まとめ

■映画鑑賞まとめ■

 

5月、第1週(2024.5.6~2024.5.12)

 


■マイ・スイート・ハニー

 

■オススメ度

 

大人の拙い恋愛映画に興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.5.6(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:달짝지근해:7510(きらめき:チホとイルヨン)、英題:Honey Sweet(ハチミツ色)

情報:2023年、韓国、118分、G

ジャンル:人見知りの製菓研究員とシングルマザーを描いた恋愛映画

 

監督:イ・ハン

脚本:イ・ビョンホン

 

キャスト:

ユ・ヘジン/유해진(チャ・チホ:絶対味覚をもつ製菓会社の天才研究者、45歳)

   (幼少期:クァク・チェミン/곽채민

キム・ヒソン/김희선(イ・イルヨン:ポジティブすぎるシングルマザー)

 

チャ・インビョ/차인표(チャ・ソクホ:借金まみれのチホの兄)

   (幼少期:チェ・ミンソン/최민성

 

チョン・ダウン/정다은(イ・チンジュ:イルヨンの娘、大学生、射撃の有望選手)

チョン・ウソン/정우성(イ・ユック:イルヨンの元カレ、チンジュの父)

 

ハン・ソナ/한선화(ウンスク:拒食症ののめり込み小悪魔女子、ソクホのギャンブル仲間)

 

チン・ソンギュ/진선규(キム・ビョンフン:製菓会社のナルシスト室長)

イ・ビョンヒョク/이준혁(ドンウ:チホの同僚研究員、恋愛相談に乗る既婚者)

キム・ギチョン/김기천(製菓会社の所長)

 

イ・ジフン/이지훈(イングク:チホの友人、放送局のプロデューサー)

 

■映画の舞台

 

韓国:ソウル

韓国:自由路ドライブシアター

韓国:江陵

 

ロケ地:

韓国:ソウル

 

韓国:江陵(ビーチ)

https://maps.app.goo.gl/pgQVWmE19RVGpvnV8?g_st=ic

 

韓国:坡州市(ドライブシアター)

https://maps.app.goo.gl/6fz8uMURWxSmWRLf6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

製菓会社の研究員として大ヒット商品を開発したチホは、極度の人見知りで、時間に正確で無駄のない男だった

起きる時間、出勤する時間、食べるものなどが決まっていて、その通りにすることで安心する性格をしていた

 

ある日、兄ソクホの代わりに借金を払いにきたチホは、そこでイルヨンという窓口の女性と絡むことになった

チホを追いかけてきたイルヨンが目の前で転倒してしまい、慌てたチホは彼女を背負って病院を目指す

だが、極度の栄養失調状態だったチホは力尽きて倒れ込んでしまった

 

二人は救急車で病院に運ばれてしまい、イルヨンから医療費を借りたことで縁ができてしまう

彼女は食事を奢ると言い、行きつけのキンペ王国という料理店に連れて行く

そこから急速に仲を深めていく二人だったが、イルヨンには大学生の娘がいて、男で失敗した母を嗜めることになったのである

 

テーマ:ドキドキの正体

裏テーマ:ありのままを好きでいること

 

■ひとこと感想

 

『フクロウ/梟』の主人公の盲目の鍼灸医が今度は中年のラブロマンスに登場するとのことで興味が湧いて参戦

同じ人なのかと思うほどの変身ぶりだったように思います

 

映画は、人見知りの研究員とシングルマザーの恋愛で、女性経験のないチホが男性遍歴最悪のイルヨンの振り回される様子が描かれています

ローン会社で働いているイルヨンの元に兄の代わりに借金を払いにきたチホがやってくるという流れで、大声を出す客にビビる女の子を宥めているチホを見て、イルヨン気にいるところから始まります

 

イルヨンには大学生の娘チンジュがいて、彼女が射撃をしているのが元恋人を殺すためという強烈な個性を持っていましたね

彼女は母親の男を見る目のなさというものを痛感していて、チホも怪しいと感じています

一方で、チホの兄ソクホも「金目当てのシングルマザー」と思い込んでいて、なんとか二人を別れさせようと画策します

 

チホの会社も仕事に身が入らないチホをなんとかしようと考えていて、ナルシスト上司が出てきたり、適当なアドバイスをする同僚などが障壁になっていましたね

その周辺ではロミオ&ジュリエットカップルがいたり、キンペ屋さんで会話を盗み聞きするカップルもいるし、やたらと絡んでくる男などもいましたね

とにかく、無駄に思える要素もコミカルに絡んでくるので、鑑賞後感の良い作品だったのではないでしょうか

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】マイ・スイート・ハニー【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/101240/review/03780095/

 

公式HP:

https://www.rakuten-ipcontent.com/mysweethoney/


■殺人鬼の存在証明

 

■オススメ度

 

入り組んだ伏線のある映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.5.7(T・JOY京都)

 

■映画情報

 

原題: Казнь(実行)、英題:The Execution(処刑)

情報:2021年、ロシア、138分、G

ジャンル:終わったはずの事件が蒸し返されて混沌とする捜査を描いたミステリー映画

 

監督:ラド・クバタニヤ

脚本:ラド・クバタニヤ&オルガ・ゴロジェッツカヤ

 

キャスト:

ニカ・タバゼ/Niko Tavadze(イッサ・ダヴィドフ/Issa Davydov:連続殺人事件を担当した捜査官、モデルはイッサ・コストエフ/Issa Magometovich Kostoyev )

   (幼少期:Mark Bazrov

 

