■映画鑑賞まとめ■
11月、第5週&12月 1週(2023.11.27〜2023.12.3)
■シチリア・サマー
■オススメ度
LGBTQ+の映画に興味がある人(★★★)
実話ベースの映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.11.27(MOVIX京都)
■映画情報
原題:Stranizza d’Amuri(奇妙な愛)
情報:2022年、イタリア、134分、PG12
ジャンル:打ち解けあった若者2人の顛末を描いた伝記系恋愛ドラマ
監督:ジュゼッペ・フィオレッロ
脚本:ジュゼッペ・フィオレッロ&カルロ・サッサ&アンドレア・チェドロラ
キャスト:
サムエレ・セグレト/Samuele Segreto(ジャンニ:ある噂から仲間はずれにされている整備工、17歳、モデルはジョルジオ・アガティーノ・ジャンモンナ)
ガブリエレ・ピッツーロ/Gabriele Pizzurro(ニーノ・スカリア:ジャンニと事故を起こす青年、花火職人の手伝い、16歳、モデルはアントニオ・ガラートラ)
シモーネ・ラファレ・コルデアーノ/Simone Raffaele Cordiano(トト:ニーノの甥っ子、モデルはフランチェスコ・メッシーナ)
アントニオ・デ・マッテオ/Antonio De Matteo(アルフレード:ニーノの父、花火職人)
ファブリッツァ・サッキ/Fabrizia Sacchi(カルメラ:ニーノの母)
ロベルト・サレミ/Roberto Salemi(ピエトロ:採石工場の社長、アルフレードの兄)
シモナ・マラト/Simona Malato(リーナ:ジャンニの母)
エンリコ・ロッカフォルテ/Enrico Roccaforte(フランコ:リーナの恋人、整備工場経営、ジャンニの雇い主)
ジュディッタ・ヴァシーレ/Giuditta Vasile(イザベッラ・スカリア:ニーノの姉、トトの母)
ジュゼッペ・スパタ/Giuseppe Spata(チッチョ:ニーノのおじ、イザベッラの夫?)
アニタ・ポマリオ/Anita Pomario(ジュゼッピーナ:ジャンニの噂を流した少女)
アレッシオ・シモネッティ/Alessio Simonetti(トゥーリ:ジャンニを揶揄う青年)
■映画の舞台
1982年夏、
イタリア:シチリア島
ロケ地:
イタリア:シチリア島
マルツァメミ/Marzamemi
https://maps.app.goo.gl/BPmgAD7JJqsUqbhB7?g_st=ic
ノート/Noto
https://maps.app.goo.gl/9jy2AFNcJSmxzxHL8?g_st=ic
フェルラ/Ferla
https://maps.app.goo.gl/xpnBeay9GqwDePM4A?g_st=ic
ブシェミ/Buscemi
https://maps.app.goo.gl/JGs5Nm6hmRDM2Lsr6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
1982年、イタリアのシチリア島には、ある噂を流されたことで孤立している青年ジャンニがいた
彼は母リーナの恋人フランコの整備工場で働いていたが、近くのカフェにたむろする若者たちから執拗ないじめを受けていた
ジャンニは、地元のジョゼッピーナという女の子が目撃した「あること」が広まっていて、それゆえに白い目で見られている
グループのリーダー格のトゥーリはしつこく彼に迫るものの、ジャンニは耐えるしかなかった
ある日、フランコから使いを頼まれたジャンニは、その道中で事故に遭ってしまう
気絶した彼を助けたのは事故相手のニーノという青年で、彼は人工呼吸で彼を蘇生させた
それから2人の交流は始まり、ジャンニはフランコの工場を辞めて、ニーノのおじアルフレードの採石工場で働くことになったのである
テーマ:家族の不寛容
裏テーマ:排除に誘引する大人
■ひとこと感想
実話ベースということですが、元ネタに関しては何も調べずに鑑賞
若い男の子のひと夏の淡い恋という感じですが、実際には壮絶な幕切れに向かう切ない物語になっていました
モデルは「ジャッゼ殺人事件」で、ニーノとジャンニにはモデルがいますが、25歳と17歳と歳が離れていたことが悲劇に繋がっているようでした
物語は、現場を見られたジャンニがその噂を広められて孤立するというもので、キリスト教的にもアウトな雰囲気がずっと漂っていました
ジャンニはシングルマザーに育てられ、矯正施設に入れるべきだったと言われるほどで、当時の同性愛に対する見識というものが伺いしれます
