■映画鑑賞まとめ■

 

1月、第5週(2025.1.27~2025.1.31)

 


■ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件

 

■オススメ度

 

香港で起きた「佳寧集団詐欺事件」に興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.1.28(TOHOシネマズ二条)

 

■映画情報

 

原題:金手指(不正な取引)、英題:The Goldfinger

情報:2023年、中国&香港、126分、G

ジャンル:実際に起きた金融詐欺事件を描いたスリラー映画

 

監督&脚本:フェリックス・チョン

 

キャスト:

トニー・レオン/梁朝偉(チン・ヤッイン/程一言:「嘉文世紀<カルメン>」グループの創設者)

アンディ・ラウ/劉德華(ラウ・カイユン/劉啟源:独立汚職防止委員会(ICSC=廉政公署)の上級調査官)

 

シャーリーン・チョイ/蔡卓妍(チュン・カーマン/張嘉文:ヤッインの秘書)

 

サイモン・ヤム/任達華(ツァン・ギムキウ/曾劍橋:ヤッインのビジネスパートナー)

カーキ・サム/岑珈其(ジョニー/ツァン・ウィンニン/曾永年:ギムキウの甥っ子)

 

マイケル・ニン/白只(ヤム・チュン/任沖:「宋格」の株式市場担当者、ブローカー、ン・レンソンの担当ディーラー)

タイボー/太保(ン・レンソン/吳任松:新松<サンチュン>グループの財閥)

 

カルロス・チェン/陳家樂(ロバート/ホー・ホウワン/何浩雲:華業銀行の二代目頭取)

 

アレックス・フォン/方中信(ケルビン/Kelvin:ヤッインの顧問弁護士)

ケン・ハン/洪卓立(ロニー・マー/馬樂賢:ケルビンの後任弁護士)

 

フィリップ・ケウン/姜皓文(ムシャ・ハファ/穆沙拉哈法:「東マレー海国銀行」の副頭取)

Julius Brian Siswojo/李凱賢(アンウェン/安文:海国銀行の職員)

 

アニタ・ユエン/袁詠儀(1996年の裁判官)

 

ン・シウヒン/吳肇軒(チム・マンワイ/詹文偉:カイユンの右腕、ICAC捜査官)

 

チン・カロク/錢嘉樂(サージ/沙展榮:皇立香港警察の巡査部長、ICACに刃向かう警官)

 

キャサリン・チャウ/周家怡(スン・ウェイ/孫慧:カイユンの妻)

レンシー・ユン/楊偲泳(ラウ・ウィン/劉詠:カイユンの娘)

 

■映画の舞台

 

1980年、

中国:香港

 

ロケ地:

中国:香港

ザ・ペニンシュラ香港

https://maps.app.goo.gl/y7JaDLyA122LGxZh9?g_st=ic

 

Foxglove(カーマンレストラン)

https://maps.app.goo.gl/UvFWPSHq89HhDeQm7?g_st=ic

 

Far East Finance Centre(金山大廈)

https://maps.app.goo.gl/rvgPeTzx85yGaa9v6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

1970年代、香港に密入国したヤッインは、同郷のよしみでツァンの元を訪ねた

だが、全く相手にされず、ツァンの弟・ギムキウに拾われたギムキウはある不動産売買のサクラを演じさせることになったが、買い手のレンソンはその手には乗らなかった

 

ギムキウのビジネスパートナー・ジョニーと帰途に着く途中、レンソンはヤッインに接触する

ヤッインは高級レストラン「ペニンシア」に誘い込み、そこで金持ちのふりをしながら、不動産の中間マージンを得るという約束を取り付けて、ギムキウの不動産売買を成功させた

 

それからヤッインはギムキウと組むようになり、様々な仕掛けを施していく

そんな折、ギムキウに嵌められたレンソンが物件で儲けた話を聞きつけたヤッインは、彼と接触を図ることになった

ヤッインは、株式取引に興味を示し、ブローカーのヤム・チェンとのつながりを深めていく

 

それからヤッインは、事業を一気に拡大させ、アシスタントとしてチュン・カーマンを雇うことになった

会社名を彼女の名前から取り、名実ともに成長していくのだが、そこには黒いカラクリがあった

 