エフゲニー・トゥカチュク/Evgeniy Tkachuk(イワン・セヴァストノフ:犯罪現場写真家)

 

ダニール・スピバコフスキー/Daniil Spivakovskiy(アンドレイ・ワリタ:殺人事件の容疑者)

 

アグラヤ・タラソーバ/Aglaya Tarasova(キラ:1991年に襲われて生き残った女性)

ユリア・スニギル/Yulia Snigir(ヴェラ:1981年に殺されたキラの姉)

 

Igor Savochkin(アルトゥーム・カムラエフ:イッサの部下、捜査員)

Andrey Kharybin(イワン・サベリチ:捜査員)

Ivan Mulin(コルシュ:捜査員)

 

Viktoriya Tolstoganova(ナデジダ・ダヴィドワ:イッサの妻)

 

Elena Morozova(グリゴリエフ:心理療法士)

 

■映画の舞台

 

1981年~1991年

ロシア:モスクワ郊外

 

ロケ地:

ロシア

 

■簡単なあらすじ

 

難事件を解決してきた捜査官のイッサは、仲間たちを集めて昇進パーティーを開いていた

だが、それに水を刺すような電話が入り、イッサはパーティーを中止して捜査に入ることを余儀なくされてしまった

それは、森の中で襲われた女性が発見されたというもので、その襲われ方が「イッサが投獄した犯人」と同じ手口だった

同一犯の可能性が高く、真犯人はずっと逃げおおせて来た可能性があり、イッサを含めた捜査員たちは、その真相を探る必要に迫られてしまった

 

イッサは捜査資料を読み返し、被害者キラの証言を元にして、アンドレイ・ワリタという人物を犯人だと特定する

そして、ワリタを捕まえることに成功するものの、イッサは「捜査はワリタの家で行う」という

情報漏洩を避けてのものだったが、イッサには過去の事件が冤罪だったとは認められなかった

そこでイッサは、ワリタにありとあらゆる拷問にかけて「自白」を強要し始める

 

その捜査の渦中、イッサは10年前の事件に思いを馳せ、映画は「1991年と1981年~1988年まで」が入り乱れた状態で描かれていくのである

 

テーマ:犯行自白の過程

裏テーマ:証拠と自白の関係性

 

■ひとこと感想

 

事前情報をほとんど掴めず、ロシア映画なのでウィキなども正確には読めない中で参戦

パンフレットも発売されておらず、さてどうしようかと悩んでしまいましたね

画面も非常に暗くて、ぶっちゃけ誰が誰だかはっきりと認識できたかは自信がありません

 

映画は、1981年~1988年までの「姉ヴェラの事件」と並行して、1991年の「妹キラの事件」というものが同時に描かれます

1991年→1981年→1984年→1991年というように、流れを掴むのが非常に難しい作品になっていました

とは言え、どちらのパートもパートごとの時系列は順列なので、現代と過去を行ったり来たりするということさえわかればOKだと思います

 

物語は、有能な捜査員イッサが何かを失っていく流れになっていますが、その何かというものが後半になって暴露される展開になっています

前半のキーワードはイッサの妻ナデジダの言葉ということになりますね

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】殺人鬼の存在証明【後半:ネタバレあり】

 

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映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://klockworx.com/movies/17894/


■水深ゼロメートルから

 

■オススメ度

 

JKの本音が気になる人(★★★)

赤裸々な会話劇が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.5.7(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2024年、日本、87分、G

ジャンル:男女平等に悩むJKたちの本音を描いたワンシチュエーション青春ムービー

 

監督:山下敦弘

脚本:中田夢花

原作:徳島市立高等学校の舞台劇『水深ゼロメートルから(2019年)』

 

キャスト:

濱尾咲綺(ココロ:プール掃除を指示される高校2年生)

仲吉玲亜(ミク:ココロの親友)

清田みくり(奥田チヅル:ココロの同級生、水泳部)

花岡すみれ(ユイ:ココロの先輩、元水泳部)

 

三浦理奈(リンカ:野球部のマネージャー)

さとうほなみ(山本:体育教師)

 

■映画の舞台

 

徳島県:徳島市

徳島市立高等学校

https://maps.app.goo.gl/5oFgiaEYpLZjgzUC7?g_st=ic

 

ロケ地:

栃木県:足利市

足利市運動公園

https://maps.app.goo.gl/8AE38XUrKjsjwWaC7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

高校2年生のココロとミクは、体育のプールの授業に出なかったことで、体育教師の山本から補習を言い渡されていた

ココロが指定の場所に来ると、そこには誰もおらず、プールの水は抜かれて、乾いた砂が一面に積もっていた

 

ココロは誰もいないことを確認し、阿波踊りの練習を始める

だが、そこにインターハイに行っているはずの水泳部のチヅルがやってきて、彼女は水のないプールで泳ぎ始めた

さらに、ミクがやってきて、3人は取り止めのない会話を始める

 

ようやく山本先生がやってくるものの、補習の内容がプール掃除ともあって、あまり身が入らない

授業を受けなかったそれぞれの理由も徐々に明らかになるもの、それによってさらに補習の意味を感じなくなってしまった

それぞれはその場から逃れるための言い訳を用意し出し、一向に補習は進まなくなってしまうのであった

 

テーマ:青春の葛藤

裏テーマ:男女平等活動の余波

 

■ひとこと感想

 

思いっきり「高校生の主張」みたいなテイストの作品で、元は徳島県の高校による演劇がベースとなっていました

水の抜けたプールでの会話劇となっていて、ほぼプール内で完結するという変わった作品になっていました

プール以外では野球部のグラウンドとその周辺、先生のデスクぐらいしか出てこず、どうやって展開させるのかな、と心配になってしまいました

 