ラストは「え? 終わりなの?」という感じになっていますが、実際の事件の犯人も捕まっていない(容疑者はいた)ので、ぼやかすしかなかったのかもしれません
それでも、容疑者だった人物の犯行現場を描いてしまうと、2人の時間が失われた喪失感よりも、違った衝撃を受け取るだけなので、なかった方が良かったのかもしれません
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公式HP:
https://movies.shochiku.co.jp/sicilysummer/
■リアリティ
■オススメ度
実録再現系の映画に興味のある人(★★★)
スノーデン系の映画に興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.11.28(京都シネマ)
■映画情報
原題:Reality
情報:2023年、アメリカ、82分、G
ジャンル:情報漏洩に関わった諜報局職員の職質を再現したクライムムービー
監督:ティナ・サッター
脚本:ティナ・サッター&ジェームズ・ポール・グラス
キャスト:
シドニー・スィーニー/Sydney Sweeney(リアリティ・ウィナー/Reality Winner:情報漏洩を疑われるNSA翻訳者)
ジョシュ・ハミルトン/Josh Hamilton(ジャスティン・ギャリック/Justin C. Garrick:リアリティを尋問するFBI捜査官)
マーチャント・デイヴィス/Marchánt Davis( ウォレス・タイラー/R. Wallace Taylor:ギャリックと同行するFBI捜査官)
■映画の舞台
2017年5月9日、
アメリカ:メリーランド州
フォート・ミード/Fort Meade
https://maps.app.goo.gl/7FQjsG8t79PqdDHr5?g_st=ic
アメリカ:ジョージア州
オーガスタ/Augusta
https://maps.app.goo.gl/y5soDhAoKthJKCqY8?g_st=ic
ロケ地:
アメリカ:ニューヨーク
■簡単なあらすじ
2017年5月9日、オーガストに住むリアリティ・ウィナーの元に捜査令状を持つFBI捜査官が2名現れた
ギャレックとタイラーはリアリティの動向を注視しながらも、少しずつ距離を詰めていた
2015年から1年ほどNSAの下請け会社にて働いていたリアリティだったが、その際に「ロシアのハッカーによる2016年アメリカ大統領選挙介入の疑惑に関する報告書」というものが流出し、その容疑者として疑われているという
リアリティな青天の霹靂のような表情を見せるものの、ギャレックたちは有力な消費を抱えていて、彼女は未知なる組織と通じている内通者だと思われた
応援部隊が到着し、令状による家宅捜索がおこなれ、ようやく本題へと入るギャレック
普段は使用していない部屋に入り、そこでギャレックたちは令状を見せて、彼女が問われている罪について紐解いていく
それと同時に彼女の背景を情報と照らし合わせるようにして、言い逃れのできない状況を作り込んでいくのである
テーマ:真実の暴き方
裏テーマ:思想と衝動
■ひとこと感想
映画はFBIの捜査データ(音声)を完全再現しているというもので、脚本というものがあるのかはわかりません
書き起こされた言葉をそのままに再現しているので、その人物の個性的なところがリズムやタイミングで出ていると思います
とは言え、本題に入るまでに20分くらいかかっているし、尋問が始まるのが40分ぐらい経ってからというリアルは退屈に思えるかもしれません
物語はあってないようなもので、FBI捜査官の捜査とその裏付けのすり合わせを見ているような感覚になっていて、答えありきで進んで行くように思えます
なので、どのような過程で言い逃れを諦めるかという感じになっていますが、その辺りも淡白なように思えてきます
映画は、リアリティを演じたシドニー・スィーニーの演技を堪能するもので、彼女の中にある焦燥と正義感、不安定さというものを感じる内容になっています
とは言え、基本的に会話劇で室内ドラマなので、ほとんど絵作りが変わりようがないところがキツくも思えました
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【映画感想】リアリティ(2023年の映画)【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
