■映画鑑賞まとめ■

 

2月、第4週(2023.2.20〜2023.2.26

 

 


ICE ふたりのプログラム

 

■オススメ度

 

フィギュアスケートが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.2.20(TOHOシネマズ二条)

 

■映画情報

 

原題:Лёд、英題:Ice

情報:2018年、ロシア、113分、G

ジャンル:怪我で挫折するトップフィギュアスケーターの苦悩を描いたラブロマンス&スポーツ映画

 

監督:オレグ・トロフィム

脚本:オレグ・マロヴィチュコ

 

キャスト:

アグラヤ・タラソーヴァ/Aglaya Tarasova(ナージャ・アレサンドロヴナ・ラプシナ:大怪我で選手生命に危機が迫るプロフィギュアスケーター)

 (幼少期:Diana Enakaeva

 

アレクサンドル・ペトロフ/Alexander Petrov(サーシャ/アレクサンダー・アルカディエヴィチ・ゴーリン:ラフプレイが原因でチームから干されるプロホッケープレイヤー、ナージャのリハビリを担当する)

 

マリヤ・アロノーヴァ/Mariya Aronova(イリーナ・セルゲイエヴナ:ナージャのコーチ、口癖は「神よ、私に忍耐力を」)

クセニア・ラパポルト/Kseniya Rappoport(ナージャの母)

 

ミロシュ・ビコヴィッチ/Miloš Biković(ウラジミール・レオーノフ:ロシアのトップフィギュアスケーター)

 

Kseniya Lavrova-Glinka(マーゴシャ:ナージャの叔母)

Lapshina’s aunt Pavel Maykov(ジェナ:マーゴシャの夫、会場で歌い出す人)

 

■映画の舞台

 

2003年

ロシア:イルクーツク/Irkutsk

https://maps.app.goo.gl/DT9rzVK2nKYKff5D9?g_st=ic

 

ロシア:モスクア&ソチ

 

ロケ地:

Lake Baikal/バイカル湖

https://maps.app.goo.gl/epqULksWQPaBCVcZ7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

2014年、ソチ五輪のアイスダンスにて、ナージャとレオーノフのペアは競技中に大きな失敗をしてしまう

その失敗によって脊髄損傷の大怪我を負ったナージャはトップスケーターから転落し、レオーノフとのプライベートの関係も終わってしまった

 

そんな彼女は幼少期から母と一緒にスケートをしていて、母はジュニアスケーターを育成しているイリーナにコーチをお願いする

だが、イリーナはナージャには才能がないと言って拒絶し、その後母は病死してしまった

 

叔母に預けられることになったナージャは個人レッスンに励み、再びイリーナの門を叩く

そして、彼女は寄宿学校に入って、イリーナのコーチングを受けることになったのである

 

ナージャはみるみる成長し、そしてイリーナの元を離れてトップフィギュアスケーターの地位を駆け上がる

彼女のアイスダンスのペアはロシアのトップスケーターのレオーノフで、ソチ五輪での金メダルは確実なものと思われていた

 

テーマ:再生に必要なフォース

裏テーマ:信頼が紡ぐ再生

 

■ひとこと感想

 

アイスダンスを題材にした作品で、少し古めのロシア映画でした

そんなことは全く知らず、ポスタービジュアルはスポ根というよりはラブロマンスのイメージが強かったですね

 

冒頭で事故が起き、そこからナージャの過去を振り返る構成になっていて、中盤になってようやくサーシャが登場しました

破天荒でラフなプレイヤーで「イカれ男」なのですが、ナージャに遠慮がない分、関係がフラットのまま進んでいきます

 

映画のメインはナージャが怪我から復帰できるかというもので、レオーノフとの距離感が絶妙な感じに仕上がっていました

映画もアングルが個性的で、氷を削る音がとてもリアル

アイスダンスのシーンもボディダブルだと思いますが、ものすごく美しいシーンが多かったですね

 

『ICE2』というのがあるようなので、ぜひ日本でも公開してほしいと思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ICE/ふたりのプログラム【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/381548/review/cd3d6c82-7803-45f4-8f09-43976a4a657f/

 

