■映画鑑賞まとめ■

 

10月、第2週(2024.10.7~2024.10.13)

 


■花嫁はどこへ?

 

■オススメ度

 

花嫁取り違えコメディに興味のある人(★★★)

インドの女性の地位向上に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2024.10.7(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Laapataa Ladies(失われた女性たち)

情報:2024年、インド、124分、G

ジャンル:取り違えられた妻と姿を隠したい妻を描いた社会派ヒューマンコメディ

 

監督:キラン・ラオ

脚本:スネハ・デサイ

 

キャスト:

ニターンシー・ゴーエル/Nitanshi Goel(プール・クマーリー/Phool Kumari:駅に置き去りにされるディパークの婚約者)

スパルシュ・シュリーワーススタウ/Sparsh Shrivastava(ディパーク・クマール/Deepak Kumar:妻を撮間違える夫)

 

プラティバー・ランター/Pratibha Ranta(ジャヤ/Jaya:プシュパと名乗るプールと間違われる新婦)

 

チャヤ・カダム/Chhaya Kadam(マンジュ・マアイ/Manju Maai:駅の茶屋の女主人)

Satendra Soni(チョトゥ/Chhotu:ムルティ駅に住む少年)

Ravi Kapadiya(アブドゥル/Abdul:足が不自由なチョトゥの友人)

 

ラビ・キシャン/Ravi Kishan(シャム・マノハル/Shyam Manohar:ブンガープルー村の警部補)

Durgesh Kumar(ジャイプラカシュ・ドゥベ/Jaiprakash Dubey:間の抜けた巡査)

Kanupriya Rishimum(ベラ・クマリ/Bela Kumari:怪力の女性巡査)

 

Kishore Soni(トリブバン/Tribhuvan:スラージムの警官)

 

Geeta Agrawal Sharma(ヤショダ/Yashoda:ディパークの母)

Rachna Gupta(プナム/Poonam:ディパークの義理の妹)

Abeer Sandeep Jain(バブルー/Bablu:プナムの息子、ディパークの甥)

 

Daood Hussain(グンジャン/Gunjan:ディパークの親友)

 

Sundar Likhar(マニ・シン/Mani Singh:MLA、マルクス・レーニン主義の議員、グンジャンの知り合い)

 

Bhaskar Jha(プラディープ・シン/Pradeep Singh:ジャヤの夫)

 

■映画の舞台

 

2001年1月、

インド:ニルマル・プラデーシュ村(架空)

 

ロケ地:

インド:

マディヤ・プラディーシュ州

セホール県バムセリ村&ダンケデイ村

 

■簡単なあらすじ

 

2001年1月、ニルマル・プラディーシュ村で式を終えたディーパクとプールの夫妻は、夫の故郷であるブンガーパル村へと向かった

バス、ボート、列車を経由して向かう旅の途中で、同じようなベールで着飾った花嫁たちと同乗することになった

 

目的地に着いたディパークは妻を引き連れて駅を降り、自分の家へと向かう

だが、着いた先で花嫁を取り違えていたことに気づく

一方その頃、そのまま列車に乗って終着駅のムルティ駅に着いたプールは、夫の不在に慌てふためいた

そんな彼女の元に駅に住んでいる少年チョトゥが声を掛け、駅長室に行くものの、夫の住んでいる土地などがわからず、捜査は難航してしまう

 

ディパークも地元の警察署に向かうものの、妻の姿がわかる写真はなく、進展する様子もなかった

だが、別の署から「同じ時間の同じ列車にて早嫁がいなくなった」という捜査情報が入る

ムルティ署のマノハル警部補は、ディパークの妻が偽名を使っていることを怪しみ、独自に捜査を始めるのである

 

テーマ:花嫁は何を失ったのか

裏テーマ:インド社会の女性の地位向上

 

■ひとこと感想

 