それから11年後、世界的企業に発展したカーマングループに、独立汚職防止委員会の調査官カイユンが立ちはだかる

だが、ヤッインを何度捕まえ、起訴に至っても、彼を有罪にすることはできなかったのである

 

テーマ:株の価値

裏テーマ:道具として割り切ること

 

■ひとこと感想

 

かつて香港で実際に起こった金融事件をモチーフにした作品で、いわゆる「佳寧集団」が起こした金融事件を取り扱っていました

金融関連に少し詳しいと何となくついていけますが、ほぼ無知だと「詰む映画」だと思います

かなり、素人向けに噛み砕いてはいますが、これ以上噛み砕くのは難しいのではないかと感じました

 

今では禁止されている方法ですが、簡単に言えば「会社の価値を水増しして株価を釣り上げる」というもので、そこにいろんな人がぶら下がって下りれなくなった、という感じでしょう

なので、ヤッインが捕まって株価が暴落すると自分も損するので、それを避けるための運命共同体というものが出来上がっていたことになります

ヤバい橋を渡り過ぎて引き返せなくというもので、事情聴取した5人を法的に釈放させて、それぞれの意思に見せかけて香港を去らせるというのは鬼の所業だったように思います

 

映画は、金融事件を追う追われるという内容なので、ほとんどが会話劇になっています

何が起こっているかを把握するためには人物相関を頭に入れる必要があるので、不安な人はパンフレットの人物相関図だけでも目を通しておけば置いていかれることはないでしょう

個人的には、ある程度詳しいので普通に見ていましたが、思いっきりインサイダーだし、株式売買の保証とか無茶なことをしているなあと思いました

それでも、上級には損をさせずにグループを畳んでいるし、何かを失ったようには思えないところがすごいなあと思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102615/review/04714252/

 

公式HP:

https://www.culture-pub.jp/goldfinger/index.html


■嗤う蟲

 

■オススメ度

 

閉鎖的村スリラーに興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.1.29(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、99分、PG12

ジャンル:田舎ライフを夢見る都会人が村の秘密に迫るスリラー映画

 

監督:城定秀夫

脚本:城定秀夫&内藤瑛亮

 

キャスト:

深川麻衣(長浜杏奈:田舎暮らしに憧れるイラストレーター)

若葉竜也(上杉輝道:脱サラした杏奈の夫)

 

松浦祐也(三橋剛:杏奈たちの隣人)

片岡礼子(三橋椿:病気がちな剛の妻)

 

中山功太(古谷:村の駐在)

 

田口トモロヲ(田久保千豊:麻宮村の自治会長)

杉田かおる(田久保よしこ:千豊の妻)

 

■映画の舞台

 

麻宮村

 

ロケ地:

神奈川県:相模原市

新戸キャンプ場

https://maps.app.goo.gl/dUqTYPcG58j19PZN6?g_st=ic

 

岐阜県:加茂郡

村君公民館

https://maps.app.goo.gl/WPxbKo1K8PiETXxu7?g_st=ic

 

埼玉県:入間郡

古民家Studioハナノキ

https://maps.app.goo.gl/NWpAXGXRjW1pMZmTA?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

東京から田舎に移住してきた杏奈と輝道は、お互いの生活を大事にしながら、ゆっくりとした時間を過ごしたいと考えていた

輝道は兼ねてから考えていた無農薬の農業を試みて、自治会長の田久保から畑を借りることになった

杏奈はイラストレーターとして、オンラインで編集者と打ち合わせをしながら仕事を進めていた

彼らの隣には三橋夫婦が住んでいて、夫・剛は田久保たちと仕事をして、妻・椿は病気がちで家に引きこもっているようだった

 

ある日のこと、田久保夫妻の食卓に招かれた輝道と杏奈は、そこで「子作り」についての話題を振られる

精をつけるためにと色々と食べさせられるものの、杏奈はカボチャだけは苦手で箸が進まなかった

 

その後、輝道は田久保たちと親睦を深め、祭りの手伝いなどをしていくようになった

輝道は付き合いだと溶け込んでいくものの、杏奈は過度な感傷だと感じていて、少しばかり距離を置きたいと考えていた

だが、子どもを身籠ったことで状況が一変する

田久保たちは二人を祝福しているようだったが、おめでとうではなくありがとうと言われて困惑してしまうのだった

 