公式HP:

https://ice-movie.jp/


マリッジカウンセラー

 

■オススメ度

 

婚活の実態を知りたい人(★★★)

松本若菜さんのファンの人(★★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.2.21(京都みなみ会館)

 

■映画情報

 

情報:2023年、日本、110分、G

ジャンル:婚活に向き合う人々との出会いを通じて成長するカウンセラーを描いたヒューマンドラマ

 

監督:前田直樹

脚本:松井香奈

 

キャスト:

渡辺いっけい(赤羽昭雄:大手不動産会社「鶴福エステート」の営業マン、事業拡大のために結婚相談所で研修を行う)

松本若菜(時田結衣:結婚相談所「とわえもあ」の相談員、実はバツイチ、プリマリタルカウンセラー)

 

宮崎美子(時田十和子:結衣の母、ベテラン相談員)

 

青山倫子(里中梨奈:婚活に悩むアラフォー女性)

永山たかし(坂口真治:里中に惚れ込む婚活男子)

 

坂口涼太郎(中山敦:4回目のデートに行けない婚活男子)

呉城久美(野上裕子:赤羽と揉める婚活女子、十和子マジックにかかる女性)

久田莉子(笹川藍:赤羽が大失敗をやらかす婚活女子)

 

円城寺あや(杉山茜:結婚相談所の協会の代表、「マリアージュ杉山」のカウンセラー)

 

鈴木亮介(小野:巻き込まれる赤羽の後輩社員)

 

■映画の舞台

 

愛知県:各所

 

ロケ地:

愛知県:西尾市

若駒(結衣たちの行きつけの料理屋)

https://maps.app.goo.gl/vivqbGRwpga4pUJf8?g_st=ic

 

愛知県:蒲郡市

ラグナシア(イルミネーションデート)

https://maps.app.goo.gl/EjLMfGMuR53jfboR9?g_st=ic

 

西浦園地(会員のデート地)

https://maps.app.goo.gl/VeSMrkSD4U4N8B1C6?g_st=ic

 

愛知県:岡崎市

岡崎駅(東口側のペデストリアンデッキ)

https://maps.app.goo.gl/VEGkcpktUm92u6Ey9?g_st=ic

 

くらがり渓谷(アウトドアパーティー主催地)

https://maps.app.goo.gl/QrgpksaQZjt75Va28?g_st=ic

 

愛知県:豊田市

下山の里(五平餅の売店)

https://maps.app.goo.gl/vZ61DpUrgeitoo7YA?g_st=ic

 

愛知県:豊川市

三河一之宮 砥鹿神社(成功祈願の神社)

https://maps.app.goo.gl/j8b5Lr4wuT5kwuvE9?g_st=ic

 

千両町宝辺(「とわえもあ」のある場所)

https://maps.app.goo.gl/Dn9uF9ddgkKArhPEA?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

不動産の営業一筋35年の赤羽昭雄は、口の悪さと図々しさで生きてきたが、時代にマッチせず、なかなか成績が上がって来なかった

そんな折、会社の辞令にて結婚相談所「とわえもあ」にて研修をすることになった

 

物件を捌くのと同じだと軽く考える赤羽をカウンセラーの結衣は呆れ、会員へのフォローでてんやわんやになってしまう

高スペックを望む会員を断罪したり、勝手に相性が悪いと決めつけたり散々かき乱していくものの、結果が出ずに少しずつおとなしくなっていった

 

ある日、病気療養中の結衣の母・十和子が帰宅し、そこから3人の時間が始まっていく

結衣はバツイチだったために、カウンセラーをしていて良いか悩むものの、その経験があるからこそできることもあると思い始める

 

そんな中、赤羽のミスで協会からハブられることになった結衣たち

だが、赤羽はメゲることもなく、自分ができることをコツコツと積み上げていった

 

テーマ:縁を結ぶのは希望

裏テーマ:縁を切るのは想像力

 

■ひとこと感想

 

松本若菜さんのファンなので脳死状態で参戦

もうね、ずっと眺めてたいですわ〜

 