花嫁を取り違えるというのがどうやって起こるのかと思っていたら、インドの慣習がそれを誘発していたというのはビックリでしたね

全く同じ格好をしている花嫁が3人同時に居合わせるという摩訶不思議な状況で、ディーパクがトイレに行っている間に席順が微妙に変わっていました

その後、村に着くまでわからないのですが、本来なら手を取ったりしたらわかったのかな、と思います

 

映画は、その舞台設定をきちんと描きながら、当時のインドの結婚事情などがサラッと描かれていました

また、ムルティ駅の屋台の店主も結婚に対する哲学をきちんと持っていました

そんな中で、ちゃんと育ったと思っていたプールが一番無知だったというのはわかりやすい構成になっていました

 

物語は、ジャヤが偽名を使ってでもディーパクの元に居続ける理由を追っていく流れになっていて、それが単に暴力的な夫というものではない、というところが深くもありました

女性の社会進出という重めの命題よりも、人生を楽しく生きるためにどうするのか、というものを描いていて、とことんまで突っ走ってこそ人生だと思わされます

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】花嫁はどこに?【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102105/review/04343999/

 

公式HP:

https://movies.shochiku.co.jp/lostladies/


■HAPPYEND

 

■オススメ度

 

高校生の主張!映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.10.8(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

英題:HAPPYEND

情報:2024年、日本&アメリカ、113分、PG12

ジャンル:卒業間近の不安定な高校生と大人の関わりを描いた青春映画

 

監督&脚本:空音央

 

キャスト:

栗原楓人(入江ユウタ:音楽研究部のアウトローな高校生)

日高由起刀(コウ:ユウタの幼馴染、在日韓国人二世)

 

林裕太(アタちゃん/冨永あたろう:ユウタとコウの親友)

シナ・ペン(ミン:ユウタとコウの親友)

ARAZI(トム:ユウタとコウの親友)

 

祷キララ(フミ:ユウタとコウのクラスメイト)

 

佐野史郎(長井校長:いたずらに激怒しAI監視システムを導入する校長)

矢作マサル(平雅弘:校長の秘書)

 

中島歩(岡田先生:ユウタとコウの担任)

 

PUSHIM(福子:コウの母、食堂の店主)

渡辺真起子(入江陽子:ユウタの母)

 

■映画の舞台

 

20XX年の日本のどこかの学校

 

ロケ地:

兵庫県:神戸市

神戸市立化学技術高等学校

https://maps.app.goo.gl/6zvtjTUaTRnBwS6q7?g_st=ic

 

神戸市立神戸工科高等学校

https://maps.app.goo.gl/qYKWzgfxcgQjz9p48?g_st=ic

 

郷土料理からす

https://maps.app.goo.gl/rXUzB6ZbWTtBhstMA?g_st=ic

 

カフェパスクッチ

https://maps.app.goo.gl/rgTiXFjMKsC38zVy9?g_st=ic

 

韓国家庭料理 どんぐり

https://maps.app.goo.gl/G6ppijuwfFep5L6v6?g_st=ic

 

六甲アイランド リバーモール

https://maps.app.goo.gl/yCybh47KVumsJrGH7?g_st=ic

 

大日商店街

https://maps.app.goo.gl/WvzCCGAriY5Cfif5A?g_st=ic

 

みなとのもり公園

https://maps.app.goo.gl/rc2CM3yjxa2Y9w8d6?g_st=ic

 

港島住宅(地図はバス停前)

https://maps.app.goo.gl/ReP18uGJoRAPM8ie8?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

20XXの近未来の日本では、緊急事態条項が法案を通過し、政権に対するデモが頻発していた

そんな情勢の中、幼稚園からずっと一緒の高校3年生のコウとユウタは、音楽研究会に属しながら、クラブ音楽にハマっていた

 

ある日、校長のスポーツカーにいたずらをした2人

校長は激怒し、AIシステムによる監視装置を校内に導入してしまう

名目上は生徒の安全のためだったが、明らかに生徒たちのプライバシーを侵害するものだった

 

