まとめ

■映画鑑賞まとめ■

 

4月、第2週(2024.4.8~2024.4.14)

 


■うさぎのおやこ

 

■オススメ度

 

生きづらい世の中にある光について感じたい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.4.8(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

情報:2024年、日本、87分、G

ジャンル:知的障害の女の子が騒動に巻き込まれる様子を描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:上西雄大

 

キャスト:

徳竹未夏(来栖梨加:知的障害の娘を育てるシングルマザー)

清水裕芽(来栖玲:梨加の娘、知的障害のある22歳の女性)

 

古川藍(北村亜里砂:来栖家の担当ケースワーカー)

 

上西雄大(恵比寿丈/レオン先生:玲の新しい主治医)

楠部知子(柊早苗:玲の前の主治医)

 

華村あすか(カナ:玲を助けるデリヘル嬢)

 

 

■映画の舞台

 

大阪府内のどこか

 

ロケ地:

大阪府:池田市

フードネットマート石橋店

https://maps.app.goo.gl/HFaUSXvtdaNWG6eH9?g_st=ic

 

大阪府:豊中市

フードネットマート蛍池店

https://maps.app.goo.gl/LuisDw7xptmBWwLb6?g_st=ic

 

大阪市:中央区

マキムラクリニック

https://maps.app.goo.gl/a7Y4hci7kJJQsqnXA?g_st=ic

 

道頓堀クリスタルエグゼ

https://maps.app.goo.gl/CTeiNrL1HjGNPJUv8?g_st=ic

 

Club ZEUS 心斎橋店

https://maps.app.goo.gl/brj2UqxDRisWDQLL7?g_st=ic

 

大阪市:西区

川口基督教会

https://maps.app.goo.gl/4oZGBgpAnNiTGorU9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

知的障害を持っている玲は、幼い頃に父を亡くして以来、障害年金を使い込んで生活をする母と一緒に暮らしていた

玲はメガネチョコにハマっていて、それを買うのを楽しみにしていて、いつも前任の主治医・柊先生からもらったウサギの被り物を肌身離さずに身に着けていた

 

ある日、「22歳なんだから働いて家に金を入れろ」と言われた玲は、怪しい広告と知らずに面接に行ってしまう

そこはデリヘル嬢を派遣しているところで、そこの代表の馬渕は玲を気に入って採用してしまう

 

デリヘル嬢のカナは止めようとするものの、玲はどうしてもお金が欲しくて、映画撮影の契約書にサインをしてしまう

また、大好きなチョコを買おうとして、スーパーの店員に万引犯と間違われてしまう

そこに、玲の新しい主治医の恵比寿がやってきて、彼はカメレオンの被り物をして、玲と話し始めるのであった

 

テーマ:対話とは何か

裏テーマ:共感を呼ぶ語りかけ

 

■ひとこと感想

 

どんな話かすら知らずに鑑賞

事前情報もほとんどなく、毒親と問題児の母娘の物語というぐらいしかわかりませんでした

映画は、知的障害を持つ娘と、彼女を育ててきたシングルマザーの諍いを描いていて、自立しようとトラブルに巻き込ま手ていく様子を描いて行きます

 

ウサギの被り物とカメレオンの被り物で話す玲とレオン先生の会話はとても奥深いものがあって、話したがらない人とどのように話すのかを細やかに描いていました

レオン先生を監督が演じているということで、少々説教が効き過ぎているところと、心情を言葉で話すぎなところがありました

 

物語は、知的障害の女性が自立するという内容で、様々なトラブルに巻き込まれる様子を描いていました

わかりやすく風俗に足を踏み入れるということになっていて、大阪の街が怖いというよりは、無知な人が巻き込まれる様子を描いて行きます

とは言え、何でもお金になる世の中なんだなあと思わされます

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】うさぎのおやこ【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100673/review/03695485/

 

公式HP:

https://www.cinema-factory.jp/2024/03/24/44914/


■ゴッドランド/GODLAND

 

■オススメ度

 

人間と宗教の関係に興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.4.8(京都シネマ)

 

■映画情報

 

原題:Vanskabte Land、英題:Godland

情報:2022年、デンマーク&アイスランド&フランス&スウェーデン、143分、G

ジャンル:デンマークから植民地に布教に来る牧師を描いたヒューマンドラマ)

 

監督&脚本:フリーヌル・パルマソン

 

キャスト:

エリオット・クロセット・ホープ/Elliott Crosset Hove(ルーカス:デンマークからアイスランドに布教に来る牧師)

 

イングバール・E・シーグルズソン/Ingvar Sigurðsson(ラグナル:現地を案内する同行人)

ヒルマン・グズヨウンソン/Hilmar Guðjónsson(通訳)

 

ヤコブ・ローマン/Jacob Lohmann(カール:ルーカスの教会を手伝う男、農夫)

ヴィクトリア・カルメン・ソンネ/Vic Carmen Sonne(アンナ:カールの娘、長女)

イーダ・メッキン・フリンスドッティル/Ída Mekkín Hlynsdóttir(イーダ:カールの娘、次女)

 

ワーゲ・サンド/Waage Sandø(ヴィンセント:ルーカスをアイスランドに向かわせる司祭)

 

■映画の舞台

 

アイスランド(当時はデンマーク領)

 

ロケ地:

アイスランド:

 

■簡単なあらすじ

 

19世紀後半、キリスト教ルーテル派の牧師ルーカスは、司祭ヴィンセントの計らいにて、植民地のアイスランドへの布教活動を命じられる

現地にはラグナルというガイドがいて、アイスランド語を話せる通訳も同行すると言う

ルーカスは支持通りに海を渡り、陸路を行きながら、その通過地点で写真を撮って回っていた

 

ある日、ルーカスの指示で無理やり増水した川を渡ろうとしたところ、通訳が川に流されて溺れ死んでしまう

通訳がいなくなり、言葉がわからないまま旅を続けるルーカスだったが、疲労が蓄積し、とうとう倒れてしまった

ラグナルは彼を何とか目的地に連れて行き、そこにいるデンマーク出身の農夫カールに彼を託した

 

程なくして目を覚ましたルーカスは、そこでカールの娘アンナとイーダと交流を果たす

近くの納屋に部屋を用意してもらって教会づくりを見守るルーカスは、ラグナルからある頼み事をされる

だが、言葉がわからないルーカスは、彼の頼みを拒絶してしまうのである

 

テーマ:宗教とは何か

裏テーマ:自然と神と人と宗教

 

■ひとこと感想

 

キリスト教の根付いていない土地に行って教会を建てて布教活動に励むと言う物語ですが、実質的にはアイスランドを旅する冒険ロードムービーのようになっていました

淡々とした語り口で、多くを視覚情報で訴える内容になっていて、自然の摂理と宗教の関係を色濃く紐解いて行きます

 

一応は布教活動を描いているのですが、ルーカスがそれに足る人物かどうかを見極める旅だったように思えます

映画を見ると、彼にこそ宗教が必要に思えますが、人を救うのが宗教でないこともわかってしまいます

彼は「聖職者になるためにはどうしたら良いか?と」と聞かれますが、ほぼ言葉遊びのように聞こえました

 

映画は、壮絶な旅の終着点に、さらに過酷な運命を用意していますが、これを神が遣わしたものと考えるか、必然的に起こったことだと考えるかで宗教観というものが見えてくるのかもしれません

確かにあの場所はゴッドランドではありましたが、神様が意地悪なのではなく、身勝手な人間が単なる獣だったということなのだと感じました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ゴッドランド/GODLAND【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100977/review/03695489/

 

公式HP:

https://godland-jp.com/


■アイアンクロー

 

■オススメ度

 

フォン・エリック一家の物語に興味のある人(★★★)

プロレスが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.3.9(T・JOY京都)

 

■映画情報

 

原題:The Iron Claw

情報:2023年、アメリカ、132分、G

ジャンル:呪われた一家と呼ばれたプロレスラー一家を描いた伝記映画

 

監督&脚本:ショーン・ダーキン

 

キャスト:

ザック・エフロン/Zac Efron(ケビン・フォン・エリック/Kevin Von Erich:フリッツの息子、次男)

    (幼少期:Grady Wilson

ジェレミー・アレン・ホワイト/Jeremy Allen White(ケリー・フォン・エリック/Kerry Von Erich:フィッツの息子、四男、オリンピック円盤投げ選手)

ハリス・ディキンソン/Harris Dickinson(デビッド・フォン・エリック/David Von Erich:フィッツの息子、三男)

   (幼少期:Valentine Newcomer

スタンリー・シモンズ/Stanley Simons(マイク・フォン・エリック/Mike Von Erich:フィッツの五男、バンド活動)

 

Romeo Newcomer(ジャック・ジュニア: フィッツの長男の幼少期)

 

ホルト・マッキャラニー/Holt McCallany(フィッツ・フォン・エリック/Jack “Fritz” Von Erich, Kevin, David:ケリーとマイクの父、WCCWのオーナー、引退したレスラー)

モーラ・ティアニー/Maura Tierney(ドリス・フォン・エリック/Doris Von Erich:フィッツの妻)

 

リリー・ジェームズ/Lily James(パム・アドキンソン/Pam Adkisson:ケビンのガールフレンドで後の妻)

 

マクスウェル・フリードマン/Maxwell Friedman(ランス・フォン・エリック/Lance Von Erich:フリッツの弟ワルドの息子)

 

マイケル・J・ハーネイ/Michael J. Harney(ビル・マーサー/Bill Mercer:プロレス解説者)

 

ブラディ・ピアース/Brady Pierce(マイケル・ヘイズ/Michael Hayes:プロレスラー、ファビュラス・フリーバーズ)

アーロン・ディーン・アイゼンバーグ/Aaron Dean Eisenberg(リック・フレアー/Ric Flair:プロレスラー、ケリーの対戦相手、デビッドの追悼試合)

ケヴィン・アントン/Kevin Anton(ハーリー・レイス/Harley Race:プロレスラー、ケリーの対戦相手)

ライアン・ネメス/Ryan Nemeth(ジノ・ヘルナンデス/Gino Hernandez:プロレスラー:タッグの対戦相手)

キャジー・ルイス・セレギーノ/Cazzey Louis Cereghino(ブルーザ・ブロディ/Bruiser Brody:プロレスラー、ケビンの対戦相手)

チャボ・ゲレロ・ジュニア/Chavo Guerrero Jr.(ザ・シャーク/The Sheik:プロレスラー、タッグの対戦相手)

 

■映画の舞台

 

1980年代、

アメリカ:テキサス州

ダラス

https://maps.app.goo.gl/YnrcMPLhXLBbBkk5A?g_st=ic

 

ロケ地:

アメリカ:ルイジアナ州

バトン・ルージュ/Baton Rouge

https://maps.app.goo.gl/WXQiZtRCeDHndFLv6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

「アイアンクロー」という技で一世を風靡したフィッツ・フォン・エリックは、息子たちを鍛え上げ、プロレスの世界王者に育てることを夢見ていた

長男ジャック・ジュニアが幼少期に亡くなり、その希望を一身に受けていた次男のケビンは、メキメキと力をつけ、NWAミズーリのヘビー級王座へと上り詰めた

 

彼には円盤投げでオリンピックを目指している弟のケリー、同じようにレスリングで鍛えあうデビッドがいて、五男のマイクは大学の友人たちとバンド活動にのめり込んでいた

 

ある日、ソ連のアフガニスタン侵攻への抗議としてアメリカのモスクワ五輪のボイコットが決まり、ケリーは帰国を余儀なくされる

ケリーもプロレスに打ち込むようになり、さらにフリッツはマイクにもレスリングをさせていく

 

兄弟たちは徐々にデビューを果たし、人気者になっていき、そんな中、ケビンは弟たちの活躍に埋もれていくようになって行った

 

テーマ:家族の絆

裏テーマ:不幸の連鎖は呪いなのか

 

■ひとこと感想

 

アイアンクローという技はとても有名で、少年時代に友達とプロレスごっこをする時には必ず登場する技だったように思います

派手な投げ技などはできないので、必然的に握力比べのようなものになるのですが、40年ぐらい前のプロレスブームでは普通に浸透しているものでした

 

映画は、そのアイアンクローを武器にするフォン・エリック一家を描いていて、「呪われた一族」と呼ばれる所以を描いていきます

残された家族の目線によるもので、それがケビンになるのですが、内容はとてもハードなものになっていましたね

伝記映画じゃなかったら、作り込みが激しすぎるファンタジーにしか見えないように思えてしまいます

 

物語は、一族に起きる負の連鎖を描いていて、それが「呪い」であるように描かれていきます

アイアンクローは「鉄の爪」という意味ではありますが、「共倒れになる」という意味もあったりします

鉄の掟に縛られて、全員が巻き込まれるという意味にもなるのですが、これを運命と言って良いのかは微妙な感じに描かれていました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】アイアンクロー【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100922/review/03698893/

 

公式HP:

https://ironclaw.jp/


■毒娘

 

■オススメ度

 

猟奇系スリラーが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.4.9(T・JOY京都)

 

■映画情報

 

情報:2023年、日本、105分、R15+

ジャンル:新居に越してきた家族が、元住人の奇妙な少女に襲われる様子を描いたスリラー映画

 

監督:内藤瑛亮

脚本:内藤瑛亮&松久育紀

Amazon Link(前日譚:押見修造)→ https://amzn.to/3JbjJIW

 

キャスト:

佐津川愛美(深瀬萩乃/辻村萩乃:素行不良な少女に翻弄される母、元衣装デザイナー篤紘の再婚相手)

植原星空(深瀬萌花:篤紘の娘、不登校の中学2先生)

   (幼少期:奈良部心紅

竹財輝之助(深瀬篤紘:萩乃の夫、マーケター)

 

伊礼姫奈(ちーちゃん:萌花にいたずらする謎の少女)

 

馬渕英里何(川添皐月:深瀬家のご近所さん)

凛美(川添椿:皐月の娘、ダンスが趣味)

 

内田慈(磯部薫:萩乃の元同僚)

 

クノ真季子(山脇秋子:地域課の刑事、巡査部長)

 

■映画の舞台

 

日本のどこか

 

ロケ地:

神奈川県:横浜市

ホワイトレディースクリニック

https://maps.app.goo.gl/4p5jpsa2JAvy6p7g8?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

元衣装デザイナーの萩乃は、マーケターの篤紘と結婚し、彼の連れ子である萌花と三人で暮らすことになった

萩乃が引越の荷物を荷解きしていると、萌花が描いたと思われるデザインのノートを見つけた

萌花は不登校だったが、家できちんと勉強をしていて、篤紘はそんな娘にちゃんとした母親を与えてたいと思っていた

 

ある日、隣人の川添から「娘・椿のダンスの衣装を作って欲しい」と頼まれる

萩乃は萌花がデザインに興味を持っていることを知っていて、それとなくデザインしてみないかと問いかけた

萌花は「考えておく」と言い、翌日その申し出を受けることになった

 

萌花がデザインした衣装を一緒に作ることになった萩乃

衣装は完成し、椿に喜ばれ、二人は順調に関係性を築きつつあった

そんな矢先、不気味な少女が家に上がり込み、萌花を襲うのである

 

テーマ:家族の必要性

裏テーマ:感化される魂

 

■ひとこと感想

 

ヤバい娘を持った母親の話だと思い込んでいて、萌花がいつ豹変するのかと身構えていましたが、まさかのゲストがいたのには驚きました

かなりアニメのようなキャラに思えて、その行動もなかなかキテる感じに描かれていました

あの少女が来て「警察に言うな」と言う夫が一番異常で、少女以上にヤバい奴にしか見えませんでした

 

映画は、キャラ映画と言う感じで、ちーちゃんと呼ばれるキャラをどう活かすかという感じになっています

怨霊とかそう言った類ではなく、その家に住んでいた女の子で両親もわかっていると言うのに警察がほとんど動かないのはシナリオの都合のように思えます

1回目の襲撃で、あの後すぐに夫に電話したのでしょうが、部屋が片付くまで帰ってこないと言うのも妙な感じがしましたね

 

物語性はさほどなく、奇妙な出来事に巻き込まれる中で、萌花自身が自立していく様子が描かれていました

ちーちゃんの言葉に感化されていくのですが、萩乃の篤紘依存も病的なものがあったように思えます

スプラッター系ホラーが大丈夫ならOKという感じになっていましたね

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】毒娘【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100694/review/03698894/

 

公式HP:

https://dokumusume.com/


■インフィニティ・プール

 

■オススメ度

 

人間のエゴを描く映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.4.10(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Infinity Pool(プールの淵に手すりがなく、眼前の海と繋がって見えるプールのこと)

情報:2023年、カナダ&クロアチア&ハンガリー、118分、R18+

ジャンル:リゾート地にて奇妙な体験に巻き込まれるスランプの作家を描いたスリラー映画

 

監督&脚本:ブランドン・クローネンバーグ

 

キャスト:

アレクサンダー・スカルスガルド/Alexander Skarsgård(ジェームズ・フォスター:前作から6年近く書けていない作家)

クレオパトラ・コールマン/Cleopatra Coleman(エム・フォスター:ジェームズの妻、出版社社長の娘)

 

ミア・ゴス/Mia Goth(ガビ・バウアー:ジェームズのファンとして近づく女)

ジャリル・レスペール/Jalil Lespert(アルバン・バウアー:ガビの夫)

 

トーマス・クレッチマン/Thomas Kretschmann(イラル・スレッシュ:リゾート地の警察)

 

Amanda Brugel(ジェニファー:ガビの知り合い)

Jeff Ricketts(チャーレス:ジェニファーの連れ)

John Ralston(ボブ・モーダン:ガビの知り合い)

Caroline Boulton(ベックス:ボブの連れ)

 

■映画の舞台

 

リ・トルカ島(架空)

スパークルパール&プリンセス・リゾートホテル

 

ロケ地:

クロアチア:

シベニク/Sibenik

https://maps.app.goo.gl/2ENsZ9TcLqKPuR8dA

 

クロアチア:

Amadria Park Hotel(シベニクのホテル)

https://maps.app.goo.gl/KAV2Jaj56kGbFxRM9

 

ハンガリー:ブダペスト

ケレン・フェルド/Kelenföld

https://maps.app.goo.gl/vawLbLCafZd6Dqq28?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

南の島のリゾートを訪れたジェームズとエムは、海を一望できるインフィニティ・プールのある高級ホテルに泊まることになった

ジェームズは6年近く新作を書けていない作家で、気分転換をして、アイデアが降りてこないかと考えていた

 

初日の夜、ホテルのパーティにて、ジェームズを知るガビという女性が声をかけてきた

駄作と評されたジェームズの本を読んだということで、ガビの夫アルバンと一緒に4人で食事をすることになった

 

翌日、ガビの誘いにて、ホテルの敷地外に出ることになったジェームズたちは、美しい入江のビーチで1日を満喫することになった

だが、酔いが回り、借りた車のヘッドライトの不調も重なって、ジェームズは地元民を轢いてしまう

ガビは捕まると大変なことになると叫び、ジェームズとエムは彼女に従って、怪我人を放置して去ることになった

 

ジェームズたちは何とかホテルに戻り平静を装うものの、翌朝に警官がやってきて、彼らは警察署へ連行されてしまう

そこの管理人スレッシュは、この国にはお金を出せば自分のクローンを作り、そのクローンを身代わりにすることができるという

 

殺人は死刑であり、遺族が執行するという法律のもと、ジェームズは生き残るために、この国の掟に従うことになったのである

 

テーマ:分身に託すエゴ

裏テーマ:本体に残るエゴ

 

■ひとこと感想

 

監督の名前だけ見て「ああ、グロそう」と思っていましたが、案の定、エログロ満載で、トリップ映像は酔うかと思いました

タイトルを見て「血の海が無限と続くとか嫌やなあ」と思っていましたが、そこまでではなかったのでホッとしました

でも、あの液体なんだったんでしょうねえ

役者さん大変だなあと思ってしまいました

 

映画は、リゾート地で人格をぶっ壊される男を描いていて、それに見切りをつけた嫁が逃げて、さらに追い討ちをかけられる展開になっていました

パパが出版社の社長だから本が出せたみたいな感じになっていて、しかもその本が軒並み酷評という世界線を生き延びてきたのが主人公でした

メンタルは強めだと思いましたが、この揺らされ方では保たなかったのも無理はないですね

 

物語性はそこまでなく、この非日常の中に潜むメッセージをどう読み解くかという感じになっています

さほど重みはありませんが、クローンがいることで、その世界では自由になるというのは、なんとなくネットの世界に似ている感じがしますね

アバターやハンドルネームがやられても平気な人もいれば、自分がやられたと思う人もいる

そんな印象を持ってしまいました

 

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【映画感想】インフィニティ・プール【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/98871/review/03702081/

 

公式HP:

https://transformer.co.jp/m/infinitypool/


■フィリピンパブ嬢の社会学

 

■オススメ度

 

フィリピンパブに興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.4.11(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

情報:2023年、日本、114分、G

ジャンル:フィリピンパブの実態を調べていた大学生が騒動に巻き込まれる様子を描いたヒューマンドラマ

 

監督:白羽弥仁

脚本:大河内聡

原作:中島弘象 『フィリピンパブ嬢の社会学(新潮新書)』

Amazon Link(原作新書)→ https://amzn.to/3Uc3Nwl

 

キャスト:

前田航基(中島翔太:フィリピンパブを研究対象にしている大学院生)

一宮レイゼル(ミカ:フィリピンパブ「マリポーザ」のパブ嬢)

 

ステファニー・アリアン/Stefanie Arianne(ミカの親友、「マリポーザ」のパブ嬢)

浦浜アリサ(アリスママ:ミカのパブ「マリポーザ」の店長)

 

田中美里(池内薫:翔太の大学の先生)

 

津田寛治(会長:ミカの身元引受のヤクザ)

飯島珠奈(李:ミカのマネージャー)

仁科貴(小久保正義:ミカの偽装結婚の相手、ヤクザ)

 

近藤芳正(シバタ:パブ狂いの客)

 

勝野洋(柏原警部:地元の警察)

藤原基樹(警部に監視を託される警官)

鈴江あずさ(小川:訪問巡回の婦警)

 

岸本華和(綾香:翔太の大学の友人)

イマニ・スタンフォード/Emai Stanford(カナコ:翔太の大学の友人)

 

■映画の舞台

 

2014年~2015年

愛知県:春日井市

 

フィリピン:マニラ

 

ロケ地:

愛知県:春日井市

イーアス春日井

https://maps.app.goo.gl/Czic9YNGyCXbbymK8?g_st=ic

 

白山亭

https://maps.app.goo.gl/9YkLyJkEnJ8z9VRbA?g_st=ic

 

フラワーショップ・レトワール

https://maps.app.goo.gl/LFBHM3NTxu14c8HK7?g_st=ic

 

落合公園

https://maps.app.goo.gl/UqCQgbJHJMraaaVt7?g_st=ic

 

鬼ヶ島公園

https://maps.app.goo.gl/oTfd1guHx7wddmAZ9?g_st=ic

 

中部大学

https://maps.app.goo.gl/P9B7nUPJCD3ZrvdG7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

中部大学の国際関係学科の大学院生の中島翔太は、論文のテーマを「フィリピンパブの実態調査」として、フィリピンパブに出向くことになった

教会でパブ嬢と落ち合って「MOON RIVER」に出向いた翔太は、そこでパブ常連のシバタと出会う

翔太は同世代から話を聞きたくて、失礼を承知で「若い子はいませんか」と聞いてしまう

シバタはミズキという女性を呼び、翔太は警察のような質問を始めてしまった

 

数日後、街頭の客引きに「シバタさんの紹介で」と伝えた翔太は、「マリポーザ」というパブを案内される

そこには少し年上のパブ嬢・ミカがいて、彼女は母国にいる家族のために出稼ぎで来日していた

タレントビザではなく、偽装結婚でファミリービザを所得している彼女の背景にはヤクザがいて、そんな中でも翔太とミカの距離は接近してしまう

 

パブに通うお金のない翔太は、「外で会えないか」とミカに告げ、彼女は休みの日に彼と会うことになった

近くのショッピングモールに出かけたりしながら、マネージャーの李に見つからないか怯えるミカ

翔太はシステム化されたパブの仕組みを論文にまとめながら、ミカとの距離を近づけたいと考えていた

 

テーマ:システムと需要

裏テーマ:生きていく覚悟

 

■ひとこと感想

 

映画館のスケジュールは大体新作が上の方に並んでいるのですが、MOVIXのウェブスケジュールではなぜかめっちゃ下の方にありましたね

評判が良さそうだし、映画館前にでっかいポスターもあったのに扱いが小さくでびっくりしました

 

映画は、実録系ということで、パブの実態調査をしていたら、いつの間にか対象者に恋をしていた、というものでした

どの時点で恋愛的な要素が生まれていたのかはわかりにくいところがありますが、このあたりも実体験なのかもしれません

 

物語は、案の定という感じて裏社会の人間が登場しますが、スッカスカな感じが面白かったですね

その理由は最後にわかるのですが、そんなものなのかなあと思ってしまいました

経済格差があるのはわかりますが、フィリピンで仕事がない「程度」というものがわからない感じになっていました

そこまで踏み込むと別の映画になってしまいますが、現地で仕事がなくて日本に出稼ぎに来ているのにiPadは買える環境というのは不思議な感じがしましたね

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】フィリピンパブ嬢の社会学【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/97796/review/03704849/

 

公式HP:

https://mabuhay.jp/


■リトル・エッラ

 

■オススメ度

 

子どもの頃の不安定さを思い出したい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.4.11(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:Lill-Zlatan och morbror Raring(小さなズラタンと親愛なる叔父)、英題:Mini-Zlatan and Uncle Darling(小さなズラタンと親愛なる叔父)

情報:2022年、スウェーデン&ノルウェー、81分、G

ジャンル:少女期の不安定さを描いた青春映画

 

監督:クロスティアン・ロー

脚本:エラ・レムハーゲン&ヤンネ・ビエルト&サーラ・シェー

原作:ピア・リンデンバウム『Lill-Zlatan och morbror raring(2006年)』

 

キャスト:

アグネス・コリアンデル/Agnes Colliander(エッラ/ミニズラタン:友達のいないサッカー好きの少女)

シーモン・J・ベリエル/Simon J. Berger(トミー:エッラが唯一心を開いている叔父、ヘアドレッサー)

 

ティボール・ルーカス/Tibor Lukács(スティーブ:トミーの恋人、オランダ人)

 

ダニヤ・ゼイダニオグル/Danyar Zeydanlioglu(オットー:エッラを気にかける発明大好き少年)

マリア・グルデモ=エル=ハイエク/Maria Grudemo El Hayek(オットーの母、花屋さん)

 

ウィリアム・スペッツ/William Spetz(マイサン:トミーの同僚、美容師)

 

インゲル・ニルセン/Inger Nilsson(エッラのおばあちゃん)

ミカエル・ハーデンボルト/Mikael Wadenholt(おばあちゃんと一緒に住む三つ子)

パトリック・ハーデンボルト/Patrik Wadenholt(おばあちゃんと一緒に住む三つ子)

ロビン・ハーデンボルト/Robin Wadenholt(おばあちゃんと一緒に住む三つ子)

 

テレース・リンドベリ/Therese Lindberg(エッラの母)

ビョーン・エーケングレン・アウグスツソン/Björn Ekegren Augustsson(エッラの父)

 

■映画の舞台

 

スウェーデン

 

ロケ地:

スウェーデンのどこか

 

■簡単なあらすじ

 

スウェーデンのある街に住む少女エッラは、サッカーが大好きだが、気が合う同世代がおらずに一人ぼっちで過ごしていた

彼女には叔父のトミーがいて、エッラはトミーにべったりだった

エッラを気にかける近所の花屋の息子・オットーがいるものの、エッラは彼とは距離を置こうとしていた

 

ある日、両親が旅行に出かけるとのことで祖母の家に預けられたエッラだったが、そこには居場所がなく、抜け出してトミーのところに行ってしまう

エッラにとって最高の1週間が始まると思われたが、その日の昼過ぎに、オランダからトミーの恋人スティーブがやってきてしまった

 

二人きりの時間を邪魔されたくないエッラは、あの手この手でスティーブを追い出そうとするものの、それが裏目に出て、トミーを怒らせてしまう

トミーは週末にショーを控えていて、そこでスティーブに求婚しようと思っていたが、エッラの行動によって、いろんなものがおかしくなってしまうのである

 

テーマ:友達とは何か

裏テーマ:孤独を作るバリアの正体

 

■ひとこと感想

 

可愛い女の子が悪さをする系の物語で、叔父さん大好きエッラが騒動を巻き起こすという内容になっていました

原作にはオットー的な存在がおらず、これは映画オリジナルになっています

 

映画は、エッラが巻き起こす騒動を描いていますが、劇中ではトミーは彼女のことを「ミニ・ズラタン」と呼んでいるのですね

このズルタンはスウェーデンのサッカー選手ズラタン・イブラヒモヴィッチ(Zlatan Ibrahimović)のことを指します

 

彼女はとてもサッカーに詳しくて、大人に混じってもその会話ができるほどで、精神年齢がやや周囲よりは高めとなっています

それゆえに同世代とは馴染めないのですが、俯瞰してみると、自分勝手な面が多いように思えてしまいます

この辺りは環境が作り出したもののように思えました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】リトル・エッラ【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100797/review/03704847/

 

公式HP:

https://culturallife.co.jp/little-ella/


■ブルックリンでオペラを

 

■オススメ度

 

群像劇コメディが好きな人(★★★)

創作者の苦悩とインスピレーションを見たい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.4.11(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:She Came to Me(彼女は降りてきた=劇中のオペラのタイトル)

情報:2023年、アメリカ、102分、G

ジャンル:スランプ中のオペラ作家を中心に巻き起こる非日常を描いた群像劇

 

監督&脚本:レベッカ・ミラー

 

キャスト:

ピーター・ディンクレイジ/Peter Dinklage(スティーブン・ローデム:スランプ中の現代オペラ作曲家)

アン・ハサウェイ/Anne Hathaway(パトリシア・ジェサップ=ローデム:潔癖症のスティーヴンの妻、精神科医)

Levi(リーバイ:夫婦の愛犬)

 

マリサ・トメイ/Marisa Tomei(カトリーナ・トレント:曳き船の船長)

 

エヴァン・エリソン/Evan Ellison(ジュリアン・ジェサップ:パトリシアの息子、大学生)

 

ヨアンナ・クーリグ/Joanna Kulig(マグダレナ・シコフスキ:ローデム家の家政婦)

ハーロウ・ジェーン/Harlow Jane(テレザ・シスコフスキ:マグダレナの娘、ジュリアンの恋人)

ブライアン・ダーシー・ジェームズ/Brian d’Arcy James(トレイ・ルファ:マグダレナのパートナー、法廷速記官)

 

Judy Gold(スーザン・ショー:スティーヴンのオペラの舞台監督)

Isabel Leonard(クロエ:「She Came to Me」のオペラ歌手)

 

Sue Jean Kim(シスター・ヘンリエッタ:パトリシアが通う教会のシスター)

 

Aalok Mehta(アントン・ガトナー:スティーヴンの仕事仲間、劇作家)

Samuel H. Levine(レイフ・グンデル:アントンを引き抜く作曲家)

 

Chris Gethard(カール:パトリシアで妄想する患者)

 

Dale Soules(モクシー:カトリーナの叔母、料理係)

 

George Sheanshang(ハリー・シュスター:ジュリアンの弁護士)

 

Gregg Edelman(ダフティン・ハバフォード:財団の理事)

Francesca Faridany(マキシン・ハバフォード:ダフティンの妻)

Bryan Terrell Clark(フランク・ホール:財団の新理事)

 

■映画の舞台

 

アメリカ:ニューヨーク

ブルックリン

 

アメリカ:デラウェア州

https://maps.app.goo.gl/LAepABStNy2dWSZq8?g_st=ic

 

ロケ地:

アメリカ:ニューヨーク

 

■簡単なあらすじ

 

ニューヨークにて、現代オペラの作曲家として活躍しているスティーブンは、潔癖症の元主治医の精神科医パトリシアと結婚していたが、新作が書けずに悩んでいた

ある日、妻から愛犬リーバイの散歩を頼まれたスティーブンは、犬の向くままに街を散歩することになった

 

向かったのは港近くのバーで、スティーブンはそこで曳き船の船長をしているカトリーナと出会う

気の向くままに、彼女の船に出向いたスティーブンだったが、船室の誘惑を断りきれずに、ベッドを共にしてしまった

罪悪感に苛まれながら急いで帰宅しようとしたスティーブンは、飛び出してきた車を避けようとして、海に落ちてしまった

 

だが、その時に鮮明なイメージが彼の頭の中を過ぎり、戯曲「She Came to Me(彼女が降ってきた)」を完成させてしまう

舞台は大成功を収めるものの、それを観にきていたカトリーナは、スティーブンが自分を女神だと感じていると思い、再度アタックをかけてくるのである

 

テーマ:魂を揺るがす刺激

裏テーマ:心のゆくままに従え

 

■ひとこと感想

 

先週の公開映画が今週のコナンを避けたために大挙押し寄せ、1週間ズレての鑑賞になってしまいました

アン・ハサウェイとピーター・ディングレイジが夫婦という時点で、さらに不倫騒動が巻き起こる展開だったので、スプラッターになってしまうんじゃないかと心配してしまいました

 

映画はスランプ中の劇作曲家が「領域外」に出ることでインスピレーションを受けるというものですが、エピソードそのまんまというのは笑ってしまいます

そこはもう少しオブラートに包むのかと思いましたが、誰が観ても自分のことだとわかるというのは「いずれバレても良いと思っていた」のかな、と思いました

 

オペラシーンはガチの人たちが演じていて、それに難癖つけるスティーブンという構図は面白かったですね

最後は舞台監督に追い出される始末で、「想像上」だと言いながら、鮮明な主人公像があるところがツボになっていました

後半のオペラは、子どもたちの物語がベースになっていますが、蚊帳の外になってしまったパトリシアはちょっと可哀想かなあと思ってしまいました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ブルックリンでオペラを【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/99030/review/03719408/

 

公式HP:

https://movies.shochiku.co.jp/BrooklynOpera/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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