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公式HP:
https://transformer.co.jp/m/reality/
■ロスト・フライト
■オススメ度
サバイバル・アクションが好きな人(★★★)
緊迫感のある映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.11.29(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:Plane(飛行機)
情報:2022年、アメリカ、107分、PG12
ジャンル:乱気流の影響で反政府組織が支配する島に降りてしまった民間機搭乗者を描いたスリラー映画
監督:ジャン=フランソワ・リシェ
脚本:チャールズ・カミング&J・P・デイビス
キャスト:
ジェラルド・バトラー/Gerard Butler(ブロディ・トランス:元イギリス空軍のパイロット、スコットランド人の機長)
マイク・コルター/Mike Colter(ルイス・ガスパール:殺陣容疑でカナダのトロントに引き渡される男、元GCPフランス外国人部隊の傭兵)
【トレイルブレイザー社】
トニー・ゴールデン/Tony Goldwyn(スカーズデール:元特殊工作員、救助活動を支援)
ポール・ベン=ヴィクター/Paul Ben-Victor (テリー・ハンプソン:航空会社のオーナー)
【119便スタッフ】
ヨソン・アン/Yoson An(サミュエル・デレ:副操縦士)
ダニエル・ピネダ/Daniella Pineda(ボニー・レーン:フライトパーサー、CAチーフ)
Michelle Lee(イザベル・ユー:客室乗務員)
Amber Rivera(マリア:客室乗務員)
【テロリスト関連】
エヴァン・デイン・テイラー/Evan Dane Taylor(ダドゥ/ジェンマー:ホロ島のテロリストのリーダー)
クラロ・デ・ロス/Claro de los(ハジャン:ジュンマールの右腕)
【119便乗客】
リリー・クルーグ/Lilly Krug(ブリー・テイラー:SNSのフォロワーが多い乗客)
ケリー・ゲイル/Kelly Gale(ケイティ・ダー:ブリーの友人、スウェーデン人)
ジョーイ・スロットニック/Joey Slotnick(マット・シンクレア:短気なビジネスマン)
オーティス・ウィンストン/Otis Winston(ルイスを護送するRCMP職員)
Angel Fabián Rivera(カリム・レヒム:中東系の乗客)
Fernando Chang(チャン・ユエン:アジア系の乗客)
Modesto Lacen(アントニオ・オルテガ:窓際に座る強面の乗客)
Rose Eshay(アナ・フェルナンデス:カップルの乗客)
Ricky Robles Cruz(ハビエル・モリーナ:アナの恋人)
Jessica Nam(ロザリー・チョン:パニックになる乗客)
John J. Shim(ジョシュア・チョン:ロザリーの夫)
Quinn McPherson(ライリー・ドナヒュー:マイルを貯めて良い席に座る乗客)
Oliver Trevena(マクスウェル・カーヴァー:ライリーの友人)
【救援部隊】
レミ・アデレケ/Remi Adeleke(シェルバック:スカーズデールに雇われた民間軍事部隊の救助活動指揮官)
【その他】
ハリー・ヘッキング/Halleigh Hekking(ダニエラ:ブロディの娘、大学生)
Jeremy Denzlinger(マーク・リチャード:エセ気象学者と揶揄される運航管理官)
■映画の舞台
フィリピン:ホロ島
https://maps.app.goo.gl/vtK1HUVWjAhQSQxS6?g_st=ic
ロケ地:
アメリカの未編流領域
プエルトリコ
サン・ファン/San Juan
https://maps.app.goo.gl/tyP9jU9Kbproi8nw6?g_st=ic
プエルトリコ・コンベンション・センター/Puerto Rico Convention Center
https://maps.app.goo.gl/VC9iZ11hAFTivabR9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
シンガポールから東京に向けてフライトするトレイルブレイザー社の旅客機119便は、定刻通りに出発するものの、直前になって、招かれざる客を乗せることになった
燃料費をケチった社の判断に巻き込まれ、嵐の予報があるにもかかわらず、回避ルートを取れない