映画は結婚相談所を舞台にしたヒューマンドラマ&コメディで、昭和テイストのセクハラ親父と訳あり相談員の成長を描いております

結婚相談所を利用したことのない人が利用者にアドバイスをするという妙な構図の中、それぞれの特性で突っ走るところが魅力的でしたね

 

会員の皆様も個性的なキャラが多く、実際には婚活に困らないタイプに見えますが、男女の縁とはわからないものです

いろんな条件を書き出しても、魂レベルの相性なんてものは見えないのですが、十和子マジックは文脈から会員の特性を見抜いていましたね

 

チラッとしか条件が見えませんでしたが、おそらくは箇条書きの順序とか筆圧などから、その人が大事に思っているものが見えてくるのかもしれません

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】マリッジカウンセラー【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://marriagecounselor.jp/


ベネデッタ

 

■オススメ度

 

修道女の闇を覗きたい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.2.22(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:Benedetta

情報:2021年、フランス、131分、R18+

ジャンル:17世紀の田舎の修道院を舞台に繰り広げられる神の啓示を受けた修道女の愛と罪を描いた伝記ベースのラブロマンス

 

監督:ポール・ヴァーホーベン

脚本:デビッド・パーク&ポール・ヴァーホーベン

原作:Judith C. Brown『Immodest Acts:The Life of a Lesbian Nun in Renaissance Italy』

 

キャスト:

ビルジニー・エフィラ/Virginie Efira(ベネデッタ・カルリーニ/Benedetta Carlini:6歳で修道院に入ったシスター)

 (若年期:Elena Plonka

ダフネ・パタキア/Daphné Patakia(バルトロメア・クリヴェッツ:ベネデッタと関係を持つ修道院に逃げ込んだ女)

 

シャーロット・ランプリング/Charlotte Rampling(シスター・フェリシタ:ティアテノ修道院の院長)

ルイーズ・シュビヨット/Louise Chevillotte(シスター・クリスティーナ:フェリシタの娘)

 (若年期:Heliise Bresc

 

ランベール・ウィルソン/Lambert Wilson(ジリオーリ:ベネデッタを裁く教皇大使)

オリビエ・ラブルダン/Olivier Rabourdin(アルフォンソ・チェッキ:ペシアの首席司祭)

エルベ・ピエール/Hervé Pierre(パオロ・リコーダーティ/Paolo Ricordati:神父)

 

■映画の舞台

 

17世紀、イタリア

ペシア/Pescia(現在のトスカーナ地方)

https://maps.app.goo.gl/LcrLYyeMw8Rnb7uq7?g_st=ic

 

ロケ地:

イタリア:

ヴァル・ドルチャ/Val d‘ Orcia

https://maps.app.goo.gl/6A3vvTDG9s9zXi5N8?g_st=ic

 

べヴァーニャ/Bevagna

https://maps.app.goo.gl/15ZcUz9PbUaqDKvd9?g_st=ic

 

モンテプルチャーノ/Montepulciano

https://maps.app.goo.gl/fifvdSQedfTrU1jF7?g_st=ic

 

フランス:

ル・トロネ修道院/Le Thoronet Abbey

https://maps.app.goo.gl/eEgDCQmvxuSFTCi68?g_st=ic

 

シルヴァカンヌ修道院/Silvacane Abbey

https://maps.app.goo.gl/HSEymRPeSvvHsCNNA?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

17世紀のイタリアの田舎町ペシアでは、6歳になったばかりの少女ベネデッタが両親に連れられてティアテノ修道院を訪れていた

それから18年後、イタリアではペストが流行し始め、ベネデッタは修道院で純真無垢な成人となっていた

 

ある日、父の暴力から逃げてきた女性バルトロメアが修道院を訪れた

ベネデッタは彼女の世話係になり、一緒に暮らし始める

そんな折、ベネデッタは夢の中でキリストに遭い、「あなたは私の花嫁だ。私のもとへこい」と言われてしまう

その言葉を信じたベネデッタは、神父にそれを懺悔する

 

「痛みこそ、キリストを知る唯一の方法」と聞かされたベネデッタは、痛みに対して執着を持ち、そしてある夜に全身に激痛を感じて叫び声を上げた

フェリシタはバルトロメアをベネデッタの看護につけ、それから奇妙な同室の生活が始まる

そして、ベネデッタの体に聖痕が現れ、それを機に修道院長に任命されるのであった

 

