■映画鑑賞まとめ■
11月、第5週&12月、第1週(2022.11.28〜2022.12.4)
追記、完了いたしました
まだ、体調は本物ではありませんが、できる限り記事を追加していくので、気長にお待ちくださいませ
Contents
■ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界
■オススメ度
とりあえずディズニー作品ならOKの人(★★★)
■公式予告編
https://youtu.be/K0rwOWGo3qs
鑑賞日:2022.11.29(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:Strange World
情報:2022年、アメリカ、102分、G
ジャンル:異変が起きた原因を探るために、未知の世界を探検する家族を描いたファンタジー映画
監督:ドン・ホール
脚本:クイ・グエン
キャスト:
ジェイク・ギレンホール/Jake Gyllenhaal/原田泰造( サーチャー・クレード:クレード農園の主人、特別な植物パンドを発見し、普及させた人物)
デニス・クエイド/Dennis Quaid/大塚明夫(イェーガー・クレイド:冒険が全てのサーチャーの父、イーサンの祖父)
ジャブキー・ヤング=ホワイト/Jaboukie Young-White/鈴木福(イーサン・クレイド:サーチャーの息子、16 歳の同性愛者)
ガブリエル・ユニオン/Gabrielle Union/松岡依都美(メリディアン・クレード:パイロット&リーダー、イーサンの母親、サーチャーの妻)
ルーシー・リュー/Lucy Liu/沢海陽子(カリスト・マル:アヴァロニア国の大統領、ストレンジ・ワールドへの探検隊のリーダー)
■映画の舞台
アヴァロニア国&ストレンジワールド
■簡単なあらすじ
アヴァロニア国の探検家であるイェーガーとその息子サーチャーは、国を取り囲む難攻不落の絶壁を越える夢を見ていた
ある探検のとき、サーチャーは奥深いところで光り輝く植物を見つけた
だが、イェーガーは壁の向こうを目指すと言って単独行動に走り、行方をくらましてしまう
それから25年後、サーチャーは探検隊のメリディアンと結婚し、イーサンという息子を授かる
イーサンは年頃の青年で、同性のディアゾに恋をしていた
そんな折、機械の不具合を発見したメリディアンたちは、パルドによるエネルギー供給が不安定であることを突き止める
そして、パルドの根元で何が起こっているかの調査に入ることになった
冒険王イェーガーの息子サーチャーは気乗りしないものの連行され、イーサンは隠れて船に乗ってしまう
そして、イーサンを追いかけてきたメリディアンも探検隊に加わることになった
一行は未知なる世界を目指して、冒険の旅に出るものの、その先にあったのは奇妙なストレンジ・ワールドだったのである
テーマ:人生の目的
裏テーマ:代替エネルギー問題
■ひとこと感想
ディズニーの新作ということで、本当は字幕版を観たかったのですが、近場では吹き替え版しかやっていなくて、やむなく特攻
奇妙なビジュアルの冒険譚ということは知っていましたが、なんともはや「退屈」という文字が脳裏を掠りまくります
吹き替えの声優陣は違和感なく、テーマ性も今どきっぽさがあるのですが、いかんせん物語が「面白くない」のですね
人物描写も浅く、仲違いしたと思えば次のシーンでは関係が修復されたりと、物語を進めるためだけに衝突があって、また無駄に脱線するシーンが多くありました
テーマ性は重めで、地球にとっての人間の存在というところにふれていきますが、それほど真新しいものではありません
今更、地球にとって人類の存在は悪!みたいなノリを真顔でやられても困ってしまいますね
ビジュアルや世界観を楽しめた人勝ちみたいなところがありますが、正直言ってほとんどノレるシーンがありませんでした
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】ストレンジワールド:もうひとつの世界【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/383793/review/a2068477-2f33-4ba6-94e2-b13686a47ade/
公式HP:
https://www.disney.co.jp/movie/strange-world.html
■ミセス・ハリス パリへ行く
■オススメ度