機長のブロディはカリフォルニアの大学に通っている娘ダニエラと新年を祝う予定だったが、その空路は前途多難なものだった
その後、嵐と遭遇した119便は、落雷の影響を受けて電子機器が不具合を起こし、やむを得ずに不時着場所を探すことになった
着水やむなしと思われた矢先、陸地が見えたことで、ブロディはジャングルで覆われた島への不時着を敢行する
道路を見つけて滑走路がわりに着陸を果たしたものの、招かれざる客を管理するはずだったRCMP職員と客室乗務員1名が犠牲になってしまう
電子機器のトラブルで通信手段を失った119便はトレイルブレイザー社も捜索を行なっており、秘密裏に民間救助部隊が現地に向けて出発をする
着陸場所はフィリピンのホロ島で、そこは無政府状態となっている危険な島で、一刻も早く脱出しなければならない
そこでブロディは招かれざる客・ルイスの手錠を解き、近くに見えた建物に通信手段を探しに出かける
だが、島を支配する反政府組織も機の不時着に気付き、現地へと向かってしまうのであった
テーマ:サバイバルへの決断力
裏テーマ:盟友との邂逅
■ひとこと感想
ジェラルド・バトラー主演のサバイバルものということで、直近では『カンダハル』というイランから逃げる特殊部隊員の映画がありました
今回は民間機の機長という職種で、特殊能力は持ち合わせていませんが、大男をねじ伏せるだけの腕力があるという人物になっています
映画は、不時着した先が無政府状態の危険地域となっていて、現地でのサバイバルと救出に向かう特殊工作員などがスピーディーな動きを見せていきます
フィリピンを監視している衛星の映像を要求できる飛行機会社というのはアレですが、まあ色んな仕事をしているのかなと想像してしまいます
特殊部隊も精鋭揃いで、動きに無駄がないのは凄かったですですね
不用意な動きで犠牲者が出たりするのですが、理不尽に殺されたというよりは自己責任に近いところがあったりしますね
テロリストも無駄に殺す意味合いはなく、身代金の餌がたくさん上陸してウハウハだと思っていたと思います
でも、その島に降りたのが、元軍人の人殺しと常人離れした腕力を持つ機長というのは不幸だったようにしか思えませんでした
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公式HP:
■サムシング・イン・ザ・ダート
■オススメ度
モキュメンタリー形式の映画に興味がある人(★★★)
超常現象などに興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.11.30(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Something in the Dirt(劇中のセリフでは「光の中にあるもの」)
情報:2022年、アメリカ、116分、G
ジャンル:古アパートで謎の現象を見た住人が超常現象のドキュメンタリを作ろうとする様子を描いたモキュメンタリー映画
監督:アーロン・ムーアヘッド&ジャスティン・ベンソン
脚本:ジャスティン・ベンソン
キャスト:
アーロン・ムーアヘッド/Aaron Moorhead(ジョン・ダニエルズ:超常現象に魅入られる数学教師)
ジャスティン・ベンソン/Justin Benson(リーヴァイ/レヴィ・ダニューブ:ジョンの新しい隣人、元漁師、バーの店員)
Sarah Adina Smith(リタ・ミラー:化学の博士)
Jeremy Harlin(ロバート・ローズ:地質コンサルタント)
Gille Klabin(ボアズ・カミンスキー:グレンデール社会奉仕協会の男)
Michael Felker(マイケル・フェニカー:映像編集者)
Stefania Cella(ステファニア・レラーニ:追加編集者)
Rob Fee(ロバートF:VFXアーティスト)
■映画の舞台
アメリカ:ロサンゼルス
ロケ地:
アメリカ:ロサンゼルス
■簡単なあらすじ
ロサンゼルスのある一室に転がり込んだリーヴァイは、そこに10年住んでいるジョンと交流をすることになった
その日、ジョンはリーヴァイが灰皿に使っていたクリスタルが浮上するのを目撃してしまう
また別の日には、2人一緒にいる時にクリスタルが浮上し、2人はそれをネタにドキュメンタリーを作ることになった
ジョンは数学教師として、幾何学などの知識を駆使して謎を解こうとするものの、リーヴァイには何が何だかわからない
飛躍した陰謀論に突き進むジョンは危なかしいものの、リーヴァイもこの件で生活を変えたいと考えていた