テーマ:啓示と運命

裏テーマ:慟哭の果てにある選択

 

■ひとこと感想

 

修道女がレズビアンという情報ぐらいしか知らない状態で参戦

映倫区分がR18+だったので、相当ヤバいシーンがあるのだろうと思っていました

眼福の連続ではありますが、とにかく画面が暗くて目が疲れる映画でしたね

 

物語は「事実に着想を得た」というもので、17世紀に実在したベネデッタ・カルリーニの半生を切り取る流れになっています

その中で、同性愛を結んだとされるバルトロメアとの関係、そして「イエスの花嫁」と啓示を受けた宗教論争へと突き進みます

 

歴史的背景を知らなくても問題ありませんが、デートムービーとしては最悪の映画だと思います

絡みも多いし、激しいし、拷問シーンは直接的ではないけれど「痛い」ですね

う〜ん、想像するだけで、マリア像も器具も怖くなってしまいますね

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ベネデッタ【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://klockworx-v.com/benedetta/


ボーンズ・アンド・オール

 

■オススメ度

 

ティモシー・シャラメさんが好きな人(★★★)

カニバリズムが大丈夫な人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.2.23(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Bones and All

情報:2022年、アメリカ、130分、R18+

ジャンル:人肉食の少女が同族と出会う中で生き方を模索していくカニバリズム満載のホラー&ヒューマンドラマ

 

監督:ルカ・グァダニーノ

脚本:デヴィッド・カイガニック

原作:カミール・デアンジェリス/Camille DeAngelis『Bones All(2016年)』

 

キャスト:

テイラー・ラッセル/Taylor Russell(マレン・イヤーリー:人肉食に苛まれる18歳の女性)

ティモシー・シャラメ/Timothée Chalamet(リー:マレンが旅先で会う同族の青年)

 

マーク・ライランス/Mark Rylance(サリー:マレンの同族で、彼女を執拗に追う不気味な男)

 

マイケル・スタールバーグ/Michael Stuhlbarg(ジェイク:キャンプ場で出会う同族のペア)

デヴィッド・ゴールドソン・グリーン/David Gordon Green(ブラッド:キャンプ場で出会う同族のペア、警官)

 

アンドレ・ホランド/André Holland(フランク・イアーリー:マレンの父)

クロエ・セヴィニー/Chloë Sevigny(ジャネル・カーンズ:マレンの母)

ジェシカ・ハーパー/Jessica Harper(バーバラ・カーンズ:マレンの祖母)

 

Anna Cobb(カイヤ:リーの妹)

 

Sean Bridger(バリー・クック:スーパーで絡んでくる酔っ払い)

Jake Horowitz(ランス:リーがカーニバルで出会う店員)

Kendle Coffey(シェリー:マレンが指にいたずらする友人)

 

■映画の舞台

 

1988年、

アメリカ:ヴァージニア州

 

ミネソタ&インディアナ&メリーランド&ケンタッキー&アイオワ&マイアミ

 

ロケ地:

アメリカ:オハイオ州

Cincinnati/シンシナティ

https://maps.app.goo.gl/XkN7qaYgR1z9rKc66?g_st=ic

 

Chillicothe/チリコシー

https://maps.app.goo.gl/opixzarTz7T8ebqc9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

1988年、バージニア州のタウソン大学に通っていたマレンは、父の言いつけを無視して深夜に友人シェリーの家を訪ねた

クラスメイトが数人はしゃいでいる中、妙な雰囲気になったマレンは、思わずシェリーの指を噛みちぎってしまう

慌てて帰宅したマレンだったが、父は「すぐに荷物をまとめろ」と言い、警察が到着するまでに逃げ出した

 

それからメリーランドに来た二人だったが、朝目覚めると父はおらず、カセットデッキとテープと置き手紙が残されていた

それは度重なるマレンの食人癖による放蕩に耐えられないというもので、手紙と一緒に出生証明書が同封されていた

そこでマレンは単身、母ジャネルの出生地であるミネソタを目指すことになった

 