さらに安全を理由にして音楽研究部の部室を追い出されるハメになり、コウはクラスメイトのフミや担任の岡田先生との時間を持つようになり、彼らが参加するデモに興味を示していくようになった

何も考えずに「今を楽しく生きたい」と考えるユウタとは考えが合わなくなり、さらに卒業後の進路も噛み合わなくなってきて、お互いの心が徐々に変化を見せていくのである

 

テーマ:考えるということ

裏テーマ:流される人生の正体

 

■ひとこと感想

 

どんな内容か何も知らずに鑑賞

予告編でも登場する立っているスポーツカーがインパクトが強く、どうやって立てたんだろうなあと思ってしまいました

制作費のほとんどがあの車代にかかってそうな感じですが、誰かの私物だったのかもしれません

 

映画は、不安定な社会に生きる不安定な若者というもので、自分の考えを保とうとする若者と、そんなことよりも今を楽しもうと考える若者が衝突する、という流れになっています

若者の考えはどこまでのものかは何とも言えない部分があり、もしかしたら誰かに感化されているだけ、という可能性もあります

それが体制側なのか、反体制側なのかというものがあって、導入された監視システムに対しても、それぞれの意見があったように思えます

 

物語は、昨年ぐらいに話題になった「緊急事態条項」が通った近未来を舞台にしている「仮想社会」ではありますが、その世界に生きる人はどう考えて、どう生きるのだろうかというものを頭で考えた内容のように思えます

実際に条項が通った段階で、権力者が何をするかとか、国民がどう生きるのかは未知数な部分があり、それに抗うことの価値というものをそれぞれが考える映画、と言えるのかもしれません

 

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【映画感想】HAPPYEND【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://www.bitters.co.jp/HAPPYEND/


■ロール・ザ・ドラム!

 

■オススメ度

 

スイス映画に興味のある人(★★★)

村のゴタゴタコメディが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2024.10.9(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:Tambour Battant(太鼓を叩く)、英題:Roll the Drum!

情報:2019年、スイス、90分、G

ジャンル:ブラスバンドの指揮を巡って争う遺恨のある男2人を描いたコメディドラマ

 

監督:フランソワ=クリストフ・マルザール

脚本:ニコラ・フレイ&フランソワ=クリストフ・マルザール

 

キャスト:

ピエール・ミフスッド/Pierre Mifsud(アロイス・ジルー/Aloys:12年目になるブラスバンドの指揮者)

 

パスカル・ドゥモロン/Pascal Demolon(ピエール・クレッタズ/Pierre:ローベルの息子、プロの音楽家)

 

サビーネ・ティモテオ/Sabine Timoteo(マリー=テレーズ/Marie-Thérèse:アロイスの妻、女性選挙権運動に興味を持つ)

アメリ・ペテルリ/Amélie Peterli(コリネット/Colinette:アロイスに反発する娘)

 

ジャン=リュック・ビドー/Jean-Luc Bideau(ロベール/Robert:元医師、ピエールの父)

 

ジュゼッペ・オリッキオ/Giuseppe Oricchio(カルロ/Carlo:アロイスの下で働くイタリア系移民の青年)

 

ローランド・ブイヨー/Roland Vouilloz(ジョルジュ=アンドレ/George-André:アロイスの親友、楽団員)

ピエール=イザイ・デューク/Pierre-Isaïe Duc(マルキュス/Marcus:アロイスの親友、楽団員)

フランソワ・フローレ/François Florey(ギュス/Gus:アロイスの親友、楽団員)

Roger Buchard(ロジェ/Roger:居酒屋の店長、アロイスの楽団員)

 

ベルナー・ビールマイアー/Werner Biermeier(アンリ/Henri:村の警察署長)

 

Florence Quartenoud(シャンタル/Chantal:女性選挙運動を手伝う女教師)