その後、2人は本格的な道具を用意し、クリスタルの撮影に成功するものの、その原理を解こうと躍起になっていく
だが、2人の温度差は広がる一方で、さらにジョンはリーヴァイの過去について知ってしまうのである
テーマ:陰謀論の先にある興奮
裏テーマ:超常現象がもたらす幻覚
■ひとこと感想
部屋の中でクリスタルが突然浮上し、という内容で、映像的にはチープな事件ファイルもののように思えてきます
磁性の幾何学とか、エルサレム症候群とか、様々なものを引き寄せつつ、もっともらしい結論を導こうとしていました
映画は、ドキュメンタリーを作る様子を描き、構造的にはモキュメンタリーというカテゴリーに入ると思います
基本的に2人の会話劇になっていて、それを退屈と思うか、興味深いと思うかは人それぞれのような感じになっていました
個人的には、聞いたことのあるような言葉の羅列で最もらしい結論に導こうとするところは面白かったですが、いかんせん映画としては退屈極まりない感じに思えました
子守唄のようなドキュメンタリー用の音声なども相まって、全く進む気配のない物語を楽しめるのはごくわずかであるように思えます
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【映画感想】サムシング・イン・ザ・ダート【後半:ネタバレあり】
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公式HP:
■ナポレオン
■オススメ度
ナポレオンの半生に興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.11.29(MOVIX京都)
■映画情報
原題:Napoleon
情報:2023年、アメリカ、158分、G
ジャンル:フランス皇帝ナポレオンの半生を描いた伝記的戦争映画
監督:リドリー・スコット
脚本:デビッド・スカルパ
キャスト:
ホアキン・フェニックス/Joaquin Phoenix(ナポレオン・ボナパルト/Napoleon Bonaparte:フランスの皇帝)
ヴァネッサ・カーヴィー/Vanessa Kirby(ジョゼフィーヌ皇后/Empress Joséphine:ナポレオンの最初の妻)
Erin Ainsworth(オルタンス・ノ・ボアルネ/Hortense de Beauharnais:ジョゼフィーヌの連れ子、ナポレオンの弟ルイの妻)
(成人期:Isabella Brownson)
Benjamin Chivers(ウジェーヌ・ド・ボアルネ/Eugène Rose de Beauharnais:ジョゼフィーヌの連れ子)
(成人期:Sam Meakin)
Jannis Niewöhner(イッポリト・シャルル/Hippolyte Charles:ジョゼフィーヌの愛人、フランスの軍人)
Zina Esepciuc(エミリー・デ・ボルアネ/Émilie de Beauharnais:フランスの裁判官、ジョセフィーヌの親戚)
ベン・マイルズ/Ben Miles(コーランクール/Caulaincourt:ナポレオンの側近)
ルディヴィーヌ・サリエ/Ludivine Sagnier(テレサ・カバラス/Thérésa Cabarrus (Madame Tallien):社交界の名士)
【ナポレオンの家族】
マシュー・ニーダム/Matthew Needham(リュシアン・ボナパルト/Lucien Bonaparte:ナポレオンの弟)
シニード・キューザレック/Sinéad Cusack(マリア・レティシア・ラモニ/レティシア・ボナパルト/Letizia Bonaparte:ナポレオンの母)
Harriet Bunton(ポーリーヌ・ボナパルト/Pauline Bonaparte:ナポレオンの妹)
Michael O’Connor(シャルル・ヴィクトール・エマニュエル・レクレール/Charles Leclerc:ポーリーヌの夫)
Charlie Greenwood(カロリーヌ・ボナパルト/Caroline Bonaparte:ナポレオンの妹)
Audrey Brisson(エリーザ・ボナパルト/Elisa Bonaparte:ナポレオンの妹)
【ナポレオンの部下(軍人)】
ジョン・ホリングワース/John Hollingworth(ミシェル・ネイ元帥/Marshal Ney:勇敢の中の勇敢と称される元帥)