クリスチャン・ディオールが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.11.29(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:Mrs. Harris Goes to Paris
情報:2022年、イギリス、116分、G
ジャンル:イギリスの家政婦がオート・クチュールのドレスを買いにパリを訪れるヒューマンドラマ
監督:アンソニー・ファビアン
脚本:キャロル・カートライト&アンソニー・ファビアン&キース・トンプソン&オリビア・ヘトリード
原作:ポール・ギャリコ/Paul Gallico(『Mrs. ‘arris Goes to Paris(1958年)』)
キャスト:
レスリー・マンビル/Lesley Manville(エイダ・ハリス:夫と死別した家政婦)
イザベル・ユペール/Isabelle Huppert(コルベール:ディオールの支配人)
アルバ・バチスタ/Alba Baptista(ナターシャ:ディオールの星、トップモデル)
リュカ・ブラボー/Lucas Bravo(アンドレ・フォーベル:ディオールの会計士)
ロクサーヌ・デュラン/Roxane Duran(マルグリート:ディオールの受付)
Bertrand Poncet(カレ:ディオールのデザイナー)
Philippe Bertin(クリスチャン・ディオール/Christian Dior:ディオールのオーナー)
ランベール・ウィルソン/Lambert Wilson(シャサーニュ:エイダを気にいるフランスの侯爵)
エレン・トーマス/Ellen Thomas(ヴァイ/ヴァイオレット・バターフィールド:エイダの仕事仲間、親友)
ジェイソン・アイザック/Jason Isaacs(アーチー:賭け屋、エイダの知人)
ローズ・ウィリアムズ/Rose Williams(パメラ・ペンローズ:エイダの顧客、女優志望の若者)
■映画の舞台
1957年
イギリス:ロンドン
フランス:パリ
ロケ地:
ハンガリー:ブダペスト
https://maps.app.goo.gl/satm45eSjiZBrHwL9?g_st=ic
キンチェムパーク(ドッグレース)
https://maps.app.goo.gl/yvoov4p3YEa54Lzu7?g_st=ic
イギリス:ロンドン
ロイヤルアルバート橋/The Albert Bridge
https://maps.app.goo.gl/oAr7qDziui9aeqfz6?g_st=ic
The Kings Arms(イギリスのパブ)
https://maps.app.goo.gl/aw4kVpsX17tdYBRD6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
ロンドンで掃除婦をして生計を立てているエイダは、戦地に行った夫を健気に待っていた
だが、イギリス空軍から遺品としての指輪が送られてきて、未亡人になってしまう
親友のヴァイと共に少ない稼ぎで質素な生活をしていたが、ある日、派遣先のダンテ夫人の家でディオールのドレスを見てしまう
心を奪われたエイダはお金を貯め、時にはドッグレースに有金を賭けるなどして、目標の500ポンドを集めていく
ようやく念願が叶ったエイダがパリに向かうものの、ディオールは富裕層相手の商売をしていて、そこの支配人コルベールは彼女が店に来るのはふさわしくないと考えていた
その日、ディオールはコレクションの発表の日で、そこに招かれていたシャサーニュ侯爵はエイダを同伴人としてコレクションに招き入れた
エイダはそこで繰り広げられるディオールのドレスに心を奪われながら、ディオールの星ナターシャの纏うドレスに恋焦がれて行くのであった
テーマ:親切の先にある奇跡
裏テーマ:階級社会の崩壊と商圏の拡大
■ひとこと感想
コミカルでチャーミングでハートフルなのかなと思いながら、地味に公開館数の多さから参戦を決定
かなり古い原作ということは知っていましたが、なつかしのパリみたいな感じのつくりになっていましたね
時は1957年、戦後間もない頃で、この映画の後に起こるのは「フランス第四共和政の崩壊」「パリの5月革命(5月危機)」となっています
時代背景を知らなくても楽しめますが、ストライキで荒んだパリの中で、富裕層相手の商売をしているディオールに、一般市民がドレスを買うというのは、ある意味歴史の転換点を描いていると言えます
無論、高級志向の店に一般人が行くと変な目で見られるのは現代でも変わらず、そこに立ちはだかる品格というものがエイダを苦しめていきました