Bibi Holenweg(女性選挙運動の委員長)

 

■映画の舞台

 

1970年、

スイス:バレー州

モンシュー村(架空)

 

ロケ地:

スイス:

Valais

https://maps.app.goo.gl/wLE2mr3WoKYTRFz68

 

■簡単なあらすじ

 

1970年のスイス・ヴァレー州にあるモンシュー村では、3年に一度の連邦音楽隊を目指すオーディションを控えていた

村の楽団の指揮者を務めるアロイスは12年間タクトを振り続けていたが、いまだに結果が出ずにいた

 

ある日、楽団員から「プロの音楽家を指揮者にしたい」と言われ、それによって楽団は真っ二つに割れてしまった

そして、新しい楽団の指揮者には、村を出ていった遺恨の相手ピエールが就くことになり、アロイスの心中はさらに激化してしまう

 

そんな折、アロイスの妻マリー=テレーズは学校の先生シャンタルがお手伝いをしている「女性の参政権運動」に加わることになった

アロイスは頑なに考えを変えぬまま、従業員のカルロをスパイとして潜らせ、彼らの動向を探ることになったのである

 

テーマ:諍いの火種

裏テーマ:思想の転換期に起こること

 

■ひとこと感想

 

かなり昔の出来事の映画化ということで、実際に起きた事件がベースになっています

とは言え、それを調べることはほぼ困難で、フランス語でググり倒して見つかるかどうか、という感じになっています

 

映画は、楽団が分裂する危機を描きつつ、村で起こっている女性参政権運動の余波というものに晒される頭の堅い男を描いていました

都会に出ているピエールはそう言ったものには抵抗がなく、村でずっと生きてきたアロイスとしては青天の霹靂のように感じているのだと思います

 

物語は、ほぼ痴話喧嘩の延長線上で、アロイスとピエールの関係性が判明した段階で脱力してしまいましたね

史実もこんなくだらないことだったのかは分かりませんが、当の本人としては死活問題だったのかな、と感じました

 

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【映画感想】ロール・ザ・ドラム!【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102028/review/04349778/

 

公式HP:

https://culturallife.co.jp/roll-the-drum/


■悪魔と夜ふかし

 

■オススメ度

 

一風変わったオカルトホラー映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2024.10.10(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Late Night with the Devil(悪魔と夜ふかし)

情報:2023年、アメリカ、89分、 PG12

ジャンル:トークショーで起きたオカルト現象を描くホラー映画

 

監督&脚本:コリン・ケアンズ&キャメロン・ケアンズ

 

キャスト:

デビッド・ダストマルチャン/David Dastmalchian(ジャック・デルロイ/Jack Delroy:「ナイト・アウルズ・ウィズ・ジャック・デルロイ」の司会者)

 

ローラ・ゴードン/Laura Gordon(ジャン・ロス=ミッチェル/June Ross-Mitchell:超常心理学者、「Convasation with the Devil」の作者)

イングリッド・トレイ/Ingrid Torelli(リリー/Lilly:悪魔に取りつかれている女性、集団自殺の生き残り)

   (若年期:Scarlett Varga

   (幼少期:Pearl Grammenos

 

イアン・ブリス/Ian Bliss(カーマイケル・ヘイグ/Carmichael Haig:元マジシャンの非超常現象主義者)

 

フェイザル・バジ/Fayssal Bazzi(クリストゥ/Christou:自称霊能力者の霊媒師)

 

リース・アウテーリ/Rhys Auteri(ガス・マコーネル/Gus McConnell:ジャックのアシスタント)

 

Georgina Haig(マデリン・パイパー/Madeleine Piper:ジャックの妻、女優)

 

Josh Quong Tart(レオ・フィッシュ/Leo Fiske:番組のプロデューサー)

Christopher Kirby(フィル/Phil:番組のディレクター)

Gaby Seow(サミー/Sammy:メイク係)

 

