宙を牛耳る悪意と戦う3人の女性を描いたSFアクション映画

 

監督:ニア・ダコスタ

脚本:ニア・ダコスタ&ミーガン・マクドネル&エリッサ・カラシク

 

キャスト:

ブリー・ラーソン/Brie Larson(キャロル・ダンバース/キャプテン・マーベル:元アメリカ空軍パイロット、事故によってパワーを手に入れる超人)

テヨナ・パリス/Teyonah Parris(モニカ・ランボー:「 S.A.B.E.R.」の宇宙飛行士、ニック・フィリーの部下、キャロルの親友マリアの娘)

   (幼少期:Kenedy McCallam-Martin

イマン・ヴェラーニ/Iman Vellani(カマラ・カーン/ミズ・マーベル:ダンバースを信奉するオタクのティーンネージャー、バングルの所有者)

 

ザウェ・ワシントン/Zawe Ashton(ダー・ベン:クリー一族の革命家、もう一つのバングルを探す司令官)

ダニエル・イングス/Daniel Ings(タイ・ローン:ダー・ベンの腹心、クリー人)

コリン・ストーリー/Colin Stoneley(パップ・トン:クリー族の科学者)

キャロライン・シモネット/Caroline Simonnet(クリー人の兵士)

 

ゲイリー・ルイス/Gary Lewis(ドロゲ皇帝:スクラル人のリーダー)

フィオン・ジョリー/Ffion Jolly(スクラル人の女性)

 

パク・ソジュン/Park Seo-joon(ヤン王子:惑星アラドナのカリスマ王子、ダンバースの法的な夫)

 

ザノビア・シュロフ/Zenobia Shroff(ムニーバ・カーン:カマラの母)

モハン・カプール/Mohan Kapur(ユスフ・カーン:カマラの父)

サーガル・シェイク/Saagar Shaikh(アミール・カーン:カマラの兄)

 

サミュエル・L・ジャクソン/Samuel L. Jackson(ニック・フューリー:「S.H.I.E.L.D.」を率いる責任者、「S.A.B.E.R.」にて深宇宙の探索に従事中)

シャミア・アンダーソン/Shamier Anderson(「S.A.B.E.R.」の科学者)

エイブラハム・ポプーラ/Abraham Popoola(ダグ:「S.A.B.E.R.」のエージェント)

レイラ・ファルザド/Leila Farzad(タリア:「S.A.B.E.R.」のエージェント)

 

■映画の舞台

 

深宇宙のどこか

地球

惑星ハラ

惑星ターナックス

惑星アラドナ

 

ロケ地:

パインウッドスタジオ(イギリス)

 

■簡単なあらすじ

 

「Project Insight」によって影響を受けた惑星ハラでは、クリー族の間で内戦を引き起こしてしまう

そして、紛争によって、惑星は不毛の土地となってしまった

クリー人を率いるダー・ベンは、バンドルを回収するものの、片方しか見つからなかった

 

その頃、「S.A.B.R.E.」の宇宙ステーションにいたニック・フューリーは、クリー人とスクラル帝国の和平交渉に向けた動きを加速していた

フューリーは、ジャンプポイントの異常調査のためにキャロル・ダンバースとモニカ・ランボーを呼び寄せ、調査に向かわせることになった

 

さらにその頃、地球では「キャプテン・マーベル」の大ファンのカマラは、漫画を描いたり、バンドルをつけて遊んでいた

そして、モニカがジャンプポイントにふれたのと同時にカマラのバンドルは共鳴してしまい、それによって、それぞれの位置が逆転し、テレポート現象が起こってしまった

 

キャロルは地球のカマラの部屋に飛ばされ、バンドルの存在を感知して追ってきたクルー人と戦闘態勢に入ってしまう

モニカとカマラがキャロル捜索を開始すうと、再びテレポートが起こり、カミラとキャロルの位置が逆転してしまう

 

状況が飲み込めないまま、3人は惑星ターナックスのコロニーで合流することになった

だが、ダー・ベンはバンドルの力を利用して、惑星ハラの空気を元に戻そうと目論んでいたのである

 

テーマ:女たちの共闘

裏テーマ:フリークが戦士になる理由

 

■ひとこと感想

 

前作『キャプテン・マーベル』の記憶がほど消え、ドラマ『ミズ・マーベル』の存在すら知らないまま鑑賞

はっきり言って「誰? この人」の連続で、劇中内のセリフで無理やり脳内補完しながら鑑賞することになりました

 

キャラのこともほとんど分からず、とにかく3人が腕輪(バンドル)を奪おうとするヴィランと戦うという構図はわかったのですが、敵の印象が薄すぎて、ほとんど何も残っていません

映画の印象は増殖する猫と、ノースリーブのキャロルぐらいで、それ以外のインパクトはほとんど感じられませんでした

 

映画は、とにかくビーム合戦になっているので、画面が眩しすぎて仕方ありません

前から2列目は完全に失敗で、字幕を読まないとダメだけど、眩しすぎて無理というシーンが思った以上にありました

最終的には「脳がストップをかける」感じになっていて、ビジュアルだけを観て、起こっていることを理解するだけに努めることになりましたね

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】マーベルス【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

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公式HP:

https://marvel.disney.co.jp/movie/marvels


正欲

 

■オススメ度

 

社会に馴染めない人々の苦悩を描いた作品に興味がある人(★★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.11.11(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2023年、日本、134分、G