とは言え、パリの人々はなぜかエイダに好意的で、その分様々な不条理は起こりますが、ほっこりとした感じに描かれていましたね
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】ミセス・ハリス パリへ行く【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/384071/review/279c9f6e-ba0d-45c9-8d54-e775eb7eaf56/
公式HP:
https://www.universalpictures.jp/micro/mrsharris
■夜明けの詩
■オススメ度
雰囲気映画が好きな人(★★★)
人生における喪失の意味を考えたい人(★★★)
詩的な映画が好きな人(★★★9
■公式予告編
鑑賞日:2022.11.30(京都シネマ)
■映画情報
原題:아무도 없는 곳(誰もいない場所)、英題:Shades of the Heart(心の色合い)
情報:2021年、韓国、85分、G
ジャンル:妻との関係に悩む小説家が出会う人々の人生にふれていくヒューマンドラマ
監督&脚本:キム・ジョングァン
キャスト:
ヨン・ウジン/연우진(チャンソク:妻との関係性に悩む小説家)
イ・ジウン/이지은(ミヨン:時間を失くした女、カフェでチャンソクと話す女性)
ユン・ヘリ/윤혜리(ユジン:思い出を燃やす編集者、チャンソクの後輩)
キム・サンホ/김상호(ソンファ:希望を探す写真家、病気の妻を抱え、あらゆる手を尽くそうとする夫)
イ・ジュヨン/이주영(ジュウン:記憶を買うバーテンダー、事故で記憶を失った女性)
■映画の舞台
韓国:ソウル
ロケ地:
韓国:ソウル
■簡単なあらすじ
イギリス在住だった小説家のチャンソクは、妻との関係が拗れてソウルに戻ってきていた
彼はあるカフェで待ち合わせをしていて、彼の前にはうたた寝をしている女性ミヨンがいた
ミヨンと噛み合わない会話が続いたのち、チャンソクが読んでいた本の話題になった
チャンソクは「小説を読んでいた」と言い、ミヨンは「小説なんでくだらないものをなぜ読むのだろうか」と疑問を呈する
チャンソクは「よくできた物語なら信じてしまうよ」と言い、ミヨンは「聞かせて」と言った
そこでチャンソクは「ある高級ホテルのドアマンとホームレスの物語」を話し始めた
テーマ:喪失との向き合い方
裏テーマ:よく出来た物語の正体
■ひとこと感想
公式サイトのキャラクターの紹介が洒落ていて、どんな話なのか興味があって参戦
う〜ん、雰囲気&会話劇という最も苦手なジャンルでしたね
映画は小説家チャンソクが4人の人物と会って、それぞれの話を聞くというもの
イギリスに妻を残して帰省しているようで、その理由というものが最後にわかるようになっていました
テーマは「喪失との向き合い方」なのですが、チャンソクが実際にあった人物が誰なのかは判別つきませんし、その辺にいる人をモチーフにして、チャンソクが物語を作ったようにも思えました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/383488/review/3e74d278-e48c-460d-968c-5ff61b44bea9/
公式HP:
■ペルシャン・レッスン 戦場の教室
■オススメ度
ナチス関連の映画に興味がある人(★★★)
嘘のような本当の話系が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.12.1(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Persian Lessons
情報:2020年、ドイツ、129分、G
ジャンル:生き延びるためにペルシャ人を偽ったユダヤ人青年とナチス大尉の交流を描いたヒューマンドラマ
監督:ヴァディム・パールマン
脚本:イリヤ・ゾフィン
原作:ヴォルフガング・コールハーゼ『Erfindung Einer Sprache』
キャスト:
ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート/Nahuel Pérez Biscayart(ジル/レザ:ナチス将校に嘘のペルシア語を教えるユダヤ人の青年、小説ではストラートという名前)
ラース・アイディンガー/Lars Eidinger(クラウス・コッホ大尉:テヘランで料理店を開きたいナチスの将校、小説ではバッテンバッハという名前)