バス停に来たマレンは、そこで妙な視線を感じる

声をかけてきたのは高齢の男サリーで、「匂いで同族だとわかった」という

彼を追って、ある住居に入ったマレンは、そこで一夜を過ごすことになる

リビングには瀕死の老婆がいて、サリーは翌朝にそれを食べ始めた

マレンも同じようにそれで腹を満たすものの、サリーの存在が怖くて逃げ出してしまう

 

そして、インディアナである青年に出会った

彼も同族で、名はリーと言う

マレンとリーはお互いに惹かれあいながら時間を過ごすものの、決して平坦な道ではなかったのである

 

テーマ:完璧なる同化

裏テーマ:食の愉しみ

 

■ひとこと感想

 

カニバリズムと言うことだけ情報を入れて参戦

R18+なので覚悟していましたが、個人的にはマシな方だったかな(絶対に麻痺してる!)と思いました

カニバリズムに関しての素養はありませんが、食欲以外にも性欲も内包していて、その対象者に対するものとか、同族に対する思いなどが混同しているように思えました

 

映画はティモシー・シャラメさんで若い女の子を呼び寄せて、まさかのスプラッターで地獄に突き落とす変態性が全開ですが、マレンとリーのキスシーンの危うさと言うものを感じてしまいます

タイトルが意味深で、道中で同族男子2名との会話に登場し、その意味をラストで知ると言う流れになっています

 

本作は誰にも勧められない系ではあるものの、本日が祝日のためか半分以上入っていたのは驚きましたね

しかもカップルが多かったので、映画館の後に何を食べるんだろうと、余計な心配をしてしまいました

 

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【映画感想】ボーンズ・アンド・オール【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

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公式HP:

https://wwws.warnerbros.co.jp/bonesandall/


湯道

 

■オススメ度

 

銭湯が好きな人(★★★)

腰に手を当てて風呂上がりの牛乳を飲む人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.2.24(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2023年、日本、126分、G

ジャンル:銭湯を巡る人々の交流を描いたヒューマンドラマ

 

監督:鈴木雅之

脚本:小山薫道

 

キャスト:

生田斗真(三浦史朗:「まるきん温泉」を辞めたい兄、建築家)

 (幼少期:長尾翼

濱田岳(三浦悟朗:「まるきん温泉」を続けたい弟)

 (幼少期:嶋崎希祐

 

秋山いずみ(橋本環奈:「まるきん温泉」の看板娘)

 

小日向文世(横山正:「湯道」に魅せられた定年間近の郵便局員)

 

天童よしみ(小林良子:歌うのが好きな常連)

 

クリス・ハート(竜太:受刑者)

 (幼少期:ジェイデン・アンダーソン

 

戸田恵子(高橋瑛子:大作の妻)

寺島進(高橋大作:料理屋「寿々屋」の店主)

 

笹野高史(堀井豊:常連客)

吉行和子(堀井貴子:豊の妻)

 

吉田鋼太郎(太田与一:超辛口の評論家)

ウエンツ瑛士(DJ FLOW:ラジオ「今夜も浸からナイト」のDJ)

 

角野卓造(ニ之湯薫明:「湯道」の家元)

窪田正孝(梶齋秋:薫明の業躰)

 

夏木マリ(秋山夙子:山奥に住む老婆)

柄本明(風呂仙人:謎多き白髪の老人)

 

 

■映画の舞台

 

まるきん温泉

 

ロケ地:

京都市:下京区

叶匠寿庵

https://maps.app.goo.gl/5aBggS2jrg7wmNir5?g_st=ic

 

京都市:東山区

力餅食堂 加藤商店

https://maps.app.goo.gl/eXVMAtcz94QZkkPJA?g_st=ic

 

京都市:右京区

さがの温泉 天山の湯

https://maps.app.goo.gl/Ru6ggYEuAVL2GXFN9?g_st=ic

 

望雲亭

https://maps.app.goo.gl/66KEqZWwvyXTiXjr7?g_st=ic

 

京都府:京丹後市

丹後の湯宿ゑびすや

https://maps.app.goo.gl/TUeRbZajakVWTtgV8?g_st=ic

 