テーマ:受け継ぐべきもの

裏テーマ:同調圧力と弱み

 

■ひとこと感想

 

スローライフのつもりがヤバい人たちに出会う系の定番のような作品で、ホラーというよりはスリラーに近い印象がありました

ポスタービジュアルは田口トモロヲさんのヤバい笑顔ですが、本編でも本当にヤバかったですね

そこまで奇想天外な話ではありませんが、数々のキーワードが絡んでくる10年前からの村の伝統行事と、ラストのお祭り騒動はなかなかのものだったと思います

 

映画は、夫の趣味に付き合う妻が主人公で、徐々に毒されていく夫と、守るべきものができた時の母親の強さというものを描いていきます

とにかくおかしな村であることが冒頭からわかる感じになっていて、普通ではない普通さというものはうまく演出できていたように思いました

 

物語としては、うまくいかない夫が徐々に現地民の意見を聞きながら、そのコミュニティに馴染もうと努力をしていきます

一方の妻は在宅ワークなので、心はまだ東京にあるという感じで、この温度差というものも常にありました

そんな中で、夫婦愛で耐えられる一線を超えていくのが夫の方というわかりやすさがあって、怒涛の後半に妻の強さが発揮されるという内容になっていました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】嗤う蟲【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102254/review/04717057/

 

公式HP:

https://waraumushi.jp/


■悪鬼のウイルス

 

■オススメ度

 

Youtuber系ホラーなら見ちゃう人(★★)

主演のファンの人(★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.1.29(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、99分、PG12

ジャンル:村の伝説を調査する動画配信グループを描いたホラー風アクション映画

 

監督:松野友喜人

脚本:山本清史&小田康平

原作:二宮敦人『悪鬼のウイルス(TOブックス)』

 

Amazon Link(原作)→ https://amzn.to/4jxESOH

Amazon Link(コミック版)→ https://amzn.to/4hdZj1A

 

キャスト:わかった分だけ

村重杏奈(茅野日名子:智樹の友人)

太田将熙(内川智樹:都市伝説の調査動画を撮るYouTuber)

桑山隆太(源颯太:智樹の友人)

華村あすか(名取奈々枝:智樹の友人)

 

吉田伶香(マイ:旧石尾村の高校生)

鳥之海凪紗(リオ:マイの仲間)

石井いずみ(マイの仲間)

 

田中要次(牛頭:村の管理人)

大熊杏優(五十鈴:牛頭の娘)

 

町田大和(23番:村の男)

 

■映画の舞台

 

旧石尾村

 

ロケ地:

千葉県:夷隅群

大多喜町

https://maps.app.goo.gl/UhBVzWGPbanvPjUP8?g_st=ic

 

中野屋

https://maps.app.goo.gl/LqDX2x2ytAZ1rM3F8?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

都市伝説を調べる系のYouTuberの智樹、日名子、奈々枝、颯太の4人は、旧石尾村という集落を訪れていた

かつてあった村が今はどうなっているのかを探るものだったが、村人に聞いてもほとんど情報を得られなかった

まともな画も撮れない中、それでも取材を続けていくと、その村を知っている向井という男に辿り着くことができた

 

彼は、配達員をしていたこともあり、その村に届け物をしていたが、その村は過疎化が進んで、一旦は廃村になったという

最近になって人が移住し村として存在が認知されたが、そこに届け物をするには、教会宛に送るしかないという

 

向井からその場所を聞いた一行は、ようやく石尾村に到着することができた

何人かから話を聞いていると、教会の神父らしき男と、馬の被り物をしている奇妙な人に遭遇する

二人は快く話をしてくれるものの、夜になる前に帰った方が良いと言って、どこかに行ってしまった

 

困惑する彼らだったが、そこにある男がやってくる

彼は、ニジュウサンと名乗り、その村の伝説の話をしていく

それは、夜になると鬼が出るというもので、智樹たちは子ども騙しのホラ話だと考えていた

 

テーマ:大人になること

裏テーマ:鬼化の真髄

 

■ひとこと感想

 

イオンシネマで大きく宣伝をしていて、どんなものかと思って見てきましたが、思いっきしB級ホラー映画でしたね

途中でどうでも良くなりかけて、管理人が戦っているあたりの記憶がすっぽりと抜け落ちていました

 

一応、デジタルパンフレットがあったので補完できましたが、このサイトの使い勝手が非常に悪く、購入した直後に再ログインをしないとダメとか、そこですんなりログインできないという不具合がありました

トップページをブックマークして、購入後に再度最初からページを読み込んでログインし直して、「アイテムリスト」から行けば何とかたどり着けると思います

 

パンフレットは半分写真集で、後半に決定稿のシナリオが掲載されているので、そこを読みたい人向けかなと思いますが、ダウンロードできないのでちょっとお高いように思います

 

物語は、使い古されたものなので、見ていくうちにオチまで読めるという感じになっています

見どころは中盤あたりから登場するアクションで、本作は実質的には「村の少女VS悪鬼のアクションバトル」であると思います

なので、主演がYouTuber4人組だけど、そこまで活躍しないというものになっていました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】悪鬼のウイルス【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102461/review/04717055/

 

公式HP:

https://www.demon-virus.movie/


■アンデッド/愛しき者の不在

 

■オススメ度

 

新感覚のゾンビ系映画に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.1.30(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:Handtering av udode(不死の処理)、英題:Handling The Undead(不死の処理)

情報:2024年、ノルウェー&スウェーデン&ギリシャ、98分、G

ジャンル:愛する人が死んだ時の状態で戻ってくる様子を描いたスリラー映画

 

監督:テア・ビスタンダル

脚本:ヨン・アイヴィデ・リンドクビスト&テア・ビスタンダル

原作:ヨン・アイヴィデ・リンドクビスト/John Ajvide Lindqvist『Handling the Undead』

 

キャスト:

ビョーン・スンクェスト/Bjørn Sundquist(マーラー/Mahler:孫を掘り起こす男、アナの父)

レナーテ・エインスベ/Renate Reinsve(アナ/Anna:息子を亡くした母)

Dennis Østby Ruud(エリアス/Elias:アナの亡き息子)

 

ベンテ・ボシュン/Bente Børsum(トーラ/Tora:パートナーを失った富裕層の女)

オルガ・ダマーニ/Olga Damani(エリーザベット/Elisabet:還ってきたトーラのパートナー)

 

アンデルシュ・ダニエルセン・リー/Anders Danielsen Lie(ダヴィッド/David:妻を事故で失う夫、コメディアン)

バハール・パルス/Bahar Pars(エヴァ/Eva:交通事故に遭う妻)

イネサ・ダウクスタ/Inesa Dauksta(フローラ/Flora:ダヴィッドの反抗期の娘)

キアン・ハンセン/Kian Hansen(キアン/Kian:誕生日直前に母を失った息子)

 

■映画の舞台

 

ノルウェー:オスロ

 

ロケ地:

ノルウェー:オスロ

 

■簡単なあらすじ

 

ノルウェーのオスロに住むアナは、息子エリアスを失った悲しみから引きこもりのような状態になっていた

アナの父マーラーは心配して食事を届けたりするものの、アナはその行為を受け取らなかった

その街では、パートナーを亡くしたトーラは、富裕層の住むアパートで寂しい時を過ごし、ある4人家族は幸せな時間を過ごしていた

 

ある日のこと、4人家族の母エヴァは事故に遭ってしまい、帰らぬ人となってしまった

夫のダヴィッドは悲しみに打ちひしがれながらも、反抗期の娘フローラと、誕生日目前に母を失った息子キアンの世話に手を焼くことになった

 

だが、その日を境に3組の家族には奇妙な出来事が起こり始める

街中が停電になったそのあと、マーラーはエリアスの声を墓の中から聞いてしまい、墓を掘り返してしまう

さらに、トーラの元には死んだはずのエリーザベットが帰ってきて、冷蔵庫を開けて食事をしていた

また、死んだはずのエヴァは脈が戻り、前例のない状態で蘇生してしまうのである

 

テーマ:喪失を埋めるもの

裏テーマ:アンデッドは何を癒すのか

 

■ひとこと感想

 

愛する人がゾンビのような姿で帰ってくるというもので、それに対するそれぞれの家族の反応が描かれていました

掘り返した後に、それまで同様に接するマーラーとアナ、トーラも同じように接していきます

エヴァに関しては家族それぞれで反応が違い、子どもたちは戸惑いつつも距離を置くという感じになっていました

 

見た感じも普通には見えないものの、スキンシップを図る人もいて、それだけで気持ちの悪さというものがありました

エリアスが死んだことを受け入れていたはずのアナも、エリアスとの再会に涙しますし、トーラも「冷たい」と言いながら冷静に対処していたりします

相手が動くことで生きているように思えるのですが、反応が読めないので、生きている実感を感じられず、気持ち悪さを感じてしまうと思います

 

映画は、超常現象によって生き返ったことになっていますが、そのカラクリなどを紐解く映画ではなかったですね

あくまでも、愛する人が生き返ったらどうするかというもので、それぞれの選択が待っているという感じになっていました

誰が正常ということはありませんが、それぞれが不死体と接した結果取る行動というのが印象的だったと思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】アンデッド/愛しき者の不在【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102639/review/04720265/

 

公式HP:

https://www.undead-movie.jp/


■ストップモーション

 

■オススメ度

 

狂気の世界に入り込む映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.1.30(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:Stopmotion

情報:2023年、イギリス、93分、PG12

ジャンル:ストップモーションアニメーションに傾倒する女性を描いたホラー映画

 

監督:ロバート・モーガン

脚本:ロバート・モーガン&ロビン・キング

 

キャスト:

アシュリン・フランシオーシ/Aisling Franciosi(エラ・ブレイク/Ella Blake:ストップアニメーションの撮影係、スザンヌの娘)

ステラ・ゴネット/Stella Gonet(スザンヌ・ブレイク/Suzanne Blake:関節炎で手が動かせないストップモーションのアニメーター、エラの母)

 

トム・ヨーク/Tom York(トム/Tom:エラの恋人、建設会社の社員)

 

ケイリン・スプリンゴール/Caoilinn Springall(エラの前に現れる謎の少女)

 

セリカ・ウィルソン=リード/Therica Wilson-Read(ポリー/Polly:トムの姉、プロデューサー)

 

James Swanton(灰男/アッシュマン/Ash Man:モーション内で少女を追う謎の男)

 

■映画の舞台

 

イギリスのどこか

 

ロケ地:

イギリスのどこか

 

 

■簡単なあらすじ

 

ストップモーションのレジェンドのスザンヌの娘であるエラは、関節炎を

患っている母の代わりに、パペットの動作を担当していた

だが、微細な動きを表現できず、いつも母に叱られていた

エラには建設会社で働いている恋人のトムがいて、彼の姉のポーリーは母と同じストップモーションのアーティストだった

 

ある日のこと、母親が倒れ、意識不明の重体になってしまう

脳卒中と診断され、人工呼吸器をつける日々が始まり、エラは作りかけの母の映画を完成させようと考えていた

 

エラはトムの管理している廃墟同然の建物の一室を借りて撮影を再開させる

だが、上手くいくはずもなく、続きのプロットも出てこない

そんな折、その建物に住んでいると思われる少女が声をかけてきた

 

彼女は、エラが作っている作品を否定し、森の中で何者かに襲われる少女の物語を話し出した

エラは彼女の物語に興味を持ち、少女の指示に従って、ストップモーションを作り始めるのである

 

テーマ:才能の源泉

裏テーマ:創造の行き着く先

 

■ひとこと感想

 

ストップモーションを制作する物語で、天才的な才能を持つ母親の手の代わりをする娘が描かれていました

母親はスパルタ気質で、エラにダメ出しをしまくるのですが、微細な動きができないというよりも、母親のイメージを共有できていないように描かれていきます

母親の映画に口出しをしようとしてもアイデアは浮かばず、単なる指示待ち人間となってしまうのですが、そんな彼女にも転機が訪れることになりました

 

映画は、母親が昏睡状態になり、自分自身で作品を作る過程を描いていきます

母親の作る物語の続きを思い描けず、そこに降って湧いたような少女の話に耳を傾けるようになりました

彼女自身の正体は何なのかというところもテーマではありますが、そこまで捻ったものにはなっていませんでした

 

とは言え、グロ映像が容赦なく、動物の死骸なども登場するので、鑑賞後に肉料理が食べられなくなる可能性がありますね

ホラーと言うよりはスリラーっぽさがあるのですが、ともかくグロ耐性がないと後半は目を開けていられないと思います

映画内で登場するストップモーションの出来もすごいのですが、それ以上に心理描写が巧みに描かれていく作品だったと思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】ストップモーション【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102801/review/04720268/

 

公式HP:

http://cinema.starcat.co.jp/stopmotion


■遺書、公開。

 

■オススメ度

 

スクールカーストについて考えたい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.1.31(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、119分、PG12

ジャンル:序列1位の生徒の死によって暴かれるクラスの本性を描いたスリラー映画

 

監督:英勉

脚本:鈴木おさむ

原作:陽東太郎『遺書、公開。(スクウェア・エニックス)』

 

Amazon Link(原作)→ https://amzn.to/4hh9XEO

 

キャスト:

堀未央奈(姫山椿:序列1位、自殺する生徒)

   (幼少期:津久井有咲

 

【公開順】

松井奏(赤崎理人:2位、椿の彼氏)

大峰ユリホ(茅野鞠華:13位、少女漫画の恋に憧れ)

松本大輝(横山嵐:7位、成績目撃)

榊原有那(熊田碧:9位、劇主役推薦)

菊地姫奈(森本蘭:12位、演技指導)

兼光ほのか(谷地恵:15位、噂好き)

浅野竣哉(黒瀬蓮司:23位、モールで盗撮)

鈴川紗由(沢渡すずこ:22位、遺書を奪われる)

荒井啓志(沖正彰:6位、代理の委員、進行役)

日高麻鈴(相畑詩帆:17位、1年からの友人)

阿佐辰美(津島航:14位、体育祭リレー)

星乃夢奈(栗原瑞希:8位、親友疑う)

忍成修吾(甲斐原誠:10位、担任の先生)

金野美穂(峠谷陽茉莉:21位、委員長推薦)

楽駆(山根裕基:25位、自由人)

藤堂日向(三宅雄大:11位、行動力)

志田彩良(廿日市くるみ:20位、絵を描くのが好き)

髙石あかり(御門凛奈:3位、椿の親友)

上村海成(笹井夏月:4位、椿の言動に違和感)

大東立樹(名取恭四郎:18位、本音見えない)

川島鈴遥(大島由梨:5位、学級委員長)

宮世琉弥(千蔭清一:16位、金髪)

吉野北人(池永柊夜:19位、電車好き)

   (幼少期:松野晃士

青島心(絹掛愛未:24位、不登校)

 

■映画の舞台

 

私立灰嶺高校

 

ロケ地:

埼玉県立三郷工業技術高等学校

https://maps.app.goo.gl/QptfbssEMYLLQHBeA?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

私立灰嶺高校2年D組では、新学期を迎えてから「ある異変」が起こっていた

それはクラス替えの後に「序列」なるものが発表されていたことだった

序列には担任の甲斐原先生も含まれていたが、1位だったのは姫山椿だった

 

それから4ヶ月、序列はコミュニケーションのひとつになりつつあったが、事件が起こってしまう

それは、序列1位の姫山椿が自殺をしたというもので、葬式が終わって帰ってくると、全員の机に「遺書」が置かれていた

全員に向けたもので、甲斐原先生は「死人が置けるわけがない」と否定し、誰かの悪戯だと断定した

 

だが、学級委員の大島は「遺書を読めば自殺した理由がわかる」と考え、「全員で公開し合わないか?」と提案することになった

ほとんどの生徒が乗り気になる中、椿の彼氏だった赤﨑から遺書を公開していく

内容は生前の感謝や思い出を綴ったものだったが、どこか引っ掛かりのある文章だった

 

テーマ:見えない本心

裏テーマ:喪失によって変わる序列

 

■ひとこと感想

 

予告編の時から気になっていた作品で、漫画的なものを実写化するとどうなるんだろうと思っていました

高校生に見えるキャストが少ないのはデフォみたいなものですが、そこを突っ込んでも野暮なように思います

24人全員の分を公開していたら間が持たないと思っていましたが、意外なほどに構成や演出がうまくて、最後までダレずに観ることができましたね

 

序列1位が自殺したことで、その真相に迫るという内容でしたが、自殺の原因を特定していきながらも、誰がこのイベントを起こしたのか、というところに重きが置かれていました

それによって、姫山椿を死に追い詰めたものが判明するのですが、意外なところに着地点があったように思います

また、最後の最後に事件の真相がわかる仕組みになっているので、最後まで気を抜かずにセリフを追って言った方が良いと思います

 

映画は、24人の人物が登場し、全員が遺書を読み上げるのですが、途中から誰が誰だかわからなくなりがちです

でも、パンフレットでは公開された順番に遺書が全掲載されているし、「裏人物相関図」というものもありました

なので、映画を見終わった後に復讐するには最適であると思います

エンドロールも凝っていて、あのエンドロールで誰が誰かを思い出せるのも良いなあと思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】遺書、公開。【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102667/review/04722036/

 

公式HP:

https://movies.shochiku.co.jp/ishokoukai-movie/


■メイクアガール

 

■オススメ度

 

ドール系アニメが好きな人(★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.1.31(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、92分、G

ジャンル:自分のレベルアップのために「カノジョ」を作った天才科学者を描いたファンタジー映画SF

 

監督&脚本:安田現象

 

キャスト:

種崎敦美(0号:明に作られた彼女、人造人間)

堀江瞬(水溜明:天才科学者、17歳)

   (幼少期:日向未南

 

増田俊樹(大林邦人:明のクラスメイト)

雨宮天(幸村茜:明のクラスメイト)

 

花澤香菜(海中絵里:大学の院生)

 

上田燿司(高峰庄一:明の義父、人工知能の研究者、大学教授)

種崎敦美(水溜稲葉:明の母、天才科学者)

 

(ソルト:明と庄一が開発したサポートロボット)

 

■映画の舞台

 

近未来の日本のどこか

 

■簡単なあらすじ

 

天才科学者と大学教授の間に生まれた明は、17歳にして多くの知識を吸収し、天才的な頭脳を見せていた

だが、本人は納得しておらず、今以上に効率を上げる方法を考えていた

 

ある日のこと、クラスメイトの邦人からアドバイスをもらった明は、研究をパワーアップするために「カノジョ」を作ることになった

生体人造人間「0号」を完成させた明は、人間を理解するように学校へと連れていく

邦人ともう一人のクラスメイト・茜は、明らしいと受け入れながら、0号の相手をしていくことになった

 

明には恋愛と言うものがわかっておらず、0号もそれがどんなものかはわからない

とりあえず、邦人の働くファミレスで働き出すことになり、多くのことを学んでいくことになった

 

テーマ:人であることの意味

裏テーマ:心を再現する方法

 

■ひとこと感想

 

全編フル3DCGで制作された長編アニメーションで、近未来を舞台にしたドール系となっていました

自分の作業効率を上げるために恋人を作ると言うもので、それが人ではなく人造人間となっているところに主人公のキャラ設定がありました

他の製品はうまく作れないのに、カノジョだけはあっさり完成させると言う意味のわからない展開になっていますが、物語の都合上やむなしと言うところなのでしょう

 

映像は流石にキレイですが、物語としては可もなく不可もなくと言う感じでしたね

想定される展開を超えることはなく、どこかで聞いたことがあるような内容になっていました

ラストの黒幕っぽい人も想定内で、最初に出たなりで物語上から消えてしまうとバレバレのように思います

 

物語は、ドールに心を理解させられるかと言うものですが、ある程度の初期マインドと言うものが設定されています

カノジョに何が足りないのかはわかりませんが、ベースとなるものがあって、それが恋愛に向かうのは無理があるのですね

かなり狭い世界の話になっているので、もう少し精神的な部分を深掘りした方が良かったのではないかと思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】メイクアガール【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/97790/review/04722037/

 

公式HP:

https://make-a-girl.com/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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