ヨナス・ナイ/Jonas Nay(マックス・バイヤー兵長:ジルをユダヤ人だと疑わないSS兵士)
レオニー・ベネシュ/Leonie Benesch(エルサ・シュトルンプフ:女看守)
Luisa-Céline Gaffron(ヤナ:SS女看守、所長の愛人)
アレクサンダー・ベイヤー/Alexander Beyer(収容所の所長)
■映画の舞台
第二次世界大戦下
ドイツ領フランス
モデルはナッツヴァイラー・ストラトホフ強制収容所
ロケ地:
ベラルーシ:ミンスク
https://maps.app.goo.gl/374ea8WwQML8FMnc8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
1942年、ドイツ占領下のフランスにて、ユダヤ人青年のジルは強制収容所送りのトラックに乗せられていた
そこである若者から本とサンドイッチを交換することになったジルは、ペルシャ人の父から息子レザに贈られた本を眺めていた
収容所に着いた彼らは「始末」される運命だったが、死んだふりをして誤魔化そうとしたジルを、SS兵士マックスがめざとく見つける
ジルは懇願し、自分はユダヤ人ではなくペルシャ人であると嘯く
マックスが彼の所持品を調べると、例のペルシャ語の本が見つかり、そこの料理番をしているクラウス・コッホ大尉は彼を生かすことに決めた
コッホは兄がテヘランに逃亡していて、戦争が終われば兄に会いに行って、テヘランでレストランを開く夢を持っていた
コッホはジル(レザ)を信用し、ペルシャ語のレッスンをしろと命令する
元よりペルシャ語など話せないジルだったが、思いつきで単語を並べてその場鎬を始める
だが、言葉を作ることは簡単でも暗記するのは骨が折れた
ある日、ジルはコッホから囚人のリスト作成を命じられる
そこで、ジルはリストの名前を文字ってペルシャ語を作り、レッスンを続けようと目論むのであった
テーマ:生存への執念
裏テーマ:単語の記憶の仕方
■ひとこと感想
嘘のような本当の話ということで、ナチス将校を嘘のペルシャ語レッスンで騙したという設定に興味があって参戦しました
原作小説を膨らませたもので、小説の名前も全部変えていました
小説のストラートとバッテンバッハにモデルがいるのかまでは調べきれませんでしたが、「Inspire」ということでほぼフィクションという感じでしたね
どう考えてもバレない方がおかしい感じで、だとしたらコッホはなぜジルを生かしておいたのかという理由づけが必要になります
でも、映画では、コッホは本当にジルを信用していたように描かれていました
本当のところは、戦争には加担したくなくて、兄と一緒にテヘランに逃げていればよかったのでしょう
収容所で唯一、本当の話をできたのがジルという人物だったのですが、それを思うと切なくもありますね
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】ペルシャン・レッスン:戦場の教室【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/384577/review/ec8d59a7-5373-4ab8-b8cf-e0653415fb3e/
公式HP:
https://movie.kinocinema.jp/works/persianlessons/
■ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ
■オススメ度
猫が好きな人(★★★)
ルイス・ウェインに興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.12.1(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:The Electrical Life of Louis Wain(ルイス・ウェインの刺激的な人生)
情報:2021年、イギリス、111分、G
ジャンル:猫のイラストで一世風靡したルイス・ウェインの半生を描いた自伝的映画
監督:ウィル・シャープ
脚本:サイモン・スティーヴンソン&ウィル・シャープ
キャスト:
ベネディクト・カンバーバッチ/Benedict Cumberbatch(ルイス・ウェイン/Louis Wain:猫のイラストで有名になったイラストレーター)
(少年期:Jimmy Winch)