ジャンル:普通に生きることに悩む人々と、正論を振りかざす普通の人を描いたヒューマンドラマ

 

監督:岸善幸

脚本:港岳彦

原作:朝井リョウ『正欲(2022年、新潮社)』

https://amzn.to/47qgs2G

 

キャスト:

稲垣吾郎(寺井啓喜:横浜地方検察庁の検察官)

山田真歩(寺井由美:啓喜の妻)

潤浩(寺井泰希:啓喜の息子、YouTubeチャンネル「タイアキ・チャンネル」)

 

宇野祥平(越川秀夫:啓喜の同僚、検察庁事務官)

 

新垣結衣(桐生夏月:ショッピングモールの店員)

 (中学時代:滝口芽里衣

磯村勇斗(佐々木佳道:夏月の中学時代のクラスメイト)

    (中学時代:斎藤潤

渡辺大知(西山修:佳道の中学校時代の友人)

   (中学時代:浅川大治

佐々木茜(西山亜衣子:修の妻)

 

山本浩司(夏月と佳道の中学時代の担任教師

徳永えり(那須沙保里:夏月に話しかける職場の人)

 

佐藤寛太(諸橋大也:ダンスサークル「スペード」のダンサー)

東野絢香(神戸八重子:大地にオファーする大学の学園祭実行委員)

坂東希(高見優芽:大地の所属するサークル「スペード」の部長)

森田想(久留米よし香:八重子の友人、学園祭の実行委員)

 

岩瀬亮(矢田部陽平:小学校の先生)

 

鈴木康介(右近一将:NPO法人「らいおんキッズ」の職員、泰希のYouTubeサポート)

遠藤たつお(夏月の父)

伊東由美子(夏月の母)

白鳥玉季(ミワ:不登校YouTuber「ミワにこチャンネル」開設)

大城龍永(冨吉彰良:泰希と一緒に動画を撮る少年)

市原茉莉(由美のママ友、彰良の母)

 

■映画の舞台

 

日本

神奈川県:横浜市

広島県:

 

ロケ地:

東京都:東久留米市

イオン東久留米店

https://maps.app.goo.gl/veGUBMprL8H4W87U6

 

栃木県:日光市

日光市役所観光経済部

https://maps.app.goo.gl/3gtg1722kES5HmWL8

 

あかがね親水公園

https://maps.app.goo.gl/YUxjxtmpJSuQr1dHA

 

埼玉県:坂戸市

城西大学

https://maps.app.goo.gl/rqGKXVUMKy8zwUgQ7

 

埼玉県:深谷市

東都大学

https://maps.app.goo.gl/U2p2D5s1QhNFhoodA

 

千葉県:千葉市

幕張研修センター

https://maps.app.goo.gl/Z63H9f9SbLqV1gBPA

 

埼玉県:深谷市

道の駅はなぞの

https://maps.app.goo.gl/T6iHpYXpyJqYaf347

 

広島県:福山市

ハートイングランディア福山 SPA RESORT

https://maps.app.goo.gl/94Mt2YG4w2WKN8qG6

 

栃木県:足利市

手打ちそば八蔵

https://maps.app.goo.gl/hiXyFbuN4DFcTT4bA

 

宗泉寺

https://maps.app.goo.gl/mgDQbxjjGJQDGX98A

 

■簡単なあらすじ

 

横浜地方検察庁の検察官である寺井啓喜は、妻・由美と息子・泰希と暮らしていたが、泰希は不登校気味だった

ある日、動画サイトを観て不登校であることは悪くないと思い始めた泰希は、NPO法人の右近の助けもあって、彰良という不登校の少年と一緒に動画を投稿することになった

 

広島に住む夏月はショッピングモールの寝具エリアで働いていたが、事あるごとに絡んでくる同僚の那須に嫌気が差していた

両親も事あるごとに「普通」を強調し、彼女には居場所がなかった

夏月には中学校の時に少しだけ関わることになった佐々木佳道とのエピソードが忘れられずにいた

 

佐々木は広島から引っ越して横浜に住み、そのまま社会人になっていたが、ある日両親が事故で他界したと告げられ、実家に戻ることになった

佐々木と夏月は同級生の西山修の呼びかけで同級生の結婚式に出席し、そこで再会を果たすことになった

 

テーマ:正しい欲望

裏テーマ:普通とは何か

 

■ひとこと感想

 

原作を知らなかったので、どんな話なのか知らずに鑑賞

正しい欲とは何だろうかを突きつける話なのかなと思っていました

冒頭からキャラクターの名前が登場し、特定の人物の背景が徐々に描かれ、普通とされるものから少しはみ出している人々が描かれていきました

 

物語の主人公は、検察官の啓喜で、彼が持つ「普通の目線」というのが徐々に壊されていく様子が描かれていました

ラストシーンが秀逸で、そこで彼が崩壊するようにも見え、このシーンに繋がっていく様々な物語に無駄がありません

 

映画は、できるだけネタバレなしの方が良いのですが、各種レビューではあっさりとネタバレがあったりするので、原作未読なら情報皆無の状態の方が主人公の視点に立てると思います

個人的には、誰もが色んな属性を持っているので、それを隠すべきか隠さざるべきかは難しい問題なのかなと思ってしまいます

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】正欲【後半:ネタバレあり】

 

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投稿者 Hiroshi_Takata

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