ユセフ・ケルクール/Youssef Kerkour(ルイ=ニコラ・ダヴー元帥/Marshal Davout:ナポレオンの部下、指揮官)
マーク・ボナール/Mark Bonnar(ジャン=アンドリュ・ジュノー/Jean-Andoche Junot:フランス軍のポルトガル侵攻の指揮官)
ダヴィデ・トッチ/Davide Tucci(ラザール・オッシュ/Lazare Hoche:フランスの将軍)
アブバカール・サリム/Abubakar Salim(トマ=アレクサンドル・デュマ将軍/General Dumas:フランスの軍人)
スコット・ハンディ/Scott Handy(ルイ・アレクサンドル・ベルティエ元帥/Marshal Berthier:ナポレオンの参謀長)
Edward Mercieca(ジャン・バティスト・フランソワ・カルトー将軍/Jean Baptite François Carteaux:ナポレオンの部下)
Arthur McBain(ジャン・ガブリエル・マルシャン将軍/Jean Gabriel Marchand:イタリア遠征の将軍)
Thom Ashley(シャルル・ド・ラ・ベドワイエール/Charles Angélique François Huchet de La Bédoyère:フランスの軍人、ナポレオンの副官)
【マリー・アントワネット関連】
フィル・コーンウェル/Phil Cornwell(サンソン/ブルノー/Sanson ‘The Bourreau’:ルイ16世を処刑した執行人)
チャサリン・ウォーカー/Catherine Walker(マリー・アントワネット/Marie-Antoinette:オーストラリア大公妃、後のフランス女王)
【政治関連:フランス】
タハール・ラヒム/Tahar Rahim(ポール・バラス/Paul Barras:フランスの政治家、国民公会軍司令官、革命指導家)
イアン・マクニース/Ian McNeice(ルイ18世/Louis XVIII:フランス王)
ポール・リス/Paul Rhys(シャルル=モーリス・ド・タレーラン=ペリゴール/Talleyrand:フランスの外交官)
ギャヴィン・スポークス/Gavin Spokes(デイビッド・オスカー・ムーラン/Moulin:フランスの政治家)
Julian Wadham(ジャン・デ・カルバセレス/Jean de Cambaceres:フランスの法律家、ナポレオン法典の起草者の1人)
Benedict Martin(ロジェ・デュコ/Roger Ducos:フランスの政治家)
Sam Troughton(マクシミリアン・ロベスピエール/Maximilien François Marie Isidore de Robespierre:追放され処刑されるフランスの政治家)
Julian Rhind-Tutt(エマニュエル・ジョセフ・シエイエス/Emmanuel Joseph Sieyès:フランスの政治家)
John Hodgkinson(ジョセフ・フーシェ/Joseph Fouché:フランスの政治家)
David Verrey(ルイ=ジェローム・ゴイエ/Louis-Jérôme Gohier:フランスの法務大臣)
Ed Eales White(アンギャン公ルイ・アントワーヌ/Louis Antoine,Duke D’Enghien:フランスの政治家)
【政治関連:諸外国】
Robin Soans(ピウス7世/Pope Pius VII:コンコルダートを結ぶ教皇)
Richard McCabe(ウィットワース卿/Lord Whitworth:イギリスの外交官)
ルパート・エヴェレット/Rupert Everett(ウェリントン公アーサー・ウェルズリー/Arthur Wellesley, Duke of Wellington:イギリスの政治家)
エドゥアール・フィリポナ/Édouard Philipponnat(アレクサンドル1世/Alexander I, the Tsar of Russia:ロシアの皇帝)
【友人他】
アンナ・マウン/Anna Mawn(マリー・ルイーズ大公妃/Archduchess Marie-Louise:ナポレオンの2番目の妻)
サム・クレーン/Sam Crane(ジャック=ルイ・ダヴィッド/Jacques-Louis David:新古典派のフランスの画家)
Abigail Weinstock(エレオノール・ドニュエル/Louise Catherine Éléonore Denuelle de La Plaigne:ナポレオンの実験の相手、愛人)
■映画の舞台