Paula Arundell(ダイアン/Diane:観客席の女性)

Tamala Shelton(キャロル/Carol:観客席の女性)

John Leary(バリー/Barry:観客席の男性)

 

John O’May(ウォーカー・ベッドフォード/Walker Bedford:番組の出資者、UBCの会長)

 

■映画の舞台

 

1977年、

アメリカ:ニューヨーク州

ニューヨーク

 

ロケ地:

オーストラリア:ヴィクトリア州

メルボルン/Melbourne

 

■簡単なあらすじ

 

1977年、人気司会者のジャック・デルロイは「ナイトオウル」という番組でトップに肉薄する勢いを持っていた

妻のマデリンも懸命に夫を支え、もう少しで天下を取れそうなところで足踏みをしてしまう

そんな彼には、カルト教団「ザ・グローブ」との関係が噂され、そして彼の転機となった最後の番組のフィルムがどこからともなく見つかった

 

そのフィルムには、本番の映像と舞台裏が一緒に映っているもので、再起を賭けたジャックが「オカルト特集」を組んでいたものだった

「奇跡の人」と呼ばれていたクリストゥ、元マジシャンのカーマイケル、そして超心理学研究者で作家のジューン・ロスらがゲストとして呼ばれていた

 

クリストゥは現場にいる霊を感知し、それが客席の誰かと縁があるものだとして、その本人しか知らないことを言い当てていく

カーマイケルはそんなものはまやかしとばかりに「科学的に証明できる」と豪語し、クリストゥの行ったことを解説して見せた

だが、そんな折、クリストゥの体に異変が起きて倒れてしまい、救急車で運び出されてしまう

 

そして、最後のゲスト、ジューン・ロスの出番になるのだが、彼女は著書のモデルとなっているリリーという少女をスタジオに連れてきていた

リリーは悪魔と対話ができるというもので、それを番組内で披露しようと考えていたのである

 

テーマ:幻影を見せるもの

裏テーマ:許されざる契約

 

■ひとこと感想

 

70年代の深夜トーク番組の「曰く付きのテープが見つかった」という内容で、番組進行の約1時間がリアルタイムで進行していく流れになっていました

CM休憩中の慌ただしい打ち合わせとか、想定外のことが起こって慌てふためく様子などがリアルでしたね

 

映画は、オカルト検証番組のようでいて、本物が来てしまうという流れになっていますが、ラストの解釈をどう捉えるかという感じになっていますね

見たまんまのようにも思えますが、全体的にフェイクっぽさというものもあるので、全てが嘘でしたという世界線も無きにしも非ずという印象があります

 

物語性は特になく、目の前で起こっていることを眺めるという感じになっていますが、心臓の弱い人は注意が必要なシーンが多いように思います

フェイクとしても作り込むのは大変な案件で、実際に起こった出来事の記録にも見えるところは秀逸だなあと思いました

 

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【映画感想】悪魔と夜ふかし【後半:ネタバレあり】

 

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公式HP:

https://gaga.ne.jp/devil/


■ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ

 

■オススメ度

 

前作のファンの人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2024.10.11(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

原題:Joker:Folie a Deux(ジョーカー:2人狂い)

情報:2024年、アメリカ、138分、 PG12

ジャンル:裁判の渦中において、希望を見つけた囚人を描いたヒューマンドラマ

 

監督:トッド・フィリップス

脚本:スコット・シルバー&トッド・フィリップス

 

キャスト:

ホアキン・フェニックス/Joaquin Phoenix(アーサー・フレック/Arthur Fleck:スタンダップコメディアンを目指していた受刑者、ジョーカーとして崇拝される男)

レディ・ガガ/Lady Gaga(リー・クインゼル/Lee Quinzel:アーカム州立病院の精神病患者)

 

ブレンダン・グリーソン/Brendan Gleeson(ジャッキー・サリバン/Jackie Sullivan:アーカム・アライサムの暴力的な看守)