クレア・フォイ/Claire Foy(エミリー・リチャードソン=ウェイン/Emily Richardson-Wain:ルイスの妻、ルイスの妹たちの家庭教師)
アンドレア・ライズボロー/Andrea Riseborough(キャロライン・ウェイン/Caroline Wain:ルイスの妹、長女)
シャロン・ルーニー/Sharon Rooney(ジョセフィーヌ・ウェイン/Josephine Wain:ルイスの妹、次女)
ヘイリー・スクイワーズ/Hayley Squires(マリー・ウェイン/Marie Wain:ルイスの妹、三女)
(幼少期:Anya McKenna-Bruce)
エイミー・ルー・ウッド/Aimee Lou Wood(クレア・ウェイン/Claire Wain:ルイスの妹、四女)
(幼少期:Cassia McCarthy)
スティシー・マーティン/Stacy Martin(フェリシー・ウェイン/Felicie Wain:ルイスの妹、五女)
(幼少期:Indica Watson)
トビー・ジョーンズ/Toby Jones(ウィリアム・イングラム卿/Sir William Ingram:ロンドンニュースの編集者)
アディール・アクタル/Adeel Akhtar(ダン・ライダー/Dan Rider:スプリングフィールド病院の後援者)
■映画の舞台
1880年〜
イギリス:ロンドン
ハムステッド(新居)
https://maps.app.goo.gl/DyFEKTB7HSwATh369?g_st=ic
スプリングフィールド病院
https://maps.app.goo.gl/SmPvQm7aDvMEn7b9A?g_st=ic
ロケ地:
イギリス:ケント
https://maps.app.goo.gl/YHEnEaUpWuDsEEL36?g_st=ic
The Coast House B&B
https://maps.app.goo.gl/VGSXW741JX2xuwAX6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
ロンドンで多彩な才能を発揮しているルイスは、名家の出身であるものの、父の死去によって家計を支える柱となっていた
妹5人と母を抱える中、収入源はルイスしかおらず、上の姉二人も下の妹3人が幼いため結婚できる気配がなかった
ルイスはロンドンニュースの編集者ウィリアム・イングラム卿の元でイラストを描いて生計を立てていたが、いろんなものに手を出しては芽が出ずにいた
ある日、下3人の妹のために長女キャロラインは家庭教師を雇うことにした
名はエミリー・リチャードソンと言い、ルイスよりも10歳も年上で、下級の出自だった
ルイスは彼女を見た途端に体に電気が走ったが、それを表現できる文才も経験もなく、ただ本能のまま、エミリーとの時間を共有していく
その後、映画を観に行くことになったルイスたちだったが、嵐のシーンで気分を悪くしたルイスは席を立ってしまう
心配したエミリーは彼の元へ行き、それが世間の噂になってしまう
だが、二人は世間体を気にすることもなく結婚を果たし、郊外のハムステッドに新居を構えることになったのである
テーマ:献身と理知
裏テーマ:猫が繋げた奇跡
■ひとこと感想
一風変わった猫の絵を描くことで有名なルイス・ウェインでしたが、あまり背景を知らなかったので興味本位で参戦
変わり者の天才と言えばベネディクト・カンバーバッチというくらいにハマっていて、妻のエミリーもイメージに沿っているような印象を受けました
映画はルイスの後半生をまるまる描くという内容で、さすがに「描く期間が長すぎて」ダレてしまいます
妹のマリーの精神疾患騒動はまるまるカットでも良かったし、もう少しなんとかならなかったのかなと思いました
映画は猫が繋いだ愛というよりは、猫が癒した悲しみという感じでしたね
イラストレーターとして活躍する伝記ものというよりは、エミリーとの出会いと別れがメインになっていたのですが、エミリーの死後の描写が長すぎるように思えました
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】ルイス・ウェイン:生涯愛した妻とネコ【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/384780/review/76e4a0eb-3535-4762-8638-9a8b7f5adf96/
公式HP:
■ブラックアダム
■オススメ度
ドウェイン・ジョンソンさんの暴れるところが見たい人(★★★)
