■映画鑑賞まとめ■

 

4月、第4週(2025.4.21~2025.4.31)

 


■タンデール 君の声を聴きたくて

 

■オススメ度

 

テルグ語の映画に興味がある人(★★★)

インドのラブロマンス映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.4.21(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:Thandel(漁師のリーダー)

情報:2025年、インド、151分、G

ジャンル:漁師のリーダーとその恋人の遠距離恋愛を描いたラブロマンス映画

 

監督&脚本:チャンドゥ・モンデーティ

 

キャスト:

ナーガ・チャイタニヤ/Naga Chaitanya(ボンマディ・ラージュ/Thandel Raju:村の漁師、のちにタンデールとなる青年)

   (幼少期:Hari Sai Pushkar

   (少年期:Akash

 

サーイ・パッラビ/Sai Pallavi(コラチャ・サティヤ「ブジ・ターリ」/Koracha Sathya “Bujji Thalli”:タンデールの恋人)

   (3歳時:Ira

   (幼少期:Baby Sridevi

   (少女期:Meghna

 

アードゥカラム・ナレーン/Aadukalam Naren(ダッダ/ダッダンギ・リンガヤ/Dudugi Lingayya:漁のリーダー、スーリの父、キットゥの祖父)

Amasa Bhanu Prakash(キットゥ/Kittu:漁に参加する少年)

Charandeep(スーリ/スリバブ/Suribabu:ダッダの息子、キットゥの父、ラージュの漁師仲間)

 

Divya Pillai(チャンドラ/Chandra:ラージュの義理の姉)

Harsha Chemudu(バイラブドゥ・ナッカー/ランバブ/Rambabu:ラージュの漁師仲間、チャンドラの夫)

Baby Kriti(チンニー/Chinni:チャンドラの娘)

 

Kalpa Latha(ガウランマ/Gowramma:ラージュの母)

Ramana(ヴィーライア/Veeraiah:ラージュの父)

 

カルナーカラン/Karunakaran(マナプラル・ムラリ/Manapuram Murali:サティヤの婚約者)

 

Mahesh Achanta(ラクシュマン/Lakshman:ラージュの漁師仲間、IDカードなし)

 

Babloo Prithiveeraj(コラチャ・ソマイヤ/Koracha Somayya:サティヤの父)

 

プラカーシュ・ベラワーディ/Prakash Belawadi(パキスタンの看守長)

NIthin Prasanna(パキスタンの副看守)

Sandeep R Vaid(ラキム/Raheem:パキスタン人のテロリスト)

 

Charu Shankar(バンスーリー・スワラージ/Bansuri Swaraj:インドの新しい外務大臣)

 

■映画の舞台

 

インド:

アーンドラ・プラデーシュ州

スリカクラム近郊の小さな村

 

マッチレーサム

グシャーランド港

 

パキスタン

 

ロケ地:

インド:

ビシャーカパトナム/Visakhapatnam

https://maps.app.goo.gl/31Xs2rmrxr6XxoR37

 

スリカクラム/Srikakulam

https://maps.app.goo.gl/MnBkJBVgwqN9nP1b9

 

ウドゥピ/Udupi

https://maps.app.goo.gl/hoNAfjtNdcpk4cAv9

 

■簡単なあらすじ

 

2010年代後半のこと、インドのアーンドラ・プレーディシュ州のスリヤクラム郊外の村では、帰らぬ恋人を待つサティヤがいた

約束の灯台で彼の帰りを待つものの、サティヤの心境は複雑なままだった

ある時、意を決したサティヤは父に「結婚相手を探して」と頼んだ

 

父はムラリという男を連れてきて、彼はサティヤの美貌に惚れ込んだ

縁談はまとまるものの、サティヤはムラリにラージュのことを話さなれけばなからないと思っていた

サティヤは恋人だったラージュとのことを話し始める

 

ラージュは父ヴィーライアの後を継ぐように漁師となり、リーダーのダッダとともに漁に出るようになっていた

だが、ある漁の時、サティヤの友人チャンドラの兄が亡くなってしまい、サティヤは不安に駆られるようになっていた

「漁に出ないでほしい」というものの、漁のリーダーに抜擢されたラージュは仲間を放ってはおけない

「行ったら最後」というサティヤの言葉を冗談だと思っていたラージュだったが、何も言わずに漁に出てしまう

 

サティヤは深く傷つき、そして、ラージュと別れることを決意し、ムラリと出会うことになった

結婚の話も進んでいき、式の日取りも決まった頃、ラージュたちがパキスタンの刑務所に入ったとの知らせが入った

サティヤは結婚式どころではなくなり、彼らを本国に帰るために奮闘することになった

だが、パキスタンとインドの関係は日々悪化を辿り、一筋縄では行かなかったのである

 

テーマ:リーダーの使命と愛

裏テーマ:紛争を越える愛

 

■ひとこと感想

 

インドにて今年公開された映画が早くも上映となり、ほとんど情報がないままにパンフレットも作成されていませんでした

実話ベースの物語ですが、冒頭の字幕説明が死ぬほど早く流れていて、「Inspire」ぐらいしか読み取れませんでした

登場人物はそこまで多くはないのですが、役名を探すのも一苦労というほどに情報が少ない作品となっています

なので、キャスト欄は「テルグ語」を無理やり翻訳しているので、おかしなところがあるかもしれません

 

映画は150分あり、インターバルの表記がありますが、無論休み時間はなかったりします

前半はサティヤがムラリに語るシーンになり、後半はパキスタンパートとなっています

実話ベースなので、2019年という時点で察しが良い人には何が起ころうとしているのかわかると思います

 

パキスタンの刑務所パートに入ってからは、エロでもなんでもないのにモザイクが入るシーンがあって、インドでもモザイクが入ったのかなあと思ってしまいました

前後のセリフで「インドの国旗にションベンをかけていたこと」はわかるのですが、その後の少年キットゥに囚人が行ったこともぼやかされていました

このあたりは宗教が絡んでいるので察してねという感じに描かれていました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】タンデール 君の歌が聴きたくて【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103645/review/05011836/

 

公式HP:

https://indoeiga.co.jp/thandel


■バーラ先生の特別授業

 

■オススメ度

 

インドの教育映画に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.4.22(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:Vaathi(師匠)

情報:2023年、インド、134分、G

ジャンル:インドの教育改革を行なった実話を元にした教育ビジネス映画

 

監督&脚本:ベンキー・アトゥルーリ

 

キャスト:

ダヌシュ/Dhanush(バーラ/バランガダル・ティラク/Balamurugan ‘Bala’:伝説の教師、数学教師、モデルはランガイヤ・カデルラ)

 

サムユクタ・メノン/Samyuktha Menon(ミナクーシ/Meenakshi:市立高校の生物教師)

 

サムドラカニ/Samuthirakani(スリニヴァス・ティルパティ/Srinivas Tirupathi:私立大学協会の会長、教育機関の経営者)

 

タニケッラ・バラニ/Thanikella Bharani(タニガチャラム/Thanigachalam:市立高校の校長先生)

Srinu(スダルジャン/Sudarshan:市立高校の英語教師)

Pammi Sai(市立学校の用務員)

 

Hyper Aadhi(カールティク/Karthik:バーラの同僚、化学教師)

Shah Ra(プラカーシュ/Prakash Reddy:バーラの同僚、物理教師)

 

サーイ・クマール/Sai Kumar(ムットゥ・パンディアン/Muthu Pandian:村長)

 

Ilavarasu(教育大臣)

 

ハーリッシュ・ペーラディー/Harish peradi(アンサーリ/Mohammed Ansari:バーラの恩師)

 

AadukalamNaren(ナーラヤナン・スワミ/Narayana Swamy:バーラの父、運転手)

 

Ken Arunas(ムトゥ/Muthu:バーラの教え子)

   (幼少期:マーシー/Murthy

 

Naga Mahesh(スレーシュ/Suresh:村の警官)

 

ラージェンドラン/Rajendran(ブーパティ/Bhupathi:映画館の店主、アビーの祖父)

Sathvik Varma(アビー/アビラム/Abhiram:バーラのビデオを見つける少年)

 

スマント/Sumanth(A・ムトゥヴェル・クマール/Kumar:カダパ県の行政長官)

 

バーラティラージャー/Bharathiraja(牛車の老人)

 

■映画の舞台

 

2000年、

インド:タミル・ナードゥ州

ヴェールール/Vellore

https://maps.app.goo.gl/hb8pKUajU8sPaCeAA?g_st=ic

 

1993年、

インド:

チョーラワラム高校

 

ラーメーシュワラム/Rameswaram

https://maps.app.goo.gl/KEMXb6LujYiTxbxU6?g_st=ic

 

アブドゥル・カラム/Abdul Kalam

https://maps.app.goo.gl/KD9jRmVEy1rJLPJy8?g_st=ic

 

ロケ地:

インド:

ハイデラバード

 

チェンナイ(スタジオ)

 

■簡単なあらすじ

 

2000年、高校生のアビーはつまらない授業に呆れ、友人たちと何気ない日々を過ごしていた

ある日のこと、祖父のビデオ店を売りに出すことになり、その手伝いに行かされたアビーは、そこで祖父が隠し持っていたビデオを見つけた

アダルトビデオだと思って再生すると、そこには知らない男が数学を教えていて、それはとてもわかりやすい授業だった

 

アビーはそのビデオの持ち主を探していくと、カダパ県の行政長官をしているA・M・クマールという人物に行き着いた

アビーがクマールにビデオショップのことを話すと、彼は「そのビデオに映っているのは私の恩師だ」と言って、彼の話を始めていく

恩師の名はバーラと言い、当初は私立高校のしがない教師だった

だが、私立による教育ビジネスが本格化した時代でもあり、公立校の廃止が進んで、貧困層は教育を受けられなくなった

 

バーラは有名な科学者の例え話をして生徒たちをその気にさせていく

制服はいらないと言い、必要なのは意欲だけだと解いた

当初は生徒が集まり始めるものの、教育協会の抵抗が強まり、とうとう野外授業の小屋まで壊されてしまうのである

 

テーマ:教育に必要なもの

裏テーマ:波及する思想

 

■ひとこと感想

 

少し古めの作品で、インドの教育を題材に取り扱っていました

インドの教育映画にハズレなしという感じで、一応は実在の人物をベースにしていると言います

田舎の貧困層を相手に教育を施すというもので、無償で行われては商売にならない組織が抵抗する、という物語になっていました

 

映画はかなり脚色の入っている内容で、暴漢が素手で戦いを挑む優しい世界線になっています

実際に阻止をしようとするなら暗殺されると思うのですが、そのあたりは温めとなっていましたね

あそこまで権力に入り込んでいたら、交通事故を装って殺す、ぐらいのことはするのだと思います

 

映画は、単なる貧困層への教育の機会の提供だけにとどまらず、教育の目的というものが描かれていきます

わかりやすく言えば思想の伝達であり、穿った見方をすれば洗脳に近い部分があります

なので、教育を受けるには金が必要だという思想と同様に、教育機会は平等であるべきという思想も、どのようにして広めるかというところには大差がありません

それでも、大義として感じられるかどうか、というのは機会均等の方だと思えるので、それが支持されたのだと言えるのではないでしょうか

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】バーラ先生の特別授業【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102287/review/05015071/

 

公式HP:

https://spaceboxjapan.jp/balasensei/


■KIDDO キドー

 

■オススメ度

 

母と娘の破天荒なロードムービーに興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.4.23(京都シネマ)

 

■映画情報

 

原題:Kiddo(劇中翻訳「お嬢さん」、子どもに対する親しみを込めた呼びかけ)

情報:2023年、オランダ、91分、PG12

ジャンル:訳あり母親と旅を続ける11歳の少女を描いたロードムービー

 

監督:サラ・ドビンガー

脚本:ネーナ・ファン・ドリル&サラ・ドビンガー

 

キャスト:

ローザ・ファン・レーウェン/Rosa van Leeuwen(ルー/Lu:施設で暮らす11歳の少女)

フリーダ・バーンハード/Frieda Barnhard(カリーナ/Karina:ルーの母、自称ハリウッドスター)

Slang(ヘンク/Henk:ルーの愛蛇)

 

アイサ・ウィンター/Aisa Winter(へニー/Hennie:ルーの養母)

 

マクシミリアン・ルドニツキ/Maksymilian Rudnicki(グジェゴシュ/Grzegorz:爆竹少年)

 

リディア・サドウカ/Lidia Sadowa(カリーナのいとこ)

 

■映画の舞台

 

オランダ~ドイツ~ポーランド

 

ロケ地:

ポーランド

 

■簡単なあらすじ

 

ある日のこと、オランダの児童施設で生活をしている11歳の少女ルーの元に、疎遠だった母親から電話が入った

養母のヘニーから「明日の朝に母親が来る」と告げられたルーは、喜んでその時を待っていたが、結局約束の日には来なかった

 

ルーの母カリーナはハリウッドのトップ女優と言っていたが、実際のところはわからない

ルーも話半分に聞いているようで、スタントマンか何かの裏方をしているのだと思っていた

 

翌日、腕にギプスを巻いて登場したカリーナは、ルーを連れてどこかで向かい始めた

ルーはその日のうちに戻るものだと思っていたが、カリーナは「母の家に行って、隠してあるお金を取り戻す」と言い出す

祖母の家はドイツを超えたその先ポーランドにあり、とても日帰りができるような距離ではなかった

ルーは秘密裏にヘニーに居場所を知らせ続けるものの、カリーナは「私たちはボニー&クライド」と言い出し、逃亡っぽくポーランドへと向かうことになったのである

 

テーマ:一日一回の叫び

裏テーマ:母親が遺すもの

 

■ひとこと感想

 

オランダからドイツを経由してポーランドに向かうという物語で、訳ありの母親とその娘の破天荒な旅が描かれていました

ところどころで登場する火薬少年のような不思議なキャラもいましたが、退屈なく観られる映画だったと思います

 

劇中でもしきりに「ボニー&クライド」の話が出て来るのですが、これを踏まえると母親は「出所してきた」のかな、と思いました

何らかの罪を犯し、そのお金を実家に隠して投獄されたというもので、彼女が「逃亡者」と言っていたのは嘘ではないのだと思います

 

その辺りのことは完全にスルーされていますが、ルーが大人になったらわかることのように思えますね

ともかく、一日に一度叫ばないとおかしくなる母親との破天荒な旅を眺めているだけでも面白いので、そう言った楽しみ方ができるならOKなのだと思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】KIDDO キドー【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103352/review/04995268/

 

公式HP:

https://culturallife.co.jp/kiddo_film/


■シンシン/SING SING

 

■オススメ度

 

RTAプログラムに興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.4.24(京都シネマ)

 

■映画情報

 

原題:Sing Sing(シンシン矯正施設)

情報:2023年、アメリカ、107分、G

ジャンル:矯正施設にて受刑者が取り組むプログラムを描いた伝記映画

 

監督:クレッグ・クウェルダー

脚本:クリント・ベントレー&クレッグ・クウェルダー

 

キャスト:

コールマン・ドミンゴ/Colman Domingo(ジョン・ディヴァイン・G・ホイットフィールド/John Divine G Whitfield:シンシン刑務所の受刑者、RTAの創設グループの一人)

クラレンス・マクリン/Clarence Maclin(ディヴァイン・アイ:RTAに参加する新人受刑者、本人役)

 

ショーン・サン・ホセ/Sean San Jose(マイク・マイク/Mike Mike:ディヴァイン・Gの友人、隣の独房の男)

 

ポール・レイシー/Paul Raci(ブレント・ビュエル/Brent Buell:演出家)

 

【RTAプログラム参加者】

デビッド・ジローティ/David Giraudy(ダップ/DAP:レズリー役を演じる、本人役)

パトリック・グリフィン/Patrick Griffin(プリーム:闘技場の実況人役を演じる、本人役)

モシ・イーグル/Mosi Eagle(モシ・イーグル:コール役を演じる、本人役)

ジェームズ・ウィリアムズ/James Williams(ビッグE:闘技場の実況人役を演じる、本人役)

ショーン・ディノ・ジョンソン/Sean Dino Johnson(Dダン:ニタトコダラケ役を演じる、本人役)

ダリオ・ペーニャ/Dario Peña(ダニオ・ペーニャ:濃いヒゲ役を演じる、本人役)

ミゲル・ヴァランタン/Miguel Valentin(ミゲル:ザカライディーズ役を演じる、本人役)

ジョン=エイドリアン・ベラスケス/Jon-Adrian Velazquez(JJ:フック船長役を演じる、本人役)

カミーロ・ロヴァコ/Camillo Lovacco(カーマイン:コール役を演じる、本人役)

 

Cornell Alston/Nate(チャーリー/Charlie:元RTA参加者)

 

John Divine G Whitfield(サインを求めるファン)

 

■映画の舞台

 

アメリカ:ニューヨーク州

シンシン刑務所

https://maps.app.goo.gl/1CepSnCR4YkUT8Hs7?g_st=ic

 

ロケ地:

アメリカ:ニューヨーク

ダウンステート矯正施設/Downstate Correctional Facility

https://maps.app.goo.gl/qdwmfKuxtZkCb1tW6

 

ハドソン・スポーツ・コンプレックス/Hudson Sports Complex

https://maps.app.goo.gl/4Z8cwneXqwqS5xiUA

 

ビーコン高校/Beacon City Schools

https://maps.app.goo.gl/aYskkPjq7jbdz61u6

 

■簡単なあらすじ

 

ニューヨークにあるシンシン矯正施設に入っている受刑者のディヴァインGは、RTAプログラムを通じて、相棒たちと演劇を完成させていた

中心となるのは、ディヴァインGとその友人マイク・マイク、そして演出家のブレントたちで、欠員が出たために新しい参加者を探すことになった

RTAに参加志願をしている中から選ぶことになり、ディヴァインGは収監2回目のディヴァイン・アイを候補に加えた

 

アイは「リア王」を読んだことがきっかけで演劇に興味を持ち、Gたちの舞台が楽しそうだと語る

そして、参加をするものの、場を支配しようとするGと反発し、重い演劇ばかりではなく、喜劇の方が良いのでは、と提案をすることになった

ブレントは参加者の採決をし、次回は「全員の要望を組み込んだ『マミーの掟やぶり』」を披露することになった

 

その後、お互いを知るためのプログラムや俳優としての指導を受ける中で打ち解けるようになり、お互いの背景も見えてくるようになった

Gは無実の罪で収監されていて、アイは息子が同じような道を歩んで刑務所にいると告白する

Gはアイの仮釈放の時期が近づいていることを知り、その対策を伝授する

彼もまた、無実の証拠を法廷に上げるための努力を重ねていて、ようやく弁護士たちと話をする機会を持てるようになった

 

そんな折、隣の独房にて、異変が起きてしまう

 

テーマ:自分を知ること

裏テーマ:居場所を規定する愚かさ

 

■ひとこと感想

 

『SING SING』というタイトルとポスタービジュアルから、ピップホップか何かの映画かと思っていましたが、ブログの下記事を作成している際に、「実話を再現」ということがわかりました

映画で演じられたものがWikiのどれに当たるのかはわかりませんが、映画の最後には実際の演劇映像というものが使われていました

 

RTAという芸術などを使うリハビリプログラムをメインに据えていて、その中でも演劇というものを中心に描いていきます

冒頭の演目はシェイクスピアの「真夏の夜の夢」で、彼らが演じるごちゃ混ぜには色んな古典がてんこ盛りとなっていました

それをタイムトラベルで片付けるという強引なものになっていましたが、辻褄よりは面白さというものが優先されています

 

主人公のディヴァインG本人はサインを貰う受刑者として登場していて、プログラムに参加する受刑者はGとマイク・マイク以外は本人役として登場しています

刑務所内でのいざこざは少なめになっていますが、別の刑務所で撮影しているので、かなりリアルな感じに描かれていましたね

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】シンシン/SING SING【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103060/review/04995272/

 

公式HP:

https://gaga.ne.jp/singsing/


■花まんま

 

■オススメ度

 

ファンタジックなヒューマンドラマが好きな人(★★★)

兄弟姉妹を支えてきた経験のある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.4.25(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、119分、G

ジャンル:嫁ぐ妹の秘密に葛藤する兄を描いたヒューマンドラマ

 

監督:前田哲

脚本:北敬太

原作:朱川湊人『花まんま(文春文庫)』

 

Amazon Link(原作)→ https://amzn.to/449t4Nf

 

キャスト:

鈴木亮平(加藤俊樹:一人手で妹を育ててきた兄、製作所勤務)

    (幼少期:田村塁希

有村架純(加藤フミ子:別人の記憶を有する俊樹の妹、大学職員)

   (幼少期:小野美音

 

鈴鹿央士(中沢太郎:フミ子の婚約者、同立大学の准教授、専攻はカラス)

 

ファーストサマーウイカ(三好駒子:俊樹の幼馴染、お好み焼き屋「みよし」の看板娘)

オール阪神(三好貞夫:駒子の父)

 

安藤玉恵(加藤ゆうこ:俊樹とフミ子の母)

板橋駿谷(加藤恭平:俊樹とフミ子の父)

 

オール巨人(山田社長:俊樹の上司、山田製作所の社長)

 

南琴奈(繁田喜代美:仕事中に死亡するフミ子の記憶にある女性)

六角精児(繁田宏一:喜代美の兄)

キムラ緑子(繁田房枝:喜代美の姉)

酒向芳(繁田仁:喜代美の父)

 

馬場園梓(チーちゃん:喜代美の同級生、雑貨屋店の店主)

 

■映画の舞台

 

大阪府:東大阪市

 

滋賀県:彦根市

 

ロケ地:

兵庫県:神戸市

神戸ポートピアホテル

https://maps.app.goo.gl/r8F1Bh9YZmZya6gx5?g_st=ic

 

兵庫県:明石市

明石海浜公園

https://maps.app.goo.gl/mo3edFP8zdroZFK6A?g_st=ic

 

京都市:東山区

蹴上浄水場

https://maps.app.goo.gl/Hwwj6tjzZ8HNSL4XA?g_st=ic

 

京都市:山科区

夢小町

https://maps.app.goo.gl/vedhR6vdiDA5yVyH8?g_st=ic

 

京都市:上京区

同志社女子大学 今出川キャンパス

https://maps.app.goo.gl/ZfabnycEjcFSrKiV9?g_st=ic

 

京都市:山科区

マリ亞ンヌ

https://maps.app.goo.gl/fBcHVTJXokG3jJZc9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

幼い頃に父を亡くし、青年期に母を亡くした俊樹は、親代わりとなって妹のフミ子を守ってきた

進学せずに近くの工場で働きながら世話をし、大学を卒業して、働くようになっていた

そんなフミ子もいよいよ結婚を控えることになったが、彼女には婚約者の太郎には言えていない秘密があった

 

それは、フミ子には「繁田喜代美」という会ったこともない人の記憶があり、その家族は遠く離れた場所に住んでいた

喜代美は仕事中に暴漢に刺されて亡くなっていて、その彼女の記憶がずっとフミ子を支配してきた

 

幼い頃、フミ子のノートにその名前を見つけた俊樹は、「一生のお願い」と言われてフミ子を喜代美の家まで連れて行くことになった

「会うのはダメ」ということで、記憶にあるものを渡すことになったのだが、それをきっかけとして、フミ子は繁田家と繋がりを持ってしまう

 

そして、結婚式の前日、フミ子は俊樹に嘘をついて、繁田家へと向かうことになった

胸騒ぎを覚えた俊樹は、偶然居合わせた太郎とともに、フミ子が向かったであろう繁田の家へと車を走らせた

 

テーマ:兄妹の絆

裏テーマ:親を感じる術

 

■ひとこと感想

 

予告編の情報しか仕入れずに鑑賞

妹が別人の記憶を有するというもので、ちょっとファンタジックな内容だなあと思っていました

原作のテイストは知りませんが、映画の印象だと「入れられるところに笑いを入れた」という感じになっていますね

関西圏だと普通のように思いますが、関東圏だとちょっとクドく感じるかもしれません

 

映画は、兄と妹が過ごしてきた半生を振り返るというもので、主に兄の葛藤というものが描かれていました

幼少期に突然知った妹の秘密というもので、東大阪から彦根まで小学生が旅をするというシーンもありました

大阪駅からJR京都線に乗るだけでも大変だと思いますが、彼らぐらいの年齢だと出来そうに思いますね

 

物語は、涙腺崩壊シーンが多いように思いますが、おそらくは自分が兄だからだと思います

ここまで苦労した記憶はありませんが、そもそも兄妹(弟もいるけど)というのはそう言うものと言う感じですね

なので、ある程度は俊樹が感じるものがわかるような気がしました

とは言え、私の妹には他人の記憶はないので、そう言った種類の葛藤がなかったのは幸いかな、と思います

 

詳しいレビューーはこちらから

*【映画感想】花まんま【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102223/review/05022245/

 

公式HP:

https://www.hanamanma.com/


■#真相をお話しします

 

■オススメ度

 

主演二人のファンの人(★★★)

SNS関連の風刺映画に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.4.26(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、117分、G

ジャンル:大金を得るために秘密話を暴露する人々を描いたミステリー映画

 

監督:豊島圭介

脚本:杉原憲明

原作:結城真一郎『#真相をお話しします』

 

Amazon Link(原作)→ https://amzn.to/3RVIu0t

キャスト:

大森元貴(鈴木:桐山の友人の素性の知れない男)

菊池風磨(桐山貴之:多額の借金を抱える警備員、HN:警備王)

 

岡山天音(桑島砂鉄:チャンネル「#真相をお話しします」の管理人)

 

中条あやみ(安西口紅:ヨガ教室の経営者)

福本莉子(美雪:一人暮らしがしたい女子大生、HN:ミーコ)

 

栁俊太郎(茂木:桐山の親友)

伊藤健太郎(宇治原:桐山の友人)

齊藤京子(有村:宇治原の婚約者)

 

綱啓永(片瀬洋介:家庭教師の営業マン、HN:カテキョ)

 

伊藤英明(ケント:美容室の経営者)

田中美久(マナ:パパ活女子)

原嘉孝(リョータ:タトゥーの男)

 

桜井ユキ(恵子:一戸建てに住む主婦)

山中崇(慎一:事件の真相を知る夫)

秋元才加(真理:近所トラブルを起こす主婦)

 

大水洋介(嶋田浩三:動画配信者)

 

二宮和也(借金取りの声)

 

小谷興会(サテツ:離島に住む少年)

潤浩(チョモ:サテツの友人)

小八重葵美(凛子:チョモに好意を寄せる島の女の子)

泉有乃(ルージュ:都会育ちのお嬢さま)

大谷麻衣(チョモの母)

 

■映画の舞台

 

都内某所

 

ロケ地:

都内某所スタジオ撮影

 

 

■簡単なあらすじ

 

SNS全盛の現代にて、ある暴露サイトが注目を集めていた

ホストの桑島は参加者を煽り、誰もが知りたがる秘密の暴露を共有させることで、参加者を募っていた

その日は、リアタイで150万人を目指すと宣言し、スピーカーと呼ばれる発信者も過激なネタを提供していった

 

そんなスピーカーに指名されることを願う警備員の桐山は、借金地獄に陥っていて、起死回生をこの暴露サイトで行おうとしていた

だが、数万といるスピーカー予備軍になれるはずもなく、友人の鈴木とともに指名されるのを今かと待っていた

 

ある男は「殺人事件の現場で起きた裏話」をし、ある女は「パパ活に仕置きをする殺人鬼の正体」を暴露していく

そして、ようやく桐山の番となり、彼は自身の身に起こった恋愛騒動から発展した事件について語り始めた

 

だが、参加者の多くは、かつて世間を賑わせた「ふるはうす☆デイズ」についての暴露話を待望していた

それはホストの桑島がかつてサテツと言う名前でその配信に関わっていて、そのコンテンツの幕引きについて知っていると思われたからだった

桑島はそんな世間の好奇心を逆手に取り、それを餌にして、参加者を増やそうと考えていたのである

 

テーマ:匿名の暴走

裏テーマ:コンテンツ化されるプライバシー

 

■ひとこと感想

 

ミセスの大森元貴が演技をすると言う話題作で、暴露される秘密によって投げ銭が行われると言う今の社会風刺を組み込んでいた作品になっていました

イマドキの設定だなあと思いながら、組み込めるものは可能なだけ組み込んだと言う感じになっていましたね

色々と粗の多い作品でしたが、勢いだけで最後まで見せるタイプの映画だったように思います

 

映画では、3つの暴露話の後に本編があると言う内容で、それがかつて世間を賑わせた「子どもの離島生活の隠し撮りコンテンツ」と言うものになっていました

どうやら、この世界線での世間の関心は、このコンテンツがどうして終了したのか、と言うところになっているようでしたね

とは言え、時系列的にはおかしなところが多くて、あのチャンネルの閉鎖時期を考えると10年以上経っていると思います

そこまで関心を持ち続けられるのかというのは不思議なもので、コンテンツに溢れている今だと、あっさりと忘れ去られているように思いました

 

また、暴露チャンネルの規模はそこそこなのですが、このチャンネルがどのようにバズっていったのかはよくわかりませんでした

ホストの桑島が芸能人だとしても、リアタイで100万人超えるというのは正直難しいでしょう

一応は、爆発的にバズったコンテンツの中の人ということで「芸能活動的なものを続けていた(彼のHNは砂鉄@ふるはうす☆デイズでしたね」のでしょうが、彼が暴露チャンネルを作ろうとした経緯とかはほとんどわからなかったですね

ともかくは舞台設定だと割り切って、こういうものが流行っているということを受け入れるところから始まるのかな、と思ってしまいました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】#真相をお話しします【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103058/review/05022246/

 

公式HP:

https://shinso-movie.jp/


■異端者の家

 

■オススメ度

 

宗教談義が好きな人(★★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.4.26(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Heretic(異端者)

情報:2024年、アメリカ、111分、R15+

ジャンル:布教活動に来たシスターが宗教談義に巻き込まれる中で信仰を試される様子を描いたスリラー映画

 

監督&脚本:スコット・ベック&ブライアン・ウッズ

 

キャスト:

ヒュー・グラント/Hugh Grant(リード氏/Mr. Reed:深い森の一軒家の主人)

 

ソフィー・サッチャー/Sophie Thatcher(シスター・バーンズ/Sister Barnes:末日聖徒イエス・キリスト教会のシスター、ユタ州ソルトレイク出身)

クロエ・イースト/Chloe East(シスター・パクストン/Sister Paxton:末日聖徒イエス・キリスト教会のシスター、ユタ州オグデシ出身)

 

トファー・グレイス/Topher Grace(エルダー・ケネディ/Elder Kennedy:末日聖徒イエス・キリスト教会のの長老)

 

Elle Young(預言者/Prophet:リード邸にいる謎の女)

 

■映画の舞台

 

とある国の深い森の中の一軒家

 

ロケ地:

カナダ:ブリティッシュコロンビア州

スコーミッシュ/Squamish

https://maps.app.goo.gl/4ESdTGUyeD3BVFXo9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

LDS(末日聖徒イエス・キリスト教会)のシスターであるバーンズとパクストンは、己の信仰に従って布教活動を続けていたが、周囲からは変わり者だと思われていた

教会からの指示によって訪問し、布教活動を重ねてきたが、パクストンはいまだに改宗させることができずに焦っていた

 

ある日のこと、教会の指示にてある森の奥の邸宅を訪れた二人は、そこに住むリード氏と話すことになった

男性しかいない家には入れない規則があったが、リード氏は人見知りの妻がいて、ブルーベリーパイを作っているという

二人はそれを信じて中に入り、宗教談義を始めていくものの、バーズはリード氏に違和感を感じていた

 

いよいよブルーベリーパイが出来上がり、奥の部屋に行く事になったが、そこでリード氏は「私の言葉を信じているのか?」と尋ねる

バーンズはテーブルに用意されたキャンドルがブルーベリーパイの香りがするものだと気づいていて、リード氏は彼女が疑いを持っている事に勘付いていた

 

バーンズは危険を察知して帰ろうとするものの、ドアは開かず、自転車の鍵が入ったコートをリード氏に預けていた

そこで、教会から帰るように言われたと伝えるものの、リード氏はそれが嘘であることを見破っていた

それは、この家には至る所に金属が埋め込まれていて、それによって電波が届かない空間になっていたからだった

 

リード氏は「究極の宗教を見つけてしまった」と言い、自説の宗教談義を始めていく

バーンズは違和感と感じながらも、パクストンは自分の信仰が揺らいでいく事に不安を覚え始めていた

リード氏はさらに話を続け、君たちに強制はしないと言い、帰るなら「信仰か不信仰かどちらかのドアを選べ」と、外に通じるドアを指定するのである

 

テーマ:宗教の正体

裏テーマ:奇跡のカラクリ

 

■ひとこと感想

 

A24が仕掛けるスリラーということで、布教活動を行っていたシスター二人がヤバいおっさんに監禁されるという内容になっていました

彼女たちは自分の意思であの建物に入ることになりますが、その後の行動は操られているのではないかという疑念を持ったりもします

映画の前提として、「モルモン教(今ではこの呼び名は使わずにLDSと呼ぶ)」が何かを知らないと話にならず、劇中で描かれるボードゲームの例えで理解するしかないと思います

 

基本的には3人の会話劇となっていて、ほぼ部屋の中しか映りません

予告編では、カラクリ屋敷からどうやって逃げるかという感じになっていますが、内容は180度違うと言えるでしょう

宗教談義が好きな人向けの映画なので、興味がなければ睡魔に心身を委ねる事になってしまうでしょう

 

なんとか起きていられましたが、後半は地下での会話劇になっていて、かなり暗いシーンが多くなります

宗教における奇跡をどう演出するかと言ったところにも踏み込んでいくので、そう言ったヤバめの話が好きな人ならOKだと思います

二人の出身がユタ州なのですが、それでピンと来る人ならさらに深いところに辿り着けるのではないでしょうか

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】異端者の家【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102867/review/05028856/

 

公式HP:

https://happinet-phantom.com/heretic/


■マインクラフト/ザ・ムービー

 

■オススメ度

 

頭空っぽにして観る映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.4.29(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

原題:A Minecraft Movie(壊して作る)

情報:2025年、アメリカ、101分、G

ジャンル:想像力あふれる不思議な世界に迷い込んだ人々を描いたコメディ映画

 

監督:ジャレッド・ヘス

脚本:クリス・ボウマン&ハベル・パーマー&ニール・ワイデナー&ギャヴィン・ジェームズ&クリス・ギャレッタ

原作:Mojang Studio『Minecraft』

 

キャスト:

ジェイソン・モモア/Jason Momoa(ギャレット/Garrett:「ザ・ガベージ・マン」、ビデオゲーム店「ゲーム・オーバーワールド」の店主)

   (若年期:Moana Williams

 

セバスチャン・ハンセン/Sebastian Hansen(ヘンリー/Henry:ナタリーの弟、高校生)

   (Picture Double:Benjamin Carpenter

エマ・マイヤーズ/Emma Myers(ナタリー/Natalie:ヘンリーの姉、ポテトチップスの会社「チャグラス」のSNS担当の社員)

 

ダニエル・ブルックス/Danielle Brooks(ドーン/Dawn:不動産業者&移動動物園)

 

ジャック・ブラック/Jack Black(スティーヴ/Steve:鉱夫になりたかったドアノブセールスマン)

   (少年期:Bram Scott-Breheny

 

Jennifer Coolidge(マーリーン/Vice Principal Marlene:離婚したばかりの副校長)

 

【オーバーワールド&ネザー】

レイチェル・ハウス/Rachel House(マルゴシャ/Malgosha(voice):ネザーを支配するピグリン)

   (Creature Performer:Allan Henry

ジャレッド・ヘス/Jared Hess(チャンガス将軍/General Chungus(voice):ピグリンの軍隊の将軍)

 

マット・ベリー/Matt Berry(ニットウィット/Ntwit(Voice):現実世界に紛れ込む村人)

   (Onset Performer:Bret McKenzie

 

【日本語吹替版】

安元洋貴(ギャレット)

村瀬歩(ヘンリー)

生見愛瑠(ナタリー)

斉藤貴美子(ドーン)

安達忍(マーリーン)

山寺宏一(スティーヴ)

朴路美(マルゴシャ)

狩野英孝(チャンガス将軍)

 

■映画の舞台

 

アメリカ:アイダホ州

チャグラス/Chuglas(架空)

 

オーバーワールド&ネザーランド

 

ロケ地:

ニュージーランド

 

オークランド

 

■簡単なあらすじ

 

アイダホ州の田舎町に住んでいるスティーヴは、幼い頃から鉱山に入って「掘る」ことを夢見ていた

だが、子どもは立ち入り禁止区域のために追い返される日々が続き、とうとうその夢も忘れて、しがないドアノブのサラリーマンになっていた

 

ある日のこと、ポテトでブロックを作ったスティーヴは、幼少期の夢を思い出し、ツルハシを持って鉱山へと向かった

彼はそこで好きなように掘り進め、不思議なキューブとアイスクリスタルを手に入れた

何気なくそれを合体されると、目の前に謎の扉が現れ、そこを抜けるとオーバーワールドという異世界が展開されていた

 

そこは想像したものを自由に作れる空間で、仲良くなったオオカミのデニスと共にいろんなものを作り始める

だが、その世界の奥には「邪悪な世界」があり、スティーヴはそこに足を踏み入れてしまった

キューブとアイスクリスタルは支配者マルゴシャに奪われてしまう

だがスティーヴはデニスにそれを盗ませて、現実世界に隠すことに成功した

 

それから数年後、スティーヴの住んでいた街に高校生のヘンリーとその姉ナタリーが引っ越してきた

ヘンリーは発明好きで、ナタリーはその街にあるポテト工場のPR担当として就職することになった

 

その街にはかつてプロゲーマーとして名を馳せたギャレットがいたが、今は破産寸前のゲーム屋の店主となっていた

ギャレットは貸倉庫の競売からお宝を探すことを生業としていて、その日もレトロゲームを手に入れたと喜んでいた

だが、それはただの空箱で、その箱の中にはスティーヴのキューブとアイスクリスタルが入っていたのである

 

テーマ:自由を謳歌する場所

裏テーマ:許容する精神的余裕

 

■ひとこと感想

 

マインクラフトという名前は知っていますが、ゲーム自体はやったことがありません

予告編を見てもどんな内容のゲームかわからず、それでもなんとかなるだろうと思って鑑賞しました

さすがに映画を観てもゲームのことはわからず、ぎっしり詰まってそうな小ネタはほとんど分かりませんでした

 

なんで、単純にコメディ&アドベンチャーとして眺めていましたが、それでもそこそこ楽しめる内容になっていましたね

ゲームの前提条件までがかなり長く、スティーヴのキューブをギャレットが手に入れるまでに尺を取りすぎているように思います

いっそのこと、ヘンリーたちのパートから始めて、「スティーヴを助ける」という前半にして、後半は仲間になって一緒にマルゴシャを倒すというのでも良かったと思います

 

映画は、基本的に子ども向けの内容なのですが、ゲームが流行った時期を考えると今の子どもが反応できるのかは分かりません

おそらくは、立派な大人が少年時代を思い返すというテイストになると思いますが、日本でどれぐらい盛り上がるのかは分かりません

アトラクションムービーだったと思うので、4DXとかだと結構揺れるのかな、と思いました

 

物語としては、自由を手に入れるには覚悟は必要という内容で、好き放題できる場所に自由があるのか?というテーマがありましたね

それがラストのスティーヴの行動につながるのだと思いますが、結構サラッとしているように思えました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】マインクラフト ザ・ムービー【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/88422/review/05038517/

 

公式HP:

https://wwws.warnerbros.co.jp/minecraft-movie/


■メイデン

 

■オススメ度

 

カナダの青春映画に興味のある人(★★★)

喪失からの回復の物語に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.4.30(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:The Maiden(乙女)

情報:2022年、カナダ、117分、G

ジャンル:親友を失った高校生が、失踪した女子高生の日記に癒しを見つける青春映画

 

監督&脚本:グラハム・フォイ

 

キャスト:

ジャクソン・スルイター/Jackson Sluiter(カイル/Kyle:郊外に住むボード好きの高校生)

マルセル・T・ヒメネス/Marcel T. Jiménez(コルトン/Colton:カイルの親友)

ヘイリー・ネス/Hayley Ness(ホイットニー・マシューズ/Whitney:行方不明になる同級生)

 

カレブ・ブラウ/Kaleb Blough(タッカー/Tucker:カイルたちのクラスメイト、アメフト部)

シエナ・イー/Siena Yee(ジューン・イー/June Yee:タッカーの彼女、ホイットニーの友人)

 

Charlotte Clarke(シャーロット/Charlotte:カイルの元カノ)

Jake(ジェイク:シャーロットの飼い犬)

 

Macaulay Peterson(テリー/Terry:コルトンの隣の席のクラスメイト)

 

Dustin Whetton(英語教師/フットボールのコーチ)

Clem Martini(ガイダンスのカウンセラー)

Diana Prus(ワークショップの先生)

Cheryl Foggo(科学の先生)

 

Kevin(建設中の家に紛れ込む猫)

 

■映画の舞台

 

カナダ:

カルガリー郊外

 

ロケ地:

カナダ:アルベルト州

カルガリー

 

■簡単なあらすじ

 

カナダのカルガリー郊外に住んでいるカイルとコルトンは、ボードでいろんなところに出かけ、片時もそばを離れないほどの仲良しだった

彼らは建築中の家を自分たちの秘密基地代わりにしていて、ある時に猫の死体を見つけてしまう

カイルは可哀想だと思い、コルトンと共に葬ることに決めた

 

それから河川敷に向かった彼らは、猫を小舟に乗せて流し、いつもの場所で橋脚に落書きをしていく

カイルはいつも「Maiden」と描き、そのグラフィティアートは町のいろんなところに増えていった

ある夜のこと、貨物列車の線路に入ったカイルは、そこで電車に轢かれて死んでしまった

 

親友の突然の喪失に心を見失うコルトンは、人と接することを避けるようになっていった

両親も心配し、カウンセラーが彼のサポートに入るものの、コルトンはただカイルと一緒にいた場所を巡るばかりだった

 

そんな折、同じ学校の同級生のホイットニーが失踪したというニュースが流れ込む

町の人はこぞって彼女を探すものの、どこにも見当たらない

そんなホイットニーには唯一の友人・ジューンがいたが、彼女は彼氏のタッカーや彼の友人たちといる方が合っていて、ホイットニーの存在を疎ましがっていたのである

 

テーマ:喪失を埋めるもの

裏テーマ:生きていく先にあるもの

 

■ひとこと感想

 

シンプルな映画のチラシだったのでどんな話かは全くわからなかったのですが、ささっと調べた感じでは、親友が何かしらの不幸で亡くなってしまったというものになっていました

さらに、同じ学校の生徒が行方不明になるというもので、その彼女が残した日記を友人を亡くした青年が見つける、という流れになっていました

映画を見るとわかりますが、ここまでのあらすじでほぼ3分の2くらい消化している感じで、事件が起こるまでにかなりの時間を要しています

 

自然光で撮られているので、黄昏から夜になると誰が映っているのかわからないくらいに暗かったですね

また登場人物が自分の名前も相手の名前も呼ばないので、冒頭15分に登場する男の子2人のどっちがカイルで、どっちがコルトンなのか判別するのに時間が掛かる内容になっていました

字幕で表記されていないだけかなと思って、セリフもきちんと聞いていましたが、事故が起こったところでようやく「カイル!」という叫び声が出てきたように思います

 

映画は、親友を亡くしたコルトンの喪失を描き、後半には友人から捨てられるホイットニーが描かれます

ホイットニーに関しては、失踪した理由を追うミステリー調になっていましたが、ともかく各シーンがゆったりと流れるので、シーンがほとんど移っていかないのですね

このタイプの映画が好きな人には良いと思いますが、サクサク進んで欲しい人にとってはイライラするか、眠気が誘うのではないかと感じました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】メイデン【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103240/review/05043071/

 

公式HP:

https://maiden.crepuscule-films.com/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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