Jacob Lofland(リッキー・メリーネ/Ricky Meline:アーサーを崇拝する若い囚人)

Alfred Rubin Thompson(アーニー・ブロック/Ernie Bullock:アーサーと同じE病棟の囚人)

Connor Storrie(アーサーと同じE病棟の若い囚人)

 

キャサリン・キーナー/Catherine Keener(メアリーアン・スチュアート/Maryanne Stewart:アーサーの弁護士)

Sharon Washington(デブラ・ケイン/Debra Kane:アーサーを担当する民生委員)

 

Harry Lawtey(ハーヴェイ・デント/Harvey Dent:ゴッサムシティの新任地方検事)

Bill Smitrovich(ハーマン・ロスワックス判事/Judge Herman Rothwax:事件の担当判事)

 

ザジー・ビーツ/Zazie Beetz(ソフィー・デュモンド/Sophie Dumond:アーサーの妄想の恋人、シングルマザーの隣人、証人)

リー・ギル/Leigh Gill(ゲイリー・パドルス/Gary Puddles:アーサーの元同僚の道化師、証人)

Ken Leung(ビクター・リュー博士/Dr. Victor Liu:心理学者、証人)

 

Steve Coogan(パディ・マイヤーズ/Paddy Meyers:人気テレビのインタビュアー)

 

■映画の舞台

 

1983年、

ゴッサムシティ

アーカム州立病院

 

ロケ地:

アメリカ:ニュージャージー州

Soho Hospital Belleville New Jersey

https://maps.app.goo.gl/GGA6YBkyJUYnfHMY8?g_st=ic

 

アメリカ:カリフォルニア州

ロサンゼルス

 

アメリカ:ニューヨーク州

ニューヨーク

 

■簡単なあらすじ

 

前作にて、5人を殺したアーサーは、アッカムの精神病院に収監されることになった

裁判を控えた身でありながら、ジョーカーの犯行に感化される人々もいて、その存在は徐々に広がりを見せつつあった

 

ある日、別の病棟に連れて行かれたアーサーは、そこでリー・グインゼルという患者と出会う

彼女はアーサーに興味を持ち、アーサーも彼女に惹かれていった

 

裁判が佳境に入る寸前、アーサーは何を思ったのか、自分の弁護士メアリーアン・スチュアートを辞めさせ、自己弁護を始めてしまう

アーサーはジョーカーの姿で法廷に立ち、そして数々の証言に向かい合いながらも、その行動は更なる熱狂を生み始めてしまうのであった

 

テーマ:何者として愛されたいか

裏テーマ:偶像崇拝と成り変わり

 

■ひとこと感想

 

前作の記憶が曖昧なまま、初日の初回で鑑賞

前回のおさらいシーンなどはほとんどありませんが、思いっきり続きになっていたように思います

 

アーサーの殺人事件の裁判が行われる中、別の精神病棟に入院していたリーと恋に落ちるという流れになっていて、この流れがどこまで原作準拠なのかは知りません

 

映画は、ほぼ法廷劇で、一言で終わる内容を延々と引き延ばしたような感じになっていました

途中で何回か睡魔に襲われましたが、話に置いて行かれることもなかったですね

あとで英語版ウィキを見ても覚えていないエピソードはないという感じになっていました

 

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【映画感想】ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/98960/review/04356489/

 

公式HP:

https://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/


■若き見知らぬ者たち

 

■オススメ度

 

重たい話が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.10.11(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

英題:The Young Stranger

情報:2024年、日本&フランス&韓国&香港、119分、 PG12

ジャンル:閉塞感に打ちひしがれる若者の運命を描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:内山拓也

 

キャスト:

磯村勇斗(風間彩人:亡くなった父の借金を返し続ける息子、工事現場&カラオケバー)

   (10歳時:林新竜

   (14、15歳時:竹野世椰

 

岸井ゆきの(日向:彩人の恋人、看護師)