1793年、フランス革命後~1821年
フランス:パリ
フランス:トゥーロン
オーストリア領モラヴィア:アウステルリッツ
ロシア:モスクワ
エジプト:カイロ
オーストリア:ウィーン
イタリア:エルバ島
ベルギー:ワーテルロー
イギリス海外領土:セントヘレナ島
ロケ地:
イギリス:リンカーシャー州
リンカーン大聖堂
https://maps.app.goo.gl/yqnC4wwHHm4628af7?g_st=ic
バッキンガムシャー
ストウハウス/Stowe House
https://maps.app.goo.gl/L5Sk8364Ei4oaJUi9?g_st=ic
ウェストウィコムパーク/West WycombePark
https://maps.app.goo.gl/grUH4R1Uzgj3qXuc9?g_st=ic
オックスフォードシャー
ブレナム宮殿/Blenheim Palace
https://maps.app.goo.gl/qX1meubUbgxWsi3E7?g_st=ic
ウェストサセックス州
ペットワースハウス/Petworth House
https://maps.app.goo.gl/ZsDAVT8CoHmjTCXb8?g_st=ic
ノーサンプトンシャー州
ボートンハウス/Boughton House
https://maps.app.goo.gl/AqGYFjQTH6B78aSKA?g_st=ic
ロンドン:グリニッジ
旧王立海軍大学/Old Royal Naval College
https://maps.app.goo.gl/4wih2YUG4pkbyWFL9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
1789年、フランス革命が起こり、マリー・アントワネットは処刑されることになった
その現場にいた若き将校ナポレオン・ボナパルトは、新しい時代を作るべく、ポール・バラスの命により作戦を実行する
その作戦に勝利したナポレオンだったが、フランス国内は退廃し、その管理が十分に行えているとは思えなかった
その後、フランス軍の総司令官に上り詰めたナポレオンは、ある社交会にてジョゼフィーヌという女性と出会った
連れ子がいるにも関わらずジョゼフィーヌと結婚したナポレオンだったが、彼女は自由奔放で、彼の部下と不倫をしていた
ナポレオンと弟のリュシアンはクーデターを企て、2人はそれを成功させる
そして、とうとうフランス皇帝の地位に上り詰め、ジョゼフィーヌも皇后となった
だが、2人の間にはいまだに子どもができず、さらに領地拡大を目論むナポレオンは、兵を犠牲にして戦いを続けるのである
テーマ:もしもの先にあった純愛
裏テーマ:ナポレオンを転落させた焦燥
■ひとこと感想
ナポレオンに関しては、一般知識程度ですが、あまりにも有名なので、細かな史実を入れておきたい人以外は予習が必要ないかもしれません
それよりも、フランス革命当時の欧州の諸外国の状況と関係を知っているかということが問題で、今とは国の形も名前も全く違ったりします
映画は、ナポレオンの快進撃というよりは、ナポレオンとジョゼフィーヌの純愛を描いていて、ジョゼフィーヌが主役のようにも見えてきます
2人が引き裂かれた理由を一言で言えば、「ナポレオンはフランスと結婚した」ということになるのでしょう
物語としては、ナポレオンの自伝をダイジェストで見る感じになっていて、ある程度の有名な戦争は盛り込まれているという感じになっています
ドルビーシネマで観ましたが、砲弾の音響ぐらいしか寄与するところはなかったので、無理して追加料金を払う必要はないかもしれません
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【映画感想】ナポレオン(2023年の映画)【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
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公式HP:
https://www.napoleon-movie.jp/
■怪物の木こり
■オススメ度
亀梨和也のファンの人(★★★)
原作ファンの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.12.2(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2023年、日本、118分、PG12
ジャンル:謎の連続殺人事件に巻き込まれる弁護士と事件を追う警視庁のプロファイラーを描いたミステリー映画
監督:三池崇史
脚本:小岩井宏悦
原作:倉井眉介『怪物の木こり(宝島社文庫)』
キャスト:
亀梨和也(二宮彰:連続殺人鬼に狙われるサイコパス弁護士)
(幼少期:太田恵晴)
菜々緒(戸城嵐子:連続殺人事件を追う警視庁のプロファイラー)
吉岡里帆(荷見映美:父親の死にふさぎ込む二宮の婚約者)
堀部圭亮(広瀬秀介:嵐子の上司、捜査一課係長)
渋川清彦(乾登人:暴力事件で更迭された刑事)
染谷将太(杉谷九朗:脳外科医、二宮の協力者)
中村獅童(剣持武士:過去の殺人事件の容疑者)
(幼少期:吉田奏佑)
今井朋彦(矢部正嗣:杉谷総合病院の総務課)
出合正幸(北島信三:静岡県警の刑事)
柚希礼音(東間翠:31年前の連続猟奇殺人事件の犯人)
テイ龍進(東間和夫:翠の夫)
安澤千草(孤児院の先生)
古山憲太郎(警察に協力する内科医)
伊勢佳世(捜査本部長)
みのすけ(益子:彰を治療する脳外科医)
■映画の舞台
都内某所(東京&千葉)
ロケ地:
千葉県・千葉市
千葉市教育会館
https://maps.app.goo.gl/iBto6jJawAPBAuoX9?g_st=ic
茨城県:鹿嶋市
Studio IOS
https://maps.app.goo.gl/WCGK29JUBYVz7B7T9?g_st=ic
東京都:新宿区
GENIEE
https://maps.app.goo.gl/2Gz32Ta8QkiCeNko8?g_st=ic
東京都:調布市
竹内園
https://maps.app.goo.gl/FhRBRNn75m4vhKa59?g_st=ic
東京都:江戸川区
大衆酒場カネス
https://maps.app.goo.gl/79S3YhbX3QRXMrYz8?g_st=ic
東京都:足立区
ペニースーパー佐野
https://maps.app.goo.gl/DJmMXaakZjWvSfY66?g_st=ic
東京都:渋谷区
La Cocoroco渋谷店
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■簡単なあらすじ
静岡のある邸宅では、児童誘拐の疑惑がかけられた夫婦がいて、警察は彼らを追い詰める
だが、犯人はその場で自害し、その邸宅からは十数人の手術を受けたと思われる子どもの遺体が発見された
警察は生き残りの少年を保護し、彼は養護施設に入ることになった
それから30年後、弁護士の二宮彰はある男に追われていた
うねった山道を猛スピードで追いかけてくる男だったが、彰の策にハマって事故を起こしてしまう
彰は彼の素性を知ると、道路に散乱していたガラスで彼に止めを差した
彰は有能な弁護士として活躍し、脳外科医の杉谷とともに悪だくみを繰り返している
そんな彼には弁護士の父を持っていた映美という婚約者がいたが、映美は父の死から立ち直れていない
そして、そんなある夜、彰は覆面を被り斧を振り回す男に襲われてしまう
何とか一命を取り留めたものの、都内では連続した「斧を凶器にした殺人事件」が勃発していた
所轄は捜査本部を立ち上げ、プロファイラーの戸城嵐子も参加する
彼女は連続殺人から「見逃されている共通点があるはず」と断言した
テーマ:理屈と視野狭窄
裏テーマ:行為の代償
■ひとこと感想
原作は未読、ミステリーっぽかったので何も調べずに鑑賞
その為か、犯人捜しを楽しむことができました
とは言え、さすがに映画としての出来が良いとは思いません
映画は、サイコパス弁護士が殺人鬼と戦うみたいな感じになっていますが、相変わらず警察は無能という昭和テンプレのような展開になっていましたね
捜査本部長とプロファイラーが女性で、それが両方無能で、それに巻き込まれる捜査員という構図になっていますが、あまりにも無能なので笑ってしまいます
物語としては、サイコパスであることをどう考えるかというところになりますが、だからと言ってそのまま生きていけるとは思えません
きちんとオチがついていますが、あまりにも警戒心がないところがギャグのようになっていました
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■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
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