映画は、男女平等が謳われる今のご時世に巻き込まれている女子高生という構図になっていて、男女平等を意識すればする程に生きづらい世の中になっていることがわかります

女の子らしく可愛い自分でいたいというのも今ではアウトなのでしょうか

生理的な問題で授業を休みがちになっても、体の心配よりは「ルール」が優先されてしまう世界

 

暴力的なものは何もありませんが、彼女たちがきちんと傷ついているということは手に取るようにわかります

成長期における身体の変化に悩み、喜怒哀楽だけではない複雑な感情の出現

某アニメではありませんが、この時期特有の悩みをいうものは、大人からすれば過去の出来事ですが、当事者としてはいつまで続くのかわからないストレスになっているのだなと思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】水深ゼロメートルから【後半:ネタバレあり】

 

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公式HP:

https://suishin0m.com/


■タイガー 裏切りのスパイ

 

■オススメ度

 

シリーズのファンの人(★★★)

ボリウッドアクションが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.5.8(イオンシネマ四條畷)

 

■映画情報

 

原題:Tiger 3

情報:2023年、インド、156分、R15+

ジャンル:インド・パキスタン紛争の暗躍に巻き込まれるスパイを描いたアクション映画

 

監督:マニーシュ・シャルマ

脚本:シュリダール・ラガヴァン

 

キャスト:

サルマン・カーン/Salman Khan(タイガー/アヴィナシュ・シン・ラソール:RAWのエージェント)

カトリーナ・カイフ/Katrina Kaif(ゾヤ:ISIのエージェント、タイガーの妻)

   (若年期:Gurket Kaur

 

【ISI:パキスタン軍統合情報局】

エムラーン・ハシュミ/Emraan Hashmi(アーティシュ・ラフマーン:元ISI副支局長、ゾヤの師匠)

リディ・ドグラ/Riddhi Dogra(シャヒーン・ベーク:アーティシュの妻、ジャベードの妹)

デンマーク・バット/Danish Bhat(ジャベード・ベーク:シャヒーンの弟)

ゲイビー・チャハル/Gavie Chahal(アブラル・シェイク大尉:ISIのエージェント)

 

デンマーク・フサイン/Danish Husain(リアーズ将軍:ISIの長官)

 

【RAW:インド調査分析局】

レヴァティ/Revathi(マイティリ・メノン:RAWの長官)

ランヴィル・ショーリー/Ranvir Shorey(ゴーピー・アリヤ:タイガーの元ハンドラー、タリバン内偵中に行方不明)

クムド・ミシュラ/Kumud Mishra(ラケージ・プラサド・チャウラシア:RAWのエージェント)

アナント・ヴィダート・シャルマ/Anant Vidhaat Sharma(カラン・ラオ:RAWのエージェント)

チャンドラチョール・レイ/Chandrachoor Rai(ニキル:RAWのエージェント)

 

シャー・ルク・カーン/Shah Rukh Khan(パターン:タイガーを助けるRAWのエージェント)

 

【家族関連】

ヴィシャール・ジェスワ/Vishal Jethwa(ハッサン・アリ:タイガーとゾーヤの養子)

サルタージ・カッカール/Sartaaj Kakkar(ジュニア:タイガーとゾーヤの息子)

アミール・バシール/Aamir Bashir(レハン・ナザル:ゾーヤの父)

 

【パキスタン関連】

シムラン/Simran(ナスリーン・イラニ:パキスタン首相)

シャヒド・ラティフ/Shahid Latief(イムティアズ・ハク:パキスタンの将軍、陸軍参謀長)

サンディープ・クルカルニ/Sandeep Kulkarni(ラミズ:パキスタン首相の主席秘書)

ヴァリンダー・シン・ゴーマン/Varinder Singh Ghuman(シャキール:パキスタンの刑務所看守)

 

【インド関連】

アニッシュ・クルヴィラ/Anish Kuruvilla(インドの首相)

デンジル・スミス/Denzil Smith(インドの国務長官)

ビマル・オベロイ/Bimal Oberoi(リビエロ将軍、インドの陸軍参謀長)

ミシェル・リー/Michelle Lee(ジモウ将軍:PALレコード保管)

 

【その他】

エドワード・ソネンブリック/Edward Sonnenblick(ホフマン先生:ジュニアの主治医)

ニーラジ・プロヒト/Neeraj Purohit(ジブラン・シェイク:ロシアの武器商人、ゴーピーの伝言)

 

 

■映画の舞台

 

1999年&現在

インド:ニューデリー

パキスタン:イスラマバード

ロシア:サンクトペテルブルク

 

ロケ地:

トルコ:イスタンブール

 

トルコ:カッパドキア

 

オーストリア:ウィーン

 

インド:マハラーシャトラ州

ムンバイ

 

■簡単なあらすじ

 

インドの調査分析局(RAW)のエージェント・タイガーは、新しく着任した長官メナンから、タリバンに内偵に入ってから音信不通になったエージェントのゴーピーの救出を任命される

単身で乗り込んだタイガーは彼を救出するも、瀕死の状態で助かる見込みはなく、ゴーピーは「二重スパイがいて、それは女だ」と言い残した

 