 

福山翔大(風間壮平:彩人の弟、総合格闘家)

   (8歳時:岡崎琉旺

   (12、13歳時:大野遥斗

豊原功補(風間亮介:彩人と壮平の父)

霧島れいか(風間麻美:難病を患う彩人の母)

 

染谷将太(大和:彩人の親友)

佐藤玲(明莉:大和の妻)

新井李都(空:大和の息子)

 

長井短(由梨:彩人と大和の同級生)

 

滝藤賢一(松浦:職質する警察官)

東龍之介(瀬戸:職質する警察官)

伊島空(治虫:警察官、壮平の友人)

 

大鷹明良(早川:壮平のジムの会長)

 

松田航輝(豊田:彩人の店に来る酔っ払い)

尾上寛之(吉田:彩人の店に来る酔っ払い)

カトウシンスケ(濱崎:彩人の店に来る酔っ払い)

 

ファビオ・ハラダ(ファビオ:壮平の対戦相手、総合格闘技の選手)

 

■映画の舞台

 

神奈川県のどこか

 

ロケ地:

東京都:文京区

後楽園ホール

https://maps.app.goo.gl/LJe7e3eQACdYjB2J6?g_st=ic

 

埼玉県:三郷市

BRAVE GYM三郷

https://maps.app.goo.gl/cMR9F2DyTChB96YJ6?g_st=ic

 

埼玉県:羽生市

スナックりりぃ

https://maps.app.goo.gl/YMxg1suR9yEEpdw87?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

亡き父の跡を継いでカラオケバーを経営している兄の彩人は、難病を患っている母・麻美の面倒を見ながらも、溜まりに溜まった借金を返すために工場で働いていた

弟の壮平は総合格闘技の道を行き、ようやくタイトルマッチが組まれるほどになっていた

彩人には恋人の日向がいて、彼女は家族同然に家事などを手伝ってくれていた

 

ある日、路上で職質を受けていた若者の手助けをしようとした彩人は、逆に仲間ではないかと疑われて騒動に巻き込まれてしまう

また、脳に障害のある母親は、事あるごとに問題を起こし、最寄りのスーパーには前もってお金を支払ったりして、何かあればすぐに駆けつけていた

 

ようやく壮平のタイトルマッチの日取りが決まり、泊まり込みで減量に入るために家を空けることになった

日向も夜勤続きになっていて、彩人は母をひとりで面倒を見ることになった

だが、母の行動はエスカレートし、さらに親友の大和の結婚記念パーティーも差し迫っていて、彩人の心にはゆとりがなくなってきてしまうのである

 

テーマ:不幸の源泉

裏テーマ:ひとりで抱え込める限界

 

■ひとこと感想

 

どんな物語なのかなど、ほぼ情報を仕入れずに鑑賞

思った以上に重たい話になっていて、不幸の連鎖と理不尽な状況がひたすら続くという内容になっていました

 

何でもかんでも自分で抱え込む彩人が抱えきれなくなるというよりは、限界点を迎えることもないまま、途中で退場するという感じになっています

映画のチラシの文言はほぼネタバレのようなもので、映画では決定的なものは最後の方まで登場しなかったりします

なので、予告編の記憶も消した上で見るのが良いのかな、と思いました

 

映画は、不幸の連鎖というよりは、視野の狭さと機転の弱さが困難になっているという感じになっていて、同じ状況でも同じことにならない人はたくさんいるように思います

神奈川が舞台のようで、かなりねじ込んだ感じの設定になっていますが、怒られないのかな、と思ってしまいました

 

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【映画感想】若き見知らぬ者たち【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100238/review/04356519/

 

公式HP:

https://youngstrangers.jp/


■ハヌ・マン

 

■オススメ度

 

インド神話が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2024.10.12(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Hanu-Man(インド神話の神様)

情報:2023年、インド、158分、G

ジャンル:平凡な男がインドの神様の力を得る過程を描いたアクション映画

 

監督&脚本:プラシャーント・バルマ

 

キャスト:

テージャ・サッジャー/Teja Sajja(ハヌマントゥ/Hanumanthu:アンジャナドリ村の泥棒、のちにハヌマーンの血輝石を手に入れる男)

   (幼少期:Revanth Reddy

 

アムリタ・アイヤル/Amritha Aiyer(ミーナクシ/Meenakshi:ハヌマントゥの想い人、学校長の孫)

   (幼少期:Praanya P Rao

 

バララクシュミ・サラトクマール/Varalaxmi Sarathkumar(アンジャマ/Anjamma:ハヌマントゥの姉)

Getup Srinu(カシ/Kaasi:ハヌマントゥの親友、牛飼い)

 

ビナイ・ラーイ/Vinay Rai(マイケル/Michael:ヒーローになりたい少年)

   (幼少期:Vikas

Vennela Kishore(シリヴェネラ/Sirivennela:マイケルの友人、科学者)

 

Samuthirakani(ヴィビーシャナ/Vibhishana:ランカ王、老いた賢者)

 

Satya(グンネスワラ・ラオ/Gunneswara Rao:嘘つきな小売店の店主)

 

Deepak Shetty(ガジャパティ/Gajapathi:村の支配者)

Rakesh Master(プリ・ラジュ/Puli Raju:ガジャパティの手下、上納金取立て人)

 

ラビ・テージャ/Ravi Teja(コティ/Koti:野生の猿の声)

 

■映画の舞台

 

1998年、

インド:サウスシュトラ

 

2010年頃、

インド:アンジャナドリ村

 

ロケ地:

インド:テランガーナ州

Hyderabad/ハイデラバード

 

■簡単なあらすじ

 

1998年、インドのとある街にはヒーローに憧れる少年マイケルがいた

彼はスーパーヒーローの真似事をしながら、いじめられていた少年シリを助ける

その後も2人でヒーローを目指していたが、ある日マイケルは、ヒーローには共通点があることに気づいた

それから十数年後、マイケルはシリの開発したパワースーツを身にまとい、悪人を懲らしめるヒーローとなっていた

 

一方その頃、インドのアンジャナドリ村には、うだつの上がらない青年ハヌマントゥが姉のアンジャマに叱られながら日々を生きていた

彼は盗み癖があって、その悪態は村中に広まっていた

 

そんな村では、屈強なガジャパティの圧政に苦しめられていて、文句を言おうものなら決闘にて殺されてしまう

だが、村に学校長の娘ミーナクシが帰ってきたことで、何かが変わり始めようとしていた

 

テーマ:力には力を

裏テーマ:利他に及ぶものに神の加護あり

 

■ひとこと感想

 

インド神話のハヌマーンの力を手に入れる青年の話ということまではわかっていましたが、そこに辿り着くまでに30分ぐらいかかっていましたね

冒頭はヒーローになりたい少年の成長譚で、彼が主人公ではないというのはびっくりしてしまいましたね

しかも闇落ち部分もあっさりと暴露し、まさかの敵が先に紹介されるという謎の展開になっていました

 

映画は、思いっきり続編ありきの内容で、老賢者の導きと共にハヌマントゥが覚醒する様子が描かれていました

彼が力を手に入れるまでに半分ぐらい過ぎている印象ですが、マイケルが絡んで来てからさらに半分ある感じで、時間配分がメチャクチャな感じになっていましたね

 

びっくりしたのがエンドロールが画面の下で左右に流れる仕様で、しかもそこは制作スタッフしか名前がなかったりします

主要キャストすら紹介がなく、かなり変わった作品になっていましたね

色んなページを探しましたが、主要15人ぐらいしかわからず、タミル語でググってもフルキャストを探すことができませんでした

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ハヌ・マン【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/101617/review/04360217/

 

公式HP:

https://hanu-man.jp/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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