■映画鑑賞まとめ■
2月、第3週(2023.2.13〜2023.2.19)
Contents
■Bang Bang!(2014年のインド映画)
■オススメ度
インドのアクション映画に興味がある人(★★★)
とにかくド派手な映画が好きな人(★★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.2.13(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Bang Bang!
情報:2014年、インド、153分、G
ジャンル:インドにゆかりのある宝石を盗んだ男と地味な銀行員の破天荒なラブロマンス映画
監督:シッダールド・アーナンド
脚本:パトリック・オニール(オリジナル脚本)
原作:ジェームズ・マンゴールド監督作『ナイト・アンド・ディ(2010年)』
→Amazon Prime Video(字幕版)https://amzn.to/3I7Xz9U
キャスト:
リテイク・ローシャン/Hrithik Roshan(ラ-ジヴィール/ジャイ:イギリスから宝石を盗む男)
カトリーナ・カイフ/Katrina Kaif(ハルリーン・サーヒ:出会い系アプリでラージヴィールと出会う銀行受付嬢)
Kanwaljit Singh(パンカジ・ナンダ:ヴィレンの父)
Deepti Naval(シーカ・ナンダ:ジャイの母)
Jimmy Sheirgill(ヴィレン・ナンダ:オマール・ザファルを移送する軍人)
ダニー・デンゾンパ/Danny Denzongpa(オマール・ザファル:宝石を狙う男)
Javed Jaffrey(ハミド・グル:ザファルの忠実な部下)
Ankur Vikal(ショアイブ:グルの部下)
Partha Akerkar(ロバート・パンディ:グルの部下)
パワン・マルホートラ/Pawan Malhotra(ゾーラワール・デサイ:ラージヴィールを追うISS捜査官)
Vikram Gokhale(ナラヤナン:RAWのチーフ)
Pratik Dixit(カラン・サクセナ:ハルリーンの新しい上司)
■映画の舞台
インド:シムラー
https://maps.app.goo.gl/vWRrEzFKEvYuv6aS9?g_st=ic
チェコ:プラハ
イギリス:ロンドン
ロケ地:
アラブ首長国連邦:
アブダビ/Abu Dhabi
https://goo.gl/maps/GrZ3guWSVFWcgXQb8
コーニッシュ/Corniche
https://goo.gl/maps/xmVNDhFHUohJLsZNA
リワ・オアシス/Liwa Oasis
https://goo.gl/maps/iyxLPDBFdH7eCj8z6
ハイアット・キャピタルゲート・ホテル/
Hyatt Gate Hotel
https://goo.gl/maps/oK15sbBxuGmcNuCP8
カスル・アル・サラブ/qasr al Sarab
https://goo.gl/maps/Q3tb4LFBKCJfABo37
エミレーツ・パレス/Emirates Palace
https://goo.gl/maps/J4TocX24YGd2LNhy7
ヤス島/Yas Island
https://goo.gl/maps/CTWLVf3HQ9Ri3gKc8
タイ:プーケット
プーケット島
ギリシア:
サントリーニ島&ミノコス島
■簡単なあらすじ
MI6が逮捕した国際指名手配犯のオマール・ザファルは、インド軍の大佐ヴィレンによって本国に移送される計画になっていた
だが、ロンドンで引渡が行われようとしている最中に、ザファルの部下たちがビルを襲い、それによってヴィレンは死んでしまう
ザファルは盗まれた宝石「コヒヌール」の行方を追っていて、見つけたものには多額の報酬を約束すると宣言した
その矢先、ロンドンから「コヒヌール」が盗まれたとの情報が入る
ザファルは部下のハミド・グルらに犯人に接近させるものの、男は報酬の交渉を始め、バカにされたハミドたちは力づくでコヒヌールを奪おうと考えた
一方その頃、シムラー銀行の受付をしているハルリーンは、祖母のロマンスを聞かされてモヤモヤしてしまう
そこで、マッチング・アプリを利用して、タイプの男性に会うことを決めた
待ち合わせのレストランに向かったハルリーンは、時間に来ない男にヤキモキする
約束は反故にされたと感じたハルリーンが席を断とうとすると、そこにイケメン男子が現れる
彼こそがデートの相手だと思い込んだハルリーンだったが、その男は宝石泥棒として指名手配されている男だった
そうとも知らずに逃走の手助けをするハルリーンは、徐々に危険な方向へと巻き込まれていくのである
テーマ:今日をいつかにする魔法
裏テーマ:とめどない欲望とそれを止める理性
■ひとこと感想
『ナイト・アンド・ディ』のリメイクと知らずに、リテイク・ローシャンとカトリーナ・カイフの『人生は二度ない』コンビに惹かれて鑑賞
とにかく派手な映画で、火薬&カーチェイス&ガンアクションなど盛りだくさんの内容になっていました
キスしそうでしない「焦らし作戦」がえげつなくて、さらりと見せる肉体美も圧巻
それを見てしまったハルリーンは一気に虜になっていました
物語は盗まれたダイヤを巡る攻防で、マフィア&ISS&RAWのごった煮に追われる二人という構図になっていました
リメイク元は観ているはずですが、あまりにも遠い記憶で覚えていなかったですね
でも、バイクの正常位ガンアクション(失礼!)で、「ああ、あったわ、コレ!」って感じでアガリましたね
古い映画ですが、主演のブレイクで鑑賞の機会ができたことはラッキーだったと思います
もし、鑑賞可能なら、配信よりは映画館の方が良いと思います
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】Bang Bang/バンバン(2014年のインド映画)【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/386014/review/d4b0520c-aee9-4fce-b271-555ae0e06877/
公式HP:
https://spaceboxjapan.jp/bangbang/
■#マンホール
■オススメ度
中島裕翔さんのファンの人(★★★)
ワンシチュエーション映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.2.14(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2023年、日本、99分、PG12
ジャンル:マンホールに落ちたハイスペック男の顛末を見守るワンシチュエーションスリラー
監督:熊切和嘉
脚本:岡田道尚
キャスト:(公式に合わせて最小限で表記、ネタバレ記事の方にはシークレットキャストも載っているのでご容赦くださいませ)
中島裕翔(川村俊介:マンホールに落ちる結婚を控えた会社員、不動産会社「CRレジデンス」営業部のハイスペック男子)
奈緒(工藤舞:俊介の元カノ)
永山絢斗(加瀬悦郎:俊介の同期社員)
■映画の舞台
東京:渋谷区
神泉町
ロケ地:
dining&bar KITSUNE
https://maps.app.goo.gl/8DUknbSbTPKnmNfb9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
社長令嬢との結婚を控えた川村俊介は、同僚の加瀬たちと結婚前夜にパーティーを開いていた
酔いが回る深夜、加瀬たちと別れた川村は、そのまま渋谷の路地裏へ消えていく
フラフラした足取りのまま、闇に消えていった川村だったが、ふと目を覚ますと、そこは得体の知れない穴の中で、右足の太ももに抉れたような傷があった
事態が飲み込めないまま、知り合いに電話をかけまくる川村だったが、誰もが飲み会の途中で電話に出ない
やっと繋がったのは元カノの舞だったが、イタズラ電話だと思われてしまう
その後、警察に連絡するものの、酔っ払いのイタズラだと思われ、すぐに救出には来ない
そんな中、穴の中に白い泡が立ち込め、川村はSNSで「女性のアカウント」を作り、SOSを発信することになったのである
テーマ:自業自得か運命か
裏テーマ:性根が腐るとすべてが腐る
■ひとこと感想
ネタバレしないでくださいと鑑賞前にわざわざ表示され、公開数日ではほとんど情報がない映画で、まあ確かにネタバレ厳禁ですよねという内容になっていました
ここでもネタバレする気はありませんが、そもそもネタバレなしのツイートだと、短文の悪評が飛び交うだけなんだと思います
この映画が好評だった人は「面白い!」「絶対、観て!」みたいな称賛の嵐で、この手のツイートは「仕込みだと思われている」時代なのですね
なので、内容にふれない賛辞が集客に結びつくとは思えません
個人的には「よく考えたなあ」と思いながら、「どうやったら、こんなに論理破綻を起こしているシナリオを書けるのだろう」と頭を抱えてしまいます
映画は勢いで99分耐えられますが、予想を裏切れば良いってもんじゃないというのは普通に考えてわかりそうなものだと思います
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/384548/review/674aa089-7eb8-46c7-9e54-1928195234b9/
公式HP:
■生きててごめんなさい
■オススメ度
生きづらさを感じている人(★★★)
穂志もえかさんのファンの人(★★★)
■YouTube予告編
鑑賞日:2023.2.15(京都シネマ)
■映画情報
情報:2023年、日本、107分、G
ジャンル:特別になりたい編集者がある女性を保護したことで人生を変えていく様子を描いたヒューマンドラマ
監督:山口健人
脚本:山口健人&山科有於良
キャスト:
黒羽麻璃央(園田修一:オーシャン出版の編集部勤務、小説家志望)
穂志もえか(清川莉奈:園田と同棲する何をやっても上手くいかない女)
松井玲奈(相澤今日子:園田の高校の先輩で、園田の憧れの作家の担当編集者)
安井順平(西川洋一:園田が担当を押し付けられる売れっ子コメンテーター)
冨手麻妙(望月彩菜:園田の同僚)
山崎潤(品田守:園田の上司)
安藤聖(武井すみれ:莉奈の行きつけのペットショップの店員)
春海四方(武井輝:すみれの父、ペットショップ「ヴィオラ」の店長)
■映画の舞台
都心のどこか
ロケ地:
東京都:豊島区
㈱すばる舎
https://maps.app.goo.gl/HQoCSHvCXcZikyW59?g_st=ic
東京都:千代田区
神保町ブックセンター
https://maps.app.goo.gl/ViVzuKsgawqTwK2Q7?g_st=ic
東京都:立川市
曙町場内酒場
https://maps.app.goo.gl/otTvjH2Jq8Fw11Bd8?g_st=ic
千葉県:富津市
鋸山ロープウェー
https://maps.app.goo.gl/XZFyvoeiCk3XferEA?g_st=ic
■簡単なあらすじ
都内の出版社で働く園田は、ある夜に居酒屋で店員が客にカニの足を投げつけているとこを目撃する
別れ話をしているカップルに注文を間違えた店員は、すごむ客に対してそれを投げつけて店を飛び出した
店員は清川莉奈と言い、園田は彼女をおんぶして自宅へと連れ帰った
それから1年後、二人は同棲生活をしていて、莉奈は無職のまま部屋でぶらぶらしていた
まるでペットのように懐く莉奈と、飼い主のように世話をする園田の関係は、ある日を境にして、少しずつ変わり始めていた
園田はやりたくもないビジネス啓発本の担当をやらされ、高圧的なコメンテーター・西川に嫌気を差している
そんな折、忘れ物を届けにきた莉奈を仕事に巻き込んでしまった
西川は莉奈を気に入って仕事に同伴させ、園田の上司・品田も応急的に莉奈を雇い入れる
そして、プライベートでは高校時代の先輩に再会し、小説を賞に出すことを勧められてしまう
仕事と夢がゴッチャになり、編集の素人の莉奈が認められることが園田をさらに追い詰めていくのである
テーマ:休息場所のつくりかた
裏テーマ:二面性を育てると楽になる
■ひとこと感想
タイトルが衝撃的で、しかも穂志もえかさんが出演していると言うことで迷わずに参戦
好きな俳優さんがたくさん出ていて、松井玲奈さんも良いアクセントになっていましたね
主演の黒羽麻璃央さんも徐々に壊れていく感じとか、発した言葉を取り繕う嘘っぽさとか、随所に極まってるなあと思いました
物語は「生きづらさ」を感じている人たちの物語で、園田と莉奈の関係は「飼い主とペット」と言う感じに見えます
そんな中、他の人たちにチヤホヤされ出してから独占欲を強めるのですが、その関係性は「莉奈と捨て犬」の関係に通じるものがありました
「この子なら助けられると思った」と言う、使命感にも似た自己肯定感ですが、ペットと人は違うわけで、展開は真逆の未来に突き進んでいきました
この映画の面白さは「内面と表現の乖離性」で、中盤あたりから莉奈の正体が顔を覗かせていました
それが計算ではなく天然というところが彼女の強みではありますが、それに振り回される園田は人間として未熟だったと言わざるを得ません
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/385288/review/d16ae082-5821-4043-9e12-e7f83cf0bbc2/
公式HP:
https://ikigome.com/
■エゴイスト
■オススメ度
エゴについて考えたい人(★★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.2.16(アップリンク京都)
■映画情報
情報:2023年、日本、120分、R15+
ジャンル:パーソナルトレーナーと恋仲になった男の「愛」について描いたヒューマンドラマ
監督:松永大司
脚本:松永大司&狗飼恭子
原作:高山真『エゴイスト(2010年、小学館)』
キャスト:
鈴木亮平(斉藤浩輔:14歳で母を亡くした青年、ファッション誌の編集者)
(中学時代:和田蓮)
宮沢氷魚(中村龍太:浩輔を担当するパーソナルトレーナー)
柄本明(斉藤義夫:浩輔の父)
中村優子(斉藤しず子:浩輔が14歳の時に他界した母)
阿川佐和子(中村妙子:龍太の母、体の悪いシングルマザー)
ドリアン・ロロブリジーダ(龍太を紹介する浩輔の友人)
■映画の舞台
都内某所
ロケ地:
東京都:世田谷区
鮨なが井(持ち帰り鮨)
https://maps.app.goo.gl/CBA5pjJXmokFGWJk7?g_st=ic
八百信(フルーツ購入)
https://maps.app.goo.gl/CTXbWUkdQ5FNeMdE7?g_st=ic
東京都:中央区
イデミ スギノ
https://maps.app.goo.gl/VheQVF2U13MiF5JU7?g_st=ic
千葉県:富津市
カフェえどもんず Cafe Edomons
https://maps.app.goo.gl/nX3pj9qe6p3fVdGd9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
都内でファッション誌の編集者をしている斉藤浩輔は、ハイブランドで身を包むことにこだわりを見せ、それを「鎧」と称していた
14歳の時に母を亡くして以降、父と一緒に暮らしていたが、今では単身で東京の高級マンションに住んでいた
ある日、友人からパーソナルトレーナーを紹介された浩輔は、龍太という若者に出会う
独学で学んだトレーニングをこなしながら、日々距離を縮めていく二人
そして、その関係は大人の関係へと発展していく
龍太には病気がちの母がいて、彼は高校を中退して働きながら家庭を支えていた
ゆくゆくはパーソナルトレーナーとして生きていきたいと思っていたが、その道はまだ遥に遠かった
そんなある日、龍太は浩輔に突然の別れを告げる
その理由は、生きていくために売りをしていて、浩輔との関係が苦しくなったからだという
呆然とする浩輔はある決意を胸に、客として龍太と再開することになったのである
テーマ:エゴとは何か
裏テーマ:利己と利他の間にあるもの
■ひとこと感想
性的指向を取り扱った作品はかなり増えましたが、これまでよりもより特別感のない作風になっていたように思えました
というのも、二人が惹かれあっていく様子を見ていると、そこに性的指向が顔を覗かせているようには思えないのですね
本当に、好きになった相手も自分もそれを受け入れることができるという関係性だったと思います
映画は過激な描写が多く、絡みのシーンも思って以上に長かったですね
絵的な美しさがあって、壁に飾られた絵画とか、音楽に乗って踊るシーンなど、随所に細やかな演出がされていたと思います
テーマはLGBTQ+では無く、「エゴ」とは何かというものを扱っていて、自分の母を重ねたり、自分が気づかなかったことで後悔の念を深めたりしていく中で、自分にできることは何かを考えた末に行動だと思います
そこには無慈悲にも思えるお金の問題があって、愛がよくわからない浩輔は、そうすることでしか役に立てないと思い込んでいましたね
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/383674/review/8058c77c-1f02-437d-8498-6292e915f740/
公式HP:
■呪呪呪/死者をあやつるもの
■オススメ度
韓国ドラマ『謗法〜運命を変える方法』を観た人(★★★)
走るゾンビ系が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.2.16(アップリンク京都)
■映画情報
原題:방법: 재차의(謗法、再び)、英題:The Cursed: Dead Man’s Prey(呪われし者:死者の獲物)
情報:2021年、韓国&イギリス、110分、G
ジャンル:死者を操って殺人事件を起こす犯人と、その裏側にある陰謀を暴こうと奮闘する人々を描いたホラー&アクション映画
監督:キム・ヨンワン
脚本:ヨン・サンホ
原作:ヨン・サンホ『謗法〜運命を変える方法』
キャスト:
オム・ジウォン /엄지원(イム・ジニ:事件を追うジャーナリスト)
チョン・ジソ /정지소(ペク・ソジン:謗法師、高校生)
チョン・ムンソン /정문성(チョン・ソンジュン:ソウル地方広域捜査隊のチーム長、ジニの夫)
キム・イングォン/김인권(キム・ピルソン:興信所「都市探偵」の代表)
パク・チャヌ/박찬우(パク・ウチャン:「都市探偵」の社員、機材担当)
イ・ソル/이설(ジェシー:「都市探偵」の新人社員)
(若年期:ユン・ソジン/윤서진)
コ・ギュピル /고규필(タク・ジョンフン教授:民俗学の専門家)
チョン・グフファン/전국환(ビョン・スンイル:スンイル製薬の会長)
■映画の舞台
韓国:ソウル
ロケ地:
ソウル某所
■簡単なあらすじ
ジャーナリストとして社会の闇と戦うイム・ジニの元に、あるインタビューの依頼が舞い込む
ラジオを通じてインタビューを果たした彼女は、男から「ある人物を殺す」という殺害予告を聞いてしまう
ほとなく殺人は実行されるものの、殺人犯は死後3ヶ月経過していた死人だった
その事件を担当することになったジニの夫チョンは広域で捜査を進めるものの、手がかりはないままに時間だけが過ぎていく
そんな折、巨大な呪いで蘇ったゾンビ集団は、予告を遂行するために姿を現して、標的を襲っていく
チョンたちはゾンビと応戦するものの、その戦いにてチョンは呪いを浴びて重傷を負ってしまう
夫を助けるために「呪うものを殺す」しかない状況が生まれ、ジニは夫のチームとともに事件の裏側を調べていく
そして、ある製薬会社の治験問題が急浮上してくるのであった
テーマ:呪いの連鎖
裏テーマ:因果応報
■ひとこと感想
ドラマ『謗法』の続きと全く知らずに参戦
直前にレビューサイトをチラ見してドラマの続きであること知り、慌てて「ハングルページを翻訳しながら予習すること」になってしまいました
何となく分かりましたが、ドラマ版は妹がメインのようだったみたいですね
本作でもソジンはその実力を発揮しますが、物語としてはジニの物語になるのかなと思います
物語の展開はさほど難しくはなく、ドラマのことを全く知らなくても、脳内補完は可能なレベルでした
ダッシュゾンビを倒していくソジンの強さと、ジャーナリストとしてのうまさを発揮していく後半は見応えがありました
テーマは因果応報的な流れの中で、呪いの連鎖を止めるべきかどうかという難題にぶち当たります
心からの謝罪があれば赦されるとは思いませんが、企業が認めることで変わるものがあるし、遺族の無念の着地点にはなるのかなと思いました
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】呪呪呪/死者をあやつるもの【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/385393/review/96187903-6c51-482e-809a-4c70d6626586/
公式HP:
https://happinet-phantom.com/jujuju/
■崖上のスパイ
■オススメ度
中国映画に興味のある人(★★★)
地味系のスパイ映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.2.16(アップリンク京都)
■映画情報
原題:悬崖之上(崖の上)、英題:Cliff Walker(崖を歩く人)
情報:2021年、中国、120分、PG12
ジャンル:満州にて日本軍の施設から逃げ出した同胞を救う使命を受けた特殊工作員を描いたスリラー映画
監督:チャン・イーモウ
脚本:チュアン・ヨンシェン&チャン・イーモウ
キャスト:
【中国共産党スパイ落下傘チーム】
チャン・イー/张译(チャン・シエンチェン/张宪臣:ワン・ユーの夫、シャオランのペア、チームのリーダー的存在)
チン・ハイルー/秦海璐(ワン・ユー/王瑜:チャン・シャンチェンの妻、チュー・リャンのペア)
チュー・ヤーウェン/刘浩存(チュー・リャン/楚良:シャオランの恋人、ワン・ユーのペア)
リウ・ハオツン/朱亚文(シャオラン/小蘭:チュー・リャンの恋人、チャン・シエンチェンのペア)
【特務警察】
ユー・ホーウェイ/于和伟(ジョウ・イー/周乙:特務課長)
ニ・ダホン/倪大红(ガウ科長/高科長:特務警察のジョウ・イーたちの上司)
ユ・アイレイ/余皑磊(ジン・ジーダー/金志德:車をパクられる特務警察、ジョウ・イーの親友)
リ・ナイウェン/李乃文 (ル・ミン/鲁明:特務警察の軍曹)
チュウ・シャオハン/周晓凡(シャオモン/小孟:メイドに扮する特務警察)
レイ・ジャーイン/雷佳音(シャオ・ズーロン/谢子荣:特務警察を裏切る男)
【その他】
シャ・イー/沙溢(ラオ・フェン/老冯:チャンたちを助ける諜報員)
ヨンシェン・チェン/陈永胜(ワン・シヨン/王子阳:諜報員)
ワン・ナイシュン/王乃训(チャオ・チェン/小郑:諜報員)
チョウ・イー/赵毅(ラオ・ハン/老韩:薬局のオーナー、ジョウ・イーの連絡係)
■映画の舞台
1934年
満州:ハルビン
ロケ地:
中国:黑龙江省牡丹江市海林市
雪郷国家森林公園
https://maps.app.goo.gl/E2g6T1DTrRRhLAyp8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
1934年、満洲国ハルビン近郊に、4つの落下傘が舞い降りた
彼らの任務は「ウートラ作戦」と呼ばれる秘密裏の作戦で、ひと組の夫婦とひと組のカップルが相手を違える形でペアを組まされていた
チームの中心になるのはチャン・シエンチェンで、妻ワン・ユーは若年のチュー・リャンと組んでいる
彼はチュー・リャンの恋人シャオランと組まされていて、それが組織の命令だった
彼らは中国共産党と繋がっている部隊で、その動きを恐れているのが特務警察だった
特務は中国共産党内部にもスパイを張り巡らせ、彼らは行く先々でシンパと敵とを見分ける必要があった
彼らは一冊の教書を暗号にしていたが、中共内でも裏切り者がいて、それすらも筒抜けになってしまう
そして、ハルビンに侵入することに成功するものの、シャオランはチームから外れ、チャンも敵に拿捕されてしまうのであった
テーマ:約束と裏切り
裏テーマ:国に尽くしながら、個を生きる方法
■ひとこと感想
満州事変の頃に起きた事実をベースにしていると思いますが、ことのほかファンタジックに思えてしまいます
その理由の一つとして、夫婦と恋人同士を混ぜ込んだことと、どう見てもエージェントに見えない無垢な少女の配役と言うところでしょうか
映画内のキャラはかなり多くて、敵味方がわからないのはまだしも、今どこにいるのかを把握するのも難しいですね
ハルビン行きの列車がマークされたことで途中下車し、そこから一本後の列車に乗ったようですが、その後の味方との合流であるとか、そこからの裏切りの連鎖など、彼ら以上に観ている側が混乱する流れになっていました
最低限、公式HPの中共スパイ4人と特務5人の顔だけは判別できるように予習しておいた方が良いと思います
また、その他のどっちかわからない連中もたくさんいますが、どっちであるかを認識する必要はあまりないでしょう
特務のシャオモンの顔がわかれば、最後の邸宅で何が起きたかぐらいは理解できるのではないでしょうか
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/385798/review/12ba5c1c-8c04-4210-b0d4-b2cd5d2852bd/
公式HP:
https://cliffwalkers-movie.com/
■アントマン&ワスプ クアントマニア
■オススメ度
シリーズのファンの人(★★★)
■公式予告編
https://youtu.be/X9vU_7eJyKc
鑑賞日:2023.2.17(イオンシネマ久御山)
■映画情報
原題:Ant-Man and the Wasp: Quantumania
情報:2023年、アメリカ、125分、G
ジャンル:愛娘キャシーの発明によって、量子世界に戻ることになったアントマンたちが、その世界での異変に立ち向かうことになるファンタジー&アクション映画
監督:ペイトン・リード
脚本:ジェフ・ラブネス
原作:スタン・リー&ラシー・リーバー&ジャック・カービー『アントマン』
キャスト:
ポール・ラッド/Paul Rudd(スコット・ラング/アントマン:元泥棒の2代目アントマン、自伝本出版で調子に乗りかけている男)
エヴァンジェリン・リリー/Evangeline Lily(ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ:2代目ワスプ、スコットの恋人)
ミシェル・ファイファー/Michelle Pfeiffer(ジャネット・ヴァン・ダイン:ハンク・ピムの妻、ホープの母、量子世界に因縁を持つ女性)
マイケル・ダグラス/Michael Douglas(ハンク・ピム:元S.H.I.E.L.D.のエージェント、昆虫学者&物理学者、初代アントマン)
キャスリン・ニュートン/Kathryn Newton(キャシー・ラング:スコットの最愛の娘)
ジョナサン・メジャース/Jonathan Majors(征服者カーン:量子世界の制服を目論む男、ジャネットと因縁をもつトラベラー)
デヴィッド・ダストマルチャン/David Dastmalchian(ヴェブ:量子世界の住民、スライムのような生物)
ウィリアム・ジャクソン・ハーパー/William Jackson Harper(クアズ:量子世界の住人、テレパスで心が読める生物)
ケイティ・M・オブライエン/Katy M O’Brian(ジェントーラ:量子世界の反逆者、カーンと対抗するレジスタンスのリーダー)
ビル・マーレイ/Bill Murray(クライラー卿:量子世界のコミュニティ「アクシア」の統治者、かつてジャネットの仲間だった男)
Corey Stoll(ダレン・クロス/M.O.D.O.K.:元ピム・テック社の科学者&CEO、カーンによって顔だけ大きくなって蘇った)
■映画の舞台
アメリカ:サンフランシスコ
量子世界
ロケ地:
トルコ:
カッパドキア/Cappadocia
https://maps.app.goo.gl/YGdEJDHdDB3YocRi7?g_st=ic
アメリカ:サンフランシスコ
ノース・ビーチ/North Beach
https://maps.app.goo.gl/6pBWPUQbERj3C4Hp7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
量子世界での戦い、アベンジャーズとの活躍を自伝本として出版したスコットは、サンフランシスコで有名人になっていたが、いつもスパイダーマンなどの他のキャラに間違われていた
恋人ホープ、愛娘キャシーと暮らし、ホープの父ハンク、母ジャネットとも仲睦まじい生活をしている
そんな折、キャシーが独自で研究した量子世界へ信号を送る装置が原因で、彼らはその世界へと連れ込まれてしまう
そこはかつてジャネットが囚われていた世界だったが、時代を経て様変わりをしていた
ジャネットは量子世界での出来事を家族に隠していて、それは脅威的なもので、早くここから抜け出したいと思っていた
そこで、かつての友・クライラーを訪ねるものの、彼は量子世界の征服を目論むカーンの手先に成り下がっていた
その世界ではカーンの支配に抵抗する人々もいたが、彼の絶対的な能力に太刀打ちできずにいる
スコットは「彼らの戦いだ」と言うものの、キャシーは「助けるべきだ」と言って譲らない
そして、彼らは量子世界の戦争に巻き込まれていくのである
テーマ:小さき者の存在証明
裏テーマ:本能の暴走
■ひとこと感想
過去2作をちゃんと観ているはずですが、ほとんど記憶から消えている状態で参戦
おさらいをする時間もなく、なんとなくうろ覚えのまま突入してしまいましたね
それで困るかと言えばそれほどでもなく、単体作品としても理解できないことはありません
物語は「量子世界の中で起こっている他人の戦争」に関わるかどうかを描いていて、虐げられる側に共感する娘キャシーに巻き込まれるかたちになっていました
その過程において、ジャネットの過去が暴かれていくと言う流れなのですが、奥歯にモノが挟まったままのような関係性の暴露になっていたのは微妙でしたね
サイズを変えて戦うと言う面白さはそこまでなく、風変わりなキャラクターの造形に全力を傾けた作品と言う印象が強いかったように思います
シナリオも基本的にはコメディに寄せているのですが、このあたりのユーモアはシリーズのファン向けのものになっていましたねえ
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】アントマン&ワスプ/クワントマニア【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/385413/review/7ef3635c-7b25-4ac2-b840-677d4be15576/
公式HP:
https://marvel.disney.co.jp/movie/antman-wasp-qm
■シャイロックの子供たち
■オススメ度
池井戸潤作品のファンの人(★★★)
■公式予告編
https://youtu.be/3iCwVdaZ8MM
鑑賞日:2023.2.17(イオンシネマ久御山)
■映画情報
情報:2023年、日本、122分、G
ジャンル:消えた10億円を巡る行員たちの悲哀を描いたヒューマンドラマ
監督:本木克英
脚本:ツバキミチオ
原作:池井戸潤『シャイロックの子供たち(2006年、文藝春秋)』
キャスト:
【東京第一銀行、長原支店、営業課、相談グループ】
阿部サダヲ(西木雅博:課長代理)
上戸彩(北川愛理:西木の部下、100万円紛失の容疑者になる行員)
【東京第一銀行、長原支店、お客様二課】
玉森裕太(田端洋司:外資に転職を考えている若手行員、100万円紛失の当事者)
木南晴夏(半田麻紀:愛理を目の敵にする田端の同僚)
【東京第一銀行、長原支店、お客様一課】
佐藤隆太(滝野真:課長代理、赤坂支店から来た仕事のできる行員)
渡辺いっけい(鹿島昇:課長)
忍成修吾(遠藤拓治:精神的に追い詰められる課長代理)
【東京第一銀行、長原支店】
柳葉敏郎(九条馨:支店長)
杉本哲太(古川一夫:パワハラ副支店長)
【東京第一銀行、本部、検査部】
佐々木蔵之介(黒田道春:検査部次長、10億円融資の調査に来る行員)
【取引先関係】
柄本明(沢崎肇:西木に財産相続の相談をする飲み友達)
橋爪功(石本浩一:赤坂支店時代の滝野の顧客)
■映画の舞台
東京:メガバンク「東京第一銀行」
長島支店
ロケ地:
東京都:大田区
芝信用金庫 梅屋敷支店(長島支店)
https://maps.app.goo.gl/Z1WhrgCXp9dhyja5A?g_st=ic
ぷらもーる 梅屋敷商店街
https://maps.app.goo.gl/gNFVqW8KkjkPS84A9?g_st=ic
東京都:千代田区
大手町プレイス
https://maps.app.goo.gl/A3S8YpGLWQAYAxym6?g_st=ic
魚源
https://maps.app.goo.gl/1xMWH2eTTQdBH6iB8?g_st=ic
えどや食堂
https://maps.app.goo.gl/qoHGjQzBxEFkuTkD6?g_st=ic
東京都:中央区
ちょっぷく 人形町店
https://maps.app.goo.gl/zYHsmGV9LkeyF58F8?g_st=ic
東京都:町田市
ランバリオン BAR RUMBULLION
https://maps.app.goo.gl/fAuPRKzEypzHcbgk6?g_st=ic
お金のなる喜
https://maps.app.goo.gl/WYmv5sot9ChjpCLa9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
営業成績が一向に上がらない東京第一銀行・長島支店では、パワハラ副頭取の檄が飛ぶ会議で行員たちが吊し上げにあっていた
そんな支店で働く西木はマイペースで業務をこなし、プライベートではかなりお金に困っていた
ある日、お客様一課に配属された滝野のもとに、古い付き合いの不動産会社の社長・石本から一本の電話が入る
それは、かねてから開発を進めていた案件のパートナーが飛んで困っていると言うものだった
上物が完成すれば返済には滞ることはないと石本は説得し、滝野の探られたくない腹に探りを入れる
支店にとっても10億の融資は実績になり、九条支店長も最優先事項で稟議に入らせた
そんな折、行内似て100万円が消えると言う事件が勃発、犯人探しをしていく中で、ある事実が浮上してきて、西木はそのからくりに近づいてしまうのであった
テーマ:後ろめたさと亡霊
裏テーマ:道を外れた先に待っているもの
■ひとこと感想
原作もテレビシリーズも知らないまま、「完全に真っ白な状態」で参戦
それが良かったのか、とても楽しいテレビ映画を堪能することになりました
とある銀行で起こる事件は「あるある」を描きながら暴露されていきますが、ほぼ犯人がわかっている感じで前半は進んでいきます
後半になって、きな臭い流れになってからが本領発揮なのですが、前半の融資案件が素人にも噛ませに見えてしまうほど稚拙なのはどうなのかなと思ってしまいます
映画は配役の妙と言う感じになっていて、俳優さんのイメージそのままと言う感じになっていますね
それゆえにオチまでわかってしまうのですが、それがわかっていても面白さと言うのは変わらないのかなと感じます
でも、やはりテレビ映画の範疇を出ることはなく、テレビの二時間ドラマで放送されていても違和感がないほどにスケール感は小さかったように思えました
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■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
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公式HP:
https://movies.shochiku.co.jp/shylock-movie/
■BLUE GIANT
■オススメ度
ジャズが好きな人(★★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.2.18(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2023年、日本、120分、G
ジャンル:世界一のサックスプレーヤーを目指す青年が、東京でジャズバンドを組んで切磋琢磨する青春音楽映画
監督:立川譲
脚本:NUMBER 8
キャラデザ:高橋裕一
音楽:上原ひろみ
原作:石塚真一『BLUE GIANT(2013年、小学館)』
キャスト:声の出演
山田裕貴(宮本大:ジャズに魅入られてテナーサックスにハマる高校生)
岡山天音(玉田俊二:大に誘われてドラムを始める元サッカー部員)
間宮祥太朗(沢辺雪折:4歳からピアノを始めたピアニスト)
【演奏】
馬場智章(宮本大、サックス)
上原ひろみ(沢辺雪折、ピアノ)
石若駿(玉田俊二、ドラム)
■映画の舞台
都内各所
■簡単なあらすじ
宮城県仙台出身の宮本大は、世界一のサックスプレイヤーになるために単身で上京してきた
部屋を借りるまでの借宿として親友の玉田の家に転がり込んだ大は、夜な夜な河川敷に出てはサックスの練習に明け暮れていた
ある夜、近くのジャズバーを訪ねた大だったが、そこではライブはしていないという
店主のアキコがレコードを取り出して流していると、「今日の天気に合わせた選曲ですね」と彼女の胸の内を読んでいた
アキコは「ここならやっているかもしれない」と別のジャズバーを教える
大がそこを訪れると、4ピースのジャズバンドがナンバーを披露していて、彼はそこにいたピアニストに心を奪われた
ライブの後、大は彼に声を掛け、「一緒に組まないか?」と誘う
彼は沢辺雪折と言い、4歳の頃からピアノにふれてきたという
自信家の大は彼をアイコの部屋に呼び、そして、サックスの腕前を披露することになったのである
テーマ:感情の音楽
裏テーマ:音の中に自分が宿る
■ひとこと感想
ジャズピアニストの上原ひろみさんが音楽を監修し、劇中のピアノも担当しているとのことで迷わずに鑑賞
CGのモーションキャプチャーの出来栄えこそかなり微妙でしたが、それを補って余りある音楽と、心を揺さぶるストーリーテリングに圧倒されました
普段からジャズを聴く習慣はなく、それこそ映画に出てくる「大たちの演奏を聴く一般人」なのですが、その分新鮮な耳で音楽に向き合えたと思っています
物語は原作準拠で、ラストに改変を加えているようですが、この映画のテイストならば改変はOKかなと思います
むしろ、エンドロール後の大たちを描く必要はなくて、「音楽で終わった」方が良かったように感じました
ジャズは感情の音楽であると、劇中で紹介されるように、その日によって表現されるものが違います
なので、CDなどで聴くのと、ライブを体感するのでは意味合いが大きく異なります
そのスタンスはどちらも正解ですが、映画の中ではライブの方を重視していて、それゆえラストの伝説へと繋がっていったのだと感じました
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