兵庫県:神戸市

月光園鴻朧館

https://maps.app.goo.gl/yZJEQ1WRJp2RWV3UA?g_st=ic

 

有馬温泉 月光園游月山荘

https://maps.app.goo.gl/c5cyhFTmxwT9YYSJ8?g_st=ic

 

兵庫県:豊岡市

喫茶 万作 第二楽章

https://maps.app.goo.gl/py6GriYnTma72qKz6?g_st=ic

 

和歌山県:田辺市

山水館 川湯みどりや

https://maps.app.goo.gl/nohJ5QVSBqG6vra18?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

東京で建築士をしている兄・史朗は、1年前に亡くなった父の葬儀にも出ず仕事に明け暮れていたが、結果を出せずにいた

相続に関する手続きも差しせまる中、実家に戻った史朗は、銭湯「まるきん温泉」を継いでいる次男の悟朗と再会する

悟朗は無愛想に兄を突き放し、その間に挟まれたアルバイトのいづみは、とりあえず史朗に銭湯のことを教え始めた

 

銭湯には多くの人が訪れ、仲良く訪れる老夫婦や、家の風呂が改装中の風呂マニア、歌うのが趣味の女性なども訪れる

また、「まるきん温泉」に薪を持ってくる風変わりな老人もいたが、利用者の高齢化に伴って、存在意義を無くしかけていた

 

ある日、史朗は意を決して、今後の「まるきん温泉」のプランを話すものの、それが原因で兄弟喧嘩が始まってしまう

そのはずみでガスボンベなどが倒れ、ボヤ騒ぎを起こした史朗は、数日ほど入院することになってしまう

臨時休業やむなしと思われたが、史朗は常連の風呂仙人の助けを借りて営業を始めた

 

一方その頃、温泉評論家の太田は、次なる執筆対象に「銭湯」を選んでいて、その視察として、「まるきん温泉」を訪ねて来るのであった

 

テーマ:湯道とは何か

裏テーマ:銭湯の効能

 

■ひとこと感想

 

お風呂の映画という情報くらいしかなく、ざっくりとしたヒューマンコメディなんだろうなあと思って参戦

読みはさほど狂いもなく、ほのぼのとした日常が繰り広げられていました

銭湯が結ぶ縁ということで、さまざまな人々のこだわりが見えてくる内容になっていて、つい「自分のマイルールはなんだろうか」と考えてしまいます

 

先代からの銭湯をどうするかという問題、存在意義と湯道の関わり、それらがうまくまとまった脚本になっていました

湯道を極めようとするマニアがいる一方で、妻との交流の場になっている夫婦がいたり、老若男女の事情がたくさん絡んでいきます

そんな中で、時代に取り残された銭湯はどうやって生き残っていくのか、というのが命題ではありますが、地元の銭湯愛だけで支えるのは限界があるように思えました

 

このあたりの未来地図はややぼやかした印象がありますが、風呂屋を残しつつ、他の要素を取り入れた改築をするというのはアリでしょう

映画はそこまで到達はしませんが、兄弟が一緒に歩もうと衝突しあうところは良かったように思えました

 

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【映画感想】湯道【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://yudo-movie.jp/


エンパイア・オブ・ライト

 

■オススメ度

 

引用が多い映画が好きな人(★★★)

考察が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.2.24(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

原題:Empire of Light

情報:2022年、アメリカ&イギリス、113分、G

ジャンル:寂れた映画館で働く女性が若い新入社員と恋仲になる様子を描いたラブロマンス映画

 

監督&脚本:サム・メンデス

 

キャスト:

オリヴィア・コールマン/Olivia Colman(ヒラリー・スモール:「エンパイア劇場」のマネージャー)

マイケル・ウォード/Micheal Ward(スティーヴン・マレー:「エンパイア劇場」の新入社員)

 

コリン・ファース/Colin Firth(ドナルド・エリス:ヒラリーの上司、「エンパイア劇場」の支配人)

 

トビー・ジョーンズ/Toby Jones(ノーマン:映写技師)

トム・ブルック/Tom Brooke(ニール:ヒラリーの同僚)

Hannah Onslow(ジャニーン:スティーヴンを気にいるフロア係)

 

ターニャ・ムーディ/Tanya Moodie(デリア・マレー:スティーヴンの母、看護師)

クリスタル・クラーク/Crystal Clarke(ルビー:スティーヴンの初恋の相手)

 

William Chubb(ライアード医師:ヒラリーの主治医の精神科医)

Monica Dolan(ローズマリー・ベイツ:ソーシャルワーカー)

 

Ron Cook(クーパー:スティーヴンに激怒するレイシストの客)

 

 

■映画の舞台

 

1980年、

イギリス:マーゲイト

エンパイア劇場

 

ロケ地:

イングランド:ケント州

DreamLand Margate/ドリームランド・マーゲイト

https://maps.app.goo.gl/RWXFdCFHxXGhxGKY7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

1980年、イギリスのケント州マーゲイトにある映画館「エンパイア劇場」は、かつての栄華も虚しい営業を続けていた

マネージャーのヒラリーは支配人のエリスから性的な嫌がらせを受けていたが、スタッフはそれを黙認している

 

そんな彼らの元に、黒人男性のスティーヴンがスタッフとして新しく加わった

彼の聴く音楽は若者向けで、ジャニーン以外は話も合わない

スティーヴンとジャニーンが関係を深めつつある中、ヒラリーは嫉妬のような感情を露わにしていく

そして、年越しカウントダウンを劇場の屋上で過ごしたヒラリーは雰囲気に任せてスティーヴンにキスをしてしまう

二人はそれから大人の関係になり、それは秘密の関係だった

 

映画館は「炎のランナー」のプレミア上映が決まり、ボロボロの劇場に少しづつ手入れを入れることになった

プレミアには市長も来るとのことで、スタッフは気を引き締めるものの、そのプレミアの会場でヒラリーは挨拶と称していきなり詩の朗読を初めてしまう

ヒラリーの人生は順調に見えたが、彼女の内面はボロボロで、さらに町を巻き込んだ騒動が勃発してしまうのである

 

テーマ:孤独の癒し方

裏テーマ:映画館を満たす光の正体

 

■ひとこと感想

 

ある海辺の映画館で働く人々を切り取った作品で、映画の引用、詩の引用などが多く盛り込まれた詩的な作品だったと思います

オリヴィア・コールマンさんの演技が絶賛されている映画で、迷うことなく参戦を決めました

 

映画は個人的には好きなタイプの映画で、パーソナルな内面を描きつつ、スティーヴンに対して何ができるかで悩むヒラリーが描かれていました

彼女が読んでいる本や、スピーチで引用する詩、ラストでスティーヴンに渡す本などは、彼女の自分では表現できない感情の言語化を手助けしていました

 

時代はイギリスの1980年ということで、サッチャリズムにて失業率が爆上がりした不況期になっています

それによって、様々な不満が爆発し、それらは人種差別へと行き着いていきます

レイシストの青年たちがみんなスキンヘッドにしていたのが特徴的で、当時の流行りだったスキンズ、パンクロックの影響の中で、労働者階級に染み込んでいきました

 

その一方で、スティーヴンは「ザ・スペシャルズ」を好んでいて、彼がレコードジャケットを見て「黒人と白人の若者が一緒にいるのは普通のことだ」と言っていたのは印象的でしたね

 

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【映画感想】エンパイア・オブ・ライト【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/384526/review/fa5e88ce-d394-4a93-93ff-8cf7ec867852/

 

公式HP:

https://www.searchlightpictures.jp/movies/empireoflight


別れる決心

 

■オススメ度

 

偏屈なラブロマンス映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2023.2.21&25(TOHOシネマズ二条)

 

■映画情報

 

原題:헤어질 결심(別れる決心)、英題:Decision to Leave(別れる決心)

情報:2022年、韓国、138分、G

ジャンル:容疑者と恋仲になって崩壊する生真面目な刑事を描いたラブロマンス映画

 

監督:パク・チャヌク

脚本:パク・チャヌク&チョン・ソギョン

 

キャスト:

パク・ヘイル/박해일(チャン・へジュン:事件を追う生真面目な刑事、釜山警察)

 

タン・ウェイ/湯唯(ソン・ソレ:夫殺しの容疑をかけられる妻、介護士)

 

イ・ジョンヒョン/이정현(アン・ジョンアン:週末に1度だけ会うへジュンの妻、最年少で原発管理部の役職に就任)

ユ・テオ/유태오(イ主任:イポ原発管理部、ジョンアンの部下)

 

ユ・スンモク/유승목(キ・ドス:崖から転落死したソレの夫、出入国・外国人庁の元職員)

パク・ヨンウ/박용우(イム・ホシン:ソレの新しい恋人、株式アナリスト)

 

コ・ギョンピョ/고경표(オ・スワン:へジュンの部下、釜山警察の刑事)

チョン・イソ/정이서(ユ・ミジ:へジュンの部下、情報収集担当)

キム・シニョン/김신영(ヨンス:へジュンの部下、イポ警察の刑事)

 

パク・ジョンミン/박정민( ホン・サンオ:西ゴクドン町事件の容疑者)

イ・ハクジュ/이학주(イ・ジグ:ホン・サンオの仲間、容疑者)

チョン・ハダム/정하담(オ・ガイン:ホン・サンオの元カノ、美容師)

 

ソ・ヒョヌ/서현우(サ・チョルソン:イム・ホシンの投資詐欺の被害者)

 

■映画の舞台

 

韓国:釜山&イポ

 

ロケ地:

韓国:

松廣寺/Songgwangsa Temple

https://maps.app.goo.gl/DWB7Zw9HR4tC9TQr5?g_st=ic

 

ボムバウィ

https://maps.app.goo.gl/vM1H4N4vanDFLoX28?g_st=ic

 

ブナム・ビーチ

https://maps.app.goo.gl/Wj98s2z93SD2mrLv7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

韓国の釜山にて、男が崖から転落するという事件が勃発する

その事件を担当することになった刑事のへジュンは、捜査を進める中で、妻ソレに容疑をかけていく

ソレは中国から来た妻で、韓国語はあまり上手ではなかった

また、ソレには夫の殺害時に仕事をしていたこともあって、アリバイは完璧に思えた

 

取り調べを進める中、へジュンの中にある変化が生まれ、ソレはそのことに気づいてしまう

やがて、亡くなった男は出入国の際に賄賂を貰っていたことが発覚し、事件は自殺と断定され、ソレは容疑から外れることになった

 

ある日、ソレの介護の対象者が危篤状態になり、へジュンはソレの代わりにその老婆の元にいくことになった

へジュンはそこで、老婆のスマホがソレのものと同じことに気づく

また、老婆は認知症を患っていて、曜日の感覚がなかったのである

 

テーマ:禁断の恋

裏テーマ:未解決であるが故に続く愛

 

■ひとこと感想

 

実は火曜日にも観に行ったのですが、極度の睡魔に襲われて、ほとんど内容を覚えていませんでした

あらすじなどを韓国ウィキで調べても何となく付合するのですが、キャスト欄を作り始めて、これは無理だなと思い、何とか週内に見直しをしました

 

映画は「最後どうなった?」系ではありますが、それよりも「内容がクドい」ので、かなりスローテンポに感じます

しかも、何度も「終わった感」がある流れで続くので、集中力を途切らさずに観るのはしんどかったですね

1回目に寝落ちした理由は何となくわかりました

 

物語は単純で、夫の死亡の容疑者になった妻とそれを調べる刑事が恋仲になるというもので、それによって捜査の方向を見誤っていく過程を描きます

でも、それだけで終わらずに、第2、第3の事件が起こっていくことで、二人の関係性というものが試されていきます

第3は事件とまではいきませんが、へジュンの中では事件のようになっている印象ですね

 

総じて、悪くはないけど一般ウケはしないというのが率直な感想で、ラストシーンの解釈はさほど考察が必要とは思えませんでした

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】別れる決心【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/385856/review/cd2bc69e-04a4-43c3-9ead-e381c860e3f2/

 

公式HP:

https://happinet-phantom.com/wakare-movie/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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