■映画鑑賞まとめ■
10月、第4週(2024.10.21~2024.10.27)
■ジョイランド わたしの願い
■オススメ度
パキスタンの家父長制の弊害について考えたい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.10.21(アップリンク京都)
■映画情報
原題:جوائے لینڈ(ジョイランド)、英題:Joyland(遊園地)
情報:2022年、パキスタン、127分、G
ジャンル:家父長制の中で生きづらさを感じる次男夫婦を描いたヒューマンドラマ
監督:サーイム・サーディク
脚本:サーイム・サーディク&マギー・ブリッグス
キャスト:
アリ・ジュネージョー/Ali Junejo(ハイダル・ラナ/Haider:失業中の次男)
ラスティ・ファルーク/Rasti Farooq(ムムターズ・ラナ/Mumtaz:ハイデルの妻、サロンのエスティシャン)
アリーナ・ハーン/Alina Khan(ビバ/Biba:トランスジェンダーのダンサー、ヒジュラー)
サルワット・ギラーニ/Sarwat Gilani(ヌチ・ラナ/Nucchi:サリームの妻)
ソハイル・サミール/Sohail Sameer(サリーム・ラナ/Saleem:ハイダルの兄)
Shiza Moin(モモ/モミーナ・ラナ/Momina:サリームとヌチの娘)
サルマーン・ピアサダ/Salmaan Peerzada(アマン・ラナ/Father Aman:サリームとハイダルの父、家長)
サニア・サイード/Sania Saeed(ファイアーズ/Fayyaz:未亡人、一家のお手伝いをする隣人)
Aqeel Nasir Khan(リズワーン/Rizwan:ファイアーズの息子)
Ramiz Law(カイサル/Qaiser:ハイデルの友人)
Honey Albela(アシュファク・サーブ/Ashfaq Saab:劇場の支配人)
Priya Usman Khan(シャグナム・ナニ/Shagnam Rani:ビバのライバルダンサー)
Saima Butt(グル/Guru:導師、ビバの里親の活動家)
■映画の舞台
パキスタン:ラホール
https://maps.app.goo.gl/2nqfmMtZUAB6ugV68?g_st=ic
ロケ地:
パキスタン:ラホール
■簡単なあらすじ
パキスタンのラホールに住むラナ一家は、父・アマンを家長として、長男夫婦家族、次男夫婦が一緒に住んでいた
次男のハイダルは無職状態で、妻ムムターズがサロンで働いていた
兄サリームとその妻ヌチには3人の娘がいて、その世話もハイダルたちが行っていた
父から就職と後継を急かされているハイダルは、友人のカイサルの紹介で、ある劇場を訪れた
まさかダンサーの仕事だと思わず、家族にはそんなことは言えない
だが、稼ぎが必要なハイダルは、病院で一目見たビバのダンサーだと聞いてやる気になっていた
その後、バックダンサーとして訓練を始めたハイダルは、ビバの付き人のような仕事をさせられてしまう
幕間で踊るビバを見て、ハイダルは本気でダンスに打ち込むようになった
そして、家族に劇場の支配人を任されたと嘘をつき、秘密裏にダンスの稽古に励むことになったのである
テーマ:家父長制の弊害
裏テーマ:夢の国はどこにあるのか
■ひとこと感想
パキスタンの映画ということだけ頭に入れて鑑賞
いわゆる主夫状態の夫が、家父長制の中で生きづらさを感じ、就職したことで、自由に生きてきた妻が束縛されるという物語になっていました
この行き詰まるような家族の物語で、ともかくホラーのような背筋が凍るような場面がありました
主人公のハイダルは、家長である父の言いなりの人生で、兄夫婦の良いようにこき使われている感じで、彼らの娘3人の世話も任されています
このままでも問題なさそうに思えますが、「世間体」というものに過敏な父は、男ならこうあるべきというものを押し付けていきます
ハイダルが就職を決めたのが、ヒジュラと呼ばれる第3の性のビバに心を奪われたからなのですが、彼自身の本性が彼女によって刺激されるという内容になっています
後半にある事件が起き、それがビバを傷つけることになるのですが、ハイダルは元々そっち側の人間だったのでしょう
それを押し殺して生きていくことは、彼にとっては残酷な道であるように思えてなりません
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】ジョイランド わたしの願い【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102044/review/04392894/
公式HP:
■徒花 ADABANA
■オススメ度
社会問題提起系の映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.10.21(アップリンク京都)
■映画情報
情報:2023年、日本、94分、G
ジャンル:クローン技術が確立した近未来にて葛藤する男を描いたヒューマンドラマ
監督&脚本:甲斐さやか
キャスト:
井浦新(新次:病気療養中の男)
(幼少期:平野絢規)
水原希子(まほろ:新次を担当する臨床心理士)
三浦透子(新次の記憶に登場する「海の女」)
甲田益也子(施設を利用するピアニスト)
永瀬正敏(相津:施設の医師)
板谷由夏(施設の管理者)
原日出子(脳外科医の妻)
長谷川公彦(脳外科医)
斉藤由貴(新次の母)
芦那すみれ(新次の妻)
浅田芭路(新次の娘)
■映画の舞台
近未来の日本のどこか
ロケ地:
静岡県:裾野市
https://maps.app.goo.gl/5zsjVX3M2mPFGt4q6?g_st=ic
東京都:府中市
クロス・ウェーブ府中
https://maps.app.goo.gl/fVVqvsnVp5stQgmQ7?g_st=ic
神奈川県:横須賀市
横須賀美術館
https://maps.app.goo.gl/4Wey1Zy8WqKjbaQf9?g_st=ic
千葉県:君津市
バレービューレジデンス&スパ 房総半島
https://maps.app.goo.gl/hAiTNmukPrCPPvKG6?g_st=ic
イレブンオートキャンプパーク
https://maps.app.goo.gl/2GpfQz3MkYu16Wgj6?g_st=ic
千葉県:館山市
CAMP MANAVIS
https://maps.app.goo.gl/5LgD6z88GLnMT2MB6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
クローン技術が確立した近未来、日本は未知のウイルスによって弱体化し、生命の存続が危ぶまれていた
技術を使用できるのは富裕層のごく一部だけで、その利用には検閲が行われていた
その施設の利用者の一人である新次は、裕福な家庭に生まれながらも病魔と戦っていて、クローン技術を使った手術を行う予定だった
彼には専属の臨床心理士・まほろが付くことになり、手術までのケアを行うことになった
施設ではクローンのことを「それ」と呼び、会うことは禁じられている
だが、新次は度重なるフラッシュバックに悩みながら、その抜け落ちた記憶が「それ」に会うことで蘇るのではないかと考え始めていた
テーマ:人とは何か
裏テーマ:延命をする理由
■ひとこと感想
映画のチラシが何種類かあって、非常に印象的だったので、あえて何も調べずに鑑賞することになりました
いきなり冒頭に説明文があって、そこに「それ」についての言及があったので驚きましたが、ある種の思考実験のような作品なのかな、と感じました
映画は、一人二役をする役者さんが複数名いて、それぞれの「それ」が登場することになります
画面が暗くてわかりづらいシーンもあって、演者を識別するのが困難なキャラが多かったですね
特に、施設の看護師はほぼ顔が映らないので、誰が誰だかわかりません
概ね「若い女優さんは大体スタッフ」とか思っていますが、キャスト欄では「?」としておきました
物語は、新次が死の間際にフラッシュバックを見るというもので、自分の「それ」と対峙することによって、自分唐抜け落ちたものを探す様子が描かれていました
おそらくは忘却した記憶だと思いますが、それを踏まえると「海の女」は子宮内にいた時の記憶になるのかな、と感じました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/101916/review/04393383/
公式HP:
■最後の乗客
■オススメ度
震災の記憶について考えたい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.10.22(アップリンク京都)
■映画情報
情報:2024年、日本、55分、G
ジャンル:震災から10年経過した現地のタクシー運転手の奇妙な夜を描いたヒューマンドラマ
監督&脚本:堀江貴
キャスト:
岩田華怜(みずき:タクシーを利用する女性客)
冨家ノリマサ(遠藤:タクシー運転手)
畠山心(こころ:深夜の利用客)
長尾純子(こころの母)
大日琳太郎(じいじ:こころの祖父)
谷田真吾(竹ちゃん:同僚の運転手)
得家羊子(ラジオDJ)
■映画の舞台
宮城県:仙台市
ロケ地:
宮城県:仙台市
荒井駅