DCEUを間違えて見始めた人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.12.2(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:Black Adam
情報:2022年、アメリカ、125分、G
ジャンル:現代の問題を解決するために古代から甦らされたアンチ・ヒーローが大暴れするアクション映画
監督:ジャウム・コレット=セラ
脚本:アダム・スティキエル&ロリー・ヘインズ&ソーラブ・ノシルヴァーニ
原作:オットー・バインダー&C・C・ベック『Black Adam』
キャスト:
ドウェイン・ジョンソン/Dwayne Johnson(テス・アダム/ブラックアダム:神々の力を授けられたカーンダックの元奴隷)
オルディス・ホッジ/Aldis Hodge(カーター・ホール/ホークマン:エヌスメタルの翼で空を飛ぶJSAのリーダー)
ノア・センティネオ/Noah Centineo(アルバート・ロススタイン/アル:分子構造を制御するメタヒューマン能力を持って巨大化できるJSAのメンバー)
クインテッサ・スウィンデル/Quintessa Swindell(マキシン・ハンケル / サイクロン:ナノボット技術によって風を制御して操作する能力を持つJSAのメンバー
ピアース・ブロスナン/Pierce Brosnan(ケント・ネルソン/ドクター・フェイト:運命の兜を装備し、未来が予見できるJSAのメンバー)
サラ・シャヒ/Sarah Shahi(アドリアナ・トマズ:ブラックアダムを復活させるカーンダックの大学教授)
モハメド・アメル/Mohammed Amer(カリーム:アリアドナの弟、陽気な電気屋)
ボディ・サボンギ/Bodhi Sabongui(アモン・トマズ:アリアドナの息子)
ジェームス・クサティ=モイヤー/James Cusati-Moyer(サミール:アドリアナとカリームの同僚)
マーワン・ケンザリ/Marwan Kenzari(イシュワマル・グレゴール/サバック: アクトン王の末裔、カーンダックに侵攻する犯罪組織インターギャング軍の指導者)
マーワン・ケンザリ/Marwan Kenzari(アクトン王:イシュマエル、アダムに虐殺されたカーンダックの古代の専制君主)
■映画の舞台
古代ローマ:バビロン
カーンダック
現代:カーンダック(架空)
ロケ地:
アメリカ:ジョージア州
アトランタ
■簡単なあらすじ
紀元前5000年の古代ローマ、バビロンではアクトン王が魔神サバックの力を有するために、エタニウムを原料とする「サバックの王冠」を作ろうとしていた
そこでは多くの奴隷が日夜働かされていて、その中にテス・アダムと息子のハルートもいた
ハルートはこれだけ多くの奴隷が決起したらアルトン王の暴挙を止められると思っていて、ヒーローが必要だと感じていた
ある日、奴隷の一人がエタニウムを見つけ、それの奪い合いになってしまう
だが、ハルートはそれを奪い、アルトン王の部下にそれを渡した
これによって、奴隷から解放されるかと思われたものの、無慈悲な仕打ちが彼らを襲った
殺されたと思ったハルートは、その英雄的行為を魔術師シャザムたちに認められ、絶大な力を獲得し、それを父アダムに分け与えた
アダムは怒りに任せて、アルトン王以下を抹殺してしまった
それから数千年経った現代、アダムの地カールダックはインターギャングの暗躍で荒廃した街になっていた
そこで大学教授をしているアリアドナは、古代の文献からある山脈の奥地にアダムが眠っていると考えていた
アリアドナの弟、友人らを従えてその場所を見つけたものの、同行したイシュマエルの裏切りに遭ってしまった
テーマ:力の使い方
裏テーマ:真の英雄とは何か
■ひとこと感想
DCEUの流れで、なんとなく鑑賞
とにかくブラックアダムが暴れまくるのだと思っていましたが、予告編で多くのシーンが登場していて残念な仕上がりになっていました
映画のシナリオも「あっちこっち」と乱高下する内容で、悪い意味で着地点が見えづらい印象がありました
登場人物が多すぎて整理されていないのが難点で、JSAのメンバーも不要に思えるちょい出しに無駄な時間を割いていましたね
また、主人公格であるアリアドナ・ファミリーもあまり効果的ではなく、イシュマエルらインターギャングが支配力を掴む為に探していた、というシナリオでも通じてしまうところがなんだかなあと思ってしまいます
ともかく、CGアクションになっていて、ドウェイン・ジョンソンさんが演じる必要がないくらいに超常パワー合戦になっていたのはどうなんでしょうねえ
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/383282/review/14100eec-27ef-4c77-81a8-bf8b50efc96f/
公式HP:
https://wwws.warnerbros.co.jp/blackadam/
■月の満ち欠け
■オススメ度
一風変わった恋愛映画が好きな人(★★★)
輪廻転生を信じている人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.12.2(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2022年、日本、128分、G
ジャンル:妻子を失った男と恋人を失った男が運命の輪廻に遭遇するファンタジーロマンス映画
監督:廣木隆一
脚本:橋本裕志
原作:佐藤正午(『月の満ち欠け(2017年、岩波書店)』
キャスト:
大泉洋(小山内堅:妻と娘を失った父親、建設会社→魚の卸業者)
有村架純(正木瑠璃:映画好きの訳あり女性)
菊池日菜子(小山内瑠璃:堅の娘、絵が好きな高校生)
(幼少期:阿部久令亜)
柴咲コウ(小山内梢:堅の妻)
目黒蓮(三角哲彦:堅の前に現れる「瑠璃」を知る男、写真家)
伊藤沙莉(緑坂ゆい:小山内瑠璃の親友)
小山紗愛(緑坂るり:ゆいの娘)
田中圭(正木竜之介:正木瑠璃の夫)
■映画の舞台
東京都:新宿区
高田馬場
https://maps.app.goo.gl/VLV7cThMB8LsoE596?g_st=ic
青森県:八戸市
https://maps.app.goo.gl/nGRqpJGfypfq4eEs8?g_st=ic
ロケ地:
東京都:新宿区
早稲田松竹
https://maps.app.goo.gl/suGi2JBvusmYBkhv9?g_st=ic
東京都:中央区
銀座菊水
https://maps.app.goo.gl/paRZDXrUcf3gjB2fA?g_st=ic
東京都:新宿区
リーガロイヤルホテル東京
https://maps.app.goo.gl/hy1xrSKY8aneCViYA?g_st=ic
東京都:武蔵野市
ココナッツディスク吉祥寺店
https://maps.app.goo.gl/3mHPYfHWSKpZQTJC6?g_st=ic
東京都:多摩市
多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校
https://maps.app.goo.gl/RKnbGfa4c8GUzDFE9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
青森県の八戸市の漁港で魚卸をしている堅は、かつて東京で幸せな家庭を持っていた男だった
ある日の事故で妻子を失い、介護が必要な母とともに実家に戻っていた
そんな彼の元に、哲彦という名の「娘・瑠璃を知る男」が現れる
27年前、堅と梢の間に瑠璃が生まれる前、哲彦は同じ名前の瑠璃という名の女性と付き合っていた
それは許されざる恋で、その行く末は瑠璃の死を持って閉ざされていたのである
それから8年後、堅の娘・瑠璃は高熱を出した後、妙に大人びいた印象を持つようになる
そして、高校になって描いた絵は、本人も会ったことがない男で、その男の名は「あきら」と言うらしい
親友のゆいは戸惑いながらも、頑なに何かを信じる瑠璃を否定することができなかった
そして、18歳の誕生日を迎えた瑠璃は、梢の運転する車でどこかに向かい、二人は事故に遭って死んでしまうのである
テーマ:輪廻転生は幸福を生むか
裏テーマ:幸福への渇望
■ひとこと感想
同じ名前の女性がたくさん出てきて、どやら転生ものっぽいぞ、というイメージだけを持って参戦
時系列が入れ替わりますが、回想録という感じで綺麗にまとまっていて、混乱するところはありませんでした
でも、一部の役者さんのビジュアルと設定年齢の乖離が激しくて、数字をきちんと追わないと少し混乱するかもしれません
この手の映画のどこまでがネタバレなのかの線引きは難しいのですが、転生自体はさほど問題ではないように思えます
むしろ、それを信じられるかどうか、というのが本筋になっていて、自分の娘の中身が別人になっていたというのは、受け入れ難い現実であるように思えます
転生による幸福は転生する本人にもたらしますが、周囲にとっては幸福とは限らないというのが本当のところでしょうか
自分もそうなることを望むとしたら、その人生が幸福ではないとも言えるような気がしてしまいますね
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/381575/review/8a64901c-d5f9-49fb-8ebc-c88e7608acca/
公式HP:
https://movies.shochiku.co.jp/tsuki-michikake/
■THE FIRST SLAM DUNK
■オススメ度
原作のスラムダンクが好きな人(★★★)
アニメのスラムダンクが好きな人(★★)
■公式予告編
鑑賞日:2022.12.3(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2022年、日本、122分、G
ジャンル:亡き兄の死を乗り越えた高校生がインターハイにて高校生日本一のチームと戦う青春映画
監督&脚本:井上雄彦
原作:井上雄彦『スラムダンク(集英社)』
キャスト:声の出演
仲村宗悟(宮城リュータ:背の小さい湘北高校のポイントガード)
木村昴(桜木花道:入部して間もない素人、湘北高校のパワーフォワード)
三宅健太(赤木剛憲/ゴリ:日本一を目標に邁進してきた湘北高校のキャプテン、センターフォワード)
神尾晋一郎(流川楓:天才肌の無口な湘北高校のスモールフォワード)
笠間淳(三井寿:かつてチームに混乱を招いた安西先生を信奉する湘北高校のシューティングガード)
坂本真綾(赤木晴子:花道の想い人、赤木剛憲の妹)
瀬戸麻沙美(彩子:リュータの想い人、湘北バスケ部のマネージャー)
宝亀克寿(安西光義:湘北バスケ部の監督)
岩崎諒太(小暮公延:湘北バスケ部の副キャプテン、赤木の親友)
園崎未穂(宮城カオル:リョータの母)
梶原岳人(宮城ソータ:リョータの兄、海難事故で他界)
久野美咲(宮城アンナ:リョータの妹)
かぬか光明(河田雅史:山王工業バスケ部、センターフォワード、赤城がライバル視している男)
武内駿輔(沢北栄治:山王工業バスケ部、ガード・フォワード、日本一のプレイヤー)
真木駿一(堂本五郎:山王工業バスケ部の監督)
■映画の舞台
広島県:
インターハイ2回戦
沖縄県(回想)
■簡単なあらすじ
沖縄出身の宮城リョータは、幼い頃から兄ソータの背中を追いかけてきた
母カオルは女手ひとつで子ども三人を育ててきたが、リョータはそんな苦労も知らず、わがまま放題を続けている
そんなある日、バスケの練習よりも友人との漁を優先したソータを、リョータは恨んでいたが、ソータはそのまま帰らぬ人となってしまった
それから時が過ぎ、リュータはソータが立つはずだったインターハイのピッチに立っていた
広島で行われるインターハイの2回戦の相手は、高校No.1の山王工業高校
無名の湘北にとって、その試合は山王がどのような圧勝劇を見せるかだった
キャプテン赤木にとっての最後のインターハイ、かつて夢見ていた相手とのマッチアップに心が躍る
そして、運命のゲームのホイッスルが鳴り響いた
テーマ:勝利への執念
裏テーマ:友情
■ひとこと感想
原作漫画を連載当時に読んでいた世代ですが、アニメに関してはほとんど見たことがありません
ちょうど、社会人になった頃で、忙しくてそれどころではなかったのですが、音楽番組は好んで見ていたので、OP&ED全曲歌えるという不思議な関係性になっています
本作はどの立ち位置になるのかなと思っていて、予告編の解禁もさらっとしたもので、なぜか映画のチラシがないという不思議な宣伝になっていました
少しだけ流れる予告編から感じた印象は、「原作の絵をそのまま動かそうとしている」というもので、デジタルコミックのような印象を受けました
映画に関してはネタバレも何もなく、どのエピソードを取り上げるかがネタバレみたいな感じになっています
「あの絵が動いた!」という感じになっていますが、やはり回想シーンが死ぬほど多くて、かなり体感時間が長い作品になっていましたね
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】THE FIRST SLAM DUNK【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/375424/review/b9bf62af-526d-4bd5-b924-fd9a96c3e5ea/
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