仕事を終えたタイガーは帰宅し、妻ゾヤと息子ジュニアと再会する

ジュニアは感染症に罹っているようで、医師のホフマンから抗生物質を投与されていた

ゴーピーの遺言に半信半疑のタイガーだったが、「死の間際に言うことは真実よ」と言うゾヤの言葉を受けて、ゴーピーが名指しする女を調べ始める

 

監視の対象は、複数のエージェントと会っているようで、カモフラージュで買い物に出向いたりしていた

そして、あるミッションへの参加を確認したタイガーは、その作戦を阻止しようと動き始める

変装して相手に近づき、ミッションを阻止したタイガーは、二重スパイを鎮圧することに成功する

それが妻ゾヤだったのである

 

タイガーは始末に戸惑いを見せていると、いきなり背後からタイガーを襲う者がいた

それがゾヤとつながっている元ISIの副長官のアーティシュで、彼はゾヤをエージェントに育て上げた育成者でもあったのである

 

テーマ:正義の代償

裏テーマ:政治的傀儡

 

■ひとこと感想

 

『タイガー2』が日本で未公開(どうやらBSで観られるらしい)と言う状態で強行公開となっていました

スパイシリーズとしては『パターン』の続きのようなもので、それゆえにこの連続公開には意味があります

『タイガー2』を『パターン』の前に公開していれば良かったのですが、こうなるとは思ってもみなかったのかもしれません

 

映画は、『タイガー 伝説のスパイ』さえみておけば何とかなると言う感じですが、インドとパキスタンのエージェントが入り乱れていて、どっちがどっちなのか非常にわかりにくい感じになっていました

キャスト欄を頑張って作ってみたけど、完全に合っているのか自信がありません

 

物語としては、裏切り者を殺せないタイガーの弱い部分があり、それを見越して利用したのか、単に偶然なのかはわかりません

敵の交友関係もかなり複雑なものになっていて、最後は裏切りに次ぐ裏切りとなっていましたが、初見で全部理解できるかは何とも言えない感じになっていました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】タイガー 裏切りのスパイ【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100700/review/03780097/

 

公式HP:

https://tiger3-movie.com/


■無名

 

■オススメ度

 

中国のスパイノワールに興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.5.9(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:无名(無名)、英題:Hidden Blade(隠された刃)

情報:2023年、中国、131分、G

ジャンル:太平洋戦争前後の中国にて繰り広げられたスパイ活動を描くノワール映画

 

監督&脚本:チェン・アル

 

キャスト:

トニー・レオン/梁朝伟(フー主任:「政治保衛部」の主任)

 

ワン・イーボー/王一博(イェ:「政治保衛部」の構成員、フー主任の部下)

 

レイ・ファン/黄磊(ジャン:投降する「中国共産党」の地下組織のスパイ)

シュウ・ジン/周迅(チェン:ペタンロードに住むジャンの妻、連絡員)

 

森博之(渡辺:日本軍将校、特務機関の隊長、石原派)

ダ・ポン/董大鹏(タン部長:「政治保衛部」の部長、フーの従兄弟)

 

エリック・ワン/王传君(ワン:「政治保衛部」の隊長、イェの同僚)

ジャン・シュイン/江疏影(ジャン:処刑される中国国民党のスパイ)

ジョイ・チャン/张婧仪(ファン:ダンサーに変装して日本に潜入する工作員、イェの婚約者)

 

■映画の舞台

 

1938年〜1946年

中国:上海&香港

 

ロケ地:

中国:上海

 

■簡単なあらすじ

 

1938年、中国・広州が日本軍によって陥落し、その渦中を生き延びた男がいた

3年後、男はフーとして生き、政治保衛部の主任になっていた

フーは関東軍の重慶担当の渡辺と繋がり、そこにはイェ、ワンという部下もいた

フーはタン部長からの指示である男の素性を追っていて、近々接見する予定になっていた

 

フーは情報提供者であるジャンという中国共産党から投降した男と会う

男は汪兆銘の思想に感銘を受けていると言うが、フーはそこまで単純なものではないだろうと考えていた

 

その後、日本は太平洋戦争に突入し、さらに汪兆銘も病死してしまう

フーたちは拠り所を失い、さらに戦争の余波によって、日本の行方も不明瞭になってきた

それぞれの思惑が複雑に絡み合う中、渡辺はある男を指名し、関東軍が支配している地域の統括を任せようと考え始めるのである

 

テーマ:国益と民族意識

裏テーマ:名もなき者どもの反逆

 

■ひとこと感想

 

日中戦争後から太平洋戦争前後の満州付近を描いている作品で、その時代の中国国内の政治情勢と日本軍の動きを知らないと意味わからないほどに説明がされません

スクリーンいっぱいに「広州陥落前夜」みたいに表示されますが、冒頭の数カットが「後半のシーンのちょい見せ」みたいな感じになっていましたね

 

喫茶店でコーヒーを奢られる女のシーンは1946年の香港で、イェがネクタイを黒に変えるシーンは戦後だし、食堂でリブ肉から河川敷の死体確認はそのさらに前になっていたりします

冒頭の数シーンは時系列が真逆になっていて、「1938年、広州陥落前夜」から時系列が順に戻り、冒頭の数シーンを回収していく流れになっています

 

登場人物は主要9人で、それ以外にもたくさん登場しますが、まさかの「その他のキャストには配役名がない」と言うのがエンドロールで確認できました

名前でググったけど流石に数人しかわからず、これは無理ゲーだと思って、埋めるのは断念しています

おそらくは登場順になっていると思いますが、その辺りも正確ではないように思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】無名(2023年の中国映画)【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100964/review/03780103/

 

公式HP:

https://unpfilm.com/mumei/


■システム・クラッシャー

 

■オススメ度

 

育児崩壊のリアルを感じたい人(★★★)

社会のセーフティネットの在り方を考えたい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.5.9(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:Systemsprenger(攻撃的で乱暴な子ども)、英題:System Crasher

情報:2019年、ドイツ、125分、G

ジャンル:幼少期のトラウマから攻撃的になった9歳の女の子を描いた社会派ヒューマンドラマ

 

監督&脚本:ノラ・フィングシャイト

 

キャスト:

ヘレナ・ゼンゲル/Helena Zengel(ベニー/バーナデット・クラース:攻撃的でわがままな9歳の女の子)

 

アルブレヒト・シュッフ/Albrecht Schuch(ミヒャ/ミハエル・ヘラー:アンガーマネージメントのトレーナー、通学付添人)

 

ガブリエラ・マリア・シュマイデ/Gabriela Maria Schmeide(バファネ夫人:青少年支援活動家)

 

リザ・ハーグマイスター/Lisa Hagmeister(ビアンカ・クラース:ベニーの母)

Bruno Thiel(レオ・クラース:ベニーの弟)

Ida Goetze(アリシア・クラース:ベニーの妹)

 

メラニー・シュトラオプ/Melanie Straub(シェーネマン先生:ベニーの主治医)

 

ヴィクトリア・トラウトマンスドルフ/Victoria Trauttmansdorff(シルヴィア:ベニーの養母)

Cederic Mardon(ジャスティン:シルヴィアの現在の養子)

 

マリアム・サリー/Maryam Zaree(エリ・ヘラー:ミヒャの妻)

 

テドロス・テクレプラン/Tedros Teclebrhan(ロバート:養護施設のスタッフ、責任者)

 

■映画の舞台

 

ドイツ:ベルリン

 

ロケ地:

ドイツ:

ネブルガーハイデ/Lüneburger Heide

https://maps.app.goo.gl/fgSSMcVZ3CJZt92f6?g_st=ic

 

ベルリン/Berlin

 

ハンブルク/Hamburg

 

■簡単なあらすじ

 

9歳のベニーは、幼少期のトラウマが原因で「顔をさわられるとパニックになって凶暴になる」と言う性質を抱えていた

その原因は医学的にはわからず、対処療法として抗精神薬のリスパダールを処方されるのみだった

 

母のビアンカは娘を制御できずに怖いと感じていて、幼い息子レオと娘アリシアのことを考えて、ベニーを施設に預けようとしていた

だが、支援学校でも暴れ、養護施設でも手に負えないベニーは居場所を失ってしまう

そんな折、一時避難所に預けられたベニーに、アンガーマネジメントの専門家のミヒャが通学付添人として付くことになった

 

ベニーはその後も様子が変わることなく、ミヒャはルール違反と知りながらも、彼女を自宅に泊めてしまう

ベニーは養護施設を追われ、一時避難所に身を預けるものの、徐々にそこでの生活に馴染んでしまい、行政としても苦渋の選択を迫られてしまう

やむを得ず、幼少期に養母として世話になったシルヴィアを頼ることになるのだが、ベニーはそこでも問題を起こしてしまうのである

 

テーマ:受容と排除

裏テーマ:社会が負う責任の範囲

 

■ひとこと感想

 

ドイツにおける育児支援の一環として、育児放棄された子どもの受け皿のリアルと描いている本作は、その演技力の高さが定評で、強烈なインパクトを残す作品となっていました

システム・クラッシャーというのは「暴力性によって手に負えない子ども」という隠語で、社会が作り上げたセーフティーネットを壊してしまう存在のことを言います

 

映画は、9歳の少女ベニーが母親から育児放棄されていく様子が描かれ、映画内の原因としては「幼少期にオムツを顔に当てられた経験がトラウマになって、顔をさわられると異常なまでの暴力性を発揮する」というもので、母親は怖くて手に負えないので福祉に丸投げしているという流れになっています

映画だけの情報だと、ベニーには良い顔を見せるけど、福祉に対しては非協力的かつ無自覚な破壊者にも見えてしまいます

率直な感想を言えば、母親もある種のシステムクラッシャーということになるのでしょう

 

物語は、アンガーマネージメントの専門家がベニーの補助につくことになり、彼の父性が邪魔をしている様子が描かれていきます

ミヒャもまたルールを逸脱してしまうクラッシャーのようでもあり、これをシステムの限界と捉えるのかは微妙なところがあると思います

ともかくベニー役のヘレナ・ゼンゲルの演技が凄まじく、暴力性と少女性を同居させているのは行く末の恐ろしさを感じてしまいます

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】システム・クラッシャー【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/90725/review/03780099/

 

公式HP:

https://crasher.crepuscule-films.com/


■猿の惑星 キングダム

 

■オススメ度

 

シリーズのファンの人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.5.10(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

原題:Kingdom of the Planet of the Apes

情報:2024年、アメリカ、145分、G

ジャンル:シーザーの死後の世界を描くファンタジーアクション映画

 

監督:ウェス・ボール

脚本:ジョシュ・フリードマン&リック・ジャッファ&アマンダ・シルヴァー&パトリック・アイソン

原作:ピエール・プール『猿の惑星』シリーズ

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キャスト:

オーウェン・ティーグ/Owen Teague(ノア:成人を迎える若きエイプのハンター)

 

フレイヤ・アーラン/Freya Allan(メイ/ノヴァ:ノアの旅に同行する少女)

 

ケヴィン・デュランド/Kevin Durand(プロキシマス・シーザー:エイプの独裁者)

 

リディア・ペッカム/Lydia Peckham(スーナ:ノアの友人、メスのエイプ)

トラヴィス・ジェフリー/Travis Jeffery(アナヤ:ノアの友人のオスのエイプ)

 

サラ・ワイズマン/Sara Wiseman(ダー:ノアの母)

ニール・サンディランズ/Neil Sandilands(コロ:ノアの父、部族の長老)

Kaden Hartcher(オーダ:イーグル族の長老)

 

ピーター・メイコン/Peter Macon(ラカ:ノアを導くオランウータン)

 

ウィリアム・H・メイシー/William H. Macy(トレヴェイサン:エイプに囚われている人間)

Ras-Samuel(ライトニング:プロキシマスの手下のエイプ)

Eka Darville(シルヴァ:プロキスマスの手下のエイプ)

 

■映画の舞台

 

シーザーが死んでから数世代経った地球

 

ロケ地:

オーストラリア:ニューサウスウェールズ

ヘリンズバラ/Helensburgh

https://maps.app.goo.gl/XoDTEy1wZabvTAhc6?g_st=ic

 

イエローロック/Yellow Rock Ridge

https://maps.app.goo.gl/xbZBDtkT1emuRu7m9?g_st=ic

 

オーストラリア:シドニー

 

■簡単なあらすじ

 

猿の進化を導いたシーザーの死後、数世代が経った地球では、方々にエイプたちが散り、それぞれの文化圏を作っていた

その中の一つ「イーグル族」は、成人になるためにイーグルの卵を見つける必要があり、それによって「儀式」が行われることになっていた

 

若きエイプのノアは友人のアナヤ、スーナとともに卵探しの冒険に出て、なんとか二人分だけ確保することができた

だがその時、乗ってきた馬にかけていた毛布が奪われていて、それは「彼方の谷」に続くトンネルの入り口あたりで見つかる

その場所は未踏の地で、立ち入ってはならないとされ、しかも毛布にはエコー(人類)の血が付着していた

 

その後、儀式を控えたノアたちだったが、はずみで卵を割ってしまい、儀式までにそれを取りに行行と考える

だが、その先では「彼方の谷」からエコーを追ってきた種族がいて、彼らによってノアの集落は攻撃されてしまった

生き残ったノアは、仲間たちを助けるために「彼方の谷」へと向かい、そこでラカと名乗る「シーザー」を知るオランウータンに出会う

ラカは博識で、ノアに地球におけるエイプの歴史を語り始めるのである

 

テーマ:宗教の広がり

裏テーマ:文明の派生

 

■ひとこと感想

 

『猿の惑星』に関しては、初代と『新世紀』以降だけ見ているにわかで、本作は「完全新作」を謳う新シリーズのような立ち位置になっていました

事前に復讐をする暇もなく、シーザーという偉大なエイプがいたことだけはかろうじて覚えていましたね

なので、話について行くことはできる感じになっていました

 

映画は、退化した人間(エコー)との邂逅を描き、仲間を助けるための旅に同行することになります

そこで、エコーたちの真の目的がわかることになるのですが、このあたりはネタバレのような扱いになると思います

 

物語は、シーザーという伝説を解釈して宗教に利用している集団と、真実を知る者、そして無知なる者との三様が描かれていくことになります

そこまで難しい話ではないので、伝説のシーザーというエイプが「人間に飼われていて、突然変異によって言葉を覚えた」ぐらいの知識で臨んでもOKなのではないでしょうか

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】猿の惑星:キングダム【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100676/review/03807042/

 

公式HP:

https://www.20thcenturystudios.jp/movies/kingdom-apes


■鬼平犯科帳 血闘

 

■オススメ度

 

原作ファンの人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.5.10(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

情報:2024年、日本、111分、G

ジャンル:若き日の因果に囚われる鬼平を描いた時代劇

 

監督:山下智彦

脚本:大森寿美男

原作:池波翔太郎『鬼平犯科帳(文藝春秋、1967年~1989年)』シリーズ

 

キャスト:

松本幸四郎(長谷川平蔵:火付盗賊改方長官)

市川染五郎(長谷川銕三郎:若き日の平蔵)

 

仙道敦子(久栄:平蔵の妻)

 

中村ゆり(おまさ:引き込み女になりたがる女)

   (若年期:中島瑠菜

 

本宮泰風(佐嶋忠介:平蔵の筆頭与力)

浅利陽介(木村忠吾:平蔵の同心、うさぎ)

 

中井貴一(京極備前守高久:幕府の若年寄)

 

火野正平(相模の彦十:平蔵の密偵)

 

柄本明(鷺原の九平:ひとりばたらきの老盗賊)

 

北村有起哉(網切の甚五郎:盗賊の頭)

   (若年期:銭山伊織

志田未来(おりん:甚五郎の引き込み女)

 

 

■映画の舞台

 

天明7年~寛政7年頃

日本:江戸

 

ロケ地:

京都市:左京区

下鴨神社 糺の森

https://maps.app.goo.gl/8oGKLX5PZjJzs4HB6?g_st=ic

 

京都市:下京区

大本山佛光寺

https://maps.app.goo.gl/p26JTeznzsA2weXC8?g_st=ic

 

京都市:右京区

仁和寺

https://maps.app.goo.gl/znuCBuuqrkSMbn9k8?g_st=ic

 

大覚寺

https://maps.app.goo.gl/Ln3GP9aKomeF2i989?g_st=ic

 

京都府:京丹後市

五十河の里民家苑

https://maps.app.goo.gl/WA8vMRHnvvTRHXdu7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

火付盗賊改片の長谷川平蔵は、京の町の平和を守るために、配下の同心たちと邁進していた

ある日、平蔵の元にかつて交流を持ったおまさがやってきた

彼女は平蔵の密偵になりたいというものの、平蔵は首を縦に振らなかった

 

その頃、町では強盗が頻発し、その亡骸のそばに「鬼平」と血文字が残されていた

平蔵は自分への挑発であると考え、その行方を追っていく

彼は配下の忠吾に羽振りの良い客がいく店を聞き、お忍びでそこに出向くことになった

 

芋酒がうまい店だったが、そこでに物騒な客と態度の悪い女がやってきた

平蔵は男を黙らせ、女と話し込むことになるものの、店を出た途端に浪人どもに取り囲まれてしまった

 

テーマ:因果応報

裏テーマ:人を惹きつける魅力

 

■ひとこと感想

 

これまでにたくさんの映像化がされた作品で、本作は新しい鬼平犯科帳のSeason1という立ち位置になっています

時代劇専門チャンネルにて『本所・桜屋敷』が放映され、その続編にあたる劇場版という立ち位置になっています

今後は、時代劇専門チャンネルにて『でくの十蔵』『血頭の丹兵衛』と放映される予定になっていて、この4作品で一つのまとまりとなっているのですね

 

映画は、鬼平の何を知っていたら楽しめるのかは分かりませんが、平蔵という昔は悪人、今正義の味方ぐらいのことしか知らなくても何となくついていける内容でしたね

今後は時代劇専門チャンネルでの放映なので観るかどうかは分かりませんが、テレビ放映よりは気合が入っているという感じになっていました

 

物語は、若き日の平蔵が回顧録として登場し、その因縁がいろんな形で噴出する様を描いていきます

おまさは青春期のこじれ縁から歪な愛情になっているし、鬼平を翻弄する悪党とも深い繋がりがあることがわかります

それにしても妙なあだ名がついたキャラが満載で、文字だけで表現すると、「誰だ誰だかわからない」感じになっていますね

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】鬼平犯科帳 血闘【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/94567/review/03807094/

 

公式HP:

https://onihei-hankacho.com/movie/


■恋するプリテンダー

 

■オススメ度

 

軽快なラブロマンスが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.5.11(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Anyone But You(あなた以外なら誰でも)

情報:2023年、アメリカ、103分、G

ジャンル:最悪な別れ方をしたワンナイトラブのカップルが家族の結婚式で再会する様子を描いたコメディ映画

 

監督:ウィル・グラック

脚本:ウィル・グラック&イラナ・ウォルパート

 

キャスト:

シドニー・スィーニー/Sydney Sweeney(ビー/ベアトリス:ボストン大学のロースクールの学生)

グレン・パウエル/Glen Powell(ベン:エリート金融マン)

 

ガタ/Gata(ピート:ベンの親友)

アレクサンドラ・シップ/Alexandra Shipp(クローディア:ピートの妹、ハリーの婚約者)

ブライアン・ブラウン/Bryan Brown(ロジャー:ピートとクローディアの父)

ミシェル・ハード/Michelle Hurd(キャロル:ピートとクローディアの母)

Maple(クロノピン:ピートの愛犬)

 

ハドリー・ロビンソン/Hadley Robinson(ハリー:ビーの姉、クローディアの婚約者)

ダレン・バーネット/Dermot Mulroney(レオ:ハリーとビーの父)

レイチェル・グリフィス/Rachel Griffiths(イニー:ハリーとビーの母)

 

チャーリー・フレイザー/Charlee Fraser(マーガレット:ベンの元カノ)

Joe Davidson(ボー:マーガレットの今カレ、サーファー)

 

ダレン・バーネット/Darren Barnet(ジョナサン:ビーの元婚約者)

 

■映画の舞台

 

オーストラリア:シドニー

 

ロケ地:

オーストラリア:ニューサウスウェールズ、シドニー

ジョーンズベイ・ワーフ/Jones Bay Wharf

https://maps.app.goo.gl/8EEJjRHFHEd4zutY6?g_st=ic

 

ダブル・ベイ/Double Bay

https://maps.app.goo.gl/9hQynRHdbHh5oRfX9?g_st=ic

 

サリー・ヒルズ/Surry Hills

https://maps.app.goo.gl/s5TBGtT1nFbs4hNJ9?g_st=ic

 

バランガルー/Barangaroo

https://maps.app.goo.gl/ABTG2gMuNw1t4qu5A?g_st=ic

 

シドニー・オペラハウス/Sydney Opera House

https://maps.app.goo.gl/c8G9nQre8BKZEeqR9?g_st=ic

 

テリー・ヒルズ/Terrey Hills

https://maps.app.goo.gl/SFyPHgFJTJQVxqWR7?g_st=ic

 

パーム・ビーチ/Plam Beach

https://maps.app.goo.gl/dAjEiFzkvFVvcLK26?g_st=ic

 

ボンディ・ビーチ/Bondi Beach

https://maps.app.goo.gl/JH98tpBb6PT1gveQ6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

アメリカのボストン大学のロースクールに通うビーは、ある日、トイレを探して近場のカフェに駆け込んだ

だが、その店は「客以外の利用は禁止」となっていて、レジには長蛇の列があった

ビーは後で買うからと言うものの店員は取り継がず、それを見ていたベンが助け舟を出すことになった

 

ベンは夫婦のふりをさせ、ビーをトイレ位に行かせる

その後、距離を縮めた二人は、夜を共にするものの、翌朝ビーは何も言わずに帰ってしまった

 

ビーは喜び勇んで姉のハリーに電話するものの、連絡先の交換もしなかったことを指摘されて、彼の部屋でと戻った

だが、そこには友人のピートに悪口を言うベンがいて、ビーの恋は一瞬にして冷め切ってしまうのである

 

その後、ビーは姉の結婚式のためにシドニーにいくことになった

そこには、姉の結婚相手のクローディアの兄的な存在として、ベンは来ていたのである

気まずい雰囲気のままシドニー入りすることになったが、その険悪なムードを察したピートたちは、二人を仲直りさせて、復縁させようと試みるのである

 

テーマ:恋煩いは愛憎を超える

裏テーマ:演技できるのは相性の良い証拠

 

■ひとこと感想

 

軽いタッチとノリで楽しめればOKの映画だと思っていましたが、その期待通りの内容だったように思います

ワンナイトラブのつもりが本気になりかけて、それでついた嘘がきっかけで拗れてしまう

本来なら再会するはずのない二人でしたが、まさかの関係性があると言う内容になっていました

 

恋人に未練を残すベンと、恋愛対象としては見られない相手と過ごすビー

この二人の隙間にすっぽりと落ち込んだ奇跡的な出会いになっていました

ベンが友人に話している内容を聞いて「愛から憎しみに変わる」のですが、街角などにいろんな格言がある演出は面白かったですね

主人公カップルに共感性はあまりないけれど、見ている分には面白いと言う感じになっています

 

ビーの姉ハリーは同性婚をするのですが、この関係を問題視する人物がいないと言うのはイマドキのように思います

恋愛はタイミングだとは言いますが、そのタイミングを逃した二人にも熱い夏が訪れそうなのは良かったですね

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】恋するプリテンダー【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100973/review/03809543/

 

公式HP:

https://www.koipuri-movie.jp/


■トラペジウム

 

■オススメ度

 

アイドルの裏側を知りたい人(★★★)

可愛い女の子を見たい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.5.11(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

情報:2024年、日本、94分、G

ジャンル:どうしてもアイドルになりたい女子高生が計画を練る様子を描いた青春映画

 

監督:篠原正寛

脚本:柿原優子

原作:高山一実『トラペジウム(KADOKAWA)』

Amazon Link(原作:Kindle版)→ https://amzn.to/4dECYcb

 

キャスト:

結川あさき(東ゆう:東の星、城州高校1年生、絶対にアイドルになりたい女の子)

羊宮妃那(大河くるみ:西の星、西テクノ工業高等専門学校生2年生、ロボット研究会所属)

上田麗奈(華鳥蘭子:南の星、聖南テネリタス女学院2年生、テニス部所属)

相川遥花(亀井美嘉:北の星、城州高校1年生、ボランティア活動に励む女の子)

 

木全翔也(工藤真司:西テクノ工業高専に通う2年生、星と写真が好き)

 

久保ユリカ(古賀萌香:TV番組制作会社「エルミックス」のAD)

 

木野日菜(水野サチ:ボランティア活動を通じて出会う車椅子の女の子)

 

内村光良(伊丹秀一:翁琉城のガイドボランティアのお爺さん)

高山一実(老人A)

西野七瀬(老人B)

 

■映画の舞台

 

千葉県のどこか

 

■簡単なあらすじ

 

幼い頃にアイドルに衝撃を受けたゆうは、なんとかしてアイドルになろうとして計画を立てていた

それは「東西南北」から可愛い子を集めて、ユニットを組むことだった

一人ではアイドルになれなくても、集まればなんとかなる

それがゆうの考え方だった

 

ゆうは手始めに、女子校に出向き、そこでお蝶夫人のような感じの格好をした蘭子を見つける

なぜかスパイと思われてテニスの試合をすることになったが、それを機に仲良くなることができた

 

その後、ゆうは計画通りに高専に出向いたゆうは、そこで写真部の工藤に目的地まで案内してもらった

そこにはアイドル的な人気を誇るくるみがいたが、くるみはファンの扱いは面倒だと思って、彼女を避けてしまう

工藤の計らいで誤解が解けたゆうは、くるみと会うことになり、4人目のメンバーを探すことになったのである

 

テーマ:アイドルになる方法

裏テーマ:アイドル適性とは何か

 

■ひとこと感想

 

アイドルが原作を書いたアイドルものということで興味を持って参戦

キラキラ青春ムービーかと思っていましたが、まさかのダークな物語に驚いてしまいました

アイドルの裏側が細かく描かれていて、大人の事情もたくさん垣間見えましたね

 

映画は、アイドルになりたい主人公がなりふり構わずに周囲を巻き込んでいくのですが、その手法が「アイドルになったから見えてくる手法」のように思えます

それでも、性根は隠せないのか、その腹黒さというものがバレていて、SNSではフォロワーが少なかったりしていました

 

目的のために手段を選ばず、うまく行かなければ八つ当たりをするという最悪の主人公なので、もっとヤバい展開になるのじゃないかとドキドキしてしまいました

アイドルはピンからキリまでありますが、どんなアイドルになりたいのかまでは分かりませんでしたね

目指す先が見えないので、自称なのか他称なのかが分かりにくい部分があったように思えました

 

↓詳しいレビューはこちらから

鋭意、執筆中にて、今しばらくお待ちくださいませ

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100876/review/03809541/

 

公式HP:

https://trapezium-movie.com/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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