https://maps.app.goo.gl/yrEtnhwHB9N1yp8K7?g_st=ic
自然派ビュッフェレストラン六丁目農園
https://maps.app.goo.gl/H41cfQw6MVRE6VQA9?g_st=ic
荒浜里海ロッジ
https://maps.app.goo.gl/zLgw4Jg6ugwzST3m6?g_st=ic
荒浜慈聖観音
https://maps.app.goo.gl/EyKqXmA5wBGE12vw5?g_st=ic
仙台市立荒浜小学校
https://maps.app.goo.gl/MuNoBifRKTAEDhuHA?g_st=ic
震災遺構 仙台市荒浜地区住宅基礎
https://maps.app.goo.gl/LBPnGykdZDHPvAcw8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
震災から10年、タクシードライバーの遠藤は、同僚のドライバー竹ちゃんから奇妙な噂を耳にする
それは駅に出没する若い女客のことで、いつも同じ場所に向かわせるというもので、幽霊ではないかと噂されていた
ある日のこと、遠藤は目深帽とサングラスにマスクという完全防備の客を乗せることになり、この女が例の幽霊かと戦慄する
行き先は「浜町」で、出発しようとした矢先に何者かが道に飛び出してきてしまった
そこに居たのは母親と娘で、二人も浜町を目指しているという
そこで彼女たちも一緒に乗せて向かおうとするものの、今度はエンジントラブルが起こってしまい、立ち往生してしまうのである
テーマ:憶え続ける意味
裏テーマ:解放の先にある未来
■ひとこと感想
ポスタービジュアルに世界各国の賞を受賞しまくったと書かれている話題作ということで何も知らずに鑑賞
まさか55分の短編とは思わず、ちょっとびっくりしてしまいました
映画館のある場所は時代祭の近くともあって、地上に人は溢れていましたが、映画館内も結構人がいましたね
ミニシアターの半分ぐらいが埋まるという状況で、いつもとは違う雰囲気の中で鑑賞することになりました
映画は、震災から10年経った宮城県を舞台にしていて、ロケ地も被災地ということになります
メディアで取り上げるにも節目の時くらいになりつつあったので、今どうなっているのかなと思いながら鑑賞
タクシー運転手が客を乗せる話の割にはほとんど立ち話になっていたのはびっくりしてしまいましたね
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102310/review/04395589/
公式HP:
https://gaga.ne.jp/lastpassenger/
■サウンド・オブ・フリーダム
■オススメ度
人身売買の実態に興味のある人(★★★)
実話ベースのフィクションに興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.10.23(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:Sound of Freedom(自由の音)
情報:2023年、アメリカ、131分、G
ジャンル:児童人身売買を捜査する捜査官の海外での活躍を描いた実話ベースのクライム映画
監督:アレハンドロ・モンテベルデ
脚本:ロッド・パール&アレハンドロ・モンテベルデ
キャスト:
ジム・カヴィーゼル/Jim Caviezel(ティモテエ/ティム・バラード/Tim Ballard:アメリカの元政府職員、アメリカ国土安全保障省=HSI)
ビル・キャンプ/Bill Camp(バンピロ/Vampiro:エル・カルテルの元会計士、ティムの協力者)
ホセ・ズニーガ/José Zúñiga(ロベルト・アギラル/Roberto:テグシガルパ出身の貧しい二児の父)
クリスタル・アパリチ/Cristal Aparicio(ロシオ/Rocío:ロベルトの娘)
Lucás Ávila(ミゲル/Miguel:ロベルトの息子、テディベアと名付けられる少年)
Kurt Fuller(ジョン・ブライアント/John Bryant:ティムの上司)
ハビエル・ゴディーノ/Javier Godino(ホルヘ/Jorge:コロンビア警察の警部)
エドゥアルド・ベラステーギ/Eduardo Verástegui(パブロ・デルカド/Pablo:捜査に協力する地元の富裕層、不動産開発会社のCEO)
Kris Avedisian(アーンスト・オシンスキー/Oshinsky:小児性愛の容疑者)
Yessica Borroto Perryman(ミス・カタルヘナ/カティ・ファレス/Katy:ミスコンの女王、ジゼルと呼ばれる児童売買加担者)
Gustavo Sánchez Parra(エル・カラカス/El Calacas:ナイトクラブの経営者、元エスコバルの護衛)
Mauricio Cujar(オソリオ/カルネ/Carne:ジゼルの知り合いの弁護士)
Manny Perez(ドン・フエゴ/Fuego:ジゼルの仲間、児童売買仲介者)
Gerardo Taracena(サソリ/エル・アラクラン/El Alacrán:FARCのリーダー)
ミラ・ソルビノ/Mira Sorvino(キャサリン/Katherine:ティムの妻)
■映画の舞台
2013年、
ホンジュラス:テグシガルパ
https://maps.app.goo.gl/6mVwNvKQBoJ7MQG36?g_st=ic
アメリカ:カリフォルニア州
カレクシコ
https://maps.app.goo.gl/UrUTkSjgCGiSDNnX6?g_st=ic
ロケ地:
コロンビア:
カルタヘナ/Cartagena
https://maps.app.goo.gl/FMaPdZFzzUfF7GxK8?g_st=ic
バル島/Barú
https://maps.app.goo.gl/SzPb7taShzt5MGB78?g_st=ic
ボゴタ/Bogotá
https://maps.app.goo.gl/NkAZjVSyshTbnwD67?g_st=ic
アメリカ:カリフォルニア州
カレクシコ/Calexico
https://maps.app.goo.gl/UrUTkSjgCGiSDNnX6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
2013年、ホンジュラスのテグシガルパにて、元ミスコンの女王ジゼルが、幼い姉弟に声を掛けた
二人の父ロベルトに「子どものモデル契約」を打診したジゼルは、契約を済ませて、ホテルのある一室に彼らを招待した
「撮影がある」と言って父を退席させたジゼルは、そこに集められた子どもたちの写真を撮り始めた
時間になって迎えにきたロベルトは、部屋がもぬけの殻になっているのを目撃する
子どもたちは大掛かりな組織によって誘拐され、人身売買のルートに放り込まれていたのである
一方その頃、アメリカのカリフォルニア州カレクシコでは、HSI(国土安全保障捜査局)のティムが相棒のクリスと共にある人物を追っていた
男は小児性愛者と噂され、ティムはそれとなく彼に近づいて、小児児童売買の尻尾を掴む
そして、彼の利用していた組織の情報を入手し、ミゲルという少年を救うことができた
だが、彼には姉のロシオがいて、彼女はどこか別の場所に送られたと言う
ティムはミゲルから得た情報をもとに、コロンビアで暗躍している児童人身売買組織にメスを入れることになったのである
テーマ:自分ごとの境界線
裏テーマ:現実を直視する意味
■ひとこと感想
児童人身売買組織から子どもを救うと言う話ぐらいしか知らずに参戦
冒頭のテロップで「Based On」と出ていたので、実話ベースで脚色マシマシの映画なのかなと思っていました
映画が始まる前に注意書きのようなものが表示され、エンドロールに主演からのメッセージがある、とお知らせが入っていました
どんなものなのかなと思っていたら、映画の内容が全部吹っ飛んでしまうような内容になっていましたね
これは観た人だけのお楽しみの部分もありますが、呆れる人がいても驚かないですね
物語は、ある姉弟に関わったことで、両方助けたいと国を超えて奮闘する主人公が描かれます
どこまでが実話かはわかりませんが、主人公のモデルの人は、この2013年に「OUR」という組織を立ち上げて、人身売買に対抗する動きを始めているようですね
その後、色々あったようですが、そっちの方もそのうち映画になってしまいそうな気がしてしまいます
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】サウンド・オブ・フリーダム【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/99795/review/04398204/
公式HP:
■恋愛終婚
■オススメ度
恋愛ドラマが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.10.24(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2024年、日本、123分、G
ジャンル:結婚に固執する4人と、彼らと関わる4人を描いたラブロマンス映画
監督&脚本:岡元雄作
キャスト:
秋月三佳(永田遥:アイデア商品の貿易会社「日生貿」のOL)
濱正悟(葛木一輝:遥の同僚)
北原里英(天野美月:遥の友人で同僚、パパ活OL)
芹澤興人(佐島武志:美月に気がある公務員)
松村清美(佐島美智子:武志の母)
原田かな(峰尾美奈:武志のお見合い相手)
野島健矢(小泉広海:「カフェ・マリアージュ」の店員、役者)
粟森涼(桂木匠:広海の想い人のライター)
鮎川桃果(片岡若菜:匠の元妻)
辻川慶治(井上悠人:広告代理店「アストロエージェンシー」のマーケッター)
古澤メイ(佐藤乃愛:広海の友人でバイト仲間の高校生、悠人の恋愛コンサルタント)
河野遥晃(頃安壮太:悠人の同僚、ライバル社員)
中川知香(三ツ峰真衣:悠人の想い人、財閥の令嬢、広海の役者仲間)
秋山ゆずき(佐伯歩美:一輝に気があるウェディングプランナー)
斉藤あきら(金子隆昭:遥と一輝の会社の部長)
土井康平(谷口和真:美月のパパ活相手)
高木公佑(加藤清人:婚活の歯科医)
市村朋彦(東村瑛太:婚活のイケメン、証券マン)
■映画の舞台
都内某所
ロケ地:
東京都:八王子市(結婚式場)
八王子日本閣
https://maps.app.goo.gl/BBkRgu4BzUsJCbLaA?g_st=ic
東京都:立川市
パレスホテル立川
https://maps.app.goo.gl/dGptnejXPXwGfxGEA?g_st=ic
カオルデザイン
https://maps.app.goo.gl/fd8jhC2KHKN1bwDJ7?g_st=ic
東京都:新宿区
Sutudio SOALLA
https://maps.app.goo.gl/ywsjureKq3UGRk9s8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
都内某所の貿易会社に勤めている遥は、30歳を手前にして、結婚に焦り始めていた
友人で同僚の美月はパパ活に夢中で、そんな願望などは一切なかった
それでも男漁りには興味があり、遥が参加する婚活パーティーには同行していた
ある日のこと、一緒にパーティーに出向いた遥と美月だったが、美月は早々に謎の女に金を渡されて帰らされてしまう
一人残ることになった遥は色んな男たちとトークをしていたが、そこにまさかの人物がいた
それは、同僚の一輝で、彼も遊び相手の女を探していた
一輝はいきなり「アイドルをされてたんですか?」と大声で嘘をつき、それによって遥には人が押し寄せるようになった
その後、そのうちの一人とカフェでデートすることになった遥は、順調に交際と進めていく
だが、ある日、自分以外の女が使っていると思われる歯ブラシを見つけてしまい、その恋もあっさりと終わってしまった
そのことを一輝に告げると、彼は恋愛指南をしてやると言い出し、条件として「結婚したら何でもいうことを聞くこと」という約束を取り付けることになったのである
テーマ:恋愛と結婚の相関性
裏テーマ:結婚に必要なもの
■ひとこと感想
あまり事前情報がないままにいきなり公開になった感じで、映画のチラシを手に入れることはできませんでした
パンフレットは販売していたので記念になるものは残りましたが、いきなり映画館のスケジュールに入った感じで、予告編を観た記憶があまりなかった作品でした
公式HPには人物相関図(ネタバレなし)が載っているので、とても参考になると思います
映画は、遥と一輝のような「恋愛指南」をする関係性が他に3組いて、それがどのように絡んでいくかという内容になっていました
人物が多い割には混乱するところはほとんどなく、最終的にかなり狭い範囲での出来事だったことがわかります
シナリオの構成がうまくて、物語の展開にグイグイと引き込まれてしまいます
コメディ要素も多く、LGBTQ+問題もさらっとものになっていて、「恋愛相談を受けた相手に惹かれていく」という王道が気持ち良いくらいにハマっていました
一昔前のテレビの恋愛ドラマのような安心感があるので、そう言ったものでほっこりしたい人向けになっていると思いました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/97212/review/04401298/
公式HP:
■BISHU 世界でいちばん優しい服
■オススメ度
ファッション映画に興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.10.24(イオンシネマ久御山)
■映画情報
情報:2024年、日本、125分、G
ジャンル:発達障害を抱えた女子高生が自分の夢を追いかける様子を描いた青春映画
監督:西川達郎
脚本:鈴木史子&西川達郎
キャスト:
服部樹咲(神谷史織:発達障害を抱える高校生)
岡崎紗絵(神谷布美:史織の姉、ファッションデザイナー)
吉田栄作(神谷康孝:史織の父、紡績工場の経営者)
清水美砂(友野静江:康孝の姉)
赤間麻里子(神谷由香子:遥の亡き母)
長澤樹(鴨下真理子:史織の親友)
知花くらら(滝本セシル:史織の憧れのファッションデザイナー)
田中俊介(宮澤直人:史織の担任の先生)
山口智充(斎藤さだを:布美の恩師、デザイン学校の先生)
近藤芳正(稲毛洋一:紡績工場の経営者)
黒川想矢(大村満:発達障害を持つ高校生、音集めが趣味)
吉澤健(大村源次郎:満の祖父、整理工場の職人)
早瀬結菜(東川里菜:ファッション科の生徒)
瀬戸琴楓(梢:インフルエンサー)
平野莉玖(糸田佑馬:クラスメイト)
古畑奈和(加奈:布美の友人、ガールズバーの店員)
■映画の舞台
愛知県:一宮市
ロケ地:
愛知県:一宮市
愛知県立一宮高等学校
https://maps.app.goo.gl/3QnxH4waEAb2rZtq6?g_st=ic
ReTAil
https://maps.app.goo.gl/kqkpNWxg7fDjqau98?g_st=ic
真清田神社
https://maps.app.goo.gl/Kb6sQ8vPX8z5AQcN7?g_st=ic
岐阜県:羽島市
MITSU BOSHI
https://maps.app.goo.gl/gV8FbKWvvLnV9Kcc6?g_st=ic
愛知県:名古屋市
割烹 駄々
https://maps.app.goo.gl/H1QKHwyKGYAJfwLr6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
愛知県一宮市の繊維工場の次女・史織は、発達障害のために世間とはズレた生活を余儀なくされていた
母・由香子の死以降、父・康孝と彼の姉・静江で史織を育てながら工場を続けてきたが、それも限界に近づいていた
史織には、唯一の親友・真理子がいて、彼女は周囲の目を気にしなかった
ある時に、実習でファッション科の生徒から難癖をつけられても平気な顔をして言い返していた
ある日、学校主催のデザインコンテストのことを知った真理子は、史織に内緒で彼女のデザイン画を応募した
見事に優秀賞を取ることができた史織に、そのデザインで一宮市のファッションショーに出ようと言い出す
だが、過保護な父がOKを出すはずもなく、そんなところに東京でブティックを経営していた姉・布美が戻ってきてしまう
父と姉は犬猿の中で、さらに悪い空気が家族の中で立ち込めてしまうのである
テーマ:遺すべきもの
裏テーマ:才能を輝かせる方法
■ひとこと感想
イオンで激推しされている作品で、愛知県一宮市(尾州)を舞台にした地場産業振興の映画でした
いわゆるお仕事系の映画で、糸を作るところから始まり、一枚の布に仕上げる過程を描いていきます
引っ込み思案なのかなと思っていましたが、ガッツリと発達障害という設定になっていました
挙動不審だけど物凄い集中力を発揮するというキャラで、唯一の理解者である真理子が彼女をグイグイと引っ張っていっていました
家族内の衝突は主に父親とのもので、親子喧嘩は「親が負けてあげるものよ」という静江の言葉が印象的でしたね
また、機織りの音で落ち着くなど、もう一人の発達障害の少年の活躍も見事だったと思います
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】BISHU 世界でいちばん優しい服【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/101964/review/04406139/
公式HP:
■トラップ
■オススメ度
プロファイラーが活躍する映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.10.25(MOVIX京都)
■映画情報
原題:Trap(罠)
情報:2024年、アメリカ、105分、G
ジャンル:ライブ会場に紛れ込んだ切り裂き魔を追うスリラー映画
監督&脚本:M・ナイト・シャマラン
キャスト:
ジョシュ・ハーネット/Josh Hartnett(クーパー・アボット/Cooper:フィラデルフィアの消防隊員)
アリエル・ドノヒュー/Ariel Donoghue(ライリー/Riley:クーパーの娘、レッド・レイヴンの大ファン)
アリソン・ピル/Alison Pill(レイチェル/Rachel:クーパーの妻)
Lochlan Miller(ローガン/Logan:クーパーの末っ子)
Marcia Bennett(クーパーの母)
サレカ・シャマラン/Saleka Shyamalan(レディ・レイヴン/Lady Raven:超人気のアーティスト)
Kid Cudi(「The Thinker」:レディ・レイヴンと共演するアーティスト)
Russ(パーカー・ウェイン/Parker Wayne:レディ・レイヴンと共演するアーティスト、コラボ楽曲提供者)
ヘイリー・ミルズ/Hayley Mills(ジョセフィン・グラント博士/Dr. Josephine Grant:FBIのプロファイラー)
Jonathan Langdon(ジェイミー/Jamie:会場のグッズ販売員)
Mark Bacolcol(スペンサー/Spencer:地下室に監禁されている被害者)
Harley Ruznisky(ジョディ/Jody:ライリーのクラスメイト)
Marnie McPhail(ジョディの母)
Vanessa Smythe(ツアーマネージャー)
M. Night Shyamalan(コンサートのスポッター、レッド・レイヴンの叔父)
Joseph Daly(ジェレマイア/Jeremiah:レッド・レイヴンの専属運転手)
■映画の舞台
アメリカ:ペンシルバニア州
フィラデルフィア
アメリカ:ジョージア州
イーストダブリン
ロケ地:
カナダ:オンタリオ州
トロント/Tronto
■簡単なあらすじ
フィラデルフィアの消防隊員のクーパーは、娘のライリーを連れてレディ・レイヴンのコンサートにやってきていた
娘の成績が良かったことに対するご褒美のようなもので、多くのファンが駆けつけていた
会場に入った二人だったが、クーパーはやけに多い警備の数に何かを感じ取っていた
無事に会場に入り、コンサートも絶頂を迎えた頃、トイレのために抜け出したクーパーは、さらに増え続ける警備と警官に嫌な予感を感じる
そして、休憩時間にグッズを買いに出たクーパーは、そこで販売員のジェイミーからここで何が起きているのかを聞き出すことになった
ジェイミーは「このコンサート会場に切り裂き魔が潜入している」と言い、FBIはトラップを仕掛けているという
クーパーは会場に戻り、次々と連行されていく人々を見つける
クーパーは色々と理由をつけながらも会場を隅から隅まで観察し、逃げる場所がないかを探し始めるのである
テーマ:投影される母親
裏テーマ:主導権争い
■ひとこと感想
映画の紹介記事の段階でかなりのネタバレになっていますが、映画の日本版予告編では「親子がコンサートに行った」ぐらいで情報を止めていましたね
クーパーが何者かはかなり初期の段階で分かりますが、それをわかった上で観るのと、何も知らずに観るのとではかなりの違いを感じます
基本的には「コンサート会場に殺人鬼が来ている」というところで情報を止めておいた方が良いでしょう
シナリオは結構ガバガバですが、最後までどうなるかわからない感じは面白かったですね
映画の端々で「謎の老女」が主人公をじっとみているのですが、その人物の正体が最後にわかるようになっています
どうしてレディ・レイヴンがあそこまでするのかは分かりませんが、被害者と何か関係性があるのかなと思っていましたね
また、FBIのプロファイラーが有能でしたが、てっきり実は母親とか姉とかいうのかと思ってしまいました
それにして、犯人のボロの出方がなかなか巧妙だったように思えました
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】トラップ(2024年のアメリカ映画)【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102219/review/04403758/
公式HP:
https://wwws.warnerbros.co.jp/trap/
■八犬伝
■オススメ度
創作にまつわる虚実の哲学についてふれたい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2024.10.25(イオンシネマ久御山)
■映画情報
情報:2024年、日本、149分、G
ジャンル:滝沢馬琴と葛飾北斎の目線で描く「八犬伝」誕生秘話を描いた時代劇
監督&脚本:曽利文彦
原作:山田風太郎『八犬伝(角川文庫)』
キャスト:
役所広司(滝沢馬琴/曲亭馬琴:戯作に挑む人気作家)
内野聖陽(葛飾北斎:馬琴の友人、絵師)
【八犬伝のキャラクター】
渡邊圭祐(犬塚信乃:孝の珠、伝説の名刀・村雨を扇谷に献上に向かう)
鈴木仁(犬川荘助:義の珠、信乃に仕える使用人)
板垣李光人(犬坂毛野:智の珠、女装して扇谷を狙う)
水上恒司(犬飼現八:信の珠、小文吾の乳兄弟)
松岡広大(犬村大角:礼の珠、父に取り憑いた化け猫と戦う男)
佳久創(犬田小文吾:悌の珠、巨漢の力持ち)
藤岡真威人(犬江親兵衛:仁の珠、神隠しに遭った男)
上杉柊平(犬山道節:忠の珠、浜路の異母兄)
河合優実(浜路:信乃の許嫁)
栗山千明(玉梓:里見義実に恨みをもつ女)
真飛聖(船虫:行く先々で八犬士の邪魔をする女)
小木茂光(里見義実:伏姫の父、安房里見家の初代当主)
土屋太鳳(伏姫:義実の娘)
丸山智己(金碗大輔/丶大法師:八剣士を探す義実の配下)
忍成修吾(網乾佐母二郎:信乃の村雨を狙う浪人)
塩野瑛久(扇谷定正:関東管領)
【現実パート:歌舞伎】
立川談春(鶴屋南北:歌舞伎の狂言師)
中村獅童(七代目 市川團十郎:歌舞伎役者、民谷伊右衛門役)
尾上右近(三代目 尾上菊五郎:歌舞伎役者、お岩役)
【馬琴の家族】
寺島しのぶ(お百:馬琴の妻)
磯村勇斗(鎮五郎/宗伯:馬琴の息子)
黒木華(お路:宗伯の妻)
【現実パート:その他】
信太昌之(丁字屋平兵衛:江戸の地本問屋の店主、『八犬伝』の出版者)
大貫勇輔(渡辺崋山:宗伯の友人)
■映画の舞台
江戸時代(文化11年〜天保13年)、
江戸(現在の神田明神下)
ロケ地:
兵庫県:姫路市
姫路城
https://maps.app.goo.gl/NaezdiRdSgeR32WKA?g_st=ic
書寫山圓教寺
https://maps.app.goo.gl/o6rBQ7yJEGX8dGjM9?g_st=ic
亀山御坊本徳寺
https://maps.app.goo.gl/UgUHB49eYFi5s3vM6?g_st=ic
香川県:琴平市
旧金毘羅大芝居(奈落)
https://maps.app.goo.gl/3Z84K7Rz6E9AuL9z5?g_st=ic
茨城県:常総市
大本山増上寺別院 弘経寺
https://maps.app.goo.gl/936prihVDNVs64WC8?g_st=ic
元三大師安樂寺
https://maps.app.goo.gl/NBywSp5TJ6W63cTX9?g_st=ic
滋賀県:長浜市
長浜別院 大通寺
https://maps.app.goo.gl/ZMAQv9jEcY5bvu3H6?g_st=ic
滋賀県:大津市
清水山松林院 深光寺
https://maps.app.goo.gl/ok1tapt985VdEHvX9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
戯作者として名を馳せる曲亭馬琴は、親友の葛飾北斎に「ある物語」を聞かせた
それは、恨みによって危険に晒された武家を、散り散りになった剣士を集結させて倒すというもので、北斎はその話を気に入って、少しばかりの挿絵を描いた
馬琴は「北斎が挿絵を描いてくれるなら」というものの、北斎にもやりたいことがあって、それに付き合うことはできなかった
馬琴はその後も、「八犬伝」の物語を北斎に聞かせ続ける
息子の宗伯は病気がちに成り、夢だった医師の夢をあきらめて、馬琴の戯作の校正を行うようになっていた
「八犬伝」の世界は、勧善懲悪の世界観で、「善き者には善き結末を」という価値観で描かれていく
そんな折、歌舞伎を観にいくことになった馬琴は、自分の作風とは真逆の世界観に打ちのめされることになったのである
テーマ:虚実の中に潜む真実
裏テーマ:貫き通す誠は実となる
■ひとこと感想
滝沢馬琴が「八犬伝」を書いた時のエピソードを描いた作品で、聞き役は葛飾北斎となっていました
北斎がチャチャっとイラストにしてしまうのですが、20分くらいの虚構パートが3枚くらいに絵に纏まってしまうのは笑うところなのかなと思いました
映画は、虚実の繰り返しで、はっきり言って長すぎるという印象で、ラストバトルとかフランダース演出などは蛇足中の蛇足のようになっていました
それよりも面白いのは戯作に対する哲学とか、価値観の転換の部分であり、奈落にて南北と語り合うシーンがピークだったように思います
虚実のバランスはそこまで悪くないのですが、虚構パートの誇張演技が棒っぽいところがあって、もっと自然体でも良かったのかなと思いました
あの映像は馬琴の脳内イメージになると思いますが、北斎のフィルターを通すとあんな感じになるというのは興味深い部分がありましたね
ある程度の歴史的な知識は必要ですが、八犬伝を読み込む必要はないと思いますよ〜
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■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/101409/review/04406